JP5049038B2 - 硬質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

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本発明は、軽量で、フォーム外観、寸法安定性、圧縮強さに優れた硬質ウレタンフォームの製造方法に関するものであり、建築分野等に用いることができる連続気泡構造を有する硬質ポリウレタンフォームの製造方法に関する。
従来、硬質ポリウレタンフォームは、断熱性、成形性、自己接着性などに優れるため住宅や冷凍・冷蔵倉庫などの建築物や自動販売機、冷蔵庫などの機器類の各種断熱材として広く使用されている。
また、硬質ポリウレタンフォームの多くは、独立気泡構造を有するフォームである。そして、その独立気泡の中に発泡剤として使用したガスを封止し、そのガスによって断熱性を向上させることが出来るものである。
また、硬質ポリウレタンフォームの製造に際して、従来、発泡剤としてハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)が用いられてきたが、このものはオゾン層を破壊する為、使用不可能となった。さらには近年になって、HCFCの代替候補としてオゾン層を破壊しないハイドロフルオロカーボン(HFC)が提案されたが、温室効果が大きいという問題がある。HCFC及びHFC以外の発泡剤としては、ハイドロカーボンが挙げられるが、このものは爆発的な燃焼性を有する為、安全性の面で課題が残る。
そこで、特許文献1に記載されているように、発泡剤として水を用いてイソシアネートとの反応により発生する二酸化炭素を利用する方法が提案されている。
しかしながら、発泡剤として水を用いて得られた硬質ポリウレタンフォームは、独立気泡中の二酸化炭素の拡散速度が、空気の拡散速度よりも速いために、独立気泡の内圧が低くなって気泡が収縮し、硬質ポリウレタンフォームとしての寸法安定性が悪いものであった。
そこで、寸法安定性を改善するために、従来のフォームよりも密度を高くし、骨格を強くする方法が提案された。
特開2006−291124号公報
しかしながら、密度を高くするとフォームの質量が増す。その結果、例えば建築現場において密度の高いフォームを所定位置に施工する際、質量が重いため作業がし難い問題があった。
さらに、発泡剤として水を用いて得られた硬質ポリウレタンフォームは、上記で述べたように二酸化炭素の拡散速度が、空気の拡散速度よりも速いために、二酸化炭素が空気と置換してしまい、その結果、熱伝導率が悪くなる問題があった。よって、独立気泡構造を有する硬質ポリウレタンフォームと、連続気泡構造を有する硬質ウレタンフォームとを比較した場合では、経時の熱伝導率にあまり差が出ないことが分かった。
それであれば、連続気泡構造を有する硬質ポリウレタンフォームの方がコスト安で出来るため、独立気泡構造を有する硬質ポリウレタンフォームよりもよいのではないかということが考えられた。
しかしながら、連続気泡構造を有する硬質ポリウレタンフォームは、独立気泡構造を有する硬質ポリウレタンフォームに比べ、セルの内圧の保持がないため、圧縮強さが劣るという問題があった。
そこで本発明は、上記課題を解決すべく研究を重ねた結果、ポリオール成分中の特定ポリオールを特定量使用し、発泡剤としての水を特定量使用し、連通化剤を特定量使用して硬質ポリウレタンフォームを製造することによって、密度を高くしなくとも、フォーム外観、寸法安定性、圧縮強さに優れた硬質ポリウレタンフォームを製造することができる方法を提供するものである。
すなわち、本発明の硬質ポリウレタンフォームの製造方法は、ポリイソシアネート成分と、ポリオール成分の少なくとも2成分からなる原料を反応させて得られる硬質ポリウレタンフォームの製造方法であって、前記ポリオール成分は、少なくともポリオール、水、連通化剤、触媒、整泡剤からなるものであり、前記ポリオール100重量部中に、水酸基価が300乃至500mgKOH/gの芳香族ポリエーテルポリオールを40乃至80重量部含有するものであり、前記ポリオール100重量部に対して、水を5乃至10重量部、かつ連通化剤を少なくとも0.05重量部配合することを特徴とするものである。また、その中で好ましくは、独立気泡率が20%以下であり、密度が30kg/m 以下であり、圧縮強さが130kPa以上であることを特徴とするものである。
本発明の製造方法により、発泡剤として水を用いているにも関わらず、低密度でフォーム外観および寸法安定性、圧縮強さにおいて優れた硬質ポリウレタンフォームを得ることが出来る。また、本発明の製造方法により得られた硬質ポリウレタンフォームは、密度が30kg/m以下であり、独立気泡率が20%以下であり、圧縮強さが130kPa以上である。
以下、この発明の実施の形態について詳細に説明する。先ず、本発明に使用するポリオール成分は、芳香族ポリエーテルポリオールを全ポリオール100重量部中に40乃至80重量部含有するものであり、水、連通化剤、触媒、整泡剤及びその他助剤を含むものである。
本発明に使用する芳香族ポリエーテルポリオールとは、開始剤としてトルエンジアミン、ジフェニルメタンジアミン等の活性水素を有する芳香族化合物に、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドのアルキレンオキサイドを付加してなる芳香族ポリエーテルポリオールが好ましい。また、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのモル比は1:1乃至1:2である。エチレンオキサイドの割合が増えると寸法安定性や圧縮強さが低下する場合がある。一方、プロピレンオキサイドが増えると発泡剤として水を用いた場合、ポリオール成分の安定性が低下して撹拌不良やセルの肥大化を招く場合がある。
また、例えば開始剤であるトルエンジアミンに対するエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドのモル付加量は、トルエンジアミン1モルに対して6乃至12モルである。12モルを超える場合は、水酸基価が300未満となり分子が直鎖状に大きくなるため、圧縮強さや寸法安定性の低下を招く場合がある。一方、6モル未満では、水酸基価が500を超え、貯蔵安定性の低下や粘度が高くなり易いため、撹拌不良によりフォーム外観が悪化する場合がある。
上記芳香族ポリエーテルポリオールの使用量は、ポリオール100重量部当たり40乃至80重量部である。芳香族ポリエーテルポリオールの使用量が40重量部未満では、圧縮強さが低くなり、所望の圧縮強さが得られない場合が多い。80重量部を超えると、貯蔵安定性の低下や撹拌不良により、フォーム外観が悪くなる。特に、好ましい量は、50乃至70重量部である。
上記芳香族ポリエーテルポリオールの水酸基価は、300乃至500mgKOH/gが好ましい。300mgKOH/g未満では、圧縮強さへの寄与が得られない場合がある。500mgKOH/gを超えると、ポリオールの粘度が著しく増加し、ポリオール成分の安定性が低下して撹拌不良となる場合がある。
また、ポリオールは、芳香族ポリエーテルポリオールの他に、例えば脂肪族ポリエーテルポリオール、芳香族ポリエステルポリオール、脂肪族ポリエステルポリオール等を適宜組み合わせて使用することができる。例えば、グリセリン、エチレンジアミン等の活性水素を有する脂肪族化合物にエチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加してなる脂肪族ポリエーテルポリオール、或いは、ポリエステルポリオールとしては、無水フタル酸、ポリエチレンテレフタレートスクラップ、ジメチルテレフタレートプロセス残渣等から作られるものを用いることができる。また、芳香族ポリエーテルポリオール以外のポリオールは、単独又は2種以上を混合して使用することができる。ポリオールの種類は特に限定するものではないが、水発泡の場合、粘度の高いポリオールを使用するとポリオール成分の粘度が高くなり、撹拌不良となり易いため、粘度8000mPa・s/25℃以下のポリオールが好ましい。
本発明の発泡剤として使用する水の使用量は、硬質ポリウレタンフォームの密度を30kg/m以下とするために、前記ポリオール成分中のポリオール100重量部に対して、5乃至10重量部配合する。5重量部未満では、フォームの密度が高くなり、フォーム質量が重くなってしまう。一方、10重量部を超えると、ポリオール成分の相溶性が低下して均一なポリオール成分が得られないので、ポリイソシアネート成分との撹拌が不十分なため、得られたフォームは収縮し、寸法安定性に優れるものではない。さらに、接着力が低下したり、発泡過程でフォームがコラップスを起こす場合もある。
本発明で使用する連通化剤の使用量は、硬質ポリウレタンフォームの独立気泡率を20%以下とするために、前記ポリオール成分中のポリオール100重量部に対して、少なくとも0.05重量部配合する。0.05重量部未満では、独立気泡率が20%を超えてしまい、その結果、寸法安定性に優れるものではなかった。
また、本発明の連通化剤としては、例えば連通シリコン、流動パラフィン、ポリブテン、エチレン性不飽和モノマー重合体、カルボン酸金属塩、オルテゴール501(デグサ社製)等を好ましく使用することができる。連通化シリコンとしては、例えばSZ−1923、SZ−1932(日本ユニカー社製)等が挙げられる。エチレン性不飽和モノマー重合体とては、例えばスチレン、メチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸等のエチレン性不飽和モノマーを水中にて乳化重合して得た重合体で、これらは乳化分散液として扱われる。カルボン酸金属塩としては、例えばステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸、ラウリン酸、オクチル酸、ナフテン酸等のカルシウム塩、バリウム塩、マグネシウム塩等が挙げられる。また、オルテゴール501(デグサ社製)を本発明のポリオール成分に含有する場合、その使用量は、ポリオール成分中の全ポリオール100重量部に対して、0.05乃至0.20重量部配合されているものが好ましい。0.05重量部未満では、独立気泡率が20%を超えてしまい、その結果、寸法安定性に優れるものではなく、0.20重量部を超える場合には、発泡過程でセルが崩壊し、均一なセル形状のフォームが得られない場合がある。
本発明で使用する整泡剤としては、一般的に用いられる有機珪素系界面活性剤を使用することが好ましく、例えば東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のSF2936F、SF2938F、SZ1671、SZ1710、SH193、SZ1642、SZ1720、デグサ(株)製のB8466、B8404、B8461などが好ましく使用できる。その使用量は、ポリオール合計100重量部に対して0.1乃至5.0重量部程度が好ましい。
本発明で使用する難燃剤は、例えばトリメチルフォスフェート、トリエチルフォスフェート、トリスクロロエチルフォスフェート、トリスクロロプロピルフォスフェート等のリン酸エステル等を使用することが好ましい。その使用量は、ポリオール合計100重量部に対して15乃至40重量部が好ましい。15重量部未満ではJIS−A−9511に規定された燃焼試験に合格することが困難となる場合がある。また40重量部を超えるとポリオール成分の相溶性が高くなり過ぎるために連続気泡にすることが困難となる場合がある。特に好ましい使用量は25乃至35重量部である。尚、難燃剤はポリイソシアネート成分に混合することもできる。本発明で使用する難燃剤は、ウレタン樹脂に可塑性を付与するため、水を発泡剤とする硬質ポリウレタンフォームの欠点である脆性を改良し、接着性を向上させる効果もある。
本発明で使用する触媒としては、例えばジメチルエタノールアミン、トリエチレンジアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、1,2−ジメチルイミダゾール、ペンタメチルジエチレントリアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、1−メチルイミダゾール、1−イソブチルー2−メチルイミダゾール等のアミン触媒を使用することが好ましい。さらに、トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサトリアジン、酢酸カリウム、オクチル酸カリウム等のイソシアヌレート化触媒も使用することができる。これらは組み合わせて使用することもできる。その使用量は、ポリオール合計100重量部に対して0.01乃至10重量部程度が好ましい。
本発明で使用するポリイソシアネート成分は、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート等がある。上記ポリイソシアネートのうち、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを含有するポリメチレンポリフェニルイソシアネートを使用することが好ましい。その使用量は、NCO/OH当量比で0.8乃至1.3が好ましい。当量比が、0.8未満の場合、フォーム強度の低下及びフォームの収縮が起こる場合がある。1.3を超えると、発泡過程でフォームがコラップスを起こす場合がある。
本発明の連続気泡硬質ポリウレタンフォームの製造に際しては、この他に相溶化剤、減粘剤、着色剤、安定剤等、硬質ポリウレタンフォームの製造に際して一般的に使用される添加剤を、ポリオール成分或いはポリイソシアネート成分中に混合使用することができる。
以下、本発明を実施例および比較例を挙げて、さらに詳細に説明する。
(使用原料)
〔ポリオール成分〕
[ポリオール]
ポリオールA:トルエンジアミンにエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドを(
エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド=4/6、(モル比))付加したもの(水酸基価350mgKOH/g)
ポリオールB:エチレンジアミンにプロピレンオキサイドを付加したもの(水酸基価750mgKOH/g)
ポリオールC:マンニッヒ縮合物のプロピレンオキサイド及びエチレンオキサイドを
付加したもの(水酸基価320mgKOH/g)
ポリオールD:無水フタル酸系芳香族ポリエステルポリオール(水酸基価250mg
KOH/g)
[整泡剤]
SH−193:シリコン系界面活性剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)
[触媒]
カオーライザー−3:ペンタメチルジエチレントリアミン(花王社製)と、ポリキャット−41:トリス(ジメチルアミノプロピル)ヘキサトリアジン(エアプロダクツ社製)と、カオーライザー−110:1−メチルイミダゾール(花王社製)とを、1:2:2(重量比)で混合したもの
[難燃剤]
TMCPP:トリスクロロプロピルフォスフェート(大八化学社製)
[連通化剤]
オルテゴール501(デグサ社製)
〔ポリイソシーネート成分〕
MR200:ポリメチレンポリフェニルイソシアネート(日本ポリウレタン社製)
(硬質ポリウレタンフォーム製造方法)
常法により、表1および表2の組成に基づいてまずポリオール成分を調製して温度を30℃に調整し、同じく30℃に温度調製したポリイソシアネート成分(NCO/OH当量比1.0)と混合して発泡原液組成物とし、この発泡原液組成物をハンドミキサーを用いて3000回転で3秒間撹拌し、250×150×300mmの木箱内に、自由発泡させ、硬質ポリウレタンフォームを製造した。なお、表1中の数値は、重量部を示す。
以上のようにして得られた硬質ポリウレタンフォームの密度、フォーム外観、寸法変化、圧縮強さ、独立気泡率について以下の方法で評価し、その結果を表1および表2に示した。なお、評価方法については、以下に示す方法をそれぞれ用いた。
密度(kg/m)は、JIS A9511に準拠して測定した。
フォーム外観は、硬質ポリウレタンフォーム製造後、1日経過したフォームの外観を目視にて判断した。その結果、ボイド、セル荒れ、セルむらの無いものを○、ボイド、セル荒れ、セルむらが有るものを×とした。
寸法変化は、硬質ポリウレタンフォーム製造後、1日経過したフォームより、150×100×150の試験片を採取し、120℃で24時間放置してフォームの変形有無を目視にて判断した。その結果、フォームの変形がなかったものを○、フォームの変形があったものを×とした。
圧縮強さ(kPa)は、JIS K7220に準拠して、10%圧縮応力時の圧縮強さを測定した。
独立気泡率(%)は、ASTMD−2856に準拠して測定した。
実施例1ないし7の硬質ポリウレタンフォームそれぞれは、密度が30(kg/m)以下の軽量なフォームであり、かつ独立気泡率が20%以下のフォームであるが故にフォームが収縮するものではない寸法変化に優れたフォームであり、しかも、フォーム外観および圧縮強さが130(kPa)以上のフォームであった。
比較例1および3の硬質ポリウレタンフォームは、トルエンジアミンにエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドを付加してなる芳香族ポリエーテルポリオールであるポリオールAが40重量部より少ないため、圧縮強さが130(kPa)以下と低いものであり、さらに比較例3においては、フォームが収縮した。つまり、比較例3のフォームは寸法変化あった。
比較例2の硬質ポリウレタンフォームは、トルエンジアミンにエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドを付加してなる芳香族ポリエーテルポリオールであるポリオールAが80重量部より多いため、ポリオール成分の粘度が高くなり、撹拌効率が悪化し、フォーム外観が悪いものであった。
比較例4の硬質ポリウレタンフォームは、水の量が5重量部未満であったため、ポリオール成分の粘度が高くなり、撹拌効率が悪化し、フォーム外観が悪いものであった。
比較例5の硬質ポリウレタンフォームは、水の量が10重量部より多かったため、ポリオール成分と水との相溶性が低下して均一に混合されたポリオール成分が得られず、フォームが収縮した。つまり、寸法変化があった。
比較例6および7の硬質ポリウレタンフォームは、連通化剤が必要量より少なかったため、独立気泡率20%を超えたため、フォームが収縮した。つまり、寸法変化があった。

Claims (2)

  1. ポリイソシアネート成分と、ポリオール成分の少なくとも2成分からなる原料を反応させて得られる硬質ポリウレタンフォームの製造方法であって、
    前記ポリオール成分は、少なくともポリオール、水、連通化剤、触媒、整泡剤からなるものであり、
    前記ポリオール100重量部中に、水酸基価が300乃至500mgKOH/gの芳香族ポリエーテルポリオールを40乃至80重量部含有するものであり、
    前記ポリオール100重量部に対して、水を5乃至10重量部、かつ連通化剤を少なくとも0.05重量部配合することを特徴とする硬質ポリウレタンフォームの製造方法。
  2. 独立気泡率が20%以下であり、密度が30kg/m以下であり、圧縮強さが130kPa以上であることを特徴とする請求項1記載の硬質ポリウレタンフォームの製造方法。
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