JP5051699B2 - レーザ顕微鏡 - Google Patents
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Description
しかし、観察対象である試料が、照射した光を吸収して発熱し、そのときに生じる熱分布の時間変化に応じて反射率もしくは透過率が時間変化を示す(以下、このような光照射にともなう性質を有する試料を光応答性の試料と呼ぶ)ような場合においては、この理論限界を超えた観察が可能であることが分かった。
図1は、光応答性を示さない周期ラインパターンの試料に対しての断面図である。
図2は、照射強度と、照射時間との関係を示す図である。
(a)は、照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
(b)は、aの位置での照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
(c)は、bの位置での照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
以下に説明する実施例は、趣旨を逸脱しない範囲内において、また、当業者にとって容易に発想できる範囲内において、構成、動作、作用を変形実施可能とする。
本実施例に係るレーザ顕微鏡の第1の構成について図3、図4を用いて説明する。
図3は、本実施例に係るレーザ顕微鏡の構成の第1の例を示す図である。
図4は、本実施例に係るレーザ顕微鏡の第1の構成において、照射強度と、照射時間との関係を示す図である。
(a)は、第1の波長のレーザ光の照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
(b)は、aの位置での照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
(c)は、bの位置での照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
特に、複雑な信号処理などを必要とせず、リアルタイムで観察対象の画像データを得ることができるようなレーザ顕微鏡を実現する。
光応答性の試料に対して、光学的な解像限界を超えた観察を可能とするレーザ顕微鏡を提供する。特に、複雑な信号処理などを必要とせず、リアルタイムで観察対象の画像データを得ることができるようなレーザ顕微鏡を実現する。
本実施例に係るレーザ顕微鏡の第2の構成について図5を用いて説明する。
図5は、本実施例に係るレーザ顕微鏡の構成の第2の例を示す図である。
本実施例に係るレーザ顕微鏡の第3の構成について図6を用いて説明する。
図6は、本実施例に係るレーザ顕微鏡の構成の第3の例を示す図である。
本実施例は、試料を透過する光を検出して顕微鏡画像を得るための構成を示したものである。
本実施例に係るレーザ顕微鏡の第4の構成について図7、図8を用いて説明する。
図7は、本実施例に係るレーザ顕微鏡の構成の第4の例を示す図である。
図8は、本実施例に係るレーザ顕微鏡の構成の第4の例において、照射強度と、照射時間との関係を示す図である。
(a)は、照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
(b)は、aの位置での反射光強度の時間変化の一例を示す図である。
(c)は、bの位置での反射光強度の時間変化の一例を示す図である。
Δt1を変える、つまり、強度信号を抽出する時刻t1を変えると、図1の試料におけるラインと溝の信号の差は変化する。
図9は、本実施例に係るレーザ顕微鏡の構成の第5の例において、照射強度と、照射時間との関係を示す図である。
(a)は、照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
(b)は、aの位置での照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
(c)は、bの位置での照射光強度の時間変化の一例を示す図である。
本実施例は、コンピュータ10の内部において行われるソフト的な信号処理(データ処理)の手段として、実施例1と異なる手段を用いたものである。
以下に、上述した顕微鏡で観察するための光応答性の試料について説明する。
本実施例に係るレーザ顕微鏡に用いる試料の第1の例について図10を用いて説明する。
図10は、本実施例に係るレーザ顕微鏡に用いる試料の第1の構成を示す図である。
(a)および(b)は、光応答性の試料の断面図である。
本実施例に係るレーザ顕微鏡に用いる試料の第2の例について図11を用いて説明する。
図11は、本実施例に係るレーザ顕微鏡に用いる試料の第2の構成を示す図である。
図11(a)は、金属材料による周期ラインのパターンが石英の基板に埋め込まれている構成である。
図11(b)は、光応答性を示さない試料に光吸収発熱層2と透明誘電体層1を積層させて光応答性の試料を構成した例である。
図11(c)は、図11(b)の構成に透明誘電体層1をもう1層加えた構成である。
金属材料8およびラインの形状などについては、実施例3と同じとする。
このような光応答性を示さない試料に光吸収発熱層2と透明誘電体層1を積層させて光応答性の試料を構成した例が図11(b)である。光吸収発熱層2および透明誘電体層1の材料や厚みについては実施例3と同じものを用いることができる。
2 光吸収発熱層
3 基板
4 対物レンズ
10 コンピュータ
11 ステージコントローラ
12 ロックインアンプ
13 波形発生器
14 半導体レーザ駆動回路
15 オシロスコープ
16 光検出器
17 集光レンズ
18 フィルタ
19 偏光ビームスプリッタ
20 1/4波長板
21 対物レンズ
22 サンプル
23 XYステージ
24 コリメートレンズ
26 三角プリズム
30 1/2波長板
31 第1の半導体レーザ
32 第2の半導体レーザ
41 第1の波長のレーザ
42 第2の波長のレーザ
51 偏光ビームスプリッタ1
52 偏光ビームスプリッタ2
Claims (7)
- 発光波長の異なる2つのレーザ光源から放射される第1の波長のレーザ光と、第2の波長のレーザ光とを光応答性試料の同位置に集光するように照射する光照射手段と、
前記第1の波長のレーザ光を強度変調する光強度変調手段と、
前記集光したレーザ光を走査する走査手段と、
前記光応答性試料からの反射光もしくは透過光のうち、前記第2の波長のレーザ光のみを選択的に検出し、検出された信号から前記第1の波長のレーザ光のパルスの周期と同期して変動する成分のみを得る光信号検出手段とを有することを特徴とするレーザ顕微鏡。 - 前記光照射手段は、偏光ビームスプリッタと、波長板とを含み、
前記波長板を回転させ、前記第1の波長のレーザ光と、前記第2の波長のレーザ光との強度比の調整を行うことを特徴とする請求項1に記載のレーザ顕微鏡。 - 前記第1の波長のレーザ光と、前記第2の波長のレーザ光との向きが光軸を中心に直交となるように前記レーザ光源と、2つのレンズとが配置され、
直交位置に前記偏光ビームスプリッタが配置されていることを特徴とする請求項2に記載のレーザ顕微鏡。 - 前記走査手段は、試料を載せるステージを走査、または、ミラーを用いてレーザ光の集光位置を走査し、
前記光信号検出手段は、
ロックインアンプと、前記ステージの制御、前記ロックインアンプの出力を行うコンピュータとで検出を行うことを特徴とする請求項3に記載のレーザ顕微鏡。 - 前記光信号検出手段は、フォトダイオードまたは光電子増倍管を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のレーザ顕微鏡。
- 前記光照射手段は、開口数0.95の対物レンズを含むことを特徴とする請求項5に記載のレーザ顕微鏡。
- 前記光応答性試料は、
光応答性の性質を有していない試料の表面にレーザ光を吸収して発熱する光吸収発熱層と、透明誘電体層とを積層させた試料であることを特徴とする請求項6に記載のレーザ顕微鏡。
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