JP5057872B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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この発明は、例えばデジタルテレビジョン放送番組データを受信してディスクメディアに記録する録画機能を有するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に適用して好適な動画像ストリーム信号の変換技術に関する。
近年、動画像符号化技術の向上に伴い、デジタル信号として動画像を処理する情報処理装置が広く普及している。また、最近では、動画像を処理する機能を備えたソフトウェアを使って、パーソナルコンピュータでデジタルテレビジョン放送番組データを視聴・録画することも行われ始めている。
このような状況に応じて、例えばHDD(Hard Disk Drive)やDVD(Digital Versatile Disk)等のディスクメディアに動画像ストリーム信号を効率的に記録するための手法がこれまで種々提案されている(例えば特許文献1等参照)。
特開平10−304375号公報
ところで、デジタルテレビジョン放送番組データとして放送局から出力された動画像ストリーム信号と、録画データとしてディスクメディアに記録される動画像ストリーム信号とで、例えばH.264形式等の同一の動画像符号化方式が採用されていたとしても、各々で独自に定義される詳細規定が異なるために、再エンコードやトランスコード等が必要となる場合が生じることがある。この典型的な例として、入力側で定義される最大GOP長が出力側で定義される最大GOP長よりも大きい値である場合が存在する。
GOP長とは、H.264形式のほか、種々の動画像符号化方式で規定される3種類のフレーム(Iピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャ)のうちのIピクチャ・フレームの間隔であり、Iピクチャ・フレームは、符号化対象画面内の情報のみで符号化されたピクチャ・フレームである。一方、非Iピクチャ、即ちP/Bピクチャ・フレームは、符号化対象画面外の情報(過去または未来の画面の情報)も用いて符号化されたピクチャ・フレームである。
いわゆる頭出し操作をあまり考慮する必要のないデジタルテレビジョン放送番組データとしての動画像ストリーム信号は、この最大GOP長が比較的大きい値に定義されることが多い。一方、いわゆる頭出し操作を十分に考慮する必要のある録画データとしての動画像ストリーム信号は、この最大GOP長が比較的小さい値に定義されることが多い。このような状況は、放送局から出力された動画像ストリーム信号をディスクメディアに記録する場合に限定されず、例えば、あるディスクメディアに記録された動画像ストリーム信号を別のディスクメディアに移動または複製する際にも、双方で同一の動画像符号化方式が採用されているにも関わらず、詳細規定が異なってしまっている場合(入力側の最大GOP長>出力側の最大GOP長の場合)にも発生し得る。
そして、このような場合、これまでは、(双方で同一の動画像符号化方式が採用されているにも関わらず)入力された動画像ストリーム信号すべてを一旦デコードし、そのデコード結果を再度エンコードするという膨大な量の変換処理を行っていた。
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、動画像ストリーム信号の変換処理を軽減することを実現した情報処理装置、変換回路およびプログラムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、この発明の情報処理装置は、符号化対象画面内の情報のみで符号化されたイントラフレーム間の最大長を第1のフレーム数として符号化された動画像ストリーム信号を、前記イントラフレーム間の最大長を前記第1のフレーム数よりも少ない第2のフレーム数として符号化された動画像ストリーム信号に変換する情報処理装置であって、処理対象フレームが前記イントラフレームか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段が前記イントラフレームではないと判定した場合、時間的に前方向で最も近くに存在する前記イントラフレームとの間隔が前記第2のフレーム数を越えているか否かを判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段が前記第2のフレーム数を越えていると判定した場合、当該処理対象フレームを前記イントラフレームに変換する変換手段とを具備しこの変換手段は前記当該処理対象フレームのブロックサイズに応じて前記イントラフレームのブロックサイズを決定することを特徴とする。
また、この発明のプログラムは、符号化対象画面内の情報のみで符号化されたイントラフレーム間の最大長を第1のフレーム数として符号化された動画像ストリーム信号を、前記イントラフレーム間の最大長を前記第1のフレーム数よりも少ない第2のフレーム数として符号化された動画像ストリーム信号に変換するコンピュータを、処理対象フレームが前記イントラフレームか否かを判定する第1の判定手段、前記第1の判定手段が前記イントラフレームではないと判定した場合、時間的に前方向で最も近くに存在する前記イントラフレームとの間隔が前記第2のフレーム数を越えているか否かを判定する第2の判定手段、前記第2の判定手段が前記第2のフレーム数を越えていると判定した場合、当該処理対象フレームを前記イントラフレームに変換する変換手段として機能させ前記当該処理対象フレームのブロックサイズに応じて前記イントラフレームのブロックサイズを決定する。
この発明によれば、動画像ストリーム信号の変換処理を軽減することを実現した情報処理装置、変換回路およびプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
本発明による実施例1を図1乃至図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1における動画像ストリーム信号の変換機構の概略構成を示す図である。この情報処理装置1は、例えばHD(High Definition) DVD−R/RWドライブ搭載のパーソナルコンピュータやHD DVDレコーダとして実現される。
図1に示すように、この情報処理装置1は、放送受信部11、逆多重化部12、ビデオ変換部13、多重化部14およびメディア書込部15を備えている。なお、本情報処理装置1は、H.264形式の動画像符号化方式で符号化された動画像ストリーム信号をデジタルテレビジョン放送番組データとして受信し、同じくH.264形式の動画像符号化方式で符号化された動画像ストリーム信号を録画データとしてディスクメディアに書き込むものであって、(デジタルテレビジョン放送番組データの最大GOP長)>(録画データの最大GOP長)であるために、いわゆる録画時には、動画像ストリーム信号の変換処理を行う必要が生ずるものと想定する。
放送受信部11によって受信された動画像ストリーム信号は、逆多重化部12に導かれて、ビデオデータとオーディオデータとに分離される(逆多重化)。そして、この逆多重化部12によって分離されたビデオデータが、ビデオ変換部13に供給されて、出力側で定義された詳細規定を満足させるための変換処理が施される。図2には、このビデオ変換部13の一構成例が示されている。
なお、このビデオ変換部13によって変換処理が施されたビデオデータは、多重化部14において、逆多重化部12によって分離されたオーティデータと再び多重化され、メディア書込部15に供給されて、HDDやHD DVD等に記録されることになる。
図2に示すように、ビデオ変換部13は、変換判定部131、スイッチ132、ピクチャ変換処理部133およびスイッチ134を備えている。まず、図3を参照して、このビデオ変換部13が実行するビデオデータの変換処理の基本原理を説明する。
図3中、(A)は、放送受信部11によって受信された動画像ストリーム信号(動画像ストリーム信号中のビデオデータ)をフレーム単位で時系列に表した概念図であり、図示のように、少なくとも1秒毎にIピクチャ・フレームが設けられている(最大GOP長1秒)。これに対して、メディア書込部15によってディスクメディアに書き込む動画像ストリーム信号は、少なくとも0.6006秒毎にIピクチャ・フレームを設けられなければならない(最大GOP長0.6006秒)。そこで、ビデオ変換部13は、(B)に示すように、直前のIピクチャ・フレームからの間隔が変換先に求められる最大GOP長を越えた時点に位置する非Iピクチャ(P/Bピクチャ)・フレームのみをIピクチャ・フレームに変換する処理を実行する。さらに、ビデオ変換部13は、非Iピクチャ(P/Bピクチャ)・フレームからIピクチャ・フレームへの変換処理の軽減を図るための仕組みを備えるものであり、以下、この点について詳述する。
変換判定部131は、まず、第1に、スイッチ132およびスイッチ134の駆動制御を実行する。逆多重化部12から供給されるビデオデータは、スイッチ132およびスイッチ134によって、ピクチャ変換処理部133を経て多重化部14に向けて出力されるか、ピクチャ変換処理部133を経ずに多重化部14に向けて出力されるか、のいずれかのルートを辿ることになる。その切り替え手法として、変換判定部131は、Iピクチャ・フレームか否かの判定と、非Iピクチャ・フレームであれば、直前のIピクチャ・フレームからの経過時間が(出力先に求められる)最大GOP長を越えているか否かの判定とを実行する。
もし、Iピクチャ・フレームであるか、または、非Iピクチャ・フレームであるが、直前のIピクチャ・フレームからの経過時間が最大GOP長を越えていない場合、変換判定部131は、そのフレームのピクチャデータを、ピクチャ変換処理部133を経ずに多重化部14に向けて出力すべく、スイッチ132およびスイッチ134を駆動制御する。一方、非Iピクチャ・フレームであって、直前のIピクチャ・フレームからの経過時間が最大GOP長を越えていた場合、変換判定部131は、そのフレームのピクチャデータを、ピクチャ変換処理部133を経て多重化部14に向けて出力すべく、スイッチ132およびスイッチ134を駆動制御する。即ち、ピクチャ変換処理部133は、非Iピクチャ・フレームをIピクチャ・フレームに変換する処理を行うものである。
ここで、非Iピクチャ・フレームをIピクチャ・フレームに変換する、このピクチャ変換処理部133に固有の動作原理を図4を参照して説明する。
図4中、(A)は、変換前の非Iピクチャ・フレームの画面をマクロブロック単位で表した概念図である。マクロブロックは、符号化対象画面を例えば16画素×16画素単位に分割した部分画像であり、(A)で示されるマクロブロックのうち、白抜きで表現したブロックは、イントラ予測モードを用いて符号化されたマクロブロックである。
非Iピクチャ・フレームにおける各マクロブロックは、イントラ予測モードまたはインター予測モードのいずれかを用いて符号化される。イントラ予測モードは、符号化対象画面内の情報のみで符号化するモードであり、インター予測モードは、符号化対象画面外の情報(過去または未来の画面の情報)も用いて符号化するモードである。
なお、イントラ予測モードは、処理対象マクロブロックの部分画像の予測を4画素×4画素のサイズで行うイントラ4×4モード、8画素×8画素のサイズで行うイントラ8×8モード、16画素×16画素のサイズで行うイントラ16×16モードの3種類のモードを有している。また、イントラ予測モードは、イントラ4×4モードおよびイントラ8×8モードの場合、その予測の方向を9種類の中から選択し、イントラ16×16モードの場合、その予測の方向を4種類の中から選択するようになっている。つまり、インター予測からイントラ予測モードの変換では、9×2+4=22通りの中から、符号量や符号化によって生じる歪みの大きさを考慮して、最も適した1通りを決定する処理が必要となる。
通常、22通り全てを試行し、評価値が最も高いものを選択する。これに対して、本実施形態のピクチャ変換処理部133は、変換先のIピクチャ・フレームが全マクロブロックがイントラ予測モードで符号化されるものである点に着目し、変換元の非Iピクチャ・フレームにおいてイントラ予測モードで符号化されたマクロブロックについては、このようなモード判定の処理を省略し、その予測のサイズおよび方向の一方または両方をそのまま選択できるようにした。図4(B)は、変換後のIピクチャ・フレームの画面をマクロブロック単位で表した概念図であり、図示のように、前述の白抜きで表現したブロックに対応する位置の各マクロブロックは、変換前のモードがそのまま選択されている。これにより、モード判定に費やされる処理量を削減することが実現されている。
設定部16は、変換前の非Iピクチャ・フレームにおいてイントラ予測モードで符号化されたマクロブロックについて、その予測のサイズまたは方向をそのまま選択することを行うかどうか、および、予測のサイズのみそのまま選択するか、予測のサイズまたは方向の両方をそのまま選択するか、等をユーザが設定できるようにするためのインタフェースを提供するものである。そのまま選択するのではなく、改めて評価して選択する項目が多い程、符号化後の部分画像の品質は高まるが、反面、コスト的には上昇する。
設定部16によって設定された内容は、ビデオ変換部13に通知され、変換判定部131によって設定情報として保持される。そして、変換判定部131は、第2に、この設定情報に基づき、ユーザの設定内容に沿って動作させるべくピクチャ変換処理部133の駆動制御を実行する。
即ち、ピクチャ変換処理部133は、変換判定部131からの指示に従って、変換前の非Iピクチャ・フレームにおいてイントラ予測モードで符号化されたマクロブロックについて、その予測のサイズまたは方向の一方または両方をそのまま選択しながら、当該非Iピクチャ・フレームのIピクチャ・フレームへの変換を実行する。
次に、図5および図6を参照して、本情報処理装置1が実行する動画像ストリーム信号の変換処理手順を説明する。
まず、処理対象フレームがGOPの先頭ピクチャ(即ちIピクチャ)・フレームか否かを調べる(図5ステップA1)。もし、GOPの先頭ピクチャ・フレームであれば(図5ステップA1のYES)、GOPの先頭時刻として現時刻を記憶しておく(図5ステップA2)。
一方、GOPの先頭ピクチャ・フレームでなければ(図5ステップA1のNO)、続いて、現時刻から記憶しているGOPの先頭時刻を差し引いた値が変換先に求められる最大GOP長を越えていないかを調べる(図5ステップA3)。そして、越えていれば(図5ステップA3のYES)、図6にその詳細を示す、当該処理対象フレーム(P/Bピクチャ・フレーム)をIピクチャ・フレームに変換するピクチャ変換を実施する(図5ステップA4)。
ピクチャ変換は、まず、各マクロブロックについて、インターモードで符号化されているか否かを調べる(図6ステップB1)。もし、インターモードで符号化、即ち、イントラモードで符号化されていなければ(図6ステップB1のYES)、本来は9×2+4=22通りの試行および評価を行った上で、最適な予測サイズおよび予測方向を選択する。しかし、本実施例では図7で後述する推定変換規則により変換に必要な処理量を大幅に削減する(図6ステップB2)。
インターモードで符号化されていた場合は(図6ステップB1のYES)、インター予測の予測・DCTブロックサイズからイントラ予測ブロックサイズを決定する(図6ステップB2)。
そして、この決定に基ずいて符号化を行い(図6ステップB3)、全てのマクロブロックについて終了したか否かを判断して(図6ステップB4)、終了していれば(図6ステップB4のYES)、このフレームについての処理を終了する。また終了していなければ図6ステップB1に戻る。
なお、イントラモードで符号化されていた場合は(図6ステップB1のNO)、変換前のモードを利用する設定となっていて(図6ステップB5)、次に上記同様図6ステップB4の判定へ移る。
P、Bフレームにおいてインター予測マクロブロックとして符号化されたマクロブロックを、イントラ予測マクロブロックとして符号化する場合に,最適となるイントラ予測のブロックサイズは、インター予測マクロブロックとして符号化された場合の予測やDCTのブロックサイズと相関がある。
例えばH.264においてインター予測で16×16のように予測ブロックサイズが大きい場合、イントラ予測でも16×16のように大きな予測ブロックサイズが最適となる可能性が高く、逆にインター予測で4×4のように細かく分割された予測ブロックサイズが選択された場合は、イントラ予測でも4×4のように細かく分割されたブロックサイズが最適となる可能性が高いと考えられる。
またインター予測のDCTブロックサイズに8×8が選択されていた場合、イントラ予測でもDCTが8×8となる8×8のブロックサイズが最適となる可能性が高いと考えられる。
このような相関を利用して変換後のイントラ予測の最適なブロックサイズを決定し、変換後のモード候補を絞り込むことによって、大幅な画質劣化なく変換に要する処理量を削減することが出来る。
図7は、符号化モードの変換規則である。変換前後のピクチャの符号化モードを示す図である。
変換前のP/Bピクチャにおけるインター予測マクロブロックは、イントラ予測マクロブロックとして変換される必要がある。この場合に図に示したように、変換前のインター予測マクロブロックの予測ブロックサイズ(分割の大小)に応じて、変換後のイントラ予測マクロブロックの予測ブロックサイズを1つに決定する。この処理によって、全ての予測ブロックサイズを判定する場合に比べ処理量を大きく削減出来、なおかつ、予測ブロックサイズには相関があり、画質劣化についても抑えることが出来る。
例えば、22通りの中から各4通り、9通り、9通りのイントラ予測マクロブロックの予測ブロックサイズを試している。
本発明による実施例2を図1乃至図6及び図8を参照して説明する。実施例1と共通する部分は説明を省略する。
図8は、符号化モードの変換規則である。実施例1図7に示した変換の応用である。
変換前のインター予測マクロブロックの予測ブロックサイズに加え、DCTブロックサイズも考慮して、変換後のイントラ予測マクロブロックの予測ブロックサイズを1つに決定する。使用する情報は増えるが、その分より精度よく最適な予測ブロックサイズを決定することが出来る。
8×8DCTではブロックサイズが8×8の9通りのイントラ予測モードを試している。
本発明による実施例3を図1乃至図6及び図9を参照して説明する。実施例1、2と共通する部分は説明を省略する。
図9は、符号化モードの変換規則である。実施例1、2に示した変換の応用である。
Bピクチャでは、インター予測の性能が高く、それをイントラ予測に変換した場合に、画質劣化や大幅な符号量の増加が懸念される。よってそれを防止するために、Pピクチャでは1つに絞り込んでいた変換後のイントラ予測マクロブロックの予測ブロックサイズを、Bピクチャでは図9から判るように次に相関の高いものを含めて2つに増やす。候補が多い分変換に要する処理量が多くなってしまうが、その分最適なイントラ予測のモードを選択出来る。
これら実施例を総合した特徴として2点がある。
1.<変換先の最大GOP長(Iピクチャの間隔)が変換元よりも小さいケース>
直前のIピクチャからの間隔が変換先の最大GOP長を超えた場合のみ、当該ピクチャ(P/Bピクチャ)をIピクチャに変換する。
2.<P/BピクチャからIピクチャへの効率的な変換>
変換元のフレームにおけるインター予測マクロブロックの変換で、インター予測マクロブロックの予測やDCTのブロックサイズから、変換後のイントラ予測の最適なブロックサイズを推定することによって、変換に要する処理量を削減する。また変換するピクチャがP、Bのどちらかによって、予測ブロックサイズの(候補の)決定方法を変更する(Bの場合は候補を増やす等)ことによって、処理量を削減しつつも画質への影響を抑えた効率的な変換が出来る。
このように、本情報処理装置1によれば、動画像ストリーム信号の変換処理を軽減することが実現される。効果として、変換が必要なピクチャを選択し、さらに変換前のモード情報等を利用して変換後の符号化モードを決定するため、再エンコードや従来のトランスコーダに比べ少ない処理量で画質劣化を抑えながら変換処理を行うことができる。
なお、前述の実施形態では、放送局から出力された動画像ストリーム信号をディスクメディアに記録する例を説明したが、本発明の手法は、これに限定されず、例えば、あるディスクメディアに記録された動画像ストリーム信号を別のディスクメディアに移動または複製する場合においても当然に適用可能である。
このように、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明の一実施形態に係る情報処理装置における動画像ストリーム信号の変換機構の概略構成を示す図 図1に示すビデオ変換部の一構成例を示す図 図1のビデオ変換部が実行するビデオデータの変換処理の基本原理を説明するために動画像ストリーム信号をフレーム単位で時系列に表した概念図 図3に示すピクチャ変換処理部に固有の動作原理を説明するために処理対象フレームの画面をマクロブロック単位で表した概念図 同実施形態の情報処理装置が実行する動画像ストリーム信号の変換処理手順を示すフローチャート 図5中のピクチャ変換ステップの詳細な手順を示すフローチャート 符号化モードの変換規則の一例を示す図 符号化モードの変換規則の別の例を示す図 符号化モードの変換規則の更に別の例を示す図
符号の説明
1…情報処理装置、11…放送受信部、12…逆多重化部、13…ビデオ変換部、14…多重化部、15…メディア書込部、16…設定部、131…変換判定部、132…スイッチ、133…ピクチャ変換処理部、134…スイッチ。

Claims (5)

  1. 符号化対象画面内の情報のみで符号化されたイントラフレーム間の最大長を第1のフレーム数として符号化された動画像ストリーム信号を、前記イントラフレーム間の最大長を前記第1のフレーム数よりも少ない第2のフレーム数として符号化された動画像ストリーム信号に変換する情報処理装置であって、
    処理対象フレームが前記イントラフレームか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段が前記イントラフレームではないと判定した場合、時間的に前方向で最も近くに存在する前記イントラフレームとの間隔が前記第2のフレーム数を越えているか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段が前記第2のフレーム数を越えていると判定した場合、当該処理対象フレームを前記イントラフレームに変換する変換手段と
    を具備し、この変換手段は前記当該処理対象フレームのブロックサイズに応じて前記イントラフレームのブロックサイズを決定することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記変換手段は、処理対象フレームの画面を分割した各マクロブロックにおいて、符号化済のフレームを参照して符号化する画面間(インター)予測モードが用いられたマクロブロックか否かを判定し、インター予測モードを用いて符号化されたマクロブロックであった場合、前記イントラフレームへの変換時に伴う当該マクロブロックの当該画面内の情報のみで符号化する画面内(イントラ)予測モードへの再符号化時に、変換前に用いられていたインター予測モードの予測ブロックサイズを用いて、変換後のイントラ予測モードの予測ブロックサイズを決定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記変換手段は、変換前に用いられていたインター予測モードのDCT(Discrete Cosine Transform)ブロックサイズを用いて、変換後のイントラ予測モードの予測ブロックサイズを決定することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記変換手段は、変換前の非イントラフレームの種類に応じて、インター予測からイントラ予測への変換方法を切り換えることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 符号化対象画面内の情報のみで符号化されたイントラフレーム間の最大長を第1のフレーム数として符号化された動画像ストリーム信号を、前記イントラフレーム間の最大長を前記第1のフレーム数よりも少ない第2のフレーム数として符号化された動画像ストリーム信号に変換するコンピュータを、
    処理対象フレームが前記イントラフレームか否かを判定する第1の判定手段、
    前記第1の判定手段が前記イントラフレームではないと判定した場合、時間的に前方向で最も近くに存在する前記イントラフレームとの間隔が前記第2のフレーム数を越えているか否かを判定する第2の判定手段、
    前記第2の判定手段が前記第2のフレーム数を越えていると判定した場合、当該処理対象フレームを前記イントラフレームに変換する変換手段
    として機能させ、前記当該処理対象フレームのブロックサイズに応じて前記イントラフレームのブロックサイズを決定するためのプログラム。
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