JP5055943B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5055943B2
JP5055943B2 JP2006283279A JP2006283279A JP5055943B2 JP 5055943 B2 JP5055943 B2 JP 5055943B2 JP 2006283279 A JP2006283279 A JP 2006283279A JP 2006283279 A JP2006283279 A JP 2006283279A JP 5055943 B2 JP5055943 B2 JP 5055943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal head
slit
roll sheet
head
head support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006283279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008100393A (ja
Inventor
弘 高見
照雅 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2006283279A priority Critical patent/JP5055943B2/ja
Publication of JP2008100393A publication Critical patent/JP2008100393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5055943B2 publication Critical patent/JP5055943B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、印刷装置に関し、特に印刷装置に設けられたサーマルヘッドの熱対策に関するものである。
従来より、印刷媒体に印刷するサーマルヘッドを備える印刷装置においては、サーマルヘッドの過度の温度上昇を防止するために、アルミニウム等から構成された放熱板がサーマルヘッドの裏面に両面粘着テープにより装着されている。ところが、サーマルヘッドと放熱板の膨張率の違いと両面粘着テープの固化により、サーマルヘッドに印刷品質の低下を招く反りが発生したままになってしまうという問題があった。そのため、これらの問題を解決するための様々な技術が提示されている。
例えば、特許文献1には、発熱体を搭載する基板と、この基板の発生する熱を放熱する放熱板とを備えるサーマルヘッドにおいて、上記基板と放熱板とを、長手方向に複数部分に分割した両面粘着テープにより接着する構成にすることによって、個々の両面テープの膨張及び固化が基板及び放熱板の反りに与える影響を分散して小さくすることができ、よって、両面粘着テープが固化してもサーマルヘッドの反りの変化量を非常に小さく抑えられる技術が開示されている。
特開平07−061014号公報(段落0009、0010、図1)
しかしながら、上述した特許文献1に記載される構成においては、サーマルヘッドの性能及び印刷品質を維持するために、放熱板も含めてサーマルヘッドメーカーの製品をそのまま使用しなければならず、そのために、印刷装置の製造者はサーマルヘッドと放熱板を取り付けるヘッド支持部材を印刷装置の仕様毎に準備する必要がある。ところが、ここでも放熱板とヘッド支持部材の膨張率の違いによって、サーマルヘッドと放熱板のみでは改善されたサーマルヘッドの反りが、サーマルヘッドと放熱板の組みをヘッド支持部材に取り付けることにより、サーマルヘッドに通電するごとに発生するという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、サーマルヘッドと放熱板の組みをヘッド支持部材に取り付けても、サーマルヘッドに印刷品質の低下を招く反りを発生させない形状を有するヘッド支持部材を使用した印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る印刷装置は、印刷媒体に文字、記号等を印刷する複数の発熱体を備えたサーマルヘッドと、前記印刷媒体を搬送するために前記サーマルヘッドと対向する位置に設けられたプラテンローラと、前記サーマルヘッドが取り付けられ、前記印刷媒体に文字、記号等を印刷するために前記発熱体に通電したときに発生する過剰な熱を放熱するための金属製の放熱板と、前後に一対の側壁部を有すると共にそれぞれの側壁部に係止孔を設けたフレームと、前記サーマルヘッドを取り付けた前記放熱板の長手方向の両端を締め付け部材によって取り付けると共に、前後に突出する凸部によって前記フレームの側壁部の係止孔に係止され、裏面からサーマルヘッドを前記プラテンローラの周面に所定荷重で当接させる少なくとも2つの弾性部材が取り付けられるヘッド支持板と、を備え、前記ヘッド支持板に対して、ヘッド支持板の長手方向の一方の端部から他方の端部に向かって左右の一方の端部、一方の締め付け部材、一方の弾性部材、前後の凸部、他方の弾性部材、他方の締め付け部材、左右の他方の端部の順序に配置され、前記放
熱板の長手方向と直交すると共に前記締め付け部材を結ぶ直線を越えてヘッド支持板の端部から設けられるスリットが、前記一方の締め付け部材と前記前後の凸部より前記一方の締め付け部材の側に位置する前記一方の弾性部材の間と、前記他方の締め付け部材と前記前後の凸部より前記他方の締め付け部材の側に位置する前記他方の弾性部材の間に一対設けられており、前記放熱板の膨張率は、前記ヘッド支持板の膨張率より大きく、前記放熱板の長手方向への膨張時に、前記スリットの幅が広がることを特徴とする。
そして、請求項2に係る印刷装置は、請求項1に記載の印刷装置において、前記スリットは、前記放熱板を超えて設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る印刷装置では、印刷品質を向上させるためにプラテンローラとサーマルヘッドを密着させる必要がある。そのために、プラテンローラ側に弾性部材を備えてプラテンローラをサーマルヘッドに密着させるかサーマルヘッド側に弾性部材を備えてサーマルヘッドをプラテンローラに密着させるかのどちらかである。そこで、印刷媒体に文字、記号等を印刷する複数の発熱体を備えたサーマルヘッドと、印刷媒体を搬送するためにサーマルヘッドと対向する位置に設けられたプラテンローラと、サーマルヘッドが取り付けられ、印刷媒体に文字、記号等を印刷するために発熱体に通電したときに発生する過剰な熱を放熱するための金属製の放熱板と、前後に一対の側壁部を有すると共にそれぞれの側壁部に係止孔を設けたフレームと、サーマルヘッドを取り付けた放熱板の長手方向の両端を締め付け部材によって取り付けると共に、前後に突出する凸部によってフレームの側壁部の係止孔に係止され、裏面からサーマルヘッドをプラテンローラの周面に所定荷重で当接させる少なくとも2つの弾性部材が取り付けられるヘッド支持板と、を備えた構成にした。この構成において、例えば、2つの弾性部材によって、ヘッド支持板に設けられた前部に突出する凸部をフレームの前側の側壁に設けられた係止孔に上下に移動可能に支持すると共に、ヘッド支持板に設けられた後部に突出する凸部を支点とするようにフレームの後側の側壁に設けられた係止孔に支持するようにすると、サーマルヘッドはプラテンローラに対して自動調芯されるので、プラテンローラとサーマルヘッドを密着させることができる。
また、上述のプラテンローラとサーマルヘッドを密着させる方法は、印刷品質を向上させる1つの方策であるが、サーマルヘッドを使用する場合は、熱によるサーマルヘッドの
反りを考慮しなければならない。例えば、コストダウン設計において、サーマルヘッドメーカーの標準品であり、性能を保証された放熱板を備えたサーマルヘッドをそのまま使用するためには放熱板と膨張率の異なるヘッド支持板に取り付ける必要があり、その際にサーマルヘッドへの通電時に発熱によって発生するサーマルヘッドの反りを防止する必要がある。そこで、ヘッド支持板に対して、ヘッド支持板の長手方向の一方の端部から他方の端部に向かって左右の一方の端部、一方の締め付け部材、一方の弾性部材、前後の凸部、他方の弾性部材、他方の締め付け部材、左右の他方の端部の順序に配置され、放熱板の長手方向と直交すると共に締め付け部材を結ぶ直線を越えてヘッド支持板の端部から設けられるスリットが、一方の締め付け部材と一方の弾性部材の間と他方の弾性部材と他方の締め付け部材の間に設けられた構成にしたので、通電時には放熱板が熱膨張で伸びた分だけスリットが広がり、非通電時には放熱板が収縮するのに伴いスリットも元に戻るヘッド支持板に設けられたスリットの動きによって、サーマルヘッドの反りを防止することができる。このように、サーマルヘッドメーカーの標準品を使用することによって、コストダウンを実現することができる。
更に、ヘッド支持板に対して、ヘッド支持板の長手方向の一方の端部から他方の端部に向かって左右の一方の端部、一方の締め付け部材、一方の弾性部材、前後の凸部、他方の弾性部材、他方の締め付け部材、左右の他方の端部の順序に配置されるように構成し、放熱板の長手方向と直交すると共に締め付け部材を結ぶ直線を越えてヘッド支持板の端部から設けられるスリットを、一方の締め付け部材と一方の弾性部材の間と他方の弾性部材と他方の締め付け部材の間に一対設けたので、スリットが弾性部材の外側に在ることにより、ヘッド支持板の前後の凸部を支点にして弾性部材の押圧力が、ヘッド支持板をスリット部分で曲げて反らせてしまい、印刷品質を落としてしまうという問題を無くすことができる。また、放熱板の膨張率は、ヘッド支持板の膨張率より大きいので、ヘッド支持板に設けられたスリットが追従できない場合には、サーマルヘッドは中高になる。印刷媒体の搬送において印刷媒体の皺の発生を防止することができる。また、スリット幅を広げる方向に作用するのでコントロールがし易い。さらに、スリットは広げる方向には追従させることができるが縮める方向にはスリットを備える部材に反りが出てしまうので、引っ張る部材の膨張率よりもスリットを備える部材の膨張率を小さくすることによってサーマルヘッドの反りを防止できる。また、一対のスリットは、一方の締め付け部材と前後の凸部より一方の締め付け部材の側に位置する一方の弾性部材の間と、他方の締め付け部材と前後の凸部より他方の締め付け部材の側に位置する他方の弾性部材の間に配置されることで、前後の凸部からある程度離れて位置することになる。前後の凸部は、サーマルヘッドをプラテンローラに対して自動的に調芯するためのものであり、スリットからある程度離れて配置されることで、一対のスリットに挟まれた領域の変形が前後の凸部に影響し難くなる。これにより、一対のスリットに挟まれた領域が変形しても、サーマルヘッドの自動調芯を好適に行うことが可能となり、サーマルヘッドとプラテンローラの密着性を高め、安定した印刷が可能となる。
そして、請求項2に係る印刷装置では、スリットは、放熱板を超えて設けられているので、スリットを広げ易くすることができる。また、スリットが広がる際に発生するスリットの根元付近の凹凸がサーマルヘッドに影響しないようにできる。
以下、本発明に係る印刷装置について、本発明を具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、本実施例は、本体装置内に長尺状のロールシートを装着してラインサーマルヘッドにて印刷が行われる印刷装置としてのテープ印刷装置について説明する。
先ず、本実施例に係るロールシートホルダが装着されるテープ印刷装置の概略構成について図1乃至図8に基づき説明する。
ここで、図1は、本実施例に係るテープ印刷装置の前側からの外観斜視図、図2は、テープ印刷装置の後側からの外観斜視図、図3は、テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す右側上方からの斜視図、図4は、テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す左側上方からの斜視図、図5は、ロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図、図6は、テープ印刷装置の上カバーを開けて、フロントカバーを取り外した状態を前側上方から見た概略斜視図、図7は、ロールシートが装着されたロールシートホルダの一例を示す図で、(A)は上方からの斜視図、(B)は下方からの斜視図、図8は、図5のX1−X1矢視断面図である。
図1乃至図6に示すように、テープ印刷装置1は、本体筐体2にロールシートホルダ収納ケース4が装着され、所定幅の無定長ロールシート3A(以下、「ロールシート3A」という。)が巻回されたロールシートホルダ3がロールシートホルダ収納ケース4に形成されているロールシートホルダ収納部4Aに収納され、ロールシートホルダ収納ケース4の後側上端縁部に設けられた後述するヒンジ29、30(図9参照)によって開閉自在に取り付けられた樹脂製の上カバー5によって上部が覆われる。また、この上カバー5の上面部には透明樹脂製の透視窓5Aが形成されており、ロールシートホルダ収納部4Aに装着されたロールシート3Aを確認できるように構成されている。
また、上カバー5の前側の一方の側端部(図1中、右端縁部)には、電源ボタン7A、押下している間ロールシート3Aを搬送方向に排出するフィードボタン7B、押下することによってカッターユニット8を駆動させてロールシート3Aを切断するカットボタン7C等が配置されている。そして、カッターユニット8は、上カバー5の前側下方部分に配置されおり、指等の巻き添えによる怪我を防止するためのフロントカバー6で覆われている。また、フロントカバー6には、印刷されたロールシート3Aを外部に排出するシート排出口6Aが形成されている。
また、本体筐体2の背面側壁部2Aには一方の側端部に不図示の電源コードが接続されるインレット9が配設されると共に、その横側に送風ファン17(図9参照)が配置されている。また、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)コネクタ10や接続コネクタ11が設けられている。
そして、本体筐体2の背面側壁部2Aには、背面側壁部2Aを覆う背面カバー14が取り付けられている。
ここで、図5に示すように、このロールシート3Aは、自己発色性を有する長尺状の感熱シート(いわゆる、サーマルペーパー)3Cと、この感熱シート3Cの裏面側に粘着剤層3Dを介して剥離紙3Eが張り合わされて構成され、感熱シート3Cの印刷面が内側になるように巻回されている。
また、図3、図4及び図6に示すように、テープ印刷装置1は、ロールシートホルダ収納部4Aの搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部(図3中、右側側端縁部)に、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材12の外側方向に突設される断面略矩形状の取付部材13を嵌め込むことができるホルダ支持部材15が設けられている。このホルダ支持部材15には、幅方向上方に開口すると共に幅方向両側に開口する正面視略縦長コの字状の第1位置決め溝部16が形成されている。
また、ロールシート3Aを挿入する挿入口18の後端縁部からロールシートホルダ収納部4Aの前側上端縁部まで略水平に延出されて、後述のロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の先端部が載置される載置部21が設けられている。また、この載置部21の搬送方向後側の端縁角部には、ロールシート3Aの複数の幅寸法に対応して断面略L字状の7個の第2位置決め溝部22A〜22Gが形成されている。この各第2位置決め溝部22A〜22Gは、図5に示すように、ロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の載置部21に当接する先端下端部分を上方から嵌め込むことができるように形成されている。
また、ロールシートホルダ収納部4Aの底面部には、ホルダ支持部材15の内側基端部から対向する側面部基端部まで搬送方向に対して略垂直に平面視横長四角形の位置決め凹部4Bが所定深さ(本実施例では、約1.5〜3mmの深さである。)で形成されている。この位置決め凹部4Bの搬送方向幅寸法は、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材12及びガイド部材20の各下端縁部の幅寸法にほぼ等しくなるように形成されている。また、位置決め凹部4Bのホルダ支持部材15の内側基端部には、位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出される後述のシート判別部60(図7参照)に対向する部分が、位置決め凹部4Bよりもさらに所定深さ(本実施例では、約1.5〜3mmの深さである。)だけ深くなるように形成された搬送方向に縦長の平面視長四角形の判別凹部4Cが形成されている。
また、この判別凹部4Cには、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成されて、ロールシート3Aの種別、感熱シート3Cの材質、ロールシート幅等を判別するための6個のシート判別センサP1、P2、P3、P4、P5、P6がL字状に設けられている。尚、図6には、5個の各シート判別センサP1〜P5が示されている。
この各シート判別センサP1〜P6は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成される公知の機械式スイッチからなり、該各プランジャーの上端部は、該判別凹部4Cの底面部から位置決め凹部4Bの底面部近傍まで突き出るように設けられている。そして、この各シート判別センサP1〜P6に対して位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出されるシート判別部60に形成される後述の各センサ孔60A〜60F(図7参照)が有るか否かを検出して、そのオン・オフ信号によりロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別、感熱シート3Cの材質、ロールシート幅等を検出するものである。
尚、本実施例の場合は、各シート判別センサP1〜P6は、そのプランジャーが常には、判別凹部4Cの底面から位置決め凹部4Bの底面部近傍まで突き出しており、マイクロ
スイッチがオフ状態になっている。そして、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に有る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に無い場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力される。従って、各シート判別センサP1〜P6によって6ビットの「0」、「1」信号が出力され、各シート判別センサP1〜P6が全てオフ状態の場合、即ち、ロールシートホルダ3が装着されていない場合には、6ビットの「000000」の信号が出力される。
また、挿入口18のホルダ支持部材15側の側端縁部(図3中、右端縁部)は、該ホルダ支持部材15に嵌め込まれる位置決め保持部材12の内側端面と同一平面上の位置に形成されている。また、この挿入口18のホルダ支持部材15側の側端縁部には、載置部21のほぼ搬送方向後端部まで立設された案内壁面を形成すると共に、ロールシート3Aの上面部を覆うように幅方向に所定幅延出された案内部23が形成され、ロールシート3Aが挿通されている。
また、上カバー5の前端部下側には、プラテンローラ26が回転自在に軸支されている。そして、テープ印刷装置1は、上カバー5を閉じることによって、プラテンローラ26が押圧バネ24によって上方に付勢されているサーマルヘッド31にロールシート3Aを押圧付勢して印字可能な状態になる。このとき、上カバー5が閉じられたことによって、プラテンローラ26のローラ軸26Aの両端部の外周に回転可能に嵌挿された各カラー部材25、25が、搬送方向後側に付勢された側面視略逆L字状の鉤形状を有する各係止爪28、28に係止されている。また、ローラ軸26Aのホルダ支持部材15側の端縁部には、ギヤ26Bが固設され、上カバー5を閉じた際に、ギヤ列51(図13参照)に歯合し、プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成されるシート送りモータ52(図13参照)により回転駆動可能な状態になっている。そして、本体筐体2の左右側壁部に設けられた各解除摘み27、27を上方に押し上げることによって、各係止爪28、28が付勢力に抗して搬送方向前側に回動され、各カラー部材25との係止が解除され、上カバー5が開放可能な状態になる。
また、ロールシートホルダ収納ケース4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部が形成されると共に各シート判別センサP1〜P6が配設された制御基板36が設けられている(図8参照)。また、フレーム33の下方には、電源回路部が形成された電源基板37が設けられている。そして、制御基板36及び電源基板37は、底面部にネジ止めされた薄い鋼板製(本実施例では、厚さ約0.5mmのSPCC等の鋼板製である。)の底面カバー38によって覆われている。
次に、ロールシートホルダ3の概略構成について図7及び図8に基づいて説明する。
図7及び図8に示すように、巻芯3Bに巻回されたロールシート3Aが装着されるロールシートホルダ3は、下記のように構成されている。即ち、ロールシート3Aの巻芯3Bの筒孔の一端側端縁部にガイド部材20の内側面に立設される第1筒部20Aが嵌挿されて、該ガイド部材20の内側面にロールシート3Aの一方の端面が当接されている。また、ロールシート3Aの巻芯3Bの筒孔の他端側端縁部に位置決め保持部材12の内側面に立設される第2筒部12Aが嵌挿されて、該位置決め保持部材12の内側面にロールシート3Aの他方の端面が当接されている。そして、このガイド部材20の第1筒部20Aに嵌挿されて一端側端面の外周部に形成されるフランジ部40Aが該第1筒部20Aの外側端面、即ちガイド部材20の外側端面に遊嵌されると共に、他端側端部が位置決め保持部材12の第2筒部12A内に嵌挿されて該第2筒部12Aに固着される略筒状のホルダ軸
部材40を備えている。従って、ホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、異なる幅寸法のロールシート3Aが装着された複数種類のロールシートホルダ3を容易に製作することができる。
また、このガイド部材20は、第1筒部20Aの外側端面の下側外周部から下側方向に延出されて、ロールシートホルダ収納部4Aの底面部に形成される位置決め凹部4Bに嵌入されて該位置決め凹部4Bの底面に当接される第1延出部42が形成されている。また、ガイド部材20は、ロールシート3Aの前側方向略1/4円周上の外側端面部を覆うように外側方向に延出される第2延出部43が形成されている。また、この第2延出部43の外周部から載置部21まで上側端縁部が前下がり状に延出される第3延出部44が形成されている。この第3延出部44の下端面は略水平に形成され、先端側下端部45は、装着されたロールシート3Aのシート幅に対向する各第2位置決め溝部22A〜22Gのいずれかに嵌入されるように構成されている(図3、図4参照)。また、この第3延出部44の内側面によって装着されたロールシート3Aの一側端縁部が挿入口18まで案内されるように構成されている(図4参照)。
また、ガイド部材20の内側面に立設された第1筒部20Aと位置決め保持部材12の内側面に立設された第2筒部12Aとによって、ロールシート3Aが巻回された巻芯3Bが回転可能に保持される。尚、ホルダ軸部材40は、ロールシート3Aの巻芯3Bの各長さ寸法に対応して複数種類(本実施例では、7種類である。)の長さ寸法のものが設けられている。
また、位置決め保持部材12の外側端面部の搬送方向(図7(B)参照)略中央部に、即ち、ホルダ軸部材40の軸心の端縁部から該軸心に対してほぼ直交するように、上下方向に縦長の断面略矩形状の取付部材13が突設されている。この取付部材13は、正面視下方向(図7(B)中、上方向)に幅狭になるように形成され、テープ印刷装置1のホルダ支持部材15の下方向に幅狭な第1位置決め溝部16内に密着可能に形成されている。また、この取付部材13の突出高さ寸法は、この第1位置決め溝部16の幅寸法にほぼ等しく形成されている。
また、位置決め保持部材12の取付部材13の下端部には、該取付部材13の下端部よりも左右方向に各々外側方向に所定長さ(本実施例では、約1.5mm〜3mmである。)突出する正面視略四角形の平板状(本実施例では、約1.5mm〜3mmの厚さ寸法である。)の案内部57が形成されている。これにより、ロールシートホルダ3を装着する場合は、取付部材13の下端部に形成される案内部57をホルダ支持部材15の外側端面に当接させつつ、取付部材13を第1位置決め溝部16に挿入することによって、該ロールシートホルダ3を容易に位置決めしつつ装着することができる。
また、位置決め保持部材12の延出部56の下端縁部は、ガイド部材20の下端縁部よりも所定長さ(本実施例では、約1mm〜2.5mmである。)下側方向に突出するように延出されると共に、該下端縁部には、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のシート判別部60が形成されている。
また、図7(B)に示すように、このシート判別部60には、上述したように、各シート判別センサP1〜P6に対向する所定位置に各センサ孔60A〜60Fが略L字状に配置されて穿設される。尚、図7(B)中、各センサ孔60A〜60Fのうちの各センサ孔60A〜60D、60Fが、シート判別部60に穿設された状態を示している。
これにより、各センサ孔60A〜60Fは、6個のうちの最大5個穿設されるため、1つひとつの有無を「1」と「0」に対応させることにより、該ロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別、感熱シートの材質、ロールシート幅等を「000001」〜「111111」の6ビットの符号によって表示することができる。尚、「000000」の6ビットの符号は、ロールシートホルダ3が装着されていないことを表してい
る。
次に、上カバー5に設けられてロールシートホルダ3を押さえるホルダ押さえ部について図3、図4、図6及び図8に基づいて説明する。
図3、図4及び図8に示すように、上カバー5は、上カバー本体5Bと、この上カバー本体5Bの左右にネジ止め等によって固着される略円形状の左側カバー部材5Cと、右側カバー部材5Dとから構成されている。
また、左側カバー部材5Cと右側カバー部材5Dの内側面には、上カバー5を閉じた際に、ロールシートホルダ収納部4A内に装着されたロールシートホルダ3の取付部材13の上端面に対向する位置に各補強リブ62、63が、水平にほぼ全幅に渡って立設されている。
また、右側カバー部材5Dの内側面に立設される補強リブ63の取付部材13の上端面に対向する位置には、所定幅(本実施例では、取付部材13の幅寸法の約1.5倍で、約12mmの幅である。)の薄い平板状(本実施例では、厚さ約1mmの平板状である。)のホルダ押さえ部65が内側方向に水平に延出されている。このホルダ押さえ部65は、上カバー5を閉じた際に、先端下面部が取付部材13の上端面に当接し、且つ位置決め保持部材12には当接しないように内側方向に延出されている。
これにより、巻芯に巻回されたロールシート3Aが装着されたロールシートホルダ3は、位置決め保持部材12の取付部材13をホルダ支持部材15の第1位置決め溝部16に嵌め込むと共に、ガイド部材20の先端下端部を各第2位置決め溝部22A〜22Gのいずれかに嵌め込んで該ガイド部材20の下端部を位置決め凹部4B内に嵌入して当接させることによって、ロールシートホルダ収納部4Aに着脱自在に取り付けられる。また、位置決め保持部材12の内側下端縁部に設けられたシート判別部60が判別凹部4C内に挿入され、判別凹部4Cに配設される各シート判別センサP1〜P6に対向する該シート判別部60の各センサ孔60A〜60Fが有るか否か検出可能となる。即ち、ロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別などを検出可能となる。
そして、ロールシート3Aの一方の側端縁部をガイド部材20の内側面に当接させつつ、このロールシート3Aの他方の側端縁部を挿入口18の側縁部に設けられた案内部23に当接させながら挿入口18内に挿入して、上カバー5を閉じることによって、図5に示すように、押圧バネ24によって上方に付勢されているライン型のサーマルヘッド31にロールシート3Aを押圧付勢して印字可能な状態になる。また、図8に示すように、上カバー5を閉じることによって、右側カバー部材5Dの内側に延出されるホルダ押さえ部65の下面が、取付部材13の上端面に当接され、ロールシートホルダ3の位置決め保持部材12が下方に押下される。
その後、該プラテンローラ26をステッピングモータ等で構成されるシート送りモータ52により回転駆動しつつ、該サーマルヘッド31を駆動制御することによって、ロールシート3Aを搬送しながら感熱シート3Cの印刷面に順次画像データを印刷できる。そして、印字済みロールシート3Aの搬送方向後ろ側の切断位置が、カッターユニット8の固定刃46に対向する位置まで搬送された場合には、カッターユニット8の正面視V字形の可動刃47がDCモータ等で構成される切断用モータ48(図6参照)により上下方向に往復移動して固定刃46と可動刃47とによって切断され、シート排出口6Aから排出される。
次に、このように構成されたテープ印刷装置1において、樹脂製のロールシートホルダ収納ケース4の後側上端縁部と樹脂製の上カバー5の後側下端縁部とを開閉自在に取り付けるヒンジ29、30の構成及びヒンジ軸29A、30Aの係止の方法について図9に基
づいて説明する。
ここで、図9は、ロールシートホルダ収納ケースに上カバーを組み付ける工程を説明する説明図である。
図9に示すように、本体筐体2の背面側壁部2Aには一方の側端部にインレット9が取り付けられており、その横側に送風ファン17が取り付けられている。そして、他方の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)コネクタ10や接続コネクタ11が取り付けられている。また、本体筐体2には、ロールシートホルダ収納ケース4が装着されている。そして、インレット9の上方にあるロールシートホルダ収納ケース4の端部には、内側からヒンジ軸29Aを貫通させる貫通穴29Eを有すると共にヒンジ29を構成する固定ヒンジリブ29Dが一体に形成されている。更に、ヒンジ軸29Aに形成された段差部29Bを貫通させる貫通穴29Gを有すると共にヒンジ29を構成する固定ヒンジリブ29Fが固定ヒンジリブ29Dと並列に形成されている。また、USBコネクタ10の上方にあるロールシートホルダ収納ケース4の端部には、内側からヒンジ軸30Aを貫通させる貫通穴30Eを有すると共にヒンジ30を構成する固定ヒンジリブ30Dが一体に形成されている。更に、ヒンジ軸30Aに形成された段差部30Bを貫通させる貫通穴30Gを有すると共にヒンジ30を構成する固定ヒンジリブ30Fが固定ヒンジリブ30Dと並列に形成されている。
また、樹脂製の上カバー5の後側下端縁部には、ヒンジ29を構成すると共に、ヒンジ軸29Aを貫通させる貫通穴29Jを備え、固定ヒンジリブ29Dと固定ヒンジリブ29Fに挟持される回動ヒンジリブ29Hと、ヒンジ30を構成すると共に、ヒンジ軸30Aを貫通させる貫通穴30Jを備え、固定ヒンジリブ30Dと固定ヒンジリブ30Fに挟持される回動ヒンジリブ30Hが一体に形成されている。
そして、ロールシートホルダ収納ケース4の後側上端縁部と樹脂製の上カバー5の後側下端縁部とを開閉自在に取り付けるためには、先ず、上カバー5の回動ヒンジリブ29Hを、ロールシートホルダ収納ケース4の固定ヒンジリブ29Dと固定ヒンジリブ29Fに挟持し、同時に上カバー5の回動ヒンジリブ30Hを、ロールシートホルダ収納ケース4の固定ヒンジリブ30Dと固定ヒンジリブ30Fに挟持するように上カバー5を矢印Aの方向に装着する。
次に、ヒンジ軸29Aを、ヒンジ軸29Aの段差部29Bを先頭にして、固定ヒンジリブ29Dの貫通穴29E、回動ヒンジリブ29Hの貫通穴29J、固定ヒンジリブ29Fの貫通穴29Gの順に、ヒンジ軸29Aに設けた段差部29Bの段差によってヒンジ軸29Aが固定ヒンジリブ29Fに止まるまで挿入する。更に、ヒンジ軸30Aを、ヒンジ軸30Aの段差部30Bを先頭にして、固定ヒンジリブ30Dの貫通穴30E、回動ヒンジリブ30Hの貫通穴30J、固定ヒンジリブ30Fの貫通穴30Gの順に、ヒンジ軸30Aに設けた段差部30Bの段差によってヒンジ軸30Aが固定ヒンジリブ30Fに止まるまで挿入する。この工程によって、ロールシートホルダ収納ケース4と上カバー5は、ヒンジ29とヒンジ30によって回動可能に取り付けられる。
次に、ヒンジ軸29Aとヒンジ軸30Aは、まだ固定されていないので固定の方法を説明する。
図9に示すように、本体筐体2の背面側壁部2Aには、固定ヒンジリブ30Fの左側に係止孔2E、USBコネクタ10の下側に係止孔2F、接続コネクタ11の下側に係止孔2G、インレット9の下側に係止孔2H、固定ヒンジリブ29Fの右側に係止孔2Jが設けられている。そして、これらの位置に対応して背面カバー14には、係止孔2Eに対応して係止爪14Aが、係止孔2Fに対応して係止爪14Bが、係止孔2Gに対応して係止爪14Cが、係止孔2Hに対応して係止爪14Dが、係止孔2Jに対応して係止爪14Eがそれぞれ設けられ、また、挿入されたヒンジ軸29Aの軸端面29Cと抜け止めリブ1
4Fとが対向する位置に設けられ、さらに、挿入されたヒンジ軸30Aの軸端面30Cと抜け止めリブ14Gとが対向する位置に設けられている。そしてこれらの位置関係を維持して、背面カバー14を矢印Bの方向に合わせて押圧することにより、本体筐体2の背面側壁部2Aに背面カバー14が取り付けられる。これによって、ヒンジ軸29Aの軸端面29Cと抜け止めリブ14Fとが対向し、さらにヒンジ軸30Aの軸端面30Cと抜け止めリブ14Gとが対向することによって、ヒンジ軸29Aとヒンジ軸30Aは固定される。
このように取り付けられた上カバー5の前端部下側には、プラテンローラ26が回転自在に軸支されている。そして、テープ印刷装置1は、上カバー5を閉じることによって、プラテンローラ26が押圧バネ24によって上方に付勢されているサーマルヘッド31にロールシート3Aを押圧付勢して印字可能な状態になる。このとき、印刷品質を向上させるためにプラテンローラ26とサーマルヘッド31は密着させなければならない。また、コストダウンを目的として、サーマルヘッドメーカーが放熱板31A付きで保証する標準品のサーマルヘッド31を使用するのであるが、サーマルヘッド31の取り付けには、専用のヘッド支持板32を使用することになる。そのために、サーマルヘッド31に通電したときに、放熱板31Aとヘッド支持板32の膨張率の違いによって発生するサーマルヘッド31の印刷品質に影響を与える反りを防止しなければならない。そこで、図10乃至図16に基づいて、プラテンローラ26とサーマルヘッド31を密着させる構成とサーマルヘッド31の反りを防止する構成及びその構成の動作を説明する。
ここで、図10は、サーマルヘッドのヘッド支持部材への組み付け斜視図、図11は、サーマルヘッド及び放熱板等が取り付けられたヘッド支持部材のフレームへの取り付け斜視図、図12は、フレームに右側支持フレームと左側支持フレームが取り付けられる工程を示す斜視図、図13は、組立が完了した印刷ユニットの上面図、図14は、図13のX2−X2矢視断面図、図15は、ヘッド支持部材にサーマルヘッドを取り付けた三面図、図16は、サーマルヘッドの発熱によるヘッド支持部材の挙動を説明する説明図である。
先ず、図10乃至図14に基づいて、サーマルヘッド31が押圧バネ24から付勢力を受ける構成について、印刷ユニット19を組み立てる組立順序を参考にしながら説明する。
図10に示すように、長尺のサーマルヘッド31は下方にアルミニウム製の放熱板31Aが両面粘着剤で装着され、サーマルヘッド31の上辺左右にフラットケーブル31B、
31Cがコネクタ31D、31Eにて接続されている。
このようにセットされたサーマルヘッド31は、放熱板31Aを介して矢印Cの向きに
ヘッド支持部材32の上面に装着し、ネジ32A、32Bによって、ヘッド支持部材32の裏面からネジ用孔32C、32Dを通してネジ止めされる。
また、ヘッド支持部材32には、このヘッド支持部材32の搬送方向に対して後側の端縁部には支持部32Eが設けられ、後述するフレーム33の後側側壁部33Aに穿設された支持孔33Bによって上下方向に揺動可能に支持される。また、このヘッド支持部材32の搬送方向前側の端縁部中央においても、外側方向に延出される所定幅(本実施例では、約15mmである。)のガイド部32Fが設けられ、後述するフレーム33の前側側壁部33Cに穿設されるガイド孔33Dへ上下方向に移動可能に嵌入される。
また、ヘッド支持部材32の右側端縁部の上辺には、後述する右側支持フレーム49に穿設される右側ガイド孔49Aに嵌入される右側凸部32Gが設けられ、ヘッド支持部材32の左側端縁部の上辺には、後述する左側支持フレーム50に穿設される左側ガイド孔50Aに嵌入される左側凸部32Hが設けられている。
また、ヘッド支持部材32には、ガイド部32Fの近傍に2つの押圧バネ24、24のバネ係止部32J、32Kが設けられている。更に、バネ係止部32Jとネジ用孔32C
の間にはスリット32Lが設けられ、バネ係止部32Kとネジ用孔32Dの間にはスリット32Mが設けられている。
次に、図11に示すように、2つの押圧バネ24、24の一端をフレーム33に設けられたバネ係止部33E、33Fに係止して、押圧バネ24、24の他端をサーマルヘッド31及び放熱板31A等が取り付けられたヘッド支持部材32のバネ係止部32J、32
Kに係止しながらヘッド支持部材32の矢印Dの方向に押圧し、ヘッド支持部材32のガイド部32Fをフレーム33の前側側壁部33Cに穿設されたガイド孔33Dへ上下方向に移動可能に嵌入した後に、ヘッド支持部材32の支持部32Eをフレーム33の後側側壁部33Aに穿設された支持孔33Bに上下方向に揺動可能に取り付ける。
次に、図12では、サーマルヘッド31及び放熱板31A等が取り付けられたヘッド支
持部材32を装着したフレーム33に、右側支持フレーム49及び左側支持フレーム50を取り付ける。
先ず、図12に示すように、右側支持フレーム49に穿設されている右側ガイド孔49Aにヘッド支持部材32の右側凸部32Gを挿通させながら矢印Eの方向に右側支持フレーム49をフレーム33に当接してネジ49B、49Cによってネジ止めする。次に、左側支持フレーム50に穿設されている右側ガイド孔50Aにヘッド支持部材32の左側凸部32Hを挿通させながら矢印Fの方向に左側支持フレーム50をフレーム33に当接してネジ50B、50Cによってネジ止めする。
次に、図13では、右側支持フレーム49の内側から外側に向けてシート送りモータ52が取り付けられている。そして、上カバー5を閉じたときに、シート送りモータ52によって上カバー5の前端部下側に回転自在に軸支されているプラテンローラ26を回転駆動するために、ローラ軸26Aに固設されたギヤ26B(図3参照)とシート送りモータ52を連結するギヤ列51を右側支持フレーム49の外側に取り付ける。
更に、上カバー5を閉じたときに、上カバー5の前端部下側に回転自在に軸支されているプラテンローラ26のローラ軸26Aの右側端部の外周に、回転可能に嵌挿されたカラー部材25を係止する側面視略逆L字状の鉤形状を有する係止爪28を備えた解除摘み27(図6参照)が、右側支持フレーム49の外側に取り付けられる。この係止爪28は、搬送方向後側に付勢バネ27Aによって付勢され、解除摘み27を上方に押し上げることによって、係止爪28が付勢力に抗して搬送方向前側に回動され、カラー部材25との係止が解除され、上カバー5が開放可能な状態になる。
同様に、図13では、上カバー5を閉じたときに、上カバー5の前端部下側に回転自在に軸支されているプラテンローラ26のローラ軸26Aの左側端部の外周に、回転可能に嵌挿されたカラー部材25を係止する側面視略逆L字状の鉤形状を有する係止爪28を備えた解除摘み27(図6参照)が、左側支持フレーム50の外側に取り付けられる。この係止爪28は、搬送方向後側に付勢バネ27Aによって付勢され、解除摘み27を上方に押し上げることによって、係止爪28が付勢力に抗して搬送方向前側に回動され、カラー部材25との係止が解除され、上カバー5が開放可能な状態になり、右側支持フレーム49の外側に取り付けられた解除摘み27の上方への押し上げと合わせることによって、プラテンローラ26がサーマルヘッド31によって上方に付勢されて、上カバー5が上方に少し持ち上げられ、開放可能な状態になる。
次に、図14は、図13のX2−X2矢視断面図であって、押圧バネ24がフレーム33とヘッド支持部材32の間に収納されている状態を示しており、この状態はプラテンローラ26が無いのでヘッド支持部材32が押圧バネ24によって上方に押圧された状態になっている。そのため、ヘッド支持部材32の支持部32Eは、元々支持孔33Bの上端
部で支持されるようになっているが、ヘッド支持部材32のガイド部32Fも、ガイド孔33Dの上端部に当接して係止されている。また、ヘッド支持部材32の右側凸部32Gと左側凸部32Hは、それぞれ右側ガイド孔49Aと左側ガイド孔50Aの中を上下方向には自由に移動できるので、サーマルヘッド31を含むヘッド支持部材32は、プラテンローラ26に対して支持部32Eを中心とする自動調芯機構となっている。これによって、プラテンローラ26とサーマルヘッド31が密着され、印刷のためにプラテンローラ26とサーマルヘッド31の間に挟まれるロールシート3Aに対して安定した印刷が可能となる。
次に、図15、図16に基づいて、サーマルヘッド31の反りを防止する構成及びその構成の動作を説明する。
図15、図16に示すように、放熱板31Aとヘッド支持部材32は、左右の端部においてネジ32A、32Bによってネジ止めされている。端部におけるネジ止めは、ネジより外側に放熱板31Aを含むサーマルヘッド31の印刷品質に影響する自由端を作らない
ためである。そして、ヘッド支持部材32にはスリット32Lが、ネジ32Aとバネ係止部32Jの間に、ガイド部32F側の端面からネジ32Aとネジ32Bを結ぶ直線を直角に横切り、放熱板31Aを越えて設けられている。同様に、ヘッド支持部材32にはスリット32Mが、ネジ32Bとバネ係止部32Kの間に、ガイド部32F側の端面からネジ32Aとネジ32Bを結ぶ直線を直角に横切り、放熱板31Aを越えて設けられている。尚、ヘッド支持部材32に設けられたスリット32Lとスリット32Mが、ガイド部32F側の端面からネジ32Aとネジ32Bを結ぶ直線を直角に横切り、放熱板31Aを越えて設けられるのはスリット32Lとスリット32Mを広げ易くするためである。また、スリット32Lとスリット32Mが広がる際に発生するスリットの根元付近の凹凸がサーマルヘッドに影響を与えないためである。
この2つのスリット32Lとスリット32Mが、サーマルヘッド31への通電によって発生する熱を放熱板31Aとヘッド支持部材32に放熱したときに、放熱板31Aとヘッド支持部材32の膨張率の違いによって発生する反りを防止する。
放熱板31Aは熱伝導の大きいアルミニウムで製作されており、ヘッド支持部材32は
剛性の高いSPCCの鋼板製である。そのため膨張率は放熱板31Aの方が大きいので、
スリット32Lとスリット32Mが無い場合にはサーマルヘッド31は中高に反る。しかしながら、ヘッド支持部材32にスリット32Lとスリット32Mを設け、左右の端部において放熱板31Aとヘッド支持部材32をネジ32A、32Bによってネジ止めしたの
で、サーマルヘッド31に通電したときは、放熱板31Aの熱膨張で伸びた分とヘッド支
持部材32の熱膨張で伸びた分の差分だけヘッド支持部材32がネジ32A、32Bを介して引っ張られ、引っ張られた分だけヘッド支持部材32のスリット32Lとスリット32Mが広がることにより、サーマルヘッド31の反りを防止することができる。サーマルヘッド31への通電を停止した後は、放熱板31Aが元の長さに戻ると共に、スリット3
2Lとスリット32Mは元のスリット幅に戻る。尚、スリットは広げる方向には追従させることができるが縮める方向にはスリットを備える部材に反りが出てしまうので、引っ張る部材の膨張率よりもスリットを備える部材の膨張率を小さくする必要がある。
また、図14乃至図16に示すように、押圧バネ24、24はスリット32Lとスリット32Mの内側に配置されている。そのため、ヘッド支持部材32の支持部32E、ガイド部32Fを支点にして押圧バネ24、24によって押圧されたとき、押圧バネ24、24がスリット32Lとスリット32Mの外側に配置されているときには、スリット32Lとスリット32Mの部分で変形する虞があるが、押圧バネ24、24がスリット32Lとスリット32Mの内側に配置されているときには、ヘッド支持部材32の剛性は十分に保持されているので変形などによる反りの発生の虞はない。
ここで、ロールシート3Aは、印刷媒体として機能する。また、後側側壁部33A、前側側壁部33Cは、側壁部として機能する。また、支持孔33B、ガイド孔33Dは、係止孔として機能する。また、ネジ32A、32Bは、締め付け部材として機能する。また、支持部32E、ガイド部32Fは、凸部として機能する。また、押圧バネ24、24は、弾性部材として機能する。また、ヘッド支持部材32は、ヘッド支持板として機能する。また、左側凸部32H、右側凸部32Gは、端部として機能する。そして、テープ印刷装置1は、印刷装置として機能する。
以上、詳細に説明した通りテープ印刷装置1では、印刷品質を向上させるためにプラテンローラ26とサーマルヘッド31を密着させる必要がある。そのために、プラテンローラ26側に押圧バネ24を備えてプラテンローラ26をサーマルヘッド31に密着させるかサーマルヘッド31側に押圧バネ24を備えてサーマルヘッド31をプラテンローラ26に密着させるかのどちらかである。そこで、ロールシート3Aに文字、記号等を印刷する複数の発熱体を備えたサーマルヘッド31と、ロールシート3Aを搬送するためにサーマルヘッド31と対向する位置に設けられたプラテンローラ26と、サーマルヘッド31が取り付けられ、ロールシート3Aに文字、記号等を印刷するために発熱体に通電したときに発生する過剰な熱を放熱するための金属製の放熱板31Aと、前後に一対の後側側壁部33A、前側側壁部33Cを有すると共にそれぞれの後側側壁部33A、前側側壁部33Cに支持部32E、ガイド部32Fを設けたフレーム33と、サーマルヘッド31を取り付けた放熱板31Aの長手方向の両端をネジ32A、32Bによって取り付けると共に、前後に突出する支持部32E、ガイド部32Fによってフレーム33の後側側壁部33A、前側側壁部33Cの支持部32E、ガイド部32Fに係止され、裏面からサーマルヘッド31をプラテンローラ26の周面に所定荷重で当接させる少なくとも2つの押圧バネ24、24が取り付けられるヘッド支持部材32と、を備えた構成にした。
この構成において、例えば、2つの押圧バネ24、24によって、ヘッド支持部材32に設けられた前部に突出するガイド部32Fをフレーム33の前側の前側側壁部33Cに設けられたガイド孔33Dに上下に移動可能に支持すると共に、ヘッド支持部材32に設けられた後部に突出する支持部32Eを支点とするようにフレーム33の後側の後側側壁部33Aに設けられた支持孔32Eに支持するようにすると、サーマルヘッド31はプラテンローラ26に対して自動調芯されるので、プラテンローラ26とサーマルヘッド31を密着させることができる。これによって、プラテンローラ26とサーマルヘッド31が密着され、印刷のためにプラテンローラ26とサーマルヘッド31の間に挟まれるロールシート3Aに対して安定した印刷が可能となる。また、支持部32Eがスリット32Lとスリット32Mから離れているため、スリット32Lとスリット32Mが広がる際に発生するヘッド支持部材32のスリット根元周辺部分の変形によって支持部32Eの位置がヘッド支持部材32の面と垂直方向に移動することがなく、サーマルヘッド31を安定してプラテンローラ26に密着させることができる。
また、上述のプラテンローラ26とサーマルヘッド31を密着させる方法は、印刷品質を向上させる1つの方策であるが、サーマルヘッド31を使用する場合は、熱によるサー
マルヘッド31の反りを考慮しなければならない。例えば、コストダウン設計において、サーマルヘッドメーカーの標準品であり、性能を保証された放熱板31Aを備えたサーマルヘッド31をそのまま使用するためには放熱板31Aと膨張率の異なるヘッド支持部材32に取り付ける必要があり、その際にサーマルヘッド31への通電時に発熱によって発生するサーマルヘッド31の反りを防止する必要がある。そこで、ヘッド支持部材32に対して、ヘッド支持部材32の長手方向の一方の端部から他方の端部に向かって左右の一方の左側凸部32H、一方のネジ32B、一方の押圧バネ24、前後のガイド部32F、支持部32E、他方の押圧バネ24、他方のネジ32A、左右の他方の右側凸部32Gの順序に配置され、放熱板31Aの長手方向と直交すると共にネジ32A、32Bを結ぶ直線を越えてヘッド支持部材32の端部から設けられるスリット32M、スリット32Lが、一方のネジ32Bと一方の押圧バネ24の間と他方の押圧バネ24と他方のネジ32Aの間に設けられた構成にしたので、通電時には放熱板31Aが熱膨張で伸びた分だけスリット32M、スリット32Lが広がり、非通電時には放熱板31Aが収縮するのに伴いスリット32M、スリット32Lも元に戻るヘッド支持部材32に設けられたスリット32M、スリット32Lの動きによって、サーマルヘッド31の反りを防止することができる。このように、特注品でないサーマルヘッドメーカーの標準品を使用することによって、コストダウンを実現することができる。
更に、ヘッド支持部材32に対して、ヘッド支持部材32の長手方向の一方の端部から他方の端部に向かって左右の一方の左側凸部32H、一方のネジ32B、一方の押圧バネ24、前後のガイド部32F、支持部32E、他方の押圧バネ24、他方のネジ32A、左右の他方の右側凸部32Gの順序に配置されるように構成し、放熱板31Aの長手方向と直交すると共に右側凸部32Gを結ぶ直線を越えてヘッド支持部材32の端部から設けられるスリット32M、スリット32Lを、一方のネジ32Bと一方の押圧バネ24の間と他方の押圧バネ24と他方のネジ32Aの間に設けたので、スリット32M、スリット32Lが押圧バネ24、24の外側に在ることにより、ヘッド支持部材32の前後のガイド部32F、支持部32Eを支点にして押圧バネ24、24の押圧力が、ヘッド支持部材32をスリット32M、スリット32Lの部分で曲げて反らせてしまい、印刷品質を落としてしまうという問題を無くすことができる。また、支持部32Eがスリット32Lとスリット32Mから離れているため、スリット32Lとスリット32Mが広がる際に発生するヘッド支持部材32のスリット根元周辺部分の変形によって支持部32Eの位置がヘッド支持部材32の面と垂直方向に移動することがなく、サーマルヘッド31を安定してプラテンローラ26に密着させることができる。
そして、放熱板31Aの膨張率は、ヘッド支持部材32の膨張率より大きいので、ヘッド支持部材32に設けられたスリット32M、スリット32Lが追従できない場合には、サーマルヘッド31は中高になる。ロールシート3Aの搬送においてロールシート3Aの皺の発生を防止することができる。また、スリット32M、スリット32Lの幅を広げる方向に作用するのでコントロールがし易い。さらに、スリット32M、スリット32Lは広げる方向には追従させることができるが縮める方向にはスリット32M、スリット32Lを備える部材に反りが出てしまうので、引っ張る部材の膨張率よりもスリット32M、スリット32Lを備える部材の膨張率を小さくすることによってサーマルヘッド31の反りを防止できる。
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るテープ印刷装置の前側からの外観斜視図である。 テープ印刷装置の後側からの外観斜視図である。 テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す右側上方からの斜視図である。 テープ印刷装置にロールシートホルダが装着された状態における上カバーを開けて示す左側上方からの斜視図である。 ロールシートホルダをテープ印刷装置に装着した状態を示す側断面図である。 テープ印刷装置の上カバーを開けて、フロントカバーを取り外した状態を前側上方から見た概略斜視図である。 ロールシートが装着されたロールシートホルダの一例を示す図で、(A)は上方からの斜視図、(B)は下方からの斜視図である。 図5のX1−X1矢視断面図である。 ロールシートホルダ収納ケースに上カバーを組み付ける工程を説明する説明図である。 サーマルヘッドのヘッド支持部材への組み付け斜視図である。 サーマルヘッド及び放熱板等が取り付けられたヘッド支持部材のフレームへの取り付け斜視図である。 フレームに右側支持フレームと左側支持フレームが取り付けられる工程を示す斜視図である。 組立が完了した印刷ユニットの上面図である。 図13のX2−X2矢視断面図である。 ヘッド支持部材にサーマルヘッドを取り付けた三面図である。 サーマルヘッドの発熱によるヘッド支持部材の挙動を説明する説明図である。
1 テープ印刷装置
3A ロールシート3A
24 押圧バネ
26 プラテンローラ
31 サーマルヘッド
31A 放熱板
32 ヘッド支持部材
32A ネジ
32B ネジ
32E 支持部
32F ガイド部
32H 左側凸部
32G 右側凸部
32L スリット
32M スリット
33 フレーム
33A 後側側壁部
33B 支持孔
33C 前側側壁部
33D ガイド孔

Claims (2)

  1. 印刷媒体に文字、記号等を印刷する複数の発熱体を備えたサーマルヘッドと、
    前記印刷媒体を搬送するために前記サーマルヘッドと対向する位置に設けられたプラテンローラと、
    前記サーマルヘッドが取り付けられ、前記印刷媒体に文字、記号等を印刷するために前記発熱体に通電したときに発生する過剰な熱を放熱するための金属製の放熱板と、
    前後に一対の側壁部を有すると共にそれぞれの側壁部に係止孔を設けたフレームと、
    前記サーマルヘッドを取り付けた前記放熱板の長手方向の両端を締め付け部材によって取り付けると共に、前後に突出する凸部によって前記フレームの側壁部の係止孔に係止され、裏面からサーマルヘッドを前記プラテンローラの周面に所定荷重で当接させる少なくとも2つの弾性部材が取り付けられるヘッド支持板と、
    を備え、
    前記ヘッド支持板に対して、ヘッド支持板の長手方向の一方の端部から他方の端部に向かって左右の一方の端部、一方の締め付け部材、一方の弾性部材、前後の凸部、他方の弾性部材、他方の締め付け部材、左右の他方の端部の順序に配置され、前記放熱板の長手方向と直交すると共に前記締め付け部材を結ぶ直線を越えてヘッド支持板の端部から設けられるスリットが、前記一方の締め付け部材と前記前後の凸部より前記一方の締め付け部材の側に位置する前記一方の弾性部材の間と、前記他方の締め付け部材と前記前後の凸部より前記他方の締め付け部材の側に位置する前記他方の弾性部材の間に一対設けられており、
    前記放熱板の膨張率は、前記ヘッド支持板の膨張率より大きく、
    前記放熱板の長手方向への膨張時に、前記スリットの幅が広がることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記スリットは、前記放熱板を超えて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
JP2006283279A 2006-10-18 2006-10-18 印刷装置 Active JP5055943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006283279A JP5055943B2 (ja) 2006-10-18 2006-10-18 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006283279A JP5055943B2 (ja) 2006-10-18 2006-10-18 印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008100393A JP2008100393A (ja) 2008-05-01
JP5055943B2 true JP5055943B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=39435087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006283279A Active JP5055943B2 (ja) 2006-10-18 2006-10-18 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5055943B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6204084B2 (ja) * 2013-06-27 2017-09-27 京セラ株式会社 サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ
JP2018130969A (ja) * 2018-06-05 2018-08-23 富士通コンポーネント株式会社 プリンタ装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01290454A (ja) * 1988-05-18 1989-11-22 Rohm Co Ltd サーマルヘッド
JPH07183980A (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 情報通信装置、感熱記録装置及び熱記録ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008100393A (ja) 2008-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008094009A (ja) 印刷装置
JP4840039B2 (ja) テープ印刷装置
EP2979883B1 (en) Printer cover lock mechanism
US7245312B2 (en) Thermal printer with quick-release printhead assembly
JP2010146482A (ja) 電子機器及び電子機器の製造方法
JP4844339B2 (ja) 印刷装置
JP5055943B2 (ja) 印刷装置
US7145583B2 (en) Thermal printer
JP4807216B2 (ja) 印刷装置
EP2052866B1 (en) Printing apparatus
JP4930232B2 (ja) 印刷装置
JP5516779B2 (ja) ハーフカット装置及びテープ印刷装置
EP2314457A1 (en) Printing apparatus
JP2009029557A (ja) テープ印刷装置
JP2011116044A (ja) 印刷装置の姿勢補正具、およびそれを用いた印刷装置
JP6252451B2 (ja) 印刷装置
JP2012006159A (ja) 印刷装置の防滴カバー
JP2006264338A (ja) テープ印字装置
JP5005943B2 (ja) プリンタ装置
JP6194690B2 (ja) 基板取付構造及びテープ印字装置
JP5339123B2 (ja) ハーフカット装置及びテープ印刷装置
JP4923895B2 (ja) テープ印刷装置
JP5794415B2 (ja) 電子機器
JP5516778B2 (ja) ハーフカット装置及びテープ印刷装置
CN216183861U (zh) 印字单元、热敏打印机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5055943

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150