JP5057719B2 - 座席構造 - Google Patents
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Description
通常姿勢時におけるシートリファレンスポイントを中心としたバックアングルが10度〜14度の範囲に、座部の座面角度が12度〜15度の範囲にそれぞれ設定されていると共に、座部座面に対する背部座面の傾斜角が85度以上90度未満となるように設定された通常姿勢モードと、
休息姿勢時におけるシートリファレンスポイントを中心としたバックアングルが30度〜34度の範囲に、座部の座面角度が22度〜28度の範囲にそれぞれ設定されていると共に、座部座面に対する背部座面の傾斜角が95度以上100度未満となる休息姿勢モードと
の間で座部の座面角度及び背部座面の傾斜角が調整可能に設定されていると共に、
着座者の第4腰椎を挟んだ第3腰椎対応部位付近と骨盤上部対応付近にそれぞれ位置するように設けられる2つの膨出体を有し、前記通常姿勢モードと前記休息姿勢モードとの間での着座姿勢の変化に追随して前記2つの膨出体の支持圧が変化するランバーサポートが、前記背部に設けられていることを特徴とする座席構造を提供する。
請求項2記載の本発明では、前記通常姿勢モードにおけるバックアングルが12.5度に、座部の座面角度が13度に、座部座面に対する背部座面の傾斜角が89.5度に設定されていると共に、
前記休息姿勢モードにおけるバックアングルが33度に、座部の座面角度が25度に、座部座面に対する背部座面の傾斜角が98度に設定されていることを特徴とする請求項1記載の座席構造を提供する。
なお、トーションバーと、該トーションバーにより連結されるアームと、該アームに支持される支持フレームとを備え、座部の後部に、前記アームが、前記トーションバーを支点として前後に回動可能に設けられる第1トーションバーユニットと、
トーションバーと、該トーションバーにより連結されるアームと、該アームに支持される支持フレームとを備え、座部の前部に、前記アームが、前記トーションバーを支点として前後に回動可能に設けられる第2トーションバーユニットとを有してなる座部用クッション材支持機構を備え、
前記座部に配設される座部用クッション材が、前記第1トーションバーユニットの支持フレームと、前記第2トーションバーユニットの支持フレームとに掛け渡されて設けられている構成とすることができる。
前記シートリファレンスポイント調節手段は、前記第1トーションバーユニットのトーションバーの位置を後方側と前方側との間で移動させる部材である構成とすることができる。
前記座席構造は、航空機又は列車用とすることができる。
また、第1姿勢時におけるシートリファレンスポイントが第2姿勢時におけるシートリファレンスポイントよりも前方に移動するように設けられるシートリファレンスポイント調節手段を備え、
第1姿勢時におけるシートリファレンスポイントを中心としたバックアングルが10度〜14度の範囲になる第1支持支持モードと、
第2姿勢時におけるシートリファレンスポイントを中心としたバックアングルが30度〜34度の範囲になる第2姿勢支持モードとの間で背部座面の傾斜角を調整可能に設定されており、
かつ、座部の座面角度が24度〜28度の範囲に設定されていることを特徴とする自動車用の座席構造を提供することもできる。
前記第1姿勢支持モードにおけるバックアングルが12.5度に、前記第2姿勢支持モードにおけるバックアングルが33度に設定されるようになっていると共に、前記座部の座面角度が25度に設定されている構成とすることができる。
また、トーションバーと、該トーションバーにより連結されるアームと、該アームに支持される支持フレームとを備え、座部の後部に、前記アームが、前記トーションバーを支点として前後に回動可能に設けられる第1トーションバーユニットと、
トーションバーと、該トーションバーにより連結されるアームと、該アームに支持される支持フレームとを備え、座部の前部に、前記アームが、前記トーションバーを支点として前後に回動可能に設けられる第2トーションバーユニットとを有してなる座部用クッション材支持機構を備え、
前記座部に配設される座部用クッション材が、前記第1トーションバーユニットの支持フレームと、前記第2トーションバーユニットの支持フレームとに掛け渡されて設けられている構成とすることができる。
一方、座部の座面角度を24〜28度の範囲、好ましくは25度に設定した本発明の自動車用の座席構造では、第1姿勢時におけるシートリファレンスポイントが第2姿勢時におけるシートリファレンスポイントよりも前方に移動するように設けられるシートリファレンスポイント調節手段を備えると共に、第1姿勢時におけるシートリファレンスポイントを中心としたバックアングルが10度〜14度の範囲に、好ましくは12.5度になる第1支持支持モードと、第2姿勢時におけるシートリファレンスポイントを中心としたバックアングルが30度〜34度の範囲に、好ましくは33度になる第2姿勢支持モードとの間で背部座面の傾斜角を調整可能に設定されている。
すなわち、この自動車用の座席構造では、座部の座面角度を上記のように大きくすることにより、バックアングルを第1姿勢支持モードに設定し、比較的アップライトな姿勢であっても、開眼時には高覚醒状態が得られ、閉眼時にはリラックス状態で得られる。同様に、バックアングルを第2姿勢支持モードに設定し、多少リクライニングさせた姿勢であっても、開眼時の高覚醒状態と、閉眼時のリラックス状態が得られる。すなわち、本発明の自動車用の座席構造は、上記の角度に調整することにより、比較的アップライトな姿勢、多少リクライニングさせた姿勢の2つの姿勢において、閉開眼するだけで、覚醒状態の維持と休息姿勢(リラックス状態)を共有できる。
休息姿勢モードにおける背部のバックアングルHの適正角度を検証するため、被験者を座席に着座させ、座面の座角を25度に固定し、背部の角度(バックアングルH)を重力方向に26度〜36度まで30分間に亘って2度毎に変化させ、閉眼状態で、指尖容積脈波と脳波を測定した。被験者は30歳代の健康な男性で入眠潜時は10〜15分前後である。各角度での待機時間は300秒間である。300秒間という待機時間は、肉体疲労の影響が小さく、入眠潜時の時間幅より小さく睡眠に至らないため、睡眠で生じる生体の変化の影響が小さい。また、集中力の継続が可能な時間幅であり、指尖容積脈波にて傾き時系列波形を計算し、その傾向を見るのに最小の時間幅であることによる。さらに、300秒ごとの背もたれの角度を変えることで刺激を与え、精神的負荷をリセットさせるためである。結果を図4〜図6に示す。図4は、指尖容積脈波から得られるパワー値傾きの時系列と最大リアプノフ指数傾きの時系列を示し、図5は脳波の分布率を、図6は脳波の分布率の傾き時系列をそれぞれ示す。
次に、バックアングルH=33度、座面角度I=25度、座部の座面に対する背部座面(ラインD)の傾斜角J=98度に設定した座席に上記と同じ被験者を着座させて、閉眼状態で、指尖容積脈波と脳波を60分間測定した。結果を図7に示す。図7(a)は、指尖容積脈波から得られるパワー値傾きの時系列と最大リアプノフ指数傾きの時系列を示し、図7(b)は睡眠深度の時系列変化を示し、図7(c)は脳波の分布率の時系列変化を示し、図7(d)は脈拍周波数と呼吸周波数の時系列変化を示す。
バックアングルH=33度で座面角度I=25度の場合と、バックアングルE=12.5度で座面角度F=13度の場合とを比較すると、後者の方が、中途覚醒の頻度が高いと共に、呼吸周波数及び脈拍周波数の変動幅が大きいことから、前者の方が休息姿勢として適切であることがわかる。すなわち、すみやかな睡眠とさわやかな目覚めを得られるパターンになっている。
図14に示したように、座面角度を25度に固定し、バックアングル33度の場合と12.5度の場合とで、上記被験者と同じ被験者により試験例2と同様の試験を行った。座面角度を25度に固定したのは、自動車用の座席構造として適用するためであり、座面角度を24度〜28度、好ましくは25度に固定することにより、バックアングル12.5度の第1姿勢とバックアングル33度の第2姿勢のいずれの場合でも、開閉眼のみで覚醒状態と休息状態を得られる。その結果を図15及び図16に示す。図15(a)、図16(a)は開眼状態でのデータであり、図15(b)、図16(b)は閉眼状態でのデータである。
200 ランバーサポート
Claims (2)
- 休息姿勢時におけるシートリファレンスポイントが通常姿勢時におけるシートリファレンスポイントよりも前方に移動するように設けられた座席構造において、
通常姿勢時におけるシートリファレンスポイントを中心としたバックアングルが10度〜14度の範囲に、座部の座面角度が12度〜15度の範囲にそれぞれ設定されていると共に、座部座面に対する背部座面の傾斜角が85度以上90度未満となるように設定された通常姿勢モードと、
休息姿勢時におけるシートリファレンスポイントを中心としたバックアングルが30度〜34度の範囲に、座部の座面角度が22度〜28度の範囲にそれぞれ設定されていると共に、座部座面に対する背部座面の傾斜角が95度以上100度未満となる休息姿勢モードと
の間で座部の座面角度及び背部座面の傾斜角が調整可能に設定されていると共に、
着座者の第4腰椎を挟んだ第3腰椎対応部位付近と骨盤上部対応付近にそれぞれ位置するように設けられる2つの膨出体を有し、前記通常姿勢モードと前記休息姿勢モードとの間での着座姿勢の変化に追随して前記2つの膨出体の支持圧が変化するランバーサポートが、前記背部に設けられていることを特徴とする座席構造 - 前記通常姿勢モードにおけるバックアングルが12.5度に、座部の座面角度が13度に、座部座面に対する背部座面の傾斜角が89.5度に設定されていると共に、
前記休息姿勢モードにおけるバックアングルが33度に、座部の座面角度が25度に、座部座面に対する背部座面の傾斜角が98度に設定されていることを特徴とする請求項1記載の座席構造。
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