JP5044525B2 - 自動車用ウォータポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンを冷却するための冷却水をエンジン内部に供給するために用いられる自動車用ウォータポンプに関する。
自動車のエンジン等においては、一般にエンジンのシリンダブロック内部のウォータジャケットに冷却水を流すことにより、エンジンの過熱を防止している。この場合、冷却水は一般に不凍液であるいわゆるエチレングリコール(LLC)が用いられ、エンジン側部に設けられたウォータポンプによってエンジン内に供給されて、エンジン内を循環して冷却を行った後にラジエータで除熱され、ラジエータからウォータポンプの吸入側に吸い入れられるようになっている。
ところで、近時、例えばエンジンの冷間始動後には、前記冷却水のエンジン内部への供給をできるだけ少なくして暖機を促進させることによってエンジンオイルの粘度を低下させて、燃費の向上を図ると共に、排気触媒温度を高めて排気エミッション性能を向上させるといった要求がある。
この要求を満足するために、例えば以下の特許文献1に記載されたウォータポンプのように、電磁クラッチを用いて冷間始動時にはポンプ軸への回転力伝達を遮断して冷却水の供給を停止し、暖機完了後に接続してポンプ軸へ回転力を伝達するようにしたものが提案されている。
また、かかるウォータポンプにあっては、インペラが回転自在に収容されたポンプ室からポンプハウジング内部への冷却水の漏れを防止するために、ポンプ室とポンプ軸との間にメカニカルシールが設けられている。
特開2007−285268号公報(図1)
ところが、前記公報に記載された従来のウォータポンプにあっては、電磁クラッチの電磁コイルのプラス端子はバッテリー電源に接続され、マイナス端子はポンプハウジングに接続されていることから、前記電磁コイルに通電すると、ポンプハウジングに流れる電流によってメカニカルシール付近での冷却水(不凍液)に堆積物が発生する。このため、前記メカニカルシールに堆積物が付着してシール性能を低下させてしまうおそれがある。
そこで本発明は、冷却水内での堆積物の発生を低減させて、メカニカルシールのシール性能の低下を抑制し得る自動車用ウォータポンプを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、回転力が伝達される導電性材料のポンプ軸と、
該ポンプ軸に固定されて、回転軸方向へ延出する複数の羽根を有するインペラと、
該インペラが内部に回転自在に収容され、該インペラの回転軸中心側から外周側に向かって設けられた吐出部に不凍液を吐出するポンプ室を有する導電性材料のハウジングと、
前記ポンプ軸に固定される導電性材料の内側支持部材と、前記ハウジングに固定される導電性材料の外側支持部材と、前記両支持部材の間に介装されたシール部材と、該シール部材の外周側において前記両支持部材が不凍液を介して対向する部位と、を有するメカニカルシールと、
通電されることにより前記ポンプ軸の回転を可変にする可変機構と、
を備え、
前記可変機構に通電するためのプラス端子をバッテリー電源のプラス側端子に接続すると共に、マイナス端子をバッテリー電源のマイナス側端子に接続したことを特徴としている。
この発明によれば、可変機構である例えば電磁クラッチの電磁コイルに通電する操作を行うと、バッテリー電源からの電流は電磁コイルに供給されるが、マイナス端子がバッテリー電源に接続されていることから、前記電流はハウジングを通過せず、つまり冷却水である不凍液を通過せずに、ダイレクトにバッテリー電源に流入する。したがって、冷却水での堆積物の発生を十分に低減できる。
この結果、堆積物によるメカニカルシールのシール性能の低下を抑制できる。
以下、本発明に係る自動車用ウォータポンプの各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態では、可変機構として電磁クラッチを用いたものに適用したが、電動モータに適用することも可能である。
〔第1の実施形態〕
図1〜図6は本発明の自動車用ウォータポンプの第1の実施形態を示し、この自動車用ウォータポンプ1は、ラジエータとエンジンの間で冷却水である不凍液(エチレングリコール)を循環させるエンジンの冷却装置に適用され、ラジエータとエンジン内部のウォータジャケットなどを接続する配管中に介装されている。
前記ウォータポンプ1は、エンジンのシリンダブロック2の側部にボルト固定等により直接取り付けられ、シリンダブロック2側の前端部内にポンプ室4が形成されたポンプハウジング3と、該ポンプハウジング3の外周側に第1ボールベアリング6によって回転自在に支持された回転駆動部材であるプーリー5と、前記ポンプハウジング3の内部に挿通配置され、第2ボールベアリング8によって回転自在に設けられたポンプ軸7と、該ポンプ軸7の先端部に固定されて、前記ポンプ室4内に回転自在に収容されたインペラ9と、前記ポンプハウジング3とポンプ軸7との間に介装されて、ポンプ室4と前記第2ボールベアリング8との間をシールするメカニカルシール10と、前記プーリー5から前記ポンプ軸7の伝達される回転力を断続(可変)する可変機構である電磁クラッチ11と、から主として構成されている。
前記ポンプハウジング3は、導電性材料である例えばアルミニウム合金材で一体に形成され、ポンプ室4側のハウジング本体12が図4に示すように異形円環状に形成されていると共に、該ハウジング本体12の後端側に円筒部13が一体に形成されている。
前記ハウジング本体12は、前端にシリンダブロック2の側部に有する平面部に当接する平坦な環状の取付面12aが形成されていると共に、外周にはシリンダブロック2に螺着固定される取付ボルトが挿通されるボルト孔を構成するボス部12bが複数突設されている。
このハウジング本体12の内部には、図4に示すようにラジエータ側の吸入ポート14からポンプ室4に流入した冷却水をインペラ9の回転に伴ってシリンダブロック2内のウォータジャケット内に吐出する吐出部である吐出ポート15が形成されている。
また、ハウジング本体12の内部の中実部位12cには、図6に示すように、例えば修理時にポンプ室4内部の冷却水を外部に排出するドレン孔16が形成されていると共に、軽量化などを図るために円弧状の肉抜き部17が円周方向に沿って間欠的に形成されている。
前記円筒部13は、図1に示すように、内部に前記ハウジング本体12の内部からポンプ室4まで延設された貫通孔13aが形成されており、この貫通孔13aの内周面に第2ボールベアリング8の円筒状のアウターレース8aが圧入固定されて、この第2ボールベアリング8を介して前記ポンプ軸7を回転自在に支持している。また、円筒部13の外周に、前記第1ボールベアリング6を介して前記プーリー5が回転自在に支持されていると共に、後端部外周には前記第1ボールベアリング6のインナーレースを介して軸方向の位置決めを行う第1スナップリング18が嵌着固定されている。また、同じく前端部外周には、ハウジング本体12側の外周に後述するコイルヨークの軸方向の位置決めを行う第2スナップリング19が嵌着固定されている。
前記プーリー5は、図1に示すように、金属材によって軸方向に肉厚な円盤状に形成されて、外周に図外のクランクシャフトの先端部に固定された駆動プーリーと一緒に巻回された伝達ベルトによって回転力が伝達される波形歯状の従動プーリー部5aが一体に形成されていると共に、内周部には、前記ハウジング本体12側の前端部が開口形成された円環状の収容溝5bが軸方向に沿って形成されている。
また、プーリー5の前記収容溝5bの開口部と反対側の後端面には、前記電磁クラッチ10の一部を構成する円環状の摩擦面21が一体に形成されている。さらに、前記プーリー5の内周面の軸方向の前後端には、円環状の一対の突起部5c、5dが一体に形成されており、この両突起部5c、5d間に、複数のボール6bが2連状に配置された前記第1ボールベアリング6の円筒状のアウターレース6aが軸方向へ位置決めされつつ固定されるようになっている。
なお、前記従動プーリー部5aの外周部一側面には、軽量化を図るために円環状の肉抜き溝5eが形成されている。
前記ポンプ軸7は、導電性材料である金属材によって一体に形成され、第2ボールベアリング8で支持される部位が大径になっているのに対してメカニカルシール11の近傍から先端部7aに渡って小径に形成されており、前記小径な先端部7aに前記インペラ9の中央に形成された有底円筒状の固定部9aが圧入によって固定されている。また、大径な後端部7bは、前記ハウジング3の円筒部13の後端縁から外方に所定量だけ突出している。
前記第2ボールベアリング8は、第1ボールベアリング6と同じくアウターレース8aが軸方向に延設されて円筒状に形成されていると共に、該アウターレース8aの内周面とポンプ軸7の外周面に形成された左右一対の対向する円環溝の間に、複数のボール8bが2連状に配置されている。また、前記第2ボールベアリング8の前端部と後端部には、ゴム製の円環状薄肉な一対のシール部材20,20が設けられている。
このように、前記第1、第2ボールベアリング6,8は、それぞれ2連状の複数のボールを円筒状のインナー、アウターレース6a、8aによって一体的に保持するようにしたことから、製造コストの低減化と組付作業の容易化が図れる。
前記インペラ9は、図1及び図4に示すように、前記固定部9aの外周に回転軸方向(前端方向)へ延出した6枚の羽根部9bを一体に有しており、ポンプ軸7から伝達された回転力によって前記吸入ポート14から流入した冷却水をポンプ室4外周側の前記吐出ポート15方向へ圧送するようになっている。
前記メカニカルシール10は、図2に示すように、前記貫通孔13bのポンプ室4側の孔縁部に設けられており、ポンプ軸7の小径部7aの外周面に圧入固定された内側支持部材40と、ハウジング3の円筒部13の貫通孔13b内周面に圧入固定された外側支持部材41と、該両支持部材40、41の間に配置されて互いに軸方向から当接する横断面ほぼ矩形状の第1、第2シール部材43,44と、を備えている。
前記内側支持部材40は、導電性材料である金属板材をプレス成形によって横断面ほぼコ字形状に折曲形成され、コ字形部40aの内部に横断面ほぼL字形状のゴム部材45が加硫接着によって固定されていると共に、コ字形部40aの内周部から軸方向へ延長形成された円筒状の内周片40bが前記小径部7aの外周面に圧接している。また、前記コ字形部40aの外周片40cと前記ゴム部材45の外周側の凹溝45aとの間に前記第1シール部材43が嵌着保持されている。
前記外側支持部材41は、同じく導電性材料である金属板材をプレス成形によって横断面ほぼコ字形状に折曲形成され、コ字形部41aの内部に複数の金属製芯材46,47が加硫接着された横断面ほぼクランク形状のゴム部材48が接着固定されていると共に、前記コ字形部41aの外周片41bが前記貫通孔13bの内周面に圧接している。また、前記ゴム部材48の先端部側の内周面とコ字形部41aの内周片41cとの間に、前記第2シール部材44が嵌着保持されている。
また、前記コ字形部41aの内側面と一方の芯材47との間には、前記第2シール部材44を第1シール部材43側に軸方向から押し付けるばね部材49が設けられている。前記外周片41bの先端には、外方へ折曲形成されたフランジ状の規制片41dが一体に設けられ、この規制部41bが貫通孔13bの段差部に軸方向から当接してメカニカルシール11全体の軸方向の最大圧入位置を規制するようになっている。
さらに、前記内側支持部材40の外周片40cと外側支持部材41の規制片41dとは、前記両シール部材43,44の外周側において近接配置されて、この対向する部位間50がポンプ室4内の冷却水に浸漬された状態になっている。
前記電磁クラッチ11は、図1に示すように、前記プーリー5に形成された摩擦面21と、前記ポンプ軸7の後端部7b外周面に圧入固定されたほぼ円筒状のハブ23と、該ハブ23にプレート部材24を介して設けられた付勢機構25と、該付勢機構25に取り付けられて、前記摩擦面21方向へ進退自在なクラッチ板26と、前記収容溝5bの内部に収容保持されて、内部に電磁コイル27を保持したコイルヨーク28と、から主として構成されている。
前記摩擦面21は、プーリー5周壁の後端面から僅かに突出した所定幅の円環部の外面に形成されており、また、この摩擦面21の形成位置には、前記収容溝5bと連通して磁路を形成するための複数の透孔22が円周方向のほぼ等間隔位置に形成されている。なお、この摩擦面21は、プーリー5とは別体の摩擦板によって構成することも可能である。
前記ハブ23は、金属材によって形成され、図1、図5に示すように、外周面の軸方向のほぼ中央位置に外径方向へ突出して前記プレート部材24にリベット29によって結合されるほぼ三角形状の結合部23aを一体に有している。
前記プレート部材24は、同じく図1及び図5に示すように、金属板材によって比較的大きなほぼ三角形状に形成されて、各頂点部位置に前記付勢機構25の一部が挿通保持される3つの保持孔24aが形成されている。
前記付勢機構25は、前記各保持孔24aに対応して3つ設けられ、該各保持孔24aの孔縁に配置された3つの保持器30と、該各保持器31内に保持されたゴム材からなる弾性体31とから構成されている。
前記各保持器30は、図1に示すように、金属板材をプレス成形によってカップ状に形成され、底壁に前記弾性体31の一部が臨む円形孔30aが形成されている。
前記弾性体31は、図7及び図8にも示すように、段差円柱状に形成され、肉厚円板状の基端部31aが各保持器30内に収容固定されていると共に、該基端部31aの一端面にクラッチ板26方向に延出した突出部31bが一体に設けられている。また、弾性体31の内部軸方向には、後述する作動軸32が摺動自在に挿通される挿通孔31cが貫通形成されている。前記基端部31aは、保持器30内で軸方向(伸縮方向)へ弾性変形可能に設けられている。
また、前記各保持器30と弾性体31、プレート部材24及びクラッチ板26は、内部中央を貫通した前記作動軸32によって軸方向から一体的に結合されている。この作動軸32は、図7、図8にも示すように、前記弾性体31の挿通孔31cに摺動自在に挿通して後端にフランジ部32bを有する大径部32aと、該大径部32aの先端部に一体に設けられ、先端が前記クラッチ板26にかしめによって結合された小径部32cと、から構成されている。前記フランジ部32bは、弾性体31の挿通孔31cの孔縁に係止するようになっている。
前記コイルヨーク28は、横断面ほぼコ字形状に形成されて、摩擦面21側が開口形成されていると共に、該開口端と収容溝5bの内底面との間に円環状の環状ヨーク33が配置されている。また、インペラ9側の前端部内周には、内方へほぼ直角に折曲された円環状のステー部28aが一体に設けられており、このステー部28aが前記第2スナップリング19によって軸方向に位置決め固定されている。
さらに、コイルヨーク28の前記開口端と反対側の底壁には、図3に示す電磁コイル27のプラス、マイナス端子37,38に接続された2本のハーネス34、35を挿通させる通孔36が形成されている。この両ハーネス34,35は、前記通孔36からハウジング3とプーリー5との間を通って後述するバッテリー電源39側に配線されている。
前記電磁コイル27は、一般的な構造であって、ボビンの外周にコイル線が巻回されてなり、図3に示すように、前記各コイル線のプラス側の一端部にプラス端子37が設けられていると共に、マイナス側の一端部にマイナス端子38が設けられている。そして、前記プラス端子37は、前記ハーネス34を介してバッテリー電源39のプラス側端子39aに接続されているのに対して、前記マイナス端子38は、前記ハーネス35を介して同じくバッテリー電源39のマイナス側端子39bに接続されている。
また、前記電磁コイル27には、図外のコントロールユニットの制御信号によって電流がオンーオフ的に出力されるようになっている。前記コントロールユニットは、エンジン水温を検出する図外の水温検出センサからの検出信号に基づいて、例えば、冷間始動時のように冷却水の水温が所定温度以下では前記電磁コイル27に通電せず、所定以上になると通電するように制御されている。
以下、本実施形態の作用について説明すると、まず、冷間始動時などで、エンジン内の冷却水の温度が所定以下である場合は、これを検出したコントロールユニットが前記電磁コイル27に通電しない。
このため、前記弾性体31は、図7に示すように、自由状態を維持して伸長変形した状態となっている。したがって、前記作動軸32は、フランジ部32bを介してクラッチ板26を後退移動させ、これによって該クラッチ板26と摩擦面21が所定の隙間αをもって離間させる。このため、前記プーリー5とハブ23との接続が遮断されて、プーリー5の回転力がポンプ軸7に伝達されない。
この結果、冷却水のエンジン内部への供給がなくなって暖機が促進される。これによって、エンジンオイルの粘度を低下させて、燃費の向上を図ると共に、排気触媒温度を高めて排気エミッション性能を向上させるといった要求を満足させることができる。
一方、エンジン内の冷却水の温度が所定以上に上昇して暖機が完了すると、これを検出したコントロールユニットの制御信号によって前記電磁コイル27に通電される。
これによって、前記コイルヨーク28とプーリー5に励磁されてクラッチ板26が吸引されると、図8に示すように、前記弾性体31の基端部31aが作動軸32を介して圧縮変形することから作動軸32が進出移動してクラッチ板26の前面が摩擦面21に圧接して両者5,26が接続される。これにより、プーリー5の回転力がクラッチ板26,プレート部材24、ハブ23を介してポンプ軸7に伝達されてインペラ9を回転駆動する。したがって、エンジン内部に冷却水が供給されて、該エンジンが効果的に冷却される。
そして、前述のように、前記コントロールユニットから電磁コイル27に制御信号が出力されてバッテリー電源39から電磁コイル27に通電されると、前記マイナス端子38のハーネス35がバッテリー電源39のマイナス側端子39bに接続されていることから、電流はハウジング3を通過せず、つまり冷却水である不凍液を通過せずに、ダイレクトにバッテリー電源39に流入する。したがって、冷却水での堆積物の発生を十分に低減できる。この結果、堆積物によるメカニカルシール10のシール性能の低下を抑制できる。
すなわち、メカニカルシール10は、金属製の内側支持部材40と外側支持部材41を有するが、前述したように、その外周片40cと規制片41dとの対向部位間50に冷却水が存在していることから、従来技術のように、例えばハウジング3に前記電磁コイル27のマイナス端子38を接続してアースした場合には、電流が冷却水(不凍液)を介して前記対向部位間50に流れてしまう。このとき、冷却水が電気分解されて堆積物が発生し、これが両シール部材43,44間に付着して、これらのシール性能を低下させる大きな原因となる。
そこで、本実施形態では、前記ハーネス35を介してマイナス端子38をバッテリー電源39のマイナス側端子39bにアース接続したことによって、前記対向部材間50に電流が流れなくなる。このため、冷却水での電気分解が起こらず、堆積物の発生を効果的に低減できる。この結果、両シール部材43,44によるシール性能の低下を抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、前記各ハーネス34,35を、ハウジング3とプーリー5との間のデッドスペースを利用してバッテリー電源39まで配線されていることから、デッドスペースの有効利用が図れる。
さらに、電磁コイル27は、コイルヨーク28の開口端から内部に収容された状態で配置されているため、その収容作業が容易になると共に、全体の軸方向の長さを短尺化できる。
また、前記付勢機構25の弾性体31をゴム材によって形成したことから、電磁クラッチ11の作動中、特にクラッチ板26を戻すときの打音の発生を低減できる。
さらに、付勢機構25を、クラッチ板26の円周方向の等間隔位置の3つの箇所に配置したことから、クラッチ板26をバランス良く進退移動させることが可能になり、この結果、電磁クラッチ11の断続作動精度の向上が図れる。
〔第2の実施形態〕
図9〜図11は第2の実施形態を示し、基本構造は第1の実施形態と同様であるが、前記プーリー5の収容溝5bの内底部に円環状の永久磁石51を設けて、電磁コイル27への非通電時に、前記永久磁石51の磁力によってクラッチ板26を摩擦面21側に吸引するように構成したものである。なお、第1の実施形態と共通の構成箇所には同一の符番を付して具体的な説明を省略する。
すなわち、前記収容溝5bの内底部に円環状の突起52がプーリー5と一体に形成されている一方、前記永久磁石51は、薄肉円板状に形成されてクラッチ板26側の一側面に前記突起52に嵌合固定される円環状の嵌合溝51aが形成されている。また、前記永久磁石51は、その磁束が前記電磁コイル27への通電によってコイルヨーク28で形成される磁束と反対の流れに設定されて、電磁コイル27への通電による磁束によって永久磁石51の磁束(磁力)が打ち消されるように設定されている。
したがって、電磁コイル27への非通電時には、図10に示すように、永久磁石51の磁力によって前記クラッチ板26が吸引されて摩擦面21側に圧接するようになっているが、電磁コイル27への通電時には、永久磁石51によるクラッチ板26に対する吸引力が作用しないようになっている。
また、前記各付勢機構25は、構造は第1の実施形態と同様であるが、ゴムの弾性体31の自由状態時には伸長変形することにより、図11に示すように、作動軸32を介してクラッチ板26を後退移動、つまり摩擦面21から所定隙間αだけ離間させる方向へ付勢している。したがって、電磁コイル27への通電時には、前記永久磁石51の吸引力が消失することから、弾性体31の付勢力によって作動軸32が後退移動してクラッチ板26が摩擦面21から離間して接続を遮断するようになっている。
また、前記電磁コイル27のマイナス端子38は、ハーネス35を介してバッテリー電源39のマイナス側端子39bに接続されていることは第1の実施形態と同様である。
よって、この第2実施形態によれば、冷間始動後などのエンジンの冷却水温度が所定以下の場合には、コントロールユニットから電磁コイル27に通電されて、永久磁石51の磁力を打ち消すことから、クラッチ板26は、図11に示すように、弾性体31の付勢力によって摩擦面21から離間してプーリー5の回転力をハブ23に伝達しないことから、暖機促進が図れる。
一方、暖機完了後の冷却水温度が所定以上になった場合には、電磁コイル27への通電が遮断されて永久磁石51の磁力が回復することから、図10に示すように、この永久磁石51の磁力によってクラッチ板26が吸引されて摩擦面21に圧接する。これにより、プーリー5の回転力がポンプ軸7に伝達されて、インペラ9の回転駆動に伴って冷却水をエンジン内部に速やかに供給することができ、エンジンの効果的な冷却が行われる。
また、この実施形態でも、電磁コイル27への通電時には、その電流がメカニカルシール10付近を通過しないことから、冷却水の電気分解が起こらず堆積物の発生もないことから、メカニカルシール10のシール性能の低下を十分に抑制できる。
しかも、この実施形態では、電磁コイル27への通電は、冷却水温度が所定以下の一時的な場合のみであることから、電力消費量を大幅に低減できると共に、電磁コイル27などの耐久性の向上が図れる。
他の作用効果は、前述した第1の実施形態のものと同様である。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、電磁コイル27のマイナス端子38を、ハーネス35を介して電流が前記冷却水を回避できる部位、例えばエンジンのシリンダブロック2やその他、車体などに接続することも可能である。
また、付勢機構25の弾性体としては、ゴム材以外にコイルスプリングや皿ばねなどのばね部材によって構成することも可能である。
本発明に係る自動車用ウォータポンプの第1の実施形態の縦断面図である。 本実施形態に供されるメカニカルシールの拡大断面図である。 本実施形態に供される電磁コイルのプラス、マイナス端子の接続状態を示す概略図である。 図1のA矢視図である。 図1のB矢視図である。 図1のC−C線断面図である。 本実施形態の作用を示す要部断面図である。 本実施形態の異なる作用を示す要部断面図である。 第2の実施形態のウォータポンプの縦断面図である。 本実施形態の作用を示す要部断面図である。 本実施形態の異なる作用を示す要部断面図である。
符号の説明
1…自動車用ウォータポンプ
2…シリンダブロック
3…ハウジング
4…ポンプ室
5…プーリー(回転伝達部材)
6…第1ボールベアリング(軸受)
7…ポンプ軸
8…第2ボールベアリング(軸受)
9…インペラ
10…メカニカルシール
11…電磁クラッチ
14…吸入ポート
15…吐出ポート(吐出部)
21…摩擦面
23…ハブ
25…付勢機構
26…クラッチ板
27…電磁コイル
28…コイルヨーク
31…弾性体
32…作動軸
34・35…ハーネス
37…プラス端子
38…マイナス端子
39…バッテリー電源
39a…プラス側端子
39b…マイナス側端子
40…内側支持部材
41…外側支持部材
40c…外周片
41d…規制片
43・44…第1、第2シール部材
50…対向部位間
51…永久磁石

Claims (19)

  1. 回転力が伝達される導電性材料のポンプ軸と、
    該ポンプ軸に固定されて、回転軸方向へ延出する複数の羽根を有するインペラと、
    該インペラが内部に回転自在に収容され、該インペラの回転軸中心側から外周側に向かって設けられた吐出部に不凍液を吐出するポンプ室を有する導電性材料のハウジングと、
    前記ポンプ軸に固定される導電性材料の内側支持部材と、前記ハウジングに固定される導電性材料の外側支持部材と、前記両支持部材の間に介装されたシール部材と、該シール部材の外周側において前記両支持部材が不凍液を介して対向する部位と、を有するメカニカルシールと、
    通電されることにより前記ポンプ軸の回転を可変にする可変機構と、
    を備え、
    前記可変機構に通電するためのプラス端子をバッテリー電源のプラス側端子に接続すると共に、マイナス端子をバッテリー電源のマイナス側端子に接続したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  2. 請求項1に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記内側支持部材と外側支持部材は、それぞれが金属板を塑性変形させることによって成形され、
    前記シール部材の外周側において前記内側支持部材と外側支持部材が対向する部位は、それぞれの部材が向き合う方向に折り曲げられていることを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
    自動車用ウォータポンプ。
  3. クランクシャフトから回転力が伝達される回転伝達部材と、
    該回転伝達部材から回転力が伝達される導電性材料のポンプ軸と、
    該ポンプ軸に固定されて、回転軸方向へ延出する複数の羽根を有するインペラと、
    前記ポンプ軸を回転自在に軸受すると共に、前記インペラを内部に収容しかつ回転軸中心側から外周側に設けられた吐出部に不凍液を吐出するポンプ室を有する導電性材料のハウジングと、
    前記ポンプ軸に固定される導電性材料の内側支持部材と、前記ハウジングに固定される導電性材料の外側支持部材と、前記両支持部材の間に介装されたシール部材と、該シール部材の外周側において前記両支持部材が不凍液を介して対向する部位と、を有するメカニカルシールと、
    通電されることにより前記ポンプ軸の回転を可変にする可変機構と、
    を備えた自動車用ウォータポンプであって、
    前記可変機構に通電するプラス端子をバッテリー電源のプラス側端子に接続すると共に、マイナス端子をウォータポンプの構成部材以外の部材に接続したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  4. 請求項3に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記可変機構は、通電することによって前記回転伝達部材とポンプ軸とを断続する電磁クラッチであることを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  5. 請求項3に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記マイナス端子を、バッテリー電源のマイナス側端子に接続したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  6. 請求項に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記マイナス端子を、車両のボディあるいはフレームに接続したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  7. 請求項に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記プラス端子とマイナス端子にそれぞれ接続された各ハーネスを、前記ハウジングと回転伝達部材との間から外部に引き出したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  8. 請求項に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記プラス端子とマイナス端子を、互いに隣接した位置に設けたことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  9. 請求項に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記回転伝達部材は、前記ハウジングのポンプ室側に開口した環状空間が設けられていると共に、内周部が前記ハウジングの外周に軸受されている一方、
    前記電磁クラッチは、軸方向一端側が開口し、内部に電磁コイルを収容保持したコイルヨークと、前記回転伝達部材の前記コイルヨークの軸方向一端側の外面に設けられた摩擦面と、コイルヨークへの通電あるいは非通電によって前記摩擦面側に移動して前記ポンプ軸と共に回転するクラッチ板と、を備え、
    前記環状空間内に前記電磁クラッチのコイルヨークを収容配置したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  10. 請求項に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記クラッチ板は、前記摩擦面から離間する方向へ付勢されていると共に、前記電磁コイルへの通電によって摩擦面側に吸引されて前記回転伝達部材の回転力をポンプ軸に伝達するように構成したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  11. 請求項10に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記クラッチ板は、弾性体によって前記摩擦面から離間する方向へ付勢されていることを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  12. 請求項11に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記弾性体は、ゴム材によって形成されていることを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  13. 請求項11に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記弾性体は、クラッチ板の円周方向の複数箇所に設けられていることを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  14. 請求項に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記クラッチ板は、前記電磁コイルへの非通電により前記摩擦面に当接して回転伝達部材の回転力を前記ポンプ軸に伝達すると共に、前記電磁コイルへの通電によって前記クラッチ板が前記摩擦面から離間して回転伝達部材からポンプ軸への回転伝達を遮断することを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  15. 請求項に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記コイルヨークの一端側開口側に永久磁石を設け、該永久磁石の磁力によって前記クラッチ板と摩擦面の当接状態を維持すると共に、前記電磁コイルへの通電によって生じる磁束が前記永久磁石の磁束を打ち消すように作用することを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  16. 請求項15に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記クラッチ板を、前記摩擦面と離間する方向へ付勢したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  17. 請求項16に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記クラッチ板を、ゴム材によって付勢したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  18. 請求項に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記電磁クラッチは、通電されることによって前記回転伝達部材からポンプ軸に回転力を伝達し、非通電されることによって前記回転力の伝達を遮断するように構成したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
  19. 請求項に記載の自動車用ウォータポンプにおいて、
    前記電磁クラッチは、非通電されることによって前記回転伝達部材から前記ポンプ軸に回転力を伝達し、通電されることによって前記回転力の伝達を遮断するように構成したことを特徴とする自動車用ウォータポンプ。
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