JP5040434B2 - スライドドア用ハーネスの配索構造 - Google Patents

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本発明は、スライドドア用ハーネスの配索構造に関し、詳しくは、車体とスライドドアとの間に渡り配索されるハーネスの屈曲角度を適切に制御するものである。
従来、スライドドア側の電装品に常時給電するために、車体とスライドドアとの間にハーネスが架け渡されている。この種の配索構造として、例えば、図10に示すように、複数のリンク部材1を線状に連結させたキャタピラ状のケーブルガイド2にワイヤハーネスW/Hを挿通し、これを車体3とスライドドア4との間にS字形状に配索する構造が提案されている(特開2004−40863号公報参照)。
前記キャタピラ状のケーブルガイド2は、電線を保護する機能のほか、ワイヤハーネスW/Hの屈曲を制御し、車体3とのクリアランスをとることによって周辺部材との干渉を防止する機能を有している。
一方、前記キャタピラ状のケーブルガイド2は、リンク部材1の部品点数が多いためコスト高となるうえ、ケーブルガイド2に挿通するワイヤハーネスW/Hがリンク部材1間の隙間から露出することから、図11に示すようなチューブ体5でケーブルガイド2をさらに外装してワイヤハーネスの露出を防止する必要がある。
また、スライドドアには、スライド方向と垂直な上下方向の角度を変化させながら動作するものがあり、このような上下方向の動きに対応するためには、図12に示すような上下可動機構をさらに設ける必要がある(特開2004−40862号公報参照)。
即ち、車体3に固定される固定部材6とケーブルガイド2の一端部との間に、上下方向(矢印T方向)に回転可能に軸支された連結部材7を介在させる必要があり、これにより部品点数が増加し構造が複雑化する問題がある。
一方、前記ケーブルガイドにかえて、環状の山部と谷部が軸線方向に交互に設けられたコルゲートチューブをハーネスの外装材として用いると、コストを抑制できると共にハーネスを外部に露出させず、また、コルゲートチューブの柔軟性によりスライドドアの上下方向の変化を吸収することもできるためスライドドアの動きにハーネスをスムーズに追従させることが可能となる。
しかし、前記コルゲートチューブは、柔軟であるがゆえに追従動作における軌跡の制御が難しく、前記コルゲートチューブで外装されたハーネスが周辺部材に干渉するおそれがある。
特開2004−40863号公報 特開2004−40862号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、車体とスライドドアとの間に架け渡されるハーネスをスライドドアの動きにスムーズに追従させると共に、追従動作におけるハーネスの屈曲角度を制御して、ハーネスと周辺部材との干渉を防止することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車体とスライドドアとの間に渡り配索されるハーネスをガイドおよび保護する外装材を取り付けており、
前記外装材は、前記渡り配索の領域のハーネス全長に取り付けているコルゲートチューブと、前記コルゲートチューブに部分的に外装している屈曲規制用のガイドプロテクタとからなり、
前記ガイドプロテクタは、複数の剛性材からなる矩形筒状のリンクを備え、各リンクの内面に前記コルゲートチューブの凹凸と嵌合する凹凸係止部を設け、かつ、対向する一対の辺の長さ方向の一端に突起を設けると共に他端にV形状に開く溝を設け、隣接するリンク間で前記溝に前記突起を所定角度屈曲可能に嵌合して連繋し、かつ、
前記車体およびスライドドアに固定する取付ブラケットに設けた扇形状の開口を通して引き込んだ前記コルゲートチューブを前記取付ブラケットに固定し、前記ガイドプロテクタは前記開口の出口位置で前記コルゲートチューブに外装していることを特徴とするスライドドア用ハーネスの配索構造を提供している。
前記のように、渡り配索領域のハーネスの全長にコルゲートチューブを取り付けることにより、ハーネス全長にキャタピラ状のケーブルガイドを取り付ける従来の構造に比べて、コストを削減することができると共に、コルゲートチューブの柔軟性によってスライドドアの上下方向の変化も吸収させることができるので、上下可動機構など別途設けなくてもスライドドアの動きにハーネスをスムーズに追従させることが可能となる。
また、ハーネスの全長にコルゲートチューブを取り付けることにより前記ハーネスが外部に露出することがないため、前記ケーブルガイドを取り付けた場合にハーネスが隙間から露出するのを防止するために必要となる外装材(チューブ体)が不要となり、部品点数を削減して構造をシンプルにすることができる。
また、前記構成によれば、ハーネスの全長に取り付けられたコルゲートチューブに、屈曲規制用のガイドプロテクタを部分的に外装することができるので、前記コルゲートチューブのうち周辺部材との干渉が発生しやすい部分などハーネスの屈曲角度の規制が必要な箇所に前記屈曲規制用のガイドプロテクタを取り付けることができる。よって、部品点数を大幅に増やすことなく効果的にハーネスの屈曲角度の制御ができ、ハーネスと周辺部材との干渉を防止することができる。
具体的には、複数のリンクを連繋させて形成する前記ガイドプロテクタは、各リンクの内面にコルゲートチューブの凹凸と嵌合する凹凸係止部を設けているため、各リンクの凹凸係止部を所要位置のコルゲートチューブの凹凸に嵌合させるだけで、ガイドプロテクタをコルゲートチューブの所要位置に固定することができる。
前記凹凸係止部は環状に形成されると共に、リンクの長さ方向に連続的に設けられていることが好ましい。
また、前記のように、ガイドプロテクタを形成する各リンクの対向する一対の辺の長さ方向の一端に突起を設けると共に、他端にV字状に開く溝を設け、隣接するリンクの前記突起を前記溝に所定角度屈曲可能に嵌合させる構成とすることにより、連繋するリンク間の屈曲角度、さらにはコルゲートチューブ内のハーネスの屈曲角度を前記所定角度の範囲内に規制することができる。即ち、隣接したリンクの突起の一方の側辺をV字状に開く前記溝の一方の側辺に当接させて嵌合させた状態から、前記突起の他方の側辺を前記溝の他方の側辺に当接させて嵌合させた状態までをリンクの可動範囲とすることによって、内部のハーネスの屈曲角度を規制するものである。
前記突起の形状は、V字状に開く溝に突起を所定角度屈曲可能に嵌合できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、前記突起を台形状とし、この台形状の突起の側辺がV字状に開く溝の側辺に当接することにより突起の屈曲(回転)が規制されるようにすることが好ましい。
なお、前記構造により規制されるリンク間の屈曲角度としては、周辺部材との干渉防止やハーネスの耐久性等の観点より、一直線状にリンクが連繋されている場合のリンクの軸線に対して、連繋されているリンクを最大に屈曲させた場合の該リンクの軸線のなす角度を25〜35°程度とすることが好ましい。
前記一対の辺と直交方向の一対の辺は、リンクの長さ方向の一端側に切欠を設けると共に他端側に突出部を設け、隣接するリンク間で前記切欠に突出部を突出させてリンクの長さ方向の端部で重ね、前記屈曲方向と直交方向には屈曲不可としていることが好ましい。
前記のように、リンクの対向する一対の辺と直交方向の一対の辺において、リンクの長さ方向の一端側に切欠を設けると共に他端側に突出部を設け、隣接するリンク間で前記切欠に突出部を突出させて重ねる構成とすることにより、重ね合わせ方向には屈曲が不可能となって、リンク間の屈曲を前記した屈曲方向のみに制限することができる。
前記切欠に突出される突出部の突出量は、リンク間の屈曲角度などによっても異なるため限定することはできないが、例えば、一直線状に連繋されたリンクにおいて、前記突出部が、リンク長さ方向の切欠全長の90%程度の位置まで突出されて重ねられていることが好ましい。また、前記切欠の全長は、例えば、突起を含むリンク全長の25%程度とすることが好ましい。
前記車体とスライドドアの間で前記ハーネスは水平方向に配索され、前記ガイドプロテクタの各リンクの突起および溝は上下辺に設け、該リンク同士を水平方向に屈曲可とすると共に上下方向には屈曲不可としていることが好ましい。
車体とスライドドアとの間にハーネスを水平方向に配索すると、前記ハーネスは水平方向に屈曲しながらスライドドアの動きに追従する。しかし、ハーネスをコルゲートチューブで外装した場合には、コルゲートチューブの柔軟性により垂れ下がりが生じたり、あるいは、水平方向への屈曲角度が大きすぎたりして、ハーネスが周辺部材に干渉しやすい。
そこで、前記のように、ガイドプロテクタの各リンクの突起および溝を上下辺に設けて、リンク同士を水平方向に屈曲可とすると共に、上下方向に屈曲不可とすることにより、コルゲートチューブの垂れ下がりを抑制し、かつ水平方向の屈曲角度を適切に制御しながらスライドドアへのスムーズな追従動作が可能となる。
また、前記のように、車体およびスライドドアに取付ブラケットをそれぞれ固定し、該取付ブラケットに前記コルゲートチューブの凹凸と嵌合する凹凸係止部を設け、該コルゲートチューブを取付ブラケットに直接固定し、かつ、
前記ガイドプロテクタは前記車体側およびスライドドア側の取付ブラケットに近接した位置、即ち、取付ブラケットの前記扇形状の開口の出口位置のコルゲートチューブに外装している。
前記したように、渡り配索領域のハーネスの全長に柔軟なコルゲートチューブを取り付けているため、車体およびスライドドアに固定する取付ブラケットに、回転機構などを介在させることなく、コルゲートチューブを凹凸嵌合により直接固定するだけで、スライドドアの動きにハーネスをスムーズに追従させることができる。即ち、取付ブラケットに回転機構などを設ける必要がないため、構造をよりシンプルにすることができる。
なお、前記取付ブラケットには、コルゲートチューブが取り付けられたハーネスを取付ブラケット内に引き入れる扇形状の開口部が設けられ、該開口部の扇形領域が、取付ブラケットの凹凸係止部に固定されたコルゲートチューブの可動範囲となる。即ち、前記扇形状開口部の両側辺がコルゲートチューブの屈曲を規制する役割を果たし、前記開口部の両側辺のなす角度は、車体側の取付ブラケットでは90〜120°程度、スライドドア側の取付ブラケットでは100〜150°程度とすることが好ましい。
さらに、車体側およびスライドドア側の取付ブラケットに近接した渡り配索部分は、特に大きな屈曲を受けやすく、その結果、ハーネスがタイヤハウスなどの周辺部材に干渉したり、過度な屈曲によって損傷を受けたりする場合も多い。そこで、前記のように、前記車体側およびスライドドア側の取付ブラケットに近接した渡り配索部分のコルゲートチューブに、前記ガイドプロテクタを外装することによって、大きな屈曲を受けやすい部分の屈曲角度を制御することができるため、ハーネスと周辺部材との干渉などを効果的に防止することができる。
前記ガイドプロテクタは、前記取付ブラケットに近接した渡り配索部分に連続的に設けてもよいし、あるいは、分割して設けてもよい。
前記渡り配索領域の全長に外装するコルゲートチューブは、少なくとも前記ガイドプロテクタを外装していない中間領域では断面楕円形状としていることが好ましい。
前記のように、少なくともガイドプロテクタを外装していない中間領域のコルゲートチューブの断面形状を楕円とすることにより、ハーネスの直進性を高め、省スペースでスムーズな追従動作を行うことができる。
また、前記中間領域のみならず、ガイドプロテクタで外装される領域のコルゲートチューブの断面形状も楕円とされていると、リンク内でのコルゲートチューブの回転も防止できるため、さらに好ましい。
また、少なくとも前記ガイドプロテクタで外装される領域のコルゲートチューブは断面円形とし、該コルゲートチューブの外面に軸線方向に延在する1つのリブを突設する一方、前記ガイドプロテクタの各リンクに前記リブが挿入される嵌合溝を設け、該リンク内でのコルゲートチューブの回転を不可としていることも好ましい。
前記構成によれば、コルゲートチューブの外面に軸線方向に設けたリブと、ガイドプロテクタの各リンク内面に設けた嵌合溝との嵌合によって、ガイドプロテクタで外装される領域のコルゲートチューブの断面形状が円形であっても、リンク内でコルゲートチューブが回転することがないため、ハーネスの捩れ等を防止できる。同様に、ガイドプロテクタがコルゲートチューブの周りを回転することもないため、追従動作中にリンクの屈曲方向が変化してしまうことも防止される。
前記コルゲートチューブは、比較的柔らかく、可撓性を有するものが好ましく、例えば、ポリプロピレン(PP)やエチレン−プロピレンゴム(EPDM)、あるいは各種エラストマーなどを用いることができる。また、前記コルゲートチューブとしては、通常のコルゲートチューブのほか、長さ方向にスリットを設けた割り形状のコルゲートチューブを用いてもよい。
また、前記コルゲートチューブが取り付けられるハーネスは特に限定されるものではなく、ワイヤハーネスであってもフラットハーネスであってもよい。
前記ガイドプロテクタを構成するリンクは、高硬度の樹脂から形成されることが好ましく、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(POM)樹脂などを用いることが好ましい。
また、前記リンクは、長さ方向に沿って2分割された上下の分割体から構成され、各分割体に設けられたロック部と被ロック部とを係合させることによりリンクを形成するようにしてもよい。これにより、コルゲートチューブとリンクの嵌合を一層容易に行うことができる。
前述したように、本発明によれば、渡り配索領域のハーネスの全長にコルゲートチューブを取り付けているため、ハーネス全長にキャタピラ状のケーブルガイドを取り付ける従来の構造に比べて、コストを削減することができると共に、コルゲートチューブの柔軟性によってスライドドアの上下方向の変化も吸収させることができるので、上下可動機構など別途設けなくてもスライドドアの動きにハーネスをスムーズに追従させることが可能となる。また、ハーネスの全長にコルゲートチューブを取り付けることにより前記ハーネスが外部に露出する部分がないため、ケーブルガイドを取り付けた場合に隙間からハーネスが露出するのを防止するために必要となる外装材(チューブ体)が不要となり、部品点数を削減して構造をシンプルにすることができる。
また、前記のように、ハーネスの全長に取り付けられたコルゲートチューブに、屈曲規制用のガイドプロテクタを部分的に外装することができるため、前記コルゲートチューブのうち周辺部材との干渉が発生しやすい部分などハーネスの屈曲角度の規制が必要な箇所に前記屈曲規制用のガイドプロテクタを取り付けることが可能となる。よって、部品点数を大幅に増やすことなく効果的にハーネスの屈曲角度を制御でき、ハーネスと周辺部材との干渉を防止することができる。
前述したように、複数のリンクを連繋させて形成されるガイドプロテクタは、各リンクの内面にコルゲートチューブの凹凸と嵌合する凹凸係止部を設けているため、各リンクの凹凸係止部を所要位置のコルゲートチューブの凹凸に嵌合させるだけで、ガイドプロテクタをコルゲートチューブの所要位置に確実に固定することができる。
また、前記のように、各リンクの対向する一対の辺の長さ方向の一端に突起を設けると共に、他端にV字状に開く溝を設け、隣接するリンクの前記突起を前記溝に所定角度屈曲可能に嵌合させる構成とすることにより、連繋するリンク間の屈曲角度、さらにはコルゲートチューブ内のハーネスの屈曲角度を前記所定角度の範囲内に規制することができる。
さらに、対向する一対の辺と直交方向の一対の辺において、リンクの長さ方向の一端側に切欠を設けると共に他端側に突出部を設け、隣接するリンク間で前記切欠に突出部を突出させて重ねる構成とすることにより、重ね合わせ方向には屈曲が不可能となって、リンク間の屈曲を前記した屈曲方向のみに制限することができる。
また、前記のように、渡り配索領域のハーネスの全長に柔軟なコルゲートチューブを取り付けているため、車体およびスライドドアに固定する取付ブラケットに、回転機構などを介在させることなく、コルゲートチューブを直接固定するだけでスライドドアの動きにハーネスをスムーズに追従させることができる。即ち、取付ブラケットに回転機構などを設ける必要がないため、構造をよりシンプルにすることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6に本発明の第1実施形態を示す。
図1に示すように、車体30とスライドドア31との間に渡り配索されるワイヤハーネスW/Hの全長に、断面楕円形状のコルゲートチューブ11(ポリプロピレン樹脂製)を取り付け、コルゲートチューブ11に、屈曲規制用のガイドプロテクタ12を部分的に外装している。即ち、コルゲートチューブ11とガイドプロテクタ12とから、ワイヤハーネスW/Hを保護しガイドする外装材10を形成している。
具体的には、ガイドプロテクタ12は、図2に示すような矩形筒状のリンク13を、図4、図5のように2個連繋して形成している。
リンク13はポリブチレンテレフタレート樹脂から形成し、リンク13の内面には、図3に示すように、コルゲートチューブ11の凹凸と嵌合する環状の凹凸係止部14をリンク長さ方向に連続して設けている。
また、図2(A)に示すように、リンク13の対向する一対の辺15の長さ方向の一端に台形状の突起16を設けると共に、他端にはV字状に開く溝17を設けており、図4に示すように、隣接するリンク13間で溝17に突起16を所定角度屈曲可能に嵌合させてリンク13同士を連繋している。
即ち、隣接したリンク13の突起16の一方の側辺16aをV字状に開く溝17の一方の側辺17aに当接させて突起16を溝17に嵌合させた状態[図4(A)]から、突起16の他方の側辺16bを溝17の他方の側辺17bに当接させて突起16を溝17に嵌合させた状態[図4(B)]までをリンク13の可動範囲とすることにより、リンク13の屈曲角度を規制し、よって、内部に挿通するワイヤハーネスW/Hの屈曲角度も規制している。
なお、本実施形態においては、一直線状にリンク13を連繋した場合のリンク13の軸線L1に対して、リンク13を最大に屈曲させた場合のリンク13の軸線L2のなす角度θが25〜35°程度となるように角度規制している。
また、図2(A)、(B)に示すように、リンク13の対向する一対の辺15と直交方向の一対の辺18において、リンク13の長さ方向の一端側に切欠19を設けると共に、他端側に突出部20を設けており、図4および図5に示すように、隣接するリンク13間で切欠19に突出部20を突出させてリンク13の長さ方向の端部で重ねている。
本実施形態においては、切欠19の全長dをリンク全長Dの25%程度とし、図5のように一直線状に連繋されたリンク13においては、切欠全長dの90%程度の位置まで突出部20を突出させて重ねている。これにより重ね合わせ方向(本実施形態においては上下方向)の屈曲を不可としている。
一方、車体30およびスライドドア31には、図6(A)、(B)に示すように、車体側取付ブラケット32およびスライドドア側取付ブラケット33をそれぞれ固定している。取付ブラケット32、33には、コルゲートチューブ11を取り付けたワイヤハーネスW/Hを引き入れるための扇形状の開口部32a、33aおよびコルゲートチューブ11の凹凸と嵌合する環状の凹凸係止部32b、33bを設けており、開口部32a、33aから取付ブラケット32、33内に引き入れられたコルゲートチューブ11の凹凸を凹凸係止部32b、33bに嵌合させることにより、コルゲートチューブ11を取付ブラケット32、33に直接固定している。
なお、開口部32a、33aの扇形領域が、凹凸係止部32b、33bに固定されたコルゲートチューブ11の可動範囲となり、開口部32a、33aの両側辺32a−1、33a−1がコルゲートチューブ11の屈曲を規制する役割を果たす。車体側取付ブラケット32の開口部32aの両側辺32a−1が形成する角度θ1を90〜120°程度とし、スライドドア側取付ブラケット33の開口部33aの両側辺33a−1が形成する角度θ2を100〜150°程度としている。
また、2個のリンク13を連繋させたガイドプロテクタ12は、図1に示すように、車体側取付ブラケット32およびスライドドア側取付ブラケット33に近接した渡り配索部分のコルゲートチューブ11に外装している。なお、本実施形態においては、車体側取付ブラケット33に近接して、ガイドプロテクタ12を間隔をあけて2箇所に取り付けている。
コルゲートチューブ11を取り付けたワイヤハーネスW/Hは、車体30とスライドドア31の間で水平方向に配索され、ガイドプロテクタ12の各リンク13の突起16および溝17を上下辺に設けている。これにより、リンク13同士は水平方向に屈曲可とされると共に、上下方向に屈曲不可とされる。
なお、リンク13は、長さ方向に沿って2分割した上下の分割体13A、13Bから構成し、上下の分割体13A、13Bをロック結合して一体化させることによりリンク13を形成している。
図1は、本実施形態において、車体30とスライドドア31との間に架け渡されるワイヤハーネスW/Hの配索構造を示しており、図1のP1はスライドドア31全開時、P2はスライドドア31全閉時の状態を示している。
スライドドア31全開時には、ワイヤハーネスW/Hはタイヤハウス34とロアアーム35との間に位置し、スライドドア31全閉時には、ワイヤハーネスW/Hはスライドレール36とウエザーストリップ37との間に位置する。
前記のように、渡り配索領域のワイヤハーネスW/Hの全長にコルゲートチューブ11を取り付けているため、ハーネス全長にキャタピラ状のケーブルガイドを取り付ける従来の構造に比べて、コストを削減することができると共に、コルゲートチューブ11の柔軟性によってスライドドア31の上下方向の変化も吸収させることができるので、上下可動機構など別途設けなくてもスライドドア31の動きにワイヤハーネスW/Hをスムーズに追従させることが可能となる。また、ワイヤハーネスW/Hの全長にコルゲートチューブ11を取り付けることによりワイヤハーネスW/Hが外部に露出する部分がないため、ケーブルガイドを取り付けた場合に隙間からハーネスが露出するのを防止するために必要となる外装材(チューブ体)が不要となり、部品点数を削減して構造をシンプルにすることができる。
また、前記のように、ワイヤハーネスW/Hの全長に取り付けられたコルゲートチューブ11に、屈曲規制用のガイドプロテクタ12を部分的に外装することができるため、コルゲートチューブ11のうち、大きな屈曲を受けて周辺部材との干渉等が生じやすい取付ブラケット32、33に近接した位置などに、ガイドプロテクタ12を取り付けることが可能となる。よって、部品点数を大幅に増やすことなく効果的にワイヤハーネスW/Hの屈曲角度を制御でき、ワイヤハーネスW/Hと周辺部材との干渉を防止できる。
前記のように、複数のリンク13を連繋させて形成するガイドプロテクタ12は、各リンク13の内面にコルゲートチューブ11の凹凸と嵌合する凹凸係止部14を設けているため、各リンク13の凹凸係止部14を所要位置のコルゲートチューブ11の凹凸に嵌合させるだけで、ガイドプロテクタ12をコルゲートチューブ11の所要位置に確実に固定することができる。
また、前記のように、各リンク13の対向する一対の辺15の長さ方向の一端に突起16を設けると共に、他端にV字状に開く溝17を設け、隣接するリンク13の突起16を溝17に所定角度屈曲可能に嵌合させる構成とすることにより、連繋するリンク13間の屈曲角度、さらにはコルゲートチューブ11内のワイヤハーネスW/Hの屈曲角度を前記所定角度の範囲内に規制することができる。
さらに、対向する一対の辺15と直交方向の一対の辺18において、リンク13の長さ方向の一端側に切欠19を設けると共に他端側に突出部20を設け、隣接するリンク13間で切欠19に突出部20を突出させて重ねる構成とすることにより、重ね合わせ方向には屈曲が不可能となって、リンク13間の屈曲を前記した屈曲方向のみに制限することができる。したがって、前記のように、車体30とスライドドア31との間でワイヤハーネスW/Hを水平方向に配索し、ガイドプロテクタ12の各リンク13の突起16および溝17を上下辺に設けた場合には、リンク13同士は水平方向に屈曲可とされると共に、上下方向に屈曲不可とされる。上下方向に屈曲不可となることにより、コルゲートチューブ11の垂れ下がりも抑制することができる。
また、前記のように、渡り配索領域のワイヤハーネスW/Hの全長に柔軟なコルゲートチューブ11を取り付けているため、車体30およびスライドドア31に固定する取付ブラケット32、33に、回転機構などを介在させることなく、コルゲートチューブ11を直接固定するだけで、スライドドア31の動きにワイヤハーネスW/Hをスムーズに追従させることができる。即ち、取付ブラケット32、33に回転機構などを設ける必要がないため、構造をよりシンプルにすることができる。
また、前記のように、ガイドプロテクタ12を外装していない中間領域のコルゲートチューブ11の断面形状を楕円とすることにより、ワイヤハーネスW/Hの直進性を高め、省スペースでスムーズな追従動作を行うことができる。さらに、中間領域のみならず、ガイドプロテクタ12で外装される領域のコルゲートチューブ11の断面形状も楕円とされているため、リンク13内でのコルゲートチューブ11の回転も防止することができる。
図7に第2実施形態を示す。
第2実施形態では、突起16および溝17の形状を図7に示すように、先端を円弧状にする以外は、第1実施形態と同様としている。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られ、車体30とスライドドア31との間に架け渡されるワイヤハーネスW/Hをスライドドア31の動きにスムーズに追従させることができると共に、追従動作におけるワイヤハーネスW/Hの屈曲角度を制御して、ワイヤハーネスW/Hと周辺部材との干渉を防止することができる。
図8および図9に第3実施形態を示す。
第3実施形態では、ガイドプロテクタ12で外装されるコルゲートチューブ41の断面形状を円形とし、図8に示すように、コルゲートチューブ41の外面に軸線方向に延在する1つのリブ42を突設している。
また、ガイドプロテクタ12を構成する各リンク13の内面側には、図9に示すように、リブ42が挿入される嵌合溝21を設けている。
一方、ガイドプロテクタ12で外装していない中間領域のコルゲートチューブ(図示せず)の断面形状は第1実施形態と同様の楕円形状とし、断面円形のコルゲートチューブ41と断面楕円形状の前記コルゲートチューブをテープ巻きによって連結している。
なお、前記した点以外は第1実施形態と同様としている。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られ、車体30とスライドドア31との間に架け渡されるワイヤハーネスW/Hをスライドドア31の動きにスムーズに追従させることができると共に、追従動作におけるワイヤハーネスW/Hの屈曲角度を制御して、ワイヤハーネスW/Hと周辺部材との干渉を防止することができる。
さらに、前記のように、コルゲートチューブ41の外面に軸線方向に設けたリブ42と、ガイドプロテクタ12の各リンク13内面に設けた嵌合溝21との嵌合によって、ガイドプロテクタ12で外装される領域のコルゲートチューブ41の断面形状が円形であっても、リンク13内でコルゲートチューブ41が回転することがないため、ワイヤハーネスW/Hの捩れ等を防止できる。同様に、ガイドプロテクタ12がコルゲートチューブ41の周りを回転することもないため、追従動作中にリンク13の屈曲方向が変化してしまうことも防止できる。
なお、本実施形態においては、ガイドプロテクタ12で外装していない中間領域のコルゲートチューブの断面形状を楕円形状としているが、渡り配索領域のワイヤハーネス全長に断面円形状のコルゲートチューブを取り付けるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態におけるワイヤハーネスの配索構造を示す図である。 (A)はリンクの概略斜視図、(B)は側面図、(C)は正面図である。 リンク(下側半分)の平面図である。 リンクを連繋して形成したガイドプロテクタ(下側半分)の平面図であり、(A)はリンクを一方側に最大限屈曲させた状態、(B)はリンクを他方側に最大限屈曲させた状態を示す図である。 リンクを一直線状に連繋したガイドプロテクタの側面図である。 取付ブラケットにコルゲートチューブを固定した状態を示す概略平面図であり、(A)は車体側、(B)スライドドア側を示す図である。 第2実施形態において、リンクを連繋して形成したガイドプロテクタ(下側半分)の平面図である。 第3実施形態において、ガイドプロテクタで外装される領域のコルゲートチューブを示す概略斜視図である。 第3実施形態におけるリンク(下側半分)の平面図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
10 外装材
11、41 コルゲートチューブ
42 リブ
12 ガイドプロテクタ
13 リンク
14 凹凸係止部
16 突起
17 溝
19 切欠
20 突出部
21 嵌合溝
30 車体
31 スライドドア
32 車体側取付ブラケット
33 スライドドア側取付ブラケット
32a、33a 開口部
32b、33b 凹凸係止部
34 タイヤハウス
35 ロアアーム
36 スライドレール
37 ウエザーストリップ

Claims (6)

  1. 車体とスライドドアとの間に渡り配索されるハーネスをガイドおよび保護する外装材を取り付けており、
    前記外装材は、前記渡り配索の領域のハーネス全長に取り付けているコルゲートチューブと、前記コルゲートチューブに部分的に外装している屈曲規制用のガイドプロテクタとからなり、
    前記ガイドプロテクタは、複数の剛性材からなる矩形筒状のリンクを備え、各リンクの内面に前記コルゲートチューブの凹凸と嵌合する凹凸係止部を設け、かつ、対向する一対の辺の長さ方向の一端に突起を設けると共に他端にV形状に開く溝を設け、隣接するリンク間で前記溝に前記突起を所定角度屈曲可能に嵌合して連繋し、かつ、
    前記車体およびスライドドアに固定する取付ブラケットに設けた扇形状の開口を通して引き込んだ前記コルゲートチューブを前記取付ブラケットに固定し、前記ガイドプロテクタは前記開口の出口位置で前記コルゲートチューブに外装していることを特徴とするスライドドア用ハーネスの配索構造。
  2. 前記一対の辺と直交方向の一対の辺は、リンクの長さ方向の一端側に切欠を設けると共に他端側に突出部を設け、隣接するリンク間で前記切欠に突出部を突出させてリンクの長さ方向の端部で重ね、前記屈曲方向と直交方向には屈曲不可としている請求項1に記載のスライドドア用ハーネス配索構造。
  3. 前記車体とスライドドアの間で前記ハーネスは水平方向に配索され、前記ガイドプロテクタの各リンクの突起および溝は上下辺に設け、該リンク同士を水平方向に屈曲可とすると共に上下方向には屈曲不可としている請求項1または請求項2に記載のスライドドア用ハーネスの配索構造。
  4. 前記取付ブラケットに前記コルゲートチューブの凹凸と嵌合する凹凸係止部を設け、該コルゲートチューブを取付ブラケットに直接固定している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のスライドドア用ハーネスの配索構造。
  5. 前記渡り配索領域の全長に外装するコルゲートチューブは、少なくとも前記ガイドプロテクタを外装していない中間領域では断面楕円形状としている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のスライドドア用ハーネスの配索構造。
  6. 少なくとも前記ガイドプロテクタで外装される領域のコルゲートチューブは断面円形とし、該コルゲートチューブの外面に軸線方向に延在する1つのリブを突設する一方、前記ガイドプロテクタの各リンクに前記リブが挿入される嵌合溝を設け、該リンク内でのコルゲートチューブの回転を不可としている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のスライドドア用ハーネスの配索構造。
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