JP5043247B1 - 換気靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】換気量を安定させることができ、靴本体部内の換気を十分に行うことができるようにする。
【解決手段】靴本体部31と、通気部を備えたソール32と、ポンプ装置43を備えたヒール33とを有する。通気部は、空気を吸引してポンプ装置43に供給するための第1の通気路、ポンプ装置43内の空気を排出するための第2の通気路を備える。ポンプ装置43は、第1の層構造体、第2の層構造体、伸縮自在に配設された第3の層構造体、及び第3の層構造体の伸縮に伴って作動させられ、ポンプ室60に空気を吸引し、ポンプ室60の空気を排出する弁ユニット58を備える。弁ユニット58は、第2の層構造体のストローク量を設定する。装着者の体重の大きさによってストローク量が変化することがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、換気靴に関するものである。
従来、靴は、靴本体部、該靴本体部の底部を覆うソール、該ソールの後端部において下方に突出させて形成されたヒール等から成り、前記靴本体部は、主に、皮革、布、ゴム、ビニール等によって形成されるようになっている。前記靴においては、通気性が悪いので、湿度の高い環境下で長時間靴を装着していると、靴内が蒸れやすく、靴を装着する者、すなわち、装着者は不快感を覚えてしまう。
靴本体部内の換気を行うために、靴本体部に通気孔を形成することが考えられるが、その場合、例えば、降雨時に通気孔を介して靴本体部内に水が進入してしまい、靴の利便性が低下してしまう。
そこで、前記ヒールにポンプ室を形成し、装着者が歩行するのに伴ってポンプ室内の圧力を変化させることによって、靴本体部内の空気を靴本体部外に排出し、換気を行うようにした換気靴が提供されている。
図2は従来の換気靴の縦断面図である。
図において、10は換気靴、11は靴本体部、12は該靴本体部11の底部を覆うソール、13は前記換気靴10の後端部において下方に突出させて形成されたヒールであり、前記ソール12は、弾性材料から成る中底15、及び地面と接触する下底16を備え、該下底16に複数の凹部18が形成され、前記中底15に、各凹部18と靴本体部11内とを連通させて連通孔19が形成される。
また、前記ヒール13内には中空のポンプ室21が形成され、該ポンプ室21は、前記各凹部18と逆止弁22を介して、換気靴10外と逆止弁23を介して連通させられる。そして、前記ポンプ室21の上方には、前記中底15の一部によって形成されたポンプ作動壁25が配設され、該ポンプ作動壁25によって前記ポンプ室21が覆われる。
この場合、前記ポンプ作動壁25は、上方に向けてわずかに湾曲させて形成されるので、歩行に伴ってポンプ作動壁25に装着者の体重が加わると、ポンプ作動壁25は踵によって押されて変形させられ、偏平な作動状態になり、ポンプ室21内の圧力が高くなる。その結果、逆止弁23が開放され、ポンプ室21内の空気が換気靴10外に排出される。
続いて、装着者の踵がポンプ作動壁25から離れ、ポンプ作動壁25に装着者の体重が加わらなくなると、ポンプ作動壁25は、復元して元の湾曲した非作動状態に戻り、ポンプ室21内の圧力が低くなる。その結果、逆止弁22が開放され、靴本体部11内の空気が連通孔19及び各凹部18を介してポンプ室21に供給される(例えば、特許文献1参照。)。
実開平2−2004号公報
しかしながら、前記従来の換気靴10においては、湾曲させて形成されたポンプ作動壁25を、偏平な作動状態にしたり、湾曲した非作動状態にしたりすることによってポンプ室21内の圧力を変化させるようにしているので、装着者の体重の大きさによってポンプ作動壁25の変形の仕方、変形量等が変化してしまう。
したがって、換気靴10外に排出されたり、ポンプ室21に供給されたりする空気の量、すなわち、換気量を安定させることができない。
また、靴本体部11に装着者の足が精度良く密着して装着されると、踵がポンプ作動壁25から離れなくなり、ポンプ作動壁25が偏平な作動状態のままになることがある。その場合、ポンプ作動壁25が湾曲した非作動状態に戻らなくなり、靴本体部11内の空気がポンプ室21に供給されなくなる。その結果、靴本体部11内の換気を行うことができなくなってしまう。
さらに、前記ポンプ室21と換気靴10外とが逆止弁23を介して連通させられるようになっているので、歩行に伴って換気靴10外から泥、水等の異物が逆止弁23内に進入すると、逆止弁23が円滑に作動しなくなることがある。その場合、前記ポンプ室21から換気靴10外に空気を安定させて排出することができず、靴本体部11内の換気を十分に行うことができなくなってしまう。
本発明は、前記従来の換気靴10の問題点を解決して、換気量を安定させることができ、靴本体部内の換気を十分に行うことができる換気靴を提供することを目的とする。
本発明の換気靴においては、靴本体部と、該靴本体部の底部を覆い、通気部を備えたソールと、該ソールの後端部に形成され、ポンプ装置を備えたヒールとを有する。
そして、前記通気部は、空気を吸引してポンプ装置に供給するための第1の通気路、及びポンプ装置内の空気を排出するための第2の通気路を備える。
また、前記ポンプ装置は、前記ヒールの上端部に配設された第1の層構造体、該第1の層構造体と対向させて、かつ、第1の層構造体に対して上下方向に進退自在に配設された第2の層構造体、前記第1、第2の層構造体間において伸縮自在に配設された第3の層構造体、及び前記第2の層構造体との間にポンプ室を形成し、前記第3の層構造体の伸縮に伴って作動させられ、ポンプ室に空気を吸引し、ポンプ室の空気を排出する弁ユニットを備える。
そして、該弁ユニットは、前記第2の層構造体の上下方向におけるストローク量を設定する。
本発明によれば、弁ユニットによって第2の層構造体の上下方向におけるストローク量が設定されるので、装着者の体重の大きさによってストローク量が変化することがない。したがって、換気量を常に一定にすることができる。
また、靴本体部に装着者の足が精度良く密着して装着されると、踵がヒールから離れなくなることがあるが、第1の層構造体に対して第2の層構造体を相対的に移動させることができるので、靴本体部内の換気を十分に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態における換気装置の第1の状態を示す縦断面図である。 従来の換気靴の縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態における換気靴の縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態における換気靴の平面図である。 本発明の第1の実施の形態における換気装置の第2の状態を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態における換気装置の平面図である。 図6のA−A断面図である。 本発明の第2の実施の形態における換気装置の第1の状態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態における換気装置の第2の状態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態における換気装置の平面図である。 本発明の第3の実施の形態における換気靴の縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態における換気靴の平面図である。 本発明の第4の実施の形態における換気靴の縦断面図である。 本発明の第4の実施の形態における換気靴の平面図である。 本発明の第4の実施の形態における換気靴の上紙の平面図である。 本発明の第4の実施の形態における換気靴の下紙の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における換気靴の縦断面図、図4は本発明の第1の実施の形態における換気靴の平面図である。
図において、30は換気靴、31は靴本体部、32は該靴本体部31の底部を覆うソール、33は、前記換気靴30の後端部において下方に突出させて形成され、円弧部及び直線部から成る形状(以下「ヒール形状」という。)を有するヒールである。前記ソール32は、中底35及び下底36を備え、該下底36の後端部に前記ヒール33が、所定の固定方法、例えば、接着剤による接着、溶融による融着等によって取り付けられる。前記中底35及び下底36は、例えば、皮革、硬質のゴム、硬質の合成樹脂等によって形成される。
また、靴本体部31内の換気を行うために、ソール32及びヒール33に換気装置40が配設される。
該換気装置40は、前記ソール32に形成された通気部41、及びヒール33に形成されたポンプ装置43を備え、前記通気部41は、靴本体部31内の所定の箇所、本実施の形態においては、後方部から空気を吸引して前記ポンプ装置43に供給するための第1の通気路としての吸気路44、及びポンプ装置43内の空気を排出して靴本体部31内の所定の箇所、本実施の形態においては、前方部に供給するための第2の通気路としての排気路45を備える。
前記吸気路44は、ソール32の所定の部分、本実施の形態においては、ソール32の後端部に形成された第1の流路46、及びソール32の長手方向に延在させて形成され、前端がポンプ装置43と、後端が第1の流路46と連結された第2の流路47を備える。前記第1の流路46は中底35に穴を貫通させることによって形成され、前記第2の流路47は下底36に形成された溝を中底35によって覆うことにより形成される。
また、前記排気路45は、ソール32の所定の部分、本実施の形態においては、ソール32の前端部においてソール32の幅方向に延在させて形成された第1の流路51、ソール32の長手方向に延在させて形成され、前端が前記第1の流路51の中央に連結された第2の流路52、及び前記第1の流路51と連通させられ、靴本体部31内に開口させられる第3の流路53を備える。そして、前記第1、第2の流路51、52は、下底36に形成された溝を中底35によって覆うことにより形成され、第3の流路53は中底35に所定のピッチで複数の穴を貫通させることによって形成される。
なお、本実施の形態においては、靴本体部31内の後方部の空気がポンプ装置43に供給され、ポンプ装置43内の空気が靴本体部31内の前方部に供給されるようになっているが、後述されるポンプ装置43内の吸気用逆止弁72及び排気用逆止弁73の動作を逆にすることによって、靴本体部31内の前方部の空気をポンプ装置43に供給し、該ポンプ装置43内の空気を靴本体部31内の後方部に供給することもできる。
次に、前記換気装置40について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における換気装置の第1の状態を示す縦断面図、図5は本発明の第1の実施の形態における換気装置の第2の状態を示す縦断面図、図6は本発明の第1の実施の形態における換気装置の平面図、図7は図6のA−A断面図である。なお、図示されるように、前記ヒール形状は円弧部及び直線部から成るので、便宜上、ヒール形状の内側を径方向内方とし、ヒール形状の外側を径方向外方とする。
図において、31は靴本体部、32はソール、33はヒール、35は中底、36は下底、43はポンプ装置、44は吸気路、45は排気路、46は第1の流路、47は第2の流路である。
前記ポンプ装置43は、ヒール33の上端部、本実施の形態においては、前記下底36におけるヒール33の直上の部分に配設された第1の層構造体としてのアッパフレーム55、ヒール形状を有し、前記アッパフレーム55と対向させて、かつ、アッパフレーム55に対して上下方向に進退自在に配設された第2の層構造体としてのロワフレーム56、中空のヒール形状を有し、前記アッパフレーム55と前記ロワフレーム56との間において伸縮自在に配設された第3の層構造体としての、かつ、環状体としてのサイドフレーム57、ヒール形状を有し、前記サイドフレーム57によって包囲され、サイドフレーム57の伸縮、すなわち、伸長又は収縮に伴って作動させられる第1の規制部としての、かつ、弁構造体としての弁ユニット58、該弁ユニット58とロワフレーム56との間に配設され、ロワフレーム56を下方に向けて付勢する第1の付勢部材としての複数の、本実施の形態においては、4個のスプリング59等を備える。なお、前記アッパフレーム55及び弁ユニット58によってフレーム・弁結合部が構成される。前記スプリング59は、金属製の、本実施の形態においては、ステンレス鋼製のコイルスプリングから成る。
前記ロワフレーム56は、ヒール形状を有する平板状の本体部61、及びヒール形状を有し、サイドフレーム57より径方向内方、かつ、弁ユニット58より径方向外方において、本体部61からアッパフレーム55に向けて突出させて形成された第2の規制部としてのストッパ部62を備える。該ストッパ部62は、サイドフレーム57と対向する外周面の下端部に、サイドフレーム57に向けて突出させて形成されたスペーサ部63を備え、該スペーサ部63によって、サイドフレーム57とストッパ部62との間に所定のクリアランスCL1が形成される。
また、サイドフレーム57が収縮させられていない状態において、アッパフレーム55の下面とストッパ部62の上面との間、及び弁ユニット58の下面と本体部61の上面との間にそれぞれ2〔mm〕程度の隙間が形成される。
そして、サイドフレーム57が収縮させられると、ロワフレーム56が上昇(上方に移動)し、ストッパ部62の上面がアッパフレーム55の下面に、本体部61の上面が弁ユニット58の下面に接触させられ、前記各隙間はなくなる。このとき、前記弁ユニット58及びストッパ部62によって、アッパフレーム55に対するロワフレーム56の更なる上昇が規制される。
また、ストッパ部62によって径方向内方に空間が形成され、該空間内に弁ユニット58が嵌入されるので、アッパフレーム55に対するロワフレーム56の水平方向の移動が規制される。
前記サイドフレーム57は、ヒール形状を有し、伸縮自在に配設された第2の付勢部材としてのクッション部65、及び該クッション部65の外周面を覆う外周補強材としてのシート66を備える。そして、前記クッション部65は、上面においてアッパフレーム55に、下面においてロワフレーム56に接着剤による接着又は融着によって固定され、前記シート66は、内周面においてクッション部65に接着剤による接着又は融着によって固定される。なお、前記クッション部65は、所定の付勢力でロワフレーム56を下方に向けて付勢する。
前記弁ユニット58は、ヒール形状を有し、上面がアッパフレーム55に接着剤による接着又は融着によって固定され、下面と本体部61の上面との間にポンプ室60を形成する弁ブロック71、該弁ブロック71内に配設されたボール式の第1の逆止弁としての吸気用逆止弁72、ボール式の第2の逆止弁としての排気用逆止弁73、水抜き等の保全用の栓74等を備える。なお、弁ユニット58は、アッパフレーム55に形成され、ヒール形状を有する凹部Cv1内に嵌入され、接着剤による接着又は融着によって固定される。
前記吸気用逆止弁72及び排気用逆止弁73は、それぞれ弁ブロック71を貫通させて形成された第1、第2の弁流路76、77内に移動自在に配設される。そして、靴本体部31内の空気の吸引時(以下「吸気時」という。)に、吸気用逆止弁72は開放され、排気用逆止弁73は閉鎖され、ポンプ装置43内の空気の排出時(以下「排気時」という。)に、排気用逆止弁73は開放され、吸気用逆止弁72は閉鎖される。
そのために、第1、第2の弁流路76、77は、それぞれ上端に環状体81、82が取り付けられるとともに、高さ方向における所定の箇所、本実施の形態においては、中央部に段差部m1、m2が形成され、段差部m1と吸気用逆止弁72との間に吸気用の付勢部材としてのスプリング83が、前記環状体82と排気用逆止弁73との間に排気用の付勢部材としてのスプリング84が配設される。
なお、前記吸気用逆止弁72及び排気用逆止弁73は金属製の、本実施の形態においては、ステンレス鋼製の球体によって形成され、前記スプリング83、84は金属製の、本実施の形態においては、ステンレス鋼製のコイルスプリングによって形成される。また、吸気用逆止弁72及び排気用逆止弁73を樹脂製の球体によって形成することができる。
前記スプリング83は吸気用逆止弁72を所定の付勢力で環状体81に押し付け、スプリング84は排気用逆止弁73を段差部m2に押し付ける。この場合、環状体81は吸気用逆止弁72の、段差部m2は排気用逆止弁73の弁座として機能する。
そして、前記弁ブロック71には、弁ブロック71の下面に開口させて、複数の、本実施の形態においては、4個の有底の収容穴88が形成され、該各収容穴88に前記各スプリング59が、上端を収容穴88の底面に当接させて、下端を本体部61の上面に当接させて収容される。また、ポンプ室60に進入した水等の異物を排出するために、前記弁ブロック71に貫通路89が、前記中底35及びアッパフレーム55に貫通路35a、55aが上下方向に貫通させて形成され、前記貫通路89の上半部に前記栓74がねじ止めされ、前記貫通路35a、55aにゴム製の詰め部材91が嵌入される。
また、前記アッパフレーム55には、吸気路44と第1の弁流路76とを連通させて、吸気用の口、すなわち、吸気口p1が、排気路45と第2の弁流路77とを連通させて、排気用の口、すなわち、排気口p2が形成される。
前記弁ユニット58とストッパ部62との間には、弁ユニット58に対してロワフレーム56を上下方向に円滑に移動させることができるように、わずかなクリアランスCL2が形成される。そして、前記ポンプ室60と前記クリアランスCL1、CL2とが常に連通させられる。
前記ロワフレーム56は、皮革、硬質のゴム、硬質の合成樹脂等によって形成される。クッション部65は、軟質のゴム、スポンジゴム、軟質の合成樹脂等の弾性体によって形成される。また、シート66は織布によって形成され、該織布において、縦糸としてポリウレタン等の弾性を有する合成繊維が、横糸としてアラミド等の引張強度の高い合成繊維が使用され、第1の方向である上下方向において織布の伸縮性が高く、第1の方向に対して直角の第2の方向である水平方向において織布の伸縮性が低くされる。したがって、前記シート66を、クッション部65に取り付けることによって、例えば、上下方向においてクッション部65の伸縮に合わせて伸縮させ、水平方向において伸縮させないようにすることができる。また、前記弁ブロック71は、硬質のゴム、硬質の合成樹脂、金属等によって形成される。
次に、ポンプ装置43の動作について説明する。
未装着状態の換気靴30においては、スプリング59及びクッション部65の付勢力によってロワフレーム56が下方に付勢され、前記アッパフレーム55の下面とストッパ部62の上面との間、及び弁ユニット58の下面と本体部61の上面との間に所定の隙間が形成される。また、スプリング83の付勢力によって吸気用逆止弁72が環状体81に押し付けられ、スプリング84の付勢力によって排気用逆止弁73が段差部m2に押し付けられることにより、吸気用逆止弁72及び排気用逆止弁73が閉鎖される。
そして、装着者が換気靴30を装着して両足を地面に置くと、装着者の体重がヒール33に加わり、該ヒール33が地面に押し付けられる。このとき、スプリング59及びクッション部65が付勢力に抗して収縮させられ、図5に示されるように、ロワフレーム56が上昇し、ストッパ部62の上面がアッパフレーム55の下面に、本体部61の上面が弁ユニット58の下面に接触させられる。また、クッション部65の内周面が収縮に伴って内方(ストッパ部62側)に向けて膨出する。なお、クッション部65の外周面は、シート66に覆われているので、外方に向けて膨出する量は少ない。
そして、ポンプ室60の体積が小さくなり、ポンプ室60内の圧力が高くなり、これに伴って、スプリング84の付勢力に抗して排気用逆止弁73が開放される。その結果、ポンプ室60内の空気は、第2の弁流路77、排気口p2及び排気路45内を流れ、第3の流路53(図3)から靴本体部31内に供給される。
続いて、装着者が歩行を開始し、一方の足を地面から上げると、装着者の体重がヒール33に加わらなくなる。このとき、スプリング59及びサイドフレーム57が付勢力によって伸長させられ、図1に示されるように、ロワフレーム56が下方に移動させられ、アッパフレーム55の下面とストッパ部62の上面との間、及び弁ユニット58の下面と本体部61の上面との間に隙間が形成される。
そして、ポンプ室60の体積が大きくなり、ポンプ室60内の圧力が低くなり、これに伴って、スプリング83の付勢力に抗して吸気用逆止弁72が開放され、スプリング84の付勢力によって排気用逆止弁73が閉鎖される。その結果、靴本体部31内の空気は、吸気路44、吸気口p1及び第1の弁流路76内を流れ、ポンプ室60に供給される。
このように、本実施の形態においては、アッパフレーム55とロワフレーム56との間に配設されたサイドフレーム57の伸縮に伴って、ポンプ室60内の圧力を変化させることによって、ポンプ室60内の空気が靴本体部31内に供給され、靴本体部31内の空気がポンプ室60に供給される。その結果、靴本体部31内の換気を行うことができる。
また、サイドフレーム57が収縮させられていない状態における、アッパフレーム55の下面から弁ユニット58の下面までの距離、及び弁ユニット58の下面からロワフレーム56の上面までの距離によって、上下方向におけるロワフレーム56の移動量、すなわち、ストローク量が設定されるので、装着者の体重の大きさによってストローク量が変化することがない。したがって、靴本体部31内に供給されたり、ポンプ室60に供給されたりする空気の量、すなわち、換気量を常に一定にすることができる。
しかも、弁ユニット58の下面と本体部61の上面との間にポンプ室60が形成されるので、ポンプ室60のポンプ面積(断面積)を大きくすることができる。したがって、ロワフレーム56のストローク量が小さくても、換気量を大きくすることができる。
さらに、ポンプ室60が円筒形の形状を有するので、ロワフレーム56が上下方向に移動する間、ロワフレーム56のストローク量と換気量とを比例させることができる。したがって、靴本体部31内の換気量を安定させることができる。
そして、ストッパ部62によって、アッパフレーム55に対するロワフレーム56の水平方向の移動が規制されるので、ヒール33に水平方向の力が加わっても、サイドフレーム57を安定させて伸縮させることができる。その結果、換気量が変動することはない。
また、靴本体部31に装着者の足が精度良く密着して装着されると、足を地面から離しても踵がヒール33から離れなくなることがあるが、アッパフレーム55に対してロワフレーム56を相対的に移動させることができるので、サイドフレーム57を確実に伸縮させることができる。したがって、靴本体部31内の換気を十分に行うことができる。
さらに、弁ユニット58はサイドフレーム57によって換気靴30外と遮断されているので、換気靴30外から泥、水等の異物が進入して弁ユニット58に付着するのを防止することができる。したがって、吸気用逆止弁72及び排気用逆止弁73が作動しなくなることがないので、靴本体部31内の換気を円滑に行うことができる。
ところで、本実施の形態において、クッション部65は、アッパフレーム55及びロワフレーム56に接着剤による接着又は融着によって固定されるようになっているが、接着剤又は融着部分が劣化すると、クッション部65をアッパフレーム55及びロワフレーム56に十分に固定することができなくなる。その結果、換気靴30の耐久性が低くなってしまう。
そこで、換気靴30の耐久性が低くなるのを抑制するようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図8は本発明の第2の実施の形態における換気装置の第1の状態を示す縦断面図、図9は本発明の第2の実施の形態における換気装置の第2の状態を示す縦断面図、図10は本発明の第2の実施の形態における換気装置の平面図である。
図において、101はヒール形状を有するフレーム・弁結合部であり、該フレーム・弁結合部101は、上面が下底36に接着剤による接着又は融着によって固定される。そのために、前記下底36におけるヒール33の直上の部分に凹部Cv1が形成され、該凹部Cv1内にフレーム・弁結合部101が嵌入される。
フレーム・弁結合部101は、外周縁に沿って環状に形成されたフランジ部としての、かつ、第1の層構造体としてのアッパフレーム155、及び該アッパフレーム155より内側において、アッパフレーム155と一体に形成された第1の規制部としての、かつ、弁構造体としての弁ユニット158を備える。
また、156は、前記フレーム・弁結合部101と対向させて、かつ、フレーム・弁結合部101に対して上下方向に進退自在に配設された第2の層構造体としてのロワフレーム、157は、中空のヒール形状を有し、前記アッパフレーム155とロワフレーム156との間において伸縮自在に配設された第3の層構造体としての、かつ、環状体としてのサイドフレーム、59は、前記弁ユニット158とロワフレーム156との間に配設され、ロワフレーム156を下方に向けて付勢する第1の付勢部材としての複数の、本実施の形態においては、5個のスプリングである。
前記弁ユニット158は、前記サイドフレーム157によって包囲され、前記サイドフレーム157の伸縮に伴って作動させられる。
前記ロワフレーム156は、ヒール形状を有する平板状の本体部161、及びヒール形状を有し、サイドフレーム157より径方向内方、かつ、弁ユニット158より径方向外方において、本体部161からアッパフレーム155に向けて突出させて形成された第2の規制部としてのストッパ部162を備える。該ストッパ部162は、サイドフレーム157と対向する外周面の下端部に、サイドフレーム157に向けて突出させて形成されたスペーサ部163を備え、該スペーサ部163によって、サイドフレーム157とストッパ部162との間に所定のクリアランスCL1が形成される。
また、前記ストッパ部162における弁ユニット158と対向する内周面の所定の箇所に、第1の係止部としてのフック103が形成され、弁ユニット158におけるストッパ部162と対向する外周面の前記フック103と対応する箇所に、第2の係止部としてのフック104が形成され、サイドフレーム157が収縮させられていない状態において、フック103、104が互いに係止させられる。
なお、本実施の形態において、ストッパ部162によって径方向内方に形成された空間内に弁ユニット158が所定の力で嵌入されると、フック104は、弾性体として機能するストッパ部162を拡開させ、フック103と係止させられる。
また、本実施の形態において、前記サイドフレーム157は、第1の実施の形態におけるクッション部65として機能し、上面においてアッパフレーム155に、下面においてロワフレーム156に接着剤による接着又は融着によって固定される。
前記弁ユニット158とストッパ部162との間には、弁ユニット158に対してロワフレーム156を上下方向に円滑に移動させることができるように、わずかなクリアランスCL2が形成される。そして、前記ポンプ室60と前記クリアランスCL1、CL2とが常に連通させられる。
このように、本実施の形態においては、サイドフレーム157が収縮させられていない状態において、フック103、104が係止させられるので、ロワフレーム156に大きな外力が加わっても、サイドフレーム157をアッパフレーム155及びロワフレーム156に安定させて固定することができる。その結果、換気靴30の耐久性が低くなるのを抑制することができる。
ところで、前記第1、第2の実施の形態においては、ストッパ部62、162によって径方向内方に形成された空間内に弁ユニット58、158がそれぞれ嵌入されることによって、アッパフレーム55、155に対するロワフレーム56、156の水平方向の移動が規制されるようになっている。
したがって、ロワフレーム56、156にストッパ部62、162が形成されるので、構造が複雑になるだけでなく、換気靴30のコストが高くなってしまう。
そこで、ヒールをソールと一体的に形成することによって、アッパフレームに対するロワフレームの水平方向の移動を規制し、ロワフレームの構造を簡素化し、換気靴30のコストが高くならないようにした本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1、第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図11は本発明の第3の実施の形態における換気靴の縦断面図、図12は本発明の第3の実施の形態における換気靴の平面図である。
図において、232は靴本体部31の底部を覆うソールであり、該ソール232は中底35、下底36及び該下底36を覆う表底210を備え、ソール232の長手方向における中央部から後端部にかけて、前記ソール232と一体的にヒール133が形成される。なお、前記中底35、下底36及び表底210は、例えば、皮革、硬質のゴム、硬質の合成樹脂等によって形成される。
また、靴本体部31内の換気を行うために、ソール232及びヒール133に換気装置40が配設される。
該換気装置40は、前記ソール232に形成された通気部141、及びヒール133に形成されたポンプ装置43を備え、前記通気部141は、靴本体部31内の所定の箇所、本実施の形態においては、前方部から空気を吸引して前記ポンプ装置43に供給するための第1の通気路としての吸気路245、及びポンプ装置43内の空気を排出して靴本体部31内の所定の箇所、本実施の形態においては、後方部に供給するための第2の通気路としての排気路244を備える。
前記吸気路245は、ソール232の所定の部分、本実施の形態においては、ソール232の前端部において幅方向に延在させて形成された第1の流路151、ソール232の長手方向に延在させて形成され、前端が前記第1の流路151の中央に連結された第2の流路152、及び前記第1の流路151と連通させられ、靴本体部31内に開口させられる第3の流路153を備える。
また、前記排気路244は、ソール232の所定の部分、本実施の形態においては、ソール232の後端部において長手方向に延在させて形成され、前端がポンプ装置43と連結され、後端に排気開口248が形成された流路246を備える。
そして、前記ポンプ装置43は、下底36におけるヒール133の上端部に形成された第1の層構造体としてのアッパフレーム355、該アッパフレーム355と対向させて、かつ、アッパフレーム355に対して上下方向に進退自在に配設され、表底210におけるヒール133の部分によって平板状に形成された第2の層構造体としてのロワフレーム356、前記アッパフレーム355と前記ロワフレーム356との間において伸縮自在に配設された第3の層構造体としての、かつ、環状体としてのサイドフレーム357、ヒール形状を有し、前記サイドフレーム357によって包囲され、サイドフレーム357の伸縮に伴って作動させられる規制部としての、かつ、弁構造体としての弁ユニット358等を備える。
前記サイドフレーム357が収縮させられていない状態において、弁ユニット358の下面とロワフレーム356の上面との間に2〔mm〕程度の隙間が形成される。
そして、サイドフレーム357が収縮させられると、ロワフレーム356が上昇し、ロワフレーム356の上面が弁ユニット358の下面に接触させられ、前記隙間はなくなる。このとき、前記弁ユニット358によって、アッパフレーム355に対するロワフレーム356の更なる上昇が規制される。
前記ヒール133を形成するために、前記中底35及び下底36は、ソール232の長手方向におけるほぼ中央部から後方に向けて斜めに立ち上げられ、ソール232の後端部において水平に延在させられ、また、前記表底210は、ソール232の長手方向における全体にわたり水平に延在させられる。したがって、前記サイドフレーム357は、ソール232の長手方向におけるほぼ中央部から徐々に厚くされ、ソール232の後端部において一定の厚さにされる。
そして、中底35が下底36に、下底36が表底210及びサイドフレーム357に、サイドフレーム357が表底210に、接着剤による接着又は融着によってそれぞれ固定される。
前記弁ユニット358は、ヒール形状を有し、上面がアッパフレーム355に接着剤による接着又は融着によって固定され、下面とロワフレーム356の上面との間にポンプ室360を形成する弁ブロック371、該弁ブロック371内に配設されたボール式の第1の逆止弁としての吸気用逆止弁372、ボール式の第2の逆止弁としての排気用逆止弁373等を備える。なお、弁ユニット358の上面から上方に向けて、トラック形状を有する突起358aが突出させて形成され、該突起358aは、前記アッパフレーム355に形成され、トラック形状を有する貫通孔h1内に嵌入させられる。
本実施の形態においては、ソール232におけるほぼ中央部から前端部までの前方領域で下底36と表底210とが接着剤による接着又は融着によって固定されるので、中底35と下底36とを、また、下底36と表底210とを安定させて固定することができる。
したがって、アッパフレーム355とロワフレーム356とが、ソール232における前方領域で互いに固定されるので、アッパフレーム355に対するロワフレーム356の水平方向の移動を規制することができる。その結果、ロワフレーム356から上方に向けて突出させてストッパ部等を形成する必要がなく、ロワフレーム356の構造を簡素化することができるので、換気靴30のコストが高くならない。また、ポンプ室360の容積を大きくすることができるので、ロワフレーム356のストローク量が小さくても、換気量を大きくすることができる。
ところで、第3の実施の形態において、吸気路245における第1、第2の流路151、152は、下底36に形成された溝を中底35によって覆うことにより形成され、第3の流路153は中底35に所定のピッチで複数の穴を貫通させることによって形成され、排気路244における流路246は下底36に穴を貫通させることによって形成される。したがって、皮革、硬質のゴム、硬質の合成樹脂等を加工して溝、穴等を形成しなければならず、吸気路245及び排気路244を形成するための作業が煩雑になるだけでなく、換気靴30のコストが高くなってしまう。
そこで、吸気路及び排気路を形成するための作業を簡素化することができるようにした本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1〜第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図13は本発明の第4の実施の形態における換気靴の縦断面図、図14は本発明の第4の実施の形態における換気靴の平面図、図15は本発明の第4の実施の形態における換気靴の上紙の平面図、図16は本発明の第4の実施の形態における換気靴の下紙の平面図である。
図において、332は靴本体部31の底部を覆うソールであり、該ソール332は中底335、下底336及び該下底336を覆う表底210を備え、ソール332の長手方向における中央部から後端部にかけて、前記ソール332と一体的にヒール133が形成される。前記下底336は、第1のプレートとしての上紙361、及び第2のプレートとしての下紙362を重ねることによって形成される。前記上紙361及び下紙362は、いずれも、所定の厚さ、(本実施の形態においては、約2〔mm〕)を有する厚紙によって形成され、前記表底210は、例えば、皮革、硬質のゴム、硬質の合成樹脂等によって形成される。なお、厚紙に代えて上紙361及び下紙362を樹脂シートによって形成することもできる。
また、靴本体部31内の換気を行うために、ソール332及びヒール133に換気装置40が配設される。
該換気装置40は、前記ソール332に形成された通気部41、及びヒール133に形成されたポンプ装置43を備え、前記通気部41は、靴本体部31内の所定の箇所、本実施の形態においては、前方部から空気を吸引して前記ポンプ装置43に供給するための第1の通気路としての吸気路345、及びポンプ装置43内の空気を排出して靴本体部31内の所定の箇所、本実施の形態においては、後方部に供給するための第2の通気路としての排気路344を備える。
前記吸気路345は、ソール332の所定の部分、本実施の形態においては、ソール332の前端部においてソール332の幅方向に延在させて形成された第1の流路351、ソール332の長手方向に延在させて形成され、前端が前記第1の流路351の中央に連結された第2の流路352、及び前記第1の流路351と連通させられ、靴本体部31内に開口させられる第3の流路353を備える。
また、前記排気路344は、ソール332の所定の部分、本実施の形態においては、ソール332の後端部に形成された第1の流路346、及びソール332の長手方向に延在させて形成され、前端がポンプ装置43と、後端が第1の流路346と連結された第2の流路347を備える。
前記吸気路345における第1、第2の流路351、352、及び排気路344における第2の流路347は、前記上紙361及び前記下紙362を重ねることによって形成され、吸気路345における第3の流路353は、中底335に所定のピッチで複数の穴ha、hbを貫通させることによって形成され、排気路344における第1の流路346は、中底335に所定のピッチで複数の穴hcを貫通させることによって形成される。
そのために、前記上紙361において、第3の流路353における穴ha、hbと対応させて複数の穴n1、n2が、第1の流路346における穴hcと対応させて複数の穴n3が形成される。また、前記下紙362において、吸気路345における第1の流路351と対応させて溝部m1、m2が、第2の流路352と対応させて溝部m3が、排気路344における第1の流路346と対応させて溝部m4が、第2の流路347と対応させて溝部m5が形成される。なお、前記溝部m4は扇状の形状を有し、前記各穴n3は扇状に分布させられる。前記溝部m1〜m5及び穴n1〜n3は、金型等によって厚紙に打抜き加工を施すことにより形成される。
また、規制部としての、かつ、弁構造体としての弁ユニット358は、楕円形状を有し、上面が第1の層構造体としてのアッパフレーム355に接着剤による接着又は融着によって固定され、下面と第2の層構造体としてのロワフレーム356の上面との間にポンプ室360を形成する弁ブロック371、該弁ブロック371内に配設されたボール式の第1の逆止弁としての吸気用逆止弁372、ボール式の第2の逆止弁としての排気用逆止弁373等を備える。なお、弁ユニット358の上面から上方に向けて、トラック形状を有する突起358bが突出させて形成され、該突起358bは、前記アッパフレーム355に形成され、トラック形状を有する貫通孔h2内に嵌入させられる。
このように、本実施の形態においては、厚紙に打抜き加工を施すことによって、下紙362に溝部m1〜m5を、上紙361に穴n1〜n3を形成することができるので、吸気路345及び排気路344を形成するための作業を簡素化することができるだけでなく、換気靴30のコストが高くならない。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
30 換気靴
31 靴本体部
32、232、332 ソール
33、133 ヒール
41、141 通気部
43 ポンプ装置
44、245、345 吸気路
45、244、344 排気路
55、155、355 アッパフレーム
56、156、356 ロワフレーム
57、157、357 サイドフレーム
58、158、358 弁ユニット
60、360 ポンプ室

Claims (4)

  1. (a)靴本体部と、
    (b)該靴本体部の底部を覆い、通気部を備えたソールと、
    (c)該ソールの後端部に形成され、ポンプ装置を備えたヒールとを有するとともに、
    (d)前記通気部は、空気を吸引してポンプ装置に供給するための第1の通気路、及びポンプ装置内の空気を排出するための第2の通気路を備え、
    (e)前記ポンプ装置は、前記ヒールの上端部に配設された第1の層構造体、該第1の層構造体と対向させて、かつ、第1の層構造体に対して上下方向に進退自在に配設された第2の層構造体、前記第1、第2の層構造体間において伸縮自在に配設された第3の層構造体、及び前記第2の層構造体との間にポンプ室を形成し、前記第3の層構造体の伸縮に伴って作動させられ、ポンプ室に空気を吸引し、ポンプ室の空気を排出する弁ユニットを備え、
    (f)該弁ユニットは、前記第2の層構造体の上下方向におけるストローク量を設定することを特徴とする換気靴。
  2. 前記第3の層構造体は、前記弁ユニットを包囲する環状体から成る請求項1に記載の換気靴。
  3. 前記第1、第2の層構造体は、前記ソールにおける前方領域で互いに固定される請求項1又は2に記載の換気靴。
  4. 前記第2の層構造体は、前記第1の層構造体に向けて突出させて形成され、第1の層構造体に対する第2の層構造体の水平方向の移動を規制する規制部を備える請求項1又は2に記載の換気靴。
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