JP5055934B2 - ブラシレスdcモータの制御装置及び換気送風機 - Google Patents

ブラシレスdcモータの制御装置及び換気送風機 Download PDF

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Description

本発明は、換気送風装置、例えば、機器冷却に使用される熱交換型冷却機に使用されるブラシレスDCモータの回転数を検出して制御する制御装置であり、電源電圧が急変してもインバータ回路から出力されるモータ電圧を一定にして回転数の変動およびモータ電流の増加を防ぎ、過電流保護が働かないようにしてブラシレスDCモータの駆動の信頼性を高めるものである。
近年、この種の換気送風装置は、24時間365日の連続運転と、風量の調節のため、効率が高く、回転数が連続的に変更できるブラシレスDCモータが採用されている。また、市場のコスト要求、設置スペースを少なくすることや夜間も含め連続的に運転されるため、装置の低コスト化、小型化、低騒音化や高信頼性が求められ、更には、ブラシレスDCモータやその制御装置の低コスト化、小型化、低騒音化や高信頼性が求められている。
例えば、具体的に熱交換型冷却機では、発熱体収納箱内の空気を取込んだ後、熱交換素子内を通過させて熱交換させ、再び発熱体収納箱内に戻し循環させる内気風路と、外気を取込み、熱交換素子内を通過させて熱交換させた後、再び外気に排出する外気風路を有しこれら両風路は仕切板にて独立しており、それぞれの風路内には、それぞれの空気を搬送する換気送風機が設置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来、このような構成の熱交換型冷却機は、携帯基地局等の冷却に使用され、携帯基地局本体側から、熱交換型冷却機に直接または、交流電源から電源トランスと整流平滑回路を介して直流の低圧電源が供給され、ブラシレスDCモータを搭載した換気送風機を駆動している。
以下、その熱交換型冷却機の動作について、図13を参照しながら説明する。図13に示すように、発熱体収納箱101内の熱せられた空気(以下、これを内気と称する)は熱交換型冷却機102の内気吸込口103より、室内側ブラシレスDCモータ104を搭載した室内側送風機105によって吸込まれ、熱交換素子106を通過したのち、内気吐出口107より発熱体収納箱101内に戻る循環風路を循環している。一方、室外側ブラシレスDCモータ108を搭載した室外側送風機109によって、外気吸込口110より吸込まれた外気は、熱交換素子106を通過したのち、外気吹出口111より、外気に再度排出されている。内気風路と外気風路は仕切板112によって両風路が独立するよう略気密状態に仕切られ、また内気風路と外気風路の交点には外気と内気の顕熱を交換する熱交換素子106が配置されている。上記構成により、熱交換型冷却機102は、低温外気を取り入れ、発熱体収納箱101内部の暖かい空気との間で熱交換素子106にて熱交換をおこない、暖かくなった外気は排気し、冷たくなった空気を箱内に給気する。
また、室内側ブラシレスDCモータ104及び室外側ブラシレスDCモータ108は、通常ホール素子等の磁極センサを内蔵したブラシレスDCモータを使用し、そのブラシレスDCモータを駆動する制御装置113は、基地局を設置する場所の低温外気や粉塵の影響を受けないように、熱交換型冷却機102の内気風路内に設置され、外気にさらされる室外側ブラシレスDCモータ108とは、リード線で接続されていた。制御装置113には、発熱体収納箱101内等に設置された低圧の直流電源116より、駆動電力が供給されている。
従来のブラシレスDCモータの回転数を検出して制御する制御装置において、直流電源の電源電圧が急激に変動した場合、インバータ回路から出力されるモータ電圧は同様に変動し、モータ電流の増加が多い場合、過電流保護機能により、ブラシレスDCモータを停止させたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
以下、そのブラシレスDCモータの制御装置の動作について、図14乃至図17を参照しながら説明する。図14に示すように、直流電源116は電圧平滑用のコンデンサ130に接続され、インバータ回路117に直流電圧を供給する。インバータ回路117は3相インバータブリッジの構成であり、Q1,Q2,Q3はそれぞれU,V,W相の上アームスイッチング素子であり、同様にQ4,Q5,Q6はそれぞれU,V,W相の下アームスイッチング素子である。各スイッチング素子には、それぞれ並列に還流ダイオードD1,D2,D3,D4,D5,D6を接続する。ブラシレスDCモータ118は回転子119と固定子120から構成され、固定子120には電気角で120度の位相差を持つように固定子巻線LU,LV,LWが配置される。また、電気角でお互いに120度の位相差を持つようにHU,HV,HWの3つの磁気センサ126を内蔵し、回転子119の磁極の位置を検出する。その位置検出信号は制御装置113のマイクロコンピュータ122に内蔵された回転数制御手段127に出力される。
回転数制御手段127は入力した位置検出信号より回転数を算出し、回転数設定手段125により予め定められた所定の回転数と比較し、回転数が低い場合はモータ電圧を上げ、回転数が高い場合はモータ電圧を下げるモータ電圧値をPWM出力手段124に出力する。PWM出力手段124は回転数制御手段127から出力されるモータ電圧値に基づいて直流電源116の電源電圧をPWM制御によりPWMのデューティを上昇させたり低下させたりして回転数を一定に制御すると共に、インバータ回路117のスイッチング素子の駆動電圧を確保し安定して動作させるためにPWMのデューティの最大値の範囲内でモータ電圧を制御するPWMの信号をドライブ回路128に出力する。
ドライブ回路128はPWM出力手段124より出力されるPWMの信号に基づいてインバータ回路117のスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6をドライブするスイッチング信号U+,V+,W+,U−,V−,W−を出力する。インバータ回路117はドライブ回路128のPWMの信号に基づいて実際にブラシレスDCモータ118のモータ電圧を変更して駆動している。
直流電源116とスイッチング素子の間には、図示するように電流検出抵抗121を配置する。マイクロコンピュータ122に内蔵された過電流検出手段123は電流検出抵抗121より出力された電流に対応した電圧をA/D変換器でディジタル値に変換してモータ電流の値を認識する。過電流設定手段131は予め定められた過電流の電流値を設定し過電流検出手段123に出力する。過電流検出手段123は予め設定された過電流の電流値より大きい場合はブラシレスDCモータを停止させる信号をPWM出力手段124に出力する。PWM出力手段124は過電流出力手段123から出力される停止信号によりPWM出力を停止し、同様にインバータ回路117はモータ電圧を0Vにして動作を停止させて、ブラシレスDCモータを停止させる。
図15は実際の直流電源116として、蓄電器132のほかに交流電源133から変圧器134に接続され、低電圧にしてから整流器135により整流され、蓄電器が故障した場合補助電源として使われる。
図16は直流電源116に実際に急激な電圧変動が加わっている例で、図16(a)は直流電源に雷サージが重畳した場合の例である。図16(b)(c)は直流電源116の負荷変動によって過電圧、低電圧が重畳した例である。いずれも電圧変動が大きい場合モータ電流が増加することがある。図16(d)は蓄電器が故障し、交流電源133が補助として使われた場合の電源電圧の2倍の周波数で変動した例である。コンデンサ7の静電容量が小さいほど直流電源の電圧変動は大きくなるためモータ電流が増加することがある。
図17回転数制御手段127と過電流による停止の動作を示したものである。図17(a)は磁気センサHU,HV,HWの具体的な位置検出信号の時間間隔を示している。図16(b)は回転数制御手段127により位置検出信号の時間間隔より回転数を算出し、予め定められた所定の回転数と比較し、回転数が低い場合はモータ電圧を上げ、回転数が高い場合はモータ電圧を下げ、回転数が常に一定に制御される動作を示している。図16(c)は電流検出抵抗に現れるモータ電流の値と予め定められた過電流の電流値を示し、直流電源116に図16に示すような電圧変動が重畳し、モータ電圧も上昇し、モータ電流が予め定められた過電流の電流値より大きくなり、モータ電圧値を0Vにして停止させる動作を示す。
特開2001−156478号公報 特開平06−351285号公報
このような従来の構成では、直流電源の急激な変動、特に電源電圧の上昇に対し、ブラシレスDCモータの回転数が上昇し、回転数制御手段よって回転数が下がるようにモータ電圧を下げる制御をするが、電源電圧の上昇の影響の方が大きいため、モータ電流が上昇して過電流によりブラシレスDCモータが停止するという課題があった。
また、モータ電流の上昇を抑えるため、回転数制御手段において、少しの回転数の上昇でモータ電圧を多く下げる方法にすると、通常の駆動時に回転数が不安定になることがあるという課題があった。
また、通常の駆動時に回転数が安定していても、回転数の設定を高速から低速に変えたり、急激に停止させると、インバータ回路とブラシレスDCモータは回生の動作となり、直流電源の電源電圧が上昇して、場合によってはインバータ回路のスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6の定格電圧を超えるような電圧となり、ストレスを与えるという課題があった。図18は実際に回生の動作になった場合、電源電圧が上昇している例を示す。
また、直流電源の急激な変動に対し、変動幅が大きくインバータ回路の制御範囲を超えた場合においても、インバータ回路がより適切に制御され、安定して駆動させなければならないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、直流電源の電源電圧が急変してもインバータ回路から出力されるモータ電圧を一定にして回転数の変動とモータ電流の増加を防ぎ過電流保護が働かないようにすると共に、インバータ回路とブラシレスDCモータが回生の動作にならず、安定して駆動させることが可能な、低コストで信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置を実現することを目的としている。
本発明のブラシレスDCモータの制御装置は、上記目的を達成するために、直流電源に複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータ回路を介して接続された回転子と固定子巻線を有するブラシレスDCモータと前記回転子の磁極の位置を検出し位置検出信号を出力する位置検出手段と前記回転子の回転数を設定する回転数設定手段と前記位置検出手段から出力される位置検出信号より前記回転子の回転数を検出し前記回転数設定手段から設定される回転数と比較し回転数が一致するようにモータ電圧値を出力する回転数制御手段とモータ電圧値より前記ブラシレスDCモータに出力するモータ電圧をPWM信号として出力するPWM出力手段とPWM信号から前記インバータ回路を駆動させるドライブ回路により前記インバータ回路のスイッチング素子をオン・オフさせてモータ電圧を出力し回転数を制御する制御装置において、前記直流電源の電源電圧値を検出タイミング手段の決定するタイミングで検出する電圧検出手段を備え、前記PWM出力手段は前記電源電圧値と前記モータ電圧値により、前記PWM信号のデューティを算出するブラシレスDCモータの制御装置であって、前記検出タイミング手段は、前記PWM出力手段より出力されるPWM信号の周期に同期して検出するタイミングを出力し、前記PWM出力手段は、各PWMの周期毎に検出される電源電圧値を比較し、今回の電源電圧値が前回の電源電圧値に比べてその差の電圧値が電圧差設定手段により回転数の増加とモータ電流の増加を防ぐために設定した電圧値より大きい場合に前記今回の電源電圧値と前記回転数制御手段から出力されるモータ電圧値より、前記インバータ回路から出力されるモータ電圧を一定に出力する制御を有することを特徴とするブラシレスDCモータの制御装置としたものである。
これにより、インバータ回路から出力されるモータ電圧を前記直流電源の電源電圧の変動に関わらず一定に出力することができ、回転数の変動とモータ電流の増加を防ぎ過電流保護が働かないようにすると共に、インバータ回路とブラシレスDCモータが回生の動作にならないブラシレスDCモータの制御装置が得られる。
また、他の手段は、ブラシレスDCモータの制御装置を換気送風装置、例えば、熱交換型冷却機に搭載したものである。
これによりインバータ回路から出力されるモータ電圧を前記直流電源の電源電圧の変動に関わらず一定に出力することができ、回転数の変動とモータ電流の増加を防ぎ過電流保護が働かないようにすると共に、インバータ回路とブラシレスDCモータが回生の動作にならないブラシレスDCモータの制御装置を搭載した換気送風装置、例えば、熱交換型冷却機が提供できる。
本発明によれば、インバータ回路から出力されるモータ電圧を前記直流電源の電源電圧の変動に関わらず一定に出力することができ、回転数の変動とモータ電流の増加を防ぎ過電流保護が働かないようにすると共に、少しの回転数の上昇でモータ電圧の下げる割合を多くする必要がないので、インバータ回路とブラシレスDCモータが回生の動作にならず、安定して駆動させることが可能という効果のあるブラシレスDCモータの制御装置を提供できる。
また、直流電源の電源電圧に対し、モータ電圧を制限し、また過電圧や低電圧においてブラシレスDCモータを停止させインバータ回路の安定性を高めるという効果のあるブラシレスDCモータの制御装置を提供できる。
また、複雑な計算や制御の回数を減らして制御することも可能なため、低コストなマイクロコンピュータを使用できるという効果のあるブラシレスDCモータの制御装置を提供できる。
また、このような効果のあるブラシレスDCモータの駆動装置を使用した換気送風装置、例えば、具体的に熱交換型冷却機を提供できる。
本発明の実施の形態1のブラシレスDCモータの制御装置のブロック図 本発明の実施の形態1の回転数検出手段とPWM出力手段の動作の説明図 本発明の実施の形態2のPWM出力手段の動作の説明図 本発明の実施の形態3のPWM出力手段の動作の説明図 本発明の実施の形態4のPWM出力手段の動作の説明図 本発明の実施の形態5のPWM出力手段の動作の説明図 本発明の実施の形態6の予め記憶された電源電圧値とPWMのデューティの関係を示す図 本発明の実施の形態7の検出タイミング手段とPWM出力手段の動作のタイミングを示す説明図 本発明の実施の形態8の電源電圧の変化とPWM出力手段の動作の説明図 本発明の実施の形態9の前記直流電源が周期的に変動する場合のPWM出力手段の動作の説明図 本発明の実施の形態10のPWM出力手段の動作の説明図 本発明の実施の形態11のブラシレスDCモータの制御装置を搭載した熱交換型冷却機の構造を示す概略断面図 従来の熱交換型冷却機の構造を示す概略断面図 従来のブラシレスDCモータの制御装置のブロック図 従来の熱交換型冷却機の直流電源の説明図 直流電源に実際に急激な電圧変動が存在する場合の説明図 従来のブラシレスDCモータの制御装置の回転数検出手段と過電流による停止の動作を示す説明図 従来のブラシレスDCモータの制御装置の実際に回生の動作になり電源電圧が上昇している例を示す図
本発明の請求項1記載の発明は、直流電源に複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータ回路を介して接続された回転子と固定子巻線を有するブラシレスDCモータと前記回転子の磁極の位置を検出し位置検出信号を出力する位置検出手段と前記回転子の回転数を設定する回転数設定手段と前記位置検出手段から出力される位置検出信号より前記回転子の回転数を検出し前記回転数設定手段から設定される回転数と比較し回転数が一致するようにモータ電圧値を出力する回転数制御手段とモータ電圧値より前記ブラシレスDCモータに出力するモータ電圧をPWM信号として出力するPWM出力手段とPWM信号から前記インバータ回路を駆動させるドライブ回路により前記インバータ回路のスイッチング素子をオン・オフさせてモータ電圧を出力し回転数を制御する制御装置において、前記直流電源の電源電圧値を検出タイミング手段の決定するタイミングで検出する電圧検出手段を備え、前記PWM出力手段は前記電源電圧値と前記モータ電圧値により、前記PWM信号のデューティを算出するブラシレスDCモータの制御装置であって、前記検出タイミング手段は、前記PWM出力手段より出力されるPWM信号の周期に同期して検出するタイミングを出力し、前記PWM出力手段は、各PWMの周期毎に検出される電源電圧値を比較し、今回の電源電圧値が前回の電源電圧値に比べてその差の電圧値が電圧差設定手段により回転数の増加とモータ電流の増加を防ぐために設定した電圧値より大きい場合に前記今回の電源電圧値と前記回転数制御手段から出力されるモータ電圧値より、前記インバータ回路から出力されるモータ電圧を一定に出力する制御を有するものであり、前記インバータ回路から出力されるモータ電圧を前記直流電源の電源電圧の変動に関わらず一定に出力する制御ができ、過電流保護が働かないようにできる。
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ブラシレスDCモータの制御装置を換気送風機に搭載したものであり、インバータ回路から出力されるモータ電圧を前記直流電源の電源電圧の変動に関わらず一定に出力することができ、回転数の変動とモータ電流の増加を防ぎ過電流保護が働かないようにすると共に、インバータ回路とブラシレスDCモータが回生の動作にならないブラシレスDCモータの制御装置を搭載した換気送風装置、例えば、熱交換型冷却機が実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、直流電源6は電圧平滑用のコンデンサ7に接続され、インバータ回路1に直流電圧を供給する。インバータ回路1は3相インバータブリッジの構成であり、Q1,Q2,Q3はそれぞれU,V,W相の上アームスイッチング素子であり、同様にQ4,Q5,Q6はそれぞれU,V,W相の下アームスイッチング素子である。各スイッチング素子には、それぞれ並列に還流ダイオードD1,D2,D3,D4,D5,D6を接続する。直流電源6とスイッチング素子の間には、図示するように電流検出抵抗31を配置する。ブラシレスDCモータ2は回転子3と固定子4から構成され、固定子4には電気角で120度の位相差を持つように固定子巻線LU,LV,LWが配置される。また、電気角でお互いに120度の位相差を持つようにHU,HV,HWの3つの位置検出手段としての磁気センサを内蔵し、回転子3の磁極の位置を検出する。その位置検出信号は制御装置17のマイクロコンピュータ8に内蔵された回転数制御手段13に出力される。位置検出手段としては、位置を検出できればよく、磁気センサなどがある。
回転数制御手段13は入力した位置検出信号より回転数を算出し、回転数設定手段12より予め定められた所定の回転数と比較し、回転数が低い場合はモータ電圧を上げ、回転数が高い場合はモータ電圧を下げるモータ電圧値をPWM出力手段10に出力する。PWM出力手段10は回転数制御手段13から出力されるモータ電圧値に基づいて直流電源6の電源電圧をPWM制御によりPWMのデューティを上昇させたり低下させたりして回転数を一定に制御すると共に、インバータ回路1のスイッチング素子の駆動電圧を確保し安定して動作させるためにPWMのデューティの最大値の範囲内でモータ電圧を制御するPWMの信号をドライブ回路11に出力する。PWM出力手段10としては、上記内容が実現できる論理回路などである。回転数制御手段13としては、上記内容がプログラムされたマイクロコンピュータなどがある。回転数設定手段12としては、予め定められた所定の回転数に設定できればよく、例えば、回転数設定のスイッチなどがある。
ドライブ回路11はPWM出力手段10より出力されるPWMの信号に基づいてインバータ回路1のスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6をドライブするスイッチング信号U+,V+,W+,U−,V−,W−を出力する。インバータ回路1はドライブ回路11の信号に基づいて実際にブラシレスDCモータ2のモータ電圧を変更して駆動している。
一方、図に示す様に直流電源6の電源電圧を検出するために、マイクロコンピュータ8に内蔵された電圧検出手段9に電源電圧の信号を入力する。電圧検出手段9はA/D変換器が使用され、電源電圧の信号をディジタル値に変換して電源電圧値として認識し、PWM出力手段10に出力する。PWM出力手段10は電源電圧値が高くなった時PWMのデューティを下げ、電源電圧値が低くなった時PWMのデューティを上げる。このPWM制御によりインバータ回路から出力されるモータ電圧を前記直流電源の電源電圧の変動に関わらず一定に出力する。
次に具体的に位置検出信号より回転数を算出する方法を説明する。図2(a)は位置検出信号の波形である。HU,HV,HWは交互に変化し、1秒間に信号が変化する回数をカウントする。矢印はカウントするタイミングを表す。ここで、例えば、1回転24回の信号の変化があるブラシレスDCモータにおいて、1秒間信号の変化が230回あったとすると、回転数Ngは式1より求める。
Ng=230/24×60=575r/min・・・(式1)
また、図2(b)は回転数設定手段12が、例えば、予めNs=600r/minに設定されており、回転数制御手段13から出力されるモータ電圧値がVg=29Vである場合、PWM出力手段10はNgをNsを比較し、Nsが低いのでモータ電圧値を例えばVg=29VからVg=30Vに上昇させる。この様にモータ電圧値を変化させ、設定された回転数Ns=600r/minに近づくように制御される。
次に具体的に電源電圧が上昇した場合のPWM出力手段の動作を説明する。図2(c)は電源電圧が上昇した場合のモータ電圧とモータ電流の変化を示す。電圧検出手段は電源電圧値が48Vから49V上昇していることを検出し、例えば、PWMのデューティは、Dp=0.62であったものを0.6に下げる。この様な動作を繰り返すことによって、電源電圧は上昇しているが、PWMのデューティを下げるので、結果としてモータ電圧の上昇は少なくなる。
これによって、モータ電流の上昇が抑えられ、過電流保護が働かなくなると共に、少しの回転数の上昇でモータ電圧の下げる割合を多くする必要がないので、インバータ回路とブラシレスDCモータが回生の動作にならなくすることができる。
なお、本実施例において、電源電圧が上昇した場合のPWM出力手段の動作を説明しているが、電源電圧が低下した場合のPWM出力手段の動作も同様に考えればよい。要は電源電圧の上昇、低下に応じてPWMのデューティを下げたり上げたりすれば良く、その作用効果に差異は生じない。
(実施の形態2)
電圧検出手段9は、例えば、電源電圧値Vd=48Vを検出する。回転数制御手段13から出力されるモータ電圧値Vg=30Vとすると、PWM出力手段のPWMのデューティDpを2式より求める。
Dp=Vg/Vd・・・(式2)
この時のPWMのデューティはDp=0.63となり、一方、例えば、Vd=50Vの時、Pd=0.6となる。電源電圧が高くなるとPWMのデューティは下がるので、モータ電圧は電源電圧が変化しても一定となる。
図3は具体的に電源電圧が上昇した場合の式2によって求めたPWMのデューティを出力したPWM出力手段10の動作を示す。図3(a)は電源電圧が上昇した時のモータ電圧とモータ電流の変化を示す。電源電圧は時間と共に上昇するが、モータ電圧値は式2より正確に算出されているので、一定となり、従って、モータ電流も上昇することなく、一定となる。図3(b)はPWMのデューティDpの変化を示す。
これによって、PWM出力手段は直流電源の電源電圧値と回転数制御手段から出力されるモータ電圧値の比を算出してPWM信号を出力することにより、インバータ回路から出力されるモータ電圧を直流電源の電源電圧の変動に関わらず一定に出力することができる。
なお、本実施例において、電源電圧が上昇した場合のPWM出力手段の動作を説明しているが、電源電圧が低下した場合のPWM出力手段の動作も同様に考えればよい。要は電源電圧の上昇、低下に応じてPWMのデューティを下げたり上げたりすれば良く、その作用効果に差異は生じない。
(実施の形態3)
インバータ回路1は、回路の構成上PWM出力手段10から出力するPWMのデューティの最大値Dmaが最大デューティ設定手段18により定まっている。これを超えると、インバータ回路1のスイッチング素子の制御電圧が確保出来なくなる。従って、例えば、Dma=0.85とすると、PWM出力手段10は電源電圧が低くなり、回転数制御手段より出力されるモータ電圧値より定まるPWM出力手段10のPWMのデューティDp=0.85以上になった場合、Dp=Dmaとする。この時の最大モータ電圧値Vmaは式3で示される。最大デューティ設定手段18としては、最大デューティを設定するスイッチなどがある。
Vma=Dma×Vd・・・(式3)
図4は電源電圧が低下して、PWMのデューティDp=0.85以上になった場合のモータ電圧が制限される動作を示す。図4(a)は電源電圧が上昇した時のモータ電圧とモータ電流の変化を示す。図4(b)はPWMのデューティDpを示す。例えば、Vd=48Vの時、Vma=40.8Vとなる。モータ電圧値Vgが40.8V以上に設定されている時、Vgは制限されてVg=40.8Vになる。
これによって、直流電源6の電源電圧が低下してモータ電圧を大きくしなければいけない場合でも、インバータ回路の最大デューティで定まる最大モータ電圧値に制限することにより、インバータ回路の安定性を高めることができる。
なお、本実施例において、Dma=0.85としたが、他の値でもよい。要はインバータ回路の構成上からくる制限の範囲内にあればよく、その作用効果に差異は無い。
(実施の形態4)
インバータ回路1において、スイッチング素子の電源電圧に対する耐圧が決められている。PWM出力手段10は、最大電圧設定手段15で定められたスイッチング素子の耐圧より低い最大電圧値、例えば、80Vと電源電圧値を比較し、最大電圧値より電源電圧値が高い場合、モータ電圧の出力を停止しインバータ回路1を停止する。最大電圧設定手段15としては、最大電圧を設定のスイッチなどがある。
図5はPWM出力手段10が最大電圧値と電源電圧値を比較し、最大電圧値より電源電圧値が大きい場合、モータ電圧の出力を停止する動作を示す。図5(a)は電源電圧とモータ電圧を示す。図5(b)はこの時のPWMのデューティDpを示す。
これによって、インバータ回路を過電圧から保護することが可能となり、インバータ回路の安定性を高めることができる。
なお、本実施例において、最大電圧値を80Vとしたが、他の値でもよい。要はインバータ回路のスイッチング素子の耐圧からくる電圧の範囲内にあればよく、その作用効果に差異は無い。
(実施の形態5)
インバータ回路1において、スイッチング素子の駆動電圧を確保し安定して操作させることが必要となる。PWM出力手段10は、最低電圧設定手段16で定められた最低電圧値、例えば、15Vと電源電圧値を比較し、最低電圧値より電源電圧値が低い場合、モータ電圧の出力を停止しインバータ回路1を停止する。最低電圧設定手段16としては、最大電圧を設定するスイッチなどがある。
図6はPWM出力手段10が最低電圧値と電源電圧値を比較し、最低電圧値より電源電圧値が低い場合、モータ電圧の出力を停止する動作を示す。図6(a)は電源電圧とモータ電圧を示す。図6(b)はこの時のPWMのデューティDpを示す。
これによって、インバータ回路を低電圧から保護することが可能となり、インバータ回路の安定性を高めることができる。
なお、本実施例において、最低電圧値を15Vとしたが、他の値でもよい。要はインバータ回路のスイッチング素子の駆動電圧からくる範囲内にあればよく、その作用効果に差異は無い。
(実施の形態6)
PWM出力手段10は、前記電圧検出手段9から出力される電源電圧値と前記回転数制御手段13から出力されるモータ電圧値の関係より予め記憶されたPWM信号を出力する。PWM信号はPWMのデューティDpとして記憶される。
図7は予め記憶された電源電圧値とモータ電圧値Vd=30Vの場合のPWMのデューティDpの関係を示す。電源電圧値Vd=48Vの時、Dp=0.63のPWM信号を出力するが、電源電圧が変わってVd=55Vの時、Dp=0.54のPWM信号を出力する。
これによって、複雑な演算を必要とせずにモータ電圧を出力することが可能になり、低コストなマイクロコンピュータを使用することができる。
なお、本実施例において、電源電圧値Vd=40から60Vでモータ電圧値30Vの場合の関係を記憶したが、他の電源電圧範囲やモータ電圧が必要な場合、別の電源電圧範囲とモータ電圧の関係を記憶すればよい。要は必要な数の電源電圧範囲とモータ電圧の関係を記憶すればよく、その作用効果に差異は無い。
(実施の形態7)
電源電圧値を検出するタイミングを決定する検出タイミング手段14は、PWM出力手段10より出力されるPWM信号の周期に同期して検出するタイミングを出力する。PWM出力手段10は各PWM信号の周期毎に出力される電源電圧値より、次のPWM信号のタイミングに回転数制御手段13から出力されるモータ電圧より、インバータ回路1から出力されるモータ電圧を一定に出力する。検出タイミング手段14としては、上記内容が実現できる論理回路などがある。
図8は各PWM信号のデューティ毎に電源電圧を検出し、PWM信号のデューティを制御する動作を示す。1)で電源電圧を検出し、2)でPWMのデューティを制御するが、1)のタイミングで電源電圧を検出すると、次のPWM信号の2)のタイミングでデューティを制御し、同時に1)の電源電圧を検出し、これらを繰り返す。矢印は検出するタイミングを示す。従って、PWM出力手段10は、制御可能な最も早い各PWMの周期毎にモータ電圧を変更することが可能なる。
これによって、PWMの周期に同期してモータ電圧を制御することが可能になり、直流電源の電圧値の変化に対し精度を高めてモータ電圧を制御できる。
(実施の形態8)
電源電圧は検出タイミング手段14に同期して検出し、PWM出力手段10は1)で検出した電源電圧値と前回の1)で検出した電源電圧値を比較し、電圧差設定手段19により予め定められた電圧値を、例えば、1Vとすると、1Vより大きい場合、その電源電圧値と回転数制御手段13から出力されるモータ電圧値より、インバータ回路1から出力されるモータ電圧を一定に出力する。
図9は電源電圧が一定の場合、2)のPWMのデューティの制御をしないで、電源電圧が変化した場合、2)のPWMのデューティを制御する動作を示している。
これによって、PWM出力手段の制御回数を減らすことが可能となり、処理速度の遅い低コストなマイクロコンピュータを使用できる。
なお、本実施例において、電圧差設定手段の予め定められた電圧値を1Vとしたが、他の値でもよい。要は回転数の変動とモータ電流の増加を防ぎ過電流保護が働かないようにでき、処理速度の遅い低コストなマイクロコンピュータが使用できればよく、その作用効果に差異は無い。
(実施の形態9)
検出タイミング手段14は、前記直流電源6が周期的に電圧変動する電源、例えば従来例で示した交流電源133から変圧器134に接続され、低電圧にしてから整流器135により整流された直流電源において、電圧変動より短い周期、例えば、2m秒で前記電圧検出手段9は電源電圧値を検出し、PWM出力手段10はその次のPWM信号の周期に電源電圧値と前記回転数制御手段13から出力されるモータ電圧より、前記インバータ回路1から出力されるモータ電圧を一定に出力する制御をする。
図10は周期的に電圧変動する直流電源6において、電圧変動より短い周期で1)で電源電圧を検出し、2)でPWMのデューティを制御する動作を示している。
これによって、電圧検出手段とPWM出力手段の制御回数を減らすことが可能となり、処理速度の遅い低コストなマイクロコンピュータを使用できる。
なお、本実施例において、直流電源を交流電源から変圧器によって低電圧にしてから整流器により整流された直流電源としたが、交流電源から直接、整流器により整流された直流電源でもよい。また、電圧変動より短い周期を2m秒としたが、他の値でもよい。要は回転数の変動とモータ電流の増加を防ぎ過電流保護が働かないようにでき、最大限処理速度の遅い低コストなマイクロコンピュータが使用できればよく、その作用効果に差異は無い。
(実施の形態10)
PWM出力手段10はブラシレスDCモータ2に出力するモータ電圧を前回に出力したモータ電圧に対し制限して出力することにより、前記インバータ回路から出力されるモータ電圧を前記直流電源の電源電圧の急変に対し徐々に一定になるように出力する。
図11は急激な電源電圧の変動に対し、PWM信号の周期毎にモータ電圧を制御し、電源電圧値の検出とモータ電圧の出力のタイミングが違い、電源との共振によって電源電圧が変動している状態を示す。図11(a)は電源電圧が変動している状態を示す。図11(b)はモータ電圧に制限を加え、変動が抑えられた状態を示す。この場合、前回出力したPWM信号のデューティに対し、今回のデューティの変化を、例えば、±0.1以内とし、前回0.6の場合、今回0.4まで下げる必要があるものを0.5に制限するものである。この結果、電源電圧の変動を抑えるように徐々に一定になるように出力することとなる。
これによって、前回出力したモータ電圧に対し、制限をつけて今回のモータ電圧を出力することにより、電源電圧の変動を抑えることができ、インバータ回路の安定性を高めることができる。
なお、本実施例において、電源電圧の変動を抑えるために、前回出力したPWM信号のデューティに対し、今回のデューティの変化を例えば±0.1以内としているが、他の値でもよい。要は電源電圧の変動を抑えることができ、インバータ回路の安定性を高めることができればよく、その作用効果に差異は無い。
(実施の形態11)
図12に示すように、ブラシレスDCモータの制御装置を熱交換型冷却機に搭載したものである。
図において、室外側のブラシレスDCモータ2は、室外側送風機20を回転させることにより、携帯電話の交換基地局等の発熱体収納箱21が設置された周囲の外気を、熱交換型冷却機22の下部の外気吸込口23より吸い込み、熱交換素子24を通過させた後、熱交換型冷却機22の上部の外気吐出口25より吐き出している。室内側のブラシレスDCモータ26は、室内側送風機27を回転させることにより、発熱体収納箱内部の熱せられた内気を、熱交換型冷却機22の上部の内気吸込口28より吸い込み、熱交換素子24を通過させた後、熱交換型冷却機22の下部の内気吐出口29より吐き出している。室外側送風機20の回転による外気の動きを実線の矢印で、室内側送風機27の回転による室内空気の動きを破線の矢印で示している。熱交換素子24内を冷えた外気と熱せられた室内空気が通過するときに熱交換され、外気は熱せられて大気中に排出され、室内空気は冷やされて室内側に還流されるので、発熱体収納箱21内の冷却が可能になる。熱交換素子24内では外気風路と内気風路は遮断されており、熱交換型冷却機22の内気風路内に外気風路の空気が流入することは無い。熱交換型冷却機22の内気風路内に設置された制御ボックス30は、内部に室外側ブラシレスDCモータ2を駆動するための制御装置17が設置されている。制御装置17には、発熱体収納箱21内に設置された低圧の直流電源6より、低圧の直流電力が供給され、制御装置17から室外側のブラシレスDCモータ2を駆動している。又、制御ボックス30内には、室内側のブラシレスDCモータ26を駆動する室内側インバータ回路(図示せず)も備え、室内側送風機27を運転している。
これによって、内気風路側の制御装置のインバータ回路から出力されるモータ電圧を直流電源の電源電圧の変動に関わらず一定に出力することができ、回転数の変動とモータ電流の増加を防ぎ過電流保護が働かないようにすると共に、少しの回転数の上昇でモータ電圧の下げる割合を多くする必要がないので、インバータ回路とブラシレスDCモータが回生の動作にならず、安定して駆動させることが可能な、低コストで信頼性の高いブラシレスDCモータの制御装置を搭載した換気送風装置、例えば、熱交換型冷却機ができる。
なお、本実施例において、ブラシレスDCモータの制御装置を熱交換型冷却機に搭載した例を示したが、換気扇やレンジフード等の換気送風装置に搭載しても良く、その作用効果に差異は生じない。
位置検出手段として磁気センサを使用した例を示したが、センサを必要としないセンサレスブラシレスDCモータにおいても容易に実現でき、回転子の磁気等を利用したセンサレスで駆動するブラシレスDCモータの制御装置の用途にも適用できる。
1 インバータ回路
2 ブラシレスDCモータ
3 回転子
4 固定子
5 位置検出手段
6 直流電源
7 コンデンサ
8 マイクロコンピュータ
9 電圧検出手段
10 PWM出力手段
11 ドライブ回路
12 回転数設定手段
13 回転数制御手段
14 検出タイミング手段
15 最大電圧設定手段
16 最低電圧設定手段
17 制御装置
18 最大デューティ設定手段
19 電圧差設定手段
31 電流検出抵抗

Claims (2)

  1. 直流電源に複数のスイッチング素子をブリッジ接続してなるインバータ回路を介して接続された回転子と固定子巻線を有するブラシレスDCモータと前記回転子の磁極の位置を検出し位置検出信号を出力する位置検出手段と前記回転子の回転数を設定する回転数設定手段と前記位置検出手段から出力される位置検出信号より前記回転子の回転数を検出し前記回転数設定手段から設定される回転数と比較し回転数が一致するようにモータ電圧値を出力する回転数制御手段とモータ電圧値より前記ブラシレスDCモータに出力するモータ電圧をPWM信号として出力するPWM出力手段とPWM信号から前記インバータ回路を駆動させるドライブ回路により前記インバータ回路のスイッチング素子をオン・オフさせてモータ電圧を出力し回転数を制御する制御装置において、前記直流電源の電源電圧値を検出タイミング手段の決定するタイミングで検出する電圧検出手段を備え、前記PWM出力手段は前記電源電圧値と前記モータ電圧値により、前記PWM信号のデューティを算出するブラシレスDCモータの制御装置であって、前記検出タイミング手段は、前記PWM出力手段より出力されるPWM信号の周期に同期して検出するタイミングを出力し、前記PWM出力手段は、各PWMの周期毎に検出される電源電圧値を比較し、今回の電源電圧値が前回の電源電圧値に比べてその差の電圧値が電圧差設定手段により回転数の増加とモータ電流の増加を防ぐために設定した電圧値より大きい場合に前記今回の電源電圧値と前記回転数制御手段から出力されるモータ電圧値より、前記インバータ回路から出力されるモータ電圧を一定に出力する制御を有することを特徴とするブラシレスDCモータの制御装置。
  2. 請求項1に記載のブラシレスDCモータの制御装置を搭載した換気送風機。
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