JP5058888B2 - エレベータかご内の送風装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータのかご内に涼風を送り込むエレベータかご内の送風装置および方法の改良に関するものである。
特許文献1には、エレベータ乗りかごの天井に設けた風を送るファンを、ゆらぎ特性を有するように、速度を自動調整する自動調整装置を設けたものがある。
また、特許文献2には、エレベータ乗りかごの側板に送風機と、この送風機を手動で起動させるスイッチを設けたものがある。
さらに、特許文献3には、エレベータ乗りかご内に、建物の用途に関連した画像を表示する表示装置と、表示に関連した音響装置を設けたものがある。
特開2002−154771号公報 特開平9−315737号公報 特開平3−182489号公報
しかしながら、特許文献1では、乗りかご天井からの1/fゆらぎ特性の送風のみで、乗り込んできた乗客の置かれた状況に無関係で、今一歩、乗客に対するサービス性に欠けるうらみがあった。
また、特許文献2では、乗客に、乗りかごの側板に設けたスイッチを操作させるものであるため、不慣れな利用者には不便で、清涼感にあふれたサービスができない場合があった。
さらに、特許文献3では、建物の用途に関連した宣伝のイメージを与えてしまい、やはり、清涼感にあふれたサービスとは言いがたいものであった。
本発明の目的は、エレベータ乗りかご内に乗り込んできた乗客の置かれた状況に応じて変化のある清涼感を与えるサービスを実現することである。
本発明の望ましい実施態様においては、エレベータかごにクーラーを搭載し、かご内へ涼風を送り込むファンを備えたエレベータかご内送風装置において、呼びに応じてエレベータかごのドアを開いた時点から、走行後ドアを閉じるまでの運転期間を、複数の期間に分割し、各期間毎に異なる強さでかご内へ涼風を送り込む風量切替手段を備えたことを特徴とする。
本発明の具体的な実施形態においては、前記複数の期間は、エレベータの戸開停止期間、加速走行期間、および減速期間を、それぞれ異なる期間として含み、それぞれの期間に異なる強さでかご内へ涼風を送り込む。望ましくは、エレベータの戸開停止期間に強風、加速走行期間に弱風、および減速期間に微風というように、これら3期間では、次第に弱まる涼風とする。
本発明の望ましい実施態様においては、かごの側板の送風孔に拡散器を備え、温度および/または湿度の所定の上昇を含む予定の暑さを感知したとき、拡散器のプロペラの回転と拡散板の回転を異ならせることによって、拡散された横風の涼風を送り込む。
本発明の望ましい実施態様によれば、エレベータ乗りかご内に乗り込んできた乗客の置かれた状況に応じて変化のある清涼感を与えるサービスを実現することができる。
本発明のその他の目的と特徴は、以下に述べる実施態様の中で明らかにする。
以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例によるエレベータかご内の送風装置の全体構造を示すイメージ図である。本実施例のエレベータは、乗りかご1の側板部に、図示しない送風孔と、この送風孔に設置した冷風を自動拡散する拡散器2を備えている。また、この送風孔に、チューブ3を通して冷風を送るクーラー4と、天井ファン5とを搭載している。さらに、この実施例では、音響付液晶表示器6と、サーモスイッチ7とを備えている。
乗りかご1の天井上には、通常通り、器具ボックス8を搭載し、昇降路内に設置されるテールコード9を介して、制御盤10との間で信号を伝達する。
制御盤10には、マイクロコンピュータ11を備えており、クーラー4内のサーモスイッチ7の温度検知判定に始まり、各種タイマーの検知判定、乗りかごの運転モードの検知判定などに応じて、後述するクーラー4の冷風量自動切替え指令や、音響内蔵の液晶表示器6の音響パターンと表示パターンの自動切換え指令などを発する。
図2は、本発明の一実施例による拡散器2の構造を示す(A)側面断面図と(B)正面図である。軸受21に固定された回転軸22に取り付けたプロペラ23と、これとは回転の異なる回転軸24に取り付けられた拡散板25により、冷風を自動拡散し、うちわで扇いだような癒し系の涼風に変換する。
図3は、本発明の一実施例によるマイクロコンピュータ11による処理フローである。
図4は、本発明の一実施例によるエレベータの速度カーブと拡散涼風サービスの関係を説明するタイムチャートである。
以下、本発明の一実施例による動作を図3の処理フローに基づいて説明する。
まず、図3のステップ301において、サーモスイッチ7が所定の高温を検知したか判定する。所定の高温を検知しなければ、処理を終了する。さて、サーモスイッチ7が所定の高温を検知すれば、ステップ302により、乗りかご1が呼びに応じて戸開しかつ未だ停止中であるかを判定する。戸開停止中であれば、ステップ303において、クーラー4からの強冷風を拡散器2で拡散させて、癒し系ではあるが強い涼風をかご1内の乗客に対し、横風として送り込む。これによって、かご1内に乗り込んできたばかりの乗客は、暑い折でもあり、かご1内の涼しさに救われたような気持ちになる。
やがて、乗りかご1のドアが閉まって走行を開始すると、ステップ302の判定がNOに変わり、ステップ404に進んで、乗りかご1が加速又は高速走行中かを判定する。この判定結果がYESの状態が、減速開始されるまで続き、この間、ステップ305で、クーラー4からの弱冷風を拡散器2で拡散して、かご1内に送り込む。したがって、乗り込んだ途端、涼しさに救われた乗客は、エレベータの起動に伴い、今度は、弱冷風の拡散された横風に癒されることとなる。
次に、乗りかご1が停止階に近づき、減速開始すると、ステップ304の判定がNOに変わり、ステップ306において、乗りかご1が減速中又は停止戸閉中かを判定する。したがって、乗りかご1が目標停止階に停止してドアを開くまで、ステップ307において、クーラー4からの微弱冷風を拡散器2で拡散して、かご1内に送り込む。このため、十分に、涼しさを味わった乗客は、穏やかな、拡散された微弱冷風の下で、エレベータドアが開くのを待つことができる。
最後に、エレベータドアが開き、ステップ306の判定がNO(戸開)に変われば、ステップ308において送風を停止する。
ただし、暑い状況の下で、さらに呼びがあれば、繰り返し起動される図3の処理フローのステップ301,302に続くステップ303において、クーラー4からの強冷風を拡散器2で拡散させて、強い涼風をかご1内に、横風として送り込むこととなる。
以上の実施例では、サーモスイッチ7による高温検知により、拡散された涼風サービスを実行するものとしたが、高温だけでなく、所定の湿度との組み合わせ、あるいは、マイクロコンピュータ11内の夏冬タイマーの検知判定との組み合わせなどにより、蒸し暑さを感知できれば、これに応じて、前記サービスを実行すればよい。
図5は、本発明の他の実施例において追加できるサービス例としての音響つき表示画面を示している。
図5において、液晶表示画面6は、かご1内の乗客から見やすい位置に設置されており、花火61が打ち上げられた様子を表示している。同時に、スピーカ62,63から、花火の打ち上げ、開花に合わせて、音響を鳴らす。
この表示および音響サービスは、前述の加速・高速走行中に実行することが望ましい。
例えば、まず、マイクロコンピュータ11内の夏冬タイマーの検知判定により夏を検知し、さらに、時間帯タイマーの検知判定により所定時間を検知すると、音響内蔵の液晶表示器6の音響パターンと表示パターンが、乗りかご1のサービス開始(起動・加速)で音響と共に花火が打ち上げられ、乗りかご1の走行中には連続で音響と多種の花火が連続表示され、乗りかご1のサービス完了(減速開始または停止)で花火表示を終了する。
尚、本実施例では、マイクロコンピュータ11内の夏冬タイマーと、時間帯タイマーで説明したが、制御盤10へ各々タイマーを設けたものでも良い。
また、音響内蔵の液晶表示器6の音響パターンと表示パターンを花火の打ち上げモードで説明したが、サーフィンなど清涼感のある表示モードに切替えても良い。
さらに、かごの側板部からの横風のみで説明したが、天井からの送風と組み合わせることもできる。
本発明の一実施例によるエレベータかご内の送風装置の全体構造を示すイメージ図である。 本発明の一実施例による拡散器2の構造を示す(A)側面断面図と(B)正面図である。 本発明の一実施例によるマイクロコンピュータ11による処理フローである。 本発明の一実施例によるエレベータの速度カーブと拡散涼風サービスの関係を説明するタイムチャートである。 本発明の他の実施例において追加できるサービス例としての音響つき表示画面である。
符号の説明
1…乗りかご、2…拡散器、3…チューブ、4…クーラー、5…天井ファン、6…音響付液晶表示器、7…サーモスイッチ、8…器具ボックス、9…テールコード、10…制御盤、11…マイクロコンピュータ。

Claims (4)

  1. エレベータかごにクーラーを搭載し、かご内へ涼風を送り込むファンを備えたエレベータかご内送風装置において、
    呼びに応じてエレベータかごのドアを開いた時点から、走行後ドアを閉じるまでの運転期間を、複数の期間に分割し、各期間ごとに異なる強さでかご内へ涼風を送り込む風量切替手段を備え
    前記複数の期間は、エレベータの戸開停止期間、加速走行期間、および減速期間を、それぞれ異なる期間として含み、それぞれの期間に異なる強さでかご内へ涼風を送り込むことを特徴とするエレベータかご内の送風装置。
  2. 請求項において、前記エレベータの戸開停止期間には、前記加速走行期間よりも多い風量で、涼風を送り込むことを特徴とするエレベータかご内の送風装置。
  3. 請求項において、前記エレベータの加速走行期間には、前記減速期間よりも多い風量で、涼風を送り込むことを特徴とするエレベータかご内の送風装置。
  4. エレベータかごにクーラーとファンを搭載し、かご内へ涼風を送り込むエレベータかご内の送風方法において、呼びに応じてエレベータかごのドアを開いた時点から、走行後ドアを閉じるまでの運転期間を、戸開停止,加速走行,および減速期間を異なる複数の期間として分割し、各期間ごとに異なる強さでかご内へ涼風を送り込むことを特徴とするエレベータかご内の送風方法。
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