JP2007139119A - 電磁クラッチ - Google Patents

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Taichi Onozuka
太一 小野塚
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Abstract

【課題】生産性及び経済性に優れた電磁クラッチを提供する。
【解決手段】電磁クラッチでは、ソレノイド44を内包したロータ32とアーマチュア板18とがソレノイド44の電磁力により連結される。電磁クラッチは、ロータ32の外周面に切削加工により一体に形成され、ポリVベルト50が架け回される複数の周溝を有するベルト受け部48と、ベルト受け部48の少なくとも片側に配置され、ベルト受け部48とは別体の鍔52とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両用空調装置の圧縮機に適用される、電磁クラッチに関する。
この種の電磁クラッチは、ソレノイドを内蔵したロータとアーマチュア板とがソレノイドの電磁力により連結され、動力がロータとアーマチュア板との間で伝達される。ロータは、Vベルトを介してエンジンからの動力を受取るべく、その外周面に、Vベルトが架け回される複数の周溝及び当該複数の周溝からのVベルトの外れを防止する鍔部を有する(例えば、特許文献1参照)。これら周溝及び鍔部は、鍛造により成形されたロータの材料を更に切削加工することにより形成される。
特開2005-171779号公報
上述した電磁クラッチにあっては、周溝からの鍔部の突出長が大きいため、鍔部及び周溝を切削加工するときの加工代が大きい。このため、特許文献1の電磁クラッチにあっては、その生産性及び経済性が必ずしも満足できる水準にはない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、生産性及び経済性に優れた電磁クラッチを提供することにある。
上記の目的を達成するべく、本発明によれば、ソレノイドを内蔵したロータとアーマチュア板とが前記ソレノイドの電磁力により連結される電磁クラッチにおいて、前記ロータの外周面に切削加工により一体に形成され、伝動ベルトが架け回される複数の周溝を有するベルト受け部と、前記ベルト受け部の少なくとも片側に配置され、前記ベルト受け部とは別体の鍔とを備えることを特徴とする電磁クラッチが提供される(請求項1)。
好適な態様として、電磁クラッチは、前記ロータの外周面に前記鍔の嵌合部を有する(請求項2)。
好適な態様として、前記鍔は、前記ロータ及びベルト受け部のうち少なくとも一方に対して、かしめ、溶接、圧接及び圧入のうち何れかの手法により固定される(請求項3)。
好適な態様として、前記ロータ及び鍔は、互いに異なる材料からなる(請求項4)。
本発明の請求項1〜5の電磁クラッチでは、鍔がベルト受け部とは別体であるため鍔を切削加工する必要が無く、切削加工の加工代が少なくて済む。このため、この電磁クラッチは、生産性及び経済性において優れている。
請求項2の電磁クラッチでは、ロータの外周面に鍔の嵌合部を有するため、鍔が安定した状態で固定される。このため、たとえ鍔が別体であっても、ベルト受け部からのVベルトの外れが確実に防止される。
請求項3の電池クラッチでは、鍔が、ロータ及びベルト受け部のうち少なくとも一方に対して、かしめ、溶接、圧接及び圧入のうち何れかの手法により固定されている。これらの手法は、いずれも低コストであるとともに簡易であり、この電磁クラッチによれば、優れた生産性及び経済性が確保される。
請求項4の電磁クラッチでは、ロータ及び鍔が互いに異なる材料からなる。この場合、ロータには、透磁率や耐摩耗性を考慮した材料を採用しながら、鍔には、加工性及び価格を考慮した材料が採用される。このため、この電磁クラッチによれば、より優れた生産性及び経済性が確保される。
図1は、車両用空調装置の圧縮機2に適用された一実施形態の電磁クラッチを示す。
電磁クラッチは、エンジン4からの動力を受取って圧縮機2の主軸6を断続的に回転駆動し、主軸6の回転に伴ない圧縮機2の圧縮ユニット8が作動する。つまり、主軸6の回転に伴い、圧縮機2は、作動流体としての冷媒ガスの吸入工程、吸入した冷媒ガスの圧縮工程及び圧縮した冷媒ガスの吐出工程を実行する。なお、圧縮機2はスクロール式圧縮機及び往復動式圧縮機のいずれであってもよい。
電磁クラッチは、ドライブ側ユニットとドリブン側ユニットとからなり、ドリブン側ユニットはカプラ10を有する。カプラ10のボス部12は、圧縮機2のフロントハウジング14から突出した主軸6の端部にスプライン嵌合され、且つ、ナットにより固定されている。カプラ10はボス部12と一体のフランジ部16を有し、環状のアーマチュア板18がフランジ部16とは同心上に配置されている。
フランジ部16とアーマチュア板18との間は、弾性部材としての3つのリーフスプリング20を介して連結され、各リーフスプリング20の両端は、大リベット22及び小リベット24によりフランジ部16及びアーマチュア板18に結合されている。大リベット22には、リーフスプリング20の端部とフランジ部16との間に位置してスペーサ26が嵌合され、リーフスプリング20は、フランジ部16及びアーマチュア板18に対して斜めに延びている。アーマチュア板18は、リーフスプリング20及びカプラ10を介して主軸6により支持され、、主軸6の軸線方向に変位可能である。
また、大リベット22は、制振板28をフランジ部16に連結しており、制振板28とフランジ部16とは、所定の間隔をもって互いに対向している。制振板28の外周部は、アーマチュア板18とも対向し、制振板28とアーマチュア板18との間には、制振ゴム30が配置されている。
電磁クラッチのドライブ側ユニットはロータ32を有し、ロータ32はフロントハウジング14にボール軸受34を介して回転自在に支持されている。
より詳しくは、ロータ32は、鉄系合金等の高透磁率を有する材料からなり、環状の端壁36を有する。アーマチュア板18は、端壁36と対向するように配置され、端壁36には、磁束がアーマチュア板18を通過するよう複数のスリット37が形成されている。端壁36の内縁及び外縁には、同心上の内周壁38及び外周壁40が一体に連なり、ボール軸受け34は内周壁38とフロントハウジング14との間に配置されている。
ロータ32における内周壁38と外周壁40との間には、電磁力発生器として、固定鉄心42に収容されたソレノイド(電磁コイル)44が配置され、固定鉄心42は、環状のブラケット46を介してフロントハウジング14に固定されている。この電磁力発生器は、ソレノイド44が通電されると電磁力を発生させ、この電磁力により、ロータ32の端壁36にアーマチュア板18が吸着する。
ロータ32の外周壁40の外周面には、複数の周溝からなるベルト受け部48が形成されている。ベルト受け部48には、エンジン4からの駆動力を伝達する伝動ベルトとしてのポリVベルト(マルチVベルト)50が架け回される。なお、ポリVベルト50は、複数のVベルトを幅方向に結合してなる。
また、外周壁40の外周面には、ベルト受け部48の両側に位置して、炭素鋼等の廉価な材料からなる環状の鍔52,52が圧入により固定されている。より詳しくは、図2に示したように、鍔52は、外周壁40の外周面に嵌合するハブ部54と、ハブ部54と一体の鍔部56とを有する。鍔部56の外径は、ベルト受け部48において周溝間を隔てる突条の外径よりも大であり、鍔部56の外周は、ベルト受け部48に架け回されたポリVベルト50の部分の外面よりも径方向外側に突出する。
なお、上述したロータ32は、図3の二点鎖線で示した形状に鍛造された材料を、更に切削加工することにより形成される。
上述した電磁クラッチによれば、エンジン4の作動中、エンジン4からの動力がベルト受け部48に架け回されたポリVベルト50を介して、ロータ32に伝達され、ロータ32はフロントハウジング14の回りを回転する。
このようにロータ32が回転していても、ソレノイド44に通電していなければ、アーマチュア板18はリーフスプリング20の付勢力によってロータ32から離隔しており、ロータ32の回転力(トルク)がアーマチュア板18に伝達されることがない。
一方、ソレノイド44に通電され、電磁力発生器により電磁力が発生すると、リーフスプリング20の付勢力に抗しながらアーマチュア板18がロータ32の端壁36に吸着し、ロータ32とアーマチュア板18が連結される。回転しているロータ32とアーマチュア板18が連結されると、ロータ32の回転力は、摩擦によりアーマチュア板18に伝達され、更には、リーフスプリング20及びカプラ10を介して主軸6へと順次伝達される。そして、回転力により主軸6が回転駆動されると、圧縮機2の圧縮ユニット8によって冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出工程が実施される。
上述した電磁クラッチにおいては、鍔52により、ベルト受け部48からのポリVベルト50の外れが防止されているので、電磁クラッチがオン作動されたとき、圧縮機2は安定に作動する。
また、この電磁クラッチでは、鍔52が、ベルト受け部48、すなわち、ロータ32とは別体であるため、ロータ32を切削加工する際、鍔を形成する必要が無く、切削加工の加工代が少なくて済む。具体的には、鍔52をロータ32に一体に形成する場合に比べて、図3に斜線で示した領域の分だけ、加工代が大幅に削減される。このため、この電磁クラッチは、生産性及び経済性において優れている。
その上、この電磁クラッチでは、ロータ32の外周壁40外周面に鍔52が嵌合するため、鍔52が安定した状態で固定される。このため、たとえ鍔52が別体であっても、ベルト受け部48からのポリVベルト50の外れが確実に防止される。
更に、この電磁クラッチは、鍔52を有する仕様であるが、ロータ32は、鍔が無い仕様の電磁クラッチにも適用可能であり、鍔52とロータ32とが別体であることにより、異なる仕様間で部品の共通化を図ることもできる。
本発明は上記した実施例に限定されることはなく、種々変形が可能であり、例えば、鍔52の形状は特に限定されない。
一実施形態では、ベルト受け部48の両側に鍔52が配置されていたが、ベルト受け部の形状によっては、ベルト受け部の少なくとも片側に鍔を配置すればよい。
一実施形態では、ロータ32に対して鍔52が圧入されていたが、鍔52の固定方法は特に限定されない。ただし、ロータ32及びベルト受け部48のうち少なくとも一方に対して、かしめ、溶接、圧接及び圧入のうち何れかの手法により鍔52を固定するのが好ましい。これらの手法は、いずれも低コストであるとともに簡易であり、優れた生産性及び経済性が確保されるからである。
一実施形態では、ロータ32及び鍔52は互いに異なる材料からなるが、ロータ32及び鍔52の材料は同一であってもよい。ただし、ロータ32には、透磁率や耐摩耗性を考慮した材料を採用しながら、鍔52には加工性及び価格を考慮した材料を採用するのが、より優れた生産性及び経済性を確保するために好ましい。
車両用空調装置の圧縮機に適用された本発明の一実施形態の電磁クラッチの縦断面図である。 図1の電磁クラッチに適用された鍔の部分切欠き斜視図である。 図1の電磁クラッチに適用されたロータの加工代を説明するための図である。
符号の説明
18 アーマチュア板
32 ロータ
44 ソレノイド
48 ベルト受け部
50 ポリVベルト
52 鍔

Claims (4)

  1. ソレノイドを内包したロータとアーマチュア板とが前記ソレノイドの電磁力により連結される電磁クラッチにおいて、
    前記ロータの外周面に切削加工により一体に形成され、伝動ベルトが架け回される複数の周溝を有するベルト受け部と、
    前記ベルト受け部の少なくとも片側に配置され、前記ベルト受け部とは別体の鍔と
    を備えることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 前記ロータの外周面に前記鍔の嵌合部を有することを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  3. 前記鍔は、前記ロータ及びベルト受け部のうち少なくとも一方に対して、かしめ、溶接、圧接及び圧入のうち何れかの方法により固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁クラッチ。
  4. 前記ロータ及び鍔は、互いに異なる材料からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電磁クラッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015017652A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 アイシン精機株式会社 電磁クラッチ装置及びアクチュエータ装置

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