JP5043106B2 - 表面特性測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は表面特性測定装置に関する。
高さ、形状、波打ち及び粗さのような表面特性を測定することは、数多くの技術分野において、特にマイクロスケール及びナノスケールの製造工程における品質管理及び解析にとって重要である。表面特性を測定するのに用いられる技法は、旋回可能なスタイラス、又は軸方向に移動可能なスタイラスを、特徴付けられることになる表面に沿ってスタイラスと表面との間で相対的に動かしながら、変換器を用いてスタイラスの変位を求めるような接触技法、及び光学的技法のような非接触技法に分かれ、非接触技法の例は、非特許文献1の第14章において検討されているように、干渉計の基準位相が変更されるのに応じて、一連のインターフェログラムが記録され、その後、位相抽出アルゴリズムを用いて、実際の位相が求められる(その位相は、相対的な表面高に関連する)位相シフト干渉法、又は、空間的にインコヒーレントな光源で生成される干渉縞の振幅が、サンプル表面と基準表面との間の経路差がない走査経路に沿った位置において最大値に達し、その後、急激に減少するという事実を巧みに利用して、サンプル表面の異なる表面要素又は表面ピクセルの場合にコヒーレンスピークの走査経路に沿った位置を求めることによって、表面高プロファイルを求めることができるようにする、白色光又は広帯域走査干渉法のような干渉技法がある。
Daniel Malacara著「Optical Shop Testing」第2版(ISBN 0-471-52232-5)
本発明の一態様は、位相同期によって環境の影響を補償することができるようにし、且つ非機械的な走査によって、種々の表面場所の表面特性を測定することができるようにする、干渉計を利用する表面特性測定装置を提供する。
本発明の一態様では、第1及び第2の異なる波長の光源からの光が合成され、導波器に供給され、導波器は、0次の光を基準表面に誘導し、他の次数、一般的には1次の回折光を、波長に依存するサンプル表面の場所に誘導する。サンプル表面及び基準表面によって反射される光が干渉する。基準表面を動かすか、又は経路部分の屈折率を変更することによって経路長差を調整して、環境の影響に起因する位相変動を補償することによって、位相同期を可能にするために、第2の波長の干渉光が用いられる。可変波長源と、異なる波長に対して異なる1次回折角を与える導波器、又は可変ピッチ音波回折格子を提供する音響光学デバイスとを用いることによって、非機械的な走査を用いて、サンプル表面が走査される。
本発明の一態様は、サンプル表面の特性を測定するための表面特性測定装置であって、当該装置は、
複数の第1の波長のうちの1つの波長の光を与える第1の光源と、
第2の波長の光を与える第2の光源と、
第1の光源及び第2の光源からの光を合成して、合成光を生成する合成器と、
サンプル表面によって反射される光及び基準表面によって反射される光が干渉して干渉光を与えるように、1次回折光が、波長に依存するサンプルの表面の1つの場所に入射するように誘導され、0次光が、基準表面上に入射するように合成光を回折させる導波器と、
第1の波長の干渉光を検出する第1の検出器と、
第2の波長の干渉光を検出する第2の検出器と、
第2の検出器によって検出される干渉光に基づいて、基準表面とサンプル表面の相対的な場所を制御し、環境の影響に起因する位相変動を補償する経路コントローラと、
第1の検出器によって検出される干渉光に基づいて、サンプル表面の特性を測定する特性測定器と、
種々のサンプル表面場所に対して表面特性を測定することができるようにするように、第1の光源の波長を変更して、第1の光源からの光が入射するサンプル表面の場所を変更する光源コントローラと、
を備える、装置を提供する。
導波器は、位相格子を含むことが好ましいが、振幅格子を用いることもできる。一実施の形態では、経路コントローラは、基準表面を動かすことができる圧電コントローラを含む。
本発明の一態様は、サンプル表面の特性を測定するための表面特性測定装置であって、
複数の第1の波長のうちの1つの波長の光を与える第1の光源と、
第2の波長の光を与える第2の光源と、
第1の光源及び第2の光源からの光を合成して、合成光を生成する合成器と、
サンプル表面によって反射される光及び基準表面によって反射される光が干渉して干渉光を与えるように、合成光を基準経路に沿って基準表面に向かって、且つ測定経路に沿ってサンプル表面に向かって誘導する導波器と、
第1の波長の干渉光を検出する第1の検出器と、
第2の波長の干渉光を検出する第2の検出器と、
第2の検出器によって検出される干渉光に基づいて、基準経路及び測定経路の相対的な長さを制御し、環境の影響に起因する位相変動を補償する電気光学変調器と、
第1の検出器によって検出される干渉光に基づいて、サンプル表面の特性を測定する特性測定器と、
種々のサンプル表面場所に対して表面特性を測定することができるようにするように、第1の光源の波長を変更して、第1の光源からの光が入射するサンプル表面の場所を変更する光源コントローラと、
を備える、装置を提供する。
本発明のさらなる態様は、サンプル表面の特性を測定するための表面特性測定装置であって、
第1の波長の光を与える第1の光源と、
サンプル表面によって反射される光及び基準表面によって反射される光が干渉して干渉光を与えるように、光を基準経路に沿って基準表面に向かって、且つ測定経路に沿ってサンプル表面に向かって誘導する導波器と、
第1の波長の干渉光を検出する第1の検出器と、
第1の検出器によって検出される干渉光に基づいて、サンプル表面の特性を測定する特性測定器と、
を備え、測定経路は、種々のサンプル表面場所のための表面特性を測定することができるようにするように、第1の光源からの光が入射するサンプル表面の場所を制御する音響光学素子を含む、装置を提供する。
このさらなる態様の一実施の形態では、当該装置は、
第2の波長の光を与える第2の光源と、
第1の光源及び第2の光源からの光を合成して、合成光を生成する合成器であって、導波器が、合成光を基準経路及びサンプル経路に沿って、第2の波長の干渉光を検出する第2の検出器に誘導するようにする、合成器と、
第2の検出器によって検出される干渉光に基づいて、基準経路及び測定経路の相対的な長さを制御する経路長コントローラと、
をさらに備える。
基準表面はミラーとすることができるが、ブラッグ格子、たとえば、ファイバブラッグ格子とすることもできる。
一実施の形態では、音響光学素子は、測定経路上の光を音波回折格子のピッチによって決定されるサンプル表面の場所に回折させるために、制御可能なピッチを有する音波回折格子を提供するように構成される。
一実施の形態では、音響光学素子は、加えられる信号の周波数によって制御されるピッチを有する音波回折格子を提供するように構成され、音波回折格子は、測定経路上の光を、音波回折格子のピッチによって決定されるサンプル表面の場所に回折させるように配置される。
導波器は光結合器を含むことができる。合成器は光結合器を含むことができる。
一実施の形態では、合成器からの合成光を導波器に向かって供給し、且つ干渉光を第1の検出器及び第2の検出器に供給するように少なくとも1つの光サーキュレータが設けられる。
一実施の形態では、第1の検出器及び第2の検出器のうちの少なくとも一方がフィルタ、たとえば、ファイバブラッグ格子のようなブラッグ格子を設けられ、第1の波長又は第2の波長の光だけが、その検出器上に入射することができるようにする。
一実施の形態では、合成光を導波器に向かって供給するように、且つ干渉光を第1の検出器及び第2の検出器に供給するように、第1の光サーキュレータ及び第2の光サーキュレータが設けられ、第1の光サーキュレータは、合成光を受光する第1のポートと、合成光を導波器に供給する第2のポートと、干渉光を第2の光サーキュレータの第1のポートに供給する第3のポートとを有し、第2の光サーキュレータは、第1の波長及び第2の波長のうちの一方の波長の光を反射する反射器を介して、干渉光を第1の検出器及び第2の検出器のうちの一方に供給する第2のポートと、反射器によって反射される光を第1の検出器及び第2の検出器のうちの他方に供給する第3のポートとを有する。反射器は、ファイバブラッグ格子のようなブラッグ格子を含む。
導波器は、装置の他の光学部品から分離することができる光プローブとして設けられることができる。導波器は、光プローブを遠隔して配置することができるようにする光ファイバ結合によって、他の光学部品に接続されることができる。複数の光プローブを装置に接続することができるようにするように、ファイバスイッチのような光スイッチが設けられることができる。
一実施の形態では、光プローブとは別の光学系が、単一の集積デバイスとして設けられる。光プローブも単一の集積デバイスとして設けられることができる。一例では、集積はシリカ・オン・シリコン技術を用いて実現される。
一実施の形態では、装置は、それぞれ第1の光源及び第2の光源を有すると共に、その測定経路及び基準経路のうちの少なくとも一部を共有する2つの干渉計として構成される。その2つの干渉計は、ファイバ干渉計を含むことができる。2つの干渉計はマイケルソン干渉計を含むことができる。
一実施の形態では、特性測定器は、位相シフト干渉計を用いて、複数の異なる位相位置において第1の検出器によって検出される干渉光に基づいて、サンプル表面の特性を測定するように動作することができる。
本発明の複数の態様が、装置を使用する方法を含む。
本明細書において用いられる場合、「光」は必ずしも可視光を意味しない。その光は、たとえば、赤外光及び紫外光とすることができる。本明細書において用いられる場合、「ビーム」は必ずしも連続ビームを意味するのではなく、パルスビーム、又は振幅が変化するビームとすることができる。
本発明を具現化する、ファイバ干渉計装置を含む表面特性測定装置の一例の機能図である。 本発明を具現化する、ファイバ干渉計装置を含む表面特性測定装置の形をとる計測機器の一例を示す簡略化した側面図である。 本発明を具現化する表面特性測定装置の信号処理及び制御回路を設けるために、コンピュータプログラム命令によってプログラムすることができる処理装置のブロック図である。 本発明を具現化する、ファイバ干渉計装置を含む表面特性測定装置の別の例の機能図である。 本発明を具現化する、ファイバ干渉計装置を含む表面特性測定装置の別の例の機能図である。 本発明を具現化する、ファイバ干渉計装置を含む表面特性測定装置の別の例の機能図である。
ここで、本発明の複数の実施形態が、添付の図面を参照しながら、一例として説明される。
図面を全体として参照するときに、いずれの機能ブロック図も、デバイス内に存在する機能を示すことだけを意図しており、その機能ブロック図内に示される各ブロックが必ずしも別個の、又は離れている実体であることを意味するように解釈されるべきでないことを理解されたい。1つのブロックによって提供される機能は、別個の部分から成ることがあるか、又はデバイス全体の中に、若しくはデバイスの一部の中に分散されることがある。さらに、その機能は、必要に応じて、ハードワイヤード要素、ソフトウエア要素若しくはファームウエア要素、又はこれらの任意の組み合わせを組み込むことができる。
ここで、図1を具体的に参照すると、マイケルソンファイバ干渉計を備える表面特性測定装置100の一例の機能図が示される。
その表面特性測定装置100は、光プローブ1又は測定ヘッドと、光学系2と、信号処理及び制御回路3とを備える。
光学系2は、λ、λ〜λまで同調可能な可変波長測定ビーム(波長λに同調しているように示される)を光ファイバ経路L1に与えるチューナブルレーザ4と、単一の波長λの基準ビームを光ファイバ経路L2に与える基準レーザダイオード40とを有する。典型的には、基準レーザダイオード40が波長1550nm(ナノメートル)の基準ビームを与えることができるときに、チューナブルレーザ4は、1560nm(ナノメートル)の波長〜1620nmの波長まで同調することができる。
光ファイバ経路L2は、チューナブルレーザ4及び単一波長レーザダイオード40からの光ビームを合成するために、2×2チャネル光結合器、たとえば3dB光結合器が用いられることがある光結合器5によって、光ファイバ経路L1に結合される。光ファイバ経路L1は第1の3ポート光サーキュレータ6の第1のポートC1に結合され、その光サーキュレータの第2のポートC2は、光ファイバ経路L3に結合されており、光プローブ1に合成ビームを供給する。そのサーキュレータは、Thorlabs 6015−3−FCサーキュレータ又は同様のデバイスとすることができる。サーキュレータ6は、図示される方向においてポートからポートに光を循環させる(すなわち、C1からC2に、さらにC2からC3に循環させるが、C2からC1に光が戻ることができないようにする)役割を果たし、光がチューナブルレーザ4及びレーザダイオード40に戻るのを防ぐ。この例、及び以下の例における光ファイバ経路は、シングルモード光ファイバによって与えられる。
ファイバ干渉計で生じることがある、起こり得る偏光フェージング問題に対処するために、結合器5とサーキュレータ6との間に偏光スクランブラ7、たとえば、オールファイバ偏光スクランブラを設けて、光の偏光状態を変調することができる。
測定ヘッド又は光プローブ1は、光ファイバ経路L3からの光をコリメートして位相格子9の形をとる分散素子上に照射するために、分布屈折率レンズ(GRIN)8の形をとるコリメータを含み、位相格子9から、異なる回折次数が異なる角度で回折し、0次を除く全ての次数の実際の回折角は波長に依存する。
位相格子9は、位相格子上の回折点が光プローブの焦点距離fの対物レンズ90の後方焦点面内にあるように配置される。対物レンズ90は、チューナブルレーザ4の波長範囲全体を通じて位相格子9から1次回折光ビームを受光するだけの十分な受光角を有する。チューナブルレーザ4を通じてその波長は動作中に掃引又は走査されることを意図されており、その波長範囲は、チューナブルレーザの全範囲の一部であることができる。
サンプル10は、サンプル表面10’の平均表面10aが対物レンズ90の焦点面内にあり、それによって共焦点系を提供するように、サンプル支持ステージ11上に取り付けられる。サンプル表面10’では、対物レンズからの光が平均サンプル表面に法線入射し、サンプル表面から逆反射されるようになる。一例として、図1は、基準ビーム(波長λ)、及びチューナブルレーザ4が同調することができる種々の異なる取り得る波長λ〜λがサンプル表面10’上に入射する場所を図示する。
基準ミラー12は、位相格子9からの0次の回折ビームを受光するように位置付けられる。
サーキュレータ6の第3のポートC3は、第2のサーキュレータ60の第1のポートD1に結合され、その第2のポートD2はファイバブラッグ格子(FBG)61を介して結合されており、ファイバブラッグ格子は、チューナブルレーザからの測定ビーム波長λを第1の光検出器62に送り、基準ビーム波長λを反射して、第2の光検出器63に結合される第3のポートD3に戻す。光検出器は、たとえば、PINフォトダイオード、又は他の適切な感光性半導体デバイスとすることができる。
基準ミラー12は圧電素子13の上に取り付けられており、圧電素子13は信号処理及び制御回路3のPZTサーボコントローラ15によって制御される。PZTサーボコントローラ15は、第2の光検出器63の出力に従って基準ミラー12の位置を調整することができるようにするために、第2の光検出器63の出力信号を受信するように結合される。
サンプル支持ステージ11は、X軸並進機構16x、Y軸並進機構16y及びZ軸並進機構16zによって移動可能であり、サンプル表面を水平にし、サンプル支持体を対物レンズの焦点に位置付けすることができるようにする。X並進機構及びY並進機構のうちの少なくとも一方を用いて、表面の測定経路にわたる表面高プロファイルが得られるようにすることができる。
また、PZTコントローラ15は、信号処理及び制御回路3の制御下で、基準ミラーの位相ステッピングを引き起こすように構成され、以下に説明されるように、位相シフト干渉過程を実行して、実際の位相を抽出することができるようにする。
図1に示されるように、信号処理及び制御回路3は、信号処理及び制御回路3の全般的な動作を制御する汎用コントローラ17と、既知の位相抽出アルゴリズムを用いて、多数の位相ステッピング測定値から1つの位相(それゆえ、表面高)を求める位相特性測定器18と、レーザの動作を制御する、たとえば、チューナブルレーザ4の波長同調を制御する1つ又は複数のレーザコントローラ20と、ユーザが装置とのインタフェースを構成し、その装置の動作を制御し、その動作の結果を視認することができるようにするユーザインタフェース21とを有する。
信号処理及び制御回路3は、サンプル表面にわたって1つ又は複数の測定経路に沿って位相特性測定器18によって求められるデータを処理し、2D表面プロファイル又は3D表面高マップを作成することができるようにする表面データプロセッサ180を有することがある。
X軸並進機構16x、Y軸並進機構16y及びZ軸並進機構16zが設けられる場合、信号処理及び制御回路3は、対応するX軸並進機構コントローラ22x、Y軸並進機構コントローラ22y、及びZ軸並進機構コントローラ22zも有することになり、それは開ループサーボコントローラ又は閉ループサーボコントローラにすることができる。
したがって、図1に示される表面特性測定装置100は、概して、共通の光路を共有する2つのマイケルソンファイバ干渉計を提供する。第1の、すなわち測定ファイバ干渉計はチューナブルレーザ4を含む。第2の、すなわち基準マイケルソンファイバ干渉計は、基準レーザダイオード40を含み、第2の光検出器63の出力信号に従って基準ミラーを調整することによって、チューナブルレーザ4の出力を位相同期し、温度変化、空気流又は乱流、機械的振動等のような環境の影響に起因する位相/経路長の変動を補償するための役割を果たす。それゆえ、基準マイケルソンファイバ干渉計は、不都合な環境的摂動が存在する場合であっても、高い精度を達成することができるようにするために、表面特性装置を監視及び制御するための役割を果たす。
光分散プローブ1は、光ファイバ結合のおかげで、装置の他の部分から離隔して配置することができ、それは、測定されることになる表面に近づくことが制限されるか、又は困難である場合に利点を有することがある。
表面特性測定装置100の動作中に、レーザダイオード40からの光が、チューナブルレーザ4からの光と結合され、光サーキュレータ5(そして存在するなら、偏光スクランブラ7)及び光ファイバ経路L3を介して光プローブに供給され、その光は、分布屈折率レンズ8(GRIN)によってコリメートされる。コリメートされた光は光プローブ2内の位相格子9に進む。1次回折ビームは、測定経路MP上に測定ビームを与え、測定されることになる表面10’上に合焦され、そこから逆反射される。0次ビームは、基準経路RP上に基準ビームを与え、基準ミラー12によって反射される。測定経路MP及び基準経路RPにそって反射される光は、位相格子9において干渉し、結果として生成された干渉ビームがGRINレンズ8を介してサーキュレータ6に供給され、サーキュレータ5の次の(戻り経路上の第3の)ポートC3から出て、サーキュレータ60の第1のポート1に供給される。干渉ビームは循環し、サーキュレータ60の第2のポートD2からファイバブラッグ格子61に出力され、ファイバブラッグ格子61は、基準波長λを除く全ての光を検出器62に送り、検出器62は出力測定信号を与える。ファイバブラッグ格子61は、基準波長光λを反射してサーキュレータ60に戻し、サーキュレータ60は、基準波長光λを検出器63に出力し、検出器63は、位相同期出力信号をPZTコントローラに与え、PZTコントローラは、検出器63からの位相同期信号に従ってPZT13を制御して基準ミラー12を動かして、上記のような、温度変化、空気流又は乱流、機械的振動等のような環境の影響に起因する位相/経路長の変化を補償する。こうして、PZT13は、基準ミラー12の位置を制御し、そのような環境の影響を補償することによって、位相同期を提供する。基準干渉計及び測定干渉計が、1次回折ビーム間がわずかに離れることを除いて、光路の大部分を共有するため、これは、大部分の環境雑音を排除するはずである。
サンプル表面10’の表面トポグラフィが、反射した光の位相を変調する。干渉計によって与えられる出力又は測定信号I(x)は、以下の数1のようになる。
Figure 0005043106
ただし、A(x)及びB(x)はそれぞれ、走査経路に沿った点xにおけるバイアス強度及び干渉縞鮮明度であり、h(x)は、干渉計アーム間の平均光路差lを中心にしたサンプル表面の点xにおける高さ変動である。2つのアーム間の全光路差lが0に設定される場合には、式(1)内の角括弧内の位相項φ(x)を簡単にすることができ、それゆえ、以下の数2が与えられる。
Figure 0005043106
チューナブルレーザ4が同調可能であることによって、この例では、X方向にサンプル表面10’を走査することができるようになる。チューナブルレーザ4の波長変化は、位相格子9上の1次回折角変化を引き起こし、結果として、1次回折ビームが空間的に走査され、一方、0次回折ビームは同じ位置にとどまる。
サンプルにわたる走査範囲Sは以下の数3のように与えられる。
Figure 0005043106
ただし、fは対物レンズの焦点距離であり、dは位相格子9のピッチであり、Δλは波長走査の範囲である。
こうして、チューナブルレーザ4の出力波長を変更又は掃引することによって、位相格子8によって回折する1次レーザビームの回折角が変化し、1次レーザビームがサンプル表面の異なる部分に入射するようになり、それによって、光ビームが、対物レンズを介して、サンプル表面を走査するようになる。汎用コントローラ17は、波長の掃引、それゆえサンプル表面10’上の入射点の掃引を制御し、それによって、サンプル表面10’上の種々の点において測定を実施することができるようにし、機械的な走査を実行する必要はない。汎用コントローラ17は、表面特性を測定するために、位相特性測定器18が検出器62からの測定信号を使用するタイミング(又は検出器62が測定を行なうために起動されるタイミング)も制御する。こうして、チューナブルレーザ4の掃引の終了時に、位相特性測定器18は、波長走査中の種々の波長のための、それゆえ種々の表面場所のための測定信号を格納しているであろう。
この例では、位相特性測定器18は、位相シフト干渉(PSI)技法を用いて、検出器6によって出力された測定信号から実際の位相を抽出する。それに応じて、PZTコントローラが測定値間の位相αに対応する距離だけ基準ミラー12を動かし、それによって、干渉アームの光路差をわずかに変更することによって、汎用コントローラ17が、多数の異なる位相間隔の場合に波長掃引が繰り返されるようにし、それによって、基準ミラー12の種々の位置、それゆえ種々の位相において1組の測定信号が得られるようになる。こうして、この位相シフト手順の終了時に、位相特性測定器は、測定信号が位相特性測定器によって格納された波長走査中に、波長(それゆれ、表面場所)毎に1組の位相ステップ測定値を有するであろう。
位相特性測定器18は、たとえば上記の非特許文献1の第14章において検討されているような任意の適切な位相抽出アルゴリズムを用いることができる。一例では、位相特性測定器18は、カレ(Carre)位相抽出アルゴリズムを実施し、それに応じて、汎用コントローラ17によって、基準ミラー12の4つの位相位置−3α、−α、α及び3αにおいて測定が行なわれ、位相特性測定器18は、測定信号が位相特性測定器によって格納された波長走査中の波長(それゆえ、表面場所)毎に、カレアルゴリズムを用いて、I(x)、I(x)、I(x)及びI(x)の場合の4つの連立方程式を解いて、元の位相値を求めるように構成される。
Figure 0005043106
汎用コントローラ17は、この例では、Y並進機構16yを制御して、測定ヘッドに対してサンプルを動かすことができ、Y軸に平行な方向において表面測定経路上の多数の位置で測定を行なうことができるようにする。その後、これらの測定値は表面データプロセッサ19によって処理され(これは、既知の位相接続技法を実施することができる(たとえば、上記の非特許文献1のページ514及び551を参照されたい))、その表面測定経路に沿った表面高プロファイルを与えることができ、ユーザはそれを表示又は印刷することができる。
こうして、上記のような位相シフト技法を用いて、波長走査中に各波長又は選択された波長において、対応する表面場所のための位相又は表面高を抽出することができる。この例では、Y並進機構が存在する場合には、Y並進機構を制御して、y軸に対して平行であり、且つその表面場所を通過する線に沿ったプロファイルを求めることができるようになる。こうして、一方向(この例ではY方向)においてのみ機械的に走査して、多数の平行なプロファイルを得ることができる。
上記のように、この装置は、サンプル支持ステージ上にサンプルを支持することができる。別の可能性として、光プローブをガントリ又は同じような支持体によって支持することができ、それによって、平均サンプル表面が対物レンズの光軸に対して垂直であり、且つ対物レンズの焦点面内に存在するようにして、光プローブがサンプル表面上に懸吊されるように、又はサンプル表面に向かって上方に突出するようにすることができる。光プローブガントリ又は支持体は、X、Y及びZ方向に並進することができるようにしても、しなくてもよい。
図2は、計測機器の一例の簡略化した側面図を示しており、サンプルがサンプル支持体上に取り付けられることになる。図2に概略的に示されるように、この例では、測定ヘッド1はハウジング1a内に配置され、ハウジング1aは、キャリッジ1bを介して、Z軸基準支柱1cに取り付けられる。表面特性測定装置がZ並進機構を有する場合、キャリッジ1bは、ボールねじ駆動機構又は親ねじ駆動機構のような駆動機構(図示せず)を介して、Z並進機構16zに結合することができる。Z並進機構16zは、手動で操作可能なコントロールの形をとるか、又は、たとえば、キャリッジ1b、それゆえ測定ヘッド1を、Z方向において支柱1cに沿って上下に動かすことができるようにするDCモータの形をとることができる。
光学系2は、光ファイバ経路(図2では1dによって図示される)を介して、別個のハウジング1e内に設けることができ、図2に示されるように、そのハウジングは、作業面WS上に取り付けることができるか、又は測定ヘッド1からさらに離隔して配置することができる。信号処理及び制御回路3は、光学系の近くにあっても、光学系から離れていてもよく、単一の実体を構成しても、しなくてもよい。
X並進機構16x及びY並進機構16yが存在する場合には、その際、図2に示されるように、それらの並進機構は、サンプル支持ステージ11内に収容することができる。X並進機構16x及びY並進機構16yは、この例では、ラック・アンド・ピニオン又はボールねじ駆動機構(図示せず)のような適切な従来の駆動機構によって、サンプル支持ステージ11に結合されるDCモータであることができる。
信号処理及び制御回路3は、コンピューティング装置、たとえば、パーソナルコンピュータをプログラムすることによって少なくとも部分的に実現することができる。こうして、特定のシステム要件に応じて、信号処理及び制御回路のいくつかの構成要素をソフトウエアによって、いくつかをハードウエアによって、いくつかをファームウエアによって等で、設けることができる。高速の処理が要求される場合には、1つ又は複数のDSPが用いられることがある。
図3は、そのようなコンピューティング装置の簡略化されたブロック図を示す。図に示されるように、そのコンピューティング装置は、プロセッサ25を有し、そのプロセッサには、メモリ26(ROM及び/又はRAM)と、ハードディスクドライブのような大容量記憶装置27と、フロッピー(登録商標)ディスク、CDROM、DVD等のような取出し可能な媒体(RM)を収容するための取出し可能媒体ドライブ(RMD)28と、たとえば、汎用インタフェースバス(GPIB)カード230の形をとると共に、レーザコントローラ、PZTコントローラ、及び存在するならX並進コントローラ、Y並進コントローラ、Z並進コントローラのような構成要素とインタフェースするための入力及び出力(I/O)制御回路とが関連付けられ、プロセッサ25がこれらの構成要素の動作を制御することができるようにし、且つ正確で高速の位相走査及び測定を提供することができるようにする。
この例において、ユーザインタフェース21は、この例ではキーボード31a及びポインティングデバイス31bを有するユーザ入力31、並びにこの例ではCRT又はLCDディスプレイ36aのようなディスプレイ、及びプリンタ36bから成るユーザ出力36から成る。また、そのコンピューティング装置は、そのコンピューティング装置が、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、イントラネット又はインターネットのようなネットワークを介して他のコンピューティング装置と通信することができるようにするモデム又はネットワークカードのような通信インタフェース(COMMS INT)199も備えることができる。
プロセッサ25は、たとえば、以下の方法のうちのいずれか1つ又は複数の方法によって、図3に示される制御装置30を提供するようにプログラムすることができる。
1.メモリ26の不揮発性部分、又は大容量記憶装置27に、プログラム命令及び任意の関連付けられるデータを予めインストールすること。
2.取出し可能媒体ドライブ28内に収容される取出し可能媒体29からプログラム命令及び任意の関連付けられるデータをダウンロードすること。
3.通信インタフェース199を介して、別のコンピューティング装置から供給される信号SGとして、プログラム命令及び任意の関連付けられるデータをダウンロードすること。
4.ユーザインタフェースのユーザ入力を使用すること。
プログラム命令によってプログラムされるときに、そのコンピューティング装置によって、ユーザインタフェースを介してユーザによって受信される命令に従って測定動作を制御することができるようになり、上記のように、測定結果を解析し、解析結果をユーザに表示することができるようになる。
図4は、ファイバ干渉計装置を含む表面特性測定装置100’の別の例の機能図を示しており、その装置は、多数の測定ヘッド又は光プローブ(図示されるように1、1及び1)が設けられるという点で、図1に示される装置とは異なる。光プローブは全て、図1に示される光プローブ1と同じにすることができる。簡単にするために、図4には光プローブ1の構造のみが示されており、その場合に、サンプル支持体は、明確にするために省略されている。また、簡単にするために、X並進機構、Y並進機構、Z並進機構が存在することがあるが、光プローブ1は、X並進機構、Y並進機構、Z並進機構に関連付けられるものとして示されない。光プローブ1、1及び1はそれぞれ、高速に切り替えることができるようにするファイバスイッチ70を介して、同じ光学系2に接続することができ、それによって、チューナブルレーザによって提供される掃引範囲よりもはるかに離れて配置される多数の異なる表面場所において、又は極めて大きな光学望遠鏡若しくは赤外線望遠鏡の分割レンズ、コンプレッサエーロフォイル、人工膝関節のような生体移植物等の複雑な構成要素の多数の異なる表面上で、次々に測定ヘッド又は光プローブを動かす必要なく、測定を行なうことができるようになる。図4には明示されないが、各光プローブのPZT13及び光プローブに関連付けられる任意のX並進機構、Y並進機構、Z並進機構を、信号処理及び制御回路によって制御することができるようにするために、多重化又は同様のシステムが設けられることもできる。
こうして、各光プローブは、高速に応答するファイバスイッチ70を通じて、光学系2に接続することができる。同じ主要光学系2、並びに信号処理及び制御回路3を共有する、多数の光プローブを有するそのような装置は、非常に柔軟な測定システムを形成し、それは、大きな部品にわたって、さらには異なる工作物であっても、多数の点を測定することができる。
図5は、ファイバ干渉計装置を含む表面特性測定装置100’’の別の例の機能図を示しており、この装置は、PZTが基準ミラーの位置を制御するために用いられないという点で、図1に示される装置100とは異なる。さらに正確に言うと、電気光学変調器(これは、印加される電圧の関数である屈折率を有する、ニオブ酸リチウムのような材料を含むデバイスである)を用いて、上記のように、基準経路長/位相の両方を制御して、環境の影響を補償すると共に位相シフトを実施して、実際の位相を抽出することができるようにする。
したがって、図5に示される装置100’’は、PZT及びそのコントローラが省かれており、基準ミラーの位置が固定され、サーキュレータ6の第3のポートがさらなる光結合器5aに接続されることによって(この光結合器として再び3dB結合器を用いることができる)、サーキュレータからの光を、1)位相格子9に供給するために合成光(基準波長λ及び測定波長λ)をコリメートする第1のGRINレンズ80に、及び2)その出力がさらなるGRINレンズ81によって基準ミラー12上にコリメートされる、電気光学変調器(EOM)300の入力に、供給することができるようにしているという点で図1に示される装置とは異なる。EOM300に印加される電圧は、信号処理及び制御回路3’のEODコントローラ400によって制御される。EOM300は、強い電界が印加されるときに、その屈折率において非常に迅速な変化を与えることができる。
図示される例では、EODコントローラ300は、図1に示される位相検出器及びPZTコントローラの両方を提供するデジタルシグナルプロセッサ(DSP)を含む。それ以外の点では、信号処理及び制御回路3’は、図1に示される回路に類似である(簡単にするために図5には示されないが、そのサンプルが、対応する並進機構によってX、Y、Zのうちの少なくとも1つにおいて動かすことができる支持ステージ上に取り付けられる場合には、信号処理及び制御回路3’は、対応するXコントローラ、Yコントローラ、Zコントローラを有するであろう)。
図5は、DSP400を実施することができる1つの方法を示す。したがって、図に示されるように、測定信号を表す検出器62の出力が、アナログ/デジタル(A/D)コンバータ401に供給され、一方、基準信号を表す検出器63の出力が、アナログ/デジタルコンバータ402に供給される。アナログ/デジタルコンバータ401及び402は、それぞれのPSIアルゴリズム実施機構403及び404にデジタル出力を与え、それによって、上記のような適切な位相抽出アルゴリズムを用いて、位相シフト測定手順中に異なる位相位置において収集される強度データを表すデジタル信号から実際の位相が求められる。実際に測定された位相を表すPSIアルゴリズム実施機構404からの出力は、バッファ406及び適切なインタフェース407(示されるように、任意の適切なコンピュータインタフェースを用いることができるが、RS232インタフェース)を介して、上記のように処理するために信号処理及び制御回路3’の残りの部分の汎用コントローラ17に供給される。したがって、この例では、アナログ/デジタルコンバータ402、PSIアルゴリズム実施機構404、バッファ406及び適切なインタフェース407が、位相検出器を提供する。
PSIアルゴリズム実施機構403の出力は、インタフェース407を介して汎用コントローラ17によって与えられる設定点を有するPID(比例/積分/微分)アルゴリズム実施機構408に供給される。PIDアルゴリズム実施機構408は、基準信号のための要求される位相(設定点によって求められる)と、PSIアルゴリズム実施機構403経路によって決定されるような基準信号の実際の位相との間のあらゆる差を求め、デジタル出力信号を与え、この信号は、デジタル/アナログ(D/A)コンバータ409によって制御信号に変換され、この信号によって、EOMドライバ410がEOM変調器300を駆動し、上記のように、環境の影響に起因する位相変化を補償するために基準経路長を変更し、且つ実際の位相を抽出することができるようにするために位相シフトを実現する。
したがって、干渉計の基準アーム内のEOMを用いて、いかなる可動部品も必要とすることなく、アーム内の位相を変更することができる。その応答時間が短いため、EOMを使用することは、基準ミラーを物理的に動かすよりも、高い周波数の環境的な影響ほど補償することができることを意味する。また、高速のアクセス/応答時間は、非常に速い速度で位相シフト技法を使用する可能性を開くことによって、おそらく、解析を実行するために上記のようにDSPが用いられるシステムから、概ねリアルタイムに位相を読み出すことができるようになる。
図5に示される装置の動作中に、EOM300にステップ入力電圧を印加しながら、位相シフトが実行される。ただし、各ステップは必要とされる位相シフトに関連する。DSP400は、EOMにステップ駆動電圧を与え、また検出器62及び63の出力を同期させてサンプリングする。25μs(マイクロ秒)のステッピング速度を達成することができ、4ステップ位相シフトアルゴリズムが、10kHz(キロヘルツ)の速度で実位相データストリームを生成することになり、その周波数は200Hzの基本振動(ground vibration)よりもはるかに高い。
同調波長を変更することによって表面が走査されることに限って言うと、表面特性測定装置100’’は、図1に示される表面特性測定装置100と同じように動作する。
図6は、ファイバ干渉計装置100aを含む表面特性測定装置の別の例の機能図を示しており、この装置は、位相格子が用いられないという点で、図1に示される装置100とは異なる。さらに正確に言うと、図6では、走査は、変換器に結合される酸化テルルのような結晶から成る音響光学偏向器(AOD)によって制御され、音波が結晶を横切って変換器から音波吸収体まで伝搬するようにするために、その変換器にはRF信号が加えられる。これは音波の周波数に依存するピッチを有する音波回折格子を作り出し、光がブラッグ角において音波格子に入射するときに生成される1次回折ビームの角度を、音響周波数を制御することによって制御することができるようにする。
図6に示される装置100aでは、チューナブルレーザの代わりに、固定波長レーザ4aが用いられる。図6に示されるように、レーザ4aはHe−Ne633nmレーザであり、基準レーザダイオード40は、675nmの波長を有する。この例では、基準ミラー12は固定されており、サーキュレータ6の第3のポートは、さらなる光結合器50に結合されて(この光結合器として再び3dB結合器を用いることができる)、サーキュレータからの光が、第1のGRINレンズ82に供給されるようにし、さらにPZTファイバ位相変調器65を介して、第2のGRINレンズ83にも供給されるようにする。
第1のGRINレンズ82は、対物レンズ90の後方焦点面に位置付けられる第1のAOD500に供給するために、合成光(基準波長λ及び測定波長λ)をコリメートするための役割を果たす。サンプルは再び、その平均表面が対物レンズ90の焦点面内にあるように配置されて位置付けられる。
第2のGRINレンズ83は、さらなる対物レンズ91の後方焦点面に位置付けられる第2のAOD501に供給するために、合成光(基準波長λ及び測定波長λ)をコリメートするための役割を果たす。基準ミラー12は、対物レンズ91の焦点面内に位置付けられる。
この例では、環境の影響に起因する位相変化を補償することは、図1を参照しながら上記で説明されたように、反射した基準波長信号を受信する検出器63の出力に従って、PZTファイバ位相変調器65を制御して基準経路長を調整するように構成されるPZTコントローラ160によって達成される。
この例における光ビーム走査は、AODコントローラ150によって達成され、このコントローラは、汎用コントローラ17からの制御信号に従って、AODに加えられる駆動信号を与え、駆動信号の周波数を制御して音波回折格子ピッチを制御する。これは、1次回折ビームが回折する角度、それゆえサンプル表面10’上の入射の場所を制御し、それによって、位相シフト測定を行なうことができるようにし、AODに加えられる周波数を制御することによって、サンプル表面上の種々の場所における実際の位相が抽出されるようにする。
測定干渉計は、この例では、基準干渉計の波長λとは異なるλの一定の測定波長を有する。動作時に、測定ビームは結合器5によって基準ビームと合成され、合成ビームがサーキュレータ6及び結合器50によって、コリメート用GRIN82及び83に供給される。したがって、位相同期を保持するためのサーボフィードバックループを設け、それによって環境の影響を補償するために、干渉計の基準アームにPZTファイバ位相変調器を組み込むことによって、アクティブ位相トラッキングホモダイン(APTH)技法が採用される。両方の干渉計は再び、概ね同じ光路を共有するため、測定干渉計に与える環境の影響の大部分を、基準干渉計によって補償することができる。
測定アームAOD500によって、λの0回折次及びλの1回折次が同時に通過することができるようになる。基準アームAOD501は、測定アームAOD500と同一であり、同じように制御される。基準アームAOD501は、測定アームAOD500によって導入される任意の周波数シフトを補償するための役割を果たす。光プローブ内の測定光路及び基準光路の対称性は、対物レンズ90及び91の任意の光学収差によって導入されるシステム誤差も低減することができる。
AOD500及び501によって生成される1次回折ビームの回折角は、AODに加えられる音響周波数に正比例する。AOD上での光ビームの回折点は、再び共焦点系を実現するためにレンズの焦点に位置付けられ、光が再びサンプル表面によって逆反射される。
この例の走査範囲Sは以下の数5によって与えられる。
Figure 0005043106
ただし、fは対物レンズの焦点距離であり、νはAOD内の音速であり、Δfは周波数走査の範囲である。
AODのアクセス時間は極めて短いので(数十μs)、サンプルの表面を迅速に走査することができる。
これまでに説明されたように、AODは1次元において走査を達成するものと仮定される。しかしながら、2つのAODが直交格子を作り出すように、それらのAODが直列に設けられる2軸AODを用いることによって、2次元走査を達成することができる。これによって、任意の機械的走査を用いることなく、3D表面測定を達成することができるようになる。さらに、測定のために単一の波長のみが用いられるため、色消し収差の問題はないはずである。そのようなシステムは非常に経済的でもある。
多数の光プローブを使用することができるようにするために、図5及び図6に示される表面特性測定装置を、図4を参照しながら上記で説明されたように変更することができる。
ファイバ干渉計を用いる表面特性測定装置は小型にすることができ、相対的に安価に製造することができる。半導体処理及び集積技術を用いることによって、サイズをさらに小さくすることができ、コストをさらに削減することができる可能性がある。たとえば、シリカ・オン・シリコン技術を用いて、光学系2の構成要素を小さな固体チップに集積することができ(オンチップ導波路を用いて、光ファイバ経路のうちの適切な経路を置き換えることによる)、光プローブを、そのチップの1つの導波路の1つのチャネル上に取り付けることができ、それによって、空間が極端に限られているか、又は近づくことが難しい環境に適合しており、たとえば、マイクロスケール構造又はナノスケール構造を測定する際に用いるための、丈夫で、非常に小型の表面測定装置を形成する。
図5〜図7には示されないが、起こり得る偏光フェージング問題に対処するために、結合器5とサーキュレータ6との間に偏光スクランブラ7を設けて、光の偏光状態を変調することができる。
上記の各例では、可能である場合には、サンプル支持体上にサンプルを取り付けることによって、又はサンプル表面に対して正確な向き及び位置にある支持体若しくはガントリ上にプローブを懸吊することによって、光プローブに対してサンプルを正確に配置することができる。後者の方法は、たとえば、表面がさらに大きな構成要素又はアセンブリの一部である場合に、そのままの状態でサンプル表面を測定するのを容易にすることができる。図4を参照しながら検討されたマルチプローブ構成は、たとえば、表面がさらに大きな構成要素又はアセンブリの一部であり、種々の表面場所において測定が要求される場合に、そのままの状態でサンプル表面を測定するのに特に好都合であり得る。
上記の例はファイバ干渉計又は集積チップ導波路構成を用いたが、光ファイバを用いることなく、又は特定の場所においてのみ光ファイバを用いて、本発明を具現化する装置を実施することもできる。
ブラッグ格子ではなく、フィルタ又は波長反射器を用いることもできる。また、適切な場合には、サーキュレータの代わりに、ビームスプリッティングデバイスを用いることもできる。GRINレンズではなく、他の形のコリメータを用いることもできる。基準ミラーとして、ブラッグ格子、たとえばファイバブラッグ格子のような別の形の反射面を用いることができる。図1では、位相格子が用いられることが好ましいが、同じ機能を提供する他のデバイスを用いることもでき、たとえば、振幅格子を用いることもできる。
信号処理及び制御回路は、汎用コンピュータ、DSP、マイクロコントローラ、GPIB等を単独で、又は任意の適切な組み合わせにおいて用いて、任意の適切な態様で実施することができる。状況及び要件に応じて、制御はハードワイヤード又はソフトウエア駆動で行なうことができる。
一般的に1次回折光が検出されるが、他の次数を用いることもできる。
マイケルソン干渉計が上述されてきたが、他の適切な干渉計を用いることもできる。
図1、図4及び図5を参照しながら上記で説明されたように、波長は連続的に走査され、測定のタイミングは、検出器の起動を制御することによって又は位相特性測定器による測定信号データの記憶を制御することによって達成される。別の可能性として、波長走査は連続している必要はなく、段階的に行なうこともできる。この場合、次の波長に進む前に、波長毎に位相シフト測定を実施することができる。図6の例でも同じような変更を加えることができ、すなわちAODの制御は、連続している必要はなく、段階的に行なうことができ、その場合、次の表面場所に進む前に、表面場所毎に位相シフト測定を実施することができる。
また、上記の技法以外の他の位相抽出技法を用いることもできる。
いずれか1つの例に関連して説明される任意の特徴は単独で、若しくは記述される他の特徴と組み合わせて用いることができ、また、他のいずれかの例の1つ又は複数の特徴と組み合わせて、若しくは他のいずれかの例の任意の組み合わせにおいて用いることができることは理解されたい。さらに、本発明の範囲から逸脱することなく、上述されない同等形態及び変更形態も具現化することができる。

Claims (25)

  1. サンプル表面の特性を測定するための表面特性測定装置であって、
    複数の第1の波長のうちの1つの波長の光を与える第1の光源と、
    第2の波長の光を与える第2の光源と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源からの光を合成して、合成光を生成する合成器と、
    前記サンプル表面によって反射される光及び基準表面によって反射される光が干渉して干渉光を与えるように、1次回折光が波長に依存する前記サンプル表面の1つの場所に入射するように誘導され、0次光が前記基準表面上に入射するように前記合成光を回折させる導波器と、
    前記第1の波長の干渉光を検出する第1の検出器と、
    前記第2の波長の干渉光を検出する第2の検出器と、
    前記第2の検出器によって検出される干渉光に基づいて前記基準表面及び前記サンプル表面の相対的な場所を制御し、環境の影響に起因する位相変動を補償する経路コントローラと、
    前記第1の検出器によって検出される干渉光に基づいてサンプル表面の特性を測定する特性測定器と、
    種々のサンプル表面場所のための表面特性を測定することができるようにするように、前記第1の光源の波長を変更して、該第1の光源からの光が入射する前記サンプル表面の場所を変更する光源コントローラと、
    を備える、サンプル表面の特性を測定するための表面特性測定装置。
  2. 前記導波器は位相格子を含む請求項1に記載の装置。
  3. 前記経路コントローラは圧電コントローラを含む請求項1又は2に記載の装置。
  4. サンプル表面の特性を測定するための表面特性測定装置であって、
    複数の第1の波長のうちの1つの波長の光を与える第1の光源と、
    第2の波長の光を与える第2の光源と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源からの光を合成して合成光を生成する合成器と、
    前記サンプル表面によって反射される光及び基準表面によって反射される光が干渉して干渉光を与えるように、前記合成光を基準経路に沿って前記基準表面に向かって、且つ測定経路に沿って前記サンプル表面に向かって誘導する導波器と、
    前記第1の波長の干渉光を検出する第1の検出器と、
    前記第2の波長の干渉光を検出する第2の検出器と、
    前記第2の検出器によって検出される干渉光に基づいて前記基準経路及び前記測定経路の相対的な長さを制御する電気光学変調器と、
    前記第1の検出器によって検出される干渉光に基づいて、前記サンプル表面の特性を測定する特性測定器と、
    種々のサンプル表面場所のための表面特性を測定することができるようにするように、前記第1の光源の波長を変更して、該第1の光源からの光が入射する前記サンプル表面の場所を変更する光源コントローラと、
    を備える、サンプル表面の特性を測定するための表面特性測定装置。
  5. サンプル表面の特性を測定するための表面特性測定装置であって、
    第1の波長の光を与える第1の光源と、
    前記サンプル表面によって反射される光及び基準表面によって反射される光が干渉して干渉光を与えるように、前記光を基準経路に沿って前記基準表面に向かって、且つ測定経路に沿って前記サンプル表面に向かって誘導する導波器と、
    前記第1の波長の干渉光を検出する第1の検出器と、
    前記第1の検出器によって検出される干渉光に基づいて、前記サンプル表面の特性を測定する特性測定器と、
    を備え、前記測定経路は、前記第1の光源からの光が入射する前記サンプル表面の場所を制御し、種々のサンプル表面場所のための表面特性を測定することができるようにする音響光学素子を含み、
    第2の波長の光を与える第2の光源と、
    前記第1の光源及び前記第2の光源からの光を合成して、合成光を生成する合成器であって、前記導波器が前記合成光を前記基準経路及びサンプル経路に沿って前記第2の波長の干渉光を検出する第2の検出器に誘導するようにする、合成器と、
    前記第2の検出器によって検出される干渉光に基づいて、前記基準経路及び前記測定経路の相対的な長さを制御する経路長コントローラと、
    をさらに備える表面特性測定装置。
  6. 前記音響光学素子は、制御可能なピッチを有する音波回折格子を提供し、前記測定経路上の光を前記音波回折格子のピッチによって決定される前記サンプル表面の場所に回折させるように構成される請求項5に記載の装置。
  7. 前記音響光学素子は、加えられる信号の周波数によって制御されるピッチを有する音波回折格子を提供するように構成され、該音波回折格子は、前記測定経路上の光を該音波回折格子のピッチによって決定される前記サンプル表面の場所に回折させるように配置される請求項5に記載の装置。
  8. 前記導波器は光結合器を含む請求項4又はに記載の装置。
  9. 前記合成器は光結合器を含む請求項1〜4、、又はのいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記合成器から前記導波器に向かって前記合成光を供給すると共に、前記第1の検出器及び前記第2の検出器に前記干渉光を供給するように、少なくとも1つの光サーキュレータが設けられる請求項1〜4、、又はのいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記第1の検出器及び前記第2の検出器のうちの少なくとも一方は、前記第1の波長又は前記第2の波長の光だけが、該第1の検出器及び該第2の検出器のうちの少なくとも一方の検出器上に入射することができるようにするようにフィルタを設けられる請求項1〜4、、又は10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 前記合成光を前記導波器に向かって供給すると共に、前記干渉光を前記第1の検出器及び前記第2の検出器に供給するように第1の光サーキュレータ及び第2の光サーキュレータが設けられ、該第1の光サーキュレータは前記合成光を受光する第1のポートと、前記合成光を前記導波器に供給する第2のポートと、前記干渉光を該第2のサーキュレータの第1のポートに供給する第3のポートとを有し、前記第2の光サーキュレータは、前記干渉光を、前記第1の波長及び前記第2の波長のうちの一方の光を反射する反射器を介して、前記第1の検出器及び前記第2の検出器のうちの一方に供給する第2のポートと、前記第1の検出器及び前記第2の検出器のうちの他方に、前記反射器によって反射される光を供給する第3のポートとを有する請求項1〜4、、又はのいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記反射器はファイバブラッグ格子を含む請求項12に記載の装置。
  14. 前記導波器は、前記装置の他の光学部品から分離することができる光プローブとして設けられる請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記導波器は、前記光プローブを遠隔して配置することができるようにする光ファイバによって前記他の光学部品に結合される請求項14に記載の装置。
  16. 複数の光プローブを前記装置に結合することができるようにする光スイッチが設けられる請求項14又は15に記載の装置。
  17. 複数の光プローブを前記装置に結合することができるようにするファイバスイッチが設けられる請求項14又は15に記載の装置。
  18. 前記装置は、前記第1の光源及び前記第2の光源をそれぞれ有すると共に、該第1の光源及び該第2の光源の測定経路及び基準経路の少なくとも一部を共有する2つの干渉計として構成される請求項1〜17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 前記2つの干渉計はファイバ干渉計を含む請求項18に記載の装置。
  20. 前記2つの干渉計はマイケルソン干渉計を含む請求項18又は19に記載の装置。
  21. 前記特性測定器は、位相シフト干渉計を用いて、複数の異なる位相位置において前記第1の検出器によって検出される干渉光に基づいて、前記サンプル表面の特性を測定するように動作することができる請求項1〜20のいずれか一項に記載の装置。
  22. 前記装置の光学系の少なくとも一部が単一のデバイスとして集積される請求項1〜21のいずれか一項に記載の装置。
  23. 前記他の光学部品が単一のデバイスとして集積される請求項1417のいずれか一項に記載の装置。
  24. 前記光プローブは、前記単一の集積デバイスの導波路チャネルに取り付けられる請求項23に記載の装置。
  25. 前記集積デバイスはシリカ・オン・シリコン集積デバイスを含む請求項2224のいずれか一項に記載の装置。
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