JP5055208B2 - 軸流圧縮機の可変静翼駆動方法及び装置 - Google Patents
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Description
アクチュエータリング011を矢印b方向に自転させた場合も、同様に、アクチュエータリング011はガイドローラ013fを乗り越えて、ガイドローラ013gに衝突する。
流体流路を囲んで環状配置された複数の可変静翼に沿って回動自在に支持されたリングを回動させ、駆動力伝達機構を介して可変静翼を回動させる軸流圧縮機の静翼駆動方法において、
前記リングを上下方向に立てた状態で、リングの直径より小さくかつリングの安定支持を可能とする間隔をもちリングの下方に配置された2個のガイドローラに載置させ支持させると共に、
該リングに対しリングを該ガイドローラに押し当てる方向に弾性力を付加しておき、
この状態で該リングを周方向に回動させて静翼の向きを変えるようにしたものである。
なお、本発明方法では、リングの支持をより確実に支持するために、前記2個のガイドローラ以外のガイドローラの設置を妨げない。
流体流路を囲んで環状配置された複数の可変静翼に沿って回動自在に支持されたリングと、該リングを周方向に正又は逆方向に回動させるアクチュエータと、該リングの動きを可変静翼に伝達する駆動力伝達機構とを備えた軸流圧縮機の可変静翼駆動装置において、
前記リングを上下方向に立てた状態で支持し、該リングの直径より小さくかつリングの安定支持を可能とする間隔をもってリングの下方に配置された2個のガイドローラと、
該リングを該ガイドローラに押し当てる方向に弾性力を付加する弾性力付加機構と、を備え、
該弾性力付加機構でリングを該ガイドローラに押し当てた状態で前記アクチュエータによりリングを周方向に回動させるように構成したものである。
これによって、弾性力付加機構を簡素な構成とすることができる。また、第2のガイドローラをリングの内側に配置するので、リング支持部が大径化せず、圧縮機の構成を簡素化できる。
これによって、ガイドローラに付加されるリングの面圧を2個のローラで分担することで、1個のローラ当りの面圧を低減できる。また、2個のローラに作用するリングの荷重を均等に負担できるため、必要最小限の安全率で設計が可能となる。
本発明をガスタービンの可変式入口案内翼(可変静翼)に適用した第1実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る静翼駆動機構を模式的に示す。図1において、アクチュエータリング11は、図示しない複数の可変静翼と共に、空気取入口iの周囲に配置される。アクチュエータリング11の外側下方に配置された2個のガイドローラ13a及び13bによって支持されている。なお、図1において、可変静翼の図示を省略している。
また、アクチュエータリング11の不連続な動きを無くしたので、複数の静翼間で角度誤差を無くすことができる。従って、空気取入口iからの空気取入量を正確に制御でき、これによって、熱効率を向上できる。
なお、本実施形態において、アクチュエータリング11の安定支持をより確実にするために、ガイドローラ13a及び13b以外のガイドローラを、例えば、アクチュエータリング11の側方又は上方に配設してもよい。
次に、本発明の第2実施形態を図3に基づいて説明する。図3は図2に相当するガイドローラの拡大図である。図3において、本実施形態に係るガイドローラ機構30は、互いの間隔を開けた2個のローラ31及び32で構成されている。ローラ31及び32の回転軸31a及び32aは連結棒33で連結され、かつ連結棒33で回動可能に支持されている。
次に、本発明の第3実施形態を図4に基づいて説明する。図4において、アクチュエータリング11を、アクチュエータリング11の外側下方に配置した2個のガイドローラ13a及び13bで支持し、アクチュエータリング11の中心点O1とガイドローラ13a又は13bの中心点O2又はO3とを結ぶ中心線L1とL2とのなす角度αが第1実施形態の角度αと同一の角度をなしている。
また、プーリ44をバネ部材45を介して固定部46に接続し、プーリ44に対し、プーリ44を下方に付勢するバネ部材45の弾性力を付加している。
また、アクチュエータリング11が不連続な動きをしないため、複数の可変静翼間で角度誤差を生じない。そのため、空気取入量を正確に制御できるので、熱効率を向上できる。
また、前記第1〜第3実施形態は、いずれも本発明をガスタービン圧縮機の可変入口案内翼に適用した例であるが、本発明は可変入口案内翼に限らず、他の可変静翼全般に適用可能である。
05 駆動力伝達機構
10 アクチュエータ
11 アクチュエータリング
13a、13b ガイドローラ
15 第2ガイドローラ
16 バネ部材(弾性力付加機構)
19 軸受(支持部)
31,32 ローラ
33 連結棒
40 アクチュエータリング駆動機構
43 チェーンベルト(回転力付加ベルト)
44 プーリ(ベルト車)
45 バネ部材(バネ機構)
i 空気取入口(流体流路)
L1、L2 中心線
Claims (6)
- 流体流路を囲んで環状配置された複数の可変静翼に沿って回動自在に支持されたリングを回動させ、駆動力伝達機構を介して可変静翼を回動させる軸流圧縮機の可変静翼駆動方法において、
前記リングを上下方向に立てた状態で、リングの直径より小さくかつリングの安定支持を可能とする間隔をもちリングの下方に配置された2個のガイドローラに載置させ支持させると共に、
該リングに対しリングを該ガイドローラに押し当てる方向に弾性力を付加しておき、
この状態で該リングを周方向に回動させて静翼の向きを変えるようにしたことを特徴とする軸流圧縮機の可変静翼駆動方法。 - 流体流路を囲んで環状配置された複数の可変静翼に沿って回動自在に支持されたリングと、該リングを周方向に正又は逆方向に回動させるアクチュエータと、該リングの動きを可変静翼に伝達する駆動力伝達機構とを備えた軸流圧縮機の可変静翼駆動装置において、
前記リングを上下方向に立てた状態で支持し、該リングの直径より小さくかつリングの安定支持を可能とする間隔をもってリングの下方に配置された2個のガイドローラと、
該リングを該ガイドローラに押し当てる方向に弾性力を付加する弾性力付加機構と、を備え、
該弾性力付加機構でリングを該ガイドローラに押し当てた状態で前記アクチュエータによりリングを周方向に回動させるように構成したことを特徴とする軸流圧縮機の可変静翼駆動装置。 - 前記弾性力付加機構を、前記リングの内側にバネ部材を介して支持されると共に、該バネ部材の弾性力によってリングの内周面に押し当てられ、リングを該ガイドローラに押し当てる方向に弾性力を付加する第2のガイドローラで構成したことを特徴とする請求項2に記載の軸流圧縮機の可変静翼駆動装置。
- 前記弾性力付加機構を、両端を前記リングの下部に接続された回転力付加ベルトと、リングと回転力付加ベルトの間に配置され回転力付加ベルトに噛み合って回動することで、リングを周方向に回動させるベルト車と、該ベルト車に対して下方に向い回転力付加ベルトを緊張させる方向に弾性力を付加するバネ機構と、で構成したことを特徴とする請求項2に記載の軸流圧縮機の可変静翼駆動装置。
- 前記リングの中心と前記2個のガイドローラの中心とを夫々結ぶ2本の中心線のなす角度を60〜100°としたことを特徴とする請求項2に記載の軸流圧縮機の静翼駆動装置。
- 前記ガイドローラを、連結棒で回動可能に連結された2個のローラで構成し、該連結棒の中間部を支持部に対して回動可能に軸着させ、該2個のローラでリングの荷重を均等負担可能に構成したことを特徴とする請求項2に記載の軸流圧縮機の可変静翼駆動装置。
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