JP5045193B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザ装置に関し、特に、半導体レーザと発光ダイオードとを組み合わせて発光色を調節した半導体レーザ装置に関する。
青色発光ダイオード素子と黄色蛍光体とを組み合わせた白色発光装置が実用化されている。この発光装置は、補色の関係にある青色と黄色とを混色した白色光であるため、赤色成分を含まないという特徴があり、演色性が低いという問題があった。
この演色性の問題を解決するために、青色と黄色との混色による白色光に、赤色成分を加える試みが行われている。例えば、青色を発光する発光ダイオード素子と、発光ダイオード素子からの青色発光を吸収して赤色に発光する半導体層と、青色発光を吸収して黄色発光する蛍光層とを組み合わせて、青色、赤色、及び黄色の成分を含む白色発光装置が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
また、別の例としては、青色発光ダイオード素子と、赤色発光ダイオード素子と、青色発光を吸収して黄色に発光する蛍光体とを組み合わせた白色発光ランプが知られている(例えば特許文献3参照)。蛍光体は、2つの発光ダイオード素子を封止する封止樹脂内に分散されている。
特開2005−19981号公報 特開2005−268770号公報 特開2002−57376号公報
青色半導体レーザ素子と黄色蛍光体とを組み合わせて、輝度の高い白色光を得る試みは始まっている。しかしながら、そこに赤色成分を加えて演色性を良くする試みはされておらず、その方法は確立されていない。
そこで、本発明では、半導体レーザ素子で発振されたレーザ光に、レーザ光より長波長の光を混合して、色合いを調節できる半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
本発明の半導体レーザ装置は、半導体レーザ素子と、前記半導体レーザ素子を覆うように被せられ、前記半導体レーザ素子のレーザ光の光路上に開口部を有するキャップと、前記キャップの前記開口部を塞ぐように配置される透光性部材と、前記半導体レーザ素子を載置する素子載置部を有し、前記キャップが固定される台座と、を備えたレーザ装置であって、前記半導体レーザ素子が、レーザ光を出射する第1端面と、前記第1端面と対向して配置され前記レーザ光の一部を出射する第2端面と、を有し、前記レーザ装置は、前記半導体レーザ素子の前記第2端面側に配置される発光ダイオード素子をさらに備え、前記発光ダイオード素子の発光ピーク波長は、前記半導体レーザ素子の発光ピーク波長より長波長であることを特徴とする。
本発明の半導体レーザ装置は、半導体レーザ素子と発光ダイオード素子とを組み合わせることにより、半導体レーザ素子の発光色に発光ダイオード素子の発光色を混色して、色味を調節することができる。また、発光ダイオード素子が、半導体レーザ素子からのレーザ光の一部を吸収して発光するので、半導体レーザ素子のエネルギーを有効に利用できる。
<実施の形態1>
実施の形態1について、図を用いて説明する。図1〜図3は、本発明の実施の形態に係る半導体レーザ装置を示す概略断面図である。台座の一例として、ステムを使用するが、カップ形状のものや基板形状のものも使用することができる。
半導体レーザ装置10は、半導体レーザ素子20と、発光ダイオード素子30と、ステム40と、積層キャップ60とを備えている。ステム40は、ステム本体41の第1表面45に突出した略半円柱状の素子載置部42を有しており、その素子載置部42に、発光ダイオード素子30と半導体レーザ素子20とが固定されている。半導体レーザ素子20と素子載置部42との間にはサブマウント80が介在しており、半導体レーザ素子20の放熱を促進している。また、ステム本体41の第2主面46からはリードピン43が突出しており、外部装置との通電及び半導体レーザ装置10の取付けに使用される。
半導体レーザ素子20は、第1端面(出射端面)21から高輝度のレーザ光26を出射する。出射されたレーザ光26は、積層キャップ60の開口部61に嵌め込まれた透光性部材50を通過して外部に取り出される。半導体レーザ素子20の第2端面(後端面)22からは、レーザ光の一部(いわゆるモニタ光)25が出射される。このモニタ光25は、出射しているレーザ光26の強度に比例して強度が高くなることから、ピックアップ用レーザ装置などでは、レーザ光26の出射光の強度をモニタリングするのに使用される。本発明では、半導体レーザ素子20の第2端面22側に発光ダイオード素子30を配置するので、モニタ光25は発光ダイオード素子30に照射される。
発光ダイオード素子30は、半導体レーザ素子20に比べて半値幅が広いため、よりブロードな色調を実現することができ、半導体レーザ装置から放射される光の色調を調整することができる。また、発光ダイオード素子30の発光ピーク波長は、半導体レーザ素子20の発光ピーク波長よりも長く設定している。すなわち、発光ダイオード素子30を構成する半導体材料のバンドギャップは、半導体レーザ素子20からのレーザ光のエネルギーよりも小さいので、発光ダイオード素子30はレーザ光を吸収して、別の光に変換することができる。例えば、赤色に発光する発光ダイオード素子30に対して、青色に発光する半導体レーザ素子20を使用した場合、発光ダイオード素子30は青色レーザ光を吸収して赤色光を発光する。このような発光はPL光(フォトルミネセンス光)と呼ばれている。
発光ダイオード素子30にモニタ光25が照射されるように配置することにより、モニタ光25を吸収した発光ダイオード素子30は、PL光36を発光する。このPL光36は、モニタ光25の強度に比例して強くなるので、レーザ光26の強度が高くなると、PL光36の強度も高くなる。すなわち、PL光の強度上昇は、レーザ光26の強度上昇に比例するため、レーザ光26の色味を調節するのに都合がよい。
半導体レーザ素子20の後端面22側(例えば、ピックアップ用レーザ装置等において、モニタ光をモニタリングするセンサーを設置する位置)に発光ダイオード素子30を配置しているので、設計変更やサイズアップをすることなく、従来のキャン型LDの構成をそのまま使用できる利点がある。また、もしも発光ダイオード素子30がなければ、モニタ光25はステム本体41に照射されてエネルギーの無駄になるだけでなく、ステム40を昇温させるという悪影響を及ぼす可能性もある。このように半導体レーザ素子20の後端面22側に発光ダイオード素子30を配置することにより、半導体レーザ装置10の色味を調節するだけでなく、さらにステム40の昇温を防止するのに有効である。
半導体レーザ素子20のPL光36の強度は、レーザ光26の色味を十分に調節するには弱すぎるので、発光ダイオード素子30に通電して発光ダイオード素子30自身を発光させる(これを電流注入発光35と称する)。本発明では、発光ダイオード素子30への電流注入量を調節することにより、色味調節を任意に行える利点がある。なお、発光ダイオード素子30の電流注入発光35は放射状に広がるため、本発明のように発光ダイオード素子30を半導体レーザ素子20の後ろに配置したとしても、電流注入発光35が半導体レーザ素子20によって完全に遮光されることはない。
発光ダイオード素子30と積層キャップ60の開口部61との間に半導体レーザ素子20が位置している。よって、発光ダイオード素子30からの発光37(電流注入発光35及びPL光36を含む)は、ステム40の表面44や積層キャップ60の内面65において1回又は複数回にわたって反射して、最終的には開口部61から取り出される。よって、ステム40の表面44及びキャップ60の内面65が、発光37を反射しやすいAuを含む膜又はAgを含む膜により被覆されているのが好ましい。これにより、発光ダイオード素子30からの発光37の損失を抑制することができる。またAl、Ni、Rh、Pd、Pt等の少なくとも1種を含む膜も使用することができる。
積層キャップ60の開口部61を塞ぐように配置される透光性部材50は、透光性の材料から形成することができる。「塞ぐように配置」とは、開口部61内に配置したり、また開口部61を覆うように積層キャップの外側に配置したり、開口部61を覆うように積層キャップの内側に配置したりするなどの構成を採ることができる。さらに、透光性部材50は、波長変換材料を含有することができる。本明細書において「波長変換材料」とは、半導体レーザ素子20からのレーザ光の一部を吸収して、別の波長の光に変換することのできる材料を指している。透光性部材50が波長変換材料を含有すれば、半導体レーザ素子20のレーザ光26と、透光性部材50からの発光と、発光ダイオード素子30の発光37との3色の光を混色することができ、表現できる色の幅が広がる。
特に、360nm〜470nmに発光ピーク波長を持つ半導体レーザ素子20と、475nm〜800nmに発光ピーク波長を持つ発光ダイオード素子30と、半導体レーザ素子20からの光を吸収して475nm〜750nmに発光ピーク波長を持つ光を放出する波長変換材料から成る透光性部材50と、を組み合わせるのが好ましい。この組み合わせにより構成した半導体レーザ装置10は、演色性のよい白色レーザ光を出射することができる。特に、発光ダイオード素子30は、590nm〜700nmに発光ピーク波長を持つ方が好ましい。590nm以上とすることにより赤色領域の光を放射し、より広範囲の色調を実現することができる。また、700nm以下とすることにより視認性を向上することができる。
好ましい透光性部材50としては、透光性の無機部材を母材52に、波長変換材料の一種である蛍光体粒子51を分散させたものが挙げられる。透光性部材50は、蛍光体粒子51がレーザ光26を吸収することにより熱を持つようになる。このときに、無機部材は樹脂に比べて熱伝導率が高いので、透光性部材50の熱を放熱しやすい点で好ましい。無機部材として、ガラスやセラミックスなどがあるが、特に、ガラスは耐光性、耐熱性及び耐候性に優れている点から、母材52に好適である。
蛍光体粒子51は、半導体レーザ素子のレーザ光を吸収して、所望の波長の光に波長変換するものが選ばれる。さらに、耐劣化性と耐光性に優れ、母材中での分散性が良好な蛍光体が好ましい。蛍光体粒子51の混合量(濃度)は、半導体レーザ素子20からのレーザ光の透過量と、蛍光体粒子51からの発光量とのバランスで決定される。
本実施の形態では、2つのキャップを重ねた積層キャップ60を使用している。積層キャップは、外側の第1キャップ630と、内側の第2キャップ640を重ねて構成されている。この積層キャップ60は、透光性部材50の固定に極めて有利である。
図示した例では、透光性部材50が平面視で円形、かつ、断面視で中央部が盛り上がった、いわゆる平凸レンズ形状になっており、外側の第1キャップ630の開口部631は、透光性部材50の傾斜面に一致するようなテーパ状に形成されている。
積層キャップ60の組立のときには、第2キャップ640の開口部641を覆うように透光性部材50を載置し、さらに第1キャップ630を第2キャップ640に重ねる。透光性部材50は、傾斜した側面が第1キャップ630の開口部631の開口部631内でスライドし、所定の位置に位置した状態で、第1キャップ630と第2キャップ640との間に挟持される。本実施の形態は、透光性部材50の脱落の心配がないので、透光性部材50を極めて安定して取着できる。
透光性部材50の形状を平凸レンズの形状にした場合、凸面が第1キャップ530の開口部631に接触するように配置すれば、同様の固定方法を適用することができる。そして、この固定方法は、透光性部材50の位置を簡単かつ正確に位置決めできるので、透光性部材50のレンズ中心を所定位置に容易に配置できる。
以下に、各構成部材について詳述していく。
<半導体レーザ素子20>
半導体レーザ素子20は、基板上にGaAlN、ZnS、ZnSe、SiC、GaP、GaAlAs、AlN、InN、AlInGaP、InGaN、GaN、AlInGaN等の半導体を発光層として形成させたものが用いられる。半導体の構造としては、MIS接合、PIN接合やPN接合を有したホモ構造、ヘテロ構造あるいはダブルへテロ構成のものが挙げられる。半導体層の材料やその混晶度によって発光波長を紫外光から赤外光まで種々選択することができる。発光層は、量子効果が生ずる薄膜とした単一量子井戸構造や多重量子井戸構造としても良い。
屋外などでの使用を考慮する場合、高輝度な発光素子を形成可能な半導体材料として窒化ガリウム系化合物半導体を用いることが好ましく、また、赤色ではガリウム・アルミニウム・砒素系の半導体やアルミニウム・インジュウム・ガリウム・燐系の半導体を用いることが好ましいが、用途によって種々利用することもできる。
窒化ガリウム系化合物半導体を使用した場合、半導体基板にはサファイヤ、スピネル、SiC、Si、ZnOやGaN単結晶等の材料が用いられる。結晶性の良い窒化ガリウムを量産性良く形成させるためにはGaN単結晶基板を用いることが好ましい。窒化物系化合物半導体を用いた発光素子10例を示す。GaN単結晶基板上にGaN、AlN等のバッファー層を形成する。その上にN或いはP型のGaNである第1のコンタクト層、量子効果を有するInGaN薄膜である活性層、P或いはN型のAlGaNであるクラッド層、P或いはN型のGaNである第2のコンタクト層を順に形成した構成とすることができる。窒化ガリウム系化合物半導体は、不純物をドープしない状態でN型導電性を示す。なお、発光効率を向上させる等所望のN型窒化ガリウム半導体を形成させる場合は、N型ドーパントとしてSi、Ge、Se、Te、C等を適宜導入することが好ましい。
一方、P型窒化ガリウム半導体を形成させる場合は、P型ドーパンドであるZn、Mg、Be、Ca、Sr、Ba等をドープさせる。窒化ガリウム系半導体は、P型ドーパントをドープしただけではP型化しにくいためP型ドーパント導入後に、炉による加熱、低電子線照射やプラズマ照射等によりアニールすることでP型化させる必要がある。こうして形成された半導体ウエハーを部分的にエッチングなどさせ正負の各電極を形成させる。その後半導体ウエハーを所望の大きさに切断することによって半導体レーザ素子20を形成させることができる。
半導体レーザ素子20は、360nm〜470nmに発光ピーク波長を持つものを使用できるが、400nm〜470nmに発光ピーク波長を持つものが好ましい。例えば445nm付近に発光ピーク波長を持つものを使用することができる。
<発光ダイオード素子30>
発光ダイオード素子30は、GaN、InN、AlN、InGaN、AlGaN、InAlGaN、InAlGaNP、AlGaInP、GaAs、AlGaAs、GaAsP、GaP、ZnSe、ZnO等の半導体を発光層として形成させたものが用いられる。
発光ダイオード素子30は、475nm〜800nmに発光ピーク波長を持つものを使用できる。特に590nm〜700nmに発光ピーク波長を持つものが好ましい。
<透光性部材50>
(母材52)
透光性部材50の母材には、セラミックス、ガラスや樹脂などの透光性材料が利用できるが、特に、ガラスは、樹脂に比べて、放熱性、耐光性、耐熱性及び耐候性の点で優れているので、母材に好適である。
ガラス母材としては、Al、SiO、ZrO、ZnO、ZnSe、AlN、GaNなどを含む物質がある。
樹脂母材としては、耐熱性に優れた熱硬化性樹脂が好ましく、例えばエポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂などが挙げられる。
透光性部材50の形状は特に問わないが、平凸レンズ状、平板状、円盤形状、断面台形の裁頭円錐形状、球状、たまご状など種々の形状を採ることができる。
(蛍光体粒子51)
波長変換材料として使用される蛍光体粒子51は、半導体レーザ素子からのレーザ光を吸収して、異なる波長の光に波長変換するものであればよい。特に、蛍光体粒子51が、半導体レーザ素子20からの光を吸収して475nm〜750nmに発光ピーク波長を持つ光を放出する材料であることが好ましい。例えば、Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体・酸窒化物系蛍光体・サイアロン系蛍光体、Eu等のランタノイド系、Mn等の遷移金属系の元素により主に付活されるアルカリ土類ハロゲンアパタイト蛍光体、アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン蛍光体、アルカリ土類金属アルミン酸塩蛍光体、アルカリ土類ケイ酸塩蛍光体、アルカリ土類硫化物蛍光体、アルカリ土類チオガレート蛍光体、アルカリ土類窒化ケイ素蛍光体、ゲルマン酸塩蛍光体、又は、Ce等のランタノイド系元素で主に付活される希土類アルミン酸塩蛍光体、希土類ケイ酸塩蛍光体又はEu等のランタノイド系元素で主に賦活される有機及び有機錯体等から選ばれる少なくともいずれか1以上であることが好ましい。具体例として、下記の蛍光体を使用することができるが、これに限定されない。
Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される窒化物系蛍光体は、MSi:Eu、MAlSiN:Eu、MAl1−XSiN:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。0<X<1である。)などがある。また、MSi:EuのほかMSi10:Eu、M1.8Si0.2:Eu、M0.9Si0.110:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。)などもある。
Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される酸窒化物系蛍光体は、MSi:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。)などがある。
Eu、Ce等のランタノイド系元素で主に賦活されるサイアロン系蛍光体は、Mp/2Si12−p−qAlp+q16−p:Ce、M−Al−Si−O−N(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。qは0〜2.5、pは1.5〜3である。)などがある。
Eu等のランタノイド系、Mn等の遷移金属系の元素により主に付活されるアルカリ土類ハロゲンアパタイト蛍光体には、M(POX:R(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。Xは、F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも1種以上である。Rは、Eu、Mn、EuとMn、のいずれか1以上である。)などがある。
アルカリ土類金属ホウ酸ハロゲン蛍光体には、MX:R(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。Xは、F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも1種以上である。Rは、Eu、Mn、EuとMn、のいずれか1以上である。)などがある。
アルカリ土類金属アルミン酸塩蛍光体には、SrAl:R、SrAl1425:R、CaAl:R、BaMgAl1627:R、BaMgAl1612:R、BaMgAl1017:R(Rは、Eu、Mn、EuとMn、のいずれか1以上である。)などがある。
アルカリ土類硫化物蛍光体には、LaS:Eu、YS:Eu、GdS:Euなどがある。
Ce等のランタノイド系元素で主に賦活される希土類アルミン酸塩蛍光体には、YAl12:Ce、(Y0.8Gd0.2Al12:Ce、Y(Al0.8Ga0.212:Ce、(Y,Gd)(Al,Ga)12の組成式で表されるYAG系蛍光体などがある。また、Yの一部若しくは全部をTb、Lu等で置換したTbAl12:Ce、LuAl12:Ceなどもある。
その他の蛍光体には、ZnS:Eu、ZnGeO:Mn、MGa:Eu(Mは、Sr、Ca、Ba、Mg、Znから選ばれる少なくとも1種以上である。Xは、F、Cl、Br、Iから選ばれる少なくとも1種以上である。)などがある。
上述の蛍光体は、所望に応じてEuに代えて、又は、Euに加えてTb、Cu、Ag、Au、Cr、Nd、Dy、Co、Ni、Tiから選択される1種以上を含有させることもできる。
また、前記蛍光体以外の蛍光体であって、同様の性能、効果を有する蛍光体も使用することができる。
これらの蛍光体は、半導体レーザ素子の励起光により、黄色、赤色、緑色、青色に発光スペクトルを有する蛍光体を使用することができるほか、これらの中間色である黄色、青緑色、橙色などに発光スペクトルを有する蛍光体も使用することができる。これらの蛍光体を種々組み合わせて使用することにより、種々の発光色を有する表面実装型発光装置を製造することができる。
例えば、青色に発光するGaN系化合物半導体を用いて、YAl12:Ce若しくは(Y0.8Gd0.2Al12:Ceの蛍光物質に照射し、波長変換を行う。半導体レーザ素子からの光と、発光ダイオード素子からの光と、蛍光体からの光と、の混合色により白色に発光する表面実装型発光装置を提供することができる。
例えば、緑色から黄色に発光するCaSi:Eu又はSrSi:Euと、蛍光体である青色に発光する(Sr,Ca)(POCl:Eu、赤色に発光するCaSi:Eu又はCaAlSiN:Euと、からなる蛍光体60を使用することによって、演色性の良好な白色に発光する表面実装型発光装置を提供することができる。これは、色の三源色である赤・青・緑を使用しているため、第1の蛍光体及び第2の蛍光体の配合比を変えることのみで、所望の白色光を実現することができる。
<第1キャップ630、第2キャップ640>
第1キャップ630には、Ag、Cu、Al、Au、Ni、Moなどの熱伝導率の高い金属材料を使用することができる。第2キャップ640には、第1キャップ630よりも熱伝導率が低い材料が選択される。特に、ステムとの溶接が可能なステンレス鋼、コバール、Ti、Zr、Mnなどが好適である。
<ステム40>
ステムは、銅、鉄、ニッケル−鉄合金、銅−タングステン、銅−モリブデン合金、これらを組み合わせたものなどを使用することができる。ステムは略円柱状のものの他、略だ円柱、略円錐台形、略矩形、カップ状などの形状とすることもできる。また、段差や凹みを設け、キャップとの固定を良好にすることができる。
本発明の半導体レーザ装置は、プロジェクタ、高輝度が必要な特殊検査器、自動車のヘッドライト、照明などに用いることができる。
本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装置を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザ装置を図1のA−A線に沿って切断した概略断面図である。 図2の一部を拡大した半導体レーザ装置の部分拡大断面図である。
符号の説明
10 半導体レーザ装置
20 半導体レーザ素子
21 第1端面(出射端面)
22 第2端面(後端面)
25 モニタ光
26 レーザ光
30 発光ダイオード素子
35 発光ダイオード素子のPL光
36 発光ダイオード素子の電流注入発光
37 発光ダイオード素子の発光
40 台座(ステム)
41 ステム本体
42 素子載置部
44 ステムの表面
50 透光性部材
51 波長変換材料(蛍光体粒子)
52 母材
60 積層キャップ
61 積層キャップの開口部
630 第1キャップ
640 第2キャップ
65 キャップの内面
80 サブマウント

Claims (4)

  1. 半導体レーザ素子と、
    前記半導体レーザ素子を覆うように被せられ、前記半導体レーザ素子のレーザ光の光路上に開口部を有するキャップと、
    前記キャップの前記開口部を塞ぐように配置される透光性部材と、
    前記半導体レーザ素子を載置する素子載置部を有し、前記キャップが固定される台座と、を備えたレーザ装置であって、
    前記半導体レーザ素子が、レーザ光を出射する第1端面と、前記第1端面と対向して配置され前記レーザ光の一部を出射する第2端面と、を有し、
    前記レーザ装置は、前記半導体レーザ素子の前記第2端面側に配置される発光ダイオード素子をさらに備え、
    前記発光ダイオード素子の発光ピーク波長は、前記半導体レーザ素子の発光ピーク波長より長波長であることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 前記透光性部材が、前記半導体レーザ素子からのレーザ光の一部を吸収して異なる波長の発光に変換する波長変換材料を含有することを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 波長変換材料が、蛍光体であることを特徴とする請求項2に記載の半導体レーザ装置。
  4. 前記半導体レーザ素子は、360nm〜470nmに発光ピーク波長を持ち、
    前記発光ダイオード素子は、475nm〜800nmに発光ピーク波長を持ち、
    波長変換材料は、前記半導体レーザ素子からの光を吸収して475nm〜750nmに発光ピーク波長を持つ光を放出することを特徴とする請求項2又は3のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置。
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