JP5052761B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置に係わり、特に磁場発生装置に静磁場均一度を調整する機構を備える磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)の静磁場不均一を補正する技術として、特許文献1に示すように、鉄片を所望の箇所に配置するパッシブシムによる方法がある。特許文献1においては、傾斜磁場コイルの主コイルとシールドコイルの間にあるスペースに鉄片を配置させ、静磁場の不均一を補正する技術が開示されている。
ここで、MRI装置は、近年被検者へ与える閉塞感を低減するために、軸長を短くし、ボア径を大きくする傾向にある。これにより傾斜磁場コイル内のコイル導体の断面積が小さくなり、さらに高密度になるため、傾斜磁場コイルからの発熱が大きくなることが予想される。
このため、特許文献1に記載の従来技術によれば、傾斜磁場コイル内に鉄片を配置するため、傾斜磁場コイルの発熱の影響を受け、鉄片の温度が上昇し、その透磁率が変化するため、静磁場均一度を確保することができなくなる。
このシム装置の温度上昇の問題を解決する方法として、特許文献2や特許文献3に記載の技術が知られている。特許文献2には、傾斜磁場コイルの導体を熱絶縁材で覆うことにより、シム装置への熱伝導を低減する技術が開示され、また、特許文献3には、空冷によってシム装置を冷却する技術が開示されている。
特開平8−299304号公報 特開2001−353136号公報 米国特許第5786695号明細書
しかしながら、特許文献2記載の技術では、実際に実装する場合に、熱絶縁材の空間を占める領域が大となるため、傾斜磁場コイルのコイルパターンが制限され、所望の傾斜磁場コイルの性能を得ることが困難となる。
また特許文献3記載の技術では、設備が過大となってしまうため、装置全体が高額になるばかりでなく、傾斜磁場コイル稼働中に空冷装置を稼働するため、騒音が発生する。
本発明の目的は、傾斜磁場コイルのコイルパターンに影響を与えることなく、また、過大な設備を使用せずにシム装置を冷却し、撮影中の静磁場均一度を安定させることができるMRI装置を実現することである。
上記目的を達成するために、本発明の磁気共鳴イメージング装置は、以下の構成とする。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
(1)均一磁場領域を発生する静磁場発生装置と、前記静磁場発生装置の内側に取り付けられた傾斜磁場コイルと、前記傾斜磁場コイル内もしくは表面に取り付けられ、静磁場均一度を調整するシミング機構とを備える磁気共鳴イメージング装置において、前記シミング機構の温度変化を低減する温度変化低減手段を備える
(2)好ましくは、上記(1)において、前記傾斜磁場コイルを冷却する冷媒を内部に通すための中空形状を有する冷却管をさらに備え、前記シミング機構は熱伝導性の良い材料で形成され、前記温度変化低減手段は、前記冷却管の一部と、前記シミング機構の一部とを接触させ、前記傾斜磁場コイルを冷却する冷媒により、前記シミング機構を冷却する。
これにより、MRI装置の傾斜磁場コイルのコイルパターンに影響を与えることなく、また、過大な設備を使用せずにシム装置を冷却し、撮影中の静磁場均一度を安定させ、MRI装置の画質を向上させることができる。
(3)好ましくは上記(1)において、前記温度変化低減手段は、前記傾斜磁場コイル前記シミング機構の間に蓄熱材を備える。好ましくは、前記蓄熱材は、前記傾斜磁場コイルが高温になりやすい部分と前記シミング機構の間に配置されている。
これにより、上記(1)と同じ効果を得ることができる。
好ましくは上記(1)において、前記シミング機構は、シミング用磁性体と、シミング用の磁性体を取り付けるシムトレイとを有し、前記温度変化低減手段は、前記傾斜磁場コイル内に前記シムトレイが格納されて、シムトレイと傾斜磁場コイルとの接触面積を低減するようにシムトレイを支持して温度変化を低減する。
これにより、上記(1)と同じ効果を得ることができる。
好ましくは上記(4)において、前記シミング機構は、前記傾斜磁場コイル内に前記シムトレイを格納する為のシムトレイ用溝が形成され、前記シムトレイ又は前記シムトレイ用溝に凹部又は凸部が設けられている。
好ましくは上記(4)において、前記シムトレイと傾斜磁場コイルとの間の空間を減圧し、空気の対流による熱伝導を低減するものとする。
これにより、上記(1)と同じ効果を得ることができる。
以上、本発明によれば、MRI装置の傾斜磁場コイルのコイルパターンに影響を与えることなく、また、過大な設備を使用せずにシム装置を冷却し、撮影中の静磁場均一度を安定させ、MRI装置の画質を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1の実施形態を図1〜図6を用いて説明する。
図1は、磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)の概略縦断面図である。
図1において、MRI装置は、静磁場発生装置1と、傾斜磁場コイル2と、高周波磁場コイル3と、ベッド4とを備えている。
静磁場発生装置1は、均一磁場領域5を形成する。傾斜磁場コイル2は、前記静磁場発生装置1の内側に固定される。また、高周波磁場コイル3は、傾斜磁場コイル2の均一磁場領域5側に固定される。そして、図示しない被検体は、均一磁場領域5に配置され水平方向に移動可能なベッド4上に横たえられる。
図2は、傾斜磁場コイル2の概略横断面図である。
図2において、傾斜磁場コイル2は、概略円筒形状を有しており、X,Y,Z軸に傾斜磁場を与えるメインコイル6と、メインコイル6の漏洩磁場をキャンセルするシールドコイル7とを備えている。そして、傾斜磁場コイル2にはシムトレイ用溝8が形成されている。
メインコイル6は、図示しない被検体に近い最内部に固定され、シールドコイル7は、メインコイル6の外側に固定される。シムトレイ用溝8は、メインコイル6と、シールドコイル7の間の空間に、概円筒形の傾斜磁場コイル2の円周に沿って複数設けられた水平な横穴であり、後述する静磁場の不均一を調整するシム鉄片11が取り付けられたシムトレイ9を収めるためのものである。
図3は、シムトレイ用溝8にシムトレイ9が挿入された状態の横断面図であり、図4は縦断面図である。
図3、図4において、シムトレイ用溝8は断面が長方形の横穴であり、その内壁の両短辺には案内レール10が設けられ、シムトレイ用溝8の奥まで伸びている。案内レール10としては、非磁性かつ非電導性材料である樹脂性材料を使用することが望ましい。
シムトレイ9は、シムトレイ用溝8の内壁に設けられた案内レール10によりガイドされ、概円筒形の傾斜磁場コイル2の両端面から出し入れ可能に設置される。
図5は、シムトレイ9の外観斜視図である。
図5において、シムトレイ9には、シム鉄片11を取り付けるための複数のネジ穴12が加工されている。シム鉄片11は、ネジ形状に加工され、所望の量の鉄を含んでいる。シム鉄片11は、ネジ穴12のうちの撮影空間内の静磁場均一度を数ppm以下に補正することができる位置に取り付けられる。
図6は、本発明の第1の実施形態における傾斜磁場コイル2の縦断面の一部を示す図である。
図6において、傾斜磁場コイル2には、傾斜磁場コイル2の円筒形状に沿って螺旋状に冷却管13が埋設される。冷却管13は、傾斜磁場コイル2のメインコイル6と、シールドコイル7に接触される。シムトレイ9は、傾斜磁場コイル2への入口部分において、螺旋状冷却管13の少なくとも1ターン部分と接触される。図6に示した例では、2ターン分がシムトレイ9と接触している。
冷却管13の内部には中空部である通路14が設けられ、通路14には冷媒が流れる。また、図示していないが、傾斜磁場コイル2の外部には熱交換器と循環ポンプが設置され、冷媒は、図示せぬ循環ポンプにより傾斜磁場コイル2と熱交換器間を循環し、図示せぬ熱交換機により徐熱される。
尚、本発明の第1の実施形態においては、冷媒として水を使用するが、他の物質を使用してもよい。
一般に、傾斜磁場コイル2は、撮影時に傾斜磁場コイル2の導体であるメインコイル6やシールドコイル7に電流を流し続けた場合、例えば初期温度25℃であって30分通電するようなシーケンスを行う場合には、その温度が局所的に最大で40〜50℃に達する。
一方、シムトレイ9に取り付けられたシム鉄片11は、(1)シムトレイ用溝8内壁からの放射熱伝達による場合、(2)シムトレイ用溝8内壁から案内レール10とシムトレイ9を介した熱伝導による場合、(3)シムトレイ用溝8とシムトレイ9との内壁間の気体の熱伝達よる場合の3通りの熱伝達により、その温度が上昇する。
本発明の第1の実施形態においては、傾斜磁場コイル2に設けられた冷却管13の通路14に冷媒を流すことにより、冷却管13に接触した傾斜磁場コイル2の導体であるメインコイル6とシールドコイル7において発生した熱と、シムトレイ9の熱が冷却管13の通路14を流れる冷媒に伝わり、傾斜磁場コイル2の導体が冷却されると共にシムトレイ9が冷却される。
傾斜磁場コイル2の導体が冷却されることにより、上記(1)(2)(3)の熱伝達が抑制され、更にシムトレイ9が冷却されることにより、熱伝達された熱が除去されることにより、シムトレイ9に設置されたシム鉄片11の温度上昇が抑制され、透磁率の変動を抑制することができる。
これにより、静磁場均一度を一定に保持することができ、MRI装置の画質を向上することができる。
尚、冷媒の入口温度は、低い方が冷却の効果は大きいが、結露しないように20〜25℃に維持することが望ましい。
また、シムトレイ9としては、熱伝導が良く、非磁性な材料を使用することが望ましく、具体的にはアルミ等が好ましい。但し、面積が大きい場合には渦電流が発生し、画質が劣化するため面積の小さいものを使用することが望まれる。もしくは、シムトレイ9にスリットを入れても良い。
なお、第1の実施形態においては、冷却管13を傾斜磁場コイル2の冷却と兼用するものとしたが、傾斜磁場コイル2の冷却用とシムトレイ9の冷却用とを別々に設けるものとしても、同様の効果が得られる。
次に、本発明の第2の実施形態を図7を用いて説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態における傾斜磁場コイル2の断面の一部を示す図である。
図7において、傾斜磁場コイル2は、傾斜磁場コイル2の導体であるメインコイル6、及びシールドコイル7と、シムトレイ9と、蓄熱材15を備えている。
蓄熱材15は、傾斜磁場コイル2の導体であるメインコイル6、及びシールドコイル7と、シムトレイ9との間に設けられ、蓄熱材15の材料として、熱容量の大きい材料、具体的には、水、木材、プラスチック等が使用される。
また、蓄熱材15の配置位置としては、導体幅が小さく、導体密度が高くなり高温になりやすいメインコイル6側に配置されることが望ましく、又はメインコイル6側と、シールドコイル7側の両側に配置されるものとしてもよい。このとき蓄熱材15は、傾斜磁場コイル2内に固定しても良いし、シムトレイ9に固定しても良い。
また、シムトレイ9の材質も熱容量の大きい材料を使用することが望ましい。
一般に、温度変化は、熱の伝わりやすさと熱容量によって決まり、その変化は指数関数で表される。このため、熱容量の大きい材料は、温度変化させるために、多くの熱量を必要とする。
本発明の第2の実施形態においては、熱容量の大きな材料である蓄熱材15をシムトレイ9と、傾斜磁場コイル2の導体であるメインコイル6、及びシールドコイル7との間に配置することにより、傾斜磁場コイル2の導体のシムトレイ9付近で発生した熱のうち、シムトレイ9へ伝わる熱を蓄熱材の温度変化として吸収し、シムトレイ9の温度変化を低減させる。
以上のように構成した本発明の第2の実施形態によれば、傾斜磁場コイル2の導体と、シムトレイ9に間に蓄熱材15を設け、傾斜磁場コイル2内の温度が上昇した場合に、シムトレイ9及びシム鉄片11に伝わる熱を蓄熱材15により吸収することにより、シム鉄片11の温度変化が低減され、傾斜磁場コイル2が通電される撮影中において、静磁場均一度を一定に保持することができ、MRI装置の画質を向上することができる。
次に、本発明の第3の実施形態を図8〜図9を用いて説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態におけるシムトレイ用溝8の縦断面図である。
図8において、シムトレイ用溝8には案内レール10が設けられ、案内レール10には、適当な間隔で空隙16が設けられている。シムトレイ9は、シムトレイ用溝8に設けられた案内レール10によりガイドされ概円筒形の傾斜磁場コイル2の両端面から出し入れ可能に設置される。
このとき、案内レール10とシムトレイ9の間には、空隙16により空間が生じ、案内レール10とシムトレイ9の接触面積を小さくしている。
図9は、本発明の第3の実施形態における傾斜磁場コイル2の断面の一部を示す図である。
図9において、傾斜磁場コイル2には、シムトレイ用溝8の設けられたシムトレイ9を囲むように断熱材17が配置される。
以上において、案内レール10とシムトレイ9の接触面積を小さくすることにより、案内レール10からシムトレイ9に伝わる熱量を低減することができ、更に、傾斜磁場コイル2内のシムトレイ9を囲むように断熱材17を配置することにより、傾斜磁場コイル2の導体で発生した熱のうちシムトレイ9に伝わる熱量を低減することができる。
なお、シムトレイ用溝8内を減圧し、シムトレイ用溝8内に真空層を形成することにより、シムトレイ用溝8内壁からの気体による熱伝達を遮断することができ、シム鉄片11の温度変化を更に低減させることもできる。
以上のように構成した本発明の第3の実施形態によれば、案内レール10とシムトレイ9との間の接触面積を小さくし、シムトレイ9を囲むように断熱材を配置し、更に、シムトレイ用溝8内に真空層を形成することより、傾斜磁場コイル2が通電される撮影中において、傾斜磁場コイル2からシムトレイ9に伝わる熱量を低減することができる。したがって、シム鉄片11の温度変化が低減され、静磁場均一度を一定に保持することができ、MRI装置の画質を向上することができる。
尚、本発明の第3の実施形態に示したように案内レール10とシムトレイ9との間に空隙16を設け、案内レール10とシムトレイ9の接触面積を小さくすることを、本発明の第1、及び第2の実施形態に適用しても良い。これにより、更に傾斜磁場コイル2からシムトレイ9に伝わる熱量を低減することができ、シム鉄片11の温度変化を低減させることができる。
また、上述した本発明の第1〜第3の実施形態においては、シムトレイ用溝8側に案内レール10を設け、シムトレイ用溝8と、シムトレイ9との間の熱伝導を低減させるものとしたが、本発明の第4、第5の実施形態として、図10、図11に示すようにシムトレイ9側に、案内レール10と同様のガイド部を設け、シムトレイ9をシムトレイ用溝8に出し入れ可能に配置し、シムトレイ用溝8とシムトレイ9の接触面積を低減し、傾斜磁場コイル2からシムトレイ9に伝わる熱量を低減するものとしてもよい。
本発明の第1の実施形態による磁気共鳴イメージング装置の概略縦断面図である。 本発明の第1の実施形態における傾斜磁場コイルの概略横断面図である。 本発明の第1の実施形態における傾斜磁場コイルのシムトレイ用溝の横断面図である。 本発明の第1の実施形態における傾斜磁場コイルのシムトレイ用溝の縦断面図である。 本発明の第1の実施形態における傾斜磁場コイルのシムトレイの外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態における傾斜磁場コイルの一部縦断面図である。 本発明の第2の実施形態における傾斜磁場コイルの一部縦断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるシムトレイ用溝の縦断面図である。 本発明の第3の実施形態における傾斜磁場コイルの一部縦断面図である。 本発明の第4の実施形態におけるシムトレイの形状を示す図である。 本発明の第5の実施形態におけるシムトレイの形状を示す斜視図である。
符号の説明
1 静磁場発生装置
2 傾斜磁場コイル
3 高周波磁場コイル
4 ベッド
5 均一磁場領域
6 メインコイル
7 シールドコイル
8 シムトレイ用溝
9 シムトレイ
10 案内レール
11 シム鉄片
12 ネジ穴
13 冷却管
14 通路
15 蓄熱材

Claims (5)

  1. 均一磁場領域を発生する静磁場発生装置と、
    前記静磁場発生装置の内側に取り付けられた傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイル内もしくは表面に取り付けられ、静磁場均一度を調整するシミング機構と、
    前記シミング機構の温度変化を低減する温度変化低減手段と、
    を備える磁気共鳴イメージング装置において、
    前記シミング機構は、シミング用磁性体と、該シミング用磁性体を取り付けるシムトレイとを有し、
    前記シムトレイは、前記傾斜磁場コイル内に格納され、
    前記傾斜磁場コイルを冷却する冷媒を内部に通すための中空形状を有する冷却管をさらに備え、
    前記温度変化低減手段は、前記傾斜磁場コイルと前記シムトレイの間であって該傾斜磁場コイルのメインコイル側、該シムトレイの材質より熱容量の大きい蓄熱材を備え、前記冷却管の一部と、前記シムトレイの一部とを前記傾斜磁場コイルの入り口部分において接触させ、前記傾斜磁場コイルを冷却する冷媒により、前記シムトレイを冷却することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記蓄熱材は、前記傾斜磁場コイルが高温になりやすい部分と前記シミング機構の間に配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  3. 請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記温度変化低減手段は、前記シムトレイと前記傾斜磁場コイルとの接触面積を低減するように該シムトレイを支持することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 請求項3記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記シミング機構は、前記傾斜磁場コイル内に前記シムトレイを格納する為のシムトレイ用溝が形成され、前記シムトレイに凹部が、前記シムトレイ用溝に凸部が、それぞれ設けられていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 請求項3記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記シムトレイと傾斜磁場コイルとの間の空間を減圧し、空気の対流による熱伝導を低減することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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