JP5051824B2 - 育苗箱用土供給装置および育苗箱用土供給装置の供給シャッターの取付方法 - Google Patents
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Description
そのため、レバーは所定長さを有して形成し、枢支軸の回転量に対してレバー先端の移動量を大きくして微妙な調節を行うようにしているが、その分、レバーの設置スペースのみならず、作動スペースも広く必要となる別の課題も発生している。
本願は、育苗箱用土供給装置の側面側に設けた開閉操作ダイヤルにより、操作性を向上させると共に、微妙な調節を可能にし、また、設置スペースおよび作動スペースを小さくしたものである。
本発明は、前記操作軸45は、角軸部11には半径の大きなギヤ47を固定し、該ギヤ47には該ギヤ47より半径の小さな歯車46を噛み合わせ、歯車46は前記操作軸45に固定した育苗箱用土供給装置としたものである。
本発明は、前記歯車46は、筒部材46Aの一端から中間位置までの外周に溝46Bを形成し、該溝46Bは一端側は開口し、筒部材46Aの中間部側は次第に浅くなるように形成した育苗箱用土供給装置としたものである。
本発明は、前記枢支軸10は、中間部に角軸部11を、角軸部11の両側に丸棒部16をそれぞれ形成し、前記供給シャッター6の開閉弁7の左右側板8には前記角軸部11より大き目の角孔12を形成し、該角孔12に前記角軸部11をゆるく挿通させていずれか一方向に緩みが無くなる迄前記角軸部11に対して回転させ、前記角軸部11には前記角孔12と略同一の大きさの角孔55をギヤ47に形成し、該ギヤ47の前記角孔55を前記角軸部11に挿通させて設け、該ギヤ47はいずれか他方向に緩みが無くなる迄前記角軸部11に対して回転させたのち該ギヤ47の回動部分を前記左右側板8のいずれか一方にネジ57により固定した育苗箱用土供給装置としたものである。
本発明は、育苗箱用土供給装置1のフレーム30の左右のフレーム側板31間に供給シャッター6を位置させ、一方のフレーム側板31の透孔32から枢支軸10の一端を挿通し、供給シャッター6の一方の側板8の角孔12に挿通し、側板8より内側に突き出た枢支軸10の角軸部11にギヤ47の角孔55を挿通し、次に、枢支軸10の一端側の丸棒部16を更に他方側に向けて移動させて、他方側の供給シャッター6の側板8の角孔12に挿通し、次に、供給シャッター6の側板8をいずれか一方向に緩みが無くなる迄前記角軸部11に対して回転させ、次に、ギヤ47をいずれか他方向に緩みが無くなる迄前記角軸部11に対して回転させたのち該ギヤ47の回動部分の長孔56にネジ57を挿通して、前記左右側板8のいずれか一方にギヤ47をネジ57により固定した育苗箱用土供給装置の供給シャッターの取付方法としたものである。
請求項2の発明では、開閉操作ダイヤル50による供給量の微妙な調節を、簡単に実現できる。
請求項3の発明では、歯車46とギヤ47の噛み合いを確実にでき、操作を確実にできる。
請求項4の発明では、精度の高いプレス加工をすることなく形成しても、開閉弁7を角軸部11にガタなく固定できるので、一つの開閉操作ダイヤル50の操作を、一組の歯車46とギヤ47の噛み合いで供給シャッター6に伝達する構成でありながら、供給シャッター6の下縁を略水平に上下させることができる。
る供給量の微妙な調節を、簡単に実現できる。
請求項5の発明では、供給シャッター6の組立・組付を容易にできる。
前記供給ホッパー2と前記繰出ベルト4との間に供給口5を形成し、該供給口5には供給量調節用の供給シャッター6を設ける。
15はネジ孔、16は枢支軸10の角軸部11の両端の丸棒部である。
即ち、先ず、補助板20の角孔21を枢支軸10の角軸部11に挿通し、この状態の枢支軸10の左右丸棒部丸棒部16の一方を左右側板8の一方の角孔12に差し込み、次に、枢支軸10の左右丸棒部16の他方を左右側板8の他方の角孔12に差し込み、枢支軸10の角軸部11を左右の側板8の角孔12に貫通させる。
つぎに、この状態のまま、今度は、補助板20を角軸部11に対して右回転方向に捩って、左回転方向にはガタが残るが、枢支軸10と補助板20との間に、右回転方向にはガタが残らないようにする。
しかして、前記枢支軸10の左右丸棒部16は前記供給ホッパー2の育苗箱用土供給装置1のフレーム30の左右フレーム側板31の透孔32から外方に突出させて回転のみ自在に軸装する。
このとき、左右の操作部支持板40のうち一方の操作部支持板40は、枢支軸10の丸棒部16の径より大きめに形成したフレーム側板31の透孔32に対して、枢支軸10の丸棒部16と共に上下させることにより、開閉弁7の左右の微妙な高さのバランスを修正してから、ボルト42で固定する。43は操作部支持板40の取付孔、44はフレーム側板31の取付孔である。
前記歯車46は、通常のスプロケットも使用可能であるが、実施例では、筒部材46Aの一端から中間位置までの外周に溝46Bを形成し、該溝46Bは一端側は開口し、筒部材46Aの中間部側は次第に浅くなるように形成する。
操作軸45の左右何れか一端には開閉操作ダイヤル50を固定し、開閉操作ダイヤル50により歯車46を回転させると、ギヤ47が枢支軸10中心に回動し、ギヤ47は枢支軸10を回転させ、枢支軸10の回転により開閉弁7の開閉量を調節する。
この場合、開閉操作ダイヤル50と操作部支持板40との間には、圧縮コイルバネ51を設け、前記供給シャッター6が自重で閉まらないように、操作軸45の回転に抵抗を与えている。
そのため、ギヤ47は供給シャッター6の組立強度を強化する強度メンバーの一部としても作用する。なお、ギヤ47を設けることにより、枢支軸10とギヤ47との間にはガタを発生させずに、側板8と角軸部11とを固定できるので、補助板20は無くてもガタは発生せず、省略可能である。
次に作用を述べる。
本発明は以上の構成であり、育苗箱用土供給装置1のフレーム30の左右のフレーム側板31間に供給シャッター6を位置させ、一方のフレーム側板31の透孔32から枢支軸10を挿通し、供給シャッター6の一方の側板8の角孔12に挿通し、側板8より内側に突き出た枢支軸10の角軸部11に補助板20の角孔21とギヤ47の角孔55を挿通する。
この状態では、フレーム30の左右のフレーム側板31間に、供給シャッター6と補助板20とギヤ47とが位置する。
次に、補助板20およびギヤ47を角軸部11に対して右回転方向に捩って、左回転方向には隙間は残るが、右回転方向には隙間が残らない状態とする。
次に、左右フレーム側板31の外側に突出する枢支軸10の左右丸棒部16には左右一対の操作部支持板40の挿通孔41のそれぞれを挿通し、一方側の丸棒部16と操作部支持板40をボルト42で仮止めし、他方側の丸棒部16を透孔32内に対して上下させ、開閉弁7の下縁を繰出ベルト4の上面と略平行になるように高さ調節し、左右の操作部支持板40は、ボルト42によりフレーム側板31に固定する。
即ち、枢支軸10をレバーで回転させると、レバーの回動角がそのまま供給シャッター6の回転角になるので、微妙な調節には不向きであるが、本願の供給シャッター6は、ギヤ47を半径を大にしたギヤにより形成し、歯車46は小径の歯車により形成しているから、開閉操作ダイヤル50の回転量に対するギヤ47の回動量は遥かに小さくでき、供給量を調節するに当たって微妙な調節ができる。
また、レバーによる調節では、土供給作業中に接触すると、すぐにレバー自体が動いて供給シャッター6の位置が狂うことがあるが、本願の開閉操作ダイヤル50は、土供給作業中に、例え、作業者の身体が触れてもすぐに回転することはないので、供給シャッター6の位置が狂うことを防止する。
Claims (5)
- 育苗箱を移送する移送台17の上方に位置する上部の供給ホッパー2と、該供給ホッパー2の下方に設けた繰出ベルト4と、前記供給ホッパー2と前記繰出ベルト4との間に形成された供給口5と、該供給口5に取付けた供給シャッタ−6とからなる育苗箱用土供給装置において、前記供給シャッター6は、角軸部11を有する枢支軸10により前記移送台17に固定のフレーム側板31に軸装すると共に、前記枢支軸10と軸芯方向を並行に設けた操作軸45に固定の開閉操作ダイヤル50により供給量を調節するように構成し、前記操作軸45は、側面視、前記角軸部11より前記繰出ベルト4の移動方向前側であって、かつ、前記角軸部11の軸芯より所定間隔上方に位置させた育苗箱用土供給装置。
- 請求項1において、前記操作軸45は、角軸部11には半径の大きなギヤ47を固定し、該ギヤ47には該ギヤ47より半径の小さな歯車46を噛み合わせ、歯車46は前記操作軸45に固定した育苗箱用土供給装置。
- 請求項2において、前記歯車46は、筒部材46Aの一端から中間位置までの外周に溝46Bを形成し、該溝46Bは一端側は開口し、筒部材46Aの中間部側は次第に浅くなるように形成した育苗箱用土供給装置。
- 請求項3において、前記枢支軸10は、中間部に角軸部11を、角軸部11の両側に丸棒部16をそれぞれ形成し、前記供給シャッター6の開閉弁7の左右側板8には前記角軸部11より大き目の角孔12を形成し、該角孔12に前記角軸部11をゆるく挿通させていずれか一方向に緩みが無くなる迄前記角軸部11に対して回転させ、前記角軸部11には前記角孔12と略同一の大きさの角孔55をギヤ47に形成し、該ギヤ47の前記角孔55を前記角軸部11に挿通させて設け、該ギヤ47はいずれか他方向に緩みが無くなる迄前記角軸部11に対して回転させたのち該ギヤ47の回動部分を前記左右側板8のいずれか一方にネジ57により固定した育苗箱用土供給装置。
- 育苗箱用土供給装置1のフレーム30の左右のフレーム側板31間に供給シャッター6を位置させ、一方のフレーム側板31の透孔32から枢支軸10の一端を挿通し、供給シャッター6の一方の側板8の角孔12に挿通し、側板8より内側に突き出た枢支軸10の角軸部11にギヤ47の角孔55を挿通し、次に、枢支軸10の一端側の丸棒部16を更に他方側に向けて移動させて、他方側の供給シャッター6の側板8の角孔12に挿通し、次に、供給シャッター6の側板8をいずれか一方向に緩みが無くなる迄前記角軸部11に対して回転させ、次に、ギヤ47をいずれか他方向に緩みが無くなる迄前記角軸部11に対して回転させたのち該ギヤ47の回動部分の長孔56にネジ57を挿通して、前記左右側板8のいずれか一方にギヤ47をネジ57により固定した育苗箱用土供給装置の供給シャッターの取付方法。
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