JP5052995B2 - ダイアフラムポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、燃料電池システム用のガス昇圧ポンプとして用いられるダイアフラムポンプに関する。
近年、水素と酸素を電気化学的に反応させて発電を行う燃料電池システムが提案されている。この種の燃料電池システムにおいては、燃料である都市ガス又はLPG(液化プロパンガス)がガス昇圧ポンプで加圧されて改質装置へ搬送され、主として水素と一酸化炭素を含む改質ガスに改質される。その後、改質ガスから一酸化炭素が除去され、水素ガスのみが燃料電池スタックに導入される。そして、燃料電池スタックにおいて、導入された水素ガスを酸素と電気化学的に反応させることで、発電が行われる。
ガス昇圧ポンプとしては、ダイアフラムポンプを用いることができる。ダイアフラムポンプは、電動モータと、電動モータのモータ軸に偏心軸を介して取り付けられたコネクティングロッドと、コネクティングロッドの先端に取り付けられたダイアフラムを備えている。そして、モータ軸の回転運動をコネクティングロッドの往復運動に変換してダイアフラムを動作させ、ガスの吸入および吐出を行う(特許文献1,2参照)。
以下、ダイアフラムポンプの構成について説明する。図5は、従来のダイアフラムポンプの一構成例を示す断面図である。
図5において、1は電動モータ2のステータで、モータケース3内に挿入されて固定されている。また、4は電動モータ2のロータで、モータ軸(シャフト)5が圧入固定されている。モータ軸5の両端には、軸受6a,6bがそれぞれ取り付けられている。一方の軸受6aは、モータケース3の一端に取り付けられた第1モータケースカバー7aに固定されており、他方の軸受6bは、モータケース3の他端に取り付けられた第2モータケースカバー7bに固定されている。
モータ軸5の先端8には偏芯軸9が取り付けられている。偏芯軸9の周囲には、軸受10を介してコネクティングロッド11が取り付けられており、コネクティングロッド11の先端にはダイアフラム12が接続されている。偏芯軸9は、モータ軸5が挿入される穴が軸受10の内輪(インナレース)に対して偏芯するように形成されており、この偏芯量がダイアフラム12の往復移動量(ストローク量)となる。
ダイアフラム12は、固定金具13によってコネクティングロッド11の上端に接続されている。ダイアフラム12の周縁はポンプヘッド14とポンプケース15によって挟持されている。ダイアフラム12とポンプヘッド14の間にはポンプ室16が形成されており、ポンプ室16とは反対側の空間は、コネクティングロッド11の動作空間22となっている。ポンプヘッド14には、吸気ポートに連絡する吸入弁17と排気ポートに連絡する吐出弁(図示略)が設けられている。ポンプ室16内の圧力が吸気ポートの圧力より下回ると吸入弁17が開き、ポンプ室16内の圧力が排気ポートの圧力よりも高まると吐出弁が開くように構成されている。ポンプヘッド14の上部には、吸入弁17と吐出弁の上方に位置するようにしてポンプヘッドカバー19が取り付けられている。
ポンプケース15は、第1モータケースカバー7aに固定されており、モータケース3とポンプヘッド14の間を接続している。ポンプケース15は、開放された構造を有しており、コネクティングロッド11の動作空間22を外気に連通させている。また、モータケース3の内部空間も外気と連通している。モータケース3には、電動モータ2の給電線20を外部へ引き出すための連絡ポート21が設けられている。
以上のように構成される従来のダイアフラムポンプにおいては、電動モータ2のモータ軸5が回転すると、モータ軸5の軸心と偏芯軸9の軸心とが一致していないことによって、コネクティングロッド11は揺動運動を伴った上下運動を行うと同時に、ダイアフラム12が上下に往復移動する。ダイアフラム12が上下に移動することで、ポンプ室16の容積が変化する。コネクティングロッド11が下降すると、吸入弁17が開くとともに吐出弁が閉じることによって、ガスの吸引が行われる。また、コネクティングロッド11が上昇すると、吸入弁17が閉じるとともに吐出弁が開くことによって、ガスの圧縮搬送が行われる。
特開2006−63874号公報 特開2007−141747号公報
ところで、ダイアフラム12は、合成ゴムで構成されている。そのため、ダイアフラムポンプを長時間運転すると、ダイアフラム12が劣化、疲労し、部分的に切断する故障が発生し得る。ダイアフラム12にこのような故障が生じると、ポンプ室16からダイアフラム12の切断部分を通過してポンプ室16とは反対側の空間、すなわちコネクティングロッド11の動作空間22へガスが漏出する。
ここで、上述した燃料電池システムにおいて使用されるガスは、都市ガスやLPGなどの可燃性ガスである。したがって、昇圧ポンプとしてのダイアフラムポンプから大気中へガス漏れが生じると、引火や爆発のおそれが生じることになる。
このような問題を解決するため、特許文献2には、図6に示すように、昇圧ポンプを密閉容器内に収容した構成が提案されている。図6において、24はダイアフラム、25は吸気弁、26は吐出弁、27はポンプ室、28は密閉容器、29は、ダイアフラム24を往復移動させる駆動部の動作空間である。図6に示すように、動作空間29を密閉容器28によって密閉することによって、ダイアフラム24の切断等の故障によって可燃性のガスがポンプ室27から動作空間30へ漏れ出たとしても、当該ガスが容器27の外部へ放出されることが回避されるので、引火や爆発のおそれは解消される。
しかしながら、図6に示した構成では、ガス昇圧ポンプの小型化を図ることができないため、燃料電池システムの構成も大型化するという問題がある。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、ダイアフラムの故障に起因するガスの漏出を防止しながらポンプ構造の小型化を図ることができるダイアフラムポンプを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明のダイアフラムポンプは、電動モータと、前記電動モータを収容するモータケースと、前記電動モータのモータ軸に結合された偏心軸と、前記偏心軸の周りに回転可能に連結されたコネクティングロッドと、前記コネクティングロッドの先端に固定されたダイアフラムと、前記ダイアフラムの周縁を支持するポンプヘッドと、前記ダイアフラムと前記ポンプヘッドの間に形成されたポンプ室と、前記ポンプ室へガスを供給するための吸入弁と、前記ポンプ室からガスを排気するための吐出弁とを備えたダイアフラムポンプであって、前記モータケースと前記ポンプヘッドの間に前記コネクティングロッドを収容するポンプケースが設けられており、前記ポンプケースは密閉構造を有していることを特徴とする。
本発明においては、モータケースとポンプヘッドの間に設けられているポンプケースが密閉構造を有しているので、ダイアフラムに生じた疲労、劣化による切断部を介して、ポンプ室からポンプケース内へ吸引ガスが漏出したとしても、ポンプケースから当該ポンプの外部への漏出ガスの放出を回避することができる。また、ポンプケースは、ポンプヘッドとモータケースの間に配置される構成であるので、ポンプの大型化を回避することができる。
ポンプケースの内部は、コネクティングロッドの動作空間として機能する。ポンプケースの内部は、モータケースの内部と連通させてもよい。この場合、モータケースを密閉構造とすることによって、モータケースから外部へのガスの漏出を防止することができる。また、ポンプケースの内部をモータケースの内部と連通させることにより、動作空間の十分な内部容積を確保できるので、ダイアフラムの往復運動に影響を及ぼすことはない。
電動モータは、好適には、ブラシレスモータで構成される。これにより、摺動接点が存在しないことから、可燃性ガスが使用される場合でもモータケース内での引火を回避することができる。また、モータケースの小型化、密閉化を容易に行うことが可能となる。
以上述べたように、本発明のダイアフラムポンプによれば、ダイアフラムの故障に起因するガスの漏出を防止しながら、ポンプ構造の小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態では、都市ガス(メタンガス)やプロパンガスなどの可燃性ガスを昇圧する燃料電池システム用のガス昇圧ポンプに本発明のダイアフラムポンプを適用した例について説明する。
図1は本発明の実施形態によるダイアフラムポンプ30の構成を示す断面図である。動力源である電動モータ32は直流ブラシレスモータからなり、モータケース33の内部に収容されている。電動モータ32のステータ31は、モータケース33内に挿入されて固定されている。また、電動モータ32のロータ34には、モータ軸(シャフト)35が圧入固定されている。
モータ軸35の両端には、軸受36a,36bがそれぞれ取り付けられている。一方の軸受36aは、モータケース33の一端に取り付けられた第1モータケースカバー37aに固定されており、他方の軸受36bは、モータケース33の他端に取り付けられた第2モータケースカバー37bに固定されている。第1,第2モータケースカバー37a,37bは、シールリング61,62を介してモータケース33にそれぞれ固定されている。
モータ軸35の先端38には、偏芯軸39が取り付けられている。偏芯軸39の周囲には、軸受40を介してコネクティングロッド41が取り付けられており、コネクティングロッド41の先端にはダイアフラム42が接続されている。偏芯軸39は、モータ軸35が挿入される穴が軸受40の内輪(インナレース)に対して偏芯するように形成されており、この偏芯量がダイアフラム42の往復移動量(ストローク量)となる。
ダイアフラム42は、固定金具43によってコネクティングロッド41の上端に接続されている。ダイアフラム42の周縁はポンプヘッド44とポンプケース45によって挟持されている。ダイアフラム42とポンプヘッド44の間にはポンプ室46が形成されており、ポンプ室46とは反対側の空間は、コネクティングロッド41の動作空間52となっている。
図2は、ダイアフラム42の構造を示す要部断面図である。本実施形態において、ダイアフラム42は円盤形状を有し、2枚のゴム層54a,54bで補強布55を挟み込んだ3層構造を有している。ゴム層54a,54bはそれぞれ合成ゴムからなり、例えばニトリルゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、フッ素ゴム(FKM)など、メタンやプロパン等の炭化水素ガスに対して耐性を有するゴム材料が用いられる。また、補強布55の材質には、例えばナイロン(ポリアミド)等の合成繊維が用いられる。補強布55とゴム層54a,54bは加硫接着により一体化されている。
ポンプヘッド44には、吸気ポート67に連絡する吸入弁47と排気ポート68に連絡する吐出弁48(図3参照)が設けられている。ポンプ室46内の圧力が吸気ポート67の圧力よりも下回ると吸入弁47が開き、ポンプ室46内の圧力が排気ポート68の圧力よりも高まると吐出弁48が開くように構成されている。ポンプヘッド44の上部には、吸入弁47と吐出弁48の上方に位置するようにしてポンプヘッドカバー49が取り付けられている。
図3は、ポンプヘッドカバー49の平面図である。ポンプヘッドカバー49はポンプヘッド44の上面に対し、シールリング63を介してボルト56を用いて固定されている。ポンプヘッドカバー49とポンプヘッド44の間には吸入弁47が位置する吸入室57と吐出弁48が位置する吐出室58が形成されている。また、ポンプヘッドカバー49には吸気ポート67と排気ポート68が形成されており、吸気ポート67は吸入室57に連通しており、排気ポート68は吐出室58に連通している。
ポンプケース45は、第1モータケースカバー37aに固定されており、モータケース33とポンプヘッド44の間を接続している。ポンプケース45と第1モータケースカバー37aとの間にはシールリング64が装着されている。ポンプケース45は、コネクティングロッド41の動作空間52を形成している。動作空間52は軸受36aを介してモータケース33の内部と連通している。ポンプケース45は、コネクティングロッド41、軸受40、偏芯軸39をそれぞれ収容するとともに、ポンプケース45の底部にはシールリング65を介してポンプケースカバー59が取り付けられている。
モータケース33には、電動モータ32の給電線50を外部へ引き出すための連絡ポート51が設けられている。連絡ポート51には、当該連絡ポート51を介してのモータケース33の内外の連通を遮断するための密封部材53が充填されている。給電線50は密封部材53を貫通して外部へ引き出されており、密封部材53は例えば、給電線50とともに連絡ポート51の開口部をモールドする樹脂材料で形成されている。
以上のように構成される本実施形態のダイアフラムポンプ30においては、電動モータ32のモータ軸35が回転すると、モータ軸35の軸心と偏芯軸39の軸心とが一致していないことによって、コネクティングロッド41は揺動運動を伴った上下運動を行うと同時に、図4に示すようにダイアフラム42が上下に往復移動する。ダイアフラム42が上下に移動することで、ポンプ室46の容積が変化する。図4Bに示すようにコネクティングロッド41が下降すると、吸入弁47が開くとともに吐出弁48が閉じることによってガスの吸引が行われる。一方、図4Aに示すようにコネクティングロッド41が上昇すると、吸入弁47が閉じるとともに吐出弁48が開くことによってガスの圧縮搬送が行われる。
ダイアフラム42は、上下運動に伴い、屈曲部に疲労あるいは劣化が生じる。ダイアフラム42の寿命は、累積運転時間が例えば4万時間以上に設計される。この場合の燃料電池システムの寿命は約10年間となる。ダイアフラム42の屈曲部に亀裂あるいは切断等の故障が生じると、その時点でダイアフラム42の寿命が尽きることになる。
本実施形態においては、ポンプケース45がシールリング64,65を介して第1モータケースカバー37aおよびポンプケースカバー59に固定されている。第1,第2モータケースカバー37a,37bはシールリング61,62を介してモータケース33に固定されており、モータケース33の連絡ポート51は密封部材53によって封止されている。したがって、ポンプケース45およびモータケース33はいずれも密閉構造となっている。
したがって本実施形態によれば、ダイアフラム42の疲労、劣化等によりその屈曲部に亀裂、切断等の故障が生じた場合、ポンプ室46に吸引した燃料ガスがダイアフラム42の故障部分を介して動作空間52内へ漏出したとしても、ポンプケース45およびモータケース33が密閉構造となっているので、漏出した吸引ガスのポンプケース45の外部への放出が防止される。これにより、漏出ガスを原因とする火災や爆発を回避することができる。
また、本実施形態によれば、電動モータ32が摺動接点を有しない直流ブラシレスモータで構成されているので、モータケース33内に燃料ガスが漏出したとしても、当該モータケース33内におけるガスの引火を防止することができる。また、モータケース33の小型化、密閉化を容易に行うことが可能となる。
更に本実施形態によれば、コネクティングロッド41の動作空間52を形成するポンプケース45とモータケース33を密閉化し、動作空間52へ漏出したガスのポンプ外部への放出を防止するようにしているので、図6に示したようなポンプ全体を密閉容器で覆う構成と比較して、ポンプの小型化を図ることができる。これにより、当該ポンプをガス昇圧ポンプとして用いる燃料電池システムの大型化を回避することができる。
また、ポンプケース45は、ポンプヘッド44とモータケース33の間に配置される構成であるので、ポンプの大型化を回避することができる。更に、ポンプケース45の内部をモータケース33の内部と連通させることにより、動作空間52の十分な内部容積を確保することができ、ダイアフラム42の往復運動に影響を及ぼすことはない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施形態では、電動モータ32として直流ブラシレスモータを採用したが、これに限らず、例えばステッピングモータや交流モータを採用してもよい。また、ポンプケース45の内部とモータケース33の内部との間の連通を阻止できる構成であれば、ポンプケース45のみ密閉構造を採用してもよい。
また、以上の実施形態では、燃料電池システム用のガス昇圧ポンプとして本発明が適用される例について説明したが、これに限られず、通常の真空ポンプとしてのダイアフラムポンプに本発明を適用することも可能である。
本発明の実施形態によるダイアフラムポンプの構成を示す断面図である。 ダイアフラムの構成を示す要部断面図である。 本発明の実施形態によるダイアフラムポンプの要部平面図である。 本発明の実施形態によるダイアフラムポンプの作用を説明する要部断面図である。 従来のダイアフラムポンプの構成を示す断面図である。 密閉構造を有する従来のダイアフラムポンプの構成を示す断面図である。
符号の説明
30 ダイアフラムポンプ
32 電動モータ
33 モータケース
35 モータ軸
37a 第1モータケースカバー
37b 第2モータケースカバー
39 偏芯軸
41 コネクティングロッド
42 ダイアフラム
44 ポンプヘッド
45 ポンプケース
46 ポンプ室
47 吸入弁
48 吐出弁
49 ポンプヘッドカバー
50 給電線
52 動作空間
53 密閉部材
59 ポンプケースカバー
61〜65 シールリング

Claims (3)

  1. 電動モータと、
    前記電動モータを収容するモータケースと、
    前記電動モータのモータ軸の一端に結合された偏心軸と、
    前記モータケースの一端に第1のシールリングを介して固定され、前記モータ軸の一端側に取り付けられる第1の軸受を有する第1のモータケースカバーと、
    前記モータケースの他端に第2のシールリングを介して固定され、前記モータ軸の他端側に取り付けられる第2の軸受を有する第2のモータケースカバーと、
    前記偏心軸の周りに回転可能に連結されたコネクティングロッドと、
    前記コネクティングロッドの先端に固定されたダイアフラムと、
    前記ダイアフラムの周縁を支持するポンプヘッドと、
    前記ダイアフラムと前記ポンプヘッドの間に形成されたポンプ室と、
    前記ポンプ室へガスを供給するための吸入弁と、
    前記ポンプ室からガスを排気するための吐出弁と、
    前記第1のモータケースカバーに第3のシールリングを介して固定され、前記モータケースと前記ポンプヘッドの間を接続し、前記第1の軸受を介して前記モータケースの内部と連通する前記コネクティングロッドの動作空間を形成するポンプケースと
    を備えたことを特徴とするダイアフラムポンプ。
  2. 前記電動モータは、ブラシレスモータである
    ことを特徴とする請求項1に記載のダイアフラムポンプ。
  3. 前記ガスは、可燃性ガスである
    ことを特徴とする請求項1に記載のダイアフラムポンプ。
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