JP5045407B2 - レゾルバの異常検出装置および電気式動力舵取装置 - Google Patents
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したがって、レゾルバの異常を高精度に検出することができる。
また、第1の記憶手段および第2の記憶手段を一つ記憶手段で構成するようにしてもよい。
上述した第1レゾルバ35のsin出力端子35sからのsin相出力信号と、cos出力端子35cからのcos相出力信号、及び、第2レゾルバ37のsin出力端子37sからのsin相出力信号と、cos出力端子37cからのcos相出力信号が、ECU60に入力される。各出力信号は、ECU60のバッファ63を介して直流オフセット電圧が印加され、CPU61のA/D変換器側へ入力され、A/D変換される。CPU61は、A/D変換した各出力信号から第1レゾルバ35、第2レゾルバ37の回転角を検出して操舵トルクを演算し、この操舵トルクおよび後述するモータ40の回転角に応じて操舵力をアシストするためのアシスト指令をモータ駆動回路70側に出力する。この電流指令値に対応するモータ電圧をモータ駆動回路70によりモータ40に供給することで、モータ40により発生する操舵力によって運転者よる操舵をアシストする。
図5に示すように、モータレゾルバ44は、1相の励磁信号に応じて正弦波信号および余弦波信号を出力するいわゆる1相励磁2相出力型のレゾルバであり、モータ軸43の回転中心に対して偏心するように当該モータ軸43に取り付けられるロータ46とモータ軸43の回転中心に中心軸が一致する環状のステータ47とを備えている。ステータ47には、周方向に沿って等間隔に複数のコイルが設けられており、これらのコイルは、励磁コイルとして機能する励磁コイル47aと、正弦波相コイルとして機能する正弦波相コイル47bと、この正弦波相コイル47bに対して位相を90度ずらして余弦波相コイルとして機能する余弦波相コイル47cとにより構成されている。なお、図5においては、各一つの励磁コイル47a、正弦波相コイル47bおよび余弦波相コイル47cのみを示す。
360/27.3×1/4=3.3° ・・・(1)
このため、少なくともステアリングホイール21を3.3°だけ回転させるとモータレゾルバ44の異常が検出できるため、通常の運転で3.3°だけステアリングホイール21を回転させるのに要する時間をモータレゾルバ44の異常検出時の最小判定時間とする。
まず、図9のステップS101において、カウンタCを起動する処理が行われる。このカウンタCは、本ステップにより起動され、その後、当該カウンタCのカウントに応じた検出時間tが検出単位時間ts以上になるまでカウントを継続する。本実施形態においては、モータレゾルバ44の異常が検出されない場合、判定ブロックB1において、各2乗和S1が、検出単位時間tsである5秒間、計200回カウントされるまで順次演算されることとなる。
S1=As2+Ac2 ・・・(2)
Sk=Amax2−Amin2 ・・・(3)
したがって、モータレゾルバ44の異常を高精度に検出することができる。
(1)上述した図10のステップS119において、異常判定用最大2乗和Smaxと異常判定用最小2乗和Sminとの差が異常判定用閾値Skよりも大きい場合にモータレゾルバ44が異常であると判定することに限らず、以下のように判定してもよい。
40…モータ
44…モータレゾルバ(レゾルバ)
60…ECU(異常検出装置)
61…CPU
62…メモリ(第1の記憶手段、第2の記憶手段)
Ac、As…振幅値
Amax…上限値
Amin…下限値
B1…判定ブロック(第1の区分)
B2〜B5…判定ブロック(複数の区分)
S1〜S5…2乗和
S1max〜S5max…最大2乗和
S1min〜S5min…最小2乗和
Sk…異常判定用閾値
Smax…異常判定用最大2乗和
Smin…異常判定用最小2乗和
t…検出時間
ta…判定時間
t0…基準時刻
ts…検出単位時間
Claims (3)
- 1相の励磁信号に応じて正弦波信号および余弦波信号を出力する1相励磁2相出力型のレゾルバの異常検出装置であって、
前記正弦波信号の振幅値の2乗値と前記余弦波信号の振幅値の2乗値との和を2乗和として演算する2乗和演算手段と、
所定の基準時刻から検出単位時間が経過するまでの時間に対応する第1の区分において前記2乗和演算手段により順次演算される前記2乗和のうち最大値である最大2乗和と最小値である最小2乗和とを記憶する第1の記憶手段であって、前記所定の基準時刻から前記検出単位時間が経過した場合に、前記所定の基準時刻を当該所定の基準時刻から前記検出単位時間経過後の時刻に設定して記憶する第1の記憶手段と、
前記所定の基準時刻から過去に向けて前記検出単位時間毎に分割された複数の区分においてそれぞれの前記最大2乗和と前記最小2乗和とを記憶する第2の記憶手段であって、前記所定の基準時刻から前記検出単位時間が経過した場合に、対象となる区分の前記最大2乗和および前記最小2乗和を当該対象区分よりも前記所定の基準時刻側の区分の前記最大2乗和および前記最小2乗和に等しくなるように前記複数の区分毎に設定して記憶する第2の記憶手段と、
前記第1の区分を含めた全ての区分における前記各最大2乗和のうちの最大値である異常判定用最大2乗和と前記各最小2乗和のうちの最小値である異常判定用最小2乗和との差が、前記正弦波信号または前記余弦波信号の振幅値の変動が許容される上限値の2乗値と下限値の2乗値との差である異常判定用閾値を超える場合に前記レゾルバが異常であると判定する異常判定手段と、
を備え、前記全ての区分の検出単位時間の合計が、前記正弦波信号および前記余弦波信号の振幅値が温度変化による影響を受けない程度の判定時間以下であることを特徴とするレゾルバの異常検出装置。 - 前記異常判定手段は、前記異常判定用最大2乗和と前記異常判定用最小2乗和との差を前記異常判定用最大2乗和と前記異常判定用最小2乗和との平均値で除算した値が、前記異常判定用閾値を前記上限値の2乗値と前記下限値の2乗値との平均値で除算した値を超える場合に前記レゾルバが異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載のレゾルバの異常検出装置。
- 請求項1または2に記載のレゾルバからの出力信号に基づきモータにより操舵をアシストするとともに、前記異常検出装置により検出される前記レゾルバの異常に応じて前記モータを制御することを特徴とする電気式動力舵取装置。
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