JP5041576B2 - テンショナ用ロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テンショナの分野に関し、より詳細には、タイミングチェーンテンショナを輸送などの際にピストン縮退状態でロックするためのロック装置に関する。
内燃機関のタイミングシステムは、チェーン駆動によって制御されている。このタイミングシステムにおいては、チェーンが2つまたはそれ以上のスプロケットの周りに巻き掛けられている。スプロケットの一方はドライブスプロケットであって、これは、ドライブシャフトからの駆動力を受け取って、この駆動力をチェーンおよび一つまたはそれ以上のドリブンスプロケットを介して、一つまたはそれ以上のドリブンシャフトに伝達する部材である。
調整、材料の摩耗および(または)弛みの除去のために、チェーンの弛みを補償することがしばしば必要になるので、シュー形のテンショニング装置が当該分野では知られている。このテンショニング装置においては、シューが、一般に弛み側スパンとして知られているチェーンスパンを調整可能な力で付勢している。
もっともよく用いられるテンショニング装置は、液圧式または機械式テンショナである。これらのテンショナにおいては、固定部材(一般にはシリンダ)がエンジンブロックに取り付けられており、可動部材(一般には、シリンダ内を移動可能なピストン)が固定部材に対してスライド可能になっており、チェーンと接触するように配置されたシューに作用して、チェーンに緊張力を作用させている。
これらのテンショニング装置においては、ピストンが、シリンダ内部のスプリングの作用によって、チェーンスパンに対向配置されたシューに向かってシリンダから外方に付勢されている。
たとえば輸送や交換の際のようにテンショナが据え付けられていない場合でも、ピストンはスプリングによるかなりの力でシリンダ外部に付勢されている。このような欠点を解消するために、少なくともテンショナの輸送時にはピストンをシリンダ内部に機械的にロックする手法が開発されてきた(たとえば、ピストンのボディに形成された貫通孔およびこれと整列してシリンダ壁に形成された一対の孔に挿入されたピンなど)。
このようなロック機構は、取り除かれたときにはスプリングがピストンをシリンダから急激に飛び出させるという重大な欠点を有している。このことは、テンショナの組付けを困難なものにするとともに、作業を実行する作業者にとって危険因子となる。
さらに、メンテナンス作業、テンショナやチェーンの取替えなどのために(これらには限定されないが)、テンショナを取り外す前にロック機構を再び組み付けることは、実際には不可能であり、または少なくとも困難であって面倒である。テンショナの一般に不便な取付位置やピストンへのスプリングの作用は、再組付け作業を作業者にとって危険なものにしている。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたものであって、操作性を向上できるテンショナ用ロック装置を提供しようとしている。
請求項1の発明は、テンショナボディ、シューおよびテンショナピストンを有するテンショナのためのロック装置であって、所定形状の溝を有し、テンショナボディと一体に設けられるとともに、テンショナボディから突出しているロック装置ボディと、開孔を有し、シューと一体に形成され、開孔がロック装置ボディの溝と整列するようにシューから突出している開孔付突出部と、溝の形状に相補的な形状の第1の部分を有するとともに、開孔付突出部に逆取付け不能に連結された第1の端部を備えた第2の部分を有しているロッドとを備えている。
請求項2の発明では、テンショナがタイミングチェーンに用いられている。
請求項3の発明では、ロッドがプラスチック材料から構成されている。
請求項4の発明では、開孔付突出部が、シューを形成または覆うプラスチック材料と同一のプラスチック材料から構成されている。
請求項5の発明では、ロック装置ボディが、テンショナボディと一体に製作されている。
請求項6の発明では、ロック装置ボディがプラスチック材料から構成されており、テンショナに適用されている。
請求項7の発明では、テンショナが作動していないとき、ロッドの第1の部分が溝内のストロークを制限している。
請求項8の発明では、ロッドの第1の部分が、対向配置された一対の突起部を有しており、該突起部の長さが溝の主軸方向の長さよりも長くなっている。
請求項9の発明では、テンショナが作動していないときの溝内におけるロッドの第1の部分のストロークは、突起部によって制限されており、テンショナが作動しておらずチェーンが弛んでいるときのピストンのストロークよりも大きくなっている。
請求項10の発明では、ロッドの第2の部分が円筒形状を有するとともに、開孔付突出部内に逆取付けできないように挿入された円錐状端部を一端に有しており、ロッドの第2の部分の長さが、輸送状態におけるテンショナの長さよりも長いかまたはこれに等しくなっている。
請求項11の発明では、ロック装置は、ロッドを回転させてロッドの第1の部分が溝内を挿通するのを許容することによって、作動しないようになっている。
請求項12の発明では、テンショナが作動しておらずチェーンが弛んでいるときのピストンのストロークは、ロッドの第1の部分に設けられかつロック装置ボディ上に着座する一対の突起部によって、および、開孔付突出部と接触しているロッドの第2の部分の円錐状部によって、制限されている。
請求項13の発明では、ロッドの第1の部分の端部に引張力を作用させて第1の部分が溝から離れるようにするとともに、ロッドを回転させてロッドの結合面をロック装置ボディに着座させることによって、ロック装置が輸送用にロックされるようになっている。
請求項14の発明は、テンショナボディ、シューおよびテンショナピストンを有するテンショナのためのリバーシブルロック装置であって、所定形状の溝を有し、テンショナピストンに保持されたシューと一体に設けられるとともに、シューから突出しているロック装置ボディと、開孔を有し、テンショナと一体に形成され、開孔がロック装置ボディの溝と整列するようにテンショナのボディから突出している開孔付突出部と、溝の形状に相補的な形状の第1の部分を有するとともに、開孔付突出部に逆取付け不能に連結された第1の端部を備えた第2の部分を有しているロッドとを備えている。
請求項15の発明では、テンショナがタイミングチェーンに用いられている。
請求項16の発明では、ロッドがプラスチック材料から構成されており、ロック装置ボディが、シューを形成または覆うのに用いられるプラスチック材料から構成されている。
請求項17の発明では、テンショナが作動していないとき、ロッドの第1の部分が溝内のストロークを制限している。
請求項18の発明では、ロッドの第1の部分が、対向配置された一対の突起部を有しており、該突起部の長さが溝の主軸方向の長さよりも長くなっている。
請求項19の発明では、テンショナが作動していないときの溝内におけるロッドの第1の部分のストロークは、突起部によって制限されており、テンショナが作動しておらずチェーンが弛んでいるときのピストンのストロークよりも大きくなっている。
請求項20の発明では、ロッドの第2の部分が円筒形状を有するとともに、開孔付突出部内に逆取付けできないように挿入されるように設計された円錐状端部を一端に有しており、ロッドの第2の部分の長さが、輸送状態におけるテンショナの長さよりも長いかまたはこれに等しくなっている。
請求項21の発明では、ロック装置は、ロッドを回転させてロッドの第1の部分が溝内を挿通するのを許容することによって、作動しないようになっている。
請求項22の発明では、テンショナが作動しておらずチェーンが弛んでいるときのピストンのストロークは、ロッドの第1の部分に設けられかつロック装置ボディ上に着座する一対の突起部によって、および、開孔付突出部と接触しているロッドの第2の部分の円錐状部によって、制限されている。
請求項23の発明では、ロッドの第1の部分の端部に引張力を作用させて第1の部分が溝から離れるようにするとともに、ロッドを回転させてロッドの結合面をロック装置ボディに着座させることによって、ロック装置が輸送用にロックされるようになっている。
本発明に係るテンショナ用ロック装置は、テンショナボディと一体に形成されかつテンショナボディに対して突出するとともに、所定形状の溝を有するロック装置本体と、開孔を有し、ピストンに保持されたシューと一体に形成されるとともに、開孔が溝と整列するようにシューに対して突出する突出部と、溝の形状に相補的な形状の第1の部分、および、逆取付けできないように突出部に連結するように設けられた一端を有する第2の部分を含むロッドとを備えている。
ロック装置は、ロッドを回転させてロッドの第1の部分をロック装置ボディの溝内を通過させることによって、作動できなくなる。
ロッドは、プラスチック材料から形成されているのが好ましく、開孔付の突出部は、シューを形成するまたはシューを覆うために、プラスチック材料から形成されているのが好ましい。ロック装置本体は、金属材料からテンショナと一体に製作されているのが好ましい。あるいは、ロック装置本体は、プラスチック材料から製作されていて、テンショナに適用されていてもよい。
ロッドの第2の部分は、好ましくは円筒形状を有しており、突出部の開孔に逆取付けできないように挿入される円錐状部分を一端に有している。ロッドの第1の部分は、テンショナが作動できないでチェーンが弛んでいるときに、溝内でストロークを制限する手段を有している。
他の実施例においては、所定形状の溝を有するロック装置ボディが、シューと一体に形成されるとともに、シューを作製するまたは覆うのに用いられるプラスチック材料から構成されており、開孔付突出部がテンショナと一体に形成されている。
本発明によれば、ロッドの第1の部分をロック装置ボディの溝の相補的形状とずらせて配置することで、ピストンをロック状態におくことができ、また、ロッドの第1の部分をロック装置ボディの溝の相補的形状と同じ位置に配置することで、ロッドの第1の部分が溝内に進入して、ピストンをロック解除状態におくことができる。この状態から再びロック状態に移行する際には、ロッドの第1の部分をロック装置ボディから離れる側に移動させるとともに、ロッドの第1の部分をロック装置ボディの溝の相補的形状とずらせて配置することで、ピストンを再びロック状態におくことができる。このようにして、ロッドの移動および回転によってロック状態の維持・解除を行えるので、テンショナ用ロック装置の操作性を向上できる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
本発明は、少なくとも一部がプラスチック材料から作製され、エンジンとくに内燃機関のタイミングシステムのチェーンに緊張力を作用させるように意図されたテンショナをリバーシブルにロックするように設計された装置に関する。
本発明は、リバーシブルロック装置に関する。このロック装置は、テンショナ据付時においてもテンショナに連結された状態を維持するので、従来装置のおける限界や欠点を有していない。
当該ロック装置は、もし必要であればテンショナが再びロックされるのを許容しており、シリンダに対するピストンのストロークを制限して、従来見られたようなピストンの突出を回避している。
以下、図面に示された実施例に関連して、本発明が記述される。
なお、各図において、同等符号は同一の参照符号で示されている。また、ここで記述される実施例においては、ロック装置が液圧テンショナと組み合わされているが、当該ロック装置は、機械式テンショナやその他のテンショナに組み合わされていてもよい。
ロック装置1は、所定形状の溝2を有するロック装置ボディ3を備えている。ロック装置ボディ3は、テンショナ100と一体に形成されるとともに、テンショナ100のボディから突出している。すなわち、ロック装置ボディ3は、テンショナボディと一体に形成されたブラケット部である。
ロック装置1はまた、ピストン6(図8、図9参照)によって保持されたシュー5と一体に形成され、開孔が溝2と整列するようにシュー5から突出する開孔付突出部4を有している。すなわち、開孔付突出部4は、シュー5と一体に形成され、ロック装置ボディ3と対向配置されたブラケット部である。ロック装置1はさらに、ピストン6の軸方向に平行に延びるロッド7を有している。ロッド7は、溝2の形状と相補的な形状(ここでは横断面長方形状)の第1の部分8と、第1の部分8の端面12に連結して形成され、開孔付突出部4に逆取付けできないように取り付けられた端部を有する(ここでは横断面円形状の)第2の部分9とを備えている。第1の部分8の横断面形状は、第2の部分の横断面形状よりも大きくなっている。
ロッド7は、プラスチック材料から形成されているのが好ましく、開孔付突出部4は、シュー5を形成するまたはシュー5を覆うために、プラスチック材料から形成されているのが好ましい。
ロック装置ボディ3は、金属材料またはアルミニウム合金からテンショナ100のボディと一体に製作されているのが好ましい。あるいは、ロック装置ボディ3は、プラスチック材料から製作されていて、テンショナ100に適用されていてもよい。
ロッド7の第1の部分8は、テンショナ100が作動していないときに溝2内でのストロークを制限するように設計された突起部11を有している。テンショナ100が作動しておらずチェーン20が弛んでいるとき、第1の部分8の溝2内でのストロークは、ピストン6のストロークよりも大きいのが好ましい。
ロッド7の第2の部分9は、好ましくは円筒形状を有しており、開孔付突出部4の開孔内に逆取付けできないように挿入される円錐状端部10を一端に有している。また、第2の部分9は、輸送状態においてテンショナ100の長さと等しいか、あるいは、テンショナ100の長さよりもわずかに長くなっており、このことは、ピストン6がシリンダ内にほとんど完全に縮退しているときに発生する。
図1は、本発明のロック装置1によって輸送用にロックされたテンショナ100の斜視図である。より詳細には、図1は、テンショナボディと一体的に形成されかつ所定形状(ここでは横断面長方形状)の溝2を有するロック装置ボディ3を示している。開孔付突出部4は、シュー5と一体に形成され、開孔が溝2と整列するようにシュー5から突出している。
ロッド7は、溝2の形状と好ましくは相補形状を有する第1の部分8を有している。ロッド7はまた、シュー5の開孔付突出部4に逆取付け不能に連結された円錐状端部10(図2参照)を一端に有する、好ましくは円筒形状の第2の部分9を有している。
ロッド7の2つの部分8,9は、テンショナ100のロック時にロック装置ボディ3に着座する結合面12(図2、図7参照)を介して互いに連結されている。結合面12は、第1の部分8の端面から構成されており、ここでは、長方形形状を有している(図7参照)。
ロッド7の第1の部分8に存在する一対の突起部11は対向配置されており、各突起部11の長さは、溝2の主軸方向の長さよりも長くなっており、(図8および図9に関連して示されているが)ロック装置1が作動していないときに第1の部分8の溝2内でのストロークを制限する手段を構成している。そのストロークは、ロック装置1が作動していないとき、ピストン6の最大ストロークよりも大きい方が好ましい。
図2は、図1のテンショナ100およびロック装置1の底面斜視図である。図2は、ロック装置ボディ3を溝2とともに明確に示している。円錐状部10は、ロッド7の第2の部分9の端部に位置しており、開孔付突出部4の開孔内に逆取付け不能に挿入されるように設計されている。
ロッド7の回転により第1の部分8を溝2に対して略90回転させた位置におくことによって(図2参照)、ロッド7の第1、第2の部分8,9間の結合面12はロック装置ボディ3上に着座するが、このとき、結合面12は、テンショナ100内のスプリングの付勢力がピストン6をシリンダ外部に突出させようとするのを阻止している。
図3は、図1のロック装置1の拡大詳細図である。図3は、ロック装置ボディ3を示している。ロック装置ボディ3は、所定形状の溝2と、突起部11(図3では一方のみ図示)を有しかつ結合面12がロック装置ボディ3に着座するように回転可能なロッド7の第1の部分8と、ロッド7の第2の部分(同図では一部のみ図示)9とを備えている。
図4は、ロッド7の第2の部分9の端部に配置されかつ開孔付突出部4の開孔に逆取付け不能に係合する円錐状端部10の拡大図である。
図5は、チェーン20内に取り付けられたテンショナ100の斜視図である。この場合、ロック装置1は、ロッド7の回転によりロッド7の第1の部分8をロック装置ボディ3の溝2の形状と一致した向きに配置してロッド7の第1の部分8をロック装置ボディ3の溝2内を通過させることによって、作動しない状態(つまりロック解除状態)におかれている。
通常、もしチェーン20が摩耗による弛みを発生していなければ、ピストン6がチェーン20に緊張力を作用させている。ピストン6は、シュー5に保持されており、テンショナ100のシリンダからはほとんど突出していない(図5ないし図7参照)。
図5には、突起部11が、溝2およびロック装置ボディ3の上に当接している状態が示されている。一方、円錐状端部10は、開孔付突出部4と接触していない。あるいは、突起部11は、ロック装置ボディ3に対して上方に位置していてもよい。このとき、円錐状端部10は開孔付突出部4と接触しており、あるいは、ロッド7は上述した2つの位置の間の中間位置に配置されている。
ロック装置1は、テンショナ100によって緊張力を受けるチェーン20の通常の運転時には、ピストン6(およびこれと一体的なシュー5)の移動には干渉しない。
図示の簡略化のために、図5では、チェーン20が巻き掛けられるスプロケット(ドライブおよびアイドルの双方)が省略されたものが示されている。
図6は、図5のテンショナ100の斜視図である。ここでは、図示の簡略化のためにチェーンが省略されている。
図6は、テンショナ100、突起部11がロック装置ボディ3の上に当接しているロッド7の第1の部分8、ロッド7の第1および第2の部分8,9の間の結合面12、および、円錐状部10が開孔付突出部4と接触していないロッド7の第2の部分9を示している。
図7は、ロック装置1が作動していない図6のテンショナ100を180度回転させて上下逆にした別の斜視図である。
図8および図9は、テンショナ100の斜視図である。ここでは、チェーン20の摩耗などによる弛みが大きい場合にピストン6がシリンダ外部に完全に突出するのをロック装置1が防止している。
図8および図9に示すように、チェーン20の弛みを補償するように、ピストン6がシリンダ外部に突出している。テンショナ100が作動しておらずチェーン20が弛んでいるときのピストン6のストロークは、ロック装置ボディ3に当接するロッド7の第1の部分8の突起部11によって、および、ロッド7の第2の部分9の端部に位置するとともに開孔付突起部4と接触する円錐状部10によって、制限されている。
もしテンショナ100をチェーンから取り外さなければならないときには、ロック装置1を再びロックすることが可能なので、ロック装置1は、その意味でリバーシブルな装置である。ロックの際には、ロッド7の第1の部分8の端部に引張力を作用させて、第1の部分8が溝2から離れるようにするとともに、ロッド7を回転させて、ロッド7の結合面12をロック装置ボディ3に当接させることにより、ロッド7がその位置で保持されて、テンショナ100が輸送状態(図1、図2参照)に戻される。
他の実施例においては、溝2を有するロック装置ボディ3がシュー5と一体に形成されていてもよく、シュー5の形成または被覆に用いられるようにプラスチック材料から作製されていてもよい。また、開孔付突出部4は、テンショナ100と一体に形成されていてもよい。ロッド7は、図示された位置に関連して、180度回転している。
本発明の範囲から逸脱することなく、当該分野の当業者は、本発明のリバーシブルロック装置に対して、当該分野の自然な発展や経験によるあらゆる変更および改良を施すことができる。
ここで述べられた本発明の実施例が本発明の原理を採用する単なる例示であるということが理解されるべきである。本発明に本質的であるとみなされる特徴部分を説明している実施例の詳細にここで言及することは、特許請求の範囲を限定する意図ではない。
本発明のロック装置によって輸送用にロックされたテンショナの正面斜視図である。 図1のテンショナおよびロック装置の底面斜視図である。 図1のロック装置の拡大詳細図である。 図1のロック装置の他の部分の拡大詳細図である。 タイミングチェーンに取り付けられるとともに、ロック装置が作動しない状態におかれたテンショナの斜視図である。 図5のテンショナの斜視図である。 図6のテンショナを180度回転させた斜視図である。 チェーンの弛みが大きい場合における図5のテンショナの斜視図である。 チェーンの弛みが大きい場合における図5のテンショナの別の斜視図である。
1: ロック装置
2: 溝
3: ロック装置ボディ
4: 開孔付突出部
5: シュー
6: ピストン
7: ロッド
8: 第1の部分
9: 第2の部分
10: 円錐状端部
12: 結合面
20: チェーン
100: テンショナ

Claims (23)

  1. テンショナボディ、シュー(5)およびテンショナピストン(6)を有するテンショナ(100)のためのロック装置であって、
    所定形状の溝(2)を有し、テンショナボディと一体に設けられるとともに、テンショナボディから突出しているロック装置ボディ(3)と、
    開孔を有し、シュー(5)と一体に形成され、開孔がロック装置ボディ(3)の溝(2)と整列するようにシュー(5)から突出している開孔付突出部(4)と、
    溝(2)の形状に相補的な形状の第1の部分(8)を有するとともに、開孔付突出部(4)に逆取付け不能に連結された第1の端部を備えた第2の部分(9)を有しているロッド(7)と、
    を備えたテンショナ用ロック装置。
  2. 請求項1において、
    テンショナ(100)がタイミングチェーンに用いられている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  3. 請求項1において、
    ロッド(7)がプラスチック材料から構成されている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  4. 請求項1において、
    開孔付突出部(4)が、シュー(5)を形成または覆うプラスチック材料と同一のプラスチック材料から構成されている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  5. 請求項1において、
    ロック装置ボディ(3)が、テンショナボディと一体に製作されている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  6. 請求項1において、
    ロック装置ボディ(3)がプラスチック材料から構成されており、テンショナ(100)に適用されている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  7. 請求項1において、
    テンショナ(100)が作動していないとき、ロッド(7)の第1の部分(8)が溝(2)内のストロークを制限している、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  8. 請求項7において、
    ロッド(7)の第1の部分(8)が、対向配置された一対の突起部(11)を有しており、該突起部(11)の長さが溝(2)の主軸よりも長くなっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  9. 請求項8において、
    テンショナ(100)が作動していないときの溝(2)内におけるロッド(7)の第1の部分(8)のストロークは、突起部(11)によって制限されており、テンショナ(100)が作動しておらずチェーン(20)が弛んでいるときのピストン(6)のストロークよりも大きくなっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  10. 請求項1において、
    ロッド(7)の第2の部分(9)が円筒形状を有するとともに、開孔付突出部(4)内に逆取付けできないように挿入された円錐状端部(10)を一端に有しており、ロッド(7)の第2の部分(9)の長さが、輸送状態におけるテンショナ(100)の長さよりも長いかまたはこれに等しくなっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  11. 請求項1において、
    当該ロック装置は、ロッド(7)を回転させ、ロッド(7)の第1の部分(8)が溝(2)内を挿通するのを許容することによって、作動しないようになっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  12. 請求項1において、
    テンショナ(100)が作動しておらずチェーン(20)が弛んでいるときのピストン(6)のストロークは、ロッド(7)の第1の部分(8)に設けられかつロック装置ボディ(3)上に着座する一対の突起部(11)によって、および、開孔付突出部(4)と接触しているロッド(7)の第2の部分(9)の円錐状部(10)によって、制限されている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  13. 請求項1において、
    ロッド(7)の第1の部分(8)の端部に引張力を作用させて第1の部分(8)が溝(2)から離れるようにするとともに、ロッド(7)を回転させてロッド(7)の結合面(12)をロック装置ボディ(3)に着座させることによって、ロック装置(1)が輸送用にロックされるようになっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  14. テンショナボディ、シュー(5)およびテンショナピストン(6)を有するテンショナ(100)のためのテンショナ用ロック装置であって、
    所定形状の溝(2)を有し、テンショナピストン(6)に保持されたシュー(5)と一体に設けられるとともに、シュー(5)から突出しているロック装置ボディ(3)と、
    開孔を有し、テンショナ(100)と一体に形成され、開孔がロック装置ボディ(3)の溝(2)と整列するようにテンショナボディから突出している開孔付突出部(4)と、
    溝(2)の形状に相補的な形状の第1の部分(8)を有するとともに、開孔付突出部(4)に逆取付け不能に連結された第1の端部を備えた第2の部分(9)を有しているロッド(7)と、
    を備えたテンショナ用ロック装置。
  15. 請求項14において、
    テンショナがタイミングチェーンに用いられている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  16. 請求項14において、
    ロッド(7)がプラスチック材料から構成されており、ロック装置ボディ(3)が、シュー(5)を形成または覆うのに用いられるプラスチック材料から構成されている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  17. 請求項14において、
    テンショナ(100)が作動していないとき、ロッド(7)の第1の部分(8)が溝(2)内のストロークを制限している、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  18. 請求項17において、
    ロッド(7)の第1の部分(8)が、対向配置された一対の突起部(11)を有しており、該突起部(11)の長さが溝(2)の主軸よりも長くなっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  19. 請求項18において、
    テンショナ(100)が作動していないときの溝(2)内におけるロッド(7)の第1の部分(8)のストロークは、突起部(11)によって制限されており、テンショナ(100)が作動しておらずチェーン(20)が弛んでいるときのピストン(6)のストロークよりも大きくなっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  20. 請求項14において、
    ロッド(7)の第2の部分(9)が円筒形状を有するとともに、開孔付突出部(4)内に逆取付けできないように挿入されるように設計された円錐状端部(10)を一端に有しており、ロッド(7)の第2の部分(9)の長さが、輸送状態におけるテンショナ(100)の長さよりも長いかまたはこれに等しくなっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  21. 請求項14において、
    ロック装置は、ロッド(7)を回転させてロッド(7)の第の部分()が溝(2)内を挿通するのを許容することによって、作動しないようになっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  22. 請求項14において、
    テンショナ(100)が作動しておらずチェーン(20)が弛んでいるときのピストン(6)のストロークは、ロッド(7)の第1の部分(8)に設けられかつロック装置ボディ(3)上に着座する一対の突起部(11)によって、および、開孔付突出部(4)と接触しているロッド(7)の第2の部分(9)の円錐状部(10)によって、制限されている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
  23. 請求項14において、
    ロッド(7)の第1の部分(8)の端部に引張力を作用させて第1の部分(8)が溝(2)から離れるようにするとともに、ロッド(7)を回転させてロッド(7)の結合面(12)をロック装置ボディ(3)に着座させることによって、ロック装置(1)が輸送用にロックされるようになっている、
    ことを特徴とするテンショナ用ロック装置。
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