JP5055934B2 - ブラシレスdcモータの制御装置及び換気送風機 - Google Patents
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Description
図1に示すように、直流電源6は電圧平滑用のコンデンサ7に接続され、インバータ回路1に直流電圧を供給する。インバータ回路1は3相インバータブリッジの構成であり、Q1,Q2,Q3はそれぞれU,V,W相の上アームスイッチング素子であり、同様にQ4,Q5,Q6はそれぞれU,V,W相の下アームスイッチング素子である。各スイッチング素子には、それぞれ並列に還流ダイオードD1,D2,D3,D4,D5,D6を接続する。直流電源6とスイッチング素子の間には、図示するように電流検出抵抗31を配置する。ブラシレスDCモータ2は回転子3と固定子4から構成され、固定子4には電気角で120度の位相差を持つように固定子巻線LU,LV,LWが配置される。また、電気角でお互いに120度の位相差を持つようにHU,HV,HWの3つの位置検出手段としての磁気センサを内蔵し、回転子3の磁極の位置を検出する。その位置検出信号は制御装置17のマイクロコンピュータ8に内蔵された回転数制御手段13に出力される。位置検出手段としては、位置を検出できればよく、磁気センサなどがある。
また、図2(b)は回転数設定手段12が、例えば、予めNs=600r/minに設定されており、回転数制御手段13から出力されるモータ電圧値がVg=29Vである場合、PWM出力手段10はNgをNsを比較し、Nsが低いのでモータ電圧値を例えばVg=29VからVg=30Vに上昇させる。この様にモータ電圧値を変化させ、設定された回転数Ns=600r/minに近づくように制御される。
電圧検出手段9は、例えば、電源電圧値Vd=48Vを検出する。回転数制御手段13から出力されるモータ電圧値Vg=30Vとすると、PWM出力手段のPWMのデューティDpを2式より求める。
この時のPWMのデューティはDp=0.63となり、一方、例えば、Vd=50Vの時、Pd=0.6となる。電源電圧が高くなるとPWMのデューティは下がるので、モータ電圧は電源電圧が変化しても一定となる。
インバータ回路1は、回路の構成上PWM出力手段10から出力するPWMのデューティの最大値Dmaが最大デューティ設定手段18により定まっている。これを超えると、インバータ回路1のスイッチング素子の制御電圧が確保出来なくなる。従って、例えば、Dma=0.85とすると、PWM出力手段10は電源電圧が低くなり、回転数制御手段より出力されるモータ電圧値より定まるPWM出力手段10のPWMのデューティDp=0.85以上になった場合、Dp=Dmaとする。この時の最大モータ電圧値Vmaは式3で示される。最大デューティ設定手段18としては、最大デューティを設定するスイッチなどがある。
図4は電源電圧が低下して、PWMのデューティDp=0.85以上になった場合のモータ電圧が制限される動作を示す。図4(a)は電源電圧が上昇した時のモータ電圧とモータ電流の変化を示す。図4(b)はPWMのデューティDpを示す。例えば、Vd=48Vの時、Vma=40.8Vとなる。モータ電圧値Vgが40.8V以上に設定されている時、Vgは制限されてVg=40.8Vになる。
インバータ回路1において、スイッチング素子の電源電圧に対する耐圧が決められている。PWM出力手段10は、最大電圧設定手段15で定められたスイッチング素子の耐圧より低い最大電圧値、例えば、80Vと電源電圧値を比較し、最大電圧値より電源電圧値が高い場合、モータ電圧の出力を停止しインバータ回路1を停止する。最大電圧設定手段15としては、最大電圧を設定のスイッチなどがある。
インバータ回路1において、スイッチング素子の駆動電圧を確保し安定して操作させることが必要となる。PWM出力手段10は、最低電圧設定手段16で定められた最低電圧値、例えば、15Vと電源電圧値を比較し、最低電圧値より電源電圧値が低い場合、モータ電圧の出力を停止しインバータ回路1を停止する。最低電圧設定手段16としては、最大電圧を設定するスイッチなどがある。
PWM出力手段10は、前記電圧検出手段9から出力される電源電圧値と前記回転数制御手段13から出力されるモータ電圧値の関係より予め記憶されたPWM信号を出力する。PWM信号はPWMのデューティDpとして記憶される。
電源電圧値を検出するタイミングを決定する検出タイミング手段14は、PWM出力手段10より出力されるPWM信号の周期に同期して検出するタイミングを出力する。PWM出力手段10は各PWM信号の周期毎に出力される電源電圧値より、次のPWM信号のタイミングに回転数制御手段13から出力されるモータ電圧より、インバータ回路1から出力されるモータ電圧を一定に出力する。検出タイミング手段14としては、上記内容が実現できる論理回路などがある。
電源電圧は検出タイミング手段14に同期して検出し、PWM出力手段10は1)で検出した電源電圧値と前回の1)で検出した電源電圧値を比較し、電圧差設定手段19により予め定められた電圧値を、例えば、1Vとすると、1Vより大きい場合、その電源電圧値と回転数制御手段13から出力されるモータ電圧値より、インバータ回路1から出力されるモータ電圧を一定に出力する。
検出タイミング手段14は、前記直流電源6が周期的に電圧変動する電源、例えば従来例で示した交流電源133から変圧器134に接続され、低電圧にしてから整流器135により整流された直流電源において、電圧変動より短い周期、例えば、2m秒で前記電圧検出手段9は電源電圧値を検出し、PWM出力手段10はその次のPWM信号の周期に電源電圧値と前記回転数制御手段13から出力されるモータ電圧より、前記インバータ回路1から出力されるモータ電圧を一定に出力する制御をする。
PWM出力手段10はブラシレスDCモータ2に出力するモータ電圧を前回に出力したモータ電圧に対し制限して出力することにより、前記インバータ回路から出力されるモータ電圧を前記直流電源の電源電圧の急変に対し徐々に一定になるように出力する。
図12に示すように、ブラシレスDCモータの制御装置を熱交換型冷却機に搭載したものである。
2 ブラシレスDCモータ
3 回転子
4 固定子
5 位置検出手段
6 直流電源
7 コンデンサ
8 マイクロコンピュータ
9 電圧検出手段
10 PWM出力手段
11 ドライブ回路
12 回転数設定手段
13 回転数制御手段
14 検出タイミング手段
15 最大電圧設定手段
16 最低電圧設定手段
17 制御装置
18 最大デューティ設定手段
19 電圧差設定手段
31 電流検出抵抗
Claims (2)
- 直流電源に複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータ回路を介して接続された回転子と固定子巻線を有するブラシレスDCモータと前記回転子の磁極の位置を検出し位置検出信号を出力する位置検出手段と前記回転子の回転数を設定する回転数設定手段と前記位置検出手段から出力される位置検出信号より前記回転子の回転数を検出し前記回転数設定手段から設定される回転数と比較し回転数が一致するようにモータ電圧値を出力する回転数制御手段とモータ電圧値より前記ブラシレスDCモータに出力するモータ電圧をPWM信号として出力するPWM出力手段とPWM信号から前記インバータ回路を駆動させるドライブ回路により前記インバータ回路のスイッチング素子をオン・オフさせてモータ電圧を出力し回転数を制御する制御装置において、前記直流電源の電源電圧値を検出タイミング手段の決定するタイミングで検出する電圧検出手段を備え、前記PWM出力手段は前記電源電圧値と前記モータ電圧値により、前記PWM信号のデューティを算出するブラシレスDCモータの制御装置であって、前記検出タイミング手段は、前記PWM出力手段より出力されるPWM信号の周期に同期して検出するタイミングを出力し、前記PWM出力手段は、各PWMの周期毎に検出される電源電圧値を比較し、今回の電源電圧値が前回の電源電圧値に比べてその差の電圧値が電圧差設定手段により回転数の増加とモータ電流の増加を防ぐために設定した電圧値より大きい場合に前記今回の電源電圧値と前記回転数制御手段から出力されるモータ電圧値より、前記インバータ回路から出力されるモータ電圧を一定に出力する制御を有することを特徴とするブラシレスDCモータの制御装置。
- 請求項1に記載のブラシレスDCモータの制御装置を搭載した換気送風機。
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