JP5045477B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置に関する。より詳しくは、液晶表示装置の配向膜の信頼性改善技術に関する。
液晶表示装置は、互いに対向配置した一対の基板と、両基板の間に保持された液晶と、各基板と液晶とが接する面に配され液晶を配向するための配向層と、少なくとも一方の基板に配され液晶を駆動する電極とを備えている。液晶表示装置は液晶の配向状態によって多様な動作モードがこれまでに提案されている。液晶表示装置のコントラスト、応答速度、視野角など種々の特性改善のため、液晶の配向にプレチルトを与えることがある。プレチルトは基板に対して液晶分子に予め与えられる傾斜角(チルト)であり、配向層によって制御される。配向層による液晶のプレチルト制御技術は、例えば以下の特許文献1や特許文献2に開示がある。
特開平06−273772号公報 特開2007−017502公報
液晶にプレチルトを与える技術として、従来から無機斜方蒸着が知られている。これは、例えば二酸化ケイ素などの無機物質を基板に対して斜めから蒸着し、配向層とする。以下本明細書では、無機物質を所定の蒸着方向から斜方蒸着した配向層を、無機蒸着膜と呼ぶ。無機蒸着膜は蒸着角度に応じてプレチルト角度を制御することができるので、多くの液晶動作モードで採用されている。
しかしながら、従来の無機蒸着膜は、吸湿性があるため、プレチルト角が経時的に変化する。この吸湿によるプレチルト変化で、液晶表示装置のコントラストが低下し、解決すべき課題となっている。
上述した従来の技術の課題に鑑み、本発明は無機蒸着膜を配向層に用いた液晶表示装置の信頼性を改善することを目的とする。かかる目的を達成するために以下の手段を講じた。即ち本発明は、互いに対向配置した一対の基板と、両基板の間に保持された液晶と、各基板と液晶とが接する面に配され液晶に対してプレチルトを与える配向層と、少なくとも一方の基板に配され液晶を駆動する電極とを備えた液晶表示装置であって、前記配向層は、無機物質を所定の蒸着方向から斜方蒸着した無機蒸着膜からなり、一方の配向層は、蒸着方向と同じ側に液晶がプレチルトする正プレチルト状態を生じ、他方の配向層は、蒸着方向と反対側に液晶がプレチルトする逆プレチルト状態を生じることを特徴とする。
前記無機蒸着膜は、経時的にプレチルトが変化する性質を有し、一方の配向層を正プレチルト状態にし他方の配向層を逆プレチルト状態として、プレチルトの経時的な変化を両基板の間で相殺する。前記無機蒸着膜は、蒸着方向に応じて正プレチルト状態と逆プレチルト状態のいずれか一方を発現し、一方の配向層は正プレチルト状態となるように蒸着方向を設定し、他方の配向層は逆プレチルト状態となるように蒸着方向を設定して、各々無機蒸着膜を成膜する。
無機蒸着膜は経時的にプレチルトが変化する性質を有する。これに対処するため、一対の基板のうち一方に形成された無機蒸着膜は液晶を正プレチルト状態にする一方、他方の基板に形成された無機蒸着膜は、液晶が逆プレチルト状態となるようにする。一方の基板に接する液晶分子を正プレチルト状態にし、他方の基板に接する液晶を逆プレチルト状態とすることで、プレチルトの経時的な変化を両基板の間で相殺することができる。これにより液晶表示装置で経時的に吸湿が進んでもコントラストの低下が生じなくなり、信頼性を改善できる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の基本的な概念を説明するための模式図である。図1は上段と下段に分かれている。上段は従来の液晶表示装置の断面構造を表し、下段は本発明にかかる液晶表示装置の断面構造を表している。また図1の左側半分は液晶表示装置の初期状態を表しており、右側半分は時間が経過したあとの状態を表している。
まず最初に本発明の背景を明らかにするため、従来の液晶表示装置の状態変化を説明する。図示するように、液晶表示装置は互いに対向配置した一対の基板1,2と両基板1,2の間に保持された液晶3と、各基板1,2と液晶3とが接する面に配され液晶3に対してプレチルトを与える配向層と、少なくとも一方の基板に配され液晶を駆動する電極とを備えている。なお図では理解を容易にするため電極は図示を省略している。上側の基板1に形成された配向層は下地膜6と無機蒸着膜4とからなる。下地膜6は例えば二酸化ケイ素などの無機物質を基板の法線方向から蒸着した膜である。無機蒸着膜4は二酸化ケイ素などの無機物質を所定の蒸着方向から斜方蒸着したものであり、図示するように斜めに傾いた微細な柱状体の集合からなる。この無機蒸着膜4は蒸着角度を適切に設定することで、液晶3に逆プレチルト状態を与えている。即ち基板1の内面に接する液晶3の分子は蒸着方向と反対側にプレチルトしている。本明細書では液晶分子のこの状態を逆チルトと呼ぶ場合がある。
下側の基板2に形成された配向層も下地膜6と無機蒸着膜5の2層構造からなる。無機蒸着膜5もその斜め蒸着方向を適切に設定することで、下側の基板2に接する液晶分子を逆チルトに制御している。この様に、従来の液晶表示装置は上側の無機蒸着膜4及び下側の無機蒸着膜5共に液晶3を逆チルトに配向している。従って液晶3は両基板1,2の間で全体的に一様な逆プレチルト状態となっている。
上述した初期状態から時間が経過すると液晶表示装置の内部に湿気が侵入し、無機蒸着膜4,5に吸湿される。無機蒸着膜4は吸湿によりプレチルト角が変化する性質がある。初期状態で液晶3が逆チルトにある場合、無機蒸着膜は吸湿によってチルト角が低下する傾向になる。従って図示するように吸湿が進むにつれ、液晶3はチルト角が低くなっていき、基板1,2の法線方向に対して傾きが大きくなる。この影響で電圧無印加状態における液晶表示装置のコントラストが低下する。
本発明は吸湿によるコントラストの低下を改善することを目的とする。このため、図1の下段に示した構成を採用している。図示するように本発明にかかる液晶表示装置は、初期状態で上側の基板1に形成された無機蒸着膜4が蒸着方向と同じ側に液晶3がプレチルトする正プレチルト状態を与えている。無機蒸着膜4は斜方蒸着角度を適切な範囲に設定することで、液晶分子を逆チルトではなく正チルトにすることができる。一方下側の基板2の無機蒸着膜5は従来と同様に液晶3を逆チルトに配向させている。
時間の経過と共に液晶表示装置は吸湿が進み、左側の状態から右側の状態に変化する。下側の基板2に形成された無機蒸着膜5は液晶3を逆チルトに配向するものであり、吸湿の進行に伴ってチルト角は低下していく。一方上側基板1に形成された無機蒸着膜4は液晶を正チルトに配向している。この場合には吸湿の進行によって液晶3はチルトが高くなる性質がある。この様に上側の基板1に接した液晶3を正プレチルト状態とし下側の基板2に接した液晶3を逆プレチルト状態とすることで、プレチルトの経時的な変化を両基板1,2の間で相殺することができる。図示するように、上側基板1に接した液晶分子は吸湿の進行に伴ってその配向状態が立ってくる。一方下側の基板2に接した液晶分子は吸湿に伴って液晶分子が寝てくる。両基板1,2の中間に位置する大部分の液晶分子は上側基板に起きたチルトの変化と下側の基板2に生じたチルトの変化が互いに打ち消しあうことで、チルトは初期状態とほとんど変化がない。この様に液晶3の層の大部分を占める中間の液晶分子が吸湿に関わらずチルト変化が生じないので、コントラスト変化も起こらず、信頼性が改善される。
図2は、図1に示した本発明にかかる液晶表示装置の要部断面図である。図2の上段は上側無機蒸着膜4の微細構造を示し、下段は下側無機蒸着膜5の微細構造を表している。まず下側無機蒸着膜5は、二酸化ケイ素など無機物質の斜方蒸着により、微細な柱状体の集合が形成される。この柱状体は液晶3に対しアンカリング作用を及ぼす。アンカリング力により液晶3は逆チルトに配向される。図示するように、アンカリング力は柱状体の軸方向成分と、これに直交する成分とに分けられる。軸方向成分と直交成分の合力により、液晶3の逆チルトが規定される。図示するように、液晶3は微細柱状体の軸方向と反対方向に傾斜し、逆チルトになる。一般的に、微細柱状体は蒸着方向に沿って成長するため、柱状体の軸方向は蒸着方向と同じ側になる。
吸湿の進行に伴って下側無機蒸着膜5の表面に水分子の薄い膜が形成される。これにより液晶3と下側無機蒸着膜5の界面におけるアンカリング力が低下する。特に柱状体の軸方向のアンカリング力が直交方向のアンカリング力に比べて大きく低下する。これにより液晶3はその姿勢が寝ていき逆チルト状態が低くなっていく。
これに対し上側無機蒸着膜4も斜方蒸着により形成された微細柱状体の集合からなる。但し斜方蒸着の角度、真空度、基板材料などを適宜選択することで、液晶3を逆チルトではなく正チルトに配向することができる。蒸着条件を適宜選択することで、液晶分子に対するアンカリング力は柱状体の軸方向成分が大きくなり、これと直交する方向の成分が小さくなる。両成分の合力によって液晶分子は図示するように正チルトに配向する。
時間の経過に伴って吸湿が進行し、上側無機蒸着膜4と液晶3の界面にも薄い水分子の膜が形成される。これにより界面のアンカリング力が低下する。この場合も軸方向のアンカリング力の低下がこれと直交する方向のアンカリング力の低下よりも大きいため、液晶分子は矢印で示すように立っていく。即ち正チルトの場合には液晶分子は吸湿で分子が立つ方向に変化する。よって、正チルトと逆チルトで吸湿による変化が互いに打ち消しあうことになり、コントラストの低下を防ぐことができる。
図3は、蒸着角度とチルト角の関係を示すグラフである。横軸に蒸着角度をとり、縦軸にチルト角をとってある。蒸着角度は基板水平面を基準にした蒸着方向を表している。一方チルト角は、基板平面に対する液晶分子の長軸の傾き角で表してある。チルト角が90度のとき液晶分子は基板に対して垂直に配向する。チルト角が90度より大きい場合逆チルトとなり、90度より小さい場合正チルトとなるように角度の測定方向を設定している。パラメータとして蒸着真空度及び基板材料を取ってある。曲線Aは基板材料がシリコンで蒸着真空度が1×10−4Paである。この場合蒸着角が40度以下で液晶分子は逆チルトとなり、蒸着角度が40度から55度の範囲で正チルトに反転し、55度以上では再び逆チルトになる。曲線Bは、基板材料がやはりシリコンウェハで、真空度が8×10−3Paの場合である。このときには蒸着角度が30度〜50度の範囲で液晶分子は正チルトになる。曲線Cは基板材料がガラスで真空度が5.6×10−3Paの場合である。この場合蒸着角度が35度〜60度弱の範囲で液晶分子は正チルトになる。60度を超えると液晶分子は逆チルト状態に反転する。曲線Dは基板材料がガラスで真空度が8×10−3Paの場合である。このときには蒸着角度が35度〜60度の範囲で液晶分子は正チルトであり、60度を超えると逆チルトになる。
この様に蒸着角度、基板材料、真空度などの各種パラメータを適切に設定することで、逆チルト状態もしくは正チルト状態を選択的に作り出すことができる。
図4は、図1に示した本発明にかかる液晶表示装置の配向層の顕微鏡写真である。配向層は下地膜6と無機蒸着膜4の積層からなる。下地膜6は前述したように二酸化シリコンなどの無機材料を基板の法線方向から蒸着したものであり、基本的にはアモルファス状態となっている。一方無機蒸着膜4は基板平面に対して蒸着角度61度で二酸化シリコンを斜方蒸着して形成する。二酸化シリコンの斜方蒸着により、下地膜6の上に微細な柱状体が成長し、無機蒸着膜4となる。微細な柱状体の成長方向はほぼ斜方蒸着方向と等しい。従って、微細な柱状体の軸の傾斜角度は基板法線に対しておよそ30度程度になっている。
図5は、本発明にかかる液晶表示装置の具体的な構成例を示す模式的な部分断面図である。本表示装置は、行状の走査線と、列状の信号線と、両者の交差部に位置する画素とが基板51上に集積形成されている。石英からなる基板51には、遮光膜55を介して下地膜56が形成されている。図5の断面図は、1画素分を示す模式的な部分断面図である。図では信号線電極57Sが列状の信号線(図示せず)に接続しており、ゲート電極53が行状の走査線(図示せず)に接続している。
画素は、電気光学素子と、走査線と信号線に接続して電気光学素子を駆動する薄膜トランジスタ(TFT)とを含んでいる。電気光学素子は画素電極67と対向電極69との間に保持された液晶70で構成されている。なお対向電極69は対向基板68に形成されている。画素電極67と対向電極69はそれぞれ液晶70に対する配向膜71,72で被覆されている。
薄膜トランジスタは、ポリシリコン膜52と、ゲート電極53と、ポリシリコン膜52とゲート電極53との間に配されたゲート酸化膜54とからなる。ポリシリコン膜52は、ゲート電極53に整合したチャネル領域CHと、ソースSまたはドレインDとなる所定の不純物濃度の導電性領域とを含む。
かかる構成を有するTFTはSiOからなる層間絶縁膜60で被覆されている。この層間絶縁膜60の上には信号線電極57Sと画素電位引き出し電極57Dが形成されている。これらの電極57S,57Dは層間絶縁膜60に開口したコンタクトホールを介して、それぞれTFTのソースS及びドレインDに接続している。
信号線電極57Sと画素電位引き出し電極57Dは同じくSiOからなる層間絶縁膜64により被覆されている。層間絶縁膜64の上には画素電位引き出し電極65が形成されている。この画素電位引き出し電極65は下層の層間絶縁膜64に形成されたコンタクトホールを介して、下側の画素電位引き出し電極57Dに接続している。
画素電位引き出し電極65は層間絶縁膜66で被覆されている。層間絶縁膜66の上には前述した画素電極67が形成されている。この画素電極67は層間絶縁膜66に開口したコンタクトホールを介して画素電位引き出し電極65に接続している。なお画素電位引き出し電極65は金属Tiからなり、表面遮光膜を兼ねている。この表面遮光膜65と裏面遮光膜55とで、中間のTFTを上下から遮光している。画素電極67は例えば光反射性の金属導電膜からなる。本表示装置は、画素電極67と対向電極69との間で駆動電圧を印加し、画素単位で液晶70の透過率を変調し以って画像を表示している。
かかる構成において、下側の石英基板51と液晶70の界面に配向層71が形成されている。また上側基板68と液晶70との界面には上側配向層72が形成されている。配向層71,72はいずれも無機物質を所定の蒸着方向から斜方蒸着した無機蒸着膜からなる。一方の配向層71は、蒸着方向と同じ側に液晶70がプレチルトする正プレチルト状態を生じ、他方の配向層72は蒸着方向と反対側に液晶がプレチルトする逆プレチルト状態を生じる。無機蒸着膜は、経時的にプレチルトが変化する性質を有する。一方の配向層71を正プレチルト状態にし他方の配向層72を逆プレチルト状態として、プレチルトの経時的な変化を両基板51,68の間で相殺する。無機蒸着膜は、蒸着方向に応じて正プレチルト状態と逆プレチルト状態のいずれか一方を発現する。一方の配向層71は正プレチルト状態となるように蒸着方向を設定し、他方の配向層72は逆プレチルト状態となるように蒸着方向を設定して、各々無機蒸着膜を成膜する。
図6は、図5に示した液晶表示装置の全体構成を示す模式的な斜視図である。図示するように、本表示装置は一対の絶縁基板101,102と両者の間に保持された液晶103とを備えたパネル構造を有する。下側の絶縁基板101には画素アレイ部104と駆動回路部とが集積形成されている。駆動回路部は垂直駆動回路105と水平駆動回路106とに分かれている。また、絶縁基板101の周辺部上端には外部接続用の端子部107が形成されている。端子部107は配線108を介して垂直駆動回路105及び水平駆動回路106に接続している。画素アレイ部104には行状のゲート配線109と列状の信号配線110が形成されている。両配線の交差部には光反射性の画素電極111とこれを駆動する薄膜トランジスタ112が形成されている。薄膜トランジスタ112のゲート電極は対応するゲート配線109に接続され、ドレイン領域は対応する画素電極111に接続され、ソース領域は対応する信号配線110に接続している。ゲート配線109は垂直駆動回路105に接続する一方、信号配線110は水平駆動回路106に接続している。
図7は、画像表示部として図6に示した液晶パネルを用いた反射型プロジェクタ装置の一例を示す構成図である。図7に図解した反射型プロジェクタ装置は、3原色光、すなわち、青色、緑色、赤色を提供する光源として、白色光を出力するランプ201と、コリメータレンズ202と、フライアイ(蠅の目)レンズ203、204と、入射光の例えばP偏光成分の光をS偏光に変換して出力するPS変換手段205と、メインコンデンサレンズ206と、青色反射ダイクロッイクミラー207と、緑赤色反射ダイクロイックミラー208と、全反射ミラー209、210と、緑反射ダイクロイックミラー211とを有する。
反射型プロジェクタ装置はさらに、クロスプリズム224と、このクロスプリズム224の周囲に配設された、3個の偏光ビームスプリッタ(PBS)、すなわち、第1偏光ビームスプリッタ(PBS)218、第2PBS219、第3PBS223を有する。反射型プロジェクタ装置は、クロスプリズム224を挟んで、第2PBS219と対向する側に投射レンズ225を有する。第2PBS219の一方の面側には、コンデンサレンズ212が配設され、他方の面に緑色用液晶反射パネル213と1/4波長板214とが配設されている。第1PBS218の一方の面側には、コンデンサレンズ215が配設され、他方の面に赤色用液晶反射パネル217と1/4波長板216とが配設されている。第3PBS223の一方の面側には、コンデンサレンズ220が配設され、他方の面に緑色用液晶反射パネル222と1/4波長板221とが配設されている。
光源からは3原色光、すなわち、青色光、緑色光、赤色光が下記のごとく出力される。赤色光は、メインコンデンサレンズ206から出力された白色光が緑赤色反射ダイクロイックミラー208で反射され、全反射ミラー209で反射され、緑反射ダイクロイックミラー211を透過し、コンデンサレンズ215に入射する。緑色光は、メインコンデンサレンズ206から出力された白色光が緑赤色反射ダイクロイックミラー208で反射され、全反射ミラー209で反射され、緑反射ダイクロックミラー211で反射され、コンデンサレンズ212に入射する。青色光は、メインコンデンサレンズ206から出力された白色光が青色反射ダイクロックミラー207で反射され、全反射ミラー210で反射され、コンデンサレンズ220に入射する。
コンデンサレンズ212に入射された緑色光は、第2PBS219で反射されて1/4波長板214を透過して緑色用液晶反射パネル213に入射し、そこで変調されると第2PBS219を透過してクロスプリズム224に入射して投射レンズ225から、その前方に位置するスクリーン(図示せず)に投射される。コンデンサレンズ215に入射された赤色光は、第1PBS218で反射されて1/4波長板216を透過して赤色用液晶反射パネル217に入射し、そこで変調されると第1PBS218を透過してクロスプリズム224に入射して投射レンズ225から、その前方に位置するスクリーン(図示せず)に投射される。コンデンサレンズ220に入射された緑色光は、第3PBS223で反射されて1/4波長板221を透過して緑色用液晶反射パネル222に入射し、そこで変調されると第3PBS223を透過してクロスプリズム224に入射して投射レンズ225から、その前方に位置するスクリーン(図示せず)に投射される。
本発明にかかる液晶表示装置の基本構成を示す模式図である。 本発明にかかる液晶表示装置の要部拡大図である。 蒸着角度とチルト角との関係を示すグラフである。 無機蒸着膜の断面顕微鏡写真である。 本発明にかかる液晶表示装置の具体的な構成例を示す模式的な部分断面図である。 図5に示した液晶表示装置の全体構成を示す斜視図である。 図6に示した液晶表示装置を組み込んだ反射型プロジェクタを示す模式図である。
符号の説明
1・・・基板、2・・・基板、3・・・液晶、4・・・無機蒸着膜、5・・・無機蒸着膜、6・・・下地膜

Claims (3)

  1. 互いに対向配置した一対の基板と、両基板の間に保持された液晶と、各基板と液晶とが接する面に配され液晶に対してプレチルトを与える配向層と、少なくとも一方の基板に配され液晶を駆動する電極とを備えた液晶表示装置であって、
    前記配向層は、無機物質を所定の蒸着方向から斜方蒸着した無機蒸着膜からなり、
    一方の配向層は、蒸着方向と同じ側に液晶がプレチルトする正プレチルト状態を生じ、
    他方の配向層は、蒸着方向と反対側に液晶がプレチルトする逆プレチルト状態を生じることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記無機蒸着膜は、経時的にプレチルトが変化する性質を有し、
    一方の配向層を正プレチルト状態にし他方の配向層を逆プレチルト状態として、プレチルトの経時的な変化を両基板の間で相殺することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記無機蒸着膜は、蒸着方向に応じて正プレチルト状態と逆プレチルト状態のいずれか一方を発現し、
    一方の配向層は正プレチルト状態となるように蒸着方向を設定し、他方の配向層は逆プレチルト状態となるように蒸着方向を設定して、各々無機蒸着膜を成膜することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
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