JP5051388B2 - 用紙束形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙束形成装置に関し、特に、複数の給紙手段から送り出された用紙を積載して用紙束を形成する用紙束形成装置に関する。
複数の給紙部から送り出された用紙を重ね合わせて用紙束とする用紙束形成装置が知られている。このような用紙束形成装置として、例えば、2つの給紙部のうち一方から用紙を送り出し、送り出される用紙に所定のマークが付されていることが検知された場合に、そのマークが付された用紙を送り出した直後に別の給紙部から用紙を送り出して重ね合わせる多機能書類統合装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、用紙を積載する給紙台が複数設けられ、各々の給紙台から搬送された用紙を重ね合わせて用紙束として搬送する用紙束搬送装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−319669号公報 特開2006−306592号公報
近年、製本される冊子には、多様な印刷方法による画像記録や多種の用紙種類の用紙が含められることが要求される。このため、異なる印刷工程を経た用紙を組み合わせて用紙束を作成して製本する場合がある。このとき、上述の特許文献1に記載される技術では用紙に予めマークを付さなければならないため、出来上がった冊子にそのマークが残るか、そのマークが付された用紙の周縁部を切り落とす必要が生じ、完成した冊子の高品質と高生産性の両立が困難である。また、上述の特許文献2に記載される技術では、給紙台が並んだ順に用紙が重ねられるため、給紙台が並んだ順以外の順序で用紙を重ね合わせることは困難である。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の給紙部から送り出した用紙をユーザが求める順序で重ね合わせることが可能な用紙束形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の用紙束形成装置は、複数の用紙を収容する用紙収容部を各々が有し、各々の用紙収容部に収容された用紙を送り出す複数の給紙手段と、複数の給紙手段から送り込まれた用紙を積載して用紙束を作成する用紙束作成手段と、ユーザによって入力された、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙の各々の積載順と、用紙収容部との対応関係を取得する対応関係取得手段と、用紙収容部から送り出された用紙が、取得された対応関係においてその用紙収容部に対応付けられた積載順に用紙束作成手段において積載されるよう複数の給紙手段による用紙の送り出しを制御する給紙制御手段と、を備える。
この態様によれば、ユーザは、積載順と用紙収容部との対応関係を入力することで、自身が求める順序で用紙を重ね合わせて用紙束を形成させることができる。このため、用紙の重ね順を示すマークを付すことによる完成冊子の品質の低下や、当該マークを切り落とすための生産性の低下を抑止することができ、簡易に高品質の冊子を提供することが可能となる。
本発明のある態様の用紙束形成装置は、画像が表示されるディスプレイと、ディスプレイに画像を表示させる表示制御手段と、をさらに備えてもよい。表示制御手段は、取得された対応関係を利用して、用紙束を構成するそれぞれの用紙を各々が模式的に表す複数の用紙画像を、各々が表す用紙が送り出されるべき用紙収容部を識別可能な態様で、各々が表す用紙の積載順に並べてディスプレイに表示させてもよい。
この態様によれば、ユーザは用紙画像を見ることで、完成後の冊子における用紙の構成を容易に把握することができる。このため、例えば対応関係の入力ミスがあった場合においても、誤った対応関係のまま製本処理が行われる可能性を低減させることができる。
表示制御手段は、ユーザによって対応関係が入力される対応関係設定画面において、複数の用紙画像を表示させてもよい。
この態様によれば、ユーザは用紙画像を見ることで、完成後の冊子における用紙の構成を把握しながら積載順と用紙収容部との対応関係を入力することができる。このため、積載順と用紙収容部との対応関係のユーザによる迅速な入力を実現することができ、また、対応関係の入力ミスを抑制することが可能となる。
本発明のある態様の用紙束形成装置は、用紙束を折りたたんで冊子を作成する折り処理を実施する折り手段と、折り処理を実施するか否かのユーザによる選択結果を取得する選択結果取得手段と、をさらに備えてもよい。表示制御手段は、折り処理が選択された場合に、折り処理が施されたときに折り曲げられる方向に各々が折れ曲がった複数の用紙画像を表示してもよい。
この態様によれば、ユーザは、用紙画像を見ることにより折り処理が選択されているか否かを容易に把握することができる。このため、折り処理を実施するか否かが誤って選択されたまま製本処理が実施される可能性を低減させることができる。
本発明のある態様の用紙束形成装置は、複数の用紙収容部のうち所定用紙収容部と用紙の積載順とが予め対応付けられた所定対応関係を複数保持する記憶手段をさらに備えてもよい。対応関係取得手段は、保持された複数の所定対応関係のうち、ユーザによって選択された所定対応関係を取得してもよい。
例えば、所定の用紙収容部がある積載順で積載される用紙の送り出しに使用される頻度が高い場合がある。この態様によれば、このように頻度が高い組み合わせを所定対応関係として予め保持しておくことにより、ユーザは使用頻度の高い対応関係を迅速に設定することができる。このため、ユーザの設定工数を抑制することができる。
本発明のある態様の用紙束形成装置は、作成すべき用紙束に含まれる用紙枚数を取得する合計枚数取得手段をさらに備えてもよい。対応関係取得手段は、ユーザによって所定対応関係が選択された場合、取得された用紙枚数分の積載順のうち所定用紙収容部に対応付けられていない積載順を、所定用紙収容部と異なる用紙収容部に対応付けてもよい。
作成すべき用紙束に含まれる用紙枚数を把握することができなければ、すべての積載順を用紙収容部に対応付けることは困難である。この態様によれば、取得した用紙枚数を利用してすべての積載順を用紙収容部に対応付けることができる。このため、所定用紙収容部に対応付けられていない積載順を用紙収容部に対応付けるユーザの設定工数を抑制することができる。
記憶手段は、所定用紙収容部と最終枚目の積載順とが予め対応付けられた所定対応関係を保持してもよい。また、記憶手段は、所定用紙収容部と1枚目の積載順とが予め対応付けられた所定対応関係を保持してもよい。
最終枚目や1枚目の積載順の用紙は表紙などになることが多く、このため、表紙以外の本身とは別の用紙収容部から送り出される場合がある。この態様によれば、このような所定対応関係を選択することにより、所定用紙収容部と最終枚目または1枚目の積載順とを容易に対応付けることができ、ユーザの設定工数を抑制することができる。
複数の用紙収容部は、大容量用紙収容部および当該大容量用紙収容部よりも収容許容量が少ない小容量用紙収容部の双方を含んでもよい。記憶手段は、小容量用紙収容部と用紙の積載順とが予め対応付けられた所定対応関係を複数保持してもよい。
例えば表紙などは本身よりも枚数が少ないことが多いため、小容量用紙収容部から送り出される場合がある。また、このように小容量用紙収容部から送り出される用紙は、例えば最終枚目や1枚目など特定の積載順で積載される場合が多いと考えられる。この態様によれば、このような対応関係を選択することにより、小容量用紙収容部と所定の積載順とを容易に対応付けることができ、ユーザの設定工数を抑制することができる。
対応関係取得手段は、複数の用紙収容部の中から、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙のうち最も多く用紙を送り出すメイン用紙収容部を特定し、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙のうち1枚以上の用紙の積載順とメイン用紙収容部とを対応付けてもよい。
例えば表紙以外の本身は、用紙束のうち多くの枚数を占めることが多く、このような本身は上述のメイン用紙収容部から送り出される場合がある。この態様によれば、例えばこのようなメイン用紙収容部と積載順とを容易に対応付けることができ、ユーザの設定工数を抑制することができる。
対応関係取得手段は、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙のすべての積載順とメイン用紙収容部とを対応付けてもよい。
例えば用紙束の大部分を占める本身を構成する用紙はメイン用紙収容部から送り出すが、表紙など少数枚の用紙はそれ以外の用紙収容部から送り出して用紙束を形成する場合がある。この態様によれば、すべての積載順とメイン用紙収容部とを容易に対応付けることができる。このため、ユーザは、設定内容を変更する場合においても、表紙など少数の用紙の積載順のみを他の用紙収容部に対応付ければよく、ユーザの設定工数を抑制することができる。
本発明に係る用紙束形成装置によれば、複数の給紙部から送り出した用紙をユーザが求める順序で重ね合わせることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る製本システム10Aの模式的な全体構成図である。製本システム10Aは、第1給紙装置12、第2給紙装置14、第3給紙装置16、用紙加工装置18、中綴じ折り装置20、断裁装置22、および管理装置28を備える。本実施形態では、第1給紙装置12および第2給紙装置14は、同一の構成を有する。このため、第1給紙装置12の構成を説明し第2給紙装置14の構成の説明は省略する。
第1給紙装置12は、給紙台30、分離給送機構32、および用紙束形成機構34を有する。給紙台30には、印刷、電子写真方式、インクジェット方式などによる画像形成方法によって画像が形成された用紙が積載される。したがって、給紙台30は、用紙が収容される用紙収容部として機能する。給紙台30は、用紙が積載された状態でユーザに押されることにより自身が持つキャスタで自走し、第1給紙装置12内にセットされる。分離給送機構32は、給紙台30に積載された用紙のうち最上位の用紙を分離して送り出す。第1の実施形態に係る分離給送機構32はエア吸引式のものが採用されている。エア吸引式の分離給送機構は公知であるため、その詳細な説明は省略する。なおエア吸引式の分離給送機構に代えて、いわゆるフリクション式の分離給送機構が設けられてもよいことは勿論である。
第1給紙装置12は、給紙台30を昇降させる昇降機構(図示せず)、および給紙台30の昇降を制御する昇降制御部(図示せず)を有する。分離給送機構32の周辺には用紙高さセンサ(図示せず)が設けられており、給紙台30が上昇して給紙台30に積載された用紙のうち最上位の用紙が分離給送機構32による送り出し可能な給紙可能位置まで上昇したことを検知する。昇降制御部は、最上位の用紙が給紙可能位置に達したと検知されたときに給紙台30の上昇を停止させる。こうして昇降制御部は、給紙台30に積載された用紙の最上位の用紙の高さを給紙可能位置に維持し、分離給送機構32による用紙の連続的な送り出しを可能としている。
なお、例えば、用紙加工装置18において用紙が加工され、その加工された用紙のすぐ後ろに第1給紙装置12から送り出される用紙を搬送する場合、用紙加工装置18において用紙が加工されるまで第1給紙装置12からの用紙の送り出しを待機する必要が生じる。このようなときの製本処理の生産性の低下を抑制すべく、第1給紙装置12には用紙束形成機構34が設けられている。用紙束形成機構34は、第1給紙装置12から送り出される用紙のすぐ前に用紙加工装置18によって加工された用紙が搬送されるなどによって、中綴じ折り装置20に送り込まれるタイミングが遅れる場合、分離給送機構32から一枚ずつ送り出された用紙を停留させて重ね合わせる。用紙束形成機構34は、用紙加工装置18による用紙の加工が終了するタイミングで、複数の用紙を重ね合わせたまま用紙束として排出する。用紙束形成機構34が重ね合わせる用紙の枚数は、管理PC94においてユーザによって入力されてもよく、用紙加工装置18による加工時間に基づいて管理PC94または第2給紙装置14、第3給紙装置16の給紙制御部が算出してもよい。なお、第1給紙装置12の用紙搬送路44と第2給紙装置14の用紙搬送路44は接続されており、第1給紙装置12の用紙搬送路44から排出された用紙は、第2給紙装置14の用紙搬送路44を通過して用紙加工装置18に送り込まれる。
第3給紙装置16は、Aトレイ38A、Bトレイ38B、および分離給送機構40を有する。Aトレイ38Aは、Bトレイ38Bよりも上方に設けられている。Aトレイ38AおよびBトレイ38Bは、モータ(図示せず)を作動させることにより各々が昇降可能に設けられている。以下、Aトレイ38AおよびBトレイ38Bを、必要に応じて「トレイ38」と総称する。
Aトレイ38AおよびBトレイ38Bの各々にも、上述したような様々な画像形成方法によって画像が形成された用紙が積載される。したがって、Aトレイ38AおよびBトレイ38Bは、共に用紙を収容する用紙収容部として機能する。Aトレイ38AおよびBトレイ38Bには、画像が形成された用紙が複数重なり合った状態の用紙群が、製本作業者の手によってセットされる。
分離給送機構40は、Aトレイ38AおよびBトレイ38Bの各々に対応して設けられる。分離給送機構40は、Aトレイ38AまたはBトレイ38Bに積載された用紙のうち最上位の用紙を分離して送り出す。第1の実施形態に係る分離給送機構40は、第1給紙装置12および第2給紙装置14と同様にエア吸引式のものが採用されている。このように、Aトレイ38Aと分離給送機構40との組合せ、およびBトレイ38Bと分離給送機構40との組合せは、それぞれが用紙を送り出す給紙手段として機能する。
第3給紙装置16に設けられた電子制御部(図示せず)は、Aトレイ38AおよびBトレイ38Bの各々の昇降および分離給送機構40による用紙の送り出しを制御することにより、Aトレイ38AまたはBトレイ38Bに積載された用紙群から用紙を一枚ずつ送り出す。Aトレイ38AまたはBトレイ38Bから送り出された用紙は、第3給紙装置16内の用紙搬送路36に搬送される。用紙搬送路36は、第2給紙装置14の用紙搬送路44に接続されており、用紙搬送路36内で搬送された用紙は用紙搬送路44を通過して用紙加工装置18に送り込まれる。
用紙加工装置18は、第1給紙装置12、第2給紙装置14、または第3給紙装置16から送り込まれた用紙に、周縁部の切り落とす用紙切断処理および折り目付け処理を含む用紙加工処理を施す。用紙加工装置18は、用紙切断機構50および折り目付け機構58を有する。用紙加工装置18に搬送された用紙は、搬送路切換機構(図示せず)によって、メイン搬送路46およびバイパス搬送路48のいずれかに搬送される。用紙切断機構50および折り目付け機構58は、メイン搬送路46周辺に配置されている。
たとえば、コピー機などで画像形成された用紙は周辺部に余白部分が生じる。このため、予め大きめの用紙を使って用紙に画像を形成し、製本処理時にこのような用紙の周縁部を切り落とす場合がある。用紙切断機構50は、送り込まれた用紙の周縁部を切り落とすことにより、このような余白の部分を用紙から削除し、見栄えのよい冊子の作成を実現する。
用紙切断機構50は、サイドガイド52、左右端切断スリッタ54、および前後端切断カッター56を有する。サイドガイド52は、各々が装置前後方向に一つずつ配置されるよう一対設けられ、メイン搬送路46に搬送された用紙の搬送方向と平行な両側端と当接し、用紙の搬送方向と垂直な方向への移動を規制する。一対のサイドガイド52の各々は、モータ(図示せず)を作動させて用紙搬送方向と垂直な方向にそれぞれ移動させることが可能となっている。
左右端切断スリッタ54は、各々が装置前後方向に一つずつ配置されるよう一対設けられる。一対の左右端切断スリッタ54の各々は、外周に刃が形成された一対の円盤状のカッターにより構成される。左右端切断スリッタ54は、サイドガイド52により両側端が規制された状態で、メイン搬送路46に搬送された用紙の両側端部を用紙の搬送方向と平行な直線で切り落とす。一対の左右端切断スリッタ54の各々は、モータ(図示せず)を作動させて用紙搬送方向と垂直な方向にそれぞれ移動させることが可能となっている。
前後端切断カッター56は左右端切断スリッタ54の下流側に設けられる。前後端切断カッター56は、メイン搬送路46の上方および下方にそれぞれ1つずつ配置されるよう一対設けられ、モータ(図示せず)が作動してメイン搬送路46上方のカッターが下降し、メイン搬送路46下方のカッターが上昇することにより、メイン搬送路46に搬送された用紙の前端部および後端部を、用紙搬送方向と垂直な直線で切り落とす。このように用紙切断機構50は、左右端切断スリッタ54および前後端切断カッター56により用紙の周縁部を切り落とす。
折り目付け機構58は、例えば厚い用紙を簡易に折りたたむことができるよう、用紙搬送方向と垂直な直線状の折り目を用紙に成型する。折り目付け機構58は、メイン搬送路46を挟んで配置された一対の折り目付け部材を有し、上方の折り目付け部材には用紙搬送方向と垂直に延在し下方に突出する突出部が形成されている。モータ(図示せず)が作動してこの上方の折り目付け部材が下降し用紙を押圧することにより、用紙に折り目が成型される。
バイパス搬送路48には、周縁部切り落とし処理や折り目付け処理が行われない用紙が搬送される。たとえば、第1給紙装置12または第2給紙装置14から複数の用紙が重なり合った用紙束が送り出された場合、送り出された用紙束はバイパス搬送路48に搬送される。
中綴じ折り装置20は、用紙加工装置18から送り込まれた用紙に中綴じ折り処理を施す。中綴じ折り装置20に送り込まれた用紙は、メイン搬送路60に沿って搬送される。中綴じ折り装置20は、綴じ機構62、折り機構72、折り無しスタッカ73を有し、メイン搬送路60の周辺には綴じ機構62および折り機構72が配置される。
綴じ機構62は、サイドジョガー66、ステッチャ70、綴じストッパ64、およびバックジョガー68を有する。綴じ機構62は、綴じ処理に先だって、用紙加工装置18から送り込まれた用紙を送り込まれた順に積載し、一冊の冊子に含まれる用紙の合計枚数としてユーザに入力された枚数の用紙が重なり合った用紙束を作成する。したがって、綴じ機構62は用紙束作成手段としても機能する。
サイドジョガー66は一対設けられ、各々が綴じ機構62において用紙束の側端部に当接し、用紙搬送方向と垂直な方向である用紙幅方向における用紙束の位置を位置決めする。綴じストッパ64およびバックジョガー68は、用紙が積載されて作成された用紙束の前端部および後端部にそれぞれ当接し、用紙束の用紙搬送方向における位置を位置決めする。ステッチャ70は、綴じストッパ64、サイドジョガー66、およびバックジョガー68によって位置決めされた用紙束に綴じ処理を施す。
折り機構72は綴じ機構62の下流側に設けられている。折り機構72は、綴じ機構62によって綴じ処理が実施された用紙束に、綴じた箇所で用紙束を折りたたむ折り処理を実施する。折り機構72は、一対の折りローラ78、折りナイフ76、折りストッパ74を有する。
綴じ機構62にて綴じ処理が実施されると、綴じストッパ64が下方に退避し、綴じられた用紙束が折り機構72に送り込まれる。折り機構72に送り込まれた用紙束は、前端部が折りストッパ74に当接したところで用紙搬送方向の位置決めがされる。メイン搬送路60の上方には一対の折りローラ78が、軸方向が用紙搬送方向と垂直な方向に向くよう、用紙搬送方向に並設されている。折りナイフ76は、モータ(図示せず)が作動することにより一対の折りローラ78の間とメイン搬送路60の下方とを上昇および下降することが可能となっている。折りストッパ74により用紙束が用紙搬送方向の位置決めがされた状態で折りナイフ76を上昇させることにより、用紙束が一対の折りローラ78の間に巻き込まれる。一対の折りローラ78は、強い力で用紙束を挟持しながら用紙束を上方に搬送するよう回転することにより、用紙束に折り目を付ける。一対の折りローラ78によって折り目が付けられた冊子は、一対の折りローラ78のニップ部から上方に向かう綴じ折り冊子搬送路82を通ってベルト搬送機構80に送り込まれる。ベルト搬送機構80は、作成された冊子を断裁装置22の用紙搬送路92に送り出す。
なお、折りストッパ74は、ソレノイドをオン・オフすることによりメイン搬送路60に進退可能となっている。ユーザによって中綴じ折り処理による製本が選択されず綴じ処理による製本が選択された場合、綴じストッパ64および折りストッパ74はメイン搬送路60から退避した状態となり、綴じ機構62によって綴じ処理が施された用紙は、折りストッパ74の下流に設けられた折り無しスタッカ73に積載される。
断裁装置22は、三方断裁機構84を有する。三方断裁機構84は、中綴じ折り装置20から送り込まれた冊子の小口、または小口、天、地の三方を断裁して最終的な冊子を作成する。三方断裁機構84は、小口断裁刃90、用紙押さえ部88、小口断裁ストッパ86、サイドガイド(図示せず)、および一対の天地断裁刃(図示せず)を有する。
小口断裁ストッパ86は、ソレノイド(図示せず)をオン・オフすることにより、用紙搬送路92に進退可能とされている。冊子の小口を断裁する場合、断裁装置22は、冊子が送り込まれるタイミングで小口断裁ストッパ86を用紙搬送路92に突出させておく。これにより、断裁装置22に送り込まれた冊子は前端部が小口断裁ストッパ86に当接して用紙搬送方向の位置決めがなされる。
一対のサイドガイドは、小口断裁刃90よりも用紙搬送方向上流側(以下、単に「上流側」という)に配置され、各々の間隔の中心に搬送される冊子の中心が概ね重なるよう、断裁装置22の前方および後方に一つずつ配置される。一対のサイドガイドの各々は板状に形成され、用紙搬送方向に延在し且つ用紙搬送路92から上方に突出する。一対のサイドガイドには、一方が用紙幅方向に移動すれば、他方がその逆方向に同じ距離を移動するいわゆる中心振り分け方式が採用されている。サイドガイドによって案内されその間を通過した冊子は、断裁する前に揃えるべき天、地の位置に揃えられる。
用紙押さえ部88は小口断裁ストッパ86より上流側の用紙搬送路92上方に配置され、モータ(図示せず)が作動することにより下降する。小口断裁刃90は、用紙押さえ部88より上流側の用紙搬送路92上方に設けられ、後述する小口断裁モータが作動することにより下降する。小口断裁刃90は、後述する小口断裁刃移動モータによって、ボールネジ機構などを介して用紙搬送方向に移動可能に構成されている。天地断裁刃は、用紙押さえ部88の装置前方および後方の用紙搬送路92上方にそれぞれ一つずつ設けられ、後述する天地断裁モータが作動することにより下降する。これら一対の天地断裁刃もまた、中心振り分け方式により相互に離間または近接する方向に移動可能とされている。一対の天地断裁刃は、後述する天地断裁刃移動モータが作動するによって、ギヤ機構などを介して相互に離間または近接する方向に移動する。
サイドガイドの間を通過することにより天、地の位置が揃えられ、且つ小口断裁ストッパ86により用紙搬送方向の位置決めがされた状態で、用紙押さえ部88が下降して冊子を押さえつける。このように冊子が押さえつけられた状態で、まず小口断裁刃90が小口を断裁し、次に一対の天地断裁刃が、冊子の天と地を断裁する。断裁処理が施された冊子は、綴じ折りスタッカ24上に搬送される。
管理装置28は、管理PC(Personal Computer)94、ディスプレイ96、マウス98、キーボード97によって構成される。管理PC94は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどを有し、第1給紙装置12、第2給紙装置14、第3給紙装置16、用紙加工装置18、中綴じ折り装置20、および断裁装置22とデータの送受信可能に接続されている。ディスプレイ96、キーボード97、およびマウス98は管理PC94に接続されている。
管理PC94は、ディスプレイ96に設定画面を表示することにより、ユーザによって各種の設定入力が可能な状態とする。キーボード97やマウス98を使ってユーザにより各種の設定入力がなされ、さらにディスプレイ96に表示されたスタートボタンがクリックされると、管理PC94は、設定内容を示す情報を第1給紙装置12、第2給紙装置14、第3給紙装置16、用紙加工装置18、中綴じ折り装置20、および断裁装置22の各々に送信すると共に、製本処理を開始する旨を示すスタート信号を送信する。第1給紙装置12、第2給紙装置14、第3給紙装置16、用紙加工装置18、中綴じ折り装置20、および断裁装置22の各々は、CPU、ROM、RAMを有し内部機構の動作を制御する制御部を有しており、スタート信号を受信すると、受信した設定内容に基づいた製本処理を実施する。
図2は、第1の実施形態に係る製本システム10Aの機能ブロック図である。なお、図2では、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAMなどのハードウェア、およびソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックが描かれている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェアおよびソフトウェアの組合せによって様々な形で実現することができる。
管理PC94は、対応関係取得部100、給紙タイミング制御部102、選択結果取得部104、合計枚数取得部106、および表示制御部108を有する。綴じ機構62は、第1給紙装置12、第2給紙装置14、および第3給紙装置16から送り込まれた用紙を送り込まれた順に積載して用紙束を作成し、作成した用紙束に対して綴じ処理を施す。したがって、綴じ機構62は用紙束を作成する用紙束作成手段として機能する。綴じ機構62において適切に用紙を積載するため、ユーザは、ディスプレイ96に表示される給紙部設定画面において、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙の各々の積載順と、各々の用紙が送り出されるべき給紙台30またはトレイ38との対応関係を入力することができる。給紙部設定画面については後述する。対応関係取得部100は、給紙部設定画面においてユーザによってこのように入力された積載順と給紙装置との対応関係を取得する。
給紙タイミング制御部102は、給紙台30またはトレイ38から送り出された用紙が、対応関係取得部100によって取得された対応関係においてその給紙台30またはトレイ38に対応付けられた積載順に綴じ機構62に送り込まれるよう、第1給紙装置12、第2給紙装置14、および第3給紙装置16による用紙の送り出しタイミングを制御する。
ユーザは、ディスプレイ96に表示される処理選択画面において、用紙束の中央で綴じ、綴じた位置で用紙束を折りたたんで冊子を作成する中綴じ折り処理を実施するか、用紙束の端部近傍を綴じて冊子を作成する綴じ処理を実施するかを選択することができる。中綴じ折り処理および綴じ処理のいずれかを選択する処理選択画面は公知であるため詳細な説明は省略する。選択結果取得部104は、中綴じ折り処理を実施するか綴じ処理を実施するかのユーザによる選択結果を取得する。
また、ユーザは、ディスプレイ96に表示される基本画面において、作成すべき冊子に含まれる用紙の枚数である合計枚数を入力することができる。このような合計枚数を入力する画面は公知であることから詳細な説明は省略する。合計枚数取得部106は、ユーザによって入力された、作成すべき用紙束を構成する用紙の合計枚数を取得する。表示制御部108は、画像データ生成しディスプレイ96に出力することにより、ディスプレイ96に画像を表示させる。
第1給紙装置12は第1給紙制御部110を有する。第1給紙制御部110は、第1給紙装置12において、分離給送機構32の動作を制御することにより給紙台30からの用紙の送り出しを制御する。第2給紙装置14は第2給紙制御部112を有する。第2給紙制御部112は、第2給紙装置14において、分離給送機構32の動作を制御することにより30からの用紙の送り出しを制御する。第3給紙装置16は第3給紙制御部114を有する。第3給紙装置16は、第3給紙装置16において、2つの分離給送機構40の各々の動作を制御することにより、Aトレイ38AおよびBトレイ38Bからの用紙の送り出しを制御する。
中綴じ折り装置20は、綴じ制御部116および折り制御部118を有する。綴じ制御部116は、綴じ機構62による用紙束の作成および綴じ処理を制御する。例えばユーザによって中綴じ折り処理による製本が選択された場合、綴じ制御部116は、用紙束の中央を綴じることができるよう、綴じストッパ64およびバックジョガー68の用紙搬送方向の位置を調整する。また、例えばユーザによって用紙束の端部を綴じる綴じ処理による製本が選択された場合、綴じ制御部116は、綴じ位置として指定された用紙束の端部を綴じることができるよう、綴じストッパ64およびバックジョガー68の用紙搬送方向の位置を調整する。
折り制御部118は、折り機構72による折処理を制御する。例えばユーザによって中綴じ折り処理による製本が選択された場合、折り制御部118は、綴じ位置に折りラインが重なるよう、折りストッパ74の用紙搬送方向の位置を調整する。綴じられた用紙が折り機構72に搬入されると、折り制御部118は、折りナイフ76を上方に進出させて綴じ位置で用紙束を折りたたんで冊子を作成する。例えばユーザによって綴じ処理による製本が選択された場合、折り制御部118は、折りストッパ74を下方へ退避させ、折り機構72に送り込まれた冊子に折り処理を施さずにそのまま折り無しスタッカ73に排出させる。
図3は、給紙部設定画面120の初期状態を示す図である。選択結果取得部104によって中綴じ折り処理の実施または綴じ処理の実施のユーザによる選択結果が取得されており、且つ合計枚数取得部106により、作成すべき用紙束を構成する用紙の合計枚数が取得されている場合、表示制御部108は、給紙部設定画面120を表示させるためのボタンをディスプレイ96に表示させる。マウス98を用いてユーザによりそのボタンがクリックされると、表示制御部108は、ディスプレイ96に給紙部設定画面120を表示させる。
なお、選択結果取得部104によって中綴じ折り処理の実施または綴じ処理の実施のユーザによる選択結果が取得されていない場合、または、合計枚数取得部106により、作成すべき用紙束を構成する用紙の合計枚数が取得されていない場合、表示制御部108は、給紙部設定画面120の表示を回避する。具体的には、表示制御部108は、給紙部設定画面120を表示させるためのボタンをディスプレイ96に表示させず、ユーザによる給紙部設定画面120を表示させるための入力操作を禁止することにより、給紙部設定画面120の表示を回避する。
給紙部設定画面120には、対応関係入力欄122、用紙画像124、給紙装置模式図126、OKボタン128、およびキャンセルボタン130が表示される。給紙装置模式図126は、第1給紙装置12、第2給紙装置14、および第3給紙装置16を模した図である。給紙装置模式図126では、第2給紙装置14の給紙台30に「A」、第1給紙装置12の給紙台30に「B」の文字が付されており、第3給紙装置16のAトレイ38Aに「C」、Bトレイ38Bに「D」の文字が付されている。
対応関係入力欄122は、A〜Dの各々の用紙収容部毎に設けられた4つの列と、綴じ機構62にて一冊の冊子分の用紙が積載されるときに最上位に積載される用紙から何枚目かを示す順序毎に設けられた複数の行により構成される表として表されている。以下、この順序を「用紙順」という。このように用紙順によって用紙の順を規定したのは、中綴じ折り冊子および綴じ冊子のどちらにおいても最上位に積載される用紙が表紙となり、最上位からの順を示したほうが最下位からの順を示すよりもユーザが理解しやすいからである。対応関係入力欄122には、合計枚数取得部106によって取得された、作成すべき冊子に含まれる用紙の合計枚数だけ用紙順が表示される。表示制御部108は、用紙の合計枚数が所定の数(例えば10枚)より多い場合、スクロールすることによりすべての用紙順が表示されるよう、対応関係入力欄122を表示する。
対応関係入力欄122の各々の用紙収容部と各々の用紙順とが対応するすべての箇所には、チェックボックスが設けられている。ユーザは、マウス98を用いてこのチェックボックスにチェックマークを入れることにより、どの用紙順の用紙がどの用紙収容部から送り出されるべきかを指定することができる。対応関係取得部100は、合計枚数取得部106によって取得された用紙の合計枚数に1を加えて用紙順を引くことにより、その用紙順の用紙が綴じ機構62において積載されるときの積載順を算出する。例えば、図3に示すように用紙の合計枚数が8枚のときに用紙順が2の用紙は、8+1−2=7枚目に綴じ機構62に積載されるため、積載順は7となる。対応関係取得部100は、算出した積載順を用いて、ユーザによって入力された用紙順と用紙収容部との対応関係を、綴じ機構62において積載される積載順と、各々の用紙が送り出されるべき用紙収容部との対応関係として取得する。
対応関係入力欄122の左側には用紙画像124が表示される。表示制御部108は、合計枚数取得部106によって取得された用紙の合計枚数と同じ数だけ用紙画像124を表示させる。このとき、表示制御部108は、ユーザによって中綴じ折り処理が選択されている場合、折り処理が施されたときに折り曲げられる方向に各々が折れ曲がった用紙画像124を表示する。第1の実施形態に係る製本システム10Aでは折り機構72によって用紙束が山型に折りたたまれるため、表示制御部108は、図3に示すように山型に折れ曲がった用紙画像124を表示する。このように用紙画像124を表示することで、ユーザは、給紙部設定画面120において用紙収容部と用紙順との対応関係を入力する場合においても、中綴じ折り処理が選択されていることを容易に確認することができる。
OKボタン128がユーザによってクリックされると、表示制御部108は給紙部設定画面120を閉じ、対応関係取得部100は、対応関係入力欄122のチェックボックスにチェックマークが入れられることにより取得した積載順と用紙収容部との関係をそのまま維持する。キャンセルボタン130がユーザによってクリックされると、表示制御部108は給紙部設定画面120を閉じ、対応関係取得部100は、対応関係入力欄122のチェックボックスにチェックマークが入れられていた場合においても、取得した積載順と用紙収容部との対応関係を消去する。
なお、少なくとも1箇所の用紙順の用紙が送り出されるべき用紙収容部がユーザによって指定されていない状態でユーザによってOKボタン128がクリックされた場合、表示制御部108は、用紙収容部が指定されていない用紙がある旨を示すメッセージをディスプレイ96に表示して給紙部設定画面120を継続して表示してもよい。これによって、冊子に含まれるいずれかの用紙がどの用紙収容部から送り出されるべきか指定されない状態となることを回避することができる。
また、給紙部設定画面120が表示された時点で、いずれかの給紙台30またはトレイ38に対応する箇所にチェックマークが入れられていてもよい。この場合、ユーザは、まだチェックマークが入れられていないチェックボックスをクリックすることで、積載順と用紙収容部との対応関係を変更することができる。表示制御部108は、まだチェックマークが入れられていないチェックボックスがクリックされた場合、クリックされた箇所にチェックマークを表示すると共に、それまでチェックマークが表示されていたチェックボックスからチェックマークを消去する。このような態様とすることで、いずれかの用紙順のチェックマークをユーザが入れ忘れることを抑制することができる。
なお、この場合、次の用紙加工装置18への用紙搬送経路が一番短い第2給紙装置14の給紙台30を示す「A」にデフォルトでチェックマークが入れられてもよい。また、表紙を収容する用紙収容部が予め決められている場合、その用紙収容部を、最後の積載順に対応する箇所にデフォルトでチェックマークが入れられてもよい。例えば通常はAトレイ38Aに表紙が収容される場合、最後の積載順に対応する、用紙順が「1」の行に、Aトレイ38Aを示す「C」にデフォルトでチェックマークが入れられていてもよい。
図4は、ユーザによって対応関係入力欄122のチェックボックスにチェックマークが入れられたときの給紙部設定画面120を示す図である。表示制御部108は、対応関係入力欄122にチェックマークが入れられることで取得された積載順と用紙収容部との対応関係を利用して、複数の用紙画像124の各々を、各々が表す用紙が送り出されるべき用紙収容部を識別可能な態様で給紙部設定画面120に表示する。このとき表示制御部108は、複数の用紙画像124の各々を、各々が表す用紙の積載順に下から上へと並べて給紙部設定画面120に表示させる。
対応関係入力欄122において、第2給紙装置14の給紙台30を示す「A」の列は青で表示され、第1給紙装置12の給紙台30を示す「B」の列は赤で表示されている。また、Aトレイ38Aを示す「C」の列は黒で表示され、Bトレイ38Bを示す「D」の列は緑で表示されている。表示制御部108は、用紙画像124の各々を、各々が表す用紙が送り出されるべき用紙収容部を示す色で表示する。
例えば、図4に示す例では、対応関係入力欄122において、用紙順が1の用紙は、その用紙が送り出されるべき用紙収容部として「C」、すなわちAトレイ38Aが指定されている。また、用紙順が2〜4の用紙は、それらの用紙が送り出されるべき用紙収容部として「A」、すなわち第2給紙装置14の給紙台30が指定されている。また、用紙順が5の用紙は、その用紙が送り出されるべき用紙収容部として「D」、すなわちBトレイ38Bが指定されている。また、用紙順が7〜9の用紙は、それらの用紙が送り出されるべき用紙収容部として「B」、すなわち第1給紙装置12の給紙台30が指定されている。
この場合、表示制御部108は、用紙順が8〜6、すなわち積載順が1〜3の用紙を示す用紙画像124を、第1給紙装置12の給紙台30を示す赤で、下から1番目および2番目に表示する。また、表示制御部108は、用紙順が5、すなわち積載順が4の用紙を示す用紙画像124を、Bトレイ38Bを示す緑で、下から4番目に表示する。また、表示制御部108は、用紙順が4〜2、すなわち積載順が5〜7の用紙を示す用紙画像124を、第2給紙装置14の給紙台30を示す青で、下から5〜7番目に表示する。さらに、表示制御部108は、用紙順が1、すなわち積載順が8の用紙を示す用紙画像124を、Aトレイ38Aを示す黒で、下から8番目、すなわち最上位に表示する。
このように、用紙画像124の各々が、その用紙画像124が表す用紙が送り出されるべき用紙収容部に対応した色で表示されることにより、ユーザは、どの積載順の用紙がどの用紙収容部から送り出されるものかを容易に確認することができる。なお、表示制御部108は、用紙画像124の各々を、各々が表す用紙が送り出されるべき用紙収容部を示す模様で表示してもよい。
図5は、ユーザによって綴じ処理が選択されている場合の給紙部設定画面120を示す図である。用紙束の端部を綴じて冊子を作成する綴じ処理が選択されている場合、用紙束を折りたたむ折り処理は実施されない。このため、表示制御部108は、図5に示すように、ユーザによって綴じ処理が選択されている場合、水平方向に直線状に伸びる四角形状の用紙画像124を表示する。この場合も、合計枚数取得部106によって取得された用紙の合計枚数と同じ数だけ用紙画像124が表示される点は上述と同様である。このように用紙画像124を表示することで、ユーザは、給紙部設定画面120において用紙収容部と用紙順との対応関係を入力する場合においても、綴じ処理が選択されていることを容易に確認することができる。また、表示制御部108は、用紙画像124の各々を、各々が表す用紙が送り出されるべき用紙収容部を示す色で表示し、各々が表す用紙の積載順に並べて配置する点も上述と同様である。
図6は、一部の給紙装置が製本システム10Aに設置されなかった場合の給紙部設定画面120を示す図である。設置可能な給紙装置のうちいずれかの給紙装置が製本システム10に設置されなかった場合、表示制御部108は、対応関係入力欄122および給紙装置模式図126において、設置されていない給紙装置に対応する箇所をグレイアウトして表示する。このとき表示制御部108は、管理PC94と給紙装置とがデータを送受信可能に接続されているか否かを検知することにより給紙装置が設置されているか否かを判定する。
図6に示す例では、第1給紙装置12および第2給紙装置14が製本システム10Aに設けられていないときの給紙部設定画面120を示している。このとき給紙装置模式図126において、第1給紙装置12および第2給紙装置14を示す画像がグレイアウトして表示される。また、対応関係入力欄122においては、第2給紙装置14を示す「C」の列、および第1給紙装置12を示す「D」の列がグレイアウトして表示される。設置されていない給紙装置に対応する部分をこのように表示することで、ユーザは、用紙を送り出すべき給紙部を適切に選択することができる。
このとき表示制御部108は、対応関係入力欄122および給紙装置模式図126において、設置されていない給紙装置に対応する箇所の画像を消去してもよい。この場合、例えば第1給紙装置12および第2給紙装置14が製本システム10Aに設置されていない場合、給紙装置模式図126は第3給紙装置16のみの図となる。また、対応関係入力欄122は、「C」の列と「D」の列が消去され、「A」の列と「B」の列のみが表示される。さらにこの場合、対応関係取得部100は、設置されていない給紙装置に対応するチェックボックスがユーザによってクリックされても、チェックマークが入れられた箇所における用紙順と用紙収容部との対応関係を取得しない。これに伴い、表示制御部108は、そのような箇所がユーザによってクリックされても、チェックボックスにチェックマークを表示させない。
図7は、ユーザによってスタートボタンが押されたときの各々の給紙装置の制御手順を示すフローチャートである。ユーザによってスタートボタンが押されると(S10)、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部から送り出された用紙が綴じ機構62において積載順どおりに積載されるよう、選択された用紙収容部の各々から用紙を繰り出す給紙タイミングを算出し(S12)、算出した給紙タイミングを示す給紙タイミング情報を対応する用紙収容部に送信する(S14)。給紙タイミング情報は、給紙タイミングであることを示す信号であってもよく、またスタートボタンが押され製本処理が開始したことを示すスタート信号の受信タイミングからの時間を示す情報であってもよい。給紙タイミング情報を受信した各給紙装置の給紙制御部は、給紙タイミング情報が示す給紙タイミングで用紙を給紙するよう、分離給送機構の動作を制御する(S16)。
なお、第1給紙装置12または第2給紙装置14において、連続する積載順の用紙を送り出す場合、用紙束形成機構34にて連続する積載順の用紙を予め重ね合わせてから搬送し、綴じ機構62に送り込んでも良い。これにより、用紙を一枚毎に送り出す場合に比べ、綴じ機構62にて用紙束を迅速に積載することができ、製本処理の生産性を向上させることが可能となる。
給紙タイミング制御部102は、ユーザによって入力された、作成すべき冊子の部数、および冊子を構成する用紙の合計枚数に基づいて、給紙タイミング情報を送信する毎に最後の冊子を構成する用紙の搬送が完了したか否かを判定する(S18)。用紙の搬送が完了していない場合(S18のN)、再びS14の処理に移行する。用紙の搬送が完了した場合(S18のY)、給紙タイミング制御部102は各給紙装置への給紙タイミング情報の送信を停止し、各給紙装置からの用紙の送り出しを停止させる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る製本システム10Bの模式的な全体構成図である。製本システム10Bは、第1給紙装置12、第2給紙装置14、および第3給紙装置16に代えて、丁合装置140が設けられている点以外は、第1の実施形態に係る製本システム10Aと同様である。なお、丁合装置140と共に、第1給紙装置12、第2給紙装置14、または第3給紙装置16が設けられてもよい。
丁合装置140は、トレイ142と分離給送機構144との組合せを複数組有する。第2の実施形態に係る製本システム10Bでは、6組のトレイ142および分離給送機構144が設けられている。トレイ142は、それぞれ上下方向に並設されている。トレイ142の各々は、モータ(図示せず)を作動させることにより昇降可能に設けられている。トレイ142にも、上述したような様々な画像形成方法によって画像が形成された用紙が積載される。したがって、トレイ142もまた用紙を収容する用紙収容部として機能する。トレイ142の各々には、画像が形成された用紙が複数重なり合った状態の用紙群が、製本作業者の手によってセットされる。
分離給送機構144は、トレイ142の各々に対応して設けられる。分離給送機構144は、対応するトレイ142に積載された用紙のうち最上位の用紙を分離して送り出す。分離給送機構144もまたエア吸引式のものが採用されている。このように、トレイ142と分離給送機構144との組合せの各々が用紙を送り出す給紙手段として機能する。
丁合装置140に設けられた給紙制御部(図示せず)は、トレイ142の各々の昇降および分離給送機構144による用紙の送り出しを制御することにより、トレイ142に積載された各々の用紙群から用紙を一枚ずつ送り出す。丁合装置140は、トレイ142から送り出された用紙を用紙搬送路146で一枚ずつ搬送する。なお、丁合装置140は、トレイ142から送り出された用紙を用紙搬送路146で互いに重ね合わせて用紙束として搬送することができるよう構成されていてもよい。
この場合においても、給紙部設定画面120には、綴じ機構62にて積載される用紙の積載順とトレイ142との対応関係を入力するための対応関係入力欄が設けられる。対応関係取得部100は、対応関係入力欄122にてユーザに入力された積載順とトレイ142との対応関係を取得する。給紙タイミング制御部102は、取得された対応関係を利用して、各々のトレイ142における用紙の送り出しタイミングを示す給紙タイミング情報を丁合装置140に送信する。丁合装置140の給紙制御部は、受信した給紙タイミング情報が示す給紙タイミングで、各々のトレイ142から用紙を送り出させる。これにより、このように丁合装置が設置された製本システムにおいても、冊子を構成する複数の用紙の積載順を高い自由度で設定することが可能となる。
また、トレイ142の各々には、用紙が積載されているか否かを検知する用紙センサが設けられている。このような用紙センサは公知であるため、用紙センサの詳細な説明は省略する。表示制御部108は、用紙センサによって用紙が積載されていないと検知された場合、対応関係入力欄122においてそのトレイ142を示す列をグレイアウトし、ユーザがチェックボックスにチェックマークが入れることを禁止する。これにより、用紙が積載されていないトレイ142がユーザに指定されることを回避することができる。
(第3の実施形態)
図9は、第3の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の一例を示す図である。なお、第3の実施形態に係る製本システムの構成は、上述の実施形態と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。また、第2給紙装置14の給紙台30を「用紙収容部A」、第1給紙装置12の給紙台30を「用紙収容部B」、Aトレイ38Aを「用紙収容部C」、Bトレイ38Bを「用紙収容部D」として説明する。
表示制御部108は、境界設定部150を給紙部設定画面120に表示する。境界設定部150は対応関係入力欄122の左端部近傍に設けられる。境界設定部150は、バー152を含む。ユーザは、バー152をマウスでクリックしたままカーソルを上下させることで、バー152を上下方向に移動させることができる。
対応関係取得部100は、対応関係入力欄122において、バー152を境界として、バー152より一方側に表示される少なくとも1つの積載順を所定の用紙収容部に対応付け、バー152より他方側に表示される少なくとも1つの積載順を他の所定の用紙収容部に対応付ける。第3の実施形態では、対応関係取得部100は、用紙収容部Cおよび用紙収容部Dに対応付けられている積載順を除き、対応関係入力欄122においてバー152より上方に表示されているすべての積載順を用紙収容部Aに対応付け、バー152より下方に表示されているすべての積載順を用紙収容部Bに対応付ける。このような境界設定部150を設けることにより、第1給紙装置12および第2給紙装置14の各々の給紙台30と積載順とを容易に対応付けることが可能となる。
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の一例を示す図である。なお、第4の実施形態に係る製本システムの構成は、上述の実施形態と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。
表示制御部108は、積載順表示領域154を給紙部設定画面120に表示する。積載順表示領域154は、用紙画像124の近傍に表示される。表示制御部108は、第1給紙装置12に表示された用紙画像124が表す各々の用紙の積載順をユーザが認識可能に積載順表示領域154を表示する。
第4の実施形態では、表示制御部108は、1枚目の積載順を示す数字をその積載順に対応する用紙画像の近傍に表示し、最終枚目の積載順を示す数字をその積載順に対応する用紙画像の近傍に表示する。表示制御部108は、1枚目と最終枚目の間の積載順は数字として表示することを回避し、その間に数字が継続していることを示す点を表示する。なお、表示制御部108は、すべての積載順の各々の数字を、その積載順に対応する用紙画像の近傍に表示してもよい。これにより、ユーザは用紙画像124および積載順表示領域154を見ることで、どの積載順の用紙がどの用紙収容部から送り出されるかをより明確に把握することが可能となる。
また、ユーザによって対応関係入力欄122のチェックボックスにチェックが入力された場合、表示制御部108は、用紙画像124に示される各々の用紙画像のうち、そのチェックボックスに対応する積載順に対応する用紙画像を他の用紙画像よりユーザから見て目立つよう強調表示させる。第4の実施形態では、表示制御部108は、用紙画像の輪郭となるラインを太くすることにより、その用紙画像を強調表示させる。なお、表示制御部108は、他の方法によって用紙画像を強調表示してもよいことは勿論である。これにより、ユーザは、チェックボックスにチェックを入力した用紙を用紙画像124において容易に確認することができる。
(第5の実施形態)
図11は、第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の一例を示す図である。なお、第5の実施形態に係る製本システムの構成は、上述の実施形態と同様である。以下、上述の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。
表示制御部108は、用紙画像160を給紙部設定画面120に表示する。具体的には、表示制御部108は、合計枚数取得部106によって取得された用紙の合計枚数と同じ数だけ用紙画像160を表示させる。このとき表示制御部108は、ユーザによって中綴じ折り処理が選択されている場合、折り処理が施されたときに折り曲げられる方向に各々が折れ曲がった各々の用紙の斜視図である用紙画像160を表示する。第5の実施形態に係る製本システムでは折り機構72によって用紙束が山型に折りたたまれるため、表示制御部108は、図3に示すように山型に折れ曲がった用紙画像160を表示する。
また、表示制御部108は、大容量トレイ表示欄162、小容量トレイ表示欄166、およびモード表示欄170を給紙部設定画面120の表示させる。大容量トレイ表示欄162は、給紙に使用する大容量の用紙収容部を表示する欄として利用され、小容量トレイ表示欄166は、給紙に使用する小容量の用紙収容部を表示する欄として利用される。モード表示欄170は、給紙モードを表示する欄として利用される。
ユーザは、大容量トレイ表示欄162の右端部に表示されたボタン164をクリックすることで、大容量トレイ表示欄162から下方に伸びるプルダウンメニューを表示させることができる。表示制御部108は、ボタン164がクリックされたとき、製本システムに組み込まれている大容量用紙収容部をユーザに選択可能にプルダウンメニューに列挙する。第5の実施形態では、表示制御部108は、「A」、「B」、「A+B」、「連段」のメニューを表示する。ユーザによっていずれかのメニューが選択された場合、表示制御部108は、プルダウンメニューを閉じると共にユーザによって選択された大容量の用紙収容部を大容量トレイ表示欄162に表示する。なお、表示制御部108は、製本システムを構成する給紙装置の数や種類に応じて、このプルダウンメニューに列挙されるメニューを変更する。
「A」は、大容量用紙収容部として用紙収容部Aのみを使用する給紙モードを表す。「B」は、大容量用紙収容部として用紙収容部Bのみを使用する給紙モードを表す。「A+B」は、用紙収容部Aおよび用紙収容部Bの各々に異なる積載順を対応付けて、双方を大容量用紙収容部として使用する給紙モードを表す。「連段」は、同一の積載順の用紙を、用紙収容部Aおよび用紙収容部Bの双方に対応付けて大容量用紙収容部として使用する給紙モードを表す。
「連段」がユーザによって選択されてスタートボタンが押された場合、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Aおよび用紙収容部Bの一方の用紙が無くなったときに他方からの給紙を開始するよう用紙収容部Aおよび用紙収容部Bからの用紙の送り出しを制御する。このような「連段」を利用することにより、用紙収容部に用紙がなくなる度に給紙を停止させる必要がなくなり、給紙動作の生産性低下を抑制することが可能となる。
ユーザは、小容量トレイ表示欄166の右端部に表示されたボタン168をクリックすることで、小容量トレイ表示欄166から下方に伸びるプルダウンメニューを表示させることができる。表示制御部108は、ボタン168がクリックされたとき、製本システムに組み込まれている小容量用紙収容部をユーザが選択可能にプルダウンメニューに列挙する。第5の実施形態では、表示制御部108は、「オフ」、「C」、「D」、「C+D」、「連段」のメニューを表示する。ユーザによっていずれかのメニューが選択された場合、表示制御部108は、プルダウンメニューを閉じると共にユーザによって選択された小容量の用紙収容部を小容量トレイ表示欄166に表示する。なお、表示制御部108は、製本システムを構成する給紙装置の数や種類に応じて、このプルダウンメニューに列挙されるメニューを変更する。
「オフ」は小容量用紙収容部を選択しない給紙モードを表す。「C」は、小容量用紙収容部として用紙収容部Cのみを使用する給紙モードを表す。「D」は、小容量用紙収容部として用紙収容部Dのみを使用する給紙モードを表す。「C+D」は、用紙収容部Cおよび用紙収容部Dの各々に異なる積載順を対応付けて、双方を小容量用紙収容部として使用する給紙モードを表す。「連段」は、同一の積載順の用紙を用紙収容部Cおよび用紙収容部Dの双方に対応付けて小容量用紙収容部として使用する給紙モードを表す。「連段」が選択された場合の給紙制御方法については上述と同様である。
用紙収容部Cおよび用紙収容部Dなどの小容量用紙収容部は、表紙や2枚目の用紙の給紙に用いられる場合が多い。このため、管理PC94は、ハードディスクやROMなどの記憶部(図示せず)を有しており、この記憶部には、用紙収容部A〜Dの複数の用紙収容部のうち、所定用紙収容部と用紙の積載順とが予め対応付けられた所定対応関係が複数格納されている。第5の実施形態では、この所定対応関係において、所定用紙収容部として小容量用紙収容部である用紙収容部Cまたは用紙収容部Dと1枚目、2枚目、最終枚目、または最終枚目の1つ前の積載順とが予め対応付けられている。
ユーザは、モード表示欄170の右端部に表示されたボタン172をクリックすることで、モード表示欄170から下方に伸びるプルダウンメニューを表示させることができる。表示制御部108は、ボタン172がクリックされたとき、大容量用紙収容部および小容量用紙収容部の双方の選択状況に応じたメニューを表示させる。
図11は、大容量用紙収容部として用紙収容部Aが選択され、小容量用紙収容部として用紙収容部Cが選択された状態を例示している。なお、大容量用紙収容部として用紙収容部Bまたは連段が選択された場合も、使用される大容量用紙収容部が差し替えられるだけで以下の説明と同様である。また、小容量用紙収容部として用紙収容部Dまたは連段が選択された場合も、使用される小容量用紙収容部が差し替えられるだけで以下の説明と同様である。
ボタン172がユーザによってクリックされた場合、表示制御部108は、モード表示欄170から下方に伸びるプルダウンメニューに「モード1」および「モード2」のメニューを列挙する。このうちモード1は、用紙収容部Cと用紙束の最終枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。ユーザによってモード1が選択された場合、対応関係取得部100は、記憶部に保持された複数の所定対応関係のうち、用紙収容部Cと最終枚目とが対応付けられた所定対応関係を取得する。
このように頻度が高い組み合わせを所定対応関係として予め保持しておくことにより、ユーザは使用頻度の高い所定対応関係を選択することで、用紙収容部と積載順とを容易に対応付けることができる。このため、ユーザの設定工数を抑制することができる。なお、対応関係取得部100は、大容量用紙収容部として用紙収容部Aが選択され、小容量用紙収容部として用紙収容部Cが選択されたとき、初期状態としてモード1が選択された状態とする。
対応関係取得部100は、ユーザによって所定対応関係が選択された場合、合計枚数取得部106によって取得された用紙枚数分の積載順のうち所定用紙収容部に対応付けられていない積載順を、所定用紙収容部と異なる用紙収容部に対応付ける。例えば図11に示す例では、対応関係取得部100は、ユーザによって選択されたモード1においてまだ用紙収容部に対応付けられていない2〜5枚目の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。こうして対応関係取得部100は、合計枚数取得部106によって取得された用紙枚数すべての積載順を用紙収容部に対応付ける。
ユーザによってスタートボタンが押された場合、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Cから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Cに対応付けられた積載順、すなわち最終枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Aから送り出された用紙が、用紙収容部Aに対応付けられた積載順、すなわち1枚目から4枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。
表示制御部108は、選択された用紙収容部と積載順とが対応付けられた表として対応関係入力欄122を表示する。したがって、大容量用紙収容部として用紙収容部Aが選択され、小容量用紙収容部として用紙収容部Cが選択された場合、表示制御部108は、用紙収容部Aおよび用紙収容部Cと各々の積載順とが対応付けられた表として対応関係入力欄122を表示する。表示制御部108は、モード1が選択された場合、用紙収容部Cの列において最終枚目の積載順のチェックボックスをチェックし、最終枚目以外の積載順については、用紙収容部Aの列のチェックボックスをチェックした状態とする。
また、表示制御部108は、複数の用紙画像160の各々を、各々が表す用紙が送り出されるべき用紙収容部を識別可能な態様で給紙部設定画面120に表示する。このとき表示制御部108は、複数の用紙画像160の各々を、各々が表す用紙の積載順に下から上へと並べて給紙部設定画面120に表示させる。
図12は、第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の他の一例を示す図である。モード2は、用紙収容部Cと用紙束の1枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。図12は、ユーザによってこのモード2が選択された状態を示している。ユーザによってモード2が選択された場合、対応関係取得部100は、記憶部に保持された複数の所定対応関係のうち、用紙収容部Cと1枚目とが対応付けられた所定対応関係を取得する。また、対応関係取得部100は、ユーザによって選択されたモード2においてまだ用紙収容部に対応付けられていない1〜4枚目の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。こうして対応関係取得部100は、合計枚数取得部106によって取得された用紙枚数すべての積載順を用紙収容部に対応付ける。
ユーザによってスタートボタンが押された場合、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Cから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Cに対応付けられた積載順、すなわち1枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Aから送り出された用紙が、用紙収容部Aに対応付けられた積載順、すなわち2枚目から5枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。なお、モード2が選択された場合、表示制御部108は、用紙収容部Cの列において1枚目の積載順のチェックボックスをチェックし、1枚目以外の積載順については、用紙収容部Aの列のチェックボックスをチェックした状態とする。
図13は、第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の他の一例を示す図である。図13は、大容量用紙収容部として用紙収容部Aが選択され、小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された状態を例示している。なお、大容量用紙収容部として用紙収容部Bまたは連段が選択された場合も、大容量用紙収容部が差し替えられるだけで以下の説明と同様である。
ボタン172がユーザによってクリックされた場合、表示制御部108は、モード表示欄170から下方に伸びるプルダウンメニューにモード1〜モード6のメニューを列挙する。このうちモード1は、用紙収容部Cと最終枚目の1つ前の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと最終枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。図13は、ユーザによってこのモード1が選択された状態を示している。
ユーザによってモード1が選択された場合、対応関係取得部100は、記憶部に保持された複数の所定対応関係のうち、用紙収容部Cと最終枚目の1つ前の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと最終枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係を取得する。また、対応関係取得部100は、ユーザによって選択されたモード1においてまだ用紙収容部に対応付けられていない1〜3枚目の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。こうして対応関係取得部100は、合計枚数取得部106によって取得された用紙枚数すべての積載順を用紙収容部に対応付ける。
ユーザによってスタートボタンが押された場合、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Aから送り出された用紙が用紙収容部Aに対応付けられた積載順、すなわち1〜3枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Cから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Cに対応付けられた積載順、すなわち最終枚目の1つ前である4枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Dから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Dに対応付けられた積載順、すなわち最終枚目の5枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。
モード1が選択された場合、表示制御部108は、用紙収容部Cの列において最終枚目の1つ前の積載順のチェックボックスをチェックし、用紙収容部Dの列において最終枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。また表示制御部108は、用紙収容部Aの列において、用紙収容部Cおよび用紙収容部Dにおいてチェックされていない1〜3枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。なお、ユーザは、チェックボックスのチェック位置を変更することにより、用紙収容部と積載順との対応関係を変更することができることは勿論である。
図14は、第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の他の一例を示す図である。図14も、大容量用紙収容部として用紙収容部Aが選択され、且つ小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された状態を示している。この状態でボタン172がクリックされたときに列挙されるメニューのうち、モード2は、用紙収容部Cと最終枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと最終枚目の1つ前の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。図14は、ユーザによってこのモード2が選択された状態を示している。
ユーザによってモード2が選択された場合、対応関係取得部100は、記憶部に保持された複数の所定対応関係のうち、用紙収容部Cと最終枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと最終枚目の1つ前の積載順とが対応付けられた所定対応関係を取得する。また、対応関係取得部100は、ユーザによって選択されたモード2においてまだ用紙収容部に対応付けられていない1〜3枚目の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。
ユーザによってスタートボタンが押された場合、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Aから送り出された用紙が用紙収容部Aに対応付けられた積載順、すなわち1〜3枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Cから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Cに対応付けられた積載順、すなわち最終枚目である5枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Dから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Dに対応付けられた積載順、すなわち最終枚目の1つ前の4枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。
なお、モード2が選択された場合、表示制御部108は、用紙収容部Cの列において最終枚目である5枚目の積載順のチェックボックスをチェックし、用紙収容部Dの列において最終枚目の1つ前である4枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。また表示制御部108は、用紙収容部Aの列において、用紙収容部Cおよび用紙収容部Dにおいてチェックされていない1〜3枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。なお、ユーザは、チェックボックスのチェック位置を変更することにより、用紙収容部と積載順との対応関係を変更することができることは勿論である。
図15は、第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の他の一例を示す図である。図15も、大容量用紙収容部として用紙収容部Aが選択され、且つ小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された状態を示している。この状態でボタン172がクリックされたときに列挙されるメニューのうち、モード3は、用紙収容部Cと2枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと1枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。図15は、ユーザによってこのモード3が選択された状態を示している。
ユーザによってモード3が選択された場合、対応関係取得部100は、記憶部に保持された複数の所定対応関係のうち、用紙収容部Cと2枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと1枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係を取得する。また、対応関係取得部100は、ユーザによって選択されたモード3においてまだ用紙収容部に対応付けられていない3〜5枚目の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。
ユーザによってスタートボタンが押された場合、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Aから送り出された用紙が用紙収容部Aに対応付けられた積載順、すなわち3〜5枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Cから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Cに対応付けられた積載順、すなわち2枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Dから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Dに対応付けられた積載順、すなわち1枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。
なお、モード3が選択された場合、表示制御部108は、用紙収容部Cの列において2枚目の積載順のチェックボックスをチェックし、用紙収容部Dの列において1枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。また表示制御部108は、用紙収容部Aの列において、用紙収容部Cおよび用紙収容部Dにおいてチェックされていない3〜5枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。なお、ユーザは、チェックボックスのチェック位置を変更することにより、用紙収容部と積載順との対応関係を変更することができることは勿論である。
図16は、第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の他の一例を示す図である。図16も、大容量用紙収容部として用紙収容部Aが選択され、且つ小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された状態を示している。この状態でボタン172がクリックされたときに列挙されるメニューのうち、モード4は、用紙収容部Cと1枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと2枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。図16は、ユーザによってこのモード4が選択された状態を示している。
ユーザによってモード4が選択された場合、対応関係取得部100は、記憶部に保持された複数の所定対応関係のうち、用紙収容部Cと1枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと2枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係を取得する。また、対応関係取得部100は、ユーザによって選択されたモード4においてまだ用紙収容部に対応付けられていない3〜5枚目の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。
ユーザによってスタートボタンが押された場合、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Aから送り出された用紙が用紙収容部Aに対応付けられた積載順、すなわち3〜5枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Cから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Cに対応付けられた積載順、すなわち1枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Dから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Dに対応付けられた積載順、すなわち2枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。
なお、モード4が選択された場合、表示制御部108は、用紙収容部Cの列において1枚目の積載順のチェックボックスをチェックし、用紙収容部Dの列において2枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。また表示制御部108は、用紙収容部Aの列において、用紙収容部Cおよび用紙収容部Dにおいてチェックされていない3〜5枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。なお、ユーザは、チェックボックスのチェック位置を変更することにより、用紙収容部と積載順との対応関係を変更することができることは勿論である。
図17は、第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の他の一例を示す図である。図17も、大容量用紙収容部として用紙収容部Aが選択され、且つ小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された状態を示している。この状態でボタン172がクリックされたときに列挙されるメニューのうち、モード5は、用紙収容部Cと1枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと最終枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。図17は、ユーザによってこのモード5が選択された状態を示している。
ユーザによってモード5が選択された場合、対応関係取得部100は、記憶部に保持された複数の所定対応関係のうち、用紙収容部Cと1枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと最終枚目である5枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係を取得する。また、対応関係取得部100は、ユーザによって選択されたモード5においてまだ用紙収容部に対応付けられていない2〜4枚目の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。
ユーザによってスタートボタンが押された場合、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Aから送り出された用紙が用紙収容部Aに対応付けられた積載順、すなわち2〜4枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Cから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Cに対応付けられた積載順、すなわち1枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Dから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Dに対応付けられた積載順、すなわち最終枚目である5枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。
なお、モード5が選択された場合、表示制御部108は、用紙収容部Cの列において1枚目の積載順のチェックボックスをチェックし、用紙収容部Dの列において最終枚目である5枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。また表示制御部108は、用紙収容部Aの列において、用紙収容部Cおよび用紙収容部Dにおいてチェックされていない2〜4枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。なお、ユーザは、チェックボックスのチェック位置を変更することにより、用紙収容部と積載順との対応関係を変更することができることは勿論である。
図18は、第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の他の一例を示す図である。図18も、大容量用紙収容部として用紙収容部Aが選択され、且つ小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された状態を示している。この状態でボタン172がクリックされたときに列挙されるメニューのうち、モード6は、用紙収容部Cと最終枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと1枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。図18は、ユーザによってこのモード6が選択された状態を示している。
ユーザによってモード6が選択された場合、対応関係取得部100は、記憶部に保持された複数の所定対応関係のうち、用紙収容部Cと最終枚目である5枚目の積載順とが対応付けられ、用紙収容部Dと1枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係を取得する。また、対応関係取得部100は、ユーザによって選択されたモード6においてまだ用紙収容部に対応付けられていない2〜4枚目の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。
ユーザによってスタートボタンが押された場合、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Aから送り出された用紙が用紙収容部Aに対応付けられた積載順、すなわち2〜4枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Cから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Cに対応付けられた積載順、すなわち最終枚目である5枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。また、給紙タイミング制御部102は、用紙収容部Dから送り出された用紙が、取得された所定対応関係において用紙収容部Dに対応付けられた積載順、すなわち1枚目に積載されるよう用紙の送り出しを制御する。
なお、モード6が選択された場合、表示制御部108は、用紙収容部Cの列において最終枚目である5枚目の積載順のチェックボックスをチェックし、用紙収容部Dの列において1枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。また表示制御部108は、用紙収容部Aの列において、用紙収容部Cおよび用紙収容部Dにおいてチェックされていない2〜4枚目の積載順のチェックボックスをチェックした状態とする。なお、ユーザは、チェックボックスのチェック位置を変更することにより、用紙収容部と積載順との対応関係を変更することができることは勿論である。
(第6の実施形態)
図19は、第6の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の一例を示す図である。図19は、大容量用紙収容部として用紙収容部Aおよび用紙収容部Bが選択され、小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された状態を例示している。
第6の実施形態では、対応関係取得部100は、選択された大容量用紙収容部を、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙のうち最も多く用紙を送り出すメイン用紙収容部として特定する。対応関係取得部100は、特定した大容量用紙収容部とすべての積載順とを対応付ける。なお、対応関係取得部100は、特定した大容量用紙収容部と、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙のうち1枚以上の用紙の積載順とを対応付けてもよい。
また、対応関係取得部100は、選択された大容量用紙収容部が複数ある場合、使用頻度が高い大容量用紙収容部をメイン用紙収容部として特定する。具体的には、対応関係取得部100は、スタートボタンが押されて用紙搬送が開始されると、用紙収容部の各々から送り出された用紙の数をカウントしてその値を保持する。対応関係取得部100は、給紙開始から給紙終了までを1回の給紙工程として、例えば過去10回分の給紙工程において用紙のカウント値が最も高い大容量用紙収容部をメイン用紙収容部として特定する。
なお、メイン用紙収容部を特定する方法はこれに限られないことは勿論である。例えば対応関係取得部100は、用紙収容部Aおよび用紙収容部Bが大容量用紙収容部として選択された場合、用紙収容部Aおよび用紙収容部Bの一方を常にメイン用紙収容部として特定してもよい。また、対応関係取得部100は、用紙収容部Aおよび用紙収容部Bのうちユーザによって選択された用紙収容部をメイン用紙収容部として特定してもよい。
第6の実施形態において利用されるこのような設定状態をマニュアルモードという。表示制御部108はモード表示欄170に「マニュアル」の文字を表示することにより、マニュアルモードが初期状態において設定されたことを表示する。
このように大容量用紙収容部にすべての積載順を予め対応付けておくことにより、ユーザは表紙など少数枚の用紙についてだけ設定し直すことにより設定作業を完了させることができる。このため、ユーザの設定工数を抑制することができる。
(第7の実施形態)
図20は、第7の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面120の一例を示す図である。図20もまた、大容量用紙収容部として用紙収容部Aおよび用紙収容部Bが選択され、小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された状態を例示している。
対応関係取得部100は、選択された大容量用紙収容部を、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙のうち最も多く用紙を送り出すメイン用紙収容部として特定する。しかし、第7の実施形態では、対応関係取得部100は、特定した大容量用紙収容部と、すべての積載順のうち一部を除く積載順とを対応付ける。
具体的には、小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された場合、対応関係取得部100は、モード1、すなわち、用紙収容部Dと最終枚目の積載順が対応付けられ、用紙収容部Cと最終枚目の1つ前の積載順とが対応付けられた所定対応関係を初期状態において選択する。このため、対応関係取得部100は、特定した大容量用紙収容部と1枚目から最終枚目の2つ前までの積載順とを対応付ける。このときも対応関係取得部100は、選択された大容量用紙収容部が複数ある場合、使用頻度が高い大容量用紙収容部をメイン用紙収容部として特定する。このときの特定方法は第6の実施形態と同様である。
このように大容量用紙収容部に大部分の積載順を予め対応付けておくことにより、ユーザは表紙など少数枚の用紙についてだけ設定し直すことにより設定作業を完了させることができる。このため、ユーザの設定工数を抑制することができる。なお、対応関係取得部100は、例えば作成すべき用紙束に含まれる用紙枚数の半分以上の積載順を、特定したメイン用紙収容部に対応づけてもよい。
また、対応関係取得部100は、1枚目、2枚目、最終枚目、および最終枚目の1つ前の積載順の少なくとも1つを除く積載順とメイン用紙収容部とを対応付けてもよい。このとき、対応関係取得部100は、メイン用紙収容部と対応付けなかった積載順をどの用紙収容部にも対応付けなくてもよい。この場合、対応付けられていない積載順のチェックボックスはチェックされていない状態となる。ユーザは、チェックされていないチェックボックスをチェックすることで、用紙収容部と積載順とを迅速に対応付けることが可能となる。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を上述の実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
ある変形例では、給紙部設定画面120において、中綴じ折り処理の実施および綴じ処理のいずれかをユーザが選択するための処理選択ボタンが表示される。選択結果取得部104は、ユーザにより処理選択ボタンがクリックされたとき、クリックされた処理選択ボタンに対応する処理を取得する。表示制御部108は、ユーザにより中綴じ折り処理の実施を選択するための処理選択ボタンがクリックされた場合、山型に折れ曲がった用紙画像124を表示する。また、ユーザにより綴じ処理の実施を選択するための処理選択ボタンがクリックされた場合、水平方向に直線状に伸びる四角形状の用紙画像124を表示する。このように給紙部設定画面120において中綴じ折り処理を実施するか綴じ処理を実施するかを選択可能とすることにより、用紙画像124を見て中綴じ折り処理を実施するか綴じ処理を実施するかを再選択したいとユーザが考えた場合においても、別の画面を表示させることなく簡易に再選択することができる。
ある別の変形例では、給紙部設定画面120において、一冊の冊子を作成するために必要な用紙の合計枚数を入力する合計枚数入力欄が設けられる。合計枚数取得部106は、ユーザにより合計枚数入力欄に表示された数値が変更された場合、変更後の数値を、一冊の冊子に含まれる用紙の合計枚数として取得する。このとき表示制御部108は、行数が変更後の用紙の合計枚数となるよう、対応関係入力欄122を変更して表示する。また、表示制御部108は、変更後の用紙の合計枚数の用紙画像124を表示する。このように給紙部設定画面120において用紙の合計枚数も入力可能とすることにより、対応関係入力欄122や用紙画像124を見て用紙の合計枚数を変更したいと考えた場合においても、別の画面を表示させることなく簡易に用紙の合計枚数を変更することができる。
ある別の変形例では、対応関係入力欄122は、A〜Dの各々の用紙収容部毎に設けられた4つの列と、綴じ機構62にて一冊の冊子分の用紙が積載されるときの積載順毎に設けられた複数の行により構成される表として表されている。すなわち、上述の実施形態と上下逆となる。対応関係入力欄122には作成すべき冊子に含まれる用紙の合計枚数だけ積載順が表示される点や、用紙の合計枚数が所定の数(例えば10枚)より多い場合スクロールすることによりすべての積載順が表示される点は前述と同様である。
給紙台30やトレイ38から送り出された用紙が連続して綴じ機構62において積載される場合、給紙台30やトレイ38には、複数ページ分の用紙が、綴じ機構62において積載されるときと上下逆に積載される。これは、給紙台30やトレイ38から一枚ずつ用紙を送り出して綴じ機構62で積載するためである。このように対応関係入力欄122に積載順を表示することにより、給紙台30やトレイ38において積載される用紙の順と対応関係入力欄122の積載順とを同様に表示することができる。このため、積載順と用紙収容部との対応関係の入力を分かりやすく且つ容易なものとすることができる。
ある別の変形例では、第5の実施形態において、記憶部は、大容量用紙収容部として用紙収容部Aおよび用紙収容部Bが選択され、小容量用紙収容部として「オフ」が選択された場合における所定対応関係を保持する。この変形例では、所定対応関係は、用紙収容部Aを大容量用紙収容部とし、用紙収容部Bを小容量用紙収容部と同様に扱ったものを含む。
具体的には、記憶部には、モード1およびモード2の所定対応関係が保持される。モード1は、用紙収容部Bと最終枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。モード2は、紙収容部Bと1枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係として利用される。
このため、モード1が選択された場合、対応関係取得部100は、用紙収容部Bと最終枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係を取得し、その他の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。また、モード2が選択された場合、対応関係取得部100は、用紙収容部Bと1枚目の積載順とが対応付けられた所定対応関係を取得し、その他の積載順を用紙収容部Aに対応付ける。なお、対応関係取得部100は、用紙収容部Bを大容量用紙収容部とし、用紙収容部Aを小容量用紙収容部と同様に扱ってもよい。また、対応関係取得部100は、用紙収容部Aおよび用紙収容部Bのうちユーザによって選択された方を大容量用紙収容部として扱ってもよい。これによって、大容量用紙収容部のみが複数選択された場合においても、ユーザの設定工数を抑制することができる。
なお、用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが存在しない製本システムを構成した場合も同様である。この場合、表示制御部108は、小容量トレイ表示欄166の給紙部設定画面120への表示を回避する。
ある別の変形例では、第5の実施形態において、記憶部は、大容量用紙収容部として用紙収容部Aおよび用紙収容部Bが選択され、小容量用紙収容部として用紙収容部C、用紙収容部D、および連段のいずれかが選択された場合における所定対応関係を保持する。この変形例では、所定対応関係は、用紙収容部Aを大容量用紙収容部とし、用紙収容部Bを小容量用紙収容部と同様に扱ったものを含む。
具体的には、記憶部には、モード1〜6の所定対応関係が保持される。このモード1〜6は、用紙収容部Dに代えて用紙収容部Bが利用される以外は、第5の実施形態に係るモード1〜6と同様である。これによって、大容量用紙収容部を利用して表紙を送り出す場合などにおいて、ユーザの設定工数を抑制することができる。
ある別の変形例では、第5の実施形態において、記憶部は、大容量用紙収容部として用紙収容部Aおよび用紙収容部Bが選択され、小容量用紙収容部として用紙収容部Cおよび用紙収容部Dが選択された場合における所定対応関係を保持する。この変形例では、所定対応関係は、用紙収容部Aを大容量用紙収容部とし、用紙収容部Bを小容量用紙収容部と同様に扱ったものを含む。
具体的には、記憶部には、用紙収容部B、用紙収容部C、および用紙収容部Dと、1〜3枚目、最終用紙〜2つ前のいずれかの積載順が対応付けられた様々な所定対応関係が保持されている。対応関係取得部100は、いずれかの所定対応関係に対応するモードがユーザによって選択された場合、用紙収容部B、用紙収容部C、および用紙収容部Dの各々と、その所定対応関係において対応付けられている積載順とを対応付ける。また、対応関係取得部100は、用紙収容部B、用紙収容部C、および用紙収容部Dのいずれにも対応付けられていない積載順を用紙収容部Aに対応付ける。これによって、3枚の表紙または挿入紙を使用する場合においてもユーザの設定工数を抑制することができる。
ある別の変形例では、第5の実施形態において、一つの用紙収容部と1枚目および最終枚目の双方の積載順とが対応付けられた所定対応関係が記憶部に保持されていている。この用紙収容部は、用紙収容部Cや用紙収容部Dなどの小容量用紙収容部であってもよく、用紙収容部Aや用紙収容部Bなどの大容量用紙収容部であってもよい。対応関係取得部100は、この所定対応関係がユーザによって選択された場合、選択された所定対応関係を取得すると共に、その他の積載順を他の用紙収容部に対応付ける。これにより、1つの用紙収容部から1枚目および最終枚の双方の用紙を送り出すことができる。
ある別の変形例では、第5の実施形態において、一つの用紙収容部と1枚目、2枚目、最終枚目、および最終枚目の1つ前の4つの積載順のうち2以上の積載順とが対応付けられた所定対応関係が記憶部に保持されている。なお、これら4つの積載順のうち2つの積載順と第1の用紙収容部とが対応付けられると共に、これら4つの積載順のうち他の2つの積載順と第2の用紙収容部とが対応付けられた所定対応関係が記憶部に保持されていてもよい。例えば、1枚目および最終枚目の双方の積載順と第1の用紙収容部が対応付けられると共に、2枚目および最終枚目の1つ前の積載順と第2の用紙収容部とが対応付けられた所定対応関係が記憶部に保持されていてもよい。第1の用紙収容部および第2の用紙収容部の各々は、用紙収容部Cや用紙収容部Dなどの小容量用紙収容部であってもよく、用紙収容部Aや用紙収容部Bなどの大容量用紙収容部であってもよい。ユーザによってこの所定対応関係が選択された場合、対応関係取得部100は、選択された所定対応関係を取得すると共に、その他の積載順を他の用紙収容部に対応付ける。これにより、これら4つの積載順の用紙を4つより少ない用紙収容部から送り出すことができる。
第1の実施形態に係る製本システムの模式的な全体構成図である。 第1の実施形態に係る製本システムの機能ブロック図である。 給紙部設定画面の初期状態を示す図である。 ユーザによって対応関係入力欄のチェックボックスにチェックマークが入れられたときの給紙部設定画面を示す図である。 ユーザによって綴じ処理が選択されている場合の給紙部設定画面を示す図である。 一部の給紙装置が製本システムに設けられていない場合の給紙部設定画面を示す図である。 ユーザによってスタートボタンが押されたときの各々の給紙装置の制御手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る製本システムの模式的な全体構成図である。 第3の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の他の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の他の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の他の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の他の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の他の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の他の一例を示す図である。 第5の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の他の一例を示す図である。 第6の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の一例を示す図である。 第7の実施形態に係る製本システムにおいて表示される給紙部設定画面の一例を示す図である。
符号の説明
10A及びB 製本システム、 12 第1給紙装置、 14 第2給紙装置、 16 第3給紙装置、 20 中綴じ折り装置、 28 管理装置、 30 給紙台、 38A Aトレイ、 38B Bトレイ、 62 綴じ機構、 94 管理PC、 96 ディスプレイ、 100 対応関係取得部、 102 給紙タイミング制御部、 104 選択結果取得部、 106 合計枚数取得部、 108 表示制御部、 120 給紙部設定画面、 122 対応関係入力欄、 124 用紙画像。

Claims (7)

  1. 複数の用紙を収容する用紙収容部を各々が有し、各々の前記用紙収容部に収容された用紙を送り出す複数の給紙手段と、
    前記複数の給紙手段から送り込まれた用紙を積載して用紙束を作成する用紙束作成手段と、
    作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙の各々の積載順と、その積載順の用紙が送り出されるべき前記用紙収容部との対応関係を取得する対応関係取得手段と、
    前記用紙収容部から送り出された用紙が、取得された前記対応関係においてその用紙収容部に対応付けられた積載順に前記用紙束作成手段において積載されるよう、前記複数の給紙手段による用紙の送り出しを制御する給紙制御手段と、
    作成すべき冊子に含まれる用紙の枚数である合計枚数の入力を受けつけ、これを取得する合計枚数取得手段と、
    画像が表示されるディスプレイと、
    前記ディスプレイに画像を表示する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記合計枚数取得手段により合計枚数が取得されると、一冊の冊子分の用紙が用紙束となるよう積載されるときに最上位に積載される用紙から何枚目かを示す前記合計枚数分の用紙の順序と、前記複数の給紙手段のいずれかの用紙収容部との対応付けをユーザに選択指定させるための対応関係入力欄を含む給紙部設定画面を表示し、
    前記対応関係取得手段は、ユーザの入力により選択された用紙の順序と用紙収容部との対応関係を、前記作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙の各々の積載順と、その積載順の用紙が送り出されるべき用紙収容部との対応関係として取得することを特徴とする用紙束形成装置。
  2. 用紙束を折りたたんで冊子を作成する折り処理を実施する折り手段と、
    折り処理を実施するか否かのユーザによる選択結果を取得する選択結果取得手段と、
    をさらに備え、
    前記表示制御手段は、
    取得された前記対応関係を利用して、用紙束を構成するそれぞれの用紙を各々が模式的に表す複数の用紙画像を、各々が表す用紙が送り出されるべき用紙収容部を識別可能な態様で、各々が表す用紙の積載順に並べて表示し、
    折り処理が選択された場合に、折り処理が施されたときに折り曲げられる方向に各々が折れ曲がった前記複数の用紙画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の用紙束形成装置。
  3. 前記表示制御手段は、少なくとも1箇所の用紙順の用紙が送り出されるべき用紙収容部がユーザによって指定されていない状態でユーザによって指定完了が指示された場合、用紙収容部が指定されていない用紙がある旨を示すメッセージを表示するとともに、前記給紙部設定画面を継続して表示することを特徴とする請求項1または2に記載の用紙束形成装置。
  4. 各々の用紙収容部には、用紙が積載されているか否かを検知する用紙センサが設けられ、
    前記表示制御手段は、いずれかの用紙センサによって用紙が積載されていないと検知された場合、その用紙センサに対応する用紙収容部の選択を禁止する形で前記対応関係入力欄を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の用紙束形成装置。
  5. 複数の用紙収容部のうち所定用紙収容部と用紙の積載順とが予め対応付けられた所定対応関係を複数保持する記憶手段をさらに備え、
    前記対応関係取得手段は、保持された複数の所定対応関係をベースにユーザによる選択変更を受け付けることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の用紙束形成装置。
  6. 前記記憶手段は、前記所定対応関係として、用紙束の積載順の最終枚目、用紙束の最終枚目と最終枚目の1つ前、用紙束の積載順の1枚目、用紙束の積載順の1枚目と2枚目、用紙束の積載順の1枚目と最終枚目のうちいずれかである特定の用紙を、その他の用紙とは異なる用紙収容部に対応させた対応関係を保持し、
    複数の用紙収容部は、大容量用紙収容部および当該大容量用紙収容部よりも収容許容量が少ない小容量用紙収容部の双方を含み、
    前記記憶手段は、前記小容量用紙収容部と前記特定の用紙とが予め対応付けられた所定対応関係を保持することを特徴とする請求項5に記載の用紙束形成装置。
  7. 前記対応関係取得手段は、複数の用紙収容部の中から、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙のうち最も多く用紙を送り出すメイン用紙収容部を特定し、作成すべき用紙束に含まれる複数の用紙のすべての積載順と前記メイン用紙収容部とを対応付けた対応関係を前記所定対応関係としてユーザによる選択変更を受け付けることを特徴とする請求項5または6に記載の用紙束形成装置。
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