JP6403916B1 - 靴用中底及びその中底を用いた靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】中底単体の構造変更により靴内部の環境改善を図りつつ安定した体重支持と快適な履き心地を確保することができる靴用中底及びその中底を用いた靴を提供する。【解決手段】本底4と中敷7の間に挟み込まれる靴用中底5において、中底5が、本底4の上部に配設されると共に前側領域において上下方向に貫通する開口部11aが形成された本体部11と、開口部11a内に配置され且つ上下方向に貫通した複数の通気口12aを有する柔軟材12と、本体部11の上面に固着されて開口部11aの上部を覆うと共に複数の通気口12aに対応した複数の上側開口13aが形成された上側被覆部13と、本体部11の下面に固着されて開口部11aの下部を覆う下側被覆部14とを備え、柔軟材12の上端部が開口部11aの上端部よりも高くなるように形成されている。【選択図】 図5

Description

本発明は、靴用中底及びその中底を用いた靴に関する。
従来より、アッパ(甲革)が固着された靴底は、最下層となる本底(アウトソール)と、この本底上に配設された中底(インソール)と、この中底上に配設されユーザの足に直接当接する中敷(ソックライニング)とによって構成されている。
そして、靴底に求められる基本機能は、安定した体重支持と快適な履き心地である。
具体的には、体重支持機能は、足先端を含む前側領域に荷重が集中しないように、土踏まず部分でユーザの体重を支持する機能であり、履き心地は、ユーザ歩行時の足接地動作に伴う沈み込みや足の挙動に対する追従性を確保する機能である。
快適な履き心地には、上記追従性の観点に加え、靴の内部環境も存在している。
そこで、靴内部の蒸れ対策として、通気性改善技術が提案されている。
特許文献1の靴は、中底を貫通状に刳り貫くと共に本底上部の一部を刳り貫いて凹部を形成し、この凹部から左右に延びて靴底側面に通じる通気溝を設け、凹部に通気性を備えた中物を収容している。これにより、ユーザ歩行時のポンプ作用によって凹部に蓄積された湿気が通気溝から外部に排出される。
また、靴内部を循環する循環流を形成する技術が提案されている。
特許文献2の換気機能を備えた靴は、拇趾球周辺部分に通気孔が形成された中敷と、通気孔に連通すると共に足先から土踏まず部分まで前後に延びる通気路を備えたクッション層と、土踏まず部分に上下に貫通した貫通孔を備えた中底と、貫通孔に連通する外部通気孔を備えた靴底(本底)とを有している。これにより、土踏まず部分の下方から導入された空気が拇趾球周辺部分に移動するため、上下方向の空気流動と前後方向の空気流動とを同時に形成し、靴内部に循環流を形成している。
特開平3−236801号公報 実用新案登録第3196573号公報
特許文献1,2の靴は、ユーザ歩行時のポンプ作用によって靴内部の空気を外部に排出し、靴内部から湿気を除去することが可能である。
しかし、特許文献1,2の技術では、靴底の基本機能を十分に確保できない虞がある。
特許文献1,2の靴は、本底と中底(及び中敷)とによって一体的に構成された専用の換気機構であることから、その機能上、本底と中底とを物理的に分離させることが難しい。
それ故、特許文献1,2の技術は、中底単体において、前側領域の剛性を低下させて追従性を高めつつ前側領域以外の領域、所謂土踏まず部分等の剛性を高くして体重支持機能を確保することが容易ではない。
また、特許文献1,2の技術では、本底と中底とを個別に分離することが難しいため、本底或いは中底の何れか一方が損傷或いは経年劣化(以下、損傷等)した場合、他方が損傷等していなくても、本底と中底の両方共に取替え(オールソール交換)が必要になり、靴底の補修性が劣るという懸念もある。
即ち、現時点、靴内部の環境改善を図りつつ靴底の基本機能を確保する有効な技術の開発が望まれている。
本発明の目的は、靴内部の環境改善を図りつつ安定した体重支持と快適な履き心地を確保可能な靴用中底及びその中底を用いた靴等を提供することである。
請求項1の本底と中敷の間に挟み込まれる靴用中底において、前記中底が、前記本底の上部に配設されると共に前側領域において上下方向に貫通する開口部が形成された本体部と、前記開口部内に配置され且つ上下方向に貫通した複数の通気口を有する柔軟材と、前記本体部の上面に固着されて前記開口部の上部を覆うと共に前記複数の通気口に対応した複数の上側開口が形成された上側被覆部と、前記本体部の下面に固着されて前記開口部の下部を覆う下側被覆部とを備え、前記柔軟材の上端部が前記開口部の上端部よりも高くなるように形成されたことを特徴としている。
この靴用中底では、前記中底が、前記本底の上部に配設されると共に前側領域において上下方向に貫通する開口部が形成された本体部を有するため、中底の土踏まず部分の強度を維持しつつ軽量化を図り、前側領域の屈曲性、所謂ユーザの足挙動に対する追従性を高くすることができる。また、中底が、前記開口部内に配置され且つ上下方向に貫通した複数の通気口を有する柔軟材と、前記本体部の上面に固着されて前記開口部の上部を覆うと共に前記複数の通気口に対応した複数の上側開口が形成された上側被覆部と、前記本体部の下面に固着されて前記開口部の下部を覆う下側被覆部とを有するため、ユーザ歩行時の柔軟材の圧縮変形によりポンプ作用を発揮することができ、靴内部に空気を流動させることができる。前記柔軟材の上端部が前記開口部の上端部よりも高くなるように形成されたため、ユーザの足接地動作に伴う足裏の沈み込み感を向上することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記下側被覆部に前記複数の通気口に対応した複数の下側開口が形成されたことを特徴としている。
この構成によれば、ユーザ歩行時の足離地動作に伴って柔軟材に空気を導入することができ、柔軟材の形状を早期に復元させることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記複数の通気口はハニカム形状に夫々形成されたことを特徴としている。
この構成によれば、換気機能を確保しつつ軽量化を図ることができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記上側被覆部の下面で且つ前記開口部の後側にシャンクを設け、前記シャンクの前後方向中間部分に前後方向に延びるビード部を形成したことを特徴としている。
この構成によれば、両端部の弾発力を低くすると共に中間部分の弾発力を高くすることができ、ユーザの足裏に対する中底の追従性を一層高くすることができる。
請求項5の発明は、本底と中敷の間に挟み込まれる靴用中底を用いた靴において、前記中底が、前記本底の上部に配設されると共に前側領域において上下方向に貫通する開口部が形成された本体部と、前記開口部内に配置され且つ上下方向に貫通した複数の通気口を有する柔軟材と、前記本体部の上面に固着されて前記開口部の上部を覆うと共に前記複数の通気口に対応した複数の上側開口が形成された上側被覆部と、前記本体部の下面に固着されて前記開口部の下部を覆う下側被覆部とを備え、前記柔軟材の上端部が前記開口部の上端部よりも高くなるように形成されたことを特徴としている。
この構成によれば、基本的に請求項1と同様の効果を奏することができる。
本発明の靴用中底及びその中底を用いた靴によれば、中底単体の構造変更により靴内部の環境改善を図りつつ安定した体重支持と快適な履き心地を確保することができる。
実施例1に係る靴の全体斜視図である。 ソールの分解斜視図である。 中底の斜視図である。 中底の裏面図である。 中底の分解斜視図である。 図3のVI-VI線断面図である。 足接地動作時の図6相当図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
以下、本発明の実施例1について図1〜図7に基づいて説明する。
本実施形態の靴1は、ユーザによる歩行時のポンプ作用によって靴内部の空気を外部に排出可能な換気機能を備えたハイヒール靴である。
ユーザ歩行時のポンプ作用は、ユーザの歩行動作のうち、足接地動作に伴って靴1内に形成された空気溜まり(柔軟材12)から空気を排出すると共に、足離地動作に伴って靴1内に形成された空気溜まりに空気を導入する作用である。
図1に示すように、靴1は、下半部を構成するソール(靴底)2と、上半部を構成するアッパ(甲革)3とを備えている。
以下、靴1を履いたユーザに対して前側方向を前方とし、左側方向を左方とし、上側方向を上方として説明する。
図2に示すように、ソール2は、地面に接触する最下層の本底(アウトソールとも言う)4と、この本底4の上に配設された中底(インソールとも言う)5と、この中底5の上に配設されたクッション材6と、このクッション材6の上に配設され且つユーザの足裏に接触する中敷(ソックライニングとも言う)7とを主な構成要素としている。
本底4は、屈曲性に富み、反発弾性に優れ且つ圧縮永久歪が少なく、耐屈曲亀裂性の高い素材によって形成されている。このような素材は、例えば、天然ゴム、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム等である。
クッション材6は、ユーザが踏み込んだときに踏み心地が良くなるように弾性復元性に優れている。このクッション材6は、通気性を有し、例えば、スポンジ、ポリウレタン発泡素材等によって構成されている。中敷7は、ソール2の最上層を構成し、ユーザの足と直接当接している。この中敷7は、通気性の良い素材、例えば、合成繊維の織り編物や不織布ボード、或いは、革、コルク等であっても良い。
これらクッション材6及び中敷7は、中底5の上部に貼着されている。
次に、中底5について説明する。
図2に示すように、中底5は、本底4の平面視形状と同じ平面視形状に形成され、アッパ3の下端部分に連結されている。この中底5は、本底4と中敷7(及びクッション材6)との間において本底4に対して着脱可能に連結されている。それ故、本底4が損傷等した場合、中底5から本底4を分離し、新たな本底4を中底5に装着可能である。
図3〜図7に示すように、中底5は、本体部11と、柔軟材12と、上側被覆部13と、下側被覆部14と、シャンク(土踏まず芯とも言う)15等を備えている。
図6,図7に示すように、本体部11は、ネット層11sと、ボード層11tと、スポンジ層11uとが下から順に積層され、三層構造に構成されている。
ボード層11tは、例えば、商品名テキソンと呼ばれるボール紙をプレス成形で固めた硬質ボードで形成されている。このボード層11tの厚さ寸法は、例えば、前側領域において1.5mmであり、土踏まず部分よりも後方において3.0mmである。
また、スポンジ層11uの厚さ寸法は、全体に亙り、例えば、1.0mmに設定されている。
本体部11には、開口部11aと、前後1対の孔11bとが設けられている。
図5に示すように、開口部11aは、左右縁部の内側で且つ拇趾球周辺部を含む前側領域において略台形状に刳り貫かれ、上下に貫通するように形成されている。
1対の孔11bは、シャンク15を本体部11に前後1対の留め金具16を介して取り付けるため、土踏まず及び踵に対応した位置に夫々形成されている。
図5〜図7に示すように、柔軟材12は、平面視にて、開口部11aと略同形状に形成され、開口部11a内に配置されている。この柔軟材12の厚さ寸法は、前側領域の本体部11の厚さ寸法よりも大きいため、中底5が本底4上に配設されたとき、柔軟材12の上端部が開口部11a(本体部11)の上端部よりも高くなるように構成されている。
柔軟材12には、上下に貫通するハニカム状の複数の通気口12aが全面に亙って一様に形成されている。具体的には、複数の通気口12aは、略正六角形に夫々形成され、隣り合う通気口12a同士の離間距離は、約4mmに設定されている。
柔軟材12は、弾性変形可能で且つ通気性の良い素材、例えば、発泡ウレタンやスポンジ材等によって成形されている。
それ故、図7に示すように、ユーザによる足接地動作によって柔軟材12に対して下向きの荷重が作用したとき、柔軟材12の上端部が開口部11a内に侵入するように距離d相当下降変形するため、ユーザが足裏の沈み込み感を認識することができる。
特に、柔軟材12の上端部を開口部11aの上端部よりも高くしたため、柔軟材12と開口部11aの上端部が同じ高さに設定されたときに比べて、ユーザが知覚する沈み込み感を強くすることができる。
図3,図5〜図7に示すように、上側被覆部13は、開口部11aの外側縁部で且つ本体部11の上面に貼着され、開口部11aの上部を全域に亙って覆うように構成されている。この上側被覆部13は、例えば、不織布、合皮或いは革によって成形されている。
上側被覆部13には、ハニカム状の複数の上側開口13aが全面に亙って一様に設けられている。具体的には、上側開口13aは、複数の通気口12aに重なり合うように通気口12aに対応して形成されている。
図4〜図7に示すように、下側被覆部14は、開口部11aの外側縁部で且つ本体部11の下面に貼着され、開口部11aの下部を全域に亙って覆うように構成されている。この下側被覆部14は、例えば、不織布、合皮或いは革によって成形されている。
下側被覆部14には、ハニカム状の複数の下側開口14aが全面に亙って一様に設けられている。具体的には、下側開口14aは、複数の通気口12aに重なり合うように通気口12aに対応して形成されている。
本実施例では、本体部11に対して、開口が形成されていない柔軟材12、上側被覆部13及び下側被覆部14を装着した後、各々の開口12a,13a,14aを同時に成形している。
上記構成により、ユーザによる足接地動作の際、上側被覆部13に対して下向きの荷重が作用するため、柔軟材12が圧縮変形されると共に開口部11a内の空気が通気口12a及び上側開口13aを介してアッパ3内に流入する。また、ユーザによる足離地動作の際、上側被覆部13に対する荷重が解消されるため、上側開口13a及び下側開口14aを介して空気が導入されると共に柔軟材12が復元される。
以上により、靴1内の空気流動を促進し、靴1内の換気を図っている。
図4,図5に示すように、シャンク15は、例えば、スチール製短冊部材により形成され、中底5の曲率に合わせて上方に向かう緩湾曲状に形成されている。このシャンク15は、ビード部15aと、前後1対の孔15bと、スリット15cを備えている。
ビード部15aは、前後方向中間部分に前後に延びるように設けられている。
これにより、前後両端部の弾発力を低くすると共に中間部分の弾発力を高くして、ユーザの足裏に対する追従性を高くしている。
1対の孔15bは、本体部11の1対の孔11bに対応するように形成されている。
これにより、シャンク15は、孔11bに挿通された留め金具16によって、ユーザの土踏まずから踵に亙る本体部11の裏面に固着されている。
スリット15cは、シャンク15の後端から所定距離前方に延びるように形成されている。スリット15cに係止されたリベット(図示略)によって中底5とヒール部材とが接続可能である。
次に、上記中底5及びその中底5を用いた靴1の作用、効果について説明する。
この中底5によれば、中底5が、本底4の上部に配設されると共に前側領域において上下に貫通する開口部11aが形成された本体部11を有するため、中底5の土踏まず部分の強度を維持しつつ軽量化を図り、前側領域の屈曲性、所謂ユーザの足挙動に対する追従性を高くすることができる。また、中底5が、開口部11a内に配置され且つ上下に貫通した複数の通気口12aを有する柔軟材12と、本体部11の上面に固着されて開口部11aの上部を覆うと共に複数の通気口12aに対応した複数の上側開口13aが形成された上側被覆部13と、本体部11の下面に固着されて開口部11aの下部を覆う下側被覆部14とを有するため、ユーザ歩行時の柔軟材12の圧縮変形によりポンプ作用を発揮することができ、靴1内部に空気を流動させることができる。
柔軟材12の上端部が開口部11aの上端部よりも高くなるように形成されたため、ユーザの足接地動作に伴う足裏の沈み込み感を向上することができる。
下側被覆部14に複数の通気口12aに対応した複数の下側開口14aが形成されたため、ユーザ歩行時の足離地動作に伴って柔軟材12に空気を導入することができ、柔軟材12の形状を早期に復元させることができる。
複数の通気口12aはハニカム形状に夫々形成されたため、換気機能を確保しつつ軽量化を図ることができる。
上側被覆部13の下面で且つ開口部11aの後側にシャンク15を設け、シャンク15の前後方向中間部分に前後に延びるビード部15aを形成したため、両端部の弾発力を低くすると共に中間部分の弾発力を高くすることができ、ユーザの足裏に対する追従性を一層高くすることができる。
本実施例の靴1によれば、本底4と中敷7の間に挟み込まれる靴用中底5を用いた靴1において、中底5が、本底4の上部に配設されると共に前側領域において上下に貫通する開口部11aが形成された本体部11と、開口部11a内に配置され且つ上下に貫通した複数の通気口12aを有する柔軟材12と、本体部11の上面に固着されて開口部11aの上部を覆うと共に複数の通気口12aに対応した複数の上側開口13aが形成された上側被覆部13と、本体部11の下面に固着されて開口部11aの下部を覆う下側被覆部14とを備え、柔軟材12の上端部が開口部11aの上端部よりも高くなるように形成されている。この構成によれば、中底5の土踏まず部分の強度を維持しつつ軽量化を図り、ユーザの足挙動に対する追従性とユーザの足接地動作に伴う足裏の沈み込み感とを向上することができる。また、ユーザ歩行時の柔軟材12の圧縮変形によりポンプ作用を発揮することができ、靴1内部に空気を流動させることができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、ハイヒールの例を説明したが、ハイヒールに限定されるものではなく、少なくとも換気機能が必要な靴であれば良く、運動靴や男性用靴であっても良い。
2〕前記実施例においては、クッション材と中敷とを夫々設けた靴の例を説明したが、クッション材を省略しても良く、また、クッション材と中敷を一体化したクッション性を有する中敷であっても良い。
3〕前記実施例においては、上側被覆部に複数の略正六角形の穴を設けた例を説明したが、少なくとも、靴内部に向かって空気流動を誘導できれば良く、正六角形以外の形状、例えば円形状であっても良い。
4〕前記実施例においては、本体部に対して、柔軟材、上側被覆部及び下側被覆部を装着した後、各々の開口を同時に成形した例を説明したが、柔軟材、上側被覆部及び下側被覆部に予め通気口、上側開口及び下側開口を形成した後、本体部に対して、柔軟材、上側被覆部及び下側被覆部を装着しても良い。
5〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態や各実施形態を組み合わせた形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 靴
4 本底
5 中底
7 中敷
11 本体部
11a 開口部
12 柔軟材
12a 通気口
13 上側被覆部
13a 上側開口
14 下側被覆部
14a 下側開口
15 シャンク
15a ビード部

Claims (5)

  1. 本底と中敷の間に挟み込まれる靴用中底において、
    前記中底が、
    前記本底の上部に配設されると共に前側領域において上下方向に貫通する開口部が形成された本体部と、
    前記開口部内に配置され且つ上下方向に貫通した複数の通気口を有する柔軟材と、
    前記本体部の上面に固着されて前記開口部の上部を覆うと共に前記複数の通気口に対応した複数の上側開口が形成された上側被覆部と、
    前記本体部の下面に固着されて前記開口部の下部を覆う下側被覆部とを備え、
    前記柔軟材の上端部が前記開口部の上端部よりも高くなるように形成されたことを特徴とする靴用中底。
  2. 前記下側被覆部に前記複数の通気口に対応した複数の下側開口が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の靴用中底。
  3. 前記複数の通気口はハニカム形状に夫々形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の靴用中底。
  4. 前記上側被覆部の下面で且つ前記開口部の後側にシャンクを設け、
    前記シャンクの前後方向中間部分に前後方向に延びるビード部を形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の靴用中底。
  5. 本底と中敷の間に挟み込まれる靴用中底を用いた靴において、
    前記中底が、
    前記本底の上部に配設されると共に前側領域において上下方向に貫通する開口部が形成された本体部と、
    前記開口部内に配置され且つ上下方向に貫通した複数の通気口を有する柔軟材と、
    前記本体部の上面に固着されて前記開口部の上部を覆うと共に前記複数の通気口に対応した複数の上側開口が形成された上側被覆部と、
    前記本体部の下面に固着されて前記開口部の下部を覆う下側被覆部とを備え、
    前記柔軟材の上端部が前記開口部の上端部よりも高くなるように形成されたことを特徴とする靴用中底を用いた靴。
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