JP5050991B2 - ステープラ - Google Patents

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本発明は、ダクトの布材などをステープルにより綴じるステープラに関するものである。詳しくは、ステープルを打ち出す方向に対して垂直方向にクリンチャアームを回動する回動機構とを備え、この回動機構は、クリンチャがノーズ部により案内されたステープルを受けて折り曲げる第1の位置と、クリンチャがノーズ部と間隔を広げる第2の位置にクリンチャアームを回動することで、ダクトのフランジなどの障害物を跨いでクリンチできるようにすると共に、ステープルの打ち出し時に、ステープル打ち出し打撃によってクリンチャアームがステープルの打ち出し方向に移動せずに停止姿勢を保てるようにしたものである。
一般に、ステープラには事務用の小型のステープラと工場や施行現場で使用する業務用の大型ステープラがある。小型のステープラは、手動又は電動により駆動することが多い。また、大型のステープラは空気圧や燃焼ガス圧で駆動することが多い。
大型のステープラは、例えば、厨房や冷暖房の空気を大気や他の部屋に移送するダクトの布材を止着する場合に使用される。例えば、ダクトは、その両端にフランジを有し、当該両端のフランジが布材により連結されている。この布材は、フランジに鉄板などで固定されている。このとき、鉄板はネジ又は溶接によりフランジに固定されている。
このダクトの布材は、一枚の布材をループさせてその両端部を接着するだけでは強度を保つことができないので、ステープルにより当該両端部を止着する必要がある。この場合、ダクトの端部にはフランジが形成されている。このため、フランジを跨いで布材を止着する必要がある。従って、ステープルの打出部とクリンチャの間の間隔を一旦広げてフランジを跨ぎ、その後、ステープルの打出部とクリンチャの間の間隔を狭めて布材を止着することが行われている。
例えば、特許文献1には、クリンチャを先端に設けたクリンチャアームの後端をステープラ本体に対して上下に回動するステープラが開示されている。この従来例に係るステープラによれば、下方向に開き回動させてクリンチャとステープル打出部の間隔を広げてダクトのフランジを導く。そして、上方向に閉じ回動させてクリンチャとステープル打出部の間隔を狭める。これにより、フランジを跨いで布材を止着することができる。また、特許文献2にも、クリンチャを先端に設けたクリンチャアームの後端をステープラ本体に対して上下に回動するステープラが開示されている。
ドイツ特許第1908368号 特表昭55−501095号公報
しかしながら、従来例に係る特許文献1及び2に係るステープラによれば、クリンチャがステープル打ち出し方向(上下方向)に回動するため、ステープル打ち出しの打撃によって、クリンチャが下方向に移動するおそれがある。これにより、ステープルの脚部が座屈する問題がある。また、ステープル打ち出しの打撃によってクリンチャが下方向に移動することを防ぐために、当該クリンチャを支持する支持台を用意することも考えられるが、作業が複雑になり作業効率の低下を招くおそれがある。
そこで、本発明はこのような従来例に係る課題を解決したものであって、ダクトのフランジなどの障害物を跨いでクリンチできるようにすると共に、ステープルの打ち出し時に、ステープル打ち出し打撃によってクリンチャアームがステープルの打ち出し方向に移動せずに停止姿勢を保てるようにしたステープルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る第1のステープラは、ステープルを装填するマガジンと、前記マガジンに装填されたステープルを打ち出す打出機構と、前記打出機構により打ち出されたステープルを案内するノーズ部と、一端に前記ステープルを曲げるクリンチャを有し、前記打出機構により打ち出されて前記ノーズ部により案内された前記ステープルを当該クリンチャで曲げるクリンチャアームと、前記ステープルを打ち出す方向に対して垂直方向に前記クリンチャアームを回動する回動機構とを備え、前記回動機構は、前記クリンチャが前記ノーズ部により案内された前記ステープルを受けて折り曲げる第1の位置と、前記クリンチャが前記ノーズ部と間隔を広げる第2の位置に前記クリンチャアームを回動することを特徴とするものである。
本発明に係る第1のステープラによれば、ノーズ部は、打出機構により打ち出されたステープルを案内する。クリンチャアームは、このノーズ部により案内されたステープルをクリンチャで曲げる。回動機構は、クリンチャアームを第1の位置と第2の位置に回動する。第1の位置は、クリンチャがノーズ部により案内されたステープルを受けて折り曲げる位置である。第2の位置は、クリンチャがノーズ部と間隔を広げる位置である。
この例で、回動機構は、ステープラ本体に設けられて螺子部を有した軸部材と、この軸部材の螺子部に螺合する螺子部材とを備えている。回動機構は、軸部材及び螺子部材により、クリンチャアームを挟持して締め付けて第1の位置又は第2の位置に当該クリンチャアームを固定する。これにより、ダクトのフランジなどの障害物をクリンチャアームの内側に配置できると共に当該障害物を跨いでクリンチすることができる。しかも、ステープルの打ち出し時に、クリンチャアームがステープルの打ち出し方向に移動しないので、精度よくステープルを綴じることができる。
上述した課題を解決するために、本発明に係る第2のステープラは、ステープルを装填するマガジンと、前記ステープルを打ち出すステープル打出口を有し、前記マガジンに装填されたステープルを前記ステープル打出口から打ち出す打出機構と、前記ステープルを曲げるクリンチャ及び空間を形成するための凹部を所定位置に有し、前記打出機構により前記ステープル打出口から打ち出された前記ステープルを当該クリンチャで曲げるクリンチャ台と、前記凹部の開口部を開閉するように前記打出機構をスライド自在に前記クリンチャ台に配置するスライド機構とを備え、前記スライド機構は、前記凹部の開口部を閉じると共に、前記クリンチャ台のクリンチャが前記ステープル打出口から打ち出された前記ステープルを受けて折り曲げる第3の位置と、前記凹部の開口部を開くと共に、前記ステープル打出口が前記クリンチャと間隔を広げる第4の位置に前記打出機構をスライド移動することを特徴とするものである。
本発明に係る第2のステープラによれば、クリンチャ台は、ステープルを曲げるクリンチャ及び空間を形成するための凹部を所定位置に有している。スライド機構は、第3の位置又は第4の位置に打出機構をスライド移動する。第3の位置は、凹部の開口部を閉じると共に、クリンチャ台のクリンチャがステープル打出口から打ち出されたステープルを受けて折り曲げる位置である。第4の位置は、凹部の開口部を開くと共に、ステープル打出口がクリンチャと間隔を広げる位置である。
この例で、スライド機構は、クリンチャ台の上面に設置された第1のスライド部材と、打出機構の底面に設置された第2のスライド部材を有している。この第1のスライド部材と第2のスライド部材は、スライド自在に滑嵌されている。これにより、ダクトのフランジなどの障害物を凹部に配置できると共に当該障害物を跨いでクリンチすることができる。しかも、ステープルの打ち出し時に、クリンチャがステープルの打ち出し方向に移動しないので、精度よくステープルを綴じることができる。
上述した課題を解決するために、本発明に係る第3のステープラは、ステープルを装填するマガジンと、前記ステープルを打ち出すステープル打出口を有し、前記マガジンに装填されたステープルを前記ステープル打出口から打ち出す打出機構と、前記ステープルを曲げるクリンチャ及び空間を形成するための凹部を所定位置に有し、前記打出機構により前記ステープル打出口から打ち出された前記ステープルを当該クリンチャで曲げるクリンチャ台とを備え、前記打出機構は、前記凹部の開口部を閉じると共に、前記クリンチャ台のクリンチャが前記ステープル打出口から打ち出された前記ステープルを受けて折り曲げる第5の位置と、前記凹部の開口部を開くと共に、前記ステープル打出口が前記クリンチャと間隔を広げる第6の位置に回動することを特徴とするものである。
本発明に係る第3のステープラによれば、クリンチャ台は、ステープルを曲げるクリンチャ及び空間を形成するための凹部を所定位置に有している。打出機構は、第5の位置又は第6の位置に回動する。第5の位置は、凹部の開口部を閉じると共に、クリンチャ台のクリンチャがステープル打出口から打ち出されたステープルを受けて折り曲げる位置である。第6の位置は、凹部の開口部を開くと共に、ステープル打出口がクリンチャと間隔を広げる位置である。これにより、ダクトのフランジなどの障害物を凹部に配置できると共に当該障害物を跨いでクリンチすることができる。しかも、ステープルの打ち出し時に、クリンチャがステープルの打ち出し方向に移動しないので、精度よくステープルを綴じることができる。
本発明に係る第1のステープラによれば、ステープルを打ち出す方向に対して垂直方向にクリンチャアームを回動する回動機構を備え、この回動機構は、クリンチャがノーズ部により案内されたステープルを受けて折り曲げる第1の位置と、クリンチャがノーズ部と間隔を広げる第2の位置にクリンチャアームを回動するものである。
この構成によって、ダクトのフランジなどの障害物をクリンチャアームの内側に配置できると共に当該障害物を跨いでクリンチすることができる。しかも、ステープルの打ち出し時に、クリンチャアームがステープルの打ち出し方向に移動せずに停止姿勢を保てるので、精度よくステープルを綴じることができる。また、回動するだけで容易にクリンチャがノーズ部と間隔を広げる第2の位置に移動できる。
本発明に係る第2のステープラによれば、クリンチャ台に設けられた凹部の開口部を開閉するように打出機構をスライド自在にクリンチャ台に配置するスライド機構を備え、このスライド機構は、クリンチャ台のクリンチャがステープル打出口から打ち出されたステープルを受けて折り曲げる第3の位置と、クリンチャがステープル打出口と間隔を広げる第4の位置に打出機構をスライド移動するものである。
この構成によって、ダクトのフランジなどの障害物を凹部に配置できると共に当該障害物を跨いでクリンチすることができる。しかも、ステープルの打ち出し時に、クリンチャがステープルの打ち出し方向に移動せずに停止姿勢を保てるので、精度よくステープルを綴じることができる。また、スライドするだけで容易にステープル打出口がクリンチャと間隔を広げる第4の位置に移動できる。
本発明に係る第3のステープラによれば、打出機構は、クリンチャ台における凹部の開口部を閉じると共に、クリンチャがステープル打出口から打ち出されたステープルを受けて折り曲げる第5の位置と、凹部の開口部を開くと共に、ステープル打出口がクリンチャと間隔を広げる第6の位置に回動するものである。
この構成によって、ダクトのフランジなどの障害物を凹部に配置できると共に当該障害物を跨いでクリンチすることができる。しかも、ステープルの打ち出し時に、クリンチャがステープルの打ち出し方向に移動せずに停止姿勢を保てるので、精度よくステープルを綴じることができる。また、回動するだけで容易にステープル打出口がクリンチャと間隔を広げる第6の位置に移動できる。
続いて、本発明に係るステープラの実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る第1の実施形態としてのステープラ100の構成例を示す側面図である。図2は、本発明に係るステープラ100の構成例を示す背面図である。
図1に示すステープラ100はステープル用釘打機やタッカとも呼称され、ステープラ本体1及びグリップ2を備えている。このステープラ本体1の下方には、ノーズ部3が設けられている。このノーズ部3の後方には、マガジン4が一体的に設けられている。
このマガジン4は第1のマガジンの一例であり、マガジン4の内部には、多数のステープル44が連結されたステープル連結帯が装填されている。マガジン4の内部に装填されたステープル44は、不図示の送り機構によりマガジン4の前方に向けて付勢され、ノーズ部3に供給されている。
この例で、ステープラ本体1の内部には、周知の空気圧駆動機構99が設けられている。この空気圧駆動機構99は第1の打出機構の一例であり、マガジン4に装填されたステープルを打ち出す。空気圧駆動機構99は、不図示のシリンダ、ピストンなどから構成されている。空気圧駆動機構99は、流入口16から圧縮空気を取り入れ、この圧縮空気によりシリンダ内のピストンを駆動する。この例で、軸9により回動自在に取り付けられたトリガ5を操作すると、シリンダ内に圧縮空気が流入してピストンを駆動する。このピストンを駆動すると、当該ピストンに設けられた打撃片により、ノーズ部3からマガジン4内に装填されたステープル連結帯の先頭のステープル44を打ち出す。このとき、ノーズ部3は、空気圧駆動機構99により打ち出されたステープル44を案内する。
ノーズ部3の下方には、クリンチャ6が設置されている。このクリンチャ6は第1のクリンチャの一例であり、空気圧駆動機構99により打ち出されてノーズ部3により案内されたステープル44を曲げる。クリンチャ6は、クリンチャ台7に設けられ、1対のクリンチャ溝が平行に形成されている(バイパスクリンチャ)。クリンチャ台7は、クリンチャアーム8の前端部に固定されている。クリンチャアーム8には、回動ガイド11が取り付けられている。回動ガイド11及びクリンチャアーム8は、ネジ部材17により軸部材14に回動自在に取り付けられている(クリンチャ回動機構50)。クリンチャ回動機構50は回動機構の一例であり、ステープル44を打ち出す方向に対して垂直方向にクリンチャアーム8を回動する。クリンチャ回動機構50は、クリンチャ6がノーズ部3により案内されたステープル44を受けて折り曲げる第1の位置(図5A参照)と、クリンチャ6がノーズ部3と間隔を広げる第2の位置(図5B参照)にクリンチャアーム8を回動する。
クリンチャ回動機構50は、クリンチャアーム8に当接して当該クリンチャアーム8を第1の位置に規制する規制部材の一例である停止板27を備えている。この停止板27は、マガジン4の側面に取り付けられている。この停止板27にクリンチャアーム8を当接させることにより、クリンチャアーム8のクリンチャ6をノーズ部3の直下に配置することができる。なお、このクリンチャ回動機構50の構成は、図3及び図4で詳述する。
クリンチャアーム8は、この第1の位置から略90°回動されてクリンチャ6がノーズ部3から離間された第2の位置に設定される。この第2の位置においては、クリンチャ6とノーズ部3との離間部分からステープル44を打ち込む対象物を配置する。
続いて、クリンチャ回動機構50の構成例を説明する。図3は、クリンチャ回動機構50の構成例を示す斜視図である。図3に示すクリンチャ回動機構50は、クリンチャアーム8、回動ガイド11、軸部材14及びネジ部材17から構成されている。回動ガイド11はL字形状を成しており、円筒部11a及び差込部11bを備えている。この差込部11bにはクリンチャアーム8の後端が差し込まれている。また、円筒部11aには、軸部材14が挿入されている。この軸部材14はその内面に螺子部の一例である、めねじ部14aが設けられている。このめねじ部14aには、螺子部材の一例であるネジ部材17のおねじ部17a(図4参照)が螺合されている。このとき、ネジ部材17の操作部17bの上面と軸部材14の底面との間にはクリンチャアーム8の後端部が挟まれている。これにより、クリンチャアーム8を軸部材14に圧締めできる。そして、第1の位置又は第2の位置に当該クリンチャアーム8を固定することができる。
図4は、クリンチャ回動機構50の組立例を示す斜視図である。図4に示す回動ガイド11の差込部11bにクリンチャアーム8の後端部を差し込む。そして、回動ガイド11の円筒部11aに軸部材14を挿入する。このとき、クリンチャアーム8の開口部8aと回動ガイド11のめねじ部14aとを位置合わせする。
位置合わせ後、クリンチャアーム8の開口部8aにネジ部材17のおねじ部17aを挿通する。そして、ネジ部材17の操作部17bを締め付ける方向に回転させて、回動ガイド11のめねじ部14aに当該おねじ部17aを螺合して締め付ける。これにより、クリンチャアーム8を軸部材14に圧締めできると共に軸部材14に固定することができる。
続いて、クリンチャ回動機構50の動作例を説明する。図5Aは、クリンチャ回動機構50の動作例(第1の位置)を示す側面図である。図5Aに示すクリンチャ回動機構50のクリンチャアーム8は、図1で説明した第1の位置に設定されている。すなわち、クリンチャアーム8は、そのクリンチャ6がノーズ部3(図1参照)の直下で、当該ノーズ部3から打ち出されたステープル44を受けてその脚部を折り曲げる第1の位置に設定されている。
図5Bは、クリンチャ回動機構50の動作例(第2の位置)を示す側面図である。図5Bに示すクリンチャアーム8は、図1で説明した第2の位置に設定されている。すなわち、クリンチャアーム8は、第1の位置から略90°回動されてクリンチャ6がノーズ部3(図1参照)から離間された第2の位置に設定されている。
このように、図5Aに示す第1の位置から図5Bに示す第2の位置にクリンチャアーム8を設定するためには、先ず、ネジ部材17の操作部17bを緩める方向に回転させて、軸部材14に圧締めされたクリンチャアーム8を弛緩する。次に、図5Bに示すように、弛緩されたクリンチャアーム8及び回動ガイド11を略90°回動して第2の位置に設定する。この第2の位置では、ネジ部材17は、軸部材14に対して弛緩されている。
図5Bに示す第2の位置から図5Aに示す第1の位置にクリンチャアーム8を設定するためには、弛緩されたクリンチャアーム8及び回動ガイド11を略90°回動して図5Aに示す第1の位置に配置する。そして、ネジ部材17の操作部17bを締め付ける方向に回転させて、軸部材14にクリンチャアーム8を圧締めして固定する。このとき、クリンチャアーム8のクリンチャ6をノーズ部3(図1参照)の直下に配置するために、図1に示した停止板27にクリンチャアーム8を当接するまで回動させて位置決めする。
なお、図6は、図5A及び図5Bに示したクリンチャ回動機構50の動作例を底面から見た図である。図6に示す実線のクリンチャアーム8は、図5Aに示した第1の位置に設定されている。また、図6に示すニ点鎖線のクリンチャアーム8は、図5Bに示した第2の位置に設定されている。
続いて、ステープラ100を適用するダクト40について説明する。図7は、ダクト40の構成例を示す斜視図である。図7に示すダクト40は、矩形に形成された角ダクトである。もちろん、矩形以外にも円形や楕円形の丸ダクトにも適用できる。
ダクト40は、フランジ41を有し、当該フランジ41には、例えば不図示の鉄板などによって布材42が固定されている。例えば、フランジ41と鉄板により布材42の端部を挟み込んで当該鉄板をネジ又は溶接によりフランジ41に固定している。そして、ループ状に巻かれて重なり合った布材42の端部43を複数のステープル44により止着している。
続いて、ダクト40にステープラ100を使用する一例を説明する。図8A、図8B及び図9は、ステープラ100の使用例を示す側面図である。図8Aに示すステープラ100は、そのクリンチャアーム8が第1の位置に設定されている。この第1の位置において、ネジ部材17の操作部17bを緩める方向に回転させて、軸部材14に圧締めされたクリンチャアーム8を弛緩する。次に、図8Bに示すように、弛緩されたクリンチャアーム8及び回動ガイド11を略90°回動して第2の位置に設定する。
図8Bに示す第2の位置では、クリンチャアーム8とノーズ部3との間に、隙間が生じる。この隙間に、図8Bに示すようにダクト40のフランジ41を配置する。そして、フランジ41に取り付けられた布材42をノーズ部3の直下に配置する。このとき、クリンチャアーム8とノーズ部3との間に隙間が生じているので、フランジ41の進行を妨げる障害物は存在しない。なお、説明の理解を容易にするために、図8Bに示すダクト40は、図7に示したダクト40の断面を示している。
次に、図8Bに示す、弛緩されたクリンチャアーム8及び回動ガイド11を略90°回動して図9に示す第1の位置に配置する。このとき、ダクト40の開口部45にクリンチャアーム8を通過させながら、このクリンチャアーム8を配置する。
図9に示すクリンチャアーム8は、そのクリンチャ6がノーズ部3の直下に配置されている。また、クリンチャアーム8のクリンチャ6とノーズ部3の間には、ダクト40の布材42が配置されている。このとき、クリンチャアーム8のクリンチャ6をノーズ部3の直下に配置するために、停止板27にクリンチャアーム8を当接させて第1の位置に設定する。この状態で、ネジ部材17の操作部17bを締め付ける方向に回転させて、軸部材14にクリンチャアーム8を圧締めして固定する。
クリンチャアーム8の位置を第1の位置に設定後、トリガ5を操作してステープル44を打ち出す。例えば、トリガ5を操作すると、空気圧駆動機構99のシリンダ内に流入口16から圧縮空気が流入してピストンを駆動する。このピストンを駆動して当該ピストンに設けられた打撃片により、マガジン4内の先頭のステープル44をノーズ部3から打ち出す。これにより、ノーズ部3から打ち出されたステープル44は、その脚部がダクト40の布材42を貫通する。クリンチャ6は、布材42を貫通したステープル44の脚部を受けてその脚部を内側に折り曲げる。以後、図7に示したように、ステープラ100を前進又は後退させながら当該布材42に複数のステープル44を打ち込んで布材42を止着する。
このように、本発明に係る第1の実施形態としてのステープラ100によれば、ステープル44を打ち出す方向に対して垂直方向にクリンチャアーム8を回動するクリンチャ回動機構50を備え、このクリンチャ回動機構50は、クリンチャ6がノーズ部3により案内されたステープル44を受けて折り曲げる第1の位置と、クリンチャ6がノーズ部3と間隔を広げる第2の位置にクリンチャアーム8を回動するものである。
この構成によって、ダクト40のフランジ41などの障害物をクリンチャアーム8の内側に配置できると共に当該フランジ41を跨いでクリンチすることができる。しかも、ステープル44の打ち出し時に、ステープル打ち出し打撃によってクリンチャアーム8がステープル44の打ち出し方向に移動せずに停止姿勢を保てるので、精度よくステープルを綴じることができる。また、回動するだけで容易にクリンチャ6がノーズ部3と間隔を広げる第2の位置に移動できる。また、ダクト40のフランジ41と布材42とを外さずに、当該ダクト40の修正作業を実施できる。これにより、予めダクト40の布材42の寸法を決めて布付きフランジ41を形成する必要がなくなる。すなわち、全長が長いダクト40の布材42を形成し、現場で詳細の寸法を決めて当該布材42を切断し、その後、ステープラ100により止着して正確なダクト40の全長とすることができる。このとき、布材42をフランジ41から取り外す必要はないので、作業の効率が向上する。
続いて、本発明に係る第2の実施形態としてのステープラ200の構成例を説明する。図10Aは、本発明に係る第2の実施形態としてのステープラ200の構成例(第4の位置)を示す側面図である。図10Bは、ステープラ200のクリンチャ台60の構成例を示す斜視図である。図11は、ステープラ200の構成例(第3の位置)を示す側面図である。
図10Aに示すステープラ200は、スライド機構58、マガジン59、クリンチャ台60及びステープル打出機構61を備えている。マガジン59は第2のマガジンの一例であり、このマガジン59には、複数のステープル44が連結されたステープル連結帯が装填されている。このクリンチャ台60は第1のクリンチャ台の一例であり、図10Bに示ように凹部62、レール63及びクリンチャ64を備えている。凹部62は第1の凹部の一例であり、クリンチャ台60に空間を形成している。凹部62は、矩形に形成されてクリンチャ台60の略中央に設けられている。クリンチャ台60の前方には第2のクリンチャの一例であるクリンチャ64が設置されている。このクリンチャ64は第2のクリンチャの一例であり、1対のクリンチャ溝が平行に形成されている(バイパスクリンチャ)。
また、クリンチャ台60の後方には第1のスライド部材の一例であるレール63が設置されている。このレール63は、その一部が凹部62に突き出して設置されている。レール63は、その内部が十字状に刳り貫かれて形成されている。このレール63の先端には、停止棒68が設置されている。この停止棒68は停止部材の一例であり、ステープル打出機構61の停止位置を規定している。この例で、ステープル打出機構61は第2の打出機構の一例であり、このステープル打出機構61には、突起部材69が側面に設けられている。この突起部材69は係止部材の一例であり、この突起部材69が停止棒68に当接されて、ステープル打出機構61の停止位置を規定している。このように、クリンチャ台60は構成されている。
図10Aに示すステープル打出機構61は、例えば電動型のステープラである。このステープル打出機構61は、電動で自動的にマガジン59に装填されたステープル44を第1のステープル打出口の一例であるステープル打出口67から打ち出す。ステープル打出機構61は、図11に示すように底面に第2のスライド部材の一例であるレール65が設けられている。このステープル打出機構61のレール65は、クリンチャ台60のレール63にスライド自在に滑嵌されている。これにより、ステープル打出機構61は、クリンチャ台60上を前後に移動できる。なお、クリンチャ台60のレール63及びステープル打出機構61のレール65は、スライド機構58を構成する。スライド機構58は、凹部62の開口部62aを開閉するようにステープル打出機構61をスライド自在にクリンチャ台60に配置する。
すなわち、スライド機構58は、図10Aに示すように凹部62の開口部62aを開くと共に、ステープル打出口67がクリンチャ64と間隔を広げる第4の位置にステープル打出機構61をスライド移動する。
また、スライド機構58は、図11に示すように凹部62の開口部62aを閉じると共に、クリンチャ台60のクリンチャ64がステープル打出口67から打ち出されたステープル44を受けて折り曲げる第3の位置にステープル打出機構61をスライド移動する。そして、この第3の位置においてステープル打出機構61は、直下に位置するクリンチャ64に向けて、ステープル打出口67からステープル44を打ち出す。クリンチャ64は、ステープル打出口67から打ち出されたステープル44を受けてその脚部を折り曲げる。
続いて、ステープラ200の使用例を説明する。図12A〜図12Cは、ステープラ200の使用例を示す側面図である。図12Aに示すステープラ200は、そのステープル打出機構61が後退した第4の位置に設定されている。この第4の位置において、クリンチャ64とステープル打出口67との間に、隙間が生じている。この隙間からクリンチャ台60の凹部62に、図12Aに示すダクト40のフランジ41を配置する。なお、説明の理解を容易にするために、図12Aに示すダクト40は、図7に示したダクト40の断面の一部を示している。図12Bは、クリンチャ台60の凹部62にダクト40のフランジ41を配置した一例である。
この状態で、図12Bに示すステープル打出機構61を前進させ、突起部材69を停止棒68に当接させて第3の位置まで移動する。そして、この第3の位置においてステープル打出機構61は、直下に位置するクリンチャ64に向けて、ステープル打出口67からステープル44を打ち出す。
これにより、ステープル打出口67から打ち出されたステープル44は、その脚部がダクト40の布材42を貫通する。クリンチャ64は、布材42を貫通したステープル44の脚部を受けてその脚部を内側に折り曲げる。以後、図7に示したように、ステープラ200を前進又は後退させながら当該布材42に複数のステープル44を打ち込んで布材42を止着する。
このように、本発明に係る第2の実施形態としてのステープラ200によれば、クリンチャ台60に設けられた凹部62の開口部62aを開閉するようにステープル打出機構61をスライド自在にクリンチャ台60に配置するスライド機構58を備え、このスライド機構58は、クリンチャ台60のクリンチャ64がステープル打出口67から打ち出されたステープル44を受けて折り曲げる第3の位置と、クリンチャ64がステープル打出口67と間隔を広げる第4の位置にステープル打出機構61をスライド移動するものである。
この構成によって、ダクト40のフランジ41などの障害物を凹部62に配置できると共に当該フランジ41を跨いでクリンチすることができる。しかも、ステープル44の打ち出し時に、ステープル打ち出し打撃によってクリンチャ64がステープル44の打ち出し方向に移動せずに停止姿勢を保てるので、精度よくステープル44を綴じることができる。また、スライドするだけで容易にステープル打出口67がクリンチャ64と間隔を広げる第4の位置に移動できる。
続いて、本発明に係る第3の実施形態としてのステープラ300の構成例を説明する。図13Aは、本発明に係る第3の実施形態としてのステープラ300の構成例を示す側面図である。図13Bは、ステープラ300のクリンチャ台70の構成例を示す斜視図である。
図13Aに示すステープラ300は、クリンチャ台70及びステープル打出機構71を備えている。このクリンチャ台70は第2のクリンチャ台の一例であり、図13Bに示ように凹部72及びクリンチャ74を備えている。凹部72は第2の凹部の一例であり、空間を形成する。凹部72は、矩形に形成されてクリンチャ台70の略中央に設けられている。クリンチャ台70の前方には、第3のクリンチャの一例であるクリンチャ74が設置されている。このクリンチャ74は、1対のクリンチャ溝が平行に形成されている(バイパスクリンチャ)。
図13Aに示すステープル打出機構71は第3の打出機構の一例であり、ハンドル73及びマガジン75を備えた手動型のステープラである。マガジン75は第3のマガジンの一例であり、複数のステープル44が連結されたステープル連結帯を装填する。
このステープル打出機構71は、クリンチャ台70に固定されている。ステープル打出機構71は、第2のステープル打出口の一例であるステープル打出口77を有している。ステープル打出機構71は、手動によりハンドル73が押下されてマガジン75に装填されたステープル44をステープル打出口77から直下に位置するクリンチャ74に向けて打ち出す。クリンチャ74は、ステープル打出口77から打ち出されたステープル44を受けてその脚部を折り曲げる。
続いて、ステープラ300の使用例を説明する。図14A及び図14Bは、ステープラ300の使用例を示す側面図である。図14Aに示すステープラ300は、クリンチャ74とステープル打出口77との間に隙間を有している。この隙間からクリンチャ台70の凹部72に、図14Aに示すダクト40のフランジ41を配置する。なお、説明の理解を容易にするために、図14Aに示すダクト40は、図7に示したダクト40の断面の一部を示している。図14Aに示すステープル打出機構71は、凹部72の開口部72aを開くと共に、ステープル打出口77がクリンチャ74と間隔を広げる第6の位置に回動している。
図14Bは、クリンチャ台70の凹部72にダクト40のフランジ41を配置した一例である。この状態で、図14Bに示すステープル打出機構71のハンドル73を押下すると、ステープル打出機構71は、直下に位置するクリンチャ74に向けて、ステープル打出口77からステープル44を打ち出す。このとき、ステープル打出機構71は、クリンチャ台70における凹部72の開口部72aを閉じると共に、クリンチャ74がステープル打出口77から打ち出されたステープル44を受けて折り曲げる第5の位置Pに回動している。
これにより、ステープル打出口77から打ち出されたステープル44は、その脚部がダクト40の布材42を貫通する。クリンチャ74は、布材42を貫通したステープル44の脚部を受けてその脚部を内側に折り曲げる。以後、図7に示したように、ステープラ300を前進又は後退させながら当該布材42に複数のステープル44を打ち込んで布材42を止着する。
このように、本発明に係る第3の実施形態としてのステープラ300によれば、ステープル打出機構71は、クリンチャ台70における凹部72の開口部72aを閉じると共に、クリンチャ74がステープル打出口77から打ち出されたステープル44を受けて折り曲げる第5の位置と、凹部72の開口部72aを開くと共に、ステープル打出口77がクリンチャ74と間隔を広げる第6の位置に回動するものである。
この構成によって、ダクト40のフランジ41などの障害物を凹部72に配置できると共に当該フランジ41を跨いでクリンチすることができる。しかも、ステープル44の打ち出し時に、ステープル打ち出し打撃によってクリンチャ74がステープル44の打ち出し方向に移動せずに停止姿勢を保てるので、精度よくステープル44を綴じることができる。また、回動するだけで容易にステープル打出口77がクリンチャ74と間隔を広げる第6の位置に移動できる。
本発明は、ダクトの布材や自動車のシート、寝台の布などをステープルにより綴じるステープラに適用して好適である。
本発明に係る第1の実施形態としてのステープラ100の構成例(その1)を示す側面図である。 本発明に係るステープラ100の構成例(その2)を示す背面図である。 クリンチャ回動機構50の構成例を示す斜視図である。 クリンチャ回動機構50の組立例を示す斜視図である。 A及びBは、クリンチャ回動機構50の動作例を示す側面図である。 クリンチャ回動機構50の動作例を示す底面図である。 ダクト40の構成例を示す斜視図である。 A及びBは、ステープラ100の使用例(その1)を示す側面図である。 ステープラ100の使用例(その2)を示す側面図である。 A及びBは、本発明に係る第2の実施形態としてのステープラ200の構成例(その1)を示す説明図である。 ステープラ200の構成例(その2)を示す側面図である。 A〜Cは、ステープラ200の使用例を示す側面図である。 A及びBは、本発明に係る第3の実施形態としてのステープラ300の構成例を示す説明図である。 A及びBは、ステープラ300の使用例を示す側面図である。
符号の説明
3 ノーズ部
4 マガジン(第1のマガジン)
6 クリンチャ(第1のクリンチャ)
8 クリンチャアーム
14 軸部材(軸部材)
14a めねじ部(螺子部)
17 ネジ部材(螺子部材)
27 停止板(規制部材)
44 ステープル
50 クリンチャ回動機構(回動機構)
58 スライド機構
59 マガジン(第2のマガジン)
60 クリンチャ台(第1のクリンチャ台)
61 ステープル打出機構(第2の打出機構)
62 凹部(第1の凹部)
63 レール(第1のスライド部材)
64 クリンチャ(第2のクリンチャ)
65 レール(第2のスライド部材)
67 ステープル打出口(第1のステープル打出口)
68 停止棒(停止部材)
69 突起部材
70 クリンチャ台(第2のクリンチャ台)
71 ステープル打出機構(第2のステープル打出口)
71 ステープル打出機構(第3の打出機構)
72 凹部(第2の凹部)
74 クリンチャ(第3のクリンチャ)
75 マガジン(第3のマガジン)
99 空気圧駆動機構(第1の打出機構)
100、200、300 ステープラ

Claims (7)

  1. ステープルを装填するマガジンと、
    前記マガジンに装填されたステープルを打ち出す打出機構と、
    前記打出機構により打ち出されたステープルを案内するノーズ部と、
    一端に前記ステープルを曲げるクリンチャを有し、前記打出機構により打ち出されて前記ノーズ部により案内された前記ステープルを当該クリンチャで曲げるクリンチャアームと、
    前記ステープルを打ち出す方向に対して垂直方向に前記クリンチャアームを回動する回動機構とを備え、
    前記回動機構は、
    前記クリンチャが前記ノーズ部により案内された前記ステープルを受けて折り曲げる第1の位置と、前記クリンチャが前記ノーズ部と間隔を広げる第2の位置に前記クリンチャアームを回動することを特徴とするステープラ。
  2. 前記回動機構は、
    ステープラ本体に設けられて、螺子部を有した軸部材と、
    前記軸部材の螺子部に螺合する螺子部材とを備え、
    前記軸部材及び前記螺子部材により、前記クリンチャアームを挟持して締め付けて、前記第1の位置又は前記第2の位置に当該クリンチャアームを固定することを特徴とする請求項1に記載のステープラ。
  3. 前記回動機構は、
    前記クリンチャアームに当接して当該クリンチャアームを前記第1の位置に規制する規制部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のステープラ。
  4. ステープルを装填するマガジンと、
    前記ステープルを打ち出すステープル打出口を有し、前記マガジンに装填されたステープルを前記ステープル打出口から打ち出す打出機構と、
    前記ステープルを曲げるクリンチャ及び空間を形成するための凹部を所定位置に有し、前記打出機構により前記ステープル打出口から打ち出された前記ステープルを当該クリンチャで曲げるクリンチャ台と、
    前記凹部の開口部を開閉するように前記打出機構をスライド自在に前記クリンチャ台に配置するスライド機構とを備え、
    前記スライド機構は、
    前記凹部の開口部を閉じると共に、前記クリンチャ台のクリンチャが前記ステープル打出口から打ち出された前記ステープルを受けて折り曲げる第3の位置と、前記凹部の開口部を開くと共に、前記ステープル打出口が前記クリンチャと間隔を広げる第4の位置に前記打出機構をスライド移動することを特徴とするステープラ。
  5. 前記スライド機構は、
    前記クリンチャ台の上面に設置された第1のスライド部材と、
    前記打出機構の底面に設置された第2のスライド部材を有し、
    前記第1のスライド部材と前記第2のスライド部材をスライド自在に滑嵌することを特徴とする請求項4に記載のステープラ。
  6. 前記スライド機構は、
    前記打出機構に設けられた係止部材と、
    前記クリンチャ台に設けられた停止部材とを有し、
    前記係止部材を前記停止部材に当接して、前記打出機構の停止位置を規定することを特徴とする請求項4に記載のステープラ。
  7. ステープルを装填するマガジンと、
    前記ステープルを打ち出すステープル打出口を有し、前記マガジンに装填されたステープルを前記ステープル打出口から打ち出す打出機構と、
    前記ステープルを曲げるクリンチャ及び空間を形成するための凹部を所定位置に有し、前記打出機構により前記ステープル打出口から打ち出された前記ステープルを当該クリンチャで曲げるクリンチャ台とを備え、
    前記打出機構は、
    前記凹部の開口部を閉じると共に、前記クリンチャ台のクリンチャが前記ステープル打出口から打ち出された前記ステープルを受けて折り曲げる第5の位置と、前記凹部の開口部を開くと共に、前記ステープル打出口が前記クリンチャと間隔を広げる第6の位置に回動することを特徴とするステープラ。
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