JP5050702B2 - 水田作業機 - Google Patents
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Description
フロートは、その均平整地作用によって圃場面の凹凸を均平整地することにより、安定した圃場作業を可能とする。また、防波ディスクは、その防波作用によりフロートによって側方に押し出された泥流波の外側方拡散を受け止めて隣接部への影響を抑えることができる。この場合において、防波ディスクは回転可能な円板体を上下可動式に支持して圃場の凹凸に追従可能に構成することにより、土壌塊や異物との干渉による作用力を抑えて耐久性を確保することができる。
また、上記防波板を回動させてその支持軸線の上方から回動限度位置に達することにより同防波板が作業位置の近傍に安定的に保持され、この角度位置において収納状態として取扱うことができると同時に、近傍の作業装置の保護手段として機能する。
また、その回動支持構造に基づく簡易な構成により、回動限度位置まで展開する簡易な操作によって防波板の収納と作業装置の保護と合わせて行うことができる。
図1及び図2は本発明を用いた一実施例である乗用型田植機の左側面図と平面図である。この乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して作業装置としての苗植付部4が昇降可能に装着され、また、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38,38が機体よりも側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に設けられている。
上記サイドフロート56の外側方には、図3の作業装置の要部平面図に示すように、防波板71を設ける。この防波板71は、フロート56の直前位置に配置したローター27および走行用車輪(後輪)11による泥流波の拡散方向を勘案した一定の位置関係に定める。その詳細な構成は、図4の拡大側面図に示すように、防波板71は幅広の橇形状に構成したサイドフロート56の前端位置を越えて前後に長く延びる板材によって構成し、作業装置4の支持枠体65に車幅方向の軸線を有する支持軸72を設け、この支持軸72について回動可能に防波板71を軸支する。その支持位置は防波板71の重心点位置より後方に設けた連結アーム73を介してその上端で支持軸72について回動可能に連結する。その回動範囲は、防波板71の重心点が支持軸72の上方を越えて植付機構52による作業位置Pの近傍を回動限度とする範囲に設定する。
次に、ステアリング操作に伴う条合わせ制御について説明する。
多条植付けの場合において、機体旋回時の条合わせのために、ハンドルを限度まで廻すと、半自動で条合わせするように制御系を構成する。詳細には、8条を越える植付け走行においては、1点旋回では条合わせができず、2回に分けてハンドル操作が必要となることから、図5のフローチャートに示すように、最初のハンドル操作を基準(S1)として以後の戻し動作(S2,S3)と2回目のハンドル切り(S4,S5)および戻し動作(S6,S7)を自動で行う。
入力側には、機体旋回時の制御パターンを選択するための制御選択スイッチ22のほか、植付け動作指令用のフィンガーレバースイッチ23a、作業部の自動上昇選択用の植付装置上昇モードスイッチ24、変速操作検知用のHSTレバー位置センサ25s、操舵操作検知用のハンドル切れ角センサ26s、時間調節用のタイムラグ調節ダイヤル27s、ブレーキ操作検知用のブレーキペダルセンサ28s、作業部の下降タイミングを決めるn1設定ダイヤル29a、作業部稼動のクラッチタイミングを決めるn2設定ダイヤル29b等を接続して信号を入力する。上記制御選択スイッチ22は、植付装置4の動作を機体旋回と連動制御する「連続」のほかに、左右の機体旋回方向について「右旋回のみ」「左旋回のみ」に限定指示するダイヤルスイッチである。
次に、畦クラッチ制御について説明する。
植付部4の両サイドには、図9の作業装置の要部平面図に示すように、電動畦クラッチ制御ユニット141,141を設置し、各ユニット141,141から、苗送りケーブル142と植込杆ケーブル143を介して苗送り畦クラッチC、植付用畦クラッチ25aと連結することにより、制御ケーブルの配索を短くすることができる。
畦クラッチ制御部は、図12の動作説明図に示すように、2系統の畦クラッチケーブルA、Bを回動可能に支持したアーム155の両端に連結し、このアーム155をモータ駆動により回動してケーブルA、Bを引っ張ることによりクラッチを「切」るように構成する。具体的には、アーム155の一端側の連結部152は長穴とし、他端側の連結部153のケーブルBには長穴リンク154を介設し、それぞれを畦クラッチと連結する。
次に、疎植植付けや密植植付けをする場合の植付け制御について説明する。疎植植付けや密植植付けをする場合は、特開平11−225521号公報の例のように、設計許容回転以上の車速において植付け性能が悪くなるという問題がある。手動による規制装置では性能不良として指摘されることから、この問題を解決するために、図13のフローチャートに示すように、高速型の田植機において、植付機構(植込杆)の回動数が設定回転数以上となった時は、変速ダウンやエンジン回転ダウンによって車速を規制コントロールする車速ダウン制御(S61,S62)するように制御部を構成する。このように車速を自動コントロールすることによって植付け性能を安定化することができる。
次に、フロートノズルの高さ調節について説明すると、高さ調節構造は、図15の要部斜視図(a)または別の要部斜視図(b)に示すように、過負荷で外れるようにフック部161を板ばねによって構成する。このフック部161をフロートノズルの側面図(c)に示すように構成する。その高さ調節方法は、板ばね材を撓ませるように摘み部162を側方に寄せる操作によって適宜の角度位置αに合わせることができる。また、フロートノズルに一定以上の荷重が掛かるとフック部161で乗り上げてノズルの変更を防止できる。
2 機体(走行車体)
3 昇降リンク装置
4 苗植付部(作業装置)
10 前輪
11 後輪
27 ローター
52 苗植付装置(植付機構)
56 サイドフロート
65 支持枠体
71 防波板
72 支持軸
73 連結アーム
Claims (1)
- 走行用車輪(11)によって水田走行が可能に支持された機体(2)と、この機体(2)に搭載されて水田作業を行う作業装置(4)と、この作業装置(4)による作業位置(P)の走行前方側に配置されて圃場を均平整地するフロート(56)とを備えた水田作業機において、
上記フロート(56)の側方位置には、その前端位置の前後に亘って延びる防波板(71)を設け、この防波板(71)はその重心点位置の後方で車幅方向の支持軸(72)について回動可能に軸支し、その重心点が支持軸(72)の上方を越えて前記作業位置(P)の近傍を回動限度とする範囲を回動可能に構成するとともに、同防波板(71)を180度以上回動させて後ろ下がりの姿勢に保持でき、このとき防波板(71)は対地浮上し、且つ同防波板(71)の後部が作業位置(P)の外側方に位置することを特徴とする水田作業機。
Priority Applications (1)
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JP2007187599A JP5050702B2 (ja) | 2007-07-18 | 2007-07-18 | 水田作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007187599A JP5050702B2 (ja) | 2007-07-18 | 2007-07-18 | 水田作業機 |
Publications (2)
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JP2009022192A JP2009022192A (ja) | 2009-02-05 |
JP5050702B2 true JP5050702B2 (ja) | 2012-10-17 |
Family
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Family Applications (1)
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- 2007-07-18 JP JP2007187599A patent/JP5050702B2/ja not_active Expired - Fee Related
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