JP5049674B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザーダイオード等の光源から発した光ビームによって感光体等の走査対象物を光走査する光走査装置、及びこれを用いる複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
従来、この種の光走査装置として、特許文献1に記載のものが知られている。図15は、この光走査装置における光源保持部を示す側面図である。同図において、光源としてのレーザーダイオード(以下、LDという)201を具備するLDユニット202は、光走査装置のハウジングの外部でハウジング側面203に装着されている。LD201は、図紙面に直交する方向を光軸方向とし、光ビームを図紙面おもて側から裏側に向けて出射する姿勢で、LDユニット202本体に設けられた貫通口に圧入されている。
同図において、LDユニット202に隠れているハウジング側面203部分には、図示しない円状の開口が形成されている。また、この開口の周囲には、図紙面の裏側から表側に向けて筒状に突出する図示しない係合部が形成されている。一方、LDユニット202におけるハウジング側面203との対向側には、前記係合部に係合する図示しない円状の凹部が形成されている。この円状の凹部がハウジング側面203における筒状の係合部に係合することで、LDユニット202がハウジング203に保持されている。この状態でLD201から発せられた光ビームは、ハウジング側面203の上述した円状の開口を通ってハウジング内に入った後、図示しないポリゴンミラー、集光レンズ、折り返しミラー等を経由して走査対象物たる感光体の表面に至る。
このような構成において、ハウジングにおける筒状の係合部の外周面と、LDユニット202における円状の凹部の内周面とをスムーズに係合させるようにすると、両者の間にどうしても微少なクリアランスが形成されてしまう。このクリアランスの範囲内でLDユニット202のガタツキが起こると、LD201から発せられる光ビームによる光走査位置が変動してしまう。そこで、図示のように、板バネ204によってLDユニット202を光軸と直交する方向に付勢してLDユニットの上記凹部をハウジング側面203の筒状の係合部に押し付けることで、LDユニット202のガタツキを防止している。
特開2007−144952号
しかしながら、かかる構成では、板バネ204の加工誤差や組付誤差などにより、板バネ204におけるLDユニット202との接触面が光軸方向から僅かに傾くと、LDユニット202に対して光軸方向から傾けようとする力が付与される。そして、これによってLDユニット202の姿勢が僅かに傾くと、LD201から発せられる光ビームの光軸も傾いてしまうため、光走査を精度良く行うことができなくなる。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、板バネ等の付勢部材の加工誤差や組付誤差に起因する光ビームの光軸の傾きを抑えることができる光走査装置及びこれを備える画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、光ビームを出射する光源と、該光源が固定される光源固定部材と、該光源固定部材を該光源の光軸方向に着脱可能に係合させる係合部によって該光源固定部材を保持する保持体と、該係合部に係合している該光源固定部材を該光軸方向と直交する方向に付勢して該係合部に押し付ける付勢部材とを有し、該光源から出射した光ビームによって走査対象物を光走査する光走査装置において、上記光源固定部材の表面から突出する部分を、上記付勢部材の上記光軸方向における全域のうち、上記係合部と該光源固定部材との係合範囲内に位置する領域だけに接触させるように設けるか、あるいは、該付勢部材の表面から突出する部分を、該光源固定部材の該光軸方向における全域のうち、該係合範囲内に位置する領域だけに接触させるように設けるかして、該光源固定部材と、これを付勢している付勢部材との光軸方向における接触位置を、係合範囲内の位置だけにしたことを特徴とするものである
た、請求項の発明は、請求項の光走査装置において、上記光源固定部材の表面から突出する部分と、上記付勢部材の表面から突出する部分とのうち、該光源固定部材の表面から突出する部分を設け、上記光軸方向と平行な軸を中心にして該光源固定部材を回転可能に係合させるように上記係合部を構成し、且つ、該光源固定部材の回転を係止する係止手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の光走査装置において、上記光源固定部材の表面から突出する部分として、上記付勢部材との接触部を円弧状の曲面にしたもの、を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の光走査装置において、記曲面の曲率中心と、上記光源固定部材の回転中心とを同じ位置にしたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項2乃至4の何れかの光走査装置において、上記付勢部材たる第1付勢部材とは別に、上記光源固定部材を上記光軸方向に付勢して上記保持体に押し当てる第2付勢部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の光走査装置において、上記第1付勢部材及び上記第2付勢部材の組合せとして、両者を同一の部材に一体形成したもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項5又は6の光走査装置において、上記第1付勢部材として、上記第2付勢部材による付勢に伴って上記保持体に押し当てられている上記光源固定部材と該保持体との静止摩擦力よりも大きな付勢力を発揮するもの、を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項5乃の何れかの光走査装置において、上記第1付勢部材による付勢方向を、上記光源固定部材の回転中心に向かう方向にしたことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項2乃至8の何れかの光走査装置において、上記付勢部材、あるいは、該付勢部材たる上記第1付勢部材、として、上記光軸方向の長さが上記突起の該光軸方向の長さよりも大きい板バネを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項の光走査装置において、上記第1付勢部材として板バネを用いるとともに、該板バネの上記光軸方向の中央部に板バネ固定端側から板バネ自由端側に向けて延びるスリットを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1の光走査装置において、上記スリットとして、板バネ自由端側における上記光軸方向の長さを、板バネ固定端側における該光軸方向の長さよりも大きくしたもの、を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項2乃至11の何れかの光走査装置において、上記光源固定部材に上記光源を複数設け、それら光源から出射される複数の光ビームを走査対象物の表面上でそれぞれ副走査方向に並べて位置させながら、それぞれの光ビームを主走査方向に偏向せしめることで、1つの走査対象物に対して複数の光ビームによる光走査を同時に行うようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1乃至1の何れかの光走査装置において、上記光源として、半導体レーザーダイオードを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、光走査によって該潜像担持体の表面に潜像を形成する光走査手段と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、上記光走査手段として、請求項1乃至1の何れかの光走査装置を用いたことを特徴とするものである。
これらの発明においては、次に説明する理由により、板バネ等の付勢部材の加工誤差や組付誤差に起因する光ビームの光軸の傾きを抑えることができる。即ち、光源固定部材は、付勢部材から付勢されるのに伴って、光軸方向において保持体の係合部と係合している係合範囲内で係合部に押し付けられる。このとき、係合範囲内のほぼ全領域で光源固定部材と係合部とが密着すれば、光源固定部材は光軸方向に沿った姿勢で係止されるため、光ビームの光軸が傾くことはない。光源固定部材と係合部とを係合範囲内のほぼ全領域で密着させるには、その係合範囲内で光源固定部材を光軸方向とほぼ直交する方向に向けて付勢する必要がある。ところが、付勢部材の寸法誤差や組付誤差により、付勢部材における光源固定部材との接触面が光軸方向から傾くと、その接触面のうち、光軸方向の端部が光源固定部材を最も強く付勢するようになる。このように光源固定部材を最も強く付勢する付勢部材端部が光軸方向において上述の係合範囲よりも外側に位置しているとする。すると、テコの原理により、係合範囲内において係合部の端側箇所を支点にして光源固定部材を光軸方向から大きく傾けようとする力が作用する。すると、光源固定部材が光軸方向から容易に傾いてしまう。これに対し、本発明のように、光軸方向において付勢部材と光源固定部材との接触位置を上述の係合範囲内にした構成では、付勢部材における光源固定部材との接触面が光軸方向から傾いても、その接触面において光源固定部材を最も強く付勢する箇所は係合範囲の中に位置する。このため、係合範囲内において係合部の端側箇所を支点にして光源固定部材を光軸方向から大きく傾けようとする力が殆ど作用しなくなる。よって、板バネ等の付勢部材の加工誤差や組付誤差に起因する光ビームの光軸の傾きを抑えることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式の複写機の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る複写機を示す概略構成図である。同図において、複写機は、プリンタ部100、給紙部200、スキャナ部300等を備えている。
プリンタ部100は、潜像担持体としての感光体10、帯電装置11、現像手段としての現像装置12、感光体3をクリーニングするクリーニング装置13、感光体10上に静電潜像を書き込むための光走査装置50などを有している。また、感光体10の側方において、無端状の紙搬送ベルト20を複数のローラによって張架しながら図中時計回り方向に無端移動せしめる転写転写搬送ユニット25や、現像装置12に供給するためのトナーを収容するトナーボトル7なども有している。更には、トナー像を記録紙Pに定着せしめるための定着装置6、定着処理後の記録紙Pを機外へと排出するための排紙ローラ対29、プリンタ部の筺体上面に設けられたスタック部8なども有している。
給紙部200は、プリンタ部の下方に配設されており、第1給紙カセット201、第1給紙ローラ202、第2給紙カセット203、第2給紙ローラ204などを有している。第1給紙カセット201、第2給紙カセット202には、それぞれ記録部材としての記録紙Pが複数枚重ねられた紙束の状態で収容されている。第1給紙カセット201,第2給紙カセット202は、第1給紙ローラ203,第2給紙ローラ204を回転させることで、紙束から記録紙Pを一枚ずつ分離しながら給紙路に向けて送り出す。給紙路の末端付近には、レジストローラ対28が配設されており、給紙路内の記録紙Pはそのローラ間に挟み込まれた後に搬送が一時停止される。そして、後述するプロセスによって感光体10上に形成されたトナー像に重ね合わされるタイミングでレジストローラ対28の駆動が再開することで、後述する転写ニップに向けて送り出される。
プリンタ部100の上に載置されたスキャナ部300は、コンタクトガラス301上に載置される図示しない原稿の画像を読み取るためのものである。原稿照明用光源302aや第1反射ミラー302bを具備する第1走行体302、第2反射ミラー302aや第3反射ミラー302bを具備する第2走行体303、集光レンズ304、画像センサ305などを有している。第1走行体302は、原稿照明用光源302aから発した読取光でコンタクトガラス301上の原稿を照射しながら原稿面方向に移動することで、原稿を読取走査する。原稿面で得られた走査光は、第1走行体302の第1ミラー302b、第2走行体303の第2ミラー303a、第3ミラー303b上で順次反射した後、集光レンズ304を通過して画像センサ305に入射する。CCD等からなる画像センサ305は、入射される走査光に基づいて画像信号を生成する。この画像信号は、図示しない走査制御部に送られてデジタル化され画像処理される。そして、走査制御部は、処理後の画像信号に基づいて、プリンタ部100の光走査装置50を駆動する。すると、光走査装置50が感光体10の表面を光走査して、感光体10の表面に静電潜像を形成する。
プリンタ部100では、図中反時計回り方向に回転駆動される感光体10の周面が、帯電装置11によって一様に帯電せしめられた後、光走査装置50による光走査を受けて静電潜像を担持する。この静電潜像は、現像装置12の現像ローラ12aから供給されるトナーによって現像されて、可視像としてのトナー像になる。
感光体10の側方で無端移動せしめられる紙搬送ベルト20は、そのループ内側に配設された転写ローラ24によって感光体10の表面に押し付けられている。これにより、感光体10と、紙搬送ベルト20のおもて面(ループ外周面)とが当接する転写ニップが形成されている。この転写ニップには、転写ローラ24に転写バイアスが印加されることで転写電界が形成される。
上述のようにしてレジストローラ対28から送り出された記録紙Pは、転写ニップに挟み込まれながら、感光体10上のトナー像に密着せしめられる。そして、ニップ圧や転写電界の作用によってトナー像が転写される。このようにしてトナー像が転写された記録紙Pは、紙搬送ベルト20のおもて面に吸着した状態でベルトの無端移動に伴って搬送された後、定着装置6に受け渡される。
定着装置6は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包しながら回転する定着ローラと、これに当接せしめられながら回転する加圧ローラとによって定着ニップを形成している。紙搬送ベルト20から定着装置6に受け渡された記録紙Pは、この定着ニップに挟み込まれる。そして、ニップ圧や加熱の作用によって表面上にトナー像が定着される。このようにしてトナー像が定着された記録紙Pは、定着装置6から送り出された後、排紙ローラ対29を経由してスタック部8にスタックされる。
転写ニップを通過した後の感光体10表面に残留している転写残トナーは、クリーニング装置13によって感光体10表面から除去される。この後、感光体10は、帯電装置11によって再び一様に帯電せしめられる。
なお、これまで、コンタクトガラス301上に載置された原稿をスキャナ部300で読み取って得た画像情報に基づいて画像を形成する例について説明したが、本複写機は、プリンタとしても機能することができる。外部のパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像情報に基づいて、プリンタ部100が画像を形成するのである。
図2は、光走査装置50の内部構成を上側から示す構成図である。光走査装置50の筐体としてのハウジング51の側面には、後述する半導体レーザーダイオードユニット70(以下、LDユニットという)が保持されている。このLDユニット70に固定された光源としての半導体レーザーダイオード(以下、LDという)から出射された光ビームは、LDユニット70の図示しないコリメートレンズを透過した後、LDユニット70から出てハウジング51内に進入する。そして、図示しないアパーチャーで一定の形状に整形された後、シリンドリカルレンズ52を透過することで、副走査方向(感光体表面上における感光体表面移動方向に相当する方向)に集光せしめられる。次いで、図示しないポリゴンモータによって高速回転される正六面体構造のポリゴンミラー53における6つの側面にそれぞれ形成された鏡面のうち、何れかで反射しながら主走査方向(感光体表面上における軸線方向に相当する方向)に偏向せしめられる。そして、ポリゴンミラー53によって一定の角速度で主走査方向に偏向せしめられる光ビームの偏向方向の移動速度を等速に変換するfθミラー54、折返しミラー55、面倒れを補正するための面倒れ補正レンズ56、光走査装置を密閉する防塵ガラス57を順次経由した後、ハウジング51外に放たれて、図示しない感光体の表面に達する。
面倒れ補正レンズ56の長手方向における図中左側の端部では、そこを通過した光ビームが防塵ガラス57よりも手前側で同期用折り返しミラー58に到達して、その表面で反射する。そして、光学センサとしての同期センサ59によって検知される。この同期センサ59が光ビームを検知したタイミングに基づいて、主走査方向における書込開始タイミングが決定される。
図3は、LDユニット70をおもて面側から示す正面図である。また、図4は、LDユニット70を裏面側(ハウジング51との対向面側)から示す拡大斜視図である。LDユニット70は、光源固定部材としての扁平状のユニット本体71を有している。このユニット本体71には、厚み方向に貫通する2つの貫通口が形成されており、これら貫通口には、図3に示すようにそれぞれLD72が圧入されている。
近年の画像形成装置においては、記録速度の高速化が望まれている。高速化の対策の1つとして、ポリゴンミラーをより高速で回転させることで、主走査方向の走査速度を高速化させることが挙げられる。しかし、かかる構成では、ポリゴンモータの振動、騒音、発熱、耐久性低下などの理由から、高速化に限界がある。
記録速度の高速化のもう1つの対策として、光ビームの数を複数にしてそれぞれで同時に光走査を行ういわゆるマルチビーム方式が知られている。マルチビーム方式では、複数の光ビームにより、互いに感光体表面の副走査方向のずれた位置を同時に主走査方向に光走査する。これにより、ポリゴンミラーの回転速度を過剰に上げることなく、記録速度の高速化を実現することが可能である。本複写機では、2つのLD72からそれぞれ出射した2つの光ビームにより、感光体表面上で同時に光走査を行うようになっている。これら光ビームは、感光体表面上において、副走査方向に所定の距離(以下、マルチビームピッチという)をおいた位置で光走査を行う。
2つのLD72の前方には、それぞれ図4に示すようにコリメートレンズ73が固定されている。これらコリメートレンズ73は、2つのLD72から出射される2つの光ビームの平行性や光軸進行方向を最適化する条件を満たすようにユニット本体71に位置決めした状態で接着される。
ユニット本体71の裏面側には、図4に示すように、2つのコリメートレンズを囲うようにリング状凹部71aが形成されている。また、このリング状凹部71aの外側には、リング状凹部71aのリング中心を軸にして互いに120[°]づつずれた位置でユニット本体71の裏面から突出する3つの円筒状の突出ピン71bが形成されている。
図5は、ハウジング51のLDユニット取付部を示す拡大斜視図である。このLDユニット取付部は、ハウジング51の側面に設けられており、円状の開口51a、ハウジング側面における開口51aの周縁部から筒状に突出する係合部51b、3つの突き当て凸部51c等からなる。開口51aは、上述したLDユニットの裏面から僅かに突出している2つのコリメートレンズ(図4の73)を受け入れたり、光ビームをハウジング内に受け入れたりするためのものである。また、係合部51bは、同図と、先に示した図4との対比からわかるように、LDユニット70の裏面に形成された上述のリング状凹部71aに係合してLDユニット70を回動可能に保持するためのものである。また、3つの突き当て凸部51cは、図6に示すように、ハウジング側面から所定の高さで突出しており、その上面は平面状になっている。そして、LDユニット70の3つの突出ピン71bがそれぞれ個別に突き当てられることで、ハウジング51に対してLD72の光軸方向の先端を位置決めする。
このように、本複写機では、保持体としてのハウジング51が、光源固定部材たるユニット本体71を、光源たるLD72の光軸方向に着脱可能に係合させる係合部51bによって回動可能に保持している。
先に図3に示したように、LDユニット70のユニット本体71の側面からは、アーム71cがLD71の光軸と直交する方向に突出している。このアーム71cの先端部には、ナット74がその図示しない雌ネジ部をユニット本体71の回動軌道に対する接線方向(図中矢印A方向)に延在させる姿勢で嵌め込まれている。一方、ハウジング側面には、ボルト保持ブラケット60が固定されている。そして、ボルト61がその雄ネジ部を前述の接線方向に延在させる姿勢で保持されており、LDユニット70のユニット本体71のアーム71c先端部に固定されたナット74と螺合している。ナット74に対するボルト61の螺合量を変化させると、それに伴ってユニット本体71が回動中心Bを軸にして回動する。これにより、ユニット本体71の回動方向の姿勢を調整することで、図示しない感光体の表面上におけるマルチビームピッチを調整することができる。ナット74を用いる代わりに、アーム71cに対して雌ネジ部をねじ切りしてもよい。
ボルト74の雄ネジ部にはコイルバネ62が挿入されており、これはボルト74の頭部とナット74との間に介在しながら両者に対して突っ張り方向の力を付与している。これにより、ボルト74のバックラッシュの発生が抑えられている。また、コイルバネ62は、ボルト74の頭部とナット74との間で突っ張り方向の力を発揮することで、操作者によるボルト締付操作の際に、適度な力でボルト74を少しずつ回転させる役割を果たす。これにより、簡素で、故障が起きにくく、且つ安価な構成で、マルチビームピッチの調整の分解能を向上させることができる。なお、コイルバネ62の代わりに、弾性ゴムなど、適度な弾性を発揮するものを用いてもよい。
LDユニット70のユニット本体71における側面(光軸方向に沿った面)には、ユニット本体71の回動方向に沿って湾曲する円弧突起71dが光軸方向と直交する方向に突設せしめられている。
図7は、ハウジング51の側面に保持された状態のLDユニット70と、ハウジング51とを示す拡大斜視図である。LDユニット70のユニット本体71の上面には、板バネユニット80が固定されている。この板バネユニット80は、第1前面押さえ板バネ81と、第2前面押さえ板バネ82と、第3前面押さえ板バネ83と、側面押さえ板バネ84とが、同一のベース板85に一体形成されたものである。第1前面押さえ板バネ81、第2前面押さえ板バネ82、第3前面押さえ板バネ83は、それぞれユニット本体71の上面に密着しているベース板85から固定端を約90[°]折り曲げた姿勢で光軸方向と直交する方向に延びている。そして、ユニット本体71の前面をハウジング51に向けて光軸方向に付勢している。これにより、ハウジング51の上述した係合部(図5の51b)によって光軸方向に移動可能に保持されるユニット本体71がハウジング51に向けて光軸方向に押さえ付けられることで、係合部からのユニット本体71の脱落が防止されている。
板バネユニット80の側面押さえ板バネ84も、ユニット本体71の上面に密着しているベース板85から固定端を約90[°]折り曲げた姿勢で光軸方向と直交する方向に延びている。そして、ユニット本体71の側面に突設せしめられた円弧突起71dを、光軸と直交する方向に向けて付勢することで、ユニット本体71の上記リング状凹部(図4の71a)をハウジング51の円筒状の係合部(図5の51b)に押し付けている。これにより、リング状凹と係合部との間に形成される僅かなクリアランス内でのユニット本体71のガタツキが回避されている。
図8は、LDユニット70の図3におけるJ−J’断面を、ハウジング51とともに示す断面図である。これに保持されるユニット本体71とを示す断面図である。同図において、ユニット本体71の裏面がハウジング51の側面に密着せずに両者間に間隙が形成されているのは、ハウジング51の側面から突出する図示しない突き当て凸部(図5の51c)と、ユニット本体71の裏面から突出する図示しない突出ピン71bとが突き当たっているからである。ユニット本体71のリング状凹部71aと、ハウジング51の筒状の係合部51bとは、図中矢印Bで示される光軸方向において、符号Eで示される係合範囲で係合している。
同図において、図示しない側面押さえ板バネ(図7の84)におけるユニット本体71の側面との接触面が、加工誤差や組付誤差によって光軸方向Bから傾いたとする。すると、側面押さえ板バネと、ユニット本体71の側面との光軸方向Bにおける接触位置によっては、側面押さえ板バネが図中の端点P1の位置でユニット本体71を最も強く付勢するようになる場合があり得る。すると、テコの原理により、係合範囲E内において係合部51bの端部を支点P2にして、ユニット本体71を光軸方向Bから大きく傾けようとする力が作用する。そして、ユニット本体71が光軸方向Bから容易に傾いてしまう。
一方、本複写機では、側面押さえ板バネ(84)とユニット本体71の側面との接触位置を、係合範囲Eの中に位置させている。かかる構成では、側面押さえ板バネにおけるユニット本体71との接触面が光軸方向Bから傾いても、その接触面においてユニット本体71を最も強く付勢する箇所は係合範囲Eの中に位置する。このため、係合範囲E内において係合部51bの端部を支点P2にしてユニット本体71を光軸方向Bから大きく傾けようとする力が殆ど作用しなくなる。よって、側面押さえ板バネ(84)の加工誤差や組付誤差に起因する光ビームの光軸の傾きを抑えることができる。
また、本複写機においては、ユニット本体71の側面から突出する上述の円弧突起71dを、図示のように、光軸方向Bにおいて係合部51bとリング状凹部71aとの係合範囲E内の中央に位置させている。かかる構成では、側面押さえ板バネにおけるユニット本体71との対向面が寸法誤差や組付誤差等によって光軸方向Bから傾いたとしても、側面押さえ板バネの光軸方向Bにおける端部をユニット本体71に接触させず、光軸方向Bの中央を円弧突起71dに接触させる。よって、側面押さえ板バネの寸法誤差や組付誤差にかかわらず、ユニット本体71を係合範囲Eの中央で付勢して、ユニット本体71の光軸方向Bからの傾きをより確実に抑えることができる。よって、光ビームの光軸の傾きを従来よりも抑えて、マルチビームピッチの変動を抑えることができる。
ユニット本体71の側面に設けた円弧突起71dを側面押さえ板バネ84によって付勢するようにした例について説明したが、次のようにしてもよい。即ち、図9に示すように、側面押さえ板バネ84に突起84aを設け、これを図8に示した係合範囲Eと重なる位置にする姿勢で側面押さえ板バネ84をユニット本体71に固定しても、同様の効果が得られる。
なお、側面押さえ板バネ84によって付勢する突起を、円弧状の円弧突起71dとしたことで、水平面を持つ突起に比べて、側面押さえ板バネ84との接触面積をより低減して、ユニット本体71をより確実に光軸方向と直交する矢印C方向に付勢することができる。
ユニット本体71の側面に設けられた円弧突起71dは、図10のRで示す箇所が側面押さえ板バネ84によって付勢される。そして、この箇所の曲率中心は、図中符号Gで示されるユニット本体71の回動中心と同じになっている。かかる構成では、側面押さえ板バネ84と円弧突起71dとの点接触箇所と、ユニット本体71の回動中心との距離をユニット本体71の回動角度にかかわらず一定に保つ。これにより、回動角度にかかわらず、側面押さえ板バネ84の変形量を一定に保つことで、一定の付勢力をユニット本体71に与えることができる。
本複写機では、側面押さえ板バネ84による円弧突起71dの付勢方向を、図11に示すように、ユニット本体71の回転中心Gに向かう方向にしている。これにより、リング状凹部71dの円状の周面を、筒状の係合部51bの円状の外周面に対して法線方向に押し付ける。かかる構成では、円周方向の付勢力によってリング状凹部71dを係合部51bで滑らせてしまうといった事態を回避して、ユニット本体71を安定して係止することができる。
図12は、LDユニット70のユニット本体71の側面を、板バネユニット80とともに示す側面図である。図示のように、板バネユニット80の側面押さえ板バネ84の幅(光軸方向の長さ)W1は、円弧突起71dの厚み(光軸方向の長さ)W2よりも大きくなっている。かかる構成では、側面押さえ板バネ84の加工誤差や組付誤差により、側面押さえ板バネ84の円弧突起71dに対する光軸方向の相対位置にバラツキがあったとしても、側面押さえ板バネ84を確実に円弧突起71dに押し当てることができる。
先に示した図7において、LDユニット70のユニット本体71は、板バネユニット80の3つの前面押さえ板バネ(81,82,83)によって全面側からハウジング51に向けて付勢されている。これにより、図5に示したハウジング51の突き当て凸部51cと、図4に示したユニット本体71の突出ピン71bの先端とが突き当たることは既に述べた通りである。これにより、3つの突き当て凸部51cと、それぞれに個別に対応する3つの突出ピン71bとの間には、光軸方向と直交する方向における静止摩擦力が作用している。この状態でユニット本体71を上述のクリアランスの範囲内で光軸方向と直交する方向に動かすには、それら静止摩擦力よりも大きな力を光軸方向と直交する方向に作用させる必要がある。そこで、本複写機では、側面押さえ板バネ84の付勢力を、3つの突き当て凸部51cと、それぞれに個別に対応する3つの突出ピン71bとの間にそれぞれ作用する静止摩擦力の合計よりも大きくしている。これにより、ユニット本体71を側面押さえ板バネ84によって確実にクリアランスの範囲内で移動させて、ハウジング51の係合部51bに突き当てることができる。
図13は、板バネユニット80を示す斜視図である。上述のように、本複写機では、第1付勢部材たる側面押さえ板バネ84と、第2付勢部材たる3つの前面押さえ板バネ(81〜83)とを、同一のベース板85に一体形成した板バネユニット80を用いている。これにより、それぞれの板バネとして別体のものを用いる場合に比べて、バネコストを低減したり、組付コストを低減したりすることができる。
但し、かかる構成では、それぞれの板バネの厚みを同じにしてしまうため、板厚による付勢力の調整を行うことができない。そこで、本複写機では、図示のように、側面押さえ板バネ84の幅方向の中央部(光軸方向の中央部)に、固定端側から自由端側に向けて延びるスリット84bを設けている。これにより、バネの厚みを変化させることなく、側面押さえ板バネ84の付勢力(バネ定数)を自由に調整することができる。
スリット84bについては、バネ自由端側における幅W4を、バネ固定端側における幅W3よりも大きくしている。これにより、自由端側の幅方向のバネ断面積を、固定端側の幅方向のバネ断面積よりも小さくしている。こうすると、バネの自由端側を固定端側でしっかりと支えて、バネ長手方向に一様な曲げモーメントを発揮させることができる。
これまで、ユニット本体71に複数のLD72を固定した例について説明してきたが、LD72を1だけ固定したLDユニットにも、本発明の適用が可能である。この場合、円弧突起71dと側面押さえ板バネ84との点接触によってユニット本体71の傾きを抑えることで、感光体表面上における副走査方向の光走査位置を精度良く一定の位置に保つことができる。
また、光源は、LD72に限られず、LEDなど、他の方式の光源を用いてもよい。また、モノクロ画像形成装置に限られず、カラー画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。
図14は、本発明を適用したいわゆるタンデム方式のカラープリンタを示す概略構成図である。このカラープリンタは、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット3Y,C,M,Kを有している。光書込装置50は、プロセスユニット3Y,C,M,Kに具備される感光体10Y,C,M,Kをそれぞれ個別に光走査する。そして、それぞれのプロセスユニット3Y,C,M,Kでは、感光体10Y,C,M,K上にY,C,M,Kトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト20に重ね合わせて1次転写された後、記録紙Pに一括転写される。
かかる構成では、光書込装置50における図示しないY,C,M,K用の書込LDユニットにおいてそれぞれ、円弧突起と側面押さえ板バネとの点接触によって光ビームの傾きを抑えることで、各色の光走査線の傾きを抑える。これにより、各色の重ね合わせずれを有効に抑えることができる。
以上、実施形態に係る複写機においては、光源固定部材たるユニット本体71の表面における係合範囲Eの中央位置から突出する円弧突起71dを設けている。かかる構成では、既に説明したように、側面押さえ板バネの寸法誤差や組付誤差にかかわらず、ユニット本体71を係合範囲Eの中央で付勢して、ユニット本体71の光軸方向Bからの傾きをより確実に抑えることができる。
また、実施形態に係る複写機においては、光源たるLD72の光軸方向と平行な軸を中心にして光源固定部材たるユニット本体71を回転可能に係合させるように係合部51bを構成し、且つ、ユニット本体71の回転を係止するボルト保持ブラケット60、ボルト61、ナット74、コイルバネ62等からなる係止手段を設けている。かかる構成では、ユニット本体71の回転により、感光体上での走査線の副走査位置を微調整することができる。
また、実施形態に係る複写機においては、ユニット本体71の側面から突出する突起として、第1付勢部材たる側面押さえ板バネ84との接触面を円弧状の曲面にした円弧突起71dを設けている。かかる構成では、水平面を持つ突起に比べて、側面押さえ板バネ84との接触面積をより低減して、ユニット本体71をより確実に光軸方向と直交する矢印C方向に付勢することができる。
また、実施形態に係る複写機においては、円弧突起71dの曲率中心と、ユニット本体71の回転中心とを同じ位置にしているので、既に説明したように、ユニット本体71の回動角度にかかわらず、側面押さえ板バネ84の変形量を一定に保つことで、一定の付勢力をユニット本体71に与えることができる。
また、実施形態に係る複写機においては、第1付勢部材たる側面押さえ板バネ84とは別に、ユニット本体71を記光軸方向に付勢して保持体たるハウジング51に押し当てる第2付勢部材としての前面押さえ板バネ81,82,83を設けている。かかる構成では、ハウジング51の係合部51bに対して光軸方向に移動可能に係合しているユニット本体71をハウジング51に向けて押さえ付けることで、係合部51bからのユニット本体71の脱落を回避しつつ、ユニット本体71の回動を許容することができる。
また、実施形態に係る複写機においては、側面押さえ板バネ84と、3つの前面押さえ板バネ(81〜83)の組合せとして、両者を同一のベース板85に一体形成したもの、を用いている。かかる構成では、それぞれの板バネとして別体のものを用いる場合に比べて、バネコストを低減したり、組付コストを低減したりすることができる。
また、実施形態に係る複写機においては、側面押さえ板バネ84として、3つの前面押さえ板バネ(81〜83)による付勢に伴ってハウジング51の3つの突き当て凸部51cにそれぞれ押し当てられているユニット本体71の突出ピン71bと、突き当て凸部51cとの静止摩擦力の合計よりも大きな付勢力を発揮するもの、を用いている。かかる構成では、既に説明したように、ユニット本体71を側面押さえ板バネ84によって確実にクリアランスの範囲内で移動させて、ハウジング51の係合部51bに突き当てることができる。
また、実施形態に係る複写機においては、側面押さえ板バネ84による付勢方向を、ユニット本体71の回転中心Gに向かう方向にしているので、既に説明したように、円周方向の付勢力によってリング状凹部71dを係合部51bで滑らせてしまうといった事態を回避して、ユニット本体71を安定して係止することができる。
また、実施形態に係る複写機においては、側面押さえ板バネ84として、光軸方向の長さ(幅W1)が円弧突起71dの光軸方向の長さ(厚みW2)よりも大きいものを用いている。かかる構成では、既に説明したように、側面押さえ板バネ84の加工誤差や組付誤差により、側面押さえ板バネ84の円弧突起71dに対する光軸方向の相対位置にバラツキがあったとしても、側面押さえ板バネ84を確実に円弧突起71dに押し当てることができる。
また、実施形態に係る複写機においては、側面押さえ板バネ84における光軸方向の中央部に、バネ固定端側からバネ自由端側に向けて延びるスリット84bを設けている。かかる構成では、既に説明したように、側面押さえ板バネ84を前面押さえ板バネ(81〜83)と一体形成していても、側面押さえ板バネ84の付勢力(バネ定数)を単独で自由に調整することができる。
また、実施形態に係る複写機においては、スリット84bとして、バネ自由端側における光軸方向の長さW4を、バネ固定端側における光軸方向の長さW3よりも大きくしたもの、を設けている。かかる構成では、既に説明したように、バネの自由端側を固定端側でしっかりと支えて、バネ長手方向に一様な曲げモーメントを発揮させることができる。
また、実施形態に係る複写機においては、ユニット本体71にLD72を複数設け、それらLD72から出射される複数の光ビームを走査対象物たる感光体10の表面上でそれぞれ副走査方向に並べて位置させながら、それぞれの光ビームを主走査方向に偏向せしめることで、1つの感光体10に対して複数の光ビームによる光走査を同時に行うマルチビーム方式を採用している。かかる構成では、既に説明したように、ポリゴンミラーの高速化を図ることなく、記録速度の高速化を図ることができる。更には、円弧突起71dと側面押さえ板バネ84との点接触によってそれぞれの光ビームの傾きを抑えることで、マルチビームピッチの変動を抑えることができる。
実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機の光走査装置の内部構成を上側から示す構成図。 同光走査装置のLDユニットをおもて面側から示す正面図。 同LDユニットを裏面側から示す斜視図。 同光走査装置のハウジングのLDユニット取付部を示す拡大斜視図。 同ハウジングの突き当て凸部を示す拡大斜視図。 同ハウジングの側面に保持された状態のLDユニットとハウジングとを示す拡大斜視図。 同LDユニットの図3におけるJ−J’断面を、同ハウジングとともに示す断面図。 同LDユニットの側面押さえ板バネを厚み方向から示す側面図。 同ユニット本体の円弧突起の曲率中心を説明するための説明図。 同側面祖さえ板バネによる付勢方向を説明するための説明図。 同ユニット本体の側面を、板バネユニットとともに示す側面図。 同板バネユニットを示す斜視図。 本発明を適用したタンデム方式のカラープリンタを示す概略構成図。 従来の光走査装置における光源保持部を示す側面図。
符号の説明
10:感光体(潜像担持体)
12:現像装置(現像手段)
50:光走査装置
51:ハウジング(保持体)
51b:係合部
60:ボルト保持ブラケット(係止手段の一部)
61:ボルト(係止手段の一部)
62:コイルバネ(係止手段の一部)
70:LDユニット
71:ユニット本体(光源固定部材)
71a:リング状凹部
71d:円弧突起(突起)
72:LD(半導体レーザーダイオード)
74:ナット(係止手段の一部)
81,82,83:前面押さえ板バネ(第2付勢部材)
84:側面押さえ板バネ(第1付勢部材)
84b:スリット
85:ベース板(同一の部材)
E:係合範囲

Claims (14)

  1. 光ビームを出射する光源と、該光源が固定される光源固定部材と、該光源固定部材を該光源の光軸方向に着脱可能に係合させる係合部によって該光源固定部材を保持する保持体と、該係合部に係合している該光源固定部材を該光軸方向と直交する方向に付勢して該係合部に押し付ける付勢部材とを有し、該光源から出射した光ビームによって走査対象物を光走査する光走査装置において、
    上記光源固定部材の表面から突出する部分を、上記付勢部材の上記光軸方向における全域のうち、上記係合部と該光源固定部材との係合範囲内に位置する領域だけに接触させるように設けるか、
    あるいは、
    該付勢部材の表面から突出する部分を、該光源固定部材の該光軸方向における全域のうち、該係合範囲内に位置する領域だけに接触させるように設けるかして、
    光源固定部材と、これを付勢している付勢部材との光軸方向における接触位置を、係合範囲内の位置だけにしたことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項の光走査装置において、
    上記光源固定部材の表面から突出する部分と、上記付勢部材の表面から突出する部分とのうち、該光源固定部材の表面から突出する部分を設け、
    上記光軸方向と平行な軸を中心にして該光源固定部材を回転可能に係合させるように上記係合部を構成し、
    且つ、該光源固定部材の回転を係止する係止手段を設けたことを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項の光走査装置において、
    上記光源固定部材の表面から突出する部分として、上記付勢部材との接触部を円弧状の曲面にしたもの、を設けたことを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項の光走査装置において、
    記曲面の曲率中心と、上記光源固定部材の回転中心とを同じ位置にしたことを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項2乃至4の何れかの光走査装置において、
    上記付勢部材たる第1付勢部材とは別に、上記光源固定部材を上記光軸方向に付勢して上記保持体に押し当てる第2付勢部材を設けたことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項の光走査装置において、
    上記第1付勢部材及び上記第2付勢部材の組合せとして、両者を同一の部材に一体形成したもの、を用いたことを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項5又は6の光走査装置において、
    上記第1付勢部材として、上記第2付勢部材による付勢に伴って上記保持体に押し当てられている上記光源固定部材と該保持体との静止摩擦力よりも大きな付勢力を発揮するもの、を用いたことを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項5乃の何れかの光走査装置において、
    上記第1付勢部材による付勢方向を、上記光源固定部材の回転中心に向かう方向にしたことを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項2乃至8の何れかの光走査装置において、
    上記付勢部材、あるいは、該付勢部材たる上記第1付勢部材、として、上記光軸方向の長さが上記突起の該光軸方向の長さよりも大きい板バネを用いたことを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項の光走査装置において、
    上記第1付勢部材として板バネを用いるとともに、該板バネの上記光軸方向の中央部に板バネ固定端側から板バネ自由端側に向けて延びるスリットを設けたことを特徴とする光走査装置。
  11. 請求項1の光走査装置において、
    上記スリットとして、板バネ自由端側における上記光軸方向の長さを、板バネ固定端側における該光軸方向の長さよりも大きくしたもの、を設けたことを特徴とする光走査装置。
  12. 請求項2乃至11の何れかの光走査装置において、
    上記光源固定部材に上記光源を複数設け、それら光源から出射される複数の光ビームを走査対象物の表面上でそれぞれ副走査方向に並べて位置させながら、それぞれの光ビームを主走査方向に偏向せしめることで、1つの走査対象物に対して複数の光ビームによる光走査を同時に行うようにしたことを特徴とする光走査装置。
  13. 請求項1乃至1の何れかの光走査装置において、
    上記光源として、半導体レーザーダイオードを用いたことを特徴とする光走査装置。
  14. 潜像を担持する潜像担持体と、光走査によって該潜像担持体の表面に潜像を形成する光走査手段と、該潜像担持体に担持された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    上記光走査手段として、請求項1乃至1の何れかの光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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