JP5048259B2 - 吸音パネル及び防音壁 - Google Patents

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Description

本発明は、新幹線のような高速鉄道の騒音を低減する吸音パネル及び防音壁に関する。
鉄道軌道において生じる騒音には、車両上部で発生する集電系音(上部音という)と車輛下部で発生する転動音や機器音(下部音という)、車両の空気摩擦により生じる空力音という複数の音源があり、それぞれが防音壁と車輌の間で多重反射をして防音壁外部に漏れる。特に新幹線のような高速鉄道においては、下部音を主体とする防音壁より低い位置で発生する騒音が特に問題となっている。
このような課題を解決するものとして、特許文献1記載のような吸音パネルが提案された。すなわち、この吸音パネル(51)では、図9に示すように、多孔板からなる前面板(52)と遮音性を有する背面板(53)とを相対向させて中空パネル(54)を形成する。中空パネル(54)内に保護フイルム(55)で包まれたグラスウール(56)を内装すると共に、前面板(52)と保護フイルム(55)との間に空気層(57)を形成する。
しかし、この構造の吸音パネルには以下のような課題がある。
・吸音パネル(51)に垂直に入射する騒音に対しては、多孔板からなる前面板(52)を通して音が通過するため防音効果はあるが、特に上部音のように斜め上方向から入射する騒音に対してはパネル上面(58)に開孔がないため防音効果が十分でないばかりか、逆に音が反射して騒音を増大させる場合がある。すなわち、防音効果は横からの音に対してはある程度認められるが、それ以外の方向からの音に対しては不十分であるばかりか逆効果である。
・主に下部音を主体とする騒音に対する防音効果も、新幹線のような高速鉄道における騒音を防止するには十分でない。
・グラスウールを保護フィルムで包むことでグラスウールの飛散防止、降雨によるグラスウールの吸水を防いでいるが、保護フィルムは破れやすい。これが破れるとグラスウールが吸水・変形(収縮)して体積が変化する。そのため防音性能が小さくなる。
・このようなパネルは既存の防音壁へ取り付けることを想定していないため、パネル自体に剛性を持たせた結果、通常26kg/m 以上の重量となる。そのため、既存壁に設置した場合、壁の耐荷重性から新たに補強が必要になり、施工費が高く、工期も長くなってしまう。
・パネルの厚さが大きいと、パネルが建築限界を超えたり作業の妨げになる。
特開平10−102428号公報
本発明は、上述した従来技術の課題を解決することができる吸音パネル及び防音壁を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、鉄道軌道において生じる騒音を低減する吸音パネルであって、鉛直状に設置される固定部材の片面に、同じ大きさの複数枚の反射板が互いに略平行に設けられており、複数枚の反射板のうち最下段の反射板の下端が鉄道軌道のレールレベルよりも下方にあり、各反射板は、メッキ鋼板およびアルミニウム板のいずれかからなり、固定部材の前記片面と各反射板とのなす角度が15°から45°である斜め上向きとなるように、その下部が固定部材に取り付けられていることを特徴とするものである。
反射板はある音源に対して所定の角度で互いに隣接する少なくとも2枚が略平行であればよく、他の反射板は所定の角度を保ち非平行でお互いに交差するように設けられていても良い。
複数枚の反射板が、ある音源に対して所定の角度で互いに略平行に設けられることによって、壁面にとりつけられたときに、従来の防音壁においては、防音壁と車輌との間で多重反射して防音壁外部に漏れていた騒音の多重反射部分の方向を変え、騒音が防音壁外側に漏れにくくなり防音効果が増大する。また、反射板間で騒音が多重反射するため音の減衰量が大きくなり、さらに防音効果が増大する。
本発明において略平行とは、厳密な意味での平行のみを意味するのではなく、上記騒音の多重反射の反射の方向を変えうる程度の角度を許容する意味であり、通常は互いに隣接する反射板が±10°以内にあればよい。
反射板は、1枚だけでは吸音効果が不十分であり、複数枚設けられる。レールから600〜1300mmの高さに反射板が位置すると、特に下部音の吸音効果が高い。
反射板の材質は必要な剛性、耐久性を満たせば、金属、樹脂、木製合板等でよいが、耐久性の面からは、スーパーダイマ鋼板(商品名)、ZAM鋼板(商品名)などの高耐食性メッキ鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板などのメッキ鋼板、重量の面からはアルミニウム板が好ましい。
請求項2に係る発明は、複数枚の反射板が筺体内部に設置されていることを特徴とする請求項1記載の吸音パネルである。
複数枚の反射板が筺体内部に設置されることによって、筺体内部で騒音が多重反射するため音の減衰量が大きくなり、防音効果が増す。さらに、飛散物による反射板の破壊を防止できる。
パネルの筺体の材質は、必要な剛性、耐久性を満たせば、金属、樹脂などでよいが、耐久性の面からは、スーパーダイマ鋼板(商品名)、ZAM鋼板(商品名)などの高耐食性メッキ鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板などのメッキ鋼板、重量の面からはアルミニウム板が好ましい。筺体は好ましくは多孔板からなる。
請求項3に係る発明は、反射板の面密度が0.05g/cm 以上であることを特徴とする請求項1または2記載の吸音パネルである。
反射板の面密度は0.05g/cm 未満では反射量が少なく吸音効果が小さい。
反射板の面密度の上限は特に限定されないが、重量面から好ましくは7g/cm である。
反射板の面密度が0.05g/cm 以上であることによって、音の反射量が増大し、音が外に漏れにくくなる。
請求項4に係る発明は、厚さが20cm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吸音パネルである。
吸音パネルの形状は使用条件等で任意に決定されるが、本発明によるパネルは鉄道軌道内に設置されるため厚さは20cm以下が好ましい。
吸音パネルの厚さの下限は特に限定されないが、性能面から好ましくは12cmである。
吸音パネルの厚さが20cm以下であることによって、吸音パネルが建築限界を超えたり作業の妨げになることがない。
請求項5に係る発明は、内部に吸音材が充填されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の吸音パネルである。
筺体内部の反射板間の空間に吸音材が充填されることによって、防音壁と車輌との間で発生する多重反射を吸音することで防音効果が大きくなるのみならず、反射板を設けたことで生じるパネル内の多重反射を取り除く(吸音する)ことでさらに防音効果が向上する。
吸音材の材質は特に限定されるものではないが、例えばグラスウール、ロックウール、発泡ウレタン樹脂などの発泡樹脂、ポリエステル繊維などの合成繊維、金属繊維等などが挙げられる。また、グラスウールなどの吸音材は水分を含むと変形するため、撥水性のものを用いることが好ましい。グラスウール、ロックウールなどの吸音材の密度は性能と重量のバランスから決定されるが、重量軽減のため24〜32kg/m 程度が好ましい。グラスウール、ロックウールなどの吸音材は飛散を防止するためガラスクロスや樹脂フィルムで覆うことが好ましい。
請求項6に係る発明は、吸音材が撥水グラスウールとこれを覆う撥水ガラスクロスとからなることを特徴とする請求項5記載の吸音パネルである。
撥水グラスウールを撥水ガラスクロスで覆うことによって、グラスウールの飛散が防止されると共に、降雨によるグラスウールの変形が防止される。
撥水ガラスクロスは特に限定されるものではないが、性能と飛散防止性能とのバランスから目の密度および厚さはEP12D相当からEP18B相当(JIS R 3414)の範囲にあることが好ましい。
体の、固定部材と対峙する面および少なくとも一端の面に多数の貫通孔が設けられていることが好ましい
固定部材と対峙する面、すなわち壁面にとりつけられたときに音源側になるように設けられた多数の貫通孔は空力音および下部音の吸収効果を奏し、筺体の一側面に設けられた多数の貫通孔は、上面側になるように壁面にとりつけられたときに、集電系音すなわち上部音の吸収効果を奏する。
多数の貫通孔は、例えば当該面を金網やパンチングメタル等で形成してもよい。また、貫通孔の開口率は好ましくは30%以上である。
請求項7に係る発明は、道車輌用でかつ吸音パネルを有していない既存の防音壁に吸音パネルが付加されることで得られる吸音パネル付き防音壁であって、吸音パネルが請求項5に記載のものとされて、固定部材が既存の防音壁の壁面の車輌走行路に対向する側に固定されているとともに、筐体の上面に多数の貫通孔が設けられていることを特徴とする吸音パネル付き防音壁である。
吸音パネルが既存の防音壁の壁面に直接に固定されることによって、新たな補強が不要となり施工費が安くつき工期も短い。
請求項に係る発明は、複数の反射板は、鉄道車輌用レールから高さ600〜1300mmの間に設けられている請求項記載の防音壁である。
請求項1に係る発明によれば、固定部材の片面に複数枚の反射板が、ある音源に対して所定の角度で互いに略平行に設けられることによって、壁面にとりつけられたときに、従来の防音壁においては、防音壁と車輌との間で多重反射して防音壁外部に漏れていた騒音の多重反射部分の方向を変え、騒音が防音壁外側に漏れにくくなり防音効果が増大する。また、反射板間で騒音が多重反射するため音の減衰量が大きくなり、さらに防音効果が増大する。しかも、固定部材に対する各反射板の傾斜角度が15°から75°となるように斜め上向きに設けられることで、下部音と空力音に対する効果が高められる
請求項2に係る発明によれば、複数枚の反射板が筺体内部に設置されていることによって、筺体内部で騒音が多重反射するため音の減衰量が大きくなり、防音効果が大きくなるだけでなく、飛散物による反射板の破壊を防止できる。
請求項3に係る発明によれば、反射板の面密度が0.05g/cm 以上であることによって、垂直方向だけでなく、斜め方向からの騒音に対しても吸音効果が大きくなる。
請求項4に係る発明によれば、吸音パネルの厚さが20cm以下であることによって、吸音パネルが建築限界を超えたり作業の妨げになることがない。
請求項5に係る発明によれば、筺体内部の各反射板間の空間に吸音材が充填されることによって、防音壁と車輌との間で発生する多重反射を吸音することで防音効果が大きくなるのみならず、反射板を設けたことで生じるパネル内の多重反射を取り除く(吸音する)ことでさらに防音効果が向上する。
請求項6に係る発明によれば、撥水グラスウールを撥水ガラスクロスで覆うことによって、グラスウールの飛散が防止され、撒水グラスウールで降雨によるグラスウールの変形が防止される。
請求項7に係る発明によれば、固定部材と対峙する面、すなわち壁面にとりつけられたときに音源側になるように設けられた多数の貫通孔は空力音および下部音の吸収効果を奏し、筺体の一側面に設けられた多数の貫通孔は、上面側になるように壁面にとりつけられたときに、集電系音すなわち上部音の吸収効果を奏する。こうして、既存鉄道車輌用防音壁にこの発明の吸音パネルが付加されることで、反射板によって下部音を低減するとともに、反射板および筐体を含んだ構成によって空力音および上部音を低減することができる
請求項8に係る発明によれば、最上段の反射板は空力音の吸音に対して効果的に働き、その下段の反射板は下部音の吸音に対して効果的に働くことから、優れた吸音効果が得られる
つぎに、本発明を具体的に説明するために、本発明の実施例およびこれとの比較を示すための比較例をいくつか挙げる。

実施例1(反射板の枚数)
<吸音パネルの構成>
a)図1(a) において、固定部材(1) の音源側の面に8枚の傾斜反射板(2) (亜鉛系合金メッキ鋼板:新日本製鉄社製、商品名「スーパーダイマ鋼板」)を上下多段状に設けた。各反射板(2) の面密度は0.39g/cm 、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度は30°とした。こうして厚さ:200mm、高さ:2000mm、巾:1800mmの吸音パネル(5) を構成した。この吸音パネル(5) を固定部材(1) の非音源側の面にて既存の防音壁(10)の音源側の面に取付けた。
b)図1(b) において、傾斜反射板(2) の枚数を4枚にした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。

<評価方法>
図2において、(5) は吸音パネル、(6) は集電系音すなわち上部音の音源、(7) は空力音の音源、(8) はレールレベルに設けられた下部音の音源、(9) 計測点である。上記構成の騒音計測装置において、各音源に対して、スピーカより120〜130dBの騒音を発生させ、計測点にてリアルタイムオクターブ解析にて等価騒音レベルを測定した(使用機器:小野測器社製DS2000、計測時間:20秒、周波数補正:A特性)。測定は400〜4kHzの範囲で数回行い、その算術平均値を求めた。測定結果を既存の直立型防音壁に比べてどれだけ吸音性が高いか(dB)で表1に示す。
Figure 0005048259
実施例2(反射板の面密度依存性)
<吸音パネルの構成>
a)図3(a) において、アルミフレームからなり、開口が大きく吸音性能に影響を与えない筺体(3) の内部において、固定部材(1) の音源側の面に7枚の傾斜反射板(2) を上下多段状に設けた。各反射板(2) の面密度は0.16g/cm 、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度は30°とした。筺体(3) 内部の各反射板間の空間に吸音材としてグラスウール(4) を24kg/m 充填した。こうして厚さ:150mm、高さ:1750mm、巾:1800mmの吸音パネル(5) を構成した。この吸音パネル(5) を固定部材(1) の非音源側の面にて既存の防音壁(10)の音源側の面に取付けた。
b)図3(b) において、各反射板(2) の面密度を0.39g/cm とした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
<評価方法>
実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表2に示す。
Figure 0005048259
表2より明らかなように、面密度0.05g/cm2以上であれば、大きな差は見られない。
実施例3(パネルの厚さ依存性)
<吸音パネルの構成>
a)図4(a) において、アルミフレームからなり、開口が大きく吸音性能に影響を与えない筺体(3) の内部において、固定部材(1) の音源側の面に8枚の傾斜反射板(2) を上下多段状に設けた。各反射板(2)の面密度は0.39g/cm 、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度は30°である。筺体(3) 内部の各反射板間の空間に吸音材としてグラスウール(4) を24kg/m 充填した。こうして厚さ:100mm、高さ:2000mm、巾:1800mmの吸音パネル(5) を構成した。この吸音パネル(5) を固定部材(1) の非音源側の面にて既存の防音壁(10)の音源側の面に取付けた。
b)図4(b) において、パネルの厚さを150mmとした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
c)図4(c) において、パネルの厚さを200mmとした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
<評価方法>
実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表3に示す。
Figure 0005048259
表3より明らかなように、パネル厚さは建築限界を超えない範囲で厚い方がよい。
実施例4(吸音材有無)
a)図5(a) において、アルミフレームからなり、開口が大きく吸音性能に影響を与えない筺体(3) の内部において、固定部材(1) の音源側の面に8枚の傾斜反射板(2)を上下多段状に設けた。各反射板(2) の面密度は0.39g/cm 、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度は30°とした。筺体(3) 内部の各反射板間の空間に吸音材としてグラスウール(4) を24kg/m 充填した。こうして厚さ:200mm、高さ:2000mm、巾:1800mmの吸音パネル(5) を構成した。この吸音パネル(5) を固定部材(1) の非音源側の面にて既存の防音壁(10)の音源側の面に取付けた。
b)図5(b) において、傾斜反射板(2) の枚数を4枚にした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した
Figure 0005048259
表4と表1と比較すると明らかなように、筐体内部の各反射板間の空間に吸音材が充填されている方が防音効果は向上する。
実施例5
<吸音パネルの反射板の位置>
a)図6(a) において、アルミフレームからなり、開口が大きく吸音性能に影響を与えない筺体(3) の内部において、固定部材(1) の音源側の面に8枚の傾斜反射板(2) を上下多段状に設けた。各反射板(2) の面密度は0.39g/cm 、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度は30°である。筺体(3) 内部の各反射板間の空間に吸音材としてグラスウール(4) を24kg/m 充填した。こうして厚さ:200mm、高さ:2000mm、巾:1800mmの吸音パネル(5) を構成した。この吸音パネル(5) を固定部材(1) の非音源側の面にて既存の防音壁(10)の音源側の面に取付けた。
b)図6(b) において、図6(a) における8枚の傾斜反射板(2) の最上段の反射板を除いて反射板(2) を7枚とした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
c)図6(c) において、図6(a) における8枚の傾斜反射板(2) の最上段とその下の段の反射板を除いて反射板(2) を6枚とした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
<評価方法>
図6において、下部音の音源(8) を最下段の反射板のレベルに設け、下部音の音源(8) から吸音パネル上端すなわち最上段の反射板の上端までの距離を1300mm、下部音の音源(8) から上から2番目の反射板の上端までの距離を1050mm、下部音の音源(8) から上から2番目の反射板の上端までの距離を 800mmとした。その他の点は、実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表5に示す。
Figure 0005048259
表5から明らかなように、最上段の反射板は空力音の吸音に対して効果的に働き、その下段の反射板は下部音の吸音に対して効果的に働く。
実施例6(筺体の構成)
<吸音パネルの構成>
図7において、固定部材(1)の音源側の面に6枚の傾斜反射板(2) (亜鉛系合金メッキ鋼板:新日本製鉄社製、商品名「スーパーダイマ鋼板」)を上下多段状に設けた。各反射板(2) の面密度は0.39g/cm 、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度は30°とした。固定部材(1) の音源側の面に、音源側の側面および上下両面がパンチングメタル(穴直径3mm、穴ピッチ4mm、開孔率51%)からなる筐体(3)を取り付けた。パンチングメタルからなる筐体(3) 内部の各反射板間の空間に吸音材として撥水ガラスクロス(11)で覆われたグラスウール(4) を32kg/m 充填した。こうして厚さ:150mm、高さ:1520mm、巾:1800mmの吸音パネル(5) を構成した。こうして得られた吸音パネル(5) を固定部材(1) の非音源側の面にて既存の防音壁(10)の音源側の面に取付けた。
<評価方法>
実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表6に示す。
Figure 0005048259
表6から明らかなように、音源側の側面および上下両面がパンチングメタルからなる筐体を用いると、上部音、空力音、下部音共に効果的に吸音される。
さらに、グラスウールをガラスクロスによって被覆することにより、グラスウールの長期に渡る飛散防止が可能になった。
実施例7(反射板の傾斜角度依存性)
<吸音パネルの構成>
a)図8(a) において、アルミフレームからなり、開口が大きく吸音性能に影響を与えない筺体(3) の内部において、 固定部材(1) の音源側の面に8枚の傾斜反射板(2) を上下多段状に設けた。各反射板(2) の面密度は0.39g/cm 、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度は15°である。筺体(3)内部の各反射板間の空間に吸音材としてグラスウール(4) を24kg/m 充填した。こうして厚さ:200mm、高さ:2000mm、巾:1800mmの吸音パネル(5) を構成した。この吸音パネル(5) を固定部材(1) の非音源側の面にて既存の防音壁(10)の音源側の面に取付けた。
b)図8(b) において、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度を30°にした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
c)図8(c) において、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度を45°にした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
d)図8(d) において、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度を75°にした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
e)図8(e) において、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度を90°にした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
f)図8(f) において、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度を135°にした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
g)図8(g) において、固定部材(1) に対する各反射板(2) の傾斜角度を150°にした以外、上記a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
<評価方法>
実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表7に示す。
Figure 0005048259
表7から明らかなように、反射板の傾斜角度が15°から75°であれば、下部音と空力音に対する効果が高められる。
比較例1(従来技術の吸音パネル)
<吸音パネルの構成>
図9において、パンチングメタル(開孔率58%)からなる前面板(52)と遮音性を有する背面板(53)とを相対向させて中空パネル(54)を形成した。中空パネル(54)内にポリフッ化ビニルフイルム(55)で包まれた厚さ100mmのグラスウール(56)32kg/m3を内装すると共に、前面板(52)と保護フイルム(55)との間に厚さ30mmの空気層(57)を形成した。
こうして得られた中空パネル(54) を既存の防音壁(10)の音源側の面に取付けた。
<評価方法>
実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表8に示す。
Figure 0005048259
表8の値と、比較例1に対応する実施例1a)(図1(a)参照)の結果を示す表1の値との比較から明らかなように、複数枚の反射板の設置によって吸音効果が高められる。
また、従来技術のパネルとして比較例1の吸音パネル、および比較例1に対応する本発明パネルとして実施例4a)の吸音パネルについて、実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定は400〜4kHzの範囲で数回行った。測定結果を既存の直立型防音壁に比べてどれだけ吸音性(dB)が高いかで示す。図10は下部音について、図11は空力音についてのものである。
図10および図11から明らかなように、本発明による吸音パネルは従来技術のものに比べ、所望の周波数範囲(1.0kHz〜2.0kHz)において高い吸音効果を示す。
比較例2(反射板なし)
<吸音パネルの構成>
図12において、反射板を設けない点を除いて、実施例4a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
<評価方法>
実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表9に示す。
Figure 0005048259
表9の値と、比較例2に対応する実施例4a)およびb)(図5(a) および(b)参照)の結果を示す表4の値との比較から明らかなように、反射板の設置によって吸音効果が高
められる。
比較例3(単板の反射板)
a)図13(a)において、1枚の傾斜反射板(2) をその下端が吸音パネル(5) の下端から1750mmの高さになるように配した以外、実施例4a)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
b)図13(b)において、1枚の傾斜反射板(2) を吸音パネル(5) の下端から上端まで到るように傾斜配置した以外、実施例4のa)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
<評価方法>
実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表10に示す。
Figure 0005048259
表10から明らかなように、反射板の枚数は1枚では十分な吸音効果が得られない。
比較例4(反射板の面密度)
a)図14において、反射板(2) として面密度0.0034g/cm のものを用いた以外、実施例2のa)と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
<評価方法>
実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表11に示す。
Figure 0005048259
表11から明らかなように、反射板の面密度が低すぎると十分な吸音効果が得られない。
比較例5
図15において、筐体(3)として、音源側の側面がパンチングメタル(穴直径3mm、穴ピッチ4mm、開孔率51%)からなり、上下面(3a)(3b)が開孔なしの板からなる筐体(3)を用いた以外、実施例6と同様にして吸音パネル(5) を構成した。
<評価方法>
実施例1と同様にして吸音評価試験を行った。測定結果を表12に示す。
Figure 0005048259
表12から明らかなように、音源側の側面だけがパンチングメタルからなる筐体を用いると十分な吸音効果が得られない。
ここで、本実施例、比較例の各吸音パネルは既存の防音壁の天端にパネル天端を合わせて設置することとした。
図1(a)(b)は実施例1の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図2は騒音レベルを測定する方法を示す概略図である。 図3(a)(b)は実施例2の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図4(a)(b)(c)は実施例3の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図5(a)(b)は実施例4の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図6(a)(b)(c)は実施例5の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図7は実施例6の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図8は(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)は実施例7の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図9は比較例1の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図10は周波数と下部音に対する吸音効果の関係を示すグラフである。 図11は周波数と空力音に対する吸音効果の関係を示すグラフである。 図12は比較例2の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図13(a)(b)は比較例3の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図14は比較例4の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。 図15は比較例5の吸音パネルを示す垂直縦断面図である。
符号の説明
(1) 固定部材
(2) 反射板
(5) 吸音パネル
(3) 筺体
(4) グラスウール
(5) 吸音パネル
(6) 集電系音すなわち上部音の音源
(7) 空力音の音源
(8) 下部音の音源
(9) 計測点
(10)既存の防音壁
(11)撥水ガラスクロス

Claims (8)

  1. 鉄道軌道において生じる騒音を低減する吸音パネルであって、鉛直状に設置される固定部材の片面に、同じ大きさの複数枚の反射板が互いに略平行に設けられており、複数枚の反射板のうち最下段の反射板の下端が鉄道軌道のレールレベルよりも下方にあり、各反射板は、メッキ鋼板およびアルミニウム板のいずれかからなり、固定部材の前記片面と各反射板とのなす角度が15°から45°である斜め上向きとなるように、その下部が固定部材に取り付けられていることを特徴とする吸音パネル。
  2. 複数枚の反射板が筺体内部に設置されていることを特徴とする請求項1記載の吸音パネル。
  3. 反射板の面密度が0.05g/cm 以上であることを特徴とする請求項1または2記載の吸音パネル。
  4. 厚さが20cm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吸音パネル。
  5. 筺体内部の各反射板間の空間に吸音材が充填されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の吸音パネル。
  6. 吸音材が撥水グラスウールとこれを覆う撥水ガラスクロスとからなることを特徴とする請求項5記載の吸音パネル。
  7. 道車輌用でかつ吸音パネルを有していない既存の防音壁に吸音パネルが付加されることで得られる吸音パネル付き防音壁であって、吸音パネルが請求項5に記載のものとされて、固定部材が既存の防音壁の壁面の車輌走行路に対向する側に固定されているとともに、筐体の上面に多数の貫通孔が設けられていることを特徴とする吸音パネル付き防音壁。
  8. 複数の反射板は、鉄道車輌用レールから高さ600〜1300mmの間に設けられている請求項7記載の吸音パネル付き防音壁。
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