JP5155159B2 - 動画像復号装置 - Google Patents
動画像復号装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5155159B2 JP5155159B2 JP2008516719A JP2008516719A JP5155159B2 JP 5155159 B2 JP5155159 B2 JP 5155159B2 JP 2008516719 A JP2008516719 A JP 2008516719A JP 2008516719 A JP2008516719 A JP 2008516719A JP 5155159 B2 JP5155159 B2 JP 5155159B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- image
- decoding
- decoded
- picture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/44—Decoders specially adapted therefor, e.g. video decoders which are asymmetric with respect to the encoder
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
- H04N19/503—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving temporal prediction
- H04N19/51—Motion estimation or motion compensation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/60—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
- H04N19/61—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Description
高能率圧縮符号化の技術として、画面間の相関を利用する画面間予測符号化技術があり、符号化圧縮方式の国際標準規格に組み込まれている。
通常、記録媒体に記録されている動画像データは、そのビットストリームの先頭から再生するだけではなく、途中から再生する場合が多々ある。また、テレビ放送を考えると、放送の開始から視聴しない限り、ビットストリームの途中からの再生となる。
従って、例えば、テレビ放送のビットストリームを途中から受信して再生しようとすると、参照すべき他の画像(以下、「参照画像」と言う。)のデータであるビットストリームを受信していない場合は画像の再生が出来ないこととなってしまう。
また、動画像データの途中からの再生を目的とした技術ではないが、復号対象の画像データがエラー等により読み取れず復号が出来ない場合に、画像を生成し表示する技術が提案されている(特許文献2参照)。
これらの技術を利用することにより、復号が出来ない場合に、本来の画像を表示することは出来ないものの、動画像データの途中からの再生を行うことは可能となる。
従って、元通りの画像は得られないものの、対象ブロックの元の画像と隣接するブロックの元の画像とが近似していれば、復号画像と元の画像との差異を低減できる可能性が高まることになり、隣接するブロックの画像同士は、近似している可能性が高いことから、再現性が高くなることが期待できることになる。
これにより、画面間予測符号化されたブロックを復号する際に、特定のピクチャが復号されていない場合は、同一ピクチャ内のブロックの画像を用いた復号化を行うので、次のシーケンスを待つことなく復号を開始することが可能となる。
また、前記制御手段は、対象ブロックが画面間予測符号化されたブロックである場合であって、当該対象ブロックが符号化される際に用いられた参照画像が、前記記憶手段に記憶されていないと前記判断手段が判断した場合には、当該対象ブロックに隣接するブロックから画面内予測符号化されたブロックを選択し、当該選択したブロックの復号化された画像を用いて復号化するよう制御することとしてもよい。
尚、ここで、ブロックに隣接するとは、1画面を符号化する場合の符号化単位である複数画素、例えば、16画素×16画素の矩形画像を符号化したものがブロックであり、隣接するとは、かかる矩形が接する位置関係にあるブロックをいう。
<概要>
本発明にかかる動画像復号装置は、ビットストリームの途中から再生を開始した場合に、画面間予測符号化されたブロックの参照画像がフレームメモリに存在しない場合には、画面内予測復号化により復号処理を行って、表示画像を生成するものである。
しかし、参照画像が存在しないことから、本動画像復号装置では、画面内予測により生成した予測画面と残差データとを使用して再構成画像を生成する。
画面内予測画面を用いるのは、対象ブロックの元の画像と隣接するブロックの元の画像との相関の強さが見込まれるためであり、更に、対象ブロックの残差データを用いることにより、より確からしい復号画像を生成できる可能性が高くなるからである。
以下、本発明の実施形態における動画像復号装置について、図面を用いて説明する。尚、本実施形態では、H.264/MPEG−4AVC規格で作成された動画像データを復号する場合について説明する。
図1は、動画像復号装置10の構成を示すブロック図である。
動画像復号装置10は、可変長復号部1000、逆量子化逆直交変換部2000、加算部3000、ループ内フィルタ4000、フレームメモリ5000、デコード制御部6000、IDRフラグ7000、画面内予測ブロック生成部8000及び画面間予測ブロック生成部9000で構成される。
まず、可変長復号部1000は、MPEG−4/AVC形式により符号化された動画像の符号列(以下、「動画ストリーム」という。)が外部より入力されると、可変長復号を行い、スライスタイプ、マクロブロックタイプ、動き情報、量子化係数等を分離する。分離したスライスタイプ、マクロブロックタイプ、動き情報等は、デコード制御部6000に出力し、量子化係数は逆量子化逆直交変換部2000に出力する。
加算部3000は、マクロブロックタイプが示す符号化の種類によって、ブロック毎の画素データをそのまま、あるいは画面内予測ブロック生成部8000又は画面間予測ブロック生成部9000からの予測信号を加えて出力する。
フレームメモリ5000は、ループ内フィルタ4000からの出力である画像を蓄積し、表示部(図示していない。)に送信する。また、参照画像として用いるための画面単位で画素データを蓄積する。
デコード制御部6000は、参照画像選択部6100と予測ブロック選択部6200とを備え、可変長復号部1000から得られるスライスタイプ、マクロブロックタイプ、動き情報等をもとに、対象ブロックの予測信号(以下、「予測ブロック」という。)を画面内予測ブロック生成部8000又は画面間予測ブロック生成部9000に生成させる機能を有する。
予測ブロック選択部6200は、IDRフラグ7000を参照し、予測ブロックを画面内予測ブロック生成部8000又は画面間予測ブロック生成部9000のどちらで作成するかを判断する機能を有する。
このフラグが「ON」のときは、IDRピクチャが復号されており、「OFF」のときは、復号されていないことを示すものとする。
予測ブロック選択部6200は、IDRフラグ7000が「ON」のときは、予測ブロックを画面間予測ブロック生成部9000で作成できると判断する。すなわち、IDRピクチャが復号されているということは、参照画像は復号されていることを意味するからである。
<IDRピクチャについて>
図2は、動画ストリームとIDRピクチャの関係を示す図である。
また、矢印は参照関係を表しているものとし、例えば、ピクチャ113は、ピクチャ111と後続のPピクチャとを参照する。
この区切りとなる画像データが、IDRピクチャ(111、121、131)である。このIDRピクチャは、Iピクチャの一種であるが、後続のピクチャに自分よりも前のピクチャを参照することを禁止するというものである。すなわち、IDRピクチャをまたぐような参照(点線矢印129)は許されない。
このように動画ストリームの途中からでも、例えば、IDRピクチャ121からは再生可能ではあるが、シーケンスの途中から、例えば、IDRピクチャを受信していないピクチャ113からは再生できない。本動画像復号装置は、ピクチャ113からでも、より再現性の高い画面を表示できるものである。
図3は、動画ストリームのデータ構造を示す図である。
動画ストリームは、画像の空間周波数成分に基づいて圧縮されており、画面上の数画素を一つの圧縮単位としている。その圧縮単位をマクロブロックといい、画面は複数のマクロブロックで構成される。
図3は、動画ストリームの構成を示す図である。
動画ストリームは、複数のシーケンスで構成され(1段目の図参照)、Iピクチャ、Bピクチャ、Pピクチャという3つのタイプのピクチャデータ(図中のI、P、B)を1以上含み、先頭には必ずIピクチャの一種であるIDRピクチャが存在する(2段目の図参照)。
ただし、MPEG−4/AVCでは、ピクチャタイプそのものが入っているのではなく、ピクチャに含まれるスライスタイプが入っており、それらのスライスタイプからピクチャタイプを求めることになる。
実際には、各スライスはNALユニットと呼ばれる形式によって格納されており、また、動画ストリームは、複数のNALユニットから構成されており、各NALユニットの始めには、そのNALユニットのタイプを示すNALユニットタイプが埋め込まれている。このNALユニットタイプにより、そのスライスがIDRピクチャに属するものであるか否かを識別することができる(Joint Video Team (JVT) of ISO/IEC MPEG & ITU-T VCEG; “Draft ITU-T Recommendation and Final Draft International Standard of Joint Video Specification (ITU-T Rec. H.264|ISO/IEC 14496-10 AVC)”:7.4節参照)。
マクロブロックタイプは、このマクロブロックが画面間予測が必要なものか否か、また、1方向参照なのか2方向参照なのか等の情報を表すものであり、このタイプによって動き情報の形式も異なることになる。具体的には、Iスライスは、非参照タイプと画面内予測タイプのブロックで構成され、Pスライスは、加えて1方向の画面間予測タイプで構成され、Bスライスは、更に加えて、2方向の画面間予測タイプで構成される。
本図では、2方向参照の動き情報の例を示している。「ref.idx0」と「ref.idx1」とは、参照ピクチャを示す番号であり、「mv0」と「mv1」とは、参照ピクチャそれぞれにおける動きベクトルを表す。
<画面内予測符号化について>
図4は、画面内予測符号化で対象ブロックが参照するブロックを示す図である。
対象ブロック900は、左、左上、上、右上の4つのブロックを参照して予測ブロックを生成する。具体的には、これら4つのうちの1〜3個のブロックの境界の画素値を参照して予測ブロックを生成する。
次に、図5は、4画素×4画素の画面内符号化の仕組みを示す図である。
四角が画素を表し、斜線が引かれた四角は、隣接する参照ブロックのうちの参照する画素を表す。また、矢印は、画素値を矢印方向に並ぶ画素の予測値とすることを示している。
本動画像復号装置10では、対象ブロックを復号化する際に、参照するブロックに応じて最適な予測モードを設定することになる。
<動作>
以下、本発明に係る動画像復号装置10の動作について図6と図7とを用いて説明する。
対象ピクチャ200内の対象ブロック210を復号する場合を説明する。
この対象ブロック210は、Pタイプ、すなわち、画面間予測符号化されたブロックであり、参照ピクチャ300の参照ブロック310を参照するものとする(白抜き矢印上部の図参照)。
そこで、本実施形態では、この対象ブロックを画面内符号化されたブロックであるとみなして、復号する(白抜き矢印下部の図参照)。
この際、画面内符号化において参照され得るブロック4つ(図4参照)のうち、より尤もらしいブロック、すなわち、より再現性があると考えられるブロックを選び、そのブロックを参照ブロックとして用いて対象ブロックを復号する。
次に、図7を用いて復号処理について説明する。図7は、対象ブロックを復号する処理を表すフローチャートである。
まず、動画ストリームを読み込む前には、IDRフラグ7000は「OFF」になっているものとする(ステップS100)。
まず、動画ストリームを可変長復号部1000が読み込み、可変長復号を行ない、ピクチャヘッダ情報等をデコード制御部6000に出力する。
IDRピクチャであった場合には(ステップS120:YES)、IDRフラグ7000を「ON」にする。IDRピクチャでなかった場合は(ステップS120:NO)、何も行わない。
画面間予測符号化されたブロックである場合には(ステップS140:YES)、画面間予測ブロック生成部9000に予測ブロックを生成させてよいかを、予測ブロック選択部6200に判断を依頼する。
デコード制御部6000は、画面間予測ブロック生成部9000に予測ブロックを生成させる(ステップS180)。
デコード制御部6000は、参照画像選択部6100に、最適な参照画像を選択するよう依頼する。
デコード制御部6000は、受け取った参照ブロックから予測モードを決め、画面内予測ブロック生成部8000に予測ブロックを生成させる(ステップS170)。
その後、デコード制御部6000は、動画ストリームが終了するまで(ステップS190)復号処理(ステップS110〜ステップS180)を繰り返す。
<変形例1>
実施形態1では、対象ブロックが画面間予測符号化されたブロックである場合、IDRフラグが「OFF」、すなわち、IDRピクチャが復号されていなければ、一律に、画面間予測復号化ではなく画面内予測復号化を行うこととしていたが、本変形例は、参照ブロックが復号されている場合は、画面間予測復号化を行うものである。
基本的に、図7に示した復号処理と同様であるが、ステップ200が追加されている点が異なる。
予測ブロック選択部は、IDRフラグが「OFF」であった場合(ステップS150:NO)、更に、対象ブロックの本来の参照画像がフレームメモリに記憶されているかを判断し、記憶されている場合は(ステップS200:YES)、画面間予測ブロック生成部9000に予測ブロックを生成させると判断し、その旨をデコード制御部6000に返し、デコード制御部6000は、画面間予測ブロック生成部9000に予測ブロックを生成させる(ステップS180)。
デコード制御部6000は、参照画像選択部6100に、最適な参照画像を選択させ(ステップS160)、画面内予測ブロック生成部8000に予測ブロックを生成させる(ステップS170)。
<変形例2>
実施形態1では、画面間予測符号化された対象ブロックを画面内予測復号化する場合に、隣接するブロックから、ブロックタイプによって参照ブロックを選択していたが、本変形例は、再現性の度合いによって参照ブロックを選択するものである。
図9は、本変形例の復号処理の概略を示した図である。
復号の処理については、図7に示すフローチャートと同様であり、参照画像を選択する処理(図7:ステップS160)、すなわち、参照画像選択部6100が行う処理のみが異なる。以下、参照画像選択部6100が行う処理を中心に説明する。
この対象ブロック410は、Pタイプであり、参照ピクチャ600の参照ブロック610を参照するものとする(白抜き矢印上部の図参照)。参照ブロック矩形内の「B」、「P」等はブロックタイプを、「22」、「23」等はブロック番号を表すものとする。
参照ピクチャ600は存在していないので、対象ブロック410を画面内符号化されたブロックであるとみなして、復号する(白抜き矢印下部の図参照)。
本変形例では、参照画像選択部6100は、デコード制御部6000が内部メモリに記憶しているブロック正確度テーブル6110を参照して、参照ブロックを選択する。
ブロック正確度テーブル6110は、ブロックの識別子であるブロック番号6111と、ブロックの再現性の度合いである正確度6112とで構成される。
<実施形態2>
<概要>
実施形態1では、本発明にかかる動画像復号装置について説明したが、本実施形態では、本動画復号装置を利用した1例であるデジタル・テレビジョンについて説明する。
図10は本発明にかかるデジタル・テレビジョンの一部を示すブロック図である。
デジタル・テレビジョン30は、アンテナ37、チューナ31、パケット分離部32、動画像復号部10、表示制御部33、表示部34、音声処理部35及びスピーカ36で構成される。
パケット分離部32は、パケットのヘッダを解析し、画像復号系と音声復号系とにパケット振り分ける。画像復号系のパケットは、動画像復号部10に送り、音声復号系は、音声処理部35に送る。
表示制御部33は、復号画像を表示するためにフォーマット変換、フィルタ処理等を施し、また、表示部34を制御する。表示部34は、液晶画面等に、入力された画像を表示する。
<動作>
アンテナ37より受信された放送波は、チューナ31により選局、復調が行われ、画像、音声などを格納したパケットがパケット分離部32に出力され、パケット分離部32は、パケット・ヘッダの解析結果から動画像復号系、音声復号系など適切な出力先へパケット・データの振り分けを行う。
復号画像は、表示制御部33により画像フォーマット変換、フィルタ処理などを施され、表示部34にて表示される。
また、音声データは、音声処理部35に出力され、音声復号処理を施され音声信号に変換され、スピーカ36より音声出力され、テレビジョン視聴に供する。
<補足>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記形態に限らず、以下のようにしてもよい。
(1)実施形態では、画面内予測符号化を行う場合に、参照画像を選択することとしているが、参照画像を固定としてもよい。
(2)実施形態2では、テレビジョン信号を含むパケットの受信部としてチューナ31を設けたが、これをネットワーク接続部とし、ネットワークよりパケットを受信してもよい。
(3)実施形態では、H.264/MPEG−4AVC規格で作成された動画像データをシーケンスの途中から復号する場合について説明しているが、他の規格で生成された動画像データを復号してもよい。
(4)動画像復号装置は、図1の各構成要素の全部又は一部を、1チップ又は複数チップの集積回路で実現してもよい。
(5)動画像復号装置は、図1の各構成要素の全部又は一部を、コンピュータのプログラムで実現してもよいし、その他どのような形態で実施してもよい。
<従来の復号装置と課題について>
本発明のような画面間予測の参照関係における障害を対策するものではないが、動画ストリーム中のエラーを検知し、エラーにより復号不能となった復号ブロックのコンシールメントのため、画面内予測と画面間予測の双方による二つの予測ブロックを生成し、適切な一方を選択して復号ブロックとするものがある(特許文献2参照)。
図11は、上述の特許文献2における従来の動画像復号装置50の構成を示すブロック図である。
図11において、可変長復号部51は、入力された動画ストリームを可変長復号し量子化変換係数を得る。
動き補償部53は、参照フレーム、動きベクトルを可変長復号部51から得て、対応する参照ブロックの画素値をフレームメモリ55より読み出し、所定の処理を加えて予測ブロックを出力する。
フレームメモリ55は、現フレームの復号画像と、既に復号され参照先となる既復号フレームの画素値を格納する。
コンシールメント部56は、可変長復号部51にてエラーが検出された場合に、エラーにより復号不能となった復号ブロックのコンシールメントのための置き換えブロックを生成する。
第1の信号選択部57は、コンシールメント部56から出力された画面内予測ブロックと画面間予測ブロックの選択を行い、置き換えブロックとして出力する。
第2の信号選択部58は、信号選択部57からの置き換えブロックと再構成部54からの復号画像の選択を行う。
以上、特許文献2における従来の動画像復号装置は、基本的には動画ストリーム中のエラーを検出し、コンシールメント部56と第1の信号選択部57により作成される置き換えブロックを復号画像として出力する構成である。
1000 可変長復号部
2000 逆量子化逆直交変換部
3000 加算部
4000 ループ内フィルタ部
5000 フレームメモリ
6000 デコード制御部
6100 参照画像選択部
6200 予測ブロック選択部
7000 IDRフラグ
8000 画面内予測ブロック生成部
9000 画面間予測ブロック生成部
Claims (5)
- 予測符号化方式に従って符号化されている動画像データを復号化する動画像復号装置であって、
前記動画像データに含まれるブロックが復号化された結果である画像を記憶する記憶手段と、
復号化するブロックである対象ブロックが符号化される際に用いられた参照画像が、前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
対象ブロックが画面間予測符号化されているブロックである場合であって、当該対象ブロックが符号化される際に用いられた参照画像が、前記記憶手段に記憶されていると前記判断手段が判断した場合は、当該参照画像を用いて復号化し、参照画像が記憶されていないと判断した場合には、当該対象ブロックが含まれるピクチャと同一ピクチャ内のブロックが復号化された結果である画像を用いて復号化するよう制御する制御手段と
を備えることを特徴とする動画像復号装置。 - 前記動画像復号装置は、更に、IDRピクチャ及びGOP先頭ピクチャの何れかである特定のピクチャの復号化が行われたことを検出する検出手段を備え、
前記判断手段は、特定のピクチャの復号化が行われたことを検出するまでは、対象ブロックが符号化される際に用いられた参照画像が、前記記憶手段に記憶されていないと判断すること
を特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。 - 前記制御手段は、対象ブロックが画面間予測符号化されたブロックである場合であって、当該対象ブロックが符号化される際に用いられた参照画像が、前記記憶手段に記憶されていないと前記判断手段が判断した場合には、当該対象ブロックに隣接するブロックから画面内予測符号化されたブロックを選択し、当該選択したブロックの復号化された画像を用いて復号化するよう制御すること
を特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。 - 前記動画像復号装置は、更に、ブロックの復号化された画像毎に、当該ブロックの符号化される前の画像と復号化された画像との一致の度合いを示す相関情報を記憶する相関記憶手段を備え、
前記制御手段は、対象ブロックが画面間予測符号化されたブロックである場合であって、当該対象ブロックが符号化される際に用いられた参照画像が、前記記憶手段に記憶されていないと前記判断手段が判断した場合には、当該対象ブロックに隣接するブロックの復号化された画像から、前記相関情報に基づいて相関の度合いの高い画像を選択し、当該画像を用いて復号化するよう制御すること
を特徴とする請求項1に記載の動画像復号装置。 - 予測符号化方式に従って符号化されている動画像データを復号化する動画像復号装置で用いられる動画像復号方法であって、
前記動画像データに含まれるブロックが復号化された結果である画像をメモリに記憶する記憶ステップと、
復号化するブロックである対象ブロックが符号化される際に用いられた参照画像が、前記記憶ステップで記憶されているか否かを判断する判断ステップと、
対象ブロックが画面間予測符号化されているブロックである場合であって、当該対象ブロックが符号化される際に用いられた参照画像が、前記記憶ステップでメモリに記憶されていると前記判断ステップが判断した場合は、当該参照画像を用いて復号化し、参照画像が記憶されていないと判断した場合には、当該対象ブロックが含まれるピクチャと同一ピクチャ内のブロックが復号化された結果である画像を用いて復号化するよう制御する制御ステップと
を備えることを特徴とする動画像復号方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008516719A JP5155159B2 (ja) | 2006-05-24 | 2007-05-23 | 動画像復号装置 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006143842 | 2006-05-24 | ||
JP2006143842 | 2006-05-24 | ||
PCT/JP2007/060531 WO2007136094A1 (ja) | 2006-05-24 | 2007-05-23 | 動画像復号装置 |
JP2008516719A JP5155159B2 (ja) | 2006-05-24 | 2007-05-23 | 動画像復号装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2007136094A1 JPWO2007136094A1 (ja) | 2009-10-01 |
JP5155159B2 true JP5155159B2 (ja) | 2013-02-27 |
Family
ID=38723404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008516719A Expired - Fee Related JP5155159B2 (ja) | 2006-05-24 | 2007-05-23 | 動画像復号装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8223842B2 (ja) |
JP (1) | JP5155159B2 (ja) |
CN (1) | CN101455088B (ja) |
WO (1) | WO2007136094A1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110068792A (ko) | 2009-12-16 | 2011-06-22 | 한국전자통신연구원 | 적응적 영상 부호화 장치 및 방법 |
JP5387520B2 (ja) * | 2010-06-25 | 2014-01-15 | ソニー株式会社 | 情報処理装置と情報処理方法 |
CN103828373B (zh) * | 2011-10-05 | 2018-02-16 | 太阳专利托管公司 | 图像解码方法以及图像解码装置 |
EP2904801B8 (en) | 2012-10-01 | 2021-03-10 | GE Video Compression, LLC | Scalable video coding using base-layer based contexts for enhancement layer residual coding |
JP6365540B2 (ja) * | 2013-07-17 | 2018-08-01 | ソニー株式会社 | 画像処理装置および方法 |
US10999602B2 (en) | 2016-12-23 | 2021-05-04 | Apple Inc. | Sphere projected motion estimation/compensation and mode decision |
US11259046B2 (en) | 2017-02-15 | 2022-02-22 | Apple Inc. | Processing of equirectangular object data to compensate for distortion by spherical projections |
US10924747B2 (en) | 2017-02-27 | 2021-02-16 | Apple Inc. | Video coding techniques for multi-view video |
US11093752B2 (en) | 2017-06-02 | 2021-08-17 | Apple Inc. | Object tracking in multi-view video |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05153573A (ja) * | 1991-11-30 | 1993-06-18 | Sony Corp | 動画像データ復号化装置 |
JPH07130104A (ja) * | 1993-11-09 | 1995-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像信号記録装置と再生装置 |
JP2004064746A (ja) * | 2002-06-07 | 2004-02-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 画像復号方法と装置、およびそれらを利用可能なテレビジョン受信装置 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0618567B1 (en) | 1993-03-03 | 1999-07-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Signal recording and reproducing apparatus |
JPH07111654A (ja) | 1993-10-13 | 1995-04-25 | Toshiba Corp | 動画像伝送システム |
JP2820631B2 (ja) | 1994-12-12 | 1998-11-05 | 株式会社グラフィックス・コミュニケーション・ラボラトリーズ | 画像復号方法および装置 |
JPH08223577A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-08-30 | Sony Corp | 動画像符号化方法及び装置、並びに動画像復号方法及び装置 |
US6040879A (en) | 1997-04-21 | 2000-03-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for decoding video data corrupted by channel noise |
DE69942224D1 (de) * | 1998-01-27 | 2010-05-20 | Sharp Kk | Bewegtbilddecoder |
JP3778721B2 (ja) * | 1999-03-18 | 2006-05-24 | 富士通株式会社 | 動画像符号化方法および装置 |
US6999673B1 (en) * | 1999-09-30 | 2006-02-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Moving picture decoding method, moving picture decoding apparatus and program recording medium |
JP2001197501A (ja) * | 2000-01-07 | 2001-07-19 | Fujitsu Ltd | 動きベクトル探索器及び動きベクトル探索方法並びに動画像符号化装置 |
JP3732760B2 (ja) * | 2001-06-29 | 2006-01-11 | 株式会社東芝 | 物体認識装置及び物体認識方法 |
JP2004007563A (ja) * | 2002-04-19 | 2004-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 動画像符号化方法および動画像復号化方法 |
US7403563B2 (en) * | 2002-06-07 | 2008-07-22 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Image decoding method and apparatus, and television receiver utilizing the same |
JP2006254349A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Toshiba Corp | 動きベクトル検出方法、動きベクトル検出装置およびコンピュータ上で動きベクトル検出処理を実行するコンピュータプログラム |
-
2007
- 2007-05-23 CN CN2007800190080A patent/CN101455088B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2007-05-23 WO PCT/JP2007/060531 patent/WO2007136094A1/ja active Application Filing
- 2007-05-23 JP JP2008516719A patent/JP5155159B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-05-23 US US12/301,103 patent/US8223842B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05153573A (ja) * | 1991-11-30 | 1993-06-18 | Sony Corp | 動画像データ復号化装置 |
JPH07130104A (ja) * | 1993-11-09 | 1995-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像信号記録装置と再生装置 |
JP2004064746A (ja) * | 2002-06-07 | 2004-02-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 画像復号方法と装置、およびそれらを利用可能なテレビジョン受信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101455088A (zh) | 2009-06-10 |
JPWO2007136094A1 (ja) | 2009-10-01 |
US8223842B2 (en) | 2012-07-17 |
WO2007136094A1 (ja) | 2007-11-29 |
US20100061451A1 (en) | 2010-03-11 |
CN101455088B (zh) | 2011-05-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11647231B2 (en) | Image processing device and image processing method | |
JP5155159B2 (ja) | 動画像復号装置 | |
US10097847B2 (en) | Video encoding device, video decoding device, video encoding method, video decoding method, and program | |
JP4324844B2 (ja) | 画像復号化装置及び画像復号化方法 | |
JP4964595B2 (ja) | 画像復号装置及び方法 | |
KR100323489B1 (ko) | 비디오데이타를가지는비트스트림의트랜스코딩방법및장치 | |
US7324595B2 (en) | Method and/or apparatus for reducing the complexity of non-reference frame encoding using selective reconstruction | |
US20140376629A1 (en) | Decoding apparatus, decoding method, and program of same | |
JP4534935B2 (ja) | トランスコーダ、記録装置及びトランスコード方法 | |
US20070291131A1 (en) | Apparatus and Method for Controlling Image Coding Mode | |
KR20060109290A (ko) | 화상 복호 장치 및 화상 복호 방법과 화상 복호 프로그램 | |
JP4799547B2 (ja) | それぞれマルチマクロブロックを含む予測ピクチャおよび非予測ピクチャを使用した、ピクチャシーケンスのエンコーディング方法およびエンコーディング装置 | |
US8811483B2 (en) | Video processing apparatus and method | |
JP2001285876A (ja) | 画像符号化装置とその方法、ビデオカメラ、画像記録装置、画像伝送装置 | |
TW201215156A (en) | Image decoding device, image encoding device, and method and program thereof | |
JP3852366B2 (ja) | 符号化装置および方法、復号装置および方法、並びにプログラム | |
JP2005124091A (ja) | 復号装置及び復号方法 | |
US20110299591A1 (en) | Video processing apparatus and method | |
JP5240230B2 (ja) | トランスコーダ、記録装置及びトランスコード方法 | |
JP2004064746A (ja) | 画像復号方法と装置、およびそれらを利用可能なテレビジョン受信装置 | |
JPH06276482A (ja) | 画像信号符号化方法、装置、復号化方法及び装置 | |
JPH07203372A (ja) | ビデオデータ配列方法並びにその符号化装置及び復号化装置 | |
JPH09238348A (ja) | 画像信号復号化方法及び装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120626 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120726 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121206 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5155159 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |