JP5050788B2 - 過給機 - Google Patents

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本発明は、過給機に関するものである。
自動車の排気ガスと環境の問題が世界的にクローズアップされているなか、乗用車クラスの小型ディーゼルエンジン市場ではエミッション規制への対応と低燃費化、性能向上のため過給機の使用が必須となりつつある。このような背景から、タービンの排気ガス流入部の流路面積を可変とする可変容量装置を過給機に備えることで低速から高速域まで広範囲での性能向上を可能とすることが注目されている。このような可変容量装置は、例えばタービンのシュラウドに揺動可能に支持される駆動リング及び該駆動リングに回動可能に設けられる複数のノズルベーンを備えている。
ところで、シュラウド及び駆動リングの摺動箇所には磨耗が生じるが、この磨耗は接触面の面圧を抑えることによって抑止できる。そこで、駆動リングを断面視略L字状とすることで駆動リング及びシュラウドの摺動箇所の面積を増大させ、接触面の面圧を抑えた可変容量装置がある(例えば、特許文献1参照)。
(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−27951号公報
しかしながら、一般に駆動リングはプレス加工によって製造されるため、L字状に加工するのが困難となり、摺動箇所の面積を増大させることが難しい。特に駆動リングの外径が大きくなるとより加工が困難となる。これに対し、切削加工を用いて駆動リングを製造することも考えられるがコスト面において不利となってしまう。また、L字をプレス加工に制約が生じない程度まで小さくすることも考えられるが、この場合シュラウドの中心軸方向に対して駆動リングにガタツキを生じる可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、特に外径の大きな駆動リングを備える場合において、摺動箇所における磨耗が低減されつつ低コスト化が実現可能な過給機を提供することを目的としている。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。
本発明の過給機は、内燃機関から環状ガス流路に流し込まれた排気ガスによりタービンインペラを駆動させるタービンと、前記環状ガス流路内に円周状に所定間隔で配列される複数のノズルベーンを開閉することにより前記排気ガスの流速を可変とする可変容量装置と、前記タービンインペラの回転力によりコンプレッサインペラを駆動させるコンプレッサと、を備えた過給機において、前記可変容量装置は、前記タービンインペラを周方向に囲む環状のシュラウドに揺動可能に支持されるとともに外部の駆動装置の動力を前記ノズルベーンに伝達する駆動リングを有し、該駆動リングは、前記シュラウドの径方向に沿って延在する立ち上がり部と、該立ち上がり部に連結されて前記シュラウドの中心軸方向に沿って延在するとともに該シュラウドに対して摺動可能に当接される摺動部と、を有し、前記シュラウドは、前記摺動部の前記中心軸方向への移動を規制する当接部を有することを特徴とする。
本発明の過給機によれば、摺動部の長さを小さくした場合でも、当接部が摺動部のストッパーとして機能することでシュラウドの中心軸方向に対する駆動リングのガタツキを低減できる。このように摺動部のガタツキが防止されることで、摺動部の長さをプレス加工の制約を受けない長さに抑えることが可能となり、外径の大きい駆動リングであってもプレス加工により歩留まり良く且つ低コストで製造できる。また、駆動リングが断面視L字状に構成されるため、従来の平板形状からなる平板状駆動リングに比べて磨耗を低減できる。したがって、外径の大きな駆動リングを備える過給機においても、摺動箇所における磨耗を低減しつつ、低コスト化を実現することができる。
また、上記過給機においては、前記当接部が、前記摺動部に対して前記中心軸方向から当接されるとともに前記シュラウドの径方向に突設される突設部であり、該突設部の高さが前記摺動部の高さよりも高いのが好ましい。
また、上記過給機においては、前記駆動リングはプレス加工により成型されるのが好ましい。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
外径の大きな駆動リングを備える過給機において、摺動箇所における磨耗を低減しつつ、低コスト化を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、後述する実施形態は一例であり、本発明はこれに限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることはもちろんである。
図1は、本実施形態に係る過給機の構成を示す模式図である。図2は過給機に設けられる可変容量装置の構成を示す模式図である。
図1に示されるように、過給機1はタービン2と内燃機関(例えば、自動車用ディーゼルエンジン)に向けて圧縮気体を供給するコンプレッサ3と、これらの間に配置されて一体に連結されるベアリング部4とを備えている。
タービン2は、タービンハウジング2aと、タービンハウジング2a内に設けられるタービンインペラ5と、タービンインペラ5を囲む環状のシュラウド12と、タービンインペラ5を回転可能とするシャフト7と、を備えている。また、タービンハウジング2aは、一端に排気ガス入口(入口)8が設けられたスクロール流路(環状ガス流路)9と、中心部に形成された排気ガス出口11とを備えている。
排気ガス入口8は不図示の内燃機関の排気口に接続されて、内燃機関から排気ガスが導かれるようになっている。また、排気ガス出口11は、排気筒(図示せず)等に接続されている。また、上記スクロール通路9の内周部には環状ガス流路10が設けられており、上記排気ガスをタービンインペラ5に導入するとともに、タービンインペラ5を駆動した後の排気ガスを上記排気ガス出口11から排出するようになっている。
上記コンプレッサ3は、上記シャフト7を介してタービンインペラ5に一体形成されるコンプレッサインペラ6と、該コンプレッサインペラ6を覆うコンプレッサハウジング3aとを備えている。コンプレッサハウジング3aにおけるシャフト7と同軸上には、吸気口25が形成されている。この吸気口25から外気が吸引されるようになっている。また、コンプレッサハウジング3aは、内燃機関の給気口に接続され、加圧空気を内燃機関へ導くための環状流路42が設けられている。
上記ベアリング部4は、上記シャフト7を支持する軸受部21と、この軸受部21を支持するベアリングハウジング22と、を備えており、上記シャフト7はベアリングハウジング22に対して回転自在に設けられる。上記軸受部21としては、例えばボールベアリング等を例示できる。また、ベアリングハウジング22は、例えば螺子等により一端側が上記タービンハウジング2aに一体的に連結され、他端側が上記コンプレッサハウジング3aに一体的に連結されている。
このような構成に基づき、過給機1は、スクロール通路9における排気ガス入口8を介して供給される排気ガスによってタービンインペラ5が回転駆動され、タービンインペラ5とシャフト7を介して連結されたコンプレッサインペラ6が連動して回転駆動される。そして、コンプレッサインペラ6の回転によって環状流路42に圧縮された空気が送り込まれ、この圧縮された空気が内燃機関に供給される。
ところで、本実施形態に係る過給機1は、図2に示されるようなマルチベーン方式の可変容量装置30を備えている。図2はタービン2の内側(ベアリング部4)から排気ガス出口11側を視た図であり、図2中においては可変容量装置30の構成を分かり易くするため、タービンハウジング2a等の図示を省略している。
可変容量装置30は、タービン2のシュラウド12の円周方向に揺動可能に設けられる駆動リング33と、該駆動リング33に揺動可能に設けられる複数のノズルベーン31と、各ノズルベーン31を開閉するためのアクチュエータ53と、該アクチュエータ53の駆動力を上記駆動リング33に伝達するリンク機構32とを備えている。
ノズルベーン31は、上記タービンインペラ5を囲んでタービンインペラ5の軸線を中心に環状ガス流路10内に等角度に配列されている。具体的には、ノズルベーン保持軸31aがシュラウド12を貫通した状態に設けられており、これによりノズルベーン31が環状ガス流路10における排気ガス入口8に所定の間隔で配列される。
可変容量装置30は、アクチュエータ53の駆動力を後述するリンク機構32により伝達することで上記ノズルベーン31を開閉してディーゼルエンジンEから送り込まれる排気ガスの流速調整が可能となっている。
上記アクチュエータ53は、図2に示されるように駆動リンク51及びアーム52を介して駆動リング33を回転可能とする。具体的には、駆動リング33に設けられた連結孔内に一端側が嵌合されてカシメ等によって連結固定された支持軸54に駆動用ジョイント55が回動可能に設けられ、該駆動用ジョイント55を挟み込むように駆動リンク51が設けられている。駆動用ジョイント55は上記スライドジョイント34と同様の構成からなるものであり、駆動リンク51は上記リンク部材35と同様の構成からなるものである。
アーム52の一端側には支持軸52aが設けられており、この支持軸52aに上記駆動リンクが連結固定されている。支持軸52aはタービンハウジング2aに回動可能に支持されている。また、アーム52の他端側には支持軸52bが設けられており、この支持軸52bに上記アクチュエータ53が接続されている。
リンク機構32は上述したようにアクチュエータ53の駆動力をノズルベーン31に対して伝達するものである。このリンク機構32としては、駆動リング33のタービンインペラ5側に回動可能に設けられるスライドジョイント34と、該スライドジョイント34に対して摺動可能とされてノズルベーン31を保持するリンク部材35と、駆動リング33を揺動させることで間接的にアクチュエータ53の駆動力をノズルベーン31に伝達する上記駆動用ジョイント55、駆動リンク51、及びアーム52とを含む。
このようなリンク機構32により、アクチュエータ53は駆動リング33を円周方向に揺動させて図2に示した支持軸36、スライドジョイント34を介してリンク部材35を揺動させることによってノズルベーン31に駆動力を伝達して各ノズルベーン31を連動して開閉可能となっている。
ここで、図面を参照しながら駆動リング33及びこの周辺構造について説明する。図3は駆動リング33及びこの周辺構造の拡大図である。なお、図3中におけるX軸方向は上記タービンインペラ5、コンプレッサインペラ6、シュラウド12の中心軸方向に対応し、同図中Y軸方向は上記タービンインペラ5、コンプレッサインペラ6を連結させるシャフト7、及びシュラウド12の径方向に対応する。
図3に示されるように、本実施形態に係る駆動リング33は、シュラウド12の径方向(図3中Y軸方向)に延在する立ち上がり部33aと該立ち上がり部33aに連結されてシュラウド12の中心軸方向(図3中X軸方向)に延在するとともにシュラウド12の外周面に摺動可能に当接される摺動部33bとを有している。本実施形態では、駆動リング33は、断面視略L字状に構成されている。
ところで、本実施形態に係る過給機1は、上述したように自動車用ディーゼルエンジンに組み合わせて用いられることから駆動リング33として外径の大きなものが用いられる。
駆動リング33は、例えば1枚の板状部材をプレス加工することで製造される。本実施形態のように外径が大きい駆動リング33をプレス加工する場合、加工上の制約から摺動部33bを長く製造することが困難となり、歩留まりが低下する虞があった。
そこで、本実施形態においては、上記摺動部33bのシュラウド12の中心軸方向の長さをプレス加工の制約を受けない長さに設定している。これにより、外径の大きな駆動リング33をプレス加工により歩留まり良く製造することが可能となっている。
また、シュラウド12の外周部には、摺動部33bに対して当接可能とされる当接部60が設けられている。この当接部60は摺動部33bに対してシュラウド12の中心軸方向から当接されるとともにシュラウド12の径方向に突設される突設部である。そして、シュラウド12の径方向において、当接部60の高さが摺動部33bの高さよりも高く設定される。この構成により、駆動リング33(摺動部33b)の端面が当接部60を乗り越えるおそれが無くなって駆動リング33のガタツキが良好に防止されたものとなる。
このように本実施形態によれば、容易且つ歩留まり良くプレス加工ができる長さの摺動部33bを製造し、当接部60により駆動リング33とシュラウド12に生じる隙間を補う構成としている。
ここで、可変容量装置30の構成をさらに詳しく説明する。
図4に示されるように、駆動リング33には平面視略四角形状からなるスライドジョイント34をそれぞれ回動可能に支持する支持軸36が設けられている。この支持軸36は駆動リング33におけるノズルベーン31の配置間隔に対応する位置に設けられた連結孔36aに端部が嵌合されてカシメ等によって連結固定されている。なお、支持軸36は駆動リング33に、例えば精密プレス加工(ファインブランキング加工)を用いることで一体形成されていてもよい。
上記リンク部材35は、略フォーク形状の部材から構成され、スライドジョイント34を挟み込むように保持する。具体的には、リンク部材35はスライドジョイント34を挟み込んだ状態に保持する挟み込み部35aを有している。なお、挟み込み部35aとスライドジョイント34との間にはガタツキが生じない程度の僅かな隙間が形成されており、これによってスライドジョイント34及びリンク部材35は摺動可能となっている。
さらにリンク部材35に設けられた連結孔内にノズルベーン保持軸31aの一端側が嵌合されてカシメ等によって連結固定され、このノズルベーン保持軸31aの他端側に各ノズルベーン31がそれぞれ固定(保持)されている。これにより、ノズルベーン31はリンク部材35と一体的に動作可能となっている。図1に示したようにノズルベーン保持軸31aはシュラウド12を外側から内側に貫通した状態に保持され、これによりノズルベーン31が環状ガス流路10における排気ガス入口8に所定の間隔で配置される。
なお、駆動リング33には、リンク部材35に勘合してカシメられたノズルベーン保持軸31aの突出部との干渉を防止する貫通孔37が円弧状にノズルベーン31の数に対応して形成されている。
次に、本実施形態に係る過給機1の動作について説明する。
過給機1は、不図示の自動車用エンジン等の内燃機関から排出された排気ガスによりタービンインペラ5を回転駆動し、この回転によりシャフト7を介してコンプレッサインペラ6が回転駆動する。コンプレッサインペラ6が回転駆動することで、吸気口25から吸引した空気(外気)をコンプレッサ内に設けられた環状流路42で圧縮し、圧縮空気を得ることができる。圧縮空気は不図示の吹出口から内燃機関へ供給される。
圧縮空気は内燃機関内において燃料の消費に供される。この燃焼によって内燃機関より排気ガスが排出され、排気ガス入口8から過給機1内に取り込まれる。排気ガスはタービン2内のスクロール通路9を経由して、タービンインペラ5が回転するという動作を継続する。
ところで、エンジンの回転速度に応じてタービン2に供給される排気ガスの流速が変化する。このとき、過給機1は可変容量装置30によってノズルベーン31の角度を調整することで環状ガス流路10を通ってタービンインペラ5に流れ込む排気ガスの量を適宜調整して低速回転から高速回転までの広範囲の過給によりエンジン性能向上を図ることができる。
以下、可変容量装置30の動作について説明する。
エンジン低速時の排気ガス流速が低い場合には、ノズルベーン31を回動して環状ガス流路10を絞る。
具体的には、アクチュエータ53を縮み方向(図5中D方向)に動作させる。すると、アクチュエータ53の動作がアーム52、駆動リンク51、及び駆動用ジョイント55を介して駆動リング33に伝達され、駆動リング33は図5中A方向に回転する。駆動リング33が図5中A方向に回転すると、前記スライドジョイント34は支持軸36を中心として回転し、このときリンク部材35とスライドジョイント34とは摺動する。これにより、スライドジョイント34及びリンク部材35を介してノズルベーン31はノズルベーン保持軸31aを中心として反時計回り(図5中F方向)に回転する。よって、ノズルベーン31は環状ガス流路10に流れ込む排気ガスの流路を開くことができる。
一方、エンジン高速時の排気ガスの流速が高い場合には、ノズルベーン31を回動して環状ガス流路10を開く。
具体的には、図5に示したアクチュエータ53を伸び方向(図5中C方向)に動作させる。すると、アクチュエータ53の動作がアーム52、駆動リンク51、及び駆動用ジョイント55を介して駆動リング33に伝達され、駆動リング33は図5中B方向に回転する。駆動リング33が図5中B方向に回動すると、前記スライドジョイント34は支持軸36を中心として回転し、このときリンク部材35とスライドジョイント34とは摺動する。これにより、スライドジョイント34及びリンク部材35を介してノズルベーン31はノズルベーン保持軸31aを中心として時計回り(図5中E方向)に回転する。よって、ノズルベーン31は環状ガス流路10に流れ込む排気ガスの流路を絞ることができる。
このように可変容量装置30の駆動時には、駆動リング33がシュラウド12の外周面を摺動して回動する。これにより、駆動リング33及びシュラウド12の摺動面に磨耗が生じるものの、上述したように本実施形態に係る駆動リング33は断面視略L字状から構成されているので、従来の平板状駆動リングに対して摺動面の面圧を低下させることで摺磨耗を低減できる。
また、本実施形態に係る駆動リング33は、従来の断面視L字状のリングに対して摺動部の長さ(L字部の高さ)を小さくした場合でも、当接部60が摺動部のストッパーとして機能することでシュラウド12の中心軸方向に対する駆動リング33のガタツキを低減できる。このように摺動部33bのガタツキが防止されることで、摺動部33bの長さをプレス加工の制約を受けない長さに抑えることが可能となり、上述したように外径の大きい駆動リング33であってもプレス加工により歩留まり良く且つ低コストで製造できる。
したがって、外径の大きな駆動リング33を備えた過給機1であっても磨耗を低減しつつ低コスト化を実現できる。
過給機の構成を示す模式図である。 過給機に設けられる可変容量装置の構成を示す模式図である。 駆動リング及びこの周辺構造を示す図である。 可変容量装置の分解斜視図である。 可変容量装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
1…過給機、2…タービン、3…コンプレッサ、5…タービンインペラ、6…コンプレッサインペラ、10…環状ガス流路、12…シュラウド、30…可変容量装置、31…ノズルベーン、33…駆動リング、33a…立ち上がり部、33b…摺動部、60…当接部、E…ディーゼルエンジン(内燃機関)

Claims (2)

  1. 内燃機関から環状ガス流路に流し込まれた排気ガスによりタービンインペラを駆動させるタービンと、前記環状ガス流路内に円周状に所定間隔で配列される複数のノズルベーンを開閉することにより前記排気ガスの流速を可変とする可変容量装置と、前記タービンインペラの回転力によりコンプレッサインペラを駆動させるコンプレッサと、を備えた過給機において、
    前記可変容量装置は、前記タービンインペラを周方向に囲む環状のシュラウドに揺動可能に支持されるとともに外部の駆動装置の動力を前記ノズルベーンに伝達する駆動リングを有し、
    該駆動リングは、前記シュラウドの径方向に沿って延在する立ち上がり部と、該立ち上がり部に連結されて前記シュラウドの中心軸方向に沿って延在するとともに該シュラウドに対して摺動可能に当接される摺動部と、を有し、
    前記シュラウドは、前記摺動部の前記中心軸方向への移動を規制する当接部を有し、
    前記当接部が、前記摺動部に対して前記中心軸方向から当接されるとともに前記シュラウドの径方向に突設される突設部であり、該突設部の高さが前記摺動部の高さよりも高いことを特徴とする過給機。
  2. 前記駆動リングはプレス加工により成型されることを特徴とする請求項1に記載の過給機。
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