JP5045179B2 - テーブル値変換装置 - Google Patents
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Description
また、中央演算処理装置から出力されるライトデータとしてのテーブル値と、リードデータとして中央演算処理装置に入力されるテーブル値、すなわち逆変換後のデータとを同一値にすることができる。従って、例えばライトデータとリードデータとが不一致の場合に書き込みエラーと判断してしまうICE(In-Circuit Emulator)を中央演算処理装置として利用した場合であっても、書き込みエラーと判断されることを好適に抑制することができる。
以下、本発明にかかるテーブル値変換装置及びテーブル値変換書き込み方法の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、本実施形態にかかるテーブル変換装置の全体構成をブロック図として示したものである。
DATAout=max(L,min(H,DATAin×M+A))・・・(1)
ただし、max(a,b):a,bのうちの大きい方を選択する関数
min(a,b):a,bのうちの小さい方を選択する関数
を実行して出力データDATAoutを得るモジュールである。これによって、上記乗算値Mや加算値Aを通じた自由度の高いテーブル値の変換が可能になるとともに、上記クリップ上限値H及びクリップ下限値Lの併用を通じて、いわばノイズ成分となるような所定の範囲から大きく外れるテーブル値の出現を抑制して入力データDATAinを変換することが可能になる。なお、雛形である上記基準テーブルメモリSTMのテーブル値TBのままマクロ40のLUTに書き込む場合には、このテーブル値TBをそのままマクロ40に出力するような設定がCPU10によってなされる。
(1)CPU10とマクロ40との間に、すなわち外部バスOB上に介在するかたちで、基準のテーブル値TBに対して補正演算を施しつつその補正されたテーブル値CTBをマクロ40の持つLUTに変換書き込みする変換モジュール20を設けた。これにより、単一の変換モジュール20を通じて複数のマクロのLUTに対するテーブル値TBの変換書き込みが可能となるため、コストを低減することができるようになる。また、上記ROM30に格納すべき基準テーブルメモリSTMについてもこれを最小限の容量に抑えることができるため、メモリ容量の増大を抑制することができるようになる。しかも、この変
換モジュール20によって、CPU10の演算負荷も大幅に軽減されるため、処理時間を短縮することができるようにもなる。すなわち、簡便な構成でありながら、各マクロの持つLUTへのテーブル値変換書き込みを極めて効率よく実現することが可能になる。
DATAout=max(L,min(H,DATAin×M+A))・・・(1)を実行して、CPU10からの入力データDATAin(テーブル値TB)をデータDATAout(テーブル値CTB)に変換するものとした。これにより、上記乗算値Mや加算値Aを通じた自由度の高いテーブル値の変換が可能になるとともに、上記クリップ上限値H及びクリップ下限値Lの併用を通じて、いわばノイズ成分となるような所定の範囲から大きく外れるテーブル値の出現を好適に抑制することができるようになる。
以下、本発明にかかるテーブル値変換装置の第2実施形態を図4〜図6に従って説明する。この実施形態のテーブル値変換装置は、変換モジュールが上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図4に示すように、この変換モジュール70は、その補正演算回路として、基本的には、減算器71と、第2演算器を構成する乗算器72及び加算器73とを備えている。このうち、減算器71には、CPU10によって指定される特定のマクロのLUTのアドレスAddrが該CPU10から入力される。すなわち、変換モジュール70に入力されるテーブル値TBの補正後のテーブル値CTBが書き込まれるマクロのアドレスAddrがCPU10から減算器71に入力される。
DATAout=DATAin+{(Addr−RA)×M}・・・(2)
を実行して出力データDATAoutを得るモジュールである。これによって、上記乗算値Mを通じた自由度の高いテーブル値の変換が可能になるとともに、上記アドレスAddr及び基準アドレスRAの併用を通じて、基準テーブルメモリSTMのテーブル値TBの1アドレス毎に値が異なる補正値C2によるテーブル値の変換が可能になる。
(5)変換モジュール70は、CPU10から入力されるアドレスAddrに所定の演算(本例では、減算と乗算)を施すようにした。これにより、基準テーブルメモリSTMのテーブル値TB(特定のマクロのLUT)の1アドレス毎に値が異なる補正値C2(図6参照)を容易に生成することができる。この補正値C2{=(Addr−RA)×M}を通じて、より自由度の高いテーブル値の変換が可能になる。ひいては、各マクロ40の内容に応じたテーブル値の変換も可能となる。
以下、本発明にかかるテーブル値変換装置の第3実施形態を図7〜図9に従って説明する。この実施形態のテーブル値変換装置は、変換モジュールが上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図7に示すように、この変換モジュール80は、その補正演算回路として、基本的には、減算器81と、乗算器82と、加算器83と、加算器84と、係数制御回路85とを備えている。このうち、減算器81には、上記第2実施形態の減算器71と同様に、CPU10によって指定される特定のマクロのLUTのアドレスAddrが該CPU10から入力される。この減算器81には、CPU10からの設定信号SSによって設定される基準アドレスRAが入力される。そして、減算器81は、上記アドレスAddrから上記基準アドレスRAを減算し、その減算により得られる補正値C1(図8参照)を乗算器82に出力する。
DATAout=DATAin+{(Addr−RA)×M2+A2}・・・(4)
DATAout=DATAin+{(Addr−RA)×M3+A3}・・・(5)
これによって、係数制御回路85による領域R1〜R3毎の補正係数(乗算値M及び加算値A)の変更を通じて、LUTの1アドレス毎に値が異なり、且つ領域R1〜R3毎に傾きが異なる補正値C3に基づく補正が可能となる。
(6)変換モジュール80内に備えた係数制御回路85は、CPU10から入力されるアドレスAddrの属する領域に応じて、補正係数としての乗算値M及び加算値Aを変更するようにした。このとき、アドレスAddrの属する領域の判定は、図9に示すように、該アドレスAddrと、各領域R1〜R3毎の先頭アドレスとしての第1及び第2比較アドレスAD1,AD2との比較により容易に判断することができる。これらにより、アドレスAddrに応じて一定の傾きで変化する補正値C1を、図8に示すように、領域R1〜R3毎で傾きの変化する補正値C3(補正値C2)に容易に変換することができる。このような各領域R1〜R3毎の補正係数の設定により、テーブル値の変換に使用される補正値C3の設定の自由度を向上させることができる。さらに、この補正値C3を通じて、より自由度の高いテーブル値の変換が可能になる。ひいては、各マクロ40の内容に応じたテーブル値の変換も可能となる。
以下、本発明にかかるテーブル値変換装置の第4実施形態を図10〜図12に従って説明する。先の図1〜図9に示した部材と同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は割愛する。
図11に示すように、この変換モジュール80は、その補正演算回路として、基本的には、乗算器91と、加算器92とを備えている。このうち、乗算器91には、CPU10からの設定信号SSによって設定される変換パラメータである乗算値Mが入力される。そして、この乗算器91は、上記CPU10から入力される基準テーブルメモリSTMのテーブル値TBに上記乗算値Mを乗算してその演算値V11を加算器92に出力する。また、加算器92には、同じくCPU10からの設定信号SSによって設定される変換パラメータである加算値Aが入力される。そして、この加算器92は、上記演算値V11に上記加算値Aを加算してその演算値を、補正後のテーブル値CTBとして特定のマクロの持つLUTの所定のアドレスに出力する。これにより、CPU10によって指定されているアドレスのテーブル値が補正後のテーブル値CTBに書き換えられる。
CTB=TB×M+A・・・(6)
を実行してテーブル値CTBを得るモジュールである。
図12に示すように、この逆変換モジュール95は、その逆変換処理回路として、基本的には、減算器96と、除算器97とを備えている。このうち、減算器96には、CPU10からの設定信号SSによってレジスタ等に設定される逆変換パラメータである減算値B(=加算値A)が入力される。そして、この減算器96は、CPU10によって指定されるマクロのLUTから入力される補正後のテーブル値CTBから上記減算値Bを減算してその演算値V12を除算器97に出力する。また、除算器97には、同じくCPU10からの設定信号SSによってレジスタ等に設定される逆変換パラメータである除算値N(=乗算値M)が入力される。そして、この除算器97は、上記演算値V12を上記除算値Nにより除算してその演算値をCPU10に出力する。これにより、補正後のテーブル値CTBが補正前のテーブル値TBに相当するテーブル値TBaに逆変換されてCPU10に入力される。
TBa=(CTB−B)/N
=(CTB−A)/M
=TB
を実行して補正前のテーブル値TB(それに相当するテーブル値TBa)を得るモジュールである。
(7)CPU10によって指定されるマクロのLUTから読み出される補正後のテーブル値CTBを逆変換して補正前のテーブル値TBに相当するテーブル値TBaを生成して、その逆変換後のテーブル値TBaをCPU10に出力する逆変換モジュール95を設けた。これにより、CPU10からライトデータとして出力されるテーブル値TBと、リードデータとしてCPU10に入力される逆変換後のテーブル値TBaとが同一値になる。従って、例えば上記CPU10を、ライトデータとリードデータとが不一致の場合に書き込みエラーと判断してしまうICE(In-Circuit Emulator)に変更したとしても、ライトデータとリードデータとが一致するため、書き込みエラーと判断されることを回避することができる。なお、このICEは、ソフトウェアのデバックやハードウェアの動作確認を行う場合に利用されるもので、組み込み用システムの開発では必須なものである。
なお、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記各実施形態では、CPU10の外部バスOB上に設けられた変換モジュール20,70,80,90を介してその後段に、マクロA41〜マクロC43と共々、ROM30を共通接続するようにした。これに代えて、ROM30についてはこれを、CPU10に直接接続されるように設けてもよい。
・上記第2及び第3実施形態における変換モジュール70,80において、CPU10から入力されるアドレスAddrに施す補正演算の種類は、特に制限されない。
・上記第2及び第3実施形態では、基準アドレスRAを、各マクロ40のLUTの先頭アドレスがアドレスAddrとして変換モジュール70,80に入力されたときに補正値C1が「0」となるように設定するようにしたが、これに制限されない。例えば、基準アドレスRAを、各マクロ40のLUTの先頭アドレスがアドレスAddrとして入力されたときに補正値C1が例えば「+X(X:整数)」あるいは「−X」となるように設定することにより、LUTのアドレスに+方向あるいは−方向のオフセットを設定することができる。
・上記第3実施形態における係数制御回路85は、補正係数として乗算値M及び加算値Aを領域R1〜R3毎に変更するようにした。これに限らず、例えば係数制御回路85により、補正係数として乗算値M及び加算値Aのいずれか一方を領域R1〜R3毎に変更するようにしてもよい。
(付記1)
雛形となるテーブル値が格納されているメモリから読み出されるテーブル値を補正し、特定の処理を行うハードウェアである機能マクロの別に設けられたルックアップテーブルのテーブル値を前記補正された値に基づいて書き換えるテーブル値変換装置であって、
前記メモリから雛形となるテーブル値を読み出す中央演算処理装置の外部バス上に、同中央演算処理装置から出力されるデータに対して特定の補正演算を施しつつこの演算値に基づき前記マクロの持つルックアップテーブルのテーブル値を変換する変換モジュールを介在させたことを特徴とするテーブル値変換装置。
(付記2)
前記変換モジュールは、同変換モジュールに設定される変換パラメータに従って前記特定の補正演算を実行するものである付記1に記載のテーブル値変換装置。
(付記3)
前記変換モジュールに設定される変換パラメータが乗算値及び加算値及びクリップ下限値及びクリップ上限値からなり、前記乗算値をM、前記加算値をA、前記クリップ下限値をL、前記クリップ上限値をHとし、前記中央演算処理装置から出力されるデータをDATAin、前記変換モジュールが出力する演算値をDATAoutとするとき、前記変換モジュールは、前記補正演算として、演算
DATAout=max(L,min(H,DATAin×M+A))
ただし、max(a,b):a,bのうちの大きい方を選択する関数
min(a,b):a,bのうちの小さい方を選択する関数
を実行するものである付記2に記載のテーブル値変換装置。
(付記4)
前記メモリ及び前記マクロは前記変換モジュールが介在する前記中央演算処理装置の外部バスの後段に共通接続されており、前記変換モジュールは、同外部バスを介した前記中央演算処理装置による前記メモリからのテーブル値の読み込み時にはこの読み込まれるテーブル値を同中央演算処理装置に対してそのまま渡し、前記マクロの持つルックアップテーブルへのテーブル値の書き換え時に、前記中央演算処理装置から同外部バスに前記データとして出力される前記読み込まれたテーブル値に対して前記特定の演算処理を実行するものである付記1〜3のいずれか一つに記載のテーブル値変換装置。
(付記5)
前記変換モジュールにより前記特定の補正演算の施されたデータに基づき前記テーブル値が書き換えられた前記マクロの持つルックアップテーブルから前記中央演算処理装置によって読み出される該書き換え後のテーブル値を、前記特定の補正演算の施される前のデータに相当するデータに逆変換して、該逆変換後のデータを前記中央演算処理装置に出力する逆変換モジュールを備える付記1又は2に記載のテーブル値変換装置。
(付記6)
前記変換モジュールは、同変換モジュールに設定される変換パラメータに従って前記特定の補正演算を実行し、
前記逆変換モジュールは、前記変換パラメータに応じて該逆変換モジュールに設定される逆変換パラメータに従って前記逆変換を実行するものである付記5に記載のテーブル値変換装置。
(付記7)
前記逆変換モジュールは前記中央演算処理装置の外部バス上に介在されており、前記メモリ及び前記マクロは前記変換モジュール及び前記逆変換モジュールが介在する前記中央演算処理装置の外部バスの後段に共通接続されており、前記逆変換モジュールは、同外部バスを介した前記中央演算処理装置による前記メモリからのテーブル値の読み込み時にはこの読み込まれるテーブル値を同中央演算処理装置に対してそのまま渡すものである付記4〜6のいずれか一つに記載のテーブル値変換装置。
(付記8)
前記変換モジュールには、前記中央演算処理装置により指定される前記マクロの持つルックアップテーブルの所定アドレスが同変換モジュールにおける前記演算値の書き込み先のアドレスとして前記中央演算処理装置から入力され、
前記変換モジュールは、同変換モジュールに設定される変換パラメータ及び前記書き込み先のアドレスの少なくとも一方に応じて補正値を生成し、該補正値に従って前記特定の補正演算を実行する付記1〜7にいずれか一つに記載のテーブル値変換装置。
(付記9)
前記変換モジュールは、前記書き込み先のアドレスから所定の基準アドレスを減算して、該書き込み先のアドレスを、前記中央演算処理装置により指定される前記マクロの持つルックアップテーブル内におけるアドレスに変換する付記8に記載のテーブル値変換装置。
(付記10)
前記基準アドレスが、前記書き込み先に指定される前記マクロの持つルックアップテーブルの先頭アドレスである付記9に記載のテーブル値変換装置。
(付記11)
前記変換モジュールには、前記中央演算処理装置により指定される前記マクロの持つルックアップテーブルの所定アドレスが同変換モジュールにおける前記演算値の書き込み先のアドレスとして前記中央演算処理装置から入力され、
前記変換モジュールは、前記中央演算処理装置により指定される前記マクロの持つルックアップテーブルを複数の領域に分割しつつ、前記書き込み先のアドレスの属する前記領域に応じて、前記特定の補正演算を実行するための第1演算器に入力される補正係数を設定する係数制御回路を備える付記1〜10のいずれか一つに記載のテーブル値変換装置。
(付記12)
前記変換モジュールには、前記中央演算処理装置により指定される前記マクロの持つルックアップテーブルの所定アドレスが同変換モジュールにおける前記演算値の書き込み先のアドレスとして前記中央演算処理装置から入力され、
前記変換モジュールは、前記中央演算処理装置により指定される前記マクロの持つルックアップテーブルを複数の領域に分割しつつ、前記書き込み先のアドレスの属する前記領域に応じて、前記補正値を生成するための第2演算器に入力される補正係数を設定する係数制御回路を備える付記1〜11のいずれか一つに記載のテーブル値変換装置。
(付記13)
雛形となるテーブル値が格納されているメモリから読み出されるテーブル値を補正し、特定の処理を行うハードウェアである機能マクロの別に設けられたルックアップテーブルのテーブル値を前記補正された値に基づき変換して当該ルックアップテーブルに書き込む方法であって、
前記メモリから雛形となるテーブル値を読み出す中央演算処理装置の外部バス上に、同中央演算処理装置から出力されるデータに対して特定の補正演算を施しつつこの演算値に基づき前記マクロの持つルックアップテーブルのテーブル値を変換する変換モジュールを介在させ、同マクロの持つルックアップテーブルへのテーブル値の書き換え時には、この変換モジュールを通じて補正演算された演算値を該当するルックアップテーブルに対して書き込むようにしたことを特徴とするテーブル値変換書き込み方法。
(付記14)
前記変換モジュールを、同変換モジュールに設定される変換パラメータに従った補正演算が実行されるように構成し、前記マクロの持つルックアップテーブルに書き込まれる演算値が、この設定された変換パラメータに応じた値として決定されるようにした付記13に記載のテーブル値変換書き込み方法。
(付記15)
前記変換モジュールに設定する変換パラメータとして乗算値及び加算値及びクリップ下
限値及びクリップ上限値を用意するとともに、前記乗算値をM、前記加算値をA、前記クリップ下限値をL、前記クリップ上限値をHとし、前記中央演算処理装置から出力されるデータをDATAin、前記変換モジュールが出力する演算値をDATAoutとするとき、前記変換モジュールに、前記補正演算として、演算
DATAout=max(L,min(H,DATAin×M+A))
ただし、max(a,b):a,bのうちの大きい方を選択する関数
min(a,b):a,bのうちの小さい方を選択する関数
を実行させて前記マクロの持つルックアップテーブルに書き込むべき演算値を得る付記14に記載のテーブル値変換書き込み方法。
(付記16)
特定のマクロのルックアップテーブルに対応して前記変換モジュールに前記変換パラメータを設定した後、
a.前記中央演算処理装置を通じて前記メモリから前記雛形となるテーブル値を1アドレス分だけ読み込む処理、
b.この読み込みに対応して前記中央演算処理装置から前記特定のマクロのルックアップテーブルに対して書き込むべく出力される当該テーブル値を前記変換モジュールを通じて前記設定された変換パラメータに基づく補正演算により変換する処理、
c.この変換されたテーブル値を前記特定のマクロのルックアップテーブルの所定のアドレスに書き込む処理、
といったa.〜c.の処理を、前記メモリからのテーブル値読み込みアドレスと前記特定のマクロのルックアップテーブルへのテーブル値書き込みアドレスとをインクリメントしつつ、前記ルックアップテーブルの全てのテーブル値が書き換わるまで繰り返し実行する付記13又は14に記載のテーブル値変換書き込み方法。
20,70,80,90 変換モジュール
21,91 乗算器(第1演算器)
22,73,84,92 加算器(第1演算器)
30 ROM
40 マクロ
41〜43 マクロA〜マクロC
51〜53 ルックアップテーブル(LUT)
71,81 減算器(第2乗算器)
72,82 乗算器(第2演算器)
83 加算器(第2演算器)
85 係数制御回路
95 逆変換モジュール
OB 外部バス
Claims (6)
- 基準のテーブル値が格納されているメモリと、
前記メモリから前記基準のテーブル値を読み出す中央演算処理装置と、
前記中央演算処理装置から出力される前記基準のテーブル値に対して補正演算を行い、前記補正演算の結果に基づいて、特定の処理を行うハードウェアである機能マクロブロックに設けられたルックアップテーブルのテーブル値を変換する変換モジュールと、
前記変換モジュールにより前記補正演算の施されたデータに基づき前記テーブル値が書き換えられた前記機能マクロブロックに設けられたルックアップテーブルから前記中央演算処理装置によって読み出される該書き換え後のテーブル値を、前記補正演算の施される前のデータに相当するデータに逆変換して、該逆変換後のデータを前記中央演算処理装置に出力する逆変換モジュールと
を備えることを特徴とするテーブル値変換装置。 - 前記変換モジュールは、前記中央演算処理装置により設定される変換パラメータに基づいて前記補正演算を実行することを特徴とする請求項1に記載のテーブル値変換装置。
- 前記変換モジュールは、前記中央演算処理装置により設定される変換パラメータに基づいて前記補正演算を実行し、 前記逆変換モジュールは、前記変換パラメータに応じて前記中央演算処理装置により設定される逆変換パラメータに基づいて前記逆変換を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のテーブル値変換装置。
- 前記変換モジュールには、前記中央演算処理装置により指定される前記機能マクロブロックに設けられたルックアップテーブルの所定アドレスが同変換モジュールにおける前記演算値の書き込み先のアドレスとして前記中央演算処理装置から入力され、
前記変換モジュールは、同変換モジュールに設定される変換パラメータ及び前記書き込み先のアドレスの少なくとも一方に応じて補正値を生成し、該補正値に基づいて前記補正演算を実行することを特徴とする請求項1〜3にいずれか一項に記載のテーブル値変換装置。 - 前記変換モジュールは、前記書き込み先のアドレスから所定の基準アドレスを減算して、該書き込み先のアドレスを、前記中央演算処理装置により指定される機能マクロブロックに設けられたルックアップテーブル内におけるアドレスに変換することを特徴とする請求項4に記載のテーブル値変換装置。
- 前記変換モジュールには、前記中央演算処理装置により指定される機能マクロブロックに設けられたルックアップテーブルの所定アドレスが同変換モジュールにおける前記演算値の書き込み先のアドレスとして前記中央演算処理装置から入力され、
前記変換モジュールは、前記中央演算処理装置により指定される機能マクロブロックに設けられたルックアップテーブルを複数の領域に分割しつつ、前記書き込み先のアドレスの属する前記領域に応じて、前記補正値を生成するための第2演算器に入力される補正係数を設定する係数制御回路を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のテーブル値変換装置。
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