JP2013213494A - 可変ノズルユニット及び可変容量型過給機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動リング77の内周面とガイドリング73の外周面との間の摺動摩耗を十分に低減して、可変容量型過給機1の耐久性を高いレベルで向上させる。
【解決手段】 ノズルリング49の右側面に3つ以上の取付ピン67が円周方向に間隔を置いて配設され、各取付ピン67がノズルリング49の支持穴53よりも径方向外側に位置し、複数の取付ピン67に亘ってガイドリング73が設けられていること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可変容量型過給機におけるタービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積(流量)を可変とする可変ノズルユニット等に関する。
近年、可変容量型過給機に装備される可変ノズルユニットについて種々の開発がなされており、本願の出願人も既に可変ノズルユニットについて開発して出願している(特許文献1から特許文献3参照)。そして、その先行技術に係る可変ノズルユニットの具体的な構成は、次のようになる。
可変容量型過給機におけるタービンハウジング内には、ベースリングがタービンインペラと同心状に配設されており、このベースリングには、複数の支持穴が円周方向に等間隔に貫通形成されている。また、ベースリングには、複数の可変ノズルがタービンインペラを囲むように円周方向に等間隔に配設されており、各可変ノズルは、タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに回動可能である。更に、各可変ノズルにおけるタービンインペラの軸方向一方側(軸方向の一方側)の側面には、ノズル軸が一体形成されており、各ノズル軸は、ベースリングの対応する支持穴に回動可能に貫通支持されている。
ベースリングの前記軸方向一方側には、複数の可変ノズルを同期して回動させるためのリンク機構が配設されている。具体的には、可変容量型過給機におけるベアリングハウジングの一部であってタービンインペラの背面に対向する部位には、ガイドリンクがベースリングと同心状に設けられている。また、ガイドリングの外周面には、駆動リングが回動可能に設けられており、この駆動リングは、回動アクチュエータの駆動によって正逆方向(開閉方向)へ回動するものであって、駆動リングにおけるタービンインペラの軸方向他方側(軸方向の他方側)の側面には、可変ノズルと同数の係合部が円周方向に等間隔に設けられている。更に、各可変ノズルのノズル軸には、同期リンク部材(ノズルリンク部材)の基端部が一体的に連結されており、各同期リンク部材の先端部(先端側部分)は、駆動リングの対応する係合部に挟むように係合してある。
従って、エンジン回転数が高回転域にあって、排気ガスの流量が多い場合には、回動アクチュエータの駆動によって正方向へ回動させることにより、複数の同期リンク部材を正方向へ揺動させつつ、複数の可変ノズルを正方向(開方向)へ同期して回動させる。これにより、タービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積を大きくして、多くの排気ガスを供給する。
一方、エンジン回転数が低回転域にあって、排気ガスの流量が少ない場合には、回動アクチュエータの駆動によって逆方向へ回動させることにより、複数の同期リンク部材を逆方向へ揺動させつつ、複数の可変ノズルを逆方向(閉方向)へ同期して回動させる。これにより、タービンインペラ側へ供給される排気ガスのガス流路面積を小さくして、排気ガスの流速を高めて、タービンインペラの仕事量を十分に確保する。
特開2010−65591号公報 特開2010−71138号公報 特開2010−71142号公報
ところで、エンジンの運転状況により、駆動リングの内周面とガイドリングの外周面との間の摺動摩耗が増大すると、同期リンク部材の渋り等の動作不良を招く可能性がある。換言すれば、可変容量型過給機の耐久性の向上を図るには、駆動リングの内周面とガイドリングの外周面との間の摺動摩耗を低減することが有効な手段になる。
そこで、本発明は、駆動リングの内周面とガイドリングの外周面との間の摺動摩耗を低減できる、新規な構成の可変ノズルユニット等を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、可変容量型過給機におけるタービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積(流量)を可変する可変ノズルユニットにおいて、前記可変容量型過給機におけるタービンハウジング内に前記タービンインペラと同心状に配設され、複数の支持穴が円周方向に等間隔に貫通形成(形成)されたベースリングと、前記ベースリングに前記タービンインペラを囲むように円周方向に等間隔に配設され、前記タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに回動可能であって、前記タービンインペラの軸方向一方側(軸方向の一方側)の側面に前記ベースリングの前記支持穴に回動可能に貫通支持(支持)されるノズル軸が一体形成された複数の可変ノズルと、前記ベースリングの前記軸方向一方側に配設され、複数の前記可変ノズルを同期して回動させるためのリンク機構と、を具備し、前記リンク機構は、前記ベースリングの前記軸方向一方側の側面に円周方向に間隔を置いて配設され、前記ベースリングの前記支持穴よりも径方向外側に位置した3つ以上の取付ピンと、複数の前記取付ピンに亘って設けられ、前記ベースリングと同心状に位置したガイドリングと、前記ガイドリングの外周面に回動可能に設けられ、前記タービンインペラの軸方向他方側(軸方向の他方側)の側面に前記可変ノズルと同数の係合部が円周方向に等間隔に設けられ、回動アクチュエータの駆動によって正逆方向に回動する駆動リングと、基端部が各可変ノズルの前記ノズル軸に一体的に連結され、先端部(先端側部分)が前記駆動リングの前記係合部に挟むように係合した同期リンク部材(ノズルリンク部材)と、を備えたことを要旨とする。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「配設され」とは、直接的に配設されたことの他に、別部材を介して間接的に配設されたことを含む意であって、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。また、「前記ベースリングに前記タービンインペラを囲むように円周方向に等間隔に配設され」とは、前記軸方向に離隔対向した一対のベースリングの間に前記タービンインペラを囲むように円周方向に等間隔に配設されたことを含む意である。
本発明の第1の特徴によると、エンジン回転数が高回転域にあって、排気ガスの流量が多い場合には、前記回動アクチュエータの駆動によって前記駆動リングを正方向へ回動させることにより、複数の前記同期リンク部材を正方向へ揺動させつつ、複数の前記可変ノズルを正方向(開方向)へ同期して回動させる。これにより、前記タービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積を大きくして、多くの排気ガスを供給する。
一方、エンジン回転数が低回転域にあって、排気ガスの流量が少ない場合には、前記回動アクチュエータの駆動によって逆方向へ回動させることにより、複数の前記同期リンク部材を逆方向へ揺動させつつ、複数の前記可変ノズルを逆方向(閉方向)へ同期して回動させる。これにより、前記タービンインペラ側へ供給される排気ガスのガス流路面積を小さくして、排気ガスの流速を高めて、タービンインペラの仕事量を十分に確保する。
前述の作用の他に、前記ベースリングの前記軸方向一方側の側面に3つ以上の前記取付ピンが円周方向に間隔を置いて配設され、各取付ピンが前記ベースリングの前記支持穴よりも径方向外側に位置し、複数の前記取付ピンに亘って前記ガイドリングが設けられているため、前記ベースリングと前記駆動リングとの間に複数の前記同期リンク部材を揺動させるための揺動スペースを確保しつつ、前記ガイドリングの外周面の半径(換言すれば、前記駆動リングの内周面の半径)を前記可変ノズルの軸心の径方向長さより大きくすることができる。これにより、前記可変容量型過給機の運転中における前記駆動リングと前記同期リンク部材との干渉を回避した上で、前記駆動リングと前記ガイドリングの接触面積を増やすことができる。
本発明の第2の特徴は、エンジンからの排気ガスのエネルギーを利用して、前記エンジン側に供給される空気を過給する可変容量型過給機において、第1の特徴からなる可変ノズルユニットを具備したことを要旨とする。
第2の特徴によると、第1の特徴による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、前記可変容量型過給機の運転中における前記駆動リングと前記同期リンク部材との干渉を回避した上で、前記駆動リングと前記ガイドリングの接触面積を増やすことができるため、前記駆動リングの内周面と前記ガイドリングの外周面との間の摺動摩耗を十分に低減して、前記可変容量型過給機の耐久性を向上させることができる。
図1は、図6における矢視部Iの拡大図である。 図2は、図1における矢視部IIの拡大図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る可変ノズルユニットにおける複数の取付ピンとガイドリングとストッパとの関係を示す斜視図である。 図4は、図1におけるIV-IV線に沿った図である。 図5は、図1におけるV-V線に沿った図である。 図6は、本発明の実施形態に係る可変容量型過給機の正断面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る可変容量型過給機に本発明の第1実施形態に係る可変ノズルユニットに代えて本発明の第2実施形態に係る可変ノズルユニットが装備された状態を示す図であって、図1に相当する図である。 図8は、図7における矢視部VIIIの拡大図である。 図9は、図8におけるIX-IX線に沿った拡大図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る可変ノズルユニットにおける複数の取付ピンとガイドリングとストッパとの関係を示す斜視図である。 図11は、図7におけるXI-XI線に沿った図である。 図12は、図7におけるXII-XII線に沿った図である。
(本発明の第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。なお、図面に示すとおり、「R」は、右方向、「L」は、左方向である。
図6に示すように、本発明の実施形態に係る可変容量型過給機1は、エンジン(図示省略)からの排気ガスのエネルギーを利用して、エンジンに供給される空気を過給(圧縮)するものである。そして、可変容量型過給機1の具体的な構成等は、以下のようになる。
可変容量型過給機1は、ベアリングハウジング3を具備しており、ベアリングハウジング3内には、ラジアルベアリング5及び一対のスラストベアリング7が設けられている。また、複数のベアリング5,7には、左右方向へ延びたロータ軸(タービン軸)9が回転可能に設けられており、換言すれば、ベアリングハウジング3には、ロータ軸9が複数のベアリング5,7を介して回転可能に設けられている。
ベアリングハウジング3の右側には、コンプレッサハウジング11が設けられており、このコンプレッサハウジング11内には、遠心力を利用して空気を圧縮するコンプレッサインペラ13がその軸心(換言すれば、ロータ軸9の軸心)C周りに回転可能に設けられている。また、コンプレッサインペラ13は、ロータ軸9の右端部に一体的に連結されたコンプレッサホイール(コンプレッサディスク)15と、このコンプレッサホイール15の外周面に周方向に等間隔に設けられた複数のコンプレッサブレード17とを備えている。
コンプレッサハウジング11におけるコンプレッサインペラ13の入口側(コンプレッサハウジング11の右側部)には、空気を取入れるための空気取入口19が形成されており、この空気取入口19は、空気を浄化するエアクリーナ(図示省略)に接続可能である。また、ベアリングハウジング3とコンプレッサハウジング11との間におけるコンプレッサインペラ13の出口側には、圧縮された空気を昇圧する環状のディフューザ流路21が形成されている。更に、コンプレッサハウジング11の内部には、渦巻き状のコンプレッサスクロール流路23が形成されており、このコンプレッサスクロール流路23は、ディフューザ流路21に連通してある。そして、コンプレッサハウジング11の適宜位置には、圧縮された空気を排出するための空気排出口25が形成されており、この空気排出口25は、コンプレッサスクロール流路23に連通してあって、エンジンの吸気マニホールド(図示省略)に接続可能である。
図1及び図6に示すように、ベアリングハウジング3の左側には、タービンハウジング27が設けられており、このタービンハウジング27内には、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させるタービンインペラ29が軸心(タービンインペラ29の軸心、換言すれば、ロータ軸9の軸心)C周りに回転可能に設けられている。また、このタービンインペラ29は、ロータ軸9の左端部に一体的に設けられたタービンホイール(タービンディスク)31と、このタービンホイール31の外周面に周方向に等間隔に設けられた複数のタービンブレード33とを備えている。
タービンハウジング27の適宜位置には、排気ガスを取入れるためのガス取入口35が形成されており、このガス取入口35は、エンジンの排気マニホールド(図示省略)に接続可能である。また、タービンハウジング27の内部には、渦巻き状のタービンスクロール流路37が形成されており、このタービンスクロール流路37は、ガス取入口35に連通してある。更に、タービンハウジング27におけるタービンインペラ29の出口側(タービンハウジング27の左側部)には、排気ガスを排出するためのガス排出口39が形成されており、このガス排出口39は、排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置(図示省略)に接続可能である。
可変容量型過給機1は、タービンインペラ29側へ供給される排気ガスの流路面積(流量)を可変する可変ノズルユニット41が装備されており、この可変ノズルユニット41の構成の詳細は、次のようになる。
図1及び図2に示すように、タービンハウジング27内には、第1のベースリングとしてのシュラウドリング43が複数(1つのみ図示)の取付ボルト45を介してタービンインペラ29と同心状に配設されており、このシュラウドリング43は、複数のタービンブレード33の外縁(先端縁)を覆うようになっている。また、シュラウドリング43は、例えば精密鋳造と機械加工によって製作されるものであって、シュラウドリング43には、複数(1つのみ図示)の支持穴47が円周方向に等間隔に貫通形成(形成)されている。
シュラウドリング43に対して左右方向(タービンインペラ29の軸方向)に離隔対向した位置には、第2のベースリングとしてのノズルリング49が複数(1つのみ図示)の連結ピン51を介してシュラウドリング43と一体的かつ同心状に設けられており、このノズルリング49は、例えば精密鋳造と機械加工によって製作されるものである。また、ノズルリング49には、複数の支持穴53がシュラウドリング43の複数の支持穴47に整合するように円周方向に等間隔に貫通形成(形成)されており、ノズルリング49における支持穴53の径方向外側には、3つ以上(本発明の第1実施形態にあっては3つ(1つのみ図示))のノズルリング用の取付穴55が円周方向に間隔を置いて貫通形成(形成)されている。なお、複数の連結ピン51は、シュラウドリング43とノズルリング49との間隔を設定する機能を有している。
シュラウドリング43とノズルリング49との間には、複数の可変ノズル57がタービンインペラ29を囲むように円周方向に等間隔に配設されており、各可変ノズル57は、タービンインペラ29の軸心Cに平行な軸心周りに正逆方向(開閉方向)へ回動可能である。また、各可変ノズル57は、例えば精密鋳造と機械加工によって製作されるものである。そして、各可変ノズル57の右側面(タービンインペラ29の軸方向一方側の側面)には、ノズル軸59が一体形成されており、各ノズル軸59は、ノズルリング49の対応する支持穴53に回動可能に支持されている。更に、各可変ノズル57の左側面(タービンインペラ29の軸方向他方側の側面)には、別のノズル軸61が一体形成されており、各別のノズル軸61は、シュラウドリング43の対応する支持穴47に回動可能に支持されている。なお、各可変ノズル57は、ノズル軸59と別のノズル軸61を備えた両持ちタイプであるが、別のノズル軸61を省略して片持ちタイプにしても構わない。
ノズルリング49の右側面(前記軸方向一方側の側面)側には、環状のリンク室63が区画形成(形成)されており、このリンク室63内には、複数の可変ノズル57を同期して正逆方向へ回動させるためのリンク機構65が配設されている。そして、可変ノズルユニット41におけるリンク機構65の具体的な構成は、次のようになる。
図1から図3に示すように、ノズルリング49の右側面には、3つ以上(本発明の第1実施形態にあっては3つ)の取付ピン67が円周方向に間隔を置いて配設されており、各取付ピン67は、ノズルリング49の支持穴53よりも径方向外側に位置している。また、各取付ピン67は、例えば機械加工によって製作されるものであって、軸対称構造に構成されている。更に、各取付ピン67の左側面(前記軸方向他方側の側面)には、ノズルリング49の対応する取付穴55に挿通(貫通)する取付軸69が一体形成されており、各取付ピン67の右側面(前記軸方向一方側の側面)には、別の取付軸71が一体形成されている。
複数の取付ピン67の右側面(前記軸方向一方側の側面)に亘って、ガイドリング73が設けられており、このガイドリング73は、ノズルリング49と同心状に位置してある。また、ガイドリング73は、例えばファインブランキング加工(精密プレス加工)と機械加工によって製作されるものであって、ガイドリング73には、取付ピン67の別の取付軸71を挿通(貫通)させるための3つ以上(本発明の第1実施形態にあっては3つ)のガイドリング用の取付穴75が円周方向に間隔を置いて貫通形成(形成)されている。
図1、図2、図4、及び図5に示すように、ガイドリング73の外周面には、駆動リング77が回動可能に設けられており、この駆動リング77は、電動モータ又は負圧シリンダ等の回動アクチュエータ79の駆動によって正逆方向へ回動するものである。また、駆動リング77は、例えばファインブランキング加工によって製作されるものである。
駆動リング77の左側面には、可変ノズル57と同数の矩形の係合ジョイント(係合部)81が連結ピン83及び座金85を介して円周方向に沿って等間隔に設けられており、各係合ジョイント81は、例えば精密鋳造と機械加工によって製作されるものである。また、駆動リング77の右側面には、矩形の別の係合ジョイント(別の係合部)87が連結ピン89及び座金91を介して設けられており、別の係合ジョイント87は、例えば精密鋳造と機械加工によって製作されるものである。
図1及び図3に示すように、ガイドリング73の右側面には、複数の取付ピン67の右側面と協働して駆動リング77の左右方向の移動を規制するC字状のストッパ93が設けられている。また、ストッパ93は、例えばプレス加工によって製作されるものであって、ストッパ93には、取付ピン67の別の取付軸71を挿通(貫通)させるための3つ以上(本発明の第1実施形態にあっては3つ)のストッパ用の取付穴95が円周方向に間隔を置いて貫通形成(形成)されている。なお、ストッパ93は、C字状を呈しているが、環状を呈するようにしても構わない。
図1、図2、図4、及び図5に示すように、各可変ノズル57のノズル軸59の先端部(右端部)には、同期リンク部材(ノズルリンク部材)97の基端部が一体的に連結されている。また、各同期リンク部材97の先端側は、二股に分岐してあって、各同期リンク部材97の先端部(先端側部分)は、駆動リング77の対応する係合ジョイント81を挟むように係合してある。更に、各同期リンク部材97は、例えば精密鋳造と機械加工によって製作されるものである。
可変容量型過給機1の固定部としてのベアリングハウジング3の左側部には、駆動軸99がタービンインペラ29の軸心Cに平行な軸心周りに回動可能にブッシュ101を介して設けられており、この駆動軸99の右端部(一端部)は、動力伝達機構103を介して回動アクチュエータ79に接続されている。そして、駆動軸99の左端部(他端部)には、駆動リンク部材105の基端部が一体的に連結されている。また、駆動リンク部材105の先端側は、二股に分岐してあって、駆動リンク部材105の先端部(先端側部分)は、駆動リング77の別の係合ジョイント87を挟むように係合してある。更に、駆動リンク部材105は、例えば精密鋳造と機械加工によって製作されるものである。
続いて、本発明の第1実施形態の作用及び効果について説明する。
ガス取入口35から取入れた排気ガスがタービンスクロール流路37を経由してタービンインペラ29の入口側から出口側へ流通することにより、排気ガスの圧力エネルギーを利用して回転力(回転トルク)を発生させて、ロータ軸9及びコンプレッサインペラ13をタービンインペラ29と一体的に回転させることができる。これにより、空気取入口19から取入れた空気を圧縮して、ディフューザ流路21及びコンプレッサスクロール流路23を経由して空気排出口25から排出することができ、エンジンに供給される空気を過給(圧縮)することができる。
エンジン回転数が高回転域にある場合には、回動アクチュエータ79の駆動によって駆動軸99を一方向(図5において時計回り方向)へ回動させて、駆動リンク部材105を一方向へ揺動させつつ、駆動リング77を正方向(図4において反時計回り方向、図5において時計回り方向)へ回動させる。これにより、複数の同期リンク部材97を正方向へ揺動させながら、複数の可変ノズル57を同期して正方向(開方向)へ回動させて、複数の可変ノズル57の開度を大きくすることができる。よって、タービンインペラ29側に供給される排気ガスの流路面積(流量)を大きくして、タービンインペラ29側に多くの排気ガスを供給することができる。
エンジン回転数が低回転域にある場合には、回動アクチュエータ79の駆動によって駆動軸99を他方向(図5において反時計回り方向)へ回動させて、駆動リンク部材105を他方向へ揺動させつつ、駆動リング77を逆方向(図4において時計回り方向、図5において反時計回り方向)へ回動させる。これにより、複数の同期リンク部材97を逆方向へ揺動させながら、複数の可変ノズル57を同期して逆方向(閉方向)へ回動させて、複数の可変ノズル57の開度を小さくすることができる。よって、タービンインペラ29側に供給される排気ガスの流路面積を小さくして、排気ガスの流速を高くして、タービンインペラ29の仕事量を十分に確保することができる(可変容量型過給機1の通常の作用)。
前述の作用の他に、ノズルリング49の右側面に3つ以上の取付ピン67が円周方向に間隔を置いて配設され、各取付ピン67がノズルリング49の支持穴53よりも径方向外側に位置し、複数の取付ピン67の右側面に亘ってガイドリング73が設けられているため、ノズルリング49とガイドリング73との間に同期リンク部材97を揺動させるための揺動スペースを確保しつつ、ガイドリング73の外周面の半径(換言すれば、駆動リング77の内周面の半径)を可変ノズル57(可変ノズル57の軸心)の径方向長さより大きくすることができる。これにより、可変容量型過給機1の運転中における駆動リング77と同期リンク部材97との干渉を回避した上で、駆動リング77とガイドリング73の接触面積を増やすことができる。
ガイドリング73の右側面に複数の取付ピン67の右側面と協働して駆動リング77の左右方向の移動を規制するストッパ93が設けられているため、可変容量型過給機1の運転中における駆動リング77の左右方向のがたつきを抑えることができる。
各取付ピン67が軸対称構造に構成され、各取付ピン67の左側面にノズルリング49の対応する取付穴55を挿通する取付軸69が一体形成されているため、各取付ピン67の軸心周りの方向性(取付位相)を考慮することなく、取付軸69をノズルリング49の対応する取付穴55に挿通させた状態でかしめることにより、各取付ピン67をノズルリング49の右側面に容易に取付けることができる。また、ガイドリング73及びストッパ93に取付ピン67の別の取付軸71を挿通させる複数の取付穴75及び複数の取付穴95が円周方向に間隔を置いてそれぞれ形成されているため、各取付ピン67の別の取付軸71をガイドリング73の対応する取付穴75及びストッパ93の対応する取付穴95に挿通させた状態でかしめることにより、ガイドリング73を複数の取付ピン67の右側面に亘って、ストッパ93をガイドリング73の右側面にそれぞれ容易に取付けることができる(可変容量型過給機1の特有の作用)。
従って、本発明の第1実施形態によれば、可変容量型過給機1の運転中における駆動リング77と同期リンク部材97との干渉を回避した上で、駆動リング77とガイドリング73の接触面積を増やすと共に、可変容量型過給機1の運転中における駆動リング77の左右方向のがたつきを抑えることができるため、駆動リング77の内周面とガイドリング73の外周面との間の摺動摩耗を十分に低減して、可変容量型過給機1の耐久性を向上させることができる。
各取付ピン67をノズルリング49の右側面に、ガイドリング73を複数の取付ピン67の右側面に亘って、ストッパ93をガイドリング73の右側面にそれぞれ容易に取付けることができるため、可変ノズルユニット41の組立性を向上させることができる。
(本発明の第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図7から図12を参照して説明する。なお、図面に示すとおり、「R」は、右方向、「L」は、左方向である。
図7に示すように、本発明の第2実施形態にあっては、可変容量型過給機1(図6参照)に可変ノズルユニット41(図1参照)に代えて、可変ノズルユニット107が装備されている。また、本発明の第2実施形態に係る可変ノズルユニット107は、可変ノズルユニット41と同様の構成を有しており、可変ノズルユニット107の構成のうち、可変ノズルユニット41と異なる部分についてのみ説明する。なお、可変ノズルユニット107における複数の構成要素のうち、可変ノズルユニット41における構成要素と対応するものについては、図面中に同一番号を付してある。
図8から図10に示すように、ガイドリング73に複数の取付穴75(図3参照)が貫通形成される代わりに、ガイドリング73の外周面には、取付ピン67の別の取付軸71を係合させるための3つ以上(本発明の第2実施形態にあっては3つ)の係合凹部109が円周方向に間隔を置いて形成されており、ガイドリング73の各係合凹部109は、径方向内側へ窪んでいる。また、ガイドリング73の各係合凹部109の底側部分(底面)109bの曲率半径は、取付ピン67の別の取付軸71の半径と同じ大きさに設定されている。更に、ガイドリング73の各係合凹部109の肩側部分109sは、R形状を呈しており、ガイドリング73の各係合凹部109の肩側部分109sの曲率半径は、取付ピン67の別の取付軸71の半径よりも大きく設定されている。そして、ガイドリング73の各係合凹部109の広がり角度θ(底側部分109bから肩側部分109sに向かって広がる角度)は、30〜50度に設定されている。ここで、ガイドリング73の各係合凹部109の広がり角度θが30度以上に設定されるようにしたのは、ガイドリング73をファインブランキング加工によって製作する際にプレスダレが発生しないようにするためである。ガイドリング73の各係合凹部109の広がり角度θが50度以下に設定されるようにしたのは、ガイドリング73の外周面の面積を十分に確保して、ガイドリング73によって駆動リング77を安定的に案内支持するためである。
なお、ガイドリング73の外周面に3つ以上の係合凹部109が形成される代わりに、ガイドリング73の内周面に取付ピン67の別の取付軸71を係合させるための径方向外側へ窪んだ3つ以上(本発明の第2実施形態にあっては3つ)の別の係合凹部(図示省略)が円周方向に間隔を置いて形成されるようにしても構わない。
図11及び図12に示すように、駆動リング77の軽量化を図るために、駆動リング77の外周面には、複数の切欠111が円周方向に間隔を置いて形成されており、換言すれば、駆動リング77の外周部は、ギア状に形成(成形)されている。また、駆動リング77の各切欠111は、円周方向に隣接する係合ジョイント81(連結ピン83)の間に位置するようになっている。
そして、本発明の第2実施形態によれば、本発明の第1実施形態と同様の作用を奏する他に、次のような作用を奏する。
ガイドリング73の外周面に複数の係合凹部109が円周方向に間隔を置いて形成されているため、ガイドリング73に複数の取付穴75(図3参照)を形成することなく、ガイドリング73を複数の取付ピン67の右側面に亘って取付けることができる。これにより、ガイドリング73のリング幅(ガイドリング73における内周面と外周面との間隔)の増大を抑えつつ、ガイドリング73における係合凹部109の底側部分109bと内周面との間隔寸法、換言すれば、ガイドリング73における切欠部分と内周面を繋ぐ部位の寸法をガイドリング73の厚み寸法に近づけるか又はガイドリング73の厚み寸法よりも大きくすることができる。
ガイドリング73の各係合凹部109の底側部分109bの曲率半径が取付ピン67の別の取付軸71の半径と同じ大きさに設定されているため、各取付ピン67の別の取付軸71とガイドリング73の対応する係合凹部109との係合状態を安定させることができる。これにより、各取付ピン67の別の取付軸71をガイドリング73の対応する係合凹部109に係合させかつストッパ93の対応する取付穴95に挿通させた状態でかしめることにより、ガイドリング73を複数の取付ピン67の右側面に亘って、ストッパ93をガイドリング73の右側面にそれぞれ容易に取付けることができる。
ガイドリング73の各係合凹部109の肩側部分109sがR形状を呈し、ガイドリング73の各係合凹部109の広がり角度θが50度以下に設定されているため、駆動リング77とガイドリング73の係合凹部109の肩側部分109sとの引っかかりを抑えつつ、ガイドリング73の外周面の面積を十分に確保して、ガイドリング73によって駆動リング77を安定的に案内支持することができる。
従って、本発明の第2実施形態によれば、本発明の第1実施形態と同様の効果を奏する他に、ガイドリング73のリング幅の増大を抑えつつ、ガイドリング73における切欠部分と内周面を繋ぐ部位の寸法をガイドリング73の厚み寸法に近づけるか又はガイドリング73の厚み寸法よりも大きくすることができるため、ガイドリング73の重量増大を抑えつつ、機械加工を用いることなく、ファインブランキング加工のみによって素材からプレスダレのないガイドリング73を製作できる。つまり、ガイドリング73の重量増大を抑えつつ、ガイドリング73の製作時間を大幅に短縮化して、可変ノズルユニット107の量産性、換言すれば、可変容量型過給機1の量産性を向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限るものでなく、例えば、次のように種々の態様で実施可能である。即ち、シュラウドリング43を第1のベースリングとしかつノズルリング49を第2のベースリングとする代わりに、ノズルリング49を第1のベースリングとしかつシュラウドリング43を第2のベースリングとしても構わない。この場合には、駆動軸99がタービンハウジング27にタービンインペラ29の軸心Cに平行な軸心周りに正逆方向へ回動可能に設けられることになる。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
1 可変容量型過給機
3 ベアリングハウジング(可変容量型過給機の固定部)
9 ロータ軸(タービン軸)
11 コンプレッサハウジング
13 コンプレッサインペラ
27 タービンハウジング
29 タービンインペラ
41 可変ノズルユニット
43 シュラウドリング(第1のベースリング)
49 ノズルリング(第2のベースリング)
53 ノズルリングの支持穴
55 ノズルリングの取付穴
57 可変ノズル
59 可変ノズルのノズル軸
61 可変ノズルの別のノズル軸
63 リンク室
65 リンク機構
67 取付ピン
69 取付ピンの取付軸
71 取付ピンの別の取付軸
73 ガイドリング
75 ガイドリング用の取付穴
77 駆動リング
79 回動アクチュエータ
81 係合ジョイント(係合部)
87 別の係合ジョイント(別の係合部)
93 ストッパ
95 ストッパ用の取付穴
97 同期リンク部材
99 駆動軸
105 駆動リンク部材
107 可変ノズルユニット
109 ガイドリングの係合凹部
109b ガイドリングの係合凹部の底側部分
109s ガイドリングの係合凹部の肩側部分
θ ガイドリングの係合凹部の広がり角度

Claims (9)

  1. 可変容量型過給機におけるタービンインペラ側へ供給される排気ガスの流路面積を可変する可変ノズルユニットにおいて、
    前記可変容量型過給機におけるタービンハウジング内に前記タービンインペラと同心状に配設され、複数の支持穴が円周方向に等間隔に貫通形成されたベースリングと、
    前記ベースリングに前記タービンインペラを囲むように円周方向に等間隔に配設され、前記タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに回動可能であって、前記タービンインペラの軸方向一方側の側面に前記ベースリングの前記支持穴に回動可能に貫通支持されるノズル軸が一体形成された複数の可変ノズルと、
    前記ベースリングの前記軸方向一方側に配設され、複数の前記可変ノズルを同期して回動させるためのリンク機構と、を具備し、
    前記リンク機構は、
    前記ベースリングの前記軸方向一方側の側面に円周方向に間隔を置いて配設され、前記ベースリングの前記支持穴よりも径方向外側に位置した3つ以上の取付ピンと、
    複数の前記取付ピンに亘って設けられ、前記ベースリングと同心状に位置したガイドリングと、
    前記ガイドリングの外周面に回動可能に設けられ、前記軸方向他方側の側面に前記可変ノズルと同数の係合部が円周方向に等間隔に設けられ、回動アクチュエータの駆動によって正逆方向に回動する駆動リングと、
    基端部が各可変ノズルの前記ノズル軸に一体的に連結され、先端部が前記駆動リングの前記係合部に挟むように係合した同期リンク部材と、を備えたことを特徴とする可変ノズルユニット。
  2. 前記リンク機構は、前記ガイドリングの前記軸方向一方側の側面に設けられかつ複数の取付ピンの前記軸方向一方側の側面と協働して前記駆動リングの前記軸方向の移動を規制するストッパを備えたことを特徴とする請求項1に記載の可変ノズルユニット。
  3. 前記ベースリングに3つ以上のベースリング用の取付穴が円周方向に間隔を置いて形成され、各取付ピンは、軸対称構造に構成され、各取付ピンの前記軸方向他方側の側面に前記ベースリングの前記取付穴に挿通する取付軸が一体形成され、各取付ピンの前記軸方向一方側の側面に別の取付軸が一体形成され、前記ガイドリングに、前記取付ピンの前記別の取付軸を挿通させるための3つ以上のガイドリング用の取付穴が円周方向に間隔を置いて貫通形成され、前記ストッパはC字状又は環状を呈してあって、前記ストッパに前記取付ピンの前記別の取付軸を挿通させるための3つ以上のストッパ用の取付穴が円周方向に間隔を置いて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の可変ノズルユニット。
  4. 前記ベースリングに、3つ以上のベースリング用の取付穴が円周方向に間隔を置いて形成され、各取付ピンは、軸対称構造に構成され、各取付ピンの前記軸方向他方側の側面に前記ベースリングの前記取付穴に挿通する取付軸が一体形成され、各取付ピンの前記軸方向一方側の側面に別の取付軸が一体形成され、前記ガイドリングの外周面又は内周面に前記取付ピンの前記別の取付軸を係合させるための径方向内側又は径方向外側へ窪んだ3つ以上の係合凹部が円周方向に間隔を置いて形成され、前記ストッパはC字状又は環状を呈してあって、前記ストッパに前記取付ピンの前記別の取付軸を挿通させるための3つ以上のストッパ用の取付穴が円周方向に間隔を置いて形成されていることを特徴とする請求項2に記載の可変ノズルユニット。
  5. 前記ガイドリングの各係合凹部の底側部分の曲率半径は、前記取付ピンの前記別の取付軸の半径と同じ大きさに設定されていることを特徴とする請求項4に記載の可変ノズルユニット。
  6. 各係合凹部が前記ガイドリングの外周面に形成されかつ径方向内側へ窪んである場合に、前記ガイドリングの各係合部の肩側部分は、R形状を呈していることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の可変ノズルユニット。
  7. 各係合凹部が前記ガイドリングの外周面に形成されかつ径方向内側へ窪んである場合に、前記ガイドリングの各係合部の広がり角度は、30〜50度に設定されていることを特徴とする請求項4から請求項6のうちのいずれか1項に記載の可変ノズルユニット。
  8. 前記駆動リングの前記軸方向一方側の側面に前記可変ノズルと同数の前記係合部の他に別の係合部が設けられ、
    前記リンク機構は、
    前記可変容量型過給機の固定部に前記タービンインペラの軸心に平行な軸心周りに回動可能に設けられ、一端部が前記回動アクチュエータに接続された駆動軸と、
    基端部が前記駆動軸の他端部に一体的に連結され、先端部が前記駆動リングの前記別の係合部に挟むように係合した駆動リンク部材と、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の可変ノズルユニット。
  9. エンジンからの排気ガスのエネルギーを利用して、前記エンジン側に供給される空気を過給する可変容量型過給機において、
    請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の可変ノズルユニットを具備したことを特徴とする可変容量型過給機。
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