JP5051984B2 - 信号増幅器の調整システム - Google Patents
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また、請求項2に記載の信号増幅器の調整システムは、請求項1に係る発明において、前記増幅手段は複数の回路素子を備える。
まず、本実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態に係る信号増幅器は、集合住宅等において、テレビ信号を含む各種の信号を増幅するための信号増幅器に関するものであり、例えば、共聴システムにおいてアンテナにて受信されたテレビ信号を増幅する信号増幅器に関する。この信号増幅器は、入力ATT、GC、TILT、及び、出力ATTの如き各種の信号増幅用又は信号調整用の構成要素を備えて構成されている。以下の説明では、これら入力ATT、GC、TILT、及び、出力ATTのように、当該信号増幅器の設置環境に応じて最適な信号増幅を行うことができるように、従来は施工者によって調整されていた構成要素を、被調整要素と称する。
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。ここでは、本実施の形態に係る信号増幅器の調整システムの構成について説明した後、この信号増幅器を用いて行われる各処理の内容について説明する。
図1は、本実施の形態に係る信号増幅器の調整システムのブロック図である。この図1に示すように、本実施の形態に係る信号増幅器1は、その信号増幅系統については基本的に従来と同様に構成されている。すなわち、信号増幅器1は、入力端子2、HPF又はBPF3、入力ATT4、AMP5、GC6、AMP7、8、TILT9、AMP10、11、出力ATT12、HPF又はBPF13、及び、出力端子14を順次接続して構成されている。また、入力端子2とHPF又はBPF3との間には避雷器15、HPF又はBPF13と出力端子14との間には避雷器16がそれぞれ接続されている。
次に、このように構成された信号増幅器1、SG40、SA41、及び、補正制御装置42を用いて行われる補正値取得処理の内容について説明する。まず、補正制御装置42において行われる処理について説明する。図2は、補正制御装置42における補正値取得処理のフローチャートである。この図2に示すように、補正制御装置42は、信号増幅器1の周波数帯域の下限fL及び上限fH(MHz)を取得する(ステップSA−1)。また補正制御装置42の信号増幅器1の定格出力Eを取得する(ステップSA−2)。このような周波数帯域の下限fL及び上限fHや定格出力(dBμ)は、例えば、これらのデータを調整制御部20や記憶部21に予め記憶させておき、補正制御装置42から調整制御部20に制御信号を送ることで、これらデータを取得してもよい。あるいは、補正制御装置42にキーボード等の入力手段を接続し、この入力手段を介して施工者が入力してもよい。
このような補正値取得処理を経た後、調整制御部20は、記憶部21に記憶された電圧値を用いて、入力ATT4、GC6、TILT9、及び、出力ATT12を自動的に調整するための調整処理を行う。図4は、調整処理のフローチャートである。この図4に示すように、調整制御部20は、信号増幅器1が電源投入直後であるか否かを判断する(ステップSC−1)。この判断は、例えば、記憶部21に記憶させたフラグ情報を判定することで行うことができる。
このように本実施の形態によれば、入力ATT4、GC6、TILT9、及び、出力ATT12の調整を自動的に行うことができるため、施工者の熟練度に関わらず、正確で適切な調整を効率よく行うことができる。特に、被調整要素の個体差が自動的に補正されるので、単なる理論値ではなく、実際の出力を適正に調整することが可能になる。さらに、記憶部21に調整値が記憶されている場合には、新たに調整値を決定することなく、被調整要素の調整が行われるため、調整作業の効率を一層高めることができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
また、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、全ての設置環境において信号増幅器を完全に最適な状態に調整できない場合においても、少なくとも1つの設置環境において調整が可能である限りにおいて、本発明の課題が達成されている。
入力ATT4、GC6、TILT9、又は、出力ATT12の一部のみを被調整要素としてもよく、あるいは、他の構成要素を被調整要素に含めてもよい。また、調整の具体的方法は、上述の方法に限定されず、その他の公知の調整方法をロジック化して調整制御部20にて自動的に実行させてもよい。
2、101 入力端子
3、13、30e、102 HPF又はBPF
4、103 入力ATT
5、7、8、10、11、104、106、107、109、110 AMP
6、105 GC
9 TILT
12、108 出力ATT
14、112 出力端子
15、16、113、114 避雷器
20 調整制御部
21 記憶部
22 接続端子
30 基準信号抽出部
30a 分岐トランス
30b PLL
30c VCO
30d ミキサー
30f ログアンプ
32 調整モード設定スイッチ
40 SG
41 SA
42 補正制御装置
Claims (4)
- 信号増幅器の内部において信号の増幅及び又は調整を行う増幅手段を調整するための、信号増幅器の調整システムであって、
前記信号増幅器に対して所定周波数の調整用入力信号を出力する調整用入力信号出力手段と、
前記調整用入力信号に対して前記信号増幅器から出力された調整用出力信号の出力レベルを測定する信号レベル測定手段と、
前記信号増幅器の出力が定格出力であるか否かを判定する補正制御手段と、
前記補正制御手段の判定結果に基づく前記増幅手段を調整するための情報を記憶する記憶手段と、
前記信号増幅器の内部の所定位置における信号を抽出する基準信号抽出手段と、
前記記憶手段に記憶された前記増幅手段を調整するための情報と、前記基準信号抽出手段にて抽出された信号とに基づいて、前記増幅手段の個体差を調整する調整制御手段と、を備え、
前記補正制御手段は、前記信号レベル測定手段にて測定された前記調整用出力信号の出力レベルと、所定方法にて取得された前記信号増幅器の前記所定周波数における定格出力レベルとを比較することにより、前記信号増幅器の出力が定格出力であるか否かを判定し、
前記調整制御手段は、前記補正制御手段にて前記信号増幅器の出力が定格出力であると判定された場合に、その時点において前記基準信号抽出手段にて抽出された信号の出力レベルと前記補正制御手段から取得した前記信号増幅器の前記所定周波数とを相互に関連付けて前記記憶手段に記憶させ、前記基準信号抽出手段にて抽出された信号であって、前記記憶手段に記憶された前記所定周波数に合致した信号を当該基準信号抽出手段から取得し、当該取得した信号の出力レベルと前記所定周波数に対応する前記記憶手段に記憶された信号の出力レベルとが一致するか否かを判定し、これらの出力レベルが一致しないと判定した場合に、これらの出力レベルが一致するように前記増幅手段の個体差を調整する、
信号増幅器の調整システム。 - 前記増幅手段は、複数の回路素子を備えることにより構成される、
請求項1に記載の信号増幅器の調整システム。 - 前記補正制御手段は、前記調整用入力信号出力手段から出力される調整用入力信号の周波数を、前記信号増幅器の周波数帯域の下限の前記所定周波数から上限の前記所定周波数に至る順に変化させながら、前記信号レベル測定手段にて測定された前記調整用出力信号の出力レベルと、所定方法にて取得された前記信号増幅器の前記所定周波数における定格出力レベルとを前記所定周波数毎に比較することにより、前記信号増幅器の出力が定格出力であるか否かを前記所定周波数毎に判定し、
前記調整制御手段は、前記補正制御手段にて前記信号増幅器の出力が定格出力であると前記所定周波数毎に判定された場合に、前記所定周波数毎の判定時点において前記基準信号抽出手段にて抽出された信号の出力レベルと前記補正制御手段から取得した前記信号増幅器の前記所定周波数とを相互に関連付けて前記記憶手段に記憶させ、前記基準信号抽出手段にて抽出された信号であって、前記記憶手段に記憶された前記所定周波数に合致した信号を、前記信号増幅器の周波数帯域の下限の前記所定周波数から上限の前記所定周波数に至る順に当該基準信号抽出手段から取得し、当該取得した信号の出力レベルと前記所定周波数に対応する前記記憶手段に記憶された信号の出力レベルとが一致するか否かを前記所定周波数毎に判定し、これらの出力レベルが一致しないと判定した場合に、これらの出力レベルが一致するように前記増幅手段の個体差を前記所定周波数毎に調整する、
請求項1又は2に記載の信号増幅器の調整システム。 - 前記補正制御手段による調整の可否を設定するための調整可否設定手段を備え、
前記補正制御手段は、前記調整可否設定手段にて調整が許可されている場合にのみ、前記増幅手段の個体差を調整する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の信号増幅器の調整システム。
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