JP5045689B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来から、高圧EGR通路と低圧EGR通路とを有する内燃機関の排気浄化装置が知られている。例えば、特許文献1には、フューエルカット時において、低圧EGR弁及び高圧EGR弁を全閉とする技術が記載されている。また、特許文献1には、EGRガス量と相関のある吸入空気量を検出して低圧EGR弁及び高圧EGR弁の開度を学習補正する技術が記載されている。その他、本発明に関連する技術が、特許文献2に記載されている。
特開2007−198277号公報 特開2008−115780号公報
低圧EGR通路と高圧EGR通路とでEGRガスを同時に還流させる場合、内燃機関の排気浄化装置は、それぞれのEGR流量が意図する流量になっているか把握し、必要に応じてその補正をする必要がある。例えば、EGR弁の異常等に起因して低圧EGR通路のEGR流量が意図する流量となっていない場合、内燃機関の排気浄化装置は、早期にその対応処置を実行する必要がある。特許文献1及び特許文献2には、上記の問題は、何ら検討されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ハイブリッド車両において、低圧EGR弁の異常を適切に判定すると共に、必要に応じてEGRガス量を補正することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、内燃機関及びモータジェネレータを具備するハイブリッド車両に適用される内燃機関の排気浄化装置であって、吸入空気量を検出するエアフロメータと、排気通路上に設けられた触媒と、前記触媒の下流側の排気通路と前記エアフロメータ下流側の吸気通路と連通する低圧EGR通路と、前記エアフロメータ下流側かつ前記低圧EGR通路上流側の吸気通路に設けられたスロットル弁と、前記低圧EGR通路上に設けられた低圧EGR弁と、前記触媒に対するPM再生終了後で、且つ、減速フューエルカット時である場合に、前記モータジェネレータによって前記内燃機関のモータリングを行うモータリング制御手段と、前記モータリング中に前記低圧EGR通路を閉じると共に吸入空気量と前記触媒の前後差圧とを検出し、前記吸入空気量と、前記前後差圧に基づき所定の式またはマップから算出された前記触媒を通過する空気量とが一致するように、前記式またはマップを補正する補正手段と、前記補正手段実行後、前記低圧EGR通路を開くと共に吸入空気量と前記前後差圧とを検出し、前記前後差圧に基づき前記式またはマップから算出された前記触媒を通過する空気量から前記吸入空気量を減じることで前記低圧EGR通路を通過する空気量を算出し、当該空気量に基づき前記低圧EGR弁の異常判定を行う異常判定手段と、前記異常判定により異常がないと判断した場合であって、且つ、低圧EGR通路を還流するガス量を補正する必要があると判断した場合、前記スロットル弁の開度を補正するEGRガス補正手段と、を備える。
上記の内燃機関の排気浄化装置はハイブリッド車両に好適に適用される。モータリング制御手段は、例えばECU(Electronic Control Unit)であって、PM再生終了後における減速フューエルカット時に、モータジェネレータによって内燃機関をモータリングする。補正手段は、例えばECUであり、吸入空気量と、差圧に基づき所定の式またはマップから算出された触媒を通過する空気量とが一致するように補正する。異常判定手段は、例えばECUであり、低圧EGR通路を開くと共に吸入空気量と前後差圧とに基づき低圧EGR通路を通過する空気量を算出し、当該空気量に基づき低圧EGR弁の異常判定を行う。EGRガス補正手段は、例えばECUであり、低圧EGR弁に異常がなく、低圧EGR通路を還流するガス量を補正する必要があると判断した場合、スロットル弁の開度を補正する。このようにすることで、内燃機関の排気浄化装置は、低圧EGR弁の異常を早期に検出することができると共に、EGRガスを補正することができる。
本実施形態におけるハイブリッド車両の概略構成図を示す。 本実施形態における内燃機関の排気浄化装置の概略構成図を示す。 空気量Gafmと空気量Gdpfとの流れを模式的に示した図である。 空気量Gxafm、空気量Gxdpf、及び空気量Gxlplの流れを模式的に示した図である。 エンジン回転数及び負荷に応じて実行されるHPL−EGR弁及びLPL−EGR弁の制御の例を示す。 本実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態におけるハイブリッド車両の概略構成図を示す。なお、図中の破線矢印は、信号の入出力を示している。
ハイブリッド車両100は、主に、エンジン(内燃機関)1と、車軸2と、駆動輪3と、第1のモータジェネレータMG1と、第2のモータジェネレータMG2と、動力分割機構4と、インバータ5a、5bと、バッテリ6と、ECU70と、を備える。
車軸2は、エンジン1及び第2のモータジェネレータMG2の動力を車輪3に伝達する動力伝達系の一部である。車輪3は、ハイブリッド車両100の車輪であり、説明の簡略化のため、図1では特に左右前輪のみが表示されている。エンジン1は、ディーゼルエンジンとして構成され、ハイブリッド車両100の主たる推進力を出力する動力源として機能する。エンジン1は、ECU70によって種々の制御が行われる。
第1のモータジェネレータMG1は、主としてバッテリ6を充電するための発電機、或いは第2のモータジェネレータMG2に電力を供給するための発電機として機能するように構成されており、エンジン1の出力により発電を行う。第2のモータジェネレータMG2は、主としてエンジン1の出力をアシスト(補助)する電動機として機能するように構成されている。これらのモータジェネレータMG1、MG2は、例えば同期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える。
動力分割機構4は、サンギヤやリングギヤなどを有して構成されるプラネタリギヤ(遊星歯車機構)に相当し、エンジン1の出力を第1のモータジェネレータMG1及び車軸2へ分配することが可能に構成されている。
インバータ5aは、バッテリ6と第1のモータジェネレータMG1との間の電力の入出力を制御する直流交流変換機であり、インバータ5bは、バッテリ6と第2のモータジェネレータMG2との間の電力の入出力を制御する直流交流変換機である。例えば、インバータ5aは、第1のモータジェネレータMG1によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ6に供給し、インバータ5bは、バッテリ6から取り出した直流電力を交流電力に変換して第2のモータジェネレータMG2に供給する。
バッテリ6は、第1のモータジェネレータMG1及び/又は第2のモータジェネレータMG2を駆動するための電源として機能することが可能に構成されると共に、第1のモータジェネレータMG1及び/又は第2のモータジェネレータMG2が発電した電力を充電可能に構成された蓄電池である。
ECU70は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、ハイブリッド車両100内の各構成要素に対して種々の制御を行う。詳細は後述するが、ECU70は、本発明におけるモータリング手段、補正手段、異常判定手段、及びEGRガス補正手段として機能する。
[装置構成]
図2は、第1実施形態における内燃機関の排気浄化装置81の概略構成図を示す。内燃機関の排気浄化装置81は、図1に示したハイブリッド車両100に適用される。なお、図2においては、実線矢印は吸気及び排気の流れの一例を示している。
図2に示すように、内燃機関の排気浄化装置81は、主に、エンジン(内燃機関)1と、燃料噴射弁15と、吸気温度センサ16と、燃料添加弁17と、エアクリーナ19と、吸気通路20と、エアフロメータ21と、第1スロットル弁22aと、第2スロットル弁22bと、ターボチャージャ23と、インタークーラ(IC)24と、排気通路25と、酸化触媒26と、DPF(Diesel Particulate Filter)27と、差圧センサ28と、排気絞り弁29と、A/Fセンサ30と、HPL−EGR装置50と、LPL−EGR装置51と、を備える。
エンジン1は、例えば直列4気筒のディーゼルエンジンとして構成され、ハイブリッド車両100における走行用動力源を出力する。エンジン1の各気筒は、インテークマニホールド11及びエキゾーストマニホールド12に接続されている。以下、インテークマニホールドのことを単に「インマニ」と表記し、エキゾーストマニホールドのことを単に「エキマニ」と表記する。エンジン1は、各気筒に設けられた燃料噴射弁15と、各燃料噴射弁15に対して高圧の燃料を供給するコモンレール14とを備え、コモンレール14には不図示の燃料ポンプにより燃料が高圧状態で供給される。また、エキマニ12には、燃料を添加する燃料添加弁17が設けられている。
インマニ11に接続された吸気通路20上には、吸気を浄化するエアクリーナ19と、エンジン1への吸入空気量を検出するエアフロメータ21と、空気量を調整する第1スロットル弁22a及び第2スロットル弁22bと、吸気を過給するターボチャージャ23のコンプレッサ23aと、吸気を冷却するインタークーラ24と、が設けられている。また、インマニ11には、吸気温度を検出する吸気温度センサ16が設けられている。
エキマニ12に接続された排気通路25上には、排気ガスのエネルギーによって回転されるターボチャージャ23のタービン23bと、排気ガスを浄化可能な酸化触媒26及びDPF27と、DPF27の下流側における排気ガス流量を調整可能な排気絞り弁29と、排気ガスのA/F(空燃比)を検出するA/Fセンサ30と、が設けられている。また、DPF27が設けられた排気通路25上には、DPF27における上流側と下流側との圧力の差(差圧)を検出可能な差圧センサ28が配設されている。差圧センサ28は、検出した差圧(以下、「前後差圧ΔP」と呼ぶ。)に対応する検出信号を前述したECU70に供給する。
更に、内燃機関の排気浄化装置81は、タービン23bの上流側からコンプレッサ23aの下流側に排気ガスを還流させるHPL−EGR装置50(High Pressure Loop−EGR装置)、及び、タービン23b及びDPF27の下流側からコンプレッサ23aの上流側に排気ガスを還流させるLPL−EGR装置(Low Pressure Loop−EGR装置)51を備える。HPL−EGR装置50は、HPL−EGR通路31とHPL−EGR弁33とを有する。HPL−EGR通路31は、排気通路25のタービン23bの上流位置と、吸気通路20のインタークーラ24より下流位置とを接続する通路であり、通路上には、還流させる排気ガス量を制御するためのHPL−EGR弁33が設けられている。HPL−EGR弁33は、ECU70から供給される制御信号によって開閉などが制御される。以後では、HPL−EGR通路31により還流するEGRガス量を、特に「HPLガス量」と呼ぶ。
LPL−EGR装置51は、LPL−EGR通路35と、LPL−EGRクーラ36と、LPL−EGR弁37とを有する。LPL−EGR通路35は、排気通路25上のDPF27における下流位置と、吸気通路20のコンプレッサ23aにおける上流位置とを接続する通路である。また、LPL−EGR通路35上には、還流される排気ガスを冷却するLPL−EGRクーラ36、及び還流させる排気ガス量を制御するためのLPL−EGR弁37が設けられている。LPL−EGR弁37は、ECU70から供給される制御信号によって開閉などが制御される。以後では、LPL−EGR通路35により還流するEGRガス量を、特に「LPLガス量」と呼ぶ。
[制御方法]
次に、本実施形態においてECU70が実行する処理について説明する。ECU70は、減速フューエルカット時にエンジン1の回転数を一定に保持し、その間にHPL−EGR弁33及びLPL−EGR弁37を制御すると共に、前後差圧ΔPと吸入空気量を検出することで、LPLガス量の異常判定を行う。そして、ECU70は、LPLガス量の異常があった場合には、対応処置を行い、異常がない場合には、適宜LPLガス量の補正を行う。このように、ECU70は、EGRガス量が意図した流量になっているかを的確に把握すると共に、適宜その補正を実行する。
これについて具体的に説明する。まず、ECU70は、DPF27に対するPM再生終了後における減速フューエルカット時に、モータリングによってエンジン回転数を所定回転数に保持する制御を行う。ここで、所定回転とは、アイドリング回転数よりも高く設定され、例えば1000rpm以上の回転数を指す。このように、ECU70は、ハイブリッド車両100の定常状態を保持する。
次に、ECU70は、HPL−EGR弁33及びLPL−EGR弁37を全閉にし、HPL−EGR通路31とLPL−EGR通路35とを塞ぐ。そして、ECU70は、このときエアフロメータ21が検出した吸入空気量(以後、「空気量Gafm」と呼ぶ。)と、前後差圧ΔPから推定したDPF27を通過する空気量(以後、「空気量Gdpf」と呼ぶ。)とが同一になるか確認し、空気量Gdpfが空気量Gafmとずれている場合には、空気量Gdpfを補正する。
これについて、図3を用いてさらに説明する。図3は、空気量Gafmと空気量Gdpfとの流れを模式的に示した図である。なお、図3では、ECU70は、HPL−EGR弁33を全閉しているものとする。
図3に示すように、ECU70は、LPL−EGR弁37を閉じると共に、DPF27の前後差圧ΔPを検出する。以後、このときに計測した前後差圧ΔPを、特に「前後差圧ΔP1」と呼ぶ。そして、ECU70は、前後差圧ΔP1を引数とした関数を用いて空気量Gdpfを推定する。即ち、上述の関数を「Func」とすると、ECU70は、式(1)により、空気量Gdpfを推定する。
Gdpf=Func(ΔP1) 式(1)
ここで、関数Funcは、前後差圧ΔPの関数(式)であり、実験等により適切な係数が設定される。このように、関数Funcは、本発明における「式又はマップ」の一例である。
そして、ECU70は、推定した空気量Gdpfが空気量Gafmと一致するように、関数Funcを適宜補正することにより空気量Gdpfを補正する。これは、図3に示すように、エンジン1が排出する空気量である空気量Gdpfとエンジン1の吸入空気量である空気量Gafmとは本来一致するからである。
従って、まず、ECU70は、以下の式(2)が成立するか否か判定することで、正しく空気量Gdpfが推定されているか否か判定する。
Gafm=Gdpf 式(2)
そして、ECU70は、式(2)が成立しない場合には、空気量Gdpfを補正する。具体的には、ECU70は、空気量Gdpfと空気量Gafmとが一致するように関数Funcの係数を補正する。ECU70は、例えば、排気通路25またはDPF27の開口面積に相当する係数等を調整することで、式(2)を成立させる。このようにすることで、ECU70は、適切に関数Funcを補正することができ、以下のLPL−EGR弁37の異常判定を的確に実行することができる。
次に、LPLガス量を推定し、当該LPLガス量に基づきLPL−EGR弁37の異常を判定する処理について説明する。ECU70は、図3の状態からLPL−EGR弁37のみ開く。そして、ECU70は、この状態でエアフロメータ21が検出した吸入空気量(以後、「空気量Gxafm」と呼ぶ。)と、前後差圧ΔPから推定したDPF27を通過する空気量(以後、「空気量Gxdpf」と呼ぶ。)とから、LPL−EGR弁37を開いた状態のLPLガス量(以後、「空気量Gxlpl」と呼ぶ。)を算出する。
これについて、図4を用いてさらに説明する。図4は、空気量Gxafm、空気量Gxdpf、及び空気量Gxlplの流れを模式的に示した図である。なお、図4では、ECU70は、HPL−EGR弁33を全閉しているものとする。
図4に示すように、ECU70は、LPL−EGR弁37を開くと共に、DPF27の前後差圧ΔPを検出する。以後、このときに計測した前後差圧ΔPを、特に「前後差圧ΔP2」と呼ぶ。そして、ECU70は、先の処理で適宜係数を修正された関数Funcを用いて、空気量Gxdpfを推定する。
Gxdpf=Func(ΔP2) 式(3)
そして、図4に示すように、空気量Gxlplと空気量Gxafmとの和が空気量Gxdpfになることから、ECU70は、以下の式(4)により、空気量Gxlplを算出する。
Gxlpl=Gxdpf−Gxlpl 式(4)
次に、ECU70は、算出された空気量Gxlplを用いてLPL−EGR弁37の異常判定を行う。例えば、空気量Gxlplが所定範囲のLPLガス量より小さい場合には、ECU70は、LPL−EGR弁37に異常があると判断する。上述の所定範囲は、LPL−EGR弁37に異常がない場合の空気量Gxlplの範囲に実験等により適切に定められる。そして、空気量Gxlplが所定範囲のLPLガス量より小さい場合には、ECU70は、LPL−EGR弁37の開度が適切に制御されていないと判断する。そして、この場合、例えば、ECU70は、LPL−EGR弁37の開度異常があった旨のフラグをONにし、これに対応した処置ルーチンを実行する。
一方、算出された空気量Gxlplが所定範囲内にあり、異常がないと判断した場合、ECU70は、次に、LPLガス量を適宜補正する。具体的には、LPLガス量を増やす必要があると判断した場合、ECU70は、例えば、第1スロットル弁22aの開度を閉じる方向に補正する。これにより、ECU70は、LPL−EGR通路35の両端での差圧を大きくし、LPLガス量を増やすことができる。このように、ECU70は、LPL−EGR通路35内の圧損変化等に応じて、第1スロットル弁22aの開度を調整し、LPLガス量を適切に補正することができる。
次に、図5を用いて、ECU70が実行するHPL−EGR弁33及びLPL−EGR弁37の制御について説明する。図5は、エンジン回転数及び負荷に応じて実行されるHPL−EGR弁33及びLPL−EGR弁37の制御の例を示す。
図5に示すように、エンジン回転数が所定のエンジン回転数「Ne1」以下で、かつ、エンジン1の負荷が所定負荷「Nm1」以下の場合、ECU70は、LPL−EGR弁37を閉じると共に、HPL−EGR弁33の開閉(開度)をフィードバック制御する。また、エンジン1の負荷が負荷Nm1より大きく、かつ、負荷Nm1よりも大きい所定負荷「Nm2」以下の場合、ECU70は、LPL−EGR弁37を開くと共に、HPL−EGR弁33の開度をフィードバック制御する。また、負荷が負荷Nm2より大きく、かつ、負荷Nm2よりも大きい所定負荷「Nm3」以下の場合、ECU70は、HPL−EGR弁33を閉じると共に、LPL−EGR弁37の開度をフィードバック制御する。このようにすることで、ECU70は、エンジン1の状態に応じて、HPLガス量及びLPLガス量を適切に調整することができる。
(処理フロー)
次に、本実施形態における処理の手順について説明する。図6は、本実施形態においてECU70が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU70は、図6に示すフローチャートの処理を、例えば所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU70は、DPF27に対するPM再生が終了しているか否かを判定する(ステップS101)。そして、PM再生が終了している場合(ステップS101;Yes)、ECU70は、ステップS102へ処理を進める。一方、PM再生が終了していない場合(ステップS101;No)、ECU70はフローチャートの処理を終了する。
次に、ECU70は、減速中であるか否かを判定する。減速中である場合(ステップS102;Yes)、ECU70は、ステップS103へ処理を進める。一方、減速中でない場合(ステップS102;No)、ECU70はフローチャートの処理を終了する。
そして、ECU70は、モータリングにて、エンジン1を所定回転数に保持する(ステップS103)。これにより、ECU70は、意図的にエンジン1を定常状態にする。
次に、ECU70は、HPL−EGR弁33及びLPL−EGR弁37を閉じると共に、エアフロメータ21の出力及び前後差圧ΔP1を検出し、空気量Gafm及び空気量Gdpfを算出する。そして、ECU70は、空気量Gafmと空気量Gdpfとが一致するように空気量Gdpfを補正する(ステップS104)。
次に、ECU70は、LPL−EGR弁37を開くと共に、エアフロメータ21の出力及び前後差圧ΔP2を検出し、空気量Gxafm及び空気量Gxdpfを算出する。そして、ECU70は、空気量Gxdpfから空気量Gxafmを減じることで、空気量Gxlplを算出する(ステップS105)。
そして、ECU70は、空気量Gxlplが異常であるか否か判定する(ステップS106)。そして、異常があると判断した場合(ステップS106;Yes)、ECU70は、LPL−EGR弁37に異常があると判断する(ステップS107)。その後、ECU70は、LPL−EGR弁37の異常時に実行される処理ルーチンを実行する。
一方、空気量Gxlplに異常がないと判断した場合(ステップS106;No)、ECU70は、次に、LPLガス量を補正する必要があるか否かについて判定する(ステップS108)。そして、LPLガス量を補正する必要があると判断した場合(ステップS108;Yes)、ECU70は、第1スロットル弁22aの開度を補正する(ステップS109)。これにより、ECU70は、LPL−EGR通路35の両端での差圧を大きくし、LPLガス量を増やすことができる。
一方、LPLガス量を補正する必要がないと判断した場合(ステップS108;No)、ECU70はフローチャートの処理を終了する。
以上のようにすることで、ECU70は、LPL−EGR弁37の異常を的確に把握することができると共に、LPLガス量を補正することができる。
[変形例]
上記では、内燃機関の排気浄化装置を構成する触媒として、DPF27を用いる例を示したが、DPF27の代わりに、NSR(NOx Storage Reduction)とDPR(Diesel Particulate active Reduction system)とを具備するDPNR(Diesel Particulate−NOx Reduction System)を用いても良い。
1 エンジン(内燃機関)
20 吸気通路
21 エアフロメータ
23 ターボチャージャ
24 インタークーラ 25 排気通路
27 DPF
28 差圧センサ
33 HPL−EGR弁
37 LPL−EGR弁
50 HPL−EGR装置
51 LPL−EGR装置
70 ECU
81 内燃機関の排気浄化装置
100 ハイブリッド車両
MG1 第1のモータジェネレータ
MG2 第2のモータジェネレータ

Claims (1)

  1. 内燃機関及びモータジェネレータを具備するハイブリッド車両に適用される内燃機関の排気浄化装置であって、
    吸入空気量を検出するエアフロメータと、
    排気通路上に設けられた触媒と、
    前記触媒の下流側の排気通路と前記エアフロメータ下流側の吸気通路と連通する低圧EGR通路と、
    前記エアフロメータ下流側かつ前記低圧EGR通路上流側の吸気通路に設けられたスロットル弁と、
    前記低圧EGR通路上に設けられた低圧EGR弁と、
    前記触媒に対するPM再生終了後で、且つ、減速フューエルカット時である場合に、前記モータジェネレータによって前記内燃機関のモータリングを行うモータリング制御手段と、
    前記モータリング中に前記低圧EGR通路を閉じると共に吸入空気量と前記触媒の前後差圧とを検出し、前記吸入空気量と、前記前後差圧に基づき所定の式またはマップから算出された前記触媒を通過する空気量とが一致するように、前記式またはマップを補正する補正手段と、
    前記補正手段実行後、前記低圧EGR通路を開くと共に吸入空気量と前記前後差圧とを検出し、前記前後差圧に基づき前記式またはマップから算出された前記触媒を通過する空気量から前記吸入空気量を減じることで前記低圧EGR通路を通過する空気量を算出し、当該空気量に基づき前記低圧EGR弁の異常判定を行う異常判定手段と、
    前記異常判定により異常がないと判断した場合であって、且つ、低圧EGR通路を還流するガス量を補正する必要があると判断した場合、前記スロットル弁の開度を補正するEGRガス補正手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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