JPH06227756A - エレベーターの空調制御装置 - Google Patents
エレベーターの空調制御装置Info
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- JPH06227756A JPH06227756A JP5013105A JP1310593A JPH06227756A JP H06227756 A JPH06227756 A JP H06227756A JP 5013105 A JP5013105 A JP 5013105A JP 1310593 A JP1310593 A JP 1310593A JP H06227756 A JPH06227756 A JP H06227756A
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- car room
- hoistway
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベーターのかご室外の環境に影響され
ず、かご室内の環境を常に快感に保てるようにする。 【構成】 昇降路(1)、乗場(2)及びかご室(5)にそれぞ
れ昇降路温度検出器(14)、乗場温度検出器(15)及びかご
室温度検出器(16)を設ける。かご室温度THrが所定範
囲以上になったとき、昇降路温度THsが乗場温度THh
以上であれば、換気ブロア(13)を排気運転させて乗場
(2)の空気をかご室(5)を通して昇降路(1)へ排出するこ
とによりかご室(5)内を冷却する。昇降路温度THsが乗
場温度THhよりも低ければ、換気ブロア(13)を吸気運
転させて空気の流れを逆にしてかご室(5)内を冷却す
る。かご室(5)を暖房する場合も上記に準じる。
ず、かご室内の環境を常に快感に保てるようにする。 【構成】 昇降路(1)、乗場(2)及びかご室(5)にそれぞ
れ昇降路温度検出器(14)、乗場温度検出器(15)及びかご
室温度検出器(16)を設ける。かご室温度THrが所定範
囲以上になったとき、昇降路温度THsが乗場温度THh
以上であれば、換気ブロア(13)を排気運転させて乗場
(2)の空気をかご室(5)を通して昇降路(1)へ排出するこ
とによりかご室(5)内を冷却する。昇降路温度THsが乗
場温度THhよりも低ければ、換気ブロア(13)を吸気運
転させて空気の流れを逆にしてかご室(5)内を冷却す
る。かご室(5)を暖房する場合も上記に準じる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエレベーターのかご内
温度を最適にし、かつ清浄にするように空調機器を制御
する装置に関するものである。
温度を最適にし、かつ清浄にするように空調機器を制御
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベーターのかご室には、天井
部に換気ブロアが設置されており、このブロアによって
かご室内温度を調節するようにしている。一方、かご室
はその外部の環境から遮断させているため、かご室内外
の温度差が大きくなるのは避けられず、乗客が乗降する
際不快感を与えることになっている。すなわち、エレベ
ーターの需要が高まると、乗客の乗降が頻繁となるた
め、かご室内温度も上昇することになる。このような場
合、上記ブロアを運転してかご室内空気と外気を入れ換
えて、室内温度を冷却するようにしている。
部に換気ブロアが設置されており、このブロアによって
かご室内温度を調節するようにしている。一方、かご室
はその外部の環境から遮断させているため、かご室内外
の温度差が大きくなるのは避けられず、乗客が乗降する
際不快感を与えることになっている。すなわち、エレベ
ーターの需要が高まると、乗客の乗降が頻繁となるた
め、かご室内温度も上昇することになる。このような場
合、上記ブロアを運転してかご室内空気と外気を入れ換
えて、室内温度を冷却するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの空調制御装置では、ブロアによってかご室
内空気と外気を交換するようにしているため、盛夏のよ
うにかご室内温度よりも外気温度が高い場合には、ブロ
アを運転してもかご室内を冷却することはできず、かえ
って、かご室内温度を高めることになる。その結果、乗
客に対する充分な空調サービスを達成することは不可能
であるという問題点がある。
レベーターの空調制御装置では、ブロアによってかご室
内空気と外気を交換するようにしているため、盛夏のよ
うにかご室内温度よりも外気温度が高い場合には、ブロ
アを運転してもかご室内を冷却することはできず、かえ
って、かご室内温度を高めることになる。その結果、乗
客に対する充分な空調サービスを達成することは不可能
であるという問題点がある。
【0004】この発明は上記問題点を解消するめになさ
れたもので、かご室外部の環境に影響されず、かご室内
の環境を常に快適に保つことができるようにしたエレベ
ーターの空調制御装置を提供することを目的とする。
れたもので、かご室外部の環境に影響されず、かご室内
の環境を常に快適に保つことができるようにしたエレベ
ーターの空調制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るエレベーターの空調制御装置は、かご室に設置され
た換気ブロアと、昇降路内に設置された昇降路温度検出
器と、乗場に設置された乗場温度検出器と、かご室に設
置されたかご室温度検出器とを有し、かご室温度検出器
の出力が所定範囲外にあるとき動作する温度検出手段
と、この温度検出手段が動作すると昇降路温度検出器の
出力と乗場温度検出器の出力に基づいて換気ブロアの運
転条件を判別する温度判別手段と、この温度判別手段の
判別に従って換気ブロアを排気運転又は吸気運転させる
換気ブロア制御手段とを備えたものである。
係るエレベーターの空調制御装置は、かご室に設置され
た換気ブロアと、昇降路内に設置された昇降路温度検出
器と、乗場に設置された乗場温度検出器と、かご室に設
置されたかご室温度検出器とを有し、かご室温度検出器
の出力が所定範囲外にあるとき動作する温度検出手段
と、この温度検出手段が動作すると昇降路温度検出器の
出力と乗場温度検出器の出力に基づいて換気ブロアの運
転条件を判別する温度判別手段と、この温度判別手段の
判別に従って換気ブロアを排気運転又は吸気運転させる
換気ブロア制御手段とを備えたものである。
【0006】また、第2の発明に係るエレベーターの空
調制御装置は、かご室に設置された換気ブロアと、昇降
路内に設置された昇降路煙検出器と、乗場に設置された
乗場煙検出器と、かご室に設置されたかご室煙検出器と
を有し、かご室煙検出器が動作したとき乗場煙検出器が
動作すると換気ブロアを吸気運転させ、昇降路煙検出器
が動作すると換気ブロアを排気運転させる運転制御手段
とを備えたものである。
調制御装置は、かご室に設置された換気ブロアと、昇降
路内に設置された昇降路煙検出器と、乗場に設置された
乗場煙検出器と、かご室に設置されたかご室煙検出器と
を有し、かご室煙検出器が動作したとき乗場煙検出器が
動作すると換気ブロアを吸気運転させ、昇降路煙検出器
が動作すると換気ブロアを排気運転させる運転制御手段
とを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明の第1の発明においては、かご内温度
が所定範囲外にあるとき、昇降路温度と乗場温度に基づ
いて換気ブロアの運転条件を判別し、これに従って換気
ブロアの運転を制御するようにしたため、換気ブロアは
環境温度に応じて排気運転又は吸気運転される。
が所定範囲外にあるとき、昇降路温度と乗場温度に基づ
いて換気ブロアの運転条件を判別し、これに従って換気
ブロアの運転を制御するようにしたため、換気ブロアは
環境温度に応じて排気運転又は吸気運転される。
【0008】また、第2の発明においては、かご室内に
煙が検出されたとき、乗場に煙が検出されると換気ブロ
アを吸気運転させ、昇降路に煙が検出されると排気運転
させるようにしたため、かご室内への煙の侵入は防止さ
れる。
煙が検出されたとき、乗場に煙が検出されると換気ブロ
アを吸気運転させ、昇降路に煙が検出されると排気運転
させるようにしたため、かご室内への煙の侵入は防止さ
れる。
【0009】
実施例1.図1〜図3はこの発明の第1の発明の一実施
例を示す図で、図1は昇降路及び乗場部分の縦断面図、
図2は回路構成図、図3は動作フローチャートであり、
同一符号は同一部分を示す(他の実施例も同じ)。
例を示す図で、図1は昇降路及び乗場部分の縦断面図、
図2は回路構成図、図3は動作フローチャートであり、
同一符号は同一部分を示す(他の実施例も同じ)。
【0010】図1において、(1)はエレベーター昇降
路、(2)は昇降路(1)に通じる乗場、(3)は乗場(2)のエレ
ベーターへの出入口を開閉する乗場戸、(4)は昇降路(1)
の上方に設けられた機械室、(5)は昇降路(1)に配置され
たエレベーターのかご室、(6)はかご室(5)の出入口を開
閉するかご戸、(7)は機械室(4)に設置された巻上機で、
主索(8)が巻き掛けられ、主索(8)の両端にそれぞれかご
室(5)及びつり合おもり(9)が結合されている。
路、(2)は昇降路(1)に通じる乗場、(3)は乗場(2)のエレ
ベーターへの出入口を開閉する乗場戸、(4)は昇降路(1)
の上方に設けられた機械室、(5)は昇降路(1)に配置され
たエレベーターのかご室、(6)はかご室(5)の出入口を開
閉するかご戸、(7)は機械室(4)に設置された巻上機で、
主索(8)が巻き掛けられ、主索(8)の両端にそれぞれかご
室(5)及びつり合おもり(9)が結合されている。
【0011】(10)は機械室(4)に設置され制御装置(11)
を収納する制御盤、(12)はかご室(5)の天井部に設けら
れた連通口、(13)は同じく天井部に設置された排気及び
吸気兼用の換気ブロア、(14)は昇降路(1)に設置された
昇降路温度検出器で、(14a)は昇降路温度検出信号、(1
5)は乗場(2)に設置された乗場温度検出器で、(15a)は乗
場温度検出信号、(16)はかご室(5)内に設置されたかご
室温度検出器で、(16a)はかご室温度検出信号、(23a)は
制御装置(11)から換気ブロア(13)へ出力される排気運転
信号、(23b)は同じく吸気運転信号である。
を収納する制御盤、(12)はかご室(5)の天井部に設けら
れた連通口、(13)は同じく天井部に設置された排気及び
吸気兼用の換気ブロア、(14)は昇降路(1)に設置された
昇降路温度検出器で、(14a)は昇降路温度検出信号、(1
5)は乗場(2)に設置された乗場温度検出器で、(15a)は乗
場温度検出信号、(16)はかご室(5)内に設置されたかご
室温度検出器で、(16a)はかご室温度検出信号、(23a)は
制御装置(11)から換気ブロア(13)へ出力される排気運転
信号、(23b)は同じく吸気運転信号である。
【0012】図2において、(21)はかご室温度検出器(1
6)に接続されかご室温度検出信号(16a)が所定範囲内に
あるかを検出する温度検出手段、(22)は乗場温度検出器
(15)、昇降路温度検出器(14)及び温度検出手段(21)に接
続され、乗場温度検出信号(15a)及び昇降路温度検出信
号(14a)に基づいて換気ブロア(13)の運転条件を判別す
る温度判別手段、(23)は温度判別手段(22)に接続され換
気ブロア(13)の排気運転信号(23a)及び吸気運転信号(23
b)を出力する換気ブロア制御手段である。
6)に接続されかご室温度検出信号(16a)が所定範囲内に
あるかを検出する温度検出手段、(22)は乗場温度検出器
(15)、昇降路温度検出器(14)及び温度検出手段(21)に接
続され、乗場温度検出信号(15a)及び昇降路温度検出信
号(14a)に基づいて換気ブロア(13)の運転条件を判別す
る温度判別手段、(23)は温度判別手段(22)に接続され換
気ブロア(13)の排気運転信号(23a)及び吸気運転信号(23
b)を出力する換気ブロア制御手段である。
【0013】次に、この実施例の動作を図3を参照して
説明する。今、かご室(5)は乗場(2)に停止し、かご戸
(6)及び乗場戸(3)は開放しているものとする。昇降路温
度検出器(14)、乗場温度検出器(15)及びかご室温度検出
器(16)は、常時検出信号(14a)〜(16a)を出力しており、
ステップST1で温度検出手段(21)はかご室温度THr
を、温度判別手段(22)は乗場温度THh及び昇降路温度
THsのデータを入力している。
説明する。今、かご室(5)は乗場(2)に停止し、かご戸
(6)及び乗場戸(3)は開放しているものとする。昇降路温
度検出器(14)、乗場温度検出器(15)及びかご室温度検出
器(16)は、常時検出信号(14a)〜(16a)を出力しており、
ステップST1で温度検出手段(21)はかご室温度THr
を、温度判別手段(22)は乗場温度THh及び昇降路温度
THsのデータを入力している。
【0014】ステップST2で温度検出手段(21)はかご
室温度THrが、比較的高めに設定してある第1の基準
温度T1以上かを判断する。もし、かご室温度THrが第
1の基準温度T1以上である場合は、ステップST3へ進
んで、温度判別手段(22)は昇降路温度THsが乗場温度
THh以上かを判断する。昇降路温度THsが乗場温度T
Hh以上の場合、乗場(2)の空気とかご室(5)の空気を入
れ換えて、かご室(5)内を冷却する必要があるので、ス
テップST4で換気ブロア制御手段(23)は排気運転信号
(23a)を換気ブロア(13)へ出力する。これで、換気ブロ
ア(13)は排気運転し、乗場(2)の空気はかご室(5)を通っ
て昇降路(1)に排気され、かご室(5)は冷却される。
室温度THrが、比較的高めに設定してある第1の基準
温度T1以上かを判断する。もし、かご室温度THrが第
1の基準温度T1以上である場合は、ステップST3へ進
んで、温度判別手段(22)は昇降路温度THsが乗場温度
THh以上かを判断する。昇降路温度THsが乗場温度T
Hh以上の場合、乗場(2)の空気とかご室(5)の空気を入
れ換えて、かご室(5)内を冷却する必要があるので、ス
テップST4で換気ブロア制御手段(23)は排気運転信号
(23a)を換気ブロア(13)へ出力する。これで、換気ブロ
ア(13)は排気運転し、乗場(2)の空気はかご室(5)を通っ
て昇降路(1)に排気され、かご室(5)は冷却される。
【0015】ステップST3で昇降路温度THsが乗場温
度THhよりも低いと判断した場合は、昇降路(1)の空気
とかご室(5)の空気を入れ換えて、かご室(5)内を冷却す
る必要があるので、ステップST7へ進み、換気ブロア
制御手段(23)は吸気運転信号(23b)を換気ブロア(13)へ
出力する。これで、換気ブロア(13)は吸気運転し、昇降
路(1)の空気はかご室(5)を通って乗場(2)へ排出され、
かご室(5)は冷却される。
度THhよりも低いと判断した場合は、昇降路(1)の空気
とかご室(5)の空気を入れ換えて、かご室(5)内を冷却す
る必要があるので、ステップST7へ進み、換気ブロア
制御手段(23)は吸気運転信号(23b)を換気ブロア(13)へ
出力する。これで、換気ブロア(13)は吸気運転し、昇降
路(1)の空気はかご室(5)を通って乗場(2)へ排出され、
かご室(5)は冷却される。
【0016】次に、ステップST2でかご室温度THrが
第1の基準温度T1よりも低いと判断した場合は、ステ
ップST5で温度検出手段(21)はかご室温度THrが、比
較的低めに設定してある第2の基準温度T2以下かを判
断する。もし、かご室温度THrが第2の基準温度T2以
下である場合は、ステップST6へ進んで、温度判別手
段(22)は乗場温度THhが昇降路温度THs以上であるか
を判断する。乗場温度THhが昇降路温度THs以上の場
合は、乗場(2)の空気とかご室(5)の空気を入れ換えて、
かご室(5)内を暖房する必要があるので、ステップST4
で換気ブロア制御手段(23)は上述と同様、換気ブロア(1
3)を排気運転させる。これで、乗場(2)の空気はかご室
(5)を通って昇降路(1)へ排出され、かご室(5)は暖房さ
れる。
第1の基準温度T1よりも低いと判断した場合は、ステ
ップST5で温度検出手段(21)はかご室温度THrが、比
較的低めに設定してある第2の基準温度T2以下かを判
断する。もし、かご室温度THrが第2の基準温度T2以
下である場合は、ステップST6へ進んで、温度判別手
段(22)は乗場温度THhが昇降路温度THs以上であるか
を判断する。乗場温度THhが昇降路温度THs以上の場
合は、乗場(2)の空気とかご室(5)の空気を入れ換えて、
かご室(5)内を暖房する必要があるので、ステップST4
で換気ブロア制御手段(23)は上述と同様、換気ブロア(1
3)を排気運転させる。これで、乗場(2)の空気はかご室
(5)を通って昇降路(1)へ排出され、かご室(5)は暖房さ
れる。
【0017】ステップST6で乗場温度THhが昇降路温
度THsよりも低いと判断した場合は、昇降路(1)の空気
とかご室(5)の空気を入れ換えてかご室(5)内を暖房する
必要があるので、ステップST7へ進み、換気ブロア制
御手段(23)は上述と同様、換気ブロア(13)を吸気運転さ
せる。これで、昇降路(1)の空気はかご室(5)を通って乗
場(2)へ排出され、かご室(5)は暖房される。
度THsよりも低いと判断した場合は、昇降路(1)の空気
とかご室(5)の空気を入れ換えてかご室(5)内を暖房する
必要があるので、ステップST7へ進み、換気ブロア制
御手段(23)は上述と同様、換気ブロア(13)を吸気運転さ
せる。これで、昇降路(1)の空気はかご室(5)を通って乗
場(2)へ排出され、かご室(5)は暖房される。
【0018】ステップST5でかご室温度THrが第2の
基準温度T2よりも高いと判断して場合、すなわち、か
ご室温度THrが第1及び第2の基準温度T1、T2の範
囲内にある場合は、換気ブロア(13)を運転すると、かえ
ってかご室(5)内の温度環境を悪化させることになるの
で、ステップST8で換気ブロア制御手段(23)は換気ブ
ロア(13)の運転を休止させる。
基準温度T2よりも高いと判断して場合、すなわち、か
ご室温度THrが第1及び第2の基準温度T1、T2の範
囲内にある場合は、換気ブロア(13)を運転すると、かえ
ってかご室(5)内の温度環境を悪化させることになるの
で、ステップST8で換気ブロア制御手段(23)は換気ブ
ロア(13)の運転を休止させる。
【0019】このようにして、かご室(5)内の空気と昇
降路(1)又は乗場(2)の空気が入れ換わり、かご室(5)内
の温度は最適化されることになる。上述の空調装置は、
昇降路(1)及び乗場(2)の空気を有効に活用しようとする
ものであり、連通口(12)に換気ブロア(13)を取り付ける
等の簡単な工事で実現が可能である。したがって、冷暖
房機器等、通常の空調装置をかご室(5)に設置すること
に比べて、コスト的に有利なものとなる。
降路(1)又は乗場(2)の空気が入れ換わり、かご室(5)内
の温度は最適化されることになる。上述の空調装置は、
昇降路(1)及び乗場(2)の空気を有効に活用しようとする
ものであり、連通口(12)に換気ブロア(13)を取り付ける
等の簡単な工事で実現が可能である。したがって、冷暖
房機器等、通常の空調装置をかご室(5)に設置すること
に比べて、コスト的に有利なものとなる。
【0020】実施例2.実施例1では、かご室(5)内の
温度を適温に維持するため、換気ブロア(13)を排気運転
又は吸気運転するものとして示したが、実施例2では、
かご室(5)内の空気を清浄化するため、換気ブロア(13)
を運転制御するものである。
温度を適温に維持するため、換気ブロア(13)を排気運転
又は吸気運転するものとして示したが、実施例2では、
かご室(5)内の空気を清浄化するため、換気ブロア(13)
を運転制御するものである。
【0021】図4〜図6はこの発明の第2の発明の一実
施例を示す図で、図4は昇降路及び乗場部分の縦断面
図、図5は回路構成図、図6は動作フローチャートであ
る。
施例を示す図で、図4は昇降路及び乗場部分の縦断面
図、図5は回路構成図、図6は動作フローチャートであ
る。
【0022】図4において、(30)は排気及び吸気兼用、
かつ高速運転と通常運転の切り換え可能な換気ブロア、
(31)は昇降路(1)に設置された昇降路煙検出器で、(31a)
は昇降路煙検出信号、(32)は乗場(2)に設置された乗場
煙検出器で、(32a)は乗場煙検出信号、(33)はかご室(5)
内に設置されたかご室煙検出器で、(33a)はかご室煙検
出信号、(39a)は制御装置(11)から換気ブロア(30)へ出
力される高速排気運転信号、(39b)は同じく高速吸気運
転信号、(40a)は同じく通常排気運転信号、(40b)は同じ
く通常吸気運転信号である。
かつ高速運転と通常運転の切り換え可能な換気ブロア、
(31)は昇降路(1)に設置された昇降路煙検出器で、(31a)
は昇降路煙検出信号、(32)は乗場(2)に設置された乗場
煙検出器で、(32a)は乗場煙検出信号、(33)はかご室(5)
内に設置されたかご室煙検出器で、(33a)はかご室煙検
出信号、(39a)は制御装置(11)から換気ブロア(30)へ出
力される高速排気運転信号、(39b)は同じく高速吸気運
転信号、(40a)は同じく通常排気運転信号、(40b)は同じ
く通常吸気運転信号である。
【0023】図5において、(37)はかご室煙検出器(3
3)、乗場煙検出器(32)及び昇降路煙検出器(31)に接続さ
れ、煙の発生場所を判別する煙判別手段、(38)は煙判別
手段(37)の出力に応じて換気ブロア(30)の制御信号を出
力する換気ブロア制御手段、(39)は換気ブロア制御手段
(38)の出力に応じて換気ブロア(30)の高速排気運転信号
(39a)及び高速吸気運転信号(39b)を出力する高速排気運
転制御手段、(40)は同じく通常排気運転信号(40a)及び
通常吸気運転信号(40b)を出力する通常運転制御手段で
ある。
3)、乗場煙検出器(32)及び昇降路煙検出器(31)に接続さ
れ、煙の発生場所を判別する煙判別手段、(38)は煙判別
手段(37)の出力に応じて換気ブロア(30)の制御信号を出
力する換気ブロア制御手段、(39)は換気ブロア制御手段
(38)の出力に応じて換気ブロア(30)の高速排気運転信号
(39a)及び高速吸気運転信号(39b)を出力する高速排気運
転制御手段、(40)は同じく通常排気運転信号(40a)及び
通常吸気運転信号(40b)を出力する通常運転制御手段で
ある。
【0024】次に、この実施例の動作を図6を参照して
説明する。今、かご室(5)は乗場(2)に停止し、かご戸
(6)及び乗場戸(3)は開放しているものとする。かご室煙
検出器(33)、乗場煙検出器(32)及び昇降路煙検出器(31)
は、常時検出信号(33a)〜(31a)を出力しており、ステッ
プST11で煙判別手段(37)はかご室煙SMr、乗場煙S
Mh及び昇降路煙SMsのデータを入力している。
説明する。今、かご室(5)は乗場(2)に停止し、かご戸
(6)及び乗場戸(3)は開放しているものとする。かご室煙
検出器(33)、乗場煙検出器(32)及び昇降路煙検出器(31)
は、常時検出信号(33a)〜(31a)を出力しており、ステッ
プST11で煙判別手段(37)はかご室煙SMr、乗場煙S
Mh及び昇降路煙SMsのデータを入力している。
【0025】ステップST12で煙判別手段(37)はかご室
煙SMrを検出したかを判断する。かご室煙SMrを検出
した場合は、ステップST13で乗場煙SMh及び昇降路
煙SMsのいずれかを検出したかを判断する。ステップ
ST14で乗場煙SMhだけ検出したと判断した場合は、
乗場(2)の空気がかご室(5)に侵入することを防ぎ、昇降
路(1)の空気をかご室(5)に取り込む必要があるので、ス
テップST15で換気ブロア制御手段(38)は制御信号を出
力し、高速排気運転制御手段(39)は高速吸気運転信号(3
9b)を換気ブロア(30)へ出力する。これで、換気ブロア
(30)は高速吸気運転し、昇降路(1)の空気はかご室(5)を
通って乗場(2)へ排出され、かご室(5)内の空気は清浄に
なる。
煙SMrを検出したかを判断する。かご室煙SMrを検出
した場合は、ステップST13で乗場煙SMh及び昇降路
煙SMsのいずれかを検出したかを判断する。ステップ
ST14で乗場煙SMhだけ検出したと判断した場合は、
乗場(2)の空気がかご室(5)に侵入することを防ぎ、昇降
路(1)の空気をかご室(5)に取り込む必要があるので、ス
テップST15で換気ブロア制御手段(38)は制御信号を出
力し、高速排気運転制御手段(39)は高速吸気運転信号(3
9b)を換気ブロア(30)へ出力する。これで、換気ブロア
(30)は高速吸気運転し、昇降路(1)の空気はかご室(5)を
通って乗場(2)へ排出され、かご室(5)内の空気は清浄に
なる。
【0026】ステップST16で煙判別手段(37)が昇降路
煙SMsだけ検出したと判断した場合は、昇降路(1)の煙
がかご室(5)に侵入することを防ぎ、乗場(2)の空気をか
ご室(5)に取り込む必要があるので、ステップST17で
換気ブロア制御手段(38)は制御信号を出力し、高速排気
運転制御手段(39)は高速排気運転信号(39a)を換気ブロ
ア(30)へ出力する。これで、換気ブロア(30)は高速排気
運転し、乗場(2)の空気はかご室(5)を通って昇降路(1)
へ排出され、かご室(5)内の空気は清浄になる。
煙SMsだけ検出したと判断した場合は、昇降路(1)の煙
がかご室(5)に侵入することを防ぎ、乗場(2)の空気をか
ご室(5)に取り込む必要があるので、ステップST17で
換気ブロア制御手段(38)は制御信号を出力し、高速排気
運転制御手段(39)は高速排気運転信号(39a)を換気ブロ
ア(30)へ出力する。これで、換気ブロア(30)は高速排気
運転し、乗場(2)の空気はかご室(5)を通って昇降路(1)
へ排出され、かご室(5)内の空気は清浄になる。
【0027】ステップST18で煙判別手段(37)が乗場煙
SMhと昇降路煙SMsの両方を検出したと判断した場合
は、換気ブロア(30)を運転すると、かえってかご室(5)
内の空気を汚染することになるので、換気ブロア制御手
段(38)は制御信号の出力を停止し、ステップST19で換
気ブロア(30)の運転を休止させる。
SMhと昇降路煙SMsの両方を検出したと判断した場合
は、換気ブロア(30)を運転すると、かえってかご室(5)
内の空気を汚染することになるので、換気ブロア制御手
段(38)は制御信号の出力を停止し、ステップST19で換
気ブロア(30)の運転を休止させる。
【0028】ステップST12でかご室煙SMrを検出し
ないと判断した場合、又は、ステップST13で乗場煙S
Mh及び昇降路煙SMsのいずれも検出していないと判断
した場合は、ステップST20、ST21、ST22へ進む。
そして、図3で説明したように、換気ブロア制御手段(3
8)は通常運転制御手段(40)へ制御信号を出力し、通常運
転制御手段(40)は、通常排気運転信号(40a)又は通常吸
気運転信号(40b)を換気ブロア(30)へ出力する。これ
で、換気ブロア(30)は通常排気運転又は通常吸気運転を
行う。
ないと判断した場合、又は、ステップST13で乗場煙S
Mh及び昇降路煙SMsのいずれも検出していないと判断
した場合は、ステップST20、ST21、ST22へ進む。
そして、図3で説明したように、換気ブロア制御手段(3
8)は通常運転制御手段(40)へ制御信号を出力し、通常運
転制御手段(40)は、通常排気運転信号(40a)又は通常吸
気運転信号(40b)を換気ブロア(30)へ出力する。これ
で、換気ブロア(30)は通常排気運転又は通常吸気運転を
行う。
【0029】実施例3.実施例1において、換気ブロア
(13)を実施例2のような高速運転と通常運転の切り換え
可能な換気ブロア(30)とし、その風量を調整できるよう
にすることも、もちろん可能であり、いっそう好ましい
制御をすることができる。
(13)を実施例2のような高速運転と通常運転の切り換え
可能な換気ブロア(30)とし、その風量を調整できるよう
にすることも、もちろん可能であり、いっそう好ましい
制御をすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1の発
明では、かご内温度が所定範囲外にあるとき、昇降路温
度と乗場温度に基づいて換気ブロアの運転条件を判別
し、これに従って換気ブロアの運転を制御するようにし
たので、換気ブロアは環境温度に応じて排気運転又は吸
気運転され、簡単な構成でエレベーターかご室内温度を
常に最適に保つことができる効果がある。
明では、かご内温度が所定範囲外にあるとき、昇降路温
度と乗場温度に基づいて換気ブロアの運転条件を判別
し、これに従って換気ブロアの運転を制御するようにし
たので、換気ブロアは環境温度に応じて排気運転又は吸
気運転され、簡単な構成でエレベーターかご室内温度を
常に最適に保つことができる効果がある。
【0031】また、第2の発明では、かご室内に煙が検
出されたとき、乗場に煙が検出されると換気ブロアを吸
気運転させ、昇降路に煙が検出されると排気運転させる
ようにしたので、かご室内への煙の侵入は防止され、か
ご室内の空気を常に清浄に保つことができる効果があ
る。
出されたとき、乗場に煙が検出されると換気ブロアを吸
気運転させ、昇降路に煙が検出されると排気運転させる
ようにしたので、かご室内への煙の侵入は防止され、か
ご室内の空気を常に清浄に保つことができる効果があ
る。
【図1】この発明の実施例1を示す昇降路及び乗場部分
の縦断面図。
の縦断面図。
【図2】図1の回路構成図。
【図3】図2の動作フローチャート。
【図4】この発明の実施例2を示す昇降路及び乗場部分
の縦断面図。
の縦断面図。
【図5】図4の回路構成図。
【図6】図5の動作フローチャート。
1 昇降路 2 乗場 5 かご室 11 制御装置 13 換気ブロア 14 昇降路温度検出器 15 乗場温度検出器 16 かご室温度検出器 21 温度検出手段 22 温度判別手段 23 換気ブロア制御手段 30 換気ブロア 31 昇降路煙検出器 32 乗場煙検出器 33 かご室煙検出器 37 煙判別手段 38 換気ブロア制御手段 39 運転制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】 乗場に連通する昇降路を昇降するかご室
を設けたエレベーター装置において、上記かご室の天井
部に設置された換気ブロアと、上記昇降路内に設置され
た昇降路温度検出器と、上記乗場に設置された乗場温度
検出器と、上記かご室に設置されたかご室温度検出器と
を有し、このかご室温度検出器の出力が所定範囲外にあ
るとき動作する温度検出手段と、この温度検出手段が動
作すると上記昇降路温度検出器の出力と上記乗場温度検
出器の出力に基づいて上記換気ブロアの運転条件を判別
する温度判別手段と、この温度判別手段の判別に従って
上記換気ブロアを排気運転又は吸気運転させる換気ブロ
ア制御手段とを備えたことを特徴とするエレベーターの
空調制御装置。 - 【請求項2】 乗場に連通する昇降路を昇降するかご室
を設けたエレベーター装置において、上記かご室の天井
部に設置された換気ブロアと、上記昇降路内に設置され
た昇降路煙検出器と、上記乗場に設置された乗場煙検出
器と、上記かご室に設置されたかご室煙検出器とを有
し、このかご室煙検出器が動作したとき上記乗場煙検出
器が動作すると上記換気ブロアを吸気運転させ、上記昇
降路煙検出器が動作すると上記換気ブロアを排気運転さ
せる運転制御手段とを備えたことを特徴とするエレベー
ターの空調制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013105A JPH06227756A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | エレベーターの空調制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013105A JPH06227756A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | エレベーターの空調制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227756A true JPH06227756A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11823875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5013105A Pending JPH06227756A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | エレベーターの空調制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06227756A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012121722A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベーターの換気扇装置 |
JP2013170032A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータのかご換気制御装置 |
WO2020188798A1 (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーターのかごの内部の換気を制御する換気制御装置 |
CN112158703A (zh) * | 2020-10-16 | 2021-01-01 | 华升富士达电梯有限公司 | 一种电梯轿厢换气系统和方法 |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP5013105A patent/JPH06227756A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012121722A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベーターの換気扇装置 |
JP2013170032A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータのかご換気制御装置 |
WO2020188798A1 (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーターのかごの内部の換気を制御する換気制御装置 |
JPWO2020188798A1 (ja) * | 2019-03-20 | 2021-04-08 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーターのかごの内部の換気を制御する換気制御装置 |
CN112158703A (zh) * | 2020-10-16 | 2021-01-01 | 华升富士达电梯有限公司 | 一种电梯轿厢换气系统和方法 |
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