JP4930232B2 - 印刷装置 - Google Patents

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本発明は、印刷済みの長尺状のロールシートを切断手段まで案内する放熱部材を備えた印刷装置に関するものである。
従来より、長尺状のロールシートを全幅に渡って切断する切断手段を備えた印刷装置に関して種々提案されている。
例えば、可動刃をロールシートの幅方向にスライド移動させることにより、ロールシートをその幅方向で切断するスライド方式の切断手段を備えた印刷装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−212139号公報
上述した特許文献1に記載されるスライド方式では、印刷媒体を切断する際には、可動刃がスライド移動し、この移動により、可動刃が取り付けられたカッターユニットをカット方向に往復移動させるカッタ搬送機構が設けられている。しかしながら、このカッタ搬送機構は、可動刃のロールシートを切断する切断ポイントが局部的に集中するため、可動刃の耐久性を低下させるという問題がある。
このため、ロールシートの一面側の幅方向全幅に渡って設けられた固定刃と、ロールシートの他面側の幅方向全幅に渡って当接後、この固定刃に摺動しつつロールシートの厚さ方向に移動する可動刃とによってロールシートを切断する切断機構(いわゆる、ギロチンカッターである。)が考えられる。
しかし、ギロチンカッターでは、印字を行う印刷部とカッタの間にスペースがあいているため、印字されたロール状の印刷媒体をカッタ部まで案内する搬送路部材が必要となる。また、ロール状の印刷媒体は、ロール状に巻かれているため、ロールから引き出される印刷媒体には巻き癖が付いている。そのため、上記のギロチンカッターでは、ロールの巻き癖によって、印刷媒体の切断位置が少しずれることになる。これに起因して、切断されたラベルの長さに大きなばらつきが生じるという問題がある。
従って、ギロチンカッターでは、ロール状の印刷媒体の巻き癖を相殺して、常に安定した切断位置で印刷媒体を切断するためには、印刷媒体はカッタの切断点において水平であることが望まれている。そのため、巻き癖の影響を受けずに印刷媒体がカッタの切断点において水平になるよう、印刷媒体を上向きに案内するガイド部材を別途に設ける必要がある。
また、上記のギロチンカッターで切断されたラベルが、印刷装置の内部に落ち込まないようにカッタ付近にラベルガイド壁を設ける必要がある。これにより、印刷装置の薄型化が難しく、部品構成が複雑化になるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、放熱部材に上向きのガイド部材と下方向きのガイド壁を備えることにより、放熱部材にラベルガイド部材とラベルガイド壁を兼ねさせることによって、印刷済みラベルを安定して切断手段まで案内するとともに、切断されたラベルが印刷装置の中に落ち込むことを防止でき、ラベルの搬送機能を向上させることが可能な印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る印刷装置は、ロール状の印字媒体が装着される本体と、前記印字媒体に印刷を行う印刷手段と、前記印刷手段の搬送方向の下流側に配置され、前記印字媒体を切断する切断手段とを備える印刷装置において、前記切断手段は、前記ロール状の印字媒体を一面側の幅方向全幅に渡って設けられた固定刃と、前記ロール状の印字媒体の厚さ方向に移動可能に設けられ、前記ロール状の印字媒体の他面側から、前記固定刃に向かって移動してロールシートを幅方向全幅に渡って切断する可動刃とを備え、前記印刷手段は、前記本体に設けられたプランテンローラと、前記プラテンローラの下側に設けられ、前記プランテンローラと圧接状態または離間状態に上下方向に移動自在なサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下側に設けられた放熱部材とから構成され、前記放熱部材は、搬送方向の下流側端縁部に切断手段に向かって印字媒体を上向きに案内する第1案内部材と、搬送方向の下流側端縁部から下方に折り曲げられる第2案内部材とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に係る印刷装置は、請求項1に記載の印刷装置において、前記第1案内部材を複数備えていることを特徴とする。
請求項1に係る印刷装置では、固定刃及び可動刃で構成される切断手段とサーマルヘッドの間において、放熱部材が搬送方向の下流側端縁部に切断手段に向かって印字媒体を上向きに案内する第1案内部材を備えることにより、ロール状の印刷媒体の先端はこの第1案内部材に当接し、斜め上向きに切断手段まで案内される。
このように、この上向きの第1案内部材が切断手段と印刷手段の間に介在し、ロール状の印刷媒体を上向きに案内することができる。ロール状の印刷媒体はこの第1案内部材を通ることによって、上記印刷媒体の巻き癖を相殺できる一定の歪みを与え、印刷媒体をカッタの切断点において水平になるようにガイドする。また、この第1案内部材の上向きの案内により、ロール状の印刷媒体は強力な変形力が加えられることなく、安定して且つスムーズに切断手段まで案内され、印刷装置における印刷媒体の搬送機能を飛躍的に向上させることが可能となる。
さらに、放熱部材の一部がこの第1案内部材を兼ねていることから、別途に切断手段付近まで印刷媒体を案内するラベルガイド部材を設ける必要がなくなり、部品構成を簡素化することができる。
さらに、請求項1に係る印刷装置では、搬送機構は、搬送方向の下流側端縁部において、搬送方向と垂直する下方に折り曲げられる第2案内部材を備えることにより、切断された印刷媒体が印刷装置の中に落ち込むことを防止し、ラベルの搬送機能を向上させることが可能となる。 また、開口部から切断されたロールシートが誤って入った場合には、切断された印刷媒体がこの垂直下方に曲げられる第2案内部材に当接し、それ以上印刷装置の内部に落ち込むのを防止することが可能となる。
また、請求項2に係る印刷装置では、上向きの第1案内部材を複数備えている。これにより、第1案内部材とロール状の印刷媒体との接触する部分を減らすことができ、さらに印刷媒体を搬送するときの騒音を低減することが可能となる。
以下、本発明に係る印刷装置について、本発明を具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るロールシートホルダが装着される印刷装置の概略構成について図1乃至図6に基づき説明する。
図1乃至図6に示すように、印刷装置1は、本体筐体2と、所定幅の無定長ロールシート3A(以下、「ロールシート3A」という。)が巻回されたロールシートホルダ3がロールシートホルダ収納部4に収納され、後側上端縁部に開閉自在に取り付けられた透明樹脂製の上カバー5によって上部が覆われる。
また、上カバー5の前側にフロントカバー6が形成されている。かかるフロントカバー6のほぼ中央部(図1の中央部)には、電源ボタン7A、押下している間ロールシート3Aを搬送方向に排出するフィードボタン7B、押下することによってフロントカバー6で覆われるカッタユニット8(図7参照)を駆動させてロールシート3Aを切断するカットボタン7C等が配置されている。また、フロントカバー6の前端部には、印刷されたロールシート3Aを外部に排出するシート排出口6Aが形成されている。
また、本体筐体2の背面部には、図2に示すように、右側の側端部に不図示の電源コードが接続されるインレット9が配設されると共に、左側の側端部には不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)コネクタ10が設けられている。
ロールシート3Aは、図5に示すように、自己発色性を有する長尺状の感熱シート(いわゆる、サーマルペーパー)3Cと、この感熱シート3Cの裏面側に粘着剤層3Dを介して剥離紙3Eが張り合わされて構成され、感熱シート3Cの印刷面が内側になるように巻回されている。
また、図3に示すように、ロールシートホルダ3は位置決め保持部材12を備えている。かかる位置決め保持部材12の外側方向に断面略矩形状の取付部材13が突設されている。
図3及び図6に示すように、印刷装置1は、ロールシートホルダ収納部4の搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部(図3中、右側側端縁部)に、ロールシートホルダ3を支持するホルダ支持部材15が設けられている。このホルダ支持部材15には、幅方向上方に開口すると共に幅方向両側に開口する正面視略縦長コの字状の第1位置決め溝部16が形成されている。
また、図4に示すように、ロールシート3Aを挿入する挿入口18の後端縁部からロールシートホルダ収納部4の前側上端縁部まで略水平に延出されて、後述のロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の先端部が載置される載置部21が設けられている。また、この載置部21の搬送方向後側の端縁角部には、ロールシート3Aの複数の幅寸法に対応して断面略L字状の5個の第2位置決め溝部22A〜22Eが形成されている。この各第2位置決め溝部22A〜22Eは、図4に示すように、ロールシートホルダ3を構成するガイド部材20の載置部21に当接する先端下端部分を上方から嵌め込むことができるように形成されている。
また、図6に示すように、ロールシートホルダ収納部4の底面部には、ホルダ支持部材15の内側基端部から対向する側面部基端部まで搬送方向に対して略垂直に平面視横長四角形の位置決め凹部4Aが所定深さ(本実施形態では、約1.5〜3mmの深さである。)で形成されている。この位置決め凹部4Aの搬送方向幅寸法は、ロールシートホルダ3を構成する位置決め保持部材12(図3参照)及びガイド部材20の各下端縁部の幅寸法にほぼ等しくなるように形成されている。また、位置決め凹部4Aのホルダ支持部材15の内側基端部には、位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出される不図示のシート判別部に対向する部分が、位置決め凹部4Aよりもさらに所定深さ(本実施形態では、約1.5〜3mmの深さである。)だけ深くなるように形成された搬送方向に縦長の平面視長四角形の判別凹部4Bが形成されている。
また、この判別凹部4Bには、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成されて、ロールシート3Aの種別、感熱シート3Cの材質、ロールシート幅等を判別するための6個のシート判別センサP1、P2、P3、P4、P5、P6がL字状に設けられている。尚、図6には、6個の各シート判別センサP1〜P6が示されている。
この各シート判別センサP1〜P6は、プランジャーとマイクロスイッチ等から構成される公知の機械式スイッチからなり、該各プランジャーの上端部は、該判別凹部4Bの底面部から位置決め凹部4Aの底面部近傍まで突き出るように設けられている。そして、この各シート判別センサP1〜P6に対して位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出されるシート判別部に形成される不図示の各センサ孔が有るか否かを検出して、そのオン・オフ信号によりロールシートホルダ3に装着されたロールシート3Aの種別、感熱シートの材質、ロールシート幅等を検出するものである。
尚、本実施形態の場合は、各シート判別センサP1〜P6は、そのプランジャーが常には、判別凹部4Bの底面から位置決め凹部4Aの底面部近傍まで突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態になっている。そして、シート判別部の各センサ孔が、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に有る場合には、プランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるので、オフ信号が出力され、一方、シート判別部の各センサ孔が、各シート判別センサP1〜P6に対向する位置に無い場合には、プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力される。従って、各シート判別センサP1〜P6によって6ビットの「0」、「1」信号が出力され、各シート判別センサP1〜P6が全てオフ状態の場合、即ち、ロールシートホルダ3が装着されていない場合には、6ビットの「000000」の信号が出力される。
また、挿入口18のホルダー支持部材15側の側端縁部(図3中、右端縁部)は、該ホルダー支持部材15に嵌め込まれる位置決め部材12の内側端面に対向する位置に形成されている。 これにより、巻芯に巻回されたロールシート3Aが装着されたロールシートホルダ3は、位置決め部材12の取付部材13をホルダ支持部材15の第1位置決め溝部16に嵌め込むと共に、図4に示すように、ガイド部材20の先端下端部を各第2位置決め溝部22A〜22Eのいずれかに嵌め込んで該ガイド部材20の下端部を位置決め凹部4A内に嵌入して当接させることによって、ロールシートホルダ収納部4に着脱自在に取り付けられる。
また、図4に示すように、ロールシートホルダ収納部4の他方側端縁部には、本体筐体2の側端縁部(図4中、右側端縁部)に連結しつつ、上カバー5を支持するスライド部材29が設けられている。かかるスライド部材29がスライドしながら上カバー5を支持するとともに、後述するサーマルヘッド31の上下動操作等を行う。
図5に示すように、フロントカバー6の後端部下側には、プラテンローラ26が回転自在に軸支されている。このプラテンローラ26の下側にサーマルヘッド31が設けられている。サーマルヘッド31は、スライド部材29により上下動操作等が行われる。ロールシート3Aはプラテンローラ26とサーマルヘッド31の間で印字されている。
即ち、スライド部材29をスライドさせて上カバー5を閉じることにより、サーマルヘッド31が上方に移動され、ロールシート3Aをプラテンローラ26に押圧付勢して印字可能な状態になる。また、上カバー5を閉じることによって、上カバー5の前側の両端縁部に設けられた側面視略L字状の各係止爪25(図3参照)が、フロントカバー6の下側に形成された各係止孔28(図4参照)に係止される。
一方、上カバー5を開くことによって、各係止爪25、25が係止孔28、28から外れる。それとともに、上カバー5に連結されたスライド部材29によって上カバー5が開くことに連動して、サーマルヘッド31が下方に移動し、プラテンローラ26から離間する。
また、図5に示すように、ロールシートホルダ収納部4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部が形成された制御基板36が設けられている。また、サーマルヘッド31の下側には、電源回路部が形成された電源基板37が設けられている。そして、制御基板36及び電源基板37は、底面部にネジ止めされた薄い鋼板製(本実施形態では、厚さ約0.5mmのSPCC等の鋼板製である。)の底面カバー38によって覆われている。
さらに、サーマルヘッド31の下流側にカッターユニット8が設けられている。カッタユニット8の概略構成について図7に基づいて説明する。図7に示すように、カッターユニット8は、搬送方向後側に配置されて固定刃41等が固定される平面視コの字形の後フレーム51と、切断モータ43等が固定されて後フレーム51の搬送方向前側を覆う前フレーム52等から構成されている。
印字済みロールシート3Aが搬送方向後ろ側の切断位置、即ち、カッターユニット8の固定刃41に対向する位置まで搬送された場合には、カッターユニット8の正面視V字形の可動刃42がDCモータ等で構成される切断用モータ43により上下方向に往復移動して固定刃41と可動刃42とによって切断され、シート排出口6Aから排出される。
図7に示すように、後フレーム51には、ロールシート3Aが挿通される横長の開口部68が開設されている。また、可動刃42の左右両端縁部は、開口部68の左右側端縁部と各側壁部51A、51Bとの隙間にほぼ等しい幅で上方に延出されて、該可動刃42が最下点に位置している場合に、固定刃41の各左右両端部上に上端部が乗り上げている各案内部42B、42Cが形成されている。
また、開口部68の上端縁部には、搬送方向前側の各側壁部51A、51B間に、該開口部68の横幅よりも長い固定刃41が、各ネジ63、63によってネジ止めされている。また、固定刃41の刃先は、開口部68の上端縁部より少し下側に位置するように配置され、ロールシート3Aの全幅に渡って当接可能に設けられている。
切断用モータ43をONした場合、可動刃42は、元の位置(最下点の位置)から搬送方向と垂直する上側に向かって移動され、切断位置まで上がり、固定刃41との摺動によってロールシート3Aを切断する。一方、切断用モータ43を停止した場合、可動刃42は、切断位置から搬送方向と垂直する下側に向かって移動され、最下点の位置まで下がる。その際、開口部68の下端縁部は、可動刃42のV字形刃先の最下端部よりも所定高さ下側に位置している。
次に、カッターユニット8の上流側に設けられた印刷部60及びその周辺の概要について、図8〜図10に基づいて説明する。
図8は、印刷部60及びその周辺の概要を示した斜視図である。図8に示すように、印刷部60は、一対の側板61を備えており、その一対の側板61の間には、不図示のプラテンローラ26や、サーマルヘッド31や、放熱板62などが設けられている。
図8に示すように、放熱板62の上面において、サーマルヘッド31や、サーマルヘッド31のFPC基板65などが固定されている。この放熱板62は、平面状部分62Aと、上向きのガイド部材62Bと、平面視コ字状のガイド壁62Cとから構成されている。
また、図8に示すように、ガイド部材62Bは、放熱板62の各左右両端部及び中央部において、搬送方向の後端縁部から斜め上方に向かって折り曲げられて構成されるとともに、平面視コ字状のガイド壁62Cは、放熱板62の後端縁部から搬送方向と垂直する下方向きに折り曲げられて形成されている。
図9は本実施形態に係る印刷装置において、ロールシートを挟んでサーマルヘッドがプラテンローラに押圧された状態での印刷部及びその周辺の概略を示した側面図である。図9に示すように、ロールシート3Aは、サーマルヘッド31とプラテンローラ26の間で印刷が終えた後、サーマルヘッド31の下流側に配置されているカッターユニット8まで搬送される。
ロール状に巻かれているロールシート3Aは、ロールから引き出される際は巻き癖が付いており、この巻き癖により丸まろうとする。上向きのガイド部材62Bは、ロールシート3Aをカッタの切断点に対して平行になるように案内する部材である。
即ち、この印刷済みのロールシート3Aの先端ないし先端部分は、放熱板62の搬送方向の後端縁部に形成された上向きのガイド部材62Bに当接し、略斜め上向きに搬送方向の後側へ案内される。これにより、当該ロールシート3Aの先端が巻き癖の影響を受けずに下流側におけるカッターユニット8の開口部68までほぼ水平に導き出されることができる。
一方、平面視コ字状のガイド壁62Cは、放熱板62における搬送方向の後端縁部が搬送方向と垂直する下方向きに折り曲げられて形成される。このガイド壁62Cは、ガイド部材62Bと反対方向(下方)に折り曲げられて形成されることにより、切断されたロールシート3Aが印字装置1に落ち込んでしまうことを防止することができる。
図9に示すように、ガイド壁62Cは、カッターユニット8の開口部68に隣接されているため、切断されたロールシート3A等が、シート排出口6Aから開口部68内に入った場合には、このガイド壁62Cに当接して、それ以上印刷装置1の内部に入り込んでしまうことを防止することが可能となる。
サーマルヘッド31によって印刷されたロールシート3Aは、ガイド部材62Bの案内により、カッターユニット8の開口部68に送り出された際、図9に示すように、切断用モータ43を回転駆動させることによって、可動刃42は最下点位置から搬送方向と直交する上側に向かって移動され、可動刃42のV字形刃先の最下端部が固定刃41よりも上側まで移動される。可動刃42と固定刃41との摺動によって、開口部68内に搬送されたロールシート3Aは、幅方向全幅に渡って切断される。
また、図10は本実施形態に係る印刷装置において、サーマルヘッドがプラテンローラから離間した状態での印刷部及びその周辺の概略を示した図である。図10に示すように、上カバーを開けると、サーマルヘッド31がプラテンローラ26から離間し、可動刃42は、切断位置から搬送方向と直交する下側に向かって移動され、最下点の位置まで下がる。
このように、放熱板62でガイド部材62Bを設けることにより、印刷済みのロールシート3Aが上向きのガイド部材62Bにより、巻き癖を相殺してカッターユニット8まで案内される。これにより、ロールシート3Aがカッターユニット8の切断点においてほぼ水平になるように案内されることができ、ロールシート3Aの切断位置のずれを減らすことができる。さらに、ロールシートを水平状態にて切断することにより、ギロチンカッタの耐久性を向上することができるとともに、安定した用紙切断品質を保つことができる。
また、放熱板62でガイド壁62Cを設けることにより、切断されたロールシート3Aが印刷装置の中に落ち込むことを防止でき、ラベルの搬送機能を飛躍的に向上させることが可能となる。
さらに、放熱板62は、平面状の放熱板62A、ガイド部材62B及びガイド壁62Cを備えることにより、放熱板62は印刷部とラベルガイド部材を兼ねることになる。従来のように、カッタ付近において別途にラベルガイドとガイド壁を設ける必要がなくなる。従って、部品の点数を削減でき、スペースの節約を実現でき、そして、部品の構成も簡素化できる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施形態に係る印刷装置の前側からの外観斜視図である。 本実施形態に係る印刷装置の後側からの外観斜視図である。 本実施形態に係る印刷装置にロールシートが装着された状態で上カバーを開けて示す右側上方からの斜視図である。 本実施形態に係る印刷装置に小さい幅のロールシートが装着された状態で上カバーを開けて示す右後側上方からの斜視図である。 ロールシートホルダを本実施形態に係る印刷装置に装着した状態を示す側断面図である。 本実施形態に係る印刷装置の上カバーを取り外した状態を後側上方から見た概略斜視図である。 本実施形態に係る印刷装置のカッターユニットの正面図である。 本実施形態に係る印刷装置の印刷部の要部拡大斜視図である。 本実施形態に係る印刷装置において、ロールシートを挟んでサーマルヘッドがプラテンローラに押圧された状態での印刷部及びその周辺の概略を示した側面図である。 本実施形態に係る印刷装置において、サーマルヘッドがプラテンローラから離間した状態での印刷部及びその周辺の概略を示した側面図である。
1 印刷装置
2 本体筐体
8 カッターユニット
26 プラテンローラ
31 サーマルヘッド
41 固定刃
42 可動刃
60 印刷部
62 放熱板
62B ガイド部材
62C ガイド壁

Claims (2)

  1. ロール状の印字媒体が装着される本体と、
    前記印字媒体に印刷を行う印刷手段と、
    前記印刷手段の搬送方向の下流側に配置され、前記印字媒体を切断する切断手段とを備える印刷装置において、
    前記切断手段は、前記ロール状の印字媒体を一面側の幅方向全幅に渡って設けられた固定刃と、前記ロール状の印字媒体の厚さ方向に移動可能に設けられ、前記ロール状の印字媒体の他面側から、前記固定刃に向かって移動してロールシートを幅方向全幅に渡って切断する可動刃とを備え、
    前記印刷手段は、前記本体に設けられたプランテンローラと、前記プラテンローラの下側に設けられ、前記プランテンローラと圧接状態または離間状態に上下方向に移動自在なサーマルヘッドと、前記サーマルヘッドの下側に設けられた放熱部材とから構成され、
    前記放熱部材は、搬送方向の下流側端縁部に切断手段に向かって印字媒体を上向きに案内する第1案内部材と、搬送方向の下流側端縁部から下方に折り曲げられる第2案内部材とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1案内部材を複数備えていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
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