JP5044422B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナーコンテナから現像装置にトナーを受け渡すためのトナー搬送路が形成された中間転写ユニットを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式によって用紙にカラー画像を形成するカラー複写機やカラープリンタ等のカラー画像形成装置が汎用されている。これら装置においてカラー画像は、タンデムに配置された複数の像担持体上に形成された各トナー像を中間転写ユニットの中間転写ベルト上に順次重畳転写し、中間転写ベルト上に転写されたトナー像を用紙上に一括転写することによって形成される。カラー画像が転写された用紙は、定着装置へと搬送され、該定着装置によって熱と圧力によってカラー画像の定着を受けた後、機外に排出される。
ところで、複数のトナーコンテナとこれよりも下方に配された複数の現像装置の中間に中間転写ユニットを配置して成るカラー画像形成装置においては、トナーコンテナから現像装置にトナーを供給するためのトナー供給パイプが中間転写ユニットを避けてその外側を迂回して設けられていた(特許文献1参照)。このため、画像形成装置が大型化する他、特にカラー画像形成装置では、各現像装置に対してトナー補給口の位置が等しくないためにトナー供給パイプの長さと形状が色毎に異なり、中間転写ユニットの着脱性が悪く、コストアップを招くという問題があった。
そこで、中間転写ユニットに、トナーコンテナと現像装置とを結ぶトナー搬送路を付設することが考えられる。この場合、トナー搬送路には、上部開口部としてトナーコンテナからトナーを受け入れるトナー入口部が、また下部開口部として現像装置に向けてトナーを排出するトナー出口部が備えられる。かかる構成によれば、前記問題が解消される。
特開2004−139031号公報
ここで、トナー搬送路が形成された中間転写ユニットにおいては、トナーの飛散を防止するために、前記トナー入口部を開閉するシャッタ部材、及びトナー出口部を開閉するシャッタ部材を具備させることが望ましい。この場合、トナー入口部には、トナーコンテナの着脱時におけるトナー飛散を抑止するため、各トナーコンテナの装着を契機に個別に各トナー入口部が開閉されるシャッタ部材が望ましいと言える。一方、トナー出口部については、メンテナンス時等に中間転写ユニットを装置本体から着脱する際のトナー飛散が専ら問題となるため、むしろ全トナー出口部が同時に開閉されるシャッタ部材が望ましい。
ところで、上記のようなシャッタ部材をトナー出口部に付設させた場合、メンテナンス作業後等に、該シャッタ部材の開放忘れや開放が不十分な状態のままとされる開放不良が起こり得る。開放不良が生じると、十分なトナーが現像装置に供給されず、画像不良が発生することになる。
本発明の目的は、現像剤(トナー)搬送路が形成された中間転写ユニットを備えた画像形成装置において、トナーの飛散を防ぐ一方で、トナー出口部の開放不良を確実に抑止することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、現像剤像を担持する複数の像担持体と、各々が現像剤供給口を有し、前記現像剤を収納する複数の現像剤収容部と、各々が現像剤受給口を有し、前記現像剤収容部各々の下方に設けられる複数の現像装置と、複数の前記現像剤収容部と複数の前記現像装置との間に配置され、複数の前記像担持体から一次転写された現像剤像を用紙に二次転写するための中間転写ユニットと、を備え、前記中間転写ユニットは筐体構造を有し、該筐体の一側端部には、前記現像剤供給口の各々に位置が対応している複数の現像剤入口部と、前記現像剤受給口の各々に位置が対応している複数の現像剤出口部と、前記現像剤入口部の各々から前記現像剤出口部の各々に続く複数の現像剤供給経路と、前記現像剤出口部を開閉する出口シャッタと、が備えられ、前記出口シャッタは、前記現像剤出口部を閉とする第1姿勢と、前記現像剤出口部を開とする第2姿勢との間で姿勢変更可能とされ、前記第1姿勢のときに前記現像剤収容部と干渉する一方で、前記第2姿勢のときに前記現像剤収容部と非干渉となる干渉部を備えていることを特徴とする(請求項1)。
この構成によれば、出口シャッタを第1姿勢と第2姿勢との間で適宜姿勢変更させることにより、現像剤出口部からの現像剤(トナー)の飛散を防止することができる。また、前記第1姿勢のときに前記現像剤収容部と干渉する干渉部を備えているので、例えば中間転写ユニットの装置本体への組み付け時において、現像剤出口部の開口不良を作業者に容易に認知させることができる。
上記構成において、前記干渉部は、前記現像剤収容部と干渉することで、前記現像剤収容部の前記中間転写ユニットへの装着を不能とさせることが望ましい(請求項2)。この構成によれば、出口シャッタが第1姿勢のとき、現像剤収容部と干渉するだけでなく装着不能となるので、作業者はいち早く現像剤出口部の開口不良を認識できる。
上記構成において、前記出口シャッタの姿勢変更が、該出口シャッタのスライド移動により行われることが望ましい(請求項3)。この構成によれば、出口シャッタの姿勢変更を容易に行わせることができる。
上記構成において、前記第1姿勢を維持する方向に前記出口シャッタを付勢する付勢部材をさらに備えることが望ましい(請求項4)。この構成によれば、常時現像剤出口部を閉とする方向に付勢力が働くので、トナー飛散防止の点で一層有利となる。
本発明によれば、現像剤搬送路が形成された中間転写ユニットを備えた画像形成装置において、現像剤の飛散を防ぐ一方で、現像剤出口部の開放不良を確実に抑止することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態につき詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態に係るカラープリンタXの外観斜視図、図2は、カラープリンタXの側断面図である。まず、これらの図に基づいて、カラープリンタXの概略構成について説明する。なお、カラープリンタXは、本発明に係る画像形成装置の一例に過ぎず、複写機やファクシミリ、複合機などにも、本発明を適用することができる。
カラープリンタXは、トナーコンテナ101〜104(現像剤収容部)、中間転写ユニット2、現像装置31〜34を含む画像形成ユニット3、レーザスキャナユニット401、排紙ユニット402、定着ユニット403、給紙カセット404、装置本体の筐体10、トップカバー11及びフロントカバー12を備えて概略構成されている。なお、カラープリンタXは、該カラープリンタXの動作を制御する制御回路など、一般的なカラープリンタに設けられた他の構成要素も有している。
筐体10は、カラープリンタXのアウターボディである。筐体10の内部には、上方から下方に順次、トナーコンテナ101〜104、中間転写ユニット2、画像形成ユニット3及びレーザスキャナユニット401が配置されている。
トップカバー11は、筐体10の上面を覆うカバー部材の役目と、画像形成後の用紙が載置される排紙トレイの役目とを兼ねている。ユーザやサービスマンは、トップカバー11を開いて、上方から前記トナーコンテナ101〜104、中間転写ユニット2、画像形成ユニット3及びレーザスキャナユニット401の着脱やメンテナンスを行う。一方、フロントカバー12は、筐体10の前面側を覆うもので、排紙ユニット402や定着ユニット403の着脱やメンテナンス時に開閉される。
トナーコンテナ101〜104は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)各色のトナー(現像剤)を収容するものであって、その各色のトナーを画像形成ユニット3に備えられた現像装置31〜34に各々供給する。
画像形成ユニット3は、トナーコンテナ101〜104の下方に配置され、YMCK各色に対応する複数の画像形成部を有する。これら画像形成部には、前記現像装置31〜34の他に、それぞれの色のトナー像を担持する感光体ドラムD(像担持体)が各々備えられている。その他、各画像形成部には、感光体ドラムDの周面を一様に帯電させる帯電装置、トナー像転写後の感光体ドラムDの周面を清掃するクリーニング装置などが含まれている。
現像装置31〜34は、トナーコンテナ101〜104から供給される各色のトナーを用いて、各々の感光体ドラムD上に形成された静電潜像を現像(可視像化)する。感光体ドラムD上に形成されたモノクロ又はカラーのトナー像は、中間転写ユニット2に設けられた中間転写ベルト21に一次転写される。
レーザスキャナユニット401は、光源やポリゴンミラー、反射ミラー、偏向ミラーなどの各種の光学系機器を有し、前記画像形成部の各々に設けられた感光体ドラムDの周面に、画像データに基づく光を照射して、静電潜像を形成する。
中間転写ユニット2は、中間転写ベルト21(中間転写体)、駆動ローラ22、23及び筐体24を備える。中間転写ベルト21は、複数の感光体ドラムDからトナー像が重ね塗り状態で一次転写され、このトナー像を、給紙カセット7から供給される用紙に二次転写部405において二次転写する。駆動ローラ22、23は、中間転写ベルト21を周回駆動させる。筐体24は、駆動ローラ22、23を回転自在に支持する。
給紙カセット404は、画像形成される用紙を収容するものであって、フロントカバー12側から、筐体10に対して着脱可能に装着されている。
定着ユニット403は、中間転写ユニット2から二次転写されたトナー像を用紙に定着させた後、その用紙を排紙ユニット402に導く。定着ユニット403は、ヒートローラ及び加圧ローラなどを有している。
排紙ユニット402は、定着ユニット403から搬送された用紙を、排紙トレイとしてのトップカバー11上に排出する。排紙ユニット402は、用紙を搬送するための排紙ローラを含む。
図3は、図2に示したトナーコンテナ101〜104、中間転写ユニット2及び現像装置31〜34を抜き出して示す斜視図であり、これら3要素が接続された状態を示す図である。図4は、トナーコンテナ101〜104の斜視図、図5は、現像装置31(32〜34)の要部構成図である。
図3に示すように、中間転写ユニット2は、横方向に隣接して並ぶ4つのトナーコンテナ101〜104と、該トナーコンテナ101〜104の下方に設けられ、横方向に並列に並ぶ4つの現像装置31〜34との間に配置される。トナーコンテナ101〜104、中間転写ユニット2及び現像装置31〜34の各々は、不図示の位置固定部材によって相互に、又は筐体10に位置固定されている。なお、中間転写ユニット2の詳細については後記で詳述する。
図4に示すように、トナーコンテナ101〜104各々には、内部に収容されたトナーを供給するためのトナー供給口111〜114(現像剤供給口の一例)が設けられている。このトナー供給口111〜114は、不図示のコンテナシャッタによってそれぞれ開閉される。
また、図5に示すように、現像装置31(32〜34)は、その長手方向の一端側に、トナーを受け取るためのトナー受給口311(312〜314;現像剤受給口の一例)と、トナー受給口311(312〜314)から供給されたトナーを現像装置下部から現像装置内部に導くトナー導入部321(322〜324)とを有している。
前述したように、従来の装置では、トナー供給口111〜114とトナー受給口311〜314との間は、中間転写ユニット2の外側を迂回して配置されるパイプによって接続されていた。このため、少なくともそのパイプの寸法分だけ画像形成装置の幅方向のサイズが拡大していた。また、トナー供給口111〜114各々とトナー受給口311〜314各々とを個別のパイプで接続する必要があったため、組立作業効率が悪く、生産性やメンテナンス性が悪いという問題もあった。一方、本実施形態に係るカラープリンタXは、トナーコンテナ101〜104各々から現像装置31〜34各々にトナーを供給するための経路が、中間転写ユニット2に形成されている。以下、このような中間転写ユニット2について詳説する。
図6は、中間転写ユニット2を単体で示す斜視図である。図7は、中間転写ユニット2の上部にトナーコンテナ101〜104が装着され、下部に現像装置31〜34が装着された状態を示す断面図である。中間転写ユニット2は、画像形成ユニット3に設けられた複数の感光体ドラムDから一次転写されたトナー像を用紙に二次転写する中間転写ベルト21と、回転することによって中間転写ベルト21を走行駆動させる駆動ローラ22、23(図2参照)と、駆動ローラ22、23を支持する筐体24と、入口シャッタ251〜254と、出口シャッタ50とを備えて概略構成されている。中間転写ユニット2は、図8に示すように、プリンタXの装置本体(筐体10)を構成する第1本体フレーム41及び第2本体フレーム42にて、その両側端部が保持される。
中間転写ベルト21は、2つの駆動ローラ22、23に、所定の張力で掛け渡されている無端のベルトである。2つの駆動ローラ22、23は、いずれか一方が、カラープリンタXに設けられた不図示のモータなどからの駆動力によって回転駆動される。この回転により、中間転写ベルト21が周回駆動されると共に、駆動ローラ22、23の他方が従動回転する。
筐体24は、中間転写ベルト21の両側部を覆い駆動ローラ22、23を回転自在に支持する側板と、トナーコンテナ101〜104が載置される天板とを含む、上面視で長方形の箱体である。筐体24の一側端部(中間転写ベルト21の一方の側縁側)には、トナーコンテナ101〜104に設けられたトナー供給口111〜114の各々に位置が対応しているトナー入口部271〜274(現像剤入口部)と、現像装置31〜34に設けられたトナー受給口311〜314の各々に位置が対応しているトナー出口部261〜264(現像剤出口部)と、トナー入口部271〜274の各々からトナー出口部261〜264の各々にトナーを供給するためのトナー供給経路240(現像剤供給経路)とが形成されている。
トナー入口部271〜274は、筐体24の天板部分にスライド可能に設けられた入口シャッタ251〜254によって各々個別に開閉される。一方、トナー出口部261〜264は、筐体24の一側端部分にスライド可能に設けられた出口シャッタ50により、同時に開閉される。これら入口シャッタ251〜254及び出口シャッタ50については、後に詳述する。
トナー供給経路240は、トナー入口部271〜274の各々からトナー出口部261〜264の各々に続く、独立した四つのトナー供給経路241〜244を備えている。また、トナー供給経路241〜244の各々には、略鉛直方向に形成された鉛直経路241a〜244aと、略水平方向に形成された水平経路241b〜244bとが含まれている。鉛直経路241a〜244aは、水平経路241b〜244bの水平方向略中央位置に接続され、各トナー供給経路241〜244は、側面視で概ね“T”字型のトナー流通空間とされている。
4つの水平経路241b〜244bは、一つの軸線上に位置するように配列されている。本実施形態では、水平経路241b〜244bは、一つの水平方向空間を後述する4つのシール部材281〜284で仕切ることによって形成されている。トナー入口部271〜274は、このような水平経路241b〜244bの上面側の適所にそれぞれ穿設されている。
ここで、図7に示すように、トナーコンテナ102(ここではマゼンタ用とする)に対応するトナー出口部262は、対応するトナー入口部272の略鉛直下方向に位置している。このため、トナー入口部272から供給されるマゼンタトナーは、その自重によって直接トナー供給経路242の鉛直経路242a内を落下して、トナー出口部262に到達することができる。
ところが、カラープリンタX内では、該カラープリンタXの小型化や黒色に対応するトナーコンテナ104の容量を大きく確保するなどの目的で、トナーコンテナ101〜104のトナー供給口111〜114各々の配置間隔と、現像装置31〜34のトナー受給口311〜314各々の配置間隔とがずれて設計されている。そのため、マゼンタ用トナー供給経路242を除くトナー供給経路241、243、244では、各トナー出口部261、263、264がトナー入口部271、273、274の鉛直下方向に位置していない。
上述のような配置間隔ずれに柔軟に対応できるようにするために、水平経路241b、243b、244bが準備されている。すなわち、トナー入口部271、273、274から供給されるイエロー、シアン、ブラックトナーは、各々の水平経路241b、243b、244bを経て、鉛直経路241a、243a、244aに流入させることができる。なお、上記配置間隔ずれのないマゼンタ用トナー供給経路242については、水平経路242bを省いても良い。
ここで、水平経路241b〜244bでは、トナーを自重に依存して移送することができない。従って、トナー供給経路241、243、244では、各水平経路241b、243b、244bから各鉛直経路241a、243a、244aまでトナーを円滑に搬送するための手段を具備させることが望ましい。そこで、本実施形態では、トナー供給経路240内に、トナーを水平方向に搬送するトナー搬送部材290が設けられている。
トナー搬送部材290は、回転軸に3つの独立した第1〜第3スクリュー部291〜293が一体形成された棒状の部材である。かかるトナー搬送部材290は、4つの水平経路241b〜244b内を貫通するように配設され、その片端側(駆動ローラ22の側)には、該トナー搬送部材290を回転駆動させる回転駆動部30が設けられている。第1、第2、第3スクリュー部291、292、293は、それぞれ水平経路241b、243b、244b各々の内部に位置対応している。
回転駆動部30によってトナー搬送部材290が回転駆動されると、水平経路241b、243b、244b内においてトナーが水平方向に搬送される。そして、トナーを鉛直経路241a、243a、244aの位置まで移送させ、自重落下させることができる。なお、水平経路242bにも同様にスクリュー部を設けておいてもかまわない。
トナー搬送部材290が、異なる色のトナーに対応するトナー供給経路241〜244各々を貫通して配置されているため、該トナー供給経路241〜244各々には、外部へのトナーの流通を遮断する弾性部材などからなるシール部材281〜284が設けられている。これにより、トナー供給経路241〜244各々の間や、トナー供給経路244及び回転駆動部30間のトナーの流通が防止される。
ところで、図7に示すように、イエロー用トナー供給経路241及びブラック用トナー供給経路244と、シアン用トナー供給経路243とでは、トナー入口部271、273、274とトナー出口部261、263、264との鉛直方向のずれが左右に異なっている。従って、トナー供給経路241、244の水平経路241b、244bと、トナー供給経路243の水平経路243bとでは、異なる方向にトナーを搬送する必要がある。
そのため、トナー搬送部材290は、第1スクリュー部291及び第3スクリュー部293と、第2スクリュー部292との巻方向が反対になるように形成されている。即ち、トナー搬送部材290が回転駆動されたとき、第1、第3スクリュー部291、293によるトナーの搬送方向と、第2スクリュー部292によるトナーの搬送方向とが反対方向となるように形成されている。これにより、トナー搬送部材290が回転駆動されたときち、各々の水平経路241b、243b、244bの内部で、所要の方向に向けてトナーを搬送させることができる。
なお、ここでは第1〜第3スクリュー部291〜293が各々、トナーを水平方向のいずれか一方向に搬送するものを例示しているが、これに代えて、トナー供給経路241、243、244の水平経路241b、243b、244bの両端部から、鉛直経路241a、243a、244aにトナーが集まるようにトナーを搬送するべく、巻方向(搬送方向)が異なる二方向のスクリュー部を備えるように、第1〜第3スクリュー部291〜293を形成しても良い。
続いて、入口シャッタ251〜254について説明する。中間転写ユニット2の筐体24の上面には、トナーコンテナ101〜104を装着する装着部20a〜20dが設けられている(図6)。また、これら装着部20a〜20dにそれぞれ対応して、各トナーコンテナ101〜104の着脱動作に連動して、中間転写ベルト21の水平移動方向にスライドしてトナー入口部271〜274を開閉する入口シャッタ251〜254が設けられている。
図9、図10に入口シャッタ251〜254の詳細を示す。これらの図では、シアン用トナーコンテナ103と、ブラック用トナーコンテナ104とに対応する入口シャッタ253、254を示しているが、他のシャッタ251、252も同構造である。
入口シャッタ253は、カム部材253Aとシール材55Bとで構成されている。カム部材253Aには、トナーコンテナ103の円筒部61が係合する斜面状のカム面253aが形成されている。シール材55Bには、トナー入口部271と同形状のトナー注入口55bが形成されている。カム部材253Aとシール材55Bとは、連動してスライドする。ブラック用の入口シャッタ254も同様であり、カム面254aを有するカム部材254Aと、シール材55Bとを含む。
入口シャッタ251〜254は、図10に示すように、左右一対の引張バネ56によって、トナー入口部271〜274を塞ぐ閉じ方向に付勢されている。
ところで、第1本体フレーム41(図8参照)の内面には、各トナーコンテナ101〜104の鉛直方向(図10の白抜き矢印方向)の装着をガイドするために、鉛直のガイド溝621がそれぞれ形成されている。各ガイド溝621の下端には、凹状のカップリング622がそれぞれ設けられている。なお、各カップリング622は、各トナーコンテナ101〜104に設けられている凸状のカップリング60(図9参照)に嵌合し、互いに連結される。円筒部61は、カップリング60の周囲を覆う部材であって、トナーコンテナ101〜104に一体成型された部材である。
例えばシアン用のトナーコンテナ103を、第1本体フレーム41のガイド溝621に沿って鉛直下方に移動させ、中間転写ユニット2Dの装着部20c(図6)に装着する場合を例示する。この場合、トナーコンテナ103の装着動作の過程で、該トナーコンテナ103の円筒部61が入口シャッタ253のカム部材253Aのカム面253aと干渉する。このため、入口シャッタ253が、引張バネ56の付勢力に抗して図10の右方にスライドする(なお、図10はこの右方へのスライドを終えた状態を示している)。入口シャッタ253のシール材55Bに形成されたトナー注入口55bが、トナー入口部273に合致するため、トナー入口部273がトナーコンテナ103の装着動作に連動して自動的に開かれる。
一方、トナーコンテナ103を第1本体フレーム41のガイド溝621に沿って鉛直上方に移動させて、装着部50cから取り外すと、該トナーコンテナ103の円筒部61との入口シャッタ253のカム部材253Aとの干渉が解除される。このため、入口シャッタ253は引張バネ56の付勢力によって、図10の左方にスライドする。これにより、入口シャッタ253のシール材55Bがトナー入口部273を塞ぐ。つまり、トナー入口部273が、トナーコンテナ103の取り外し動作に連動して自動的に閉じられる。なお、以上は、他のトナーコンテナ101、102、104の装着動作においても同様である。
続いて、出口シャッタ50について説明する。出口シャッタ50は、トナー出口部261〜264を開閉するものである。図11(A)は、トナー出口部261〜264が開かれた状態、図11(B)は、トナー出口部261〜264が出口シャッタ50にて閉じられた状態をそれぞれ示す斜視図である。図12は、出口シャッタ50と現像装置33との関係を示す側面図である。図13は、出口シャッタ50の斜視図である。
出口シャッタ50は、中間転写ユニット2の幅方向一端面(入口シャッタ251〜254が設けられた側の面)にスライド可能に設けられ、4つトナー出口部261〜264を同時に開閉する。この出口シャッタ50は、引張バネ52によって閉じ方向(トナー出口部261〜264を閉じる方向)に付勢されている。
出口シャッタ50は、図13に示すように、中間転写ユニット2の各トナー出口部261、262、263、264を開閉するためのL字状の4つのシール部511、512、513、514が、フレーム状の本体部に一体形成されてなる。出口シャッタ50は、4つのシール部511〜514が全てのトナー出口部261〜264を閉じている閉姿勢(第1姿勢)と、トナー出口部261〜264を開放している開姿勢(第2姿勢)との間でスライド移動が可能である。
出口シャッタ50は、プリンタXの稼働時には開姿勢とされ、メンテナンス時に中間転写ユニット2を第1、第2本体フレーム41、42から取り外す際に閉姿勢とされる。ここで、メンテナンス作業後等に、作業者がシャッタ部材50の開放を忘却した場合や、忘れや開放が不十分な状態のままとされる開放不良が起こり得る。開放不良が生じると、十分なトナーが現像装置に供給されず、画像不良が発生することになる。そこで、本実施形態では、シャッタ部材50の開放不良を未然に防止するため、干渉部515が設けられている。
干渉部515は、図13、図14に示すように、出口シャッタ50の上端縁から突出した部材である。干渉部515は、出口シャッタ50が前記閉姿勢にあるとき、トナーコンテナ102のボディと干渉する一方で、前記開姿勢のときにはトナーコンテナ102と非干渉となるような位置関係で、出口シャッタ50に設けられている。
図15は、トナーコンテナ102の装着状況を示す部分斜視図であって、トナーコンテナが出口シャッタ50の干渉部515と干渉している状態を示し、図16は、トナーコンテナ102が干渉部515と干渉していない状態を示している。
図15に示す状態は、出口シャッタ50が閉姿勢の状態であり、この状態で作業者がトナーコンテナ102を装着しようとしても、トナーコンテナ102の側面カバー102Sの底面と干渉部515とが干渉する。このため、トナーコンテナ102は所定の装着位置に納まらず、干渉部515によって上方へ若干押し上げられた状態となる。すなわち、中間転写ユニット2へのトナーコンテナ102の装着が不能となる。この場合、トップカバー11(図8参照)は、トナーコンテナ102の浮き上がりによって該トナーコンテナ102と干渉し、完全に閉じきれなくなる。
一方、図16に示す状態は、出口シャッタ50がスライド移動し開姿勢となった場合の状態である。この場合、干渉部515はトナーコンテナ102の側面カバー102Sと干渉しない位置まで退避しており、作業者はトナーコンテナ102を所定の装着位置に収容させることができる。また、トップカバー11も完全に閉じることができる。
本実施形態のプリンタXによれば、各トナーコンテナ101〜104の取り外し動作に連動して、入口シャッタ251〜254によって各トナー入口部271〜274が閉じられるとともに、全てのトナー出口部261〜264が出口シャッタ50によって同時に閉じられる。従って、トナーコンテナ101〜104の着脱時、メンテナンス時等のトナーの飛散が確実に防がれ、カラープリンタXの装置本体内がトナーの飛散によって汚染される等の不具合が発生することがない。
また、出口シャッタ50に干渉部515が備えられているので、中間転写ユニット2の本体フレーム41、42への組み付け時において、出口シャッタ50が閉姿勢となっている状態、つまりトナー出口部261〜264の開口不良を、トナーコンテナ102の装着が不能になることを通して、作業者に容易に認知させることができる。従って、トナー供給経路が確実に確保されるようにすることができる。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記実施形態では、トナーコンテナ102と干渉部515とが干渉した場合に、トナーコンテナ102の装着が不能となる例を示した。このようにする代わりに、別途の報知手段で作業者に出口シャッタ50の開放不良を認知させるようにしても良い。例えば、トナーコンテナ102と干渉部515とが干渉状態にあるときに動作する回路部を付設し、該回路部が発生する電気信号に基づきプリンタXの操作パネル上に何らかのメッセージ表示を行わせるようにしても良い。
(2)上記実施形態では、トナーコンテナ102に対応付けて、干渉部515が出口シャッタ50に一つ設けられている例を示した。干渉部515は、トナーコンテナ101〜104の各々に対応付けて、複数設けるようにしても良い。
本発明の画像形成装置の一実施形態に係るカラープリンタの外観斜視図である。 上記カラープリンタの側断面図である。 中間転写ユニットに、トナーコンテナ及び現像装置が接続された状態を示す斜視図である。 トナーコンテナの斜視図である。 現像装置の長手方向の一端部を示す斜視図である。 中間転写ユニット単体の斜視図である。 中間転写ユニットに、トナーコンテナ及び現像装置が接続された状態を示す断面図である。 中間転写ユニットの装置本体への組み込み状態を示す斜視図である。 トナーコンテナの中間転写ユニットへ装着状況を示す部分的な断面図である。 中間転写ユニットの入口シャッタの斜視図である。 (A)は、中間転写ユニットのトナー出口部が開かれた状態、(B)は、トナー出口部が閉じられた状態をそれぞれ示す斜視図である。 中間転写ユニットの出口シャッタと現像装置との関係を示す側面図である。 出口シャッタの斜視図である。 出口シャッタの干渉部を示す図である。 トナーコンテナの装着状況を示す部分斜視図であって、トナーコンテナが出口シャッタと干渉している状態を示す図である。 トナーコンテナの装着状況を示す部分斜視図であって、トナーコンテナが出口シャッタと干渉していない状態を示す図である。
符号の説明
X プリンタ(画像形成装置)
D 感光体ドラム(像担持体)
101〜104 トナーコンテナ(現像剤収容部)
2 中間転写ユニット
21 中間転写ベルト(中間転写体)
22、23 駆動ローラ
24 筐体
240 トナー供給経路(現像剤供給経路)
251〜254 入口シャッタ
261〜264 トナー出口部(現像剤出口部)
271〜274 トナー入口部(現像剤入口部)
31〜34 現像装置
50 出口シャッタ
511〜514 シール部
515 干渉部
52 引張バネ(付勢部材)

Claims (4)

  1. 現像剤像を担持する複数の像担持体と、
    各々が現像剤供給口を有し、前記現像剤を収納する複数の現像剤収容部と、
    各々が現像剤受給口を有し、前記現像剤収容部各々の下方に設けられる複数の現像装置と、
    複数の前記現像剤収容部と複数の前記現像装置との間に配置され、複数の前記像担持体から一次転写された現像剤像を用紙に二次転写するための中間転写ユニットと、を備え、
    前記中間転写ユニットは筐体構造を有し、該筐体の一側端部には、
    前記現像剤供給口の各々に位置が対応している複数の現像剤入口部と、
    前記現像剤受給口の各々に位置が対応している複数の現像剤出口部と、
    前記現像剤入口部の各々から前記現像剤出口部の各々に続く複数の現像剤供給経路と、
    前記現像剤出口部を開閉する出口シャッタと、が備えられ、
    前記出口シャッタは、
    前記現像剤出口部を閉とする第1姿勢と、前記現像剤出口部を開とする第2姿勢との間で姿勢変更可能とされ、前記第1姿勢のときに前記現像剤収容部と干渉する一方で、前記第2姿勢のときに前記現像剤収容部と非干渉となる干渉部を備えている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記干渉部は、前記現像剤収容部と干渉することで、前記現像剤収容部の前記中間転写ユニットへの装着を不能とさせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記出口シャッタの姿勢変更が、該出口シャッタのスライド移動により行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1姿勢を維持する方向に前記出口シャッタを付勢する付勢部材をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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