JP5056731B2 - 多孔体モデル作成装置および多孔体モデル作成方法 - Google Patents

多孔体モデル作成装置および多孔体モデル作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、多孔体モデルを作成する多孔体モデル作成装置および多孔体モデル作成方法に関する。
複数の気孔(細孔とも称する)が形成された多孔構造を有する多孔体が、例えば、フィルタや電気二重層キャパシタ、燃料電池の触媒層や拡散層、撥水層など、種々の分野で利用されている。
多孔体は一般に、その気孔の大きさ(気孔径または気孔サイズとも称する。例えば触媒層に適用する場合には、気孔径が概ね0.01〜1000μm程度である)、気孔サイズ(径)に対する気孔の占める体積割合の連続的な分布(気孔サイズ(径)分布)、気孔サイズ(径)ごとの気孔の占める体積割合の頻度(気孔サイズ(径)頻度)、気孔部分を含む多孔体全体の体積に対する気孔の占める体積の割合(気孔率)などの諸条件により、流体の流通性や吸着性などに異なる特性を有することが知られており、所望する特性に応じた多孔体を作製するためのさまざまな手法および該多孔体の使用について開示されている。
特許文献1には、触媒の幾何形状モデルに変形解析を行う燃料電池用触媒層の解析装置について記載されている。
特許分献2には、セパレータの構造情報に基づいて水素流路の挙動や燃料電池の挙動を解析することについて記載されている。
特許文献3には、パラメータに基づいて燃料電池単セルの有限要素モデルを生成し、単セルの耐久性を評価することについて記載されている。
特許文献4には、電子顕微鏡により撮影した燃料電池用触媒層の画像から細孔を抽出し、触媒構造を解析することについて記載されている。
特許文献5には、2次元メッシュデータと法線方向データに基づいてモデル化した3次元メッシュを生成し、燃料電池を解析することについて記載されている。
特許文献6には、反応ガスの流通する上流部分と下流部分とで単セルに用いられる拡散層の平均気孔径を異ならせることについて記載されている。
特許文献7には、異なる2つのピークを有する気孔径分布を持つガス拡散層を備える燃料電池用電極について記載されている。
特開2007−323852号公報 特開2007−095620号公報 特開2008−091329号公報 特開2004−102467号公報 特開2005−259043号公報 特開2007−095712号公報 特開2000−182626号公報
本発明は、気孔率および気孔サイズ分布などの気孔に関する情報に基づいて複数の粒状体からなる骨格を含む多孔体モデルを作成することを目的とする。
本発明の構成は以下のとおりである。
(1)複数の気孔と、前記気孔の外郭を構成する、複数の粒状体からなる骨格とを含む多孔体モデルを作成する装置であって、気孔率および気孔サイズ分布を含む多孔体情報を取得する多孔体情報取得手段と、取得した前記多孔体情報に基づいて、気孔サイズごとの気孔の割り当て数を算出する算出手段と、算出した気孔の割り当て数に基づいて、前記気孔の配置を、より大きな気孔サイズを有する気孔から順に決定する気孔配置決定手段と、配置させた前記気孔を除く箇所に前記複数の粒状体を配置する骨格配置手段と、を備える、多孔体モデル作成装置。
(2)上記(1)に記載の装置において、前記多孔体モデルが、粒状の炭素材料を含む燃料電池用触媒層モデルであり、割り当て数を算出した前記気孔の気孔サイズを、前記気孔と前記粒状体との界面に形成されるアイオノマの厚さに基づいて補正する気孔サイズ補正手段をさらに備える、多孔体モデル作成装置。
(3)上記(2)に記載の装置において、前記気孔の外側部分に、前記アイオノマの厚さに応じてアイオノマ層を配置するアイオノマ層配置手段をさらに備える、多孔体モデル作成装置。
(4)複数の気孔と、前記気孔の外郭を構成する、複数の粒状体からなる骨格とを含む多孔体モデルを作成する方法であって、気孔率および気孔サイズ分布を含む多孔体情報を取得する多孔体情報取得工程と、取得した多孔体情報に基づいて、気孔サイズごとの気孔の割り当て数を算出する算出工程と、算出した気孔の割り当て数に基づいて、前記気孔の配置を、より大きな気孔サイズを有する気孔から順に決定する気孔配置決定工程と、配置させた前記気孔を除く箇所に前記複数の粒状体を配置する骨格配置工程と、を含む、多孔体モデル作成方法。
(5)上記(4)に記載の方法において、前記多孔体モデルが、粒状の炭素材料を含む燃料電池用触媒層モデルであり、割り当て数を算出した前記気孔の気孔サイズを、前記気孔と前記粒状体との界面に形成されるアイオノマの厚さに基づいて補正する気孔サイズ補正工程をさらに含む、多孔体モデル作成方法。
(6)上記(5)に記載の方法において、前記気孔の外側部分に、前記アイオノマの厚さに応じてアイオノマ層を配置するアイオノマ層配置工程をさらに含む、多孔体モデル作成方法。
気孔に関する情報に応じた多孔体モデルを作成することができる。
以下、図面を用いて詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態における多孔体モデル作成装置および多孔体モデル作成システムの構成の概略について例示した図である。
図1に示す多孔体モデル作成装置50は、多孔体情報取得部10と、算出部12と、気孔配置決定部14と、骨格配置部16と、をそれぞれ備える。多孔体モデル作成システム100は、多孔体モデル作成装置50に加え、多孔体モデル作成装置50で用いられるデータを入力するための入力部18と、作成された多孔体モデルを出力するための出力部20と、を備える。本実施の形態では、入力部18および出力部20は、多孔体モデル作成装置50とは別体の構成として示しているが、他の実施の形態として、入力部18および出力部20の一方または両方が多孔体モデル作成装置50内部に組み込まれた構成とすることも可能である。以下、図1に示す多孔体モデル作成装置50を用いた、複数の気孔を有する多孔体モデルの作成方法の一例について、図2を用いてさらに説明する。
図2は、本発明の実施の形態における多孔体モデル作成方法について例示したフローチャートである。
ステップS100では、図1に示す多孔体情報取得部10において、多孔体に関する情報(多孔体情報)を取得する。多孔体情報には例えば、気孔率および気孔サイズ分布などの気孔に関する情報が含まれるが、これらに限定されるものではなく、例えば多孔体の寸法に関する情報が含まれ得る。また、他の実施の形態として、例えば球状、柱状、錘状、粒状などの気孔の形状に関する情報を含んでも良い。本実施の形態において、多孔体情報は、例えば図1に示す入力部18からのデータ入力により取得することが可能であるが、これに限定されるものではなく、例えばテキスト形式やcsv形式その他の適切なファイル形式に加工した、1または複数の多孔体情報データを読み込むことにより必要な気孔情報を取得することもできる。
ステップS102では、図1に示す算出部12において、気孔サイズごとの気孔の割り当て数を算出する。より具体的には、例えば図1に示す多孔体情報取得部10で取得した多孔体情報(気孔サイズ分布または気孔サイズ頻度、気孔を含む多孔体の全体積、気孔率)に基づいて気孔体積分布を算出することができ、さらにこの気孔体積分布と気孔サイズ分布または気孔サイズ頻度に基づいて、気孔サイズごとに気孔の割り当て数を演算し、算出することができる。ただし、算出の手法についてはこれに限定されるものではなく、ステップS100で取得した情報およびファイルの形式に応じていかなる手法を用いても良い。
ステップS104では、図1に示す気孔配置決定部14において、気孔の配置を決定する。より具体的には、例えば図1に示す算出部12で算出した、気孔サイズごとの気孔の割り当て数に基づき、予め設定しておいた所定の手順にしたがって気孔の配置を決定する。以下、気孔の配置を決定する手順の一例について、図3を用いてさらに説明する。
図3は、図2に示す気孔の配置を決定するステップS104についてより詳細に説明するためのフローチャートである。図3に示すように、ステップS104は、ステップS104a,S104b,S104c,S104dを含む複数のステップから構成されており、各ステップにおいてそれぞれ、気孔サイズごとに気孔の配置を決定していく。
図3に示すステップS104aにおける各工程について説明する。ここでは、ステップS104にて配置させる各気孔を、所定の気孔径を有する球状として設定した場合を例に挙げてその一例につき説明する。
ステップS1040では、気孔径aを有する気孔を配置する。このとき、気孔の配置は乱数で任意に指定することができる。より具体的には、3次元座標上に気孔の中心点をランダムに配置し、その周囲に所定の直径aの球を描くことで気孔が配置される。
ステップS1042では、ステップS1040で配置させた気孔が、隣り合う気孔と所定の間隔φ(図4参照)で配置されたか否かを判定する。このとき、図4に例示するように、隣り合う気孔との間隔Lが所定の値φに等しい場合には、そのままステップS1046にすすみ、ステップS1040にて配置させた箇所にて気孔の配置が決定する。一方、隣り合う気孔との間隔Lが所定の値φよりも小さい場合(図5a参照)や、大きい場合(図5b参照)には、ステップS1040に戻り、気孔を再配置させる。これに対し、隣り合う気孔同士が重なり合う場合には、ステップS1044にすすむ。
ステップS1044では、重なり部分を大円または直径とする球または円を作成したとき、その直径dが、所定の値m以上か否かを判定する。直径dが、m以上であれば(図6参照)、ステップS1046にすすみ、気孔の配置が決定する。ただし、かかる場合には、隣り合う気孔との重なり部分を大円とする、直径dの球Sに相当する気孔径を有する気孔が配置されたものとみなし、図2に示すステップS102で算出した、気孔径dを有する気孔の割り当て数から1を減ずる。これに対し、重なり部分に作成される球の直径dが、m未満である場合には、ステップS1040に戻り、気孔を再配置させる。
本実施の形態において、値mは、図2に示すステップS100において取得した多孔体情報のうち、気孔径分布または気孔径頻度に示された気孔のうち、最小の直径とすることができ、例えば0.01nm程度に設定することができる。また、値φは、多孔体を構成する、後述する粒状体の直径と同じか、やや大きい程度の値に設定することができ、例えば30〜50nm程度に設定することができる。このように、m、φの値をそれぞれ上述のように規定し、所定の範囲に設定することにより、複数の粒状体が所定の空孔サイズ分布となるように分散された多孔体を精度よく再現することができる。
ステップS104aにおいて、気孔径aを有する気孔の配置を決定すると、ステップS104bに進み、気孔径bを有する気孔の配置を決定する。ステップS104bにおける気孔の配置を決定する手法については、ステップS104aとほぼ同様であり、その説明を省略する。さらに、作成対象となる多孔体モデルにおける気孔径分布または気孔径ごとの頻度に応じて、ステップS104c、S104dのように気孔の配置がすべて決定するまでさらに繰り返される。本実施の形態において、複数の気孔を適切に配置させるために、より大きな気孔径を有する気孔から順に、つまり気孔径a>b>c>dとなるように配置を順に決定する。このようにして、ステップS104における気孔の配置の決定が終了すると、ステップS106に進む。ステップS104終了時点での多孔体モデルの概念図を図7に示す。
図2に戻り、ステップS106では、図1に示す骨格配置部16において、ステップS104で配置を決定した気孔の外郭を構成する骨格を、気孔を除く箇所に配置させる。より具体的には、所定の粒子直径を有する粒状体Bを、まず気孔との界面部分から、所定の重なり幅α(図8参照)を保持しつつ順に配置させる。本ステップにおいて配置させる骨格または粒状体Bは、触媒層を構成する、黒鉛やカーボンブラックなどの炭素材料であって、例えば平均粒子直径が20〜30μm程度のものを想定しているが、これに限定されるものではない。
ステップS108では、図1に示す出力部18において、多孔体モデルを出力する。より具体的には、図1に示す気孔配置決定部14で決定した気孔の配置および骨格配置部16で配置した骨格に基づいて、予め設定した寸法および材質の多孔体モデルを出力ファイルとして出力する。出力する方式に特に制限はなく、例えば公知のCADデータ(ファイル形式としては、「.step」、「.igs」、「.catpart」、その他いかなる形式のものであっても良い)として、例えば作成した多孔体モデルの応力、歪みなどの物理的/機械的な挙動、水分や水素、酸素などの流体の流通する挙動、さらに熱や電荷の移動/伝達などの挙動、その他の解析またはシミュレーションしようとする用途や、その解析またはシミュレーションで使用されるシミュレーション用のソフトまたはプログラムに応じた適切な方式にて出力することができる。また、ディスプレイ上に表示画面として出力しても良く、紙面などの被印刷体上に印刷物として出力しても良い。また、さらに別の実施の形態として、図2に示すステップS102にて算出した、気孔径ごとの割り当て数に関する情報を含む多孔体モデル情報をデータファイルとして出力することも好適であり、例えばステップS100における多孔体情報を修正し、別の多孔体情報を有する多孔体モデルを作成する際の参照データとすることもできる。
本実施の形態により完成した多孔体モデルの概念図を図9に示す。なお、図7,9では、多孔体モデルを2次元の平面形状として図示している。図2に示すステップS108で出力する多孔体モデルを3次元形状として作成するか、2次元形状として作成するかの判断は、後工程において必要とする多孔体モデルに依存してよく、これに応じて、例えば図1に示す出力部20を含む各装置の規格またはスペックを適宜設定し、配置することができる。
本発明の実施の形態によれば、複数の粒状体が所定の空孔サイズ分布となるように分散された多孔体を精度よく再現した多孔体モデルを作成することができる。
[実施の形態2]
図10は、本発明の他の実施の形態における多孔体モデル作成装置および多孔体モデル作成システムの構成の概略について例示した図である。
図10に示す多孔体モデル作成装置150は、多孔体情報取得部30と、算出部32と、気孔サイズ補正部34と、気孔配置決定部36と、骨格配置部38と、アイオノマ層配置決定部40と、をそれぞれ備える。多孔体モデル作成システム200は、多孔体モデル作成装置150に加え、多孔体モデル作成装置150で用いられるデータを入力するための入力部42と、作成された多孔体モデルを出力するための出力部44と、を備える。本実施の形態では、入力部42および出力部44は、多孔体モデル作成装置150とは別体の構成として示しているが、他の実施の形態として、入力部42および出力部44の一方または両方が多孔体モデル作成装置150内部に組み込まれた構成とすることも可能である。以下、図10に示す多孔体モデル作成装置150を用いた、複数の気孔を有する多孔体モデルの作成方法の一例について、図11を用いてさらに説明する。
図11は、本発明の実施の形態における多孔体モデル作成方法について例示したフローチャートである。
ステップS200では、図10に示す多孔体情報取得部30において、多孔体に関する情報(多孔体情報)を取得する。次に、ステップS202では、図10に示す算出部32において、気孔サイズごとの気孔の割り当て数を算出する。上記ステップはそれぞれ、図2に示すステップS100,102とほぼ同様であるため、その説明を省略する。
ステップS206では、図10に示す気孔配置決定部36において、気孔の配置を決定する。より具体的には、例えば図10に示す算出部32で算出した、気孔サイズごとの気孔の割り当て数に基づき、予め設定しておいた所定の手順にしたがって気孔の配置を決定する。気孔の配置を決定する具体的な手順については、図2,3に示すステップS104とほぼ同様であるが、気孔サイズとして、ステップS204で補正した値を適用する点で相違する。なお、本ステップは、ステップS204と連動する場合も多く、場合によってはほぼ同時に実行される場合もあり得る。
ステップS204では、図10に示す気孔サイズ補正部34において、気孔サイズを補正する。より具体的には、例えばナフィオン(登録商標)などの電解質溶液を、触媒を担持させた粒形状の炭素材料と混合または懸濁し、所定の厚さに塗工し、乾燥させて得られる触媒層では一般に、骨格を形成する炭素材料と気孔との界面に、アイオノマ層とも称される電解質層が形成される。このアイオノマ層に相当する厚みを作成する多孔体モデルにおいて考慮し気孔の外周面に付加するために、本ステップにおいて予め気孔サイズを補正しておく。
ステップS208では、図10に示す骨格配置部38において、ステップS206で配置を決定した気孔の外郭を構成する骨格を、気孔およびアイオノマ層を除く箇所に配置させる。本ステップは図2に示すステップS106とほぼ同様であるため、その説明を省略する。ステップS208終了時点での多孔体モデルの概念図を、後述するアイオノマ層の配置の手法1および4(または5)を適用した場合を例としてそれぞれ図12,13に示す。
ステップS210では、図10に示すアイオノマ層配置決定部40において、アイオノマ層の配置を決定する。より具体的には、ステップS204で気孔サイズを補正し、ステップS206で気孔の周囲に配置したアイオノマ層に対応するように、ステップS208で配置した粒状体の外周部分にアイオノマ層を配置し、決定する。本ステップにおけるアイオノマ層の配置の手法は一つでなく、ステップS204における気孔サイズの補正からの一連のステップとして適宜好適な手法を適用することができる。以下、代表的なアイオノマ層の配置の手法について、ステップS204における気孔サイズの補正の手法とともに説明する。
[アイオノマ層の配置の手法1]
各気孔の外周部分に形成されるアイオノマ層が、所定の厚みδで均一に形成されたものとみなして補正し、配置する。より具体的には、(1)図11に示すステップS202で算出した、気孔サイズと割り当て数との関係から、それぞれの気孔サイズにつき、所定の厚みδに相当する分だけ大きな気孔サイズを有するとして読み替える。(2)読み替えた気孔サイズに基づいて、図2に示すステップS104と同様の手法により、気孔の配置を決定するとともにアイオノマ層が配置される。本配置の手法1は、アイオノマ層を有する多孔体モデルをより簡便に作成する場合に好適な手法である。
[アイオノマ層の配置の手法2]
アイオノマ層を形成するアイオノマ物質の総量(体積)が、所定量(体積)であり、各気孔の外周部分に形成されるアイオノマ層が、このアイオノマ物質から均一に形成されたものとみなして補正し、配置する。より具体的には、(1)図11に示すステップS202で算出した、気孔サイズと割り当て数から、アイオノマ層を配置する全気孔の表面積の総和(2次元モデルの場合には、全気孔の周長の総和)を算出する。(2)上記(1)で算出した値と、アイオノマ物質の総量(体積)に基づいてアイオノマ層の厚みδ’を算出し、各気孔の気孔サイズをこの厚みδ’に相当する分だけ大きな気孔サイズを有するとして読み替える。(3)読み替えた気孔サイズに基づいて、図2に示すステップS104と同様の手法により、気孔の配置を決定するとともにアイオノマ層が配置される。本配置の手法2は、多孔体が含有するアイオノマ物質の量に基づいて、多孔体モデルを簡便に作成する場合に好適な手法である。
[アイオノマ層の配置の手法3]
アイオノマ層を形成するアイオノマ物質の総量(体積)が、所定量(体積)であり、各気孔の外周部分に形成されるアイオノマ層が、所定の厚み分布関数に基づいて形成されたものとみなして補正し、配置する。より具体的には、(1)図11に示すステップS202で算出した、気孔サイズと割り当て数から、アイオノマ層を配置する全気孔の表面積の総和(2次元モデルの場合には、全気孔の周長の総和)を算出する。(2)アイオノマ層の厚み分布を決定するために、所定の刻み幅Δδと、各気孔のうち最小の表面積ΔS(2次元モデルの場合には、各気孔の周長のうち、最小値ΔL)とを指定し、アイオノマ層の厚み分布を所定の刻み幅Δδごとの厚み分布領域数に変換する。(3)ステップS202で算出された気孔サイズ(径)ごとの気孔の割り当て数に基づいて各気孔の配置を決定する。(4)上記(1),(2)で算出したデータに基づいてアイオノマ層の厚みに相当する分だけ上記(3)で配置を決定した各気孔の周囲にアイオノマ層を配置し、気孔サイズを補正する。アイオノマ層の配置は、気孔の配置と同様、乱数で任意に指定することができるが、このとき、アイオノマ層の厚みが大きいものから順に配置する。本配置の手法3は、特にアイオノマ層を含めたより現実的な触媒層モデルを作成する場合に好適な手法である。
[アイオノマ層の配置の手法4]
アイオノマ層を形成するアイオノマ物質が、所定の分布条件に基づいて、各気孔の外周部分に形成されるアイオノマ層が、このアイオノマ物質から所定の厚み分布に基づいて形成されたものとみなして補正し、配置する。より具体的には、(1)膜厚分布に関する情報(例えば、アイオノマ層の厚みの最小値δmin、最大値δmaxおよび平均値δaveなど、もしくは平均の厚みδaveおよびその標準偏差σなど)を指示し、これらの情報に基づいて該分布の頻度特性を作成する。(2)図11に示すステップS202で算出した、気孔サイズと割り当て数から、アイオノマ層を配置する全気孔の表面積の総和(2次元モデルの場合には、全気孔の周長の総和)を算出する。(3)アイオノマ層の厚み分布を決定するために、所定の刻み幅Δδと、各気孔のうち最小の表面積ΔS(2次元モデルの場合には、各気孔の周長のうち、最小値ΔL)とを指定し、アイオノマ層の厚み分布を所定の刻み幅Δδごとの厚み分布領域数に変換する。(4)ステップS202で算出された気孔サイズ(径)ごとの気孔の割り当て数に基づいて各気孔の配置を決定する。(5)上記(1)〜(3)で算出したデータに基づいてアイオノマ層の厚みに相当する分だけ上記(4)で配置を決定した各気孔の周囲にアイオノマ層を配置し、気孔サイズを補正する。アイオノマ層の配置は、気孔の配置と同様、乱数で任意に指定することができるが、このとき、アイオノマ層の厚みが大きいものから順に配置する。本配置の手法4は、特にアイオノマ層を含めた現実的な触媒層モデルを比較的簡便に作成する場合に好適な手法である。
[アイオノマ層の配置の手法5]
アイオノマ層を形成するアイオノマ物質の総量(体積)が、所定量(体積)であり、各気孔の外周部分に形成されるアイオノマ層が、このアイオノマ物質から所定の厚み分布に基づいて形成されたものとみなして補正し、配置する。より具体的には、(1)図11に示すステップS202で算出した、気孔サイズと割り当て数から、アイオノマ層を配置する全気孔の表面積の総和(2次元モデルの場合には、全気孔の周長の総和)を算出する。(2)上記(1)で算出した値と、アイオノマ物質の総量(体積)に基づいてアイオノマ層の平均の厚みを算出する。(3)膜厚分布に関する情報(例えば、アイオノマ層の厚みの最小値、最大値および平均値など、もしくは平均の厚みおよびその標準偏差など)を指示し、これらの情報に基づいて該分布の頻度特性を作成する。(4)アイオノマ層の厚み分布を決定するために、所定の刻み幅Δδと、各気孔のうち最小の表面積ΔS(2次元モデルの場合には、各気孔の周長のうち、最小値ΔL)とを指定し、アイオノマ層の厚み分布を所定の刻み幅Δδごとの厚み分布領域数に変換する。(5)ステップS202で算出された気孔サイズ(径)ごとの気孔の割り当て数に基づいて各気孔の配置を決定する。(6)上記(1)〜(4)で算出したデータに基づいてアイオノマ層の厚みに相当する分だけ上記(5)で配置を決定した各気孔の周囲にアイオノマ層を配置し、気孔サイズを補正する。アイオノマ層の配置は、気孔の配置と同様、乱数で任意に指定することができるが、このとき、アイオノマ層の厚みが大きいものから順に配置する。本配置の手法5は、特にアイオノマ物質の量(体積)が既知な場合の触媒層モデルを比較的簡便に作成する場合に好適な手法である。
図11に戻り、ステップS212では、図10に示す出力部44において、多孔体モデルを出力する。より具体的には、図10に示す気孔配置決定部36で決定した気孔の配置、骨格配置部38で配置した骨格、ならびにアイオノマ層配置決定部40で決定したアイオノマ層の配置に基づいて、予め設定した寸法および材質の多孔体モデルを出力ファイルとして出力する。本ステップは図2に示すステップS108とほぼ同様であるため、その説明を省略する。
本発明の実施の形態によれば、複数の粒状体が所定の空孔サイズ分布となるように分散された多孔体を精度よく再現した多孔体モデルを作成することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、複数の粒状体からなる骨格と複数の気孔との間にアイオノマ層を配置した多孔体モデルを作成することにより、電気的な物性にも考慮した多孔体および多孔体モデルのシミュレーションにも有用である。
本発明は、あらゆる材質の粒状体を骨格とする多孔体モデルの作成に利用することが可能であるが、特に燃料電池に用いられる触媒層モデルの作成に有用である。
本発明の実施の形態における多孔体モデル作成装置および多孔体モデル作成システムの構成の概略について例示した図である。 本発明の実施の形態における多孔体モデル作成方法について例示したフローチャートである。 図2に示すステップS104で実施される各工程について説明するための詳細なフローチャートである。 隣り合う気孔同士の配置を例示した概念図である。 隣り合う気孔同士の配置を例示した概念図である。 隣り合う気孔同士の配置を例示した概念図である。 重なり合う気孔同士の配置を例示した概念図である。 図2に示すステップS104終了時点での多孔体モデルを例示する2次元の概念図である。 重なり合う粒状体同士の配置を例示した概念図である。 作成された多孔体モデルを例示する2次元の概念図である。 本発明の別の実施の形態における多孔体モデル作成装置および多孔体モデル作成システムの構成の概略について例示した図である。 本発明の別の実施の形態における多孔体モデル作成方法について例示したフローチャートである。 図11に示すステップS208終了時点での多孔体モデルを例示する2次元の概念図である。 図11に示すステップS208終了時点での多孔体モデルを例示する2次元の概念図である。
符号の説明
10,30 多孔体情報取得部、12,32 算出部、14,36 気孔配置決定部、16,38 骨格配置部、18,42 入力部、20,44 出力部、34 気孔サイズ補正部、40 アイオノマ層配置決定部、50,150 多孔体モデル作成装置、100,200 多孔体モデル作成システム。

Claims (6)

  1. 複数の気孔と、前記気孔の外郭を構成する、複数の粒状体からなる骨格とを含む多孔体モデルを作成する装置であって、
    気孔率および気孔サイズ分布を含む多孔体情報を取得する多孔体情報取得手段と、
    取得した前記多孔体情報に基づいて、気孔サイズごとの気孔の割り当て数を算出する算出手段と、
    算出した気孔の割り当て数に基づいて、前記気孔の配置を、より大きな気孔サイズを有する気孔から順に決定する気孔配置決定手段と、
    配置させた前記気孔を除く箇所に前記複数の粒状体を配置する骨格配置手段と、
    を備えることを特徴とする多孔体モデル作成装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、
    前記多孔体モデルが、粒状の炭素材料を含む燃料電池用触媒層モデルであり、
    割り当て数を算出した前記気孔の気孔サイズを、前記気孔と前記粒状体との界面に形成されるアイオノマの厚さに基づいて補正する気孔サイズ補正手段をさらに備えることを特徴とする多孔体モデル作成装置。
  3. 請求項2に記載の装置において、
    前記気孔の外側部分に、前記アイオノマの厚さに応じてアイオノマ層を配置するアイオノマ層配置手段をさらに備えることを特徴とする多孔体モデル作成装置。
  4. 複数の気孔と、前記気孔の外郭を構成する、複数の粒状体からなる骨格とを含む多孔体モデルを作成する方法であって、
    気孔率および気孔サイズ分布を含む多孔体情報を取得する多孔体情報取得工程と、
    取得した多孔体情報に基づいて、気孔サイズごとの気孔の割り当て数を算出する算出工程と、
    算出した気孔の割り当て数に基づいて、前記気孔の配置を、より大きな気孔サイズを有する気孔から順に決定する気孔配置決定工程と、
    配置させた前記気孔を除く箇所に前記複数の粒状体を配置する骨格配置工程と、
    を含むことを特徴とする多孔体モデル作成方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、
    前記多孔体モデルが、粒状の炭素材料を含む燃料電池用触媒層モデルであり、
    割り当て数を算出した前記気孔の気孔サイズを、前記気孔と前記粒状体との界面に形成されるアイオノマの厚さに基づいて補正する気孔サイズ補正工程をさらに含むことを特徴とする多孔体モデル作成方法。
  6. 請求項5に記載の方法において、
    前記気孔の外側部分に、前記アイオノマの厚さに応じてアイオノマ層を配置するアイオノマ層配置工程をさらに含むことを特徴とする多孔体モデル作成方法。
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