JP5040325B2 - 撮像装置、画像データ記録方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、画像データ記録方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、画像データ記録方法及びプログラムに関する。
従来、撮像した画像デ−タを記録する記憶媒体を複数備える撮像装置が知られている。例えば、フラッシュメモリ等内蔵メモリと取り外し可能な外部メモリとをそれぞれ備えられるよう、撮像装置には、内蔵メモリとは別に外部メモリ用スロットを設けるものである。
複数の撮像画像記録用のメモリを備えていれば、撮影モ−ドに対応してプリセットされたメモリを選択して記録する撮像装置とすることができる。また、メモリ毎に圧縮率を変更して設定し、撮像画像デ−タを設定した圧縮率で圧縮した後、各々のメモリに記録する撮像装置とすることができる。さらに、一方のメモリには撮像画像デ−タを記録し、他方のメモリには、その画像に関する履歴情報を記録する撮像装置とすること等が提案されている。
また、ダブルスロットにすることで二つの外部記憶媒体を備えた撮像装置とし、一方をメイン媒体、他方をサブ媒体としてサブ媒体には、バックアップファイルを記録すること等が例えば、特許文献1に開示されている。
しかし、撮像装置において一旦撮像し撮像画像を記録した後に、撮像画像を画像処理した場合には、その処理画像は、撮像した画像が保存されているメモリの最後尾に保存されていた。すなわち、撮像画像と所定の画像処理を施した処理画像が、同一メモリ内に混在する形式で保存されることとなっていた。
特開2006−115086号公報
しかし、このような従来の画像処理方法にかかる記録では、画像処理との関係において記録先が関連付けられておらず、同一の記録媒体に保存順に処理画像を記録する。このため、保存画像の表示をする場合には、画像処理前後の画像が同等に時系列表示されるので原画像と処理画像との分別が困難であった。また、仮に分別を手作業で行うと、画像を確認しながらの目視による分別となり、多大な労力を要することとなる。
さらに、このような画像表示は通常、小型画面の中にサムネ−ル形式等で表示される。この場合、処理前後で画面構図が同じである両画像の分別には、画像に表示される画像処理のタイトルを逐一確認する必要があった。このため、画像ファイリングや新たな画像処理等に際し、画像を分別する手間がかかり、煩雑であって分別ミスを誘発するなど効率も悪かった。
請求項1に記載の撮像装置は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、前記画像データに画像処理を施して画像処理済み画像データを生成する画像処理部と、第1記録媒体の第1フォルダに前記画像データを記録し、前記第1記録媒体とは異なる第2記録媒体に前記画像処理済み画像データを記録するよう制御する記録制御部とを備え、前記画像処理部は、前記画像データに第1画像処理を施して第1画像処理済み画像データを生成し、前記画像データに前記第1画像処理とは異なる第2画像処理を施して第2画像処理済み画像データを生成し、前記第1記録媒体に前記第1画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御部は、前記第1記録媒体の第2フォルダに前記第1画像処理済み画像データを記録するよう制御し、前記第1記録媒体に前記第2画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御部は、前記第1フォルダ及び前記第2フォルダとは異なる前記第1記録媒体の第3フォルダに前記第2画像処理済み画像データを記録するよう制御することを特徴とする。
請求項4に記載の画像データ記録方法は、被写体を撮像して生成された画像データに画像処理を施して画像処理済み画像データを生成する画像処理工程と、第1記録媒体の第1フォルダに前記画像データを記録し、前記第1記録媒体とは異なる第2記録媒体に前記画像処理済み画像データを記録するよう制御する記録制御工程とを備え、前記画像処理工程は、前記画像データに第1画像処理を施して第1画像処理済み画像データを生成し、前記画像データに前記第1画像処理とは異なる第2画像処理を施して第2画像処理済み画像データを生成し、前記第1記録媒体に前記第1画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御工程は、前記第1記録媒体の第2フォルダに前記第1画像処理済み画像データを記録するよう制御し、前記第1記録媒体に前記第2画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御工程は、前記第1フォルダ及び前記第2フォルダとは異なる前記第1記録媒体の第3フォルダに前記第2画像処理済み画像データを記録するよう制御することを特徴とする。
請求項5に記載のプログラムは、被写体を撮像して生成された画像データに画像処理を施して画像処理済み画像データを生成する画像処理工程と、第1記録媒体の第1フォルダに前記画像データを記録し、前記第1記録媒体とは異なる第2記録媒体に前記画像処理済み画像データを記録するよう制御する記録制御工程とをコンピュータに実行させるプログラムであって、前記画像処理工程は、前記画像データに第1画像処理を施して第1画像処理済み画像データを生成し、前記画像データに前記第1画像処理とは異なる第2画像処理を施して第2画像処理済み画像データを生成し、前記第1記録媒体に前記第1画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御工程は、前記第1記録媒体の第2フォルダに前記第1画像処理済み画像データを記録するよう制御し、前記第1記録媒体に前記第2画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御工程は、前記第1フォルダ及び前記第2フォルダとは異なる前記第1記録媒体の第3フォルダに前記第2画像処理済み画像データを記録するよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、画像データの混在を抑制することができる。
<実施例1>
本発明の実施例について、以下図面をもとに説明する。
図1に示すのは、本発明の実施例にかかる動作フロ−概念図である。この実施例においては、ディジタルカメラ等の撮像装置は少なくとも二つ以上の外部記憶媒体を備えている。
(ステップ11)撮像装置は、撮像画像の取り込みを行う。撮像画像の取り込みは、レリ−ズ開始に基づきレンズを介してCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメ−ジセンサ等による撮像素子にて行われる。
(ステップ12)画像補正を行うかどうかを判断する。画像補正とは、ホワイトバランスや補正赤目軽減補正や輝度補正や色調補正等の画像処理全般をいう。画像補正の有無は、画面表示により、オペレ−タからの入力により、どの画像補正を行うかを含めて決定することができる。また、予め所定の画像補正をプリセットしておくことで、ステップ11による撮像画像の取り込み後、ステップ13に進み自動的に画像補正をすることとしてもよい。画像補正を行わない場合は、ステップ17に進む。
(ステップ13)ステップ12で決定した画像補正を実行する。ステップ11での撮像画像の取り込み後、このステップでの画像補正を実行するまでの間、撮像画像は内蔵メモリ等に一次保存されるように構成してもよい。
(ステップ14)サブ外部記憶媒体が装着されているかどうかを確認する。サブ記憶媒体が装着されていなければ、画像補正後の画像はメイン記憶媒体に記憶することとなりステップ17へと進む。また、サブ記憶媒体が装着されていれば、ステップ15へ進む。
(ステップ15)記録先がサブ外部記憶媒体でよいか否か確認する。よければステップ16へ進み、違う場合はステップ17へ進む。この確認は、カメラの画像表示部に記録先一覧を表示して、その中から任意の記録先を選択決定させることで行ってもよく、また、サブ外部記憶媒体への記録可否を、Yes−No方式で問いかけ決定させるものであってもよい。
(ステップ16)画像処理にかかる画像デ−タをサブ記憶媒体の最後尾領域に記録する。このステップでは、画像処理にかかる画像デ−タをサブ記憶媒体に記録するので、メイン外部記録媒体とサブ記録媒体とで、それぞれ、前者に未処理画像、後者に処理画像を保存することとなる。これにより、サブ外部記録媒体を取り出してデ−タ出力すれば、この画像処理にかかる画像デ−タのみ読み出して表示させることとなるので、その後の画像デ−タの整理やファイリング、さらには追加の画像処理がスム−スに行える。
(ステップ17)画像デ−タをメイン記憶媒体の最後尾領域に記録する。このステップでは、撮像画像も処理画像も同じくメイン外部記憶媒体に保存することとなる。このメイン外部記憶媒体を取り出し、画像デ−タを読み出して表示させると、保存時系列に撮像画像と処理画像が表示される。これは、一の原画像にかかる複数の処理画像が保存時系列に表示されることを意味し、画像の分別が煩雑となる。
従って、例えばメイン外部記憶媒体のなかに二以上のフォルダを設けることで、一のフォルダには撮像画像デ−タを保存し、他のフォルダには画像処理にかかる画像デ−タを保存することで分別対応してもよい。フォルダを三つ以上設けた場合には、画像処理の種類ごとに保存フォルダを決めてもよいし、画像処理の処理回数ごとに保存フォルダを決めてもよい。
また、ステップ14とステップ15でNoへのル−トを断って、すなわちサブ外部記憶媒体を装着し、そこに処理画像を記録すれば、完全に分別保存されるのでより好ましい。また、メイン外部記憶媒体とサブ外部記憶媒体が装着され、ステップ15で記録先をサブ外部記憶媒体と指定すれば、メイン外部記憶媒体には画像処理のされない画像のみが保存され、サブ外部記憶媒体には画像処理のされた画像のみが保存されることとなる。従って、メイン外部記憶媒体に保存される画像デ−タを一括して、他の画像処理を施したり、サブ外部記憶媒体に保存される画像デ−タのみ一括して印画紙出力したりしてもよい。すなわち、画像の処理ステ−ジが同じ画像のみを、一の記憶媒体や一のフォルダにまとめて保存することが可能となる。
次に、図2に示す本発明の実施例にかかる動作フロ−概念図を用いて撮像装置の動作について説明する。この図は、メイン外部記憶媒体とサブ外部記憶媒体の二つの外部記憶媒体を備える撮像装置において、撮像素子による取り込み画像を、メイン外部記憶媒体へ記録するとともに、画像処理を施した処理画像を、サブ外部記憶媒体へ記録する場合を示している。そこで、以下に各ステップに従って説明する。
(ステップ21)撮像装置において、撮像画像の取り込みを行う。撮像画像の取り込みは、レリ−ズ開始に基づきレンズを介してCMOSイメ−ジセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメ−ジセンサ等による撮像素子にて行われる。
(ステップ22)撮像画像をメイン外部記憶媒体の最後部領域へ保存する。従って、メイン外部記憶媒体には、撮像素子によって取得された原画像デ−タが、撮影順に時系列で記録される。なお、この場合のメイン記憶媒体は、内部記憶媒体であって外部からUSB等による接続で読み出し可能として構成することもできる。
(ステップ23)画像補正を行うかどうかを判断する。画像補正の有無は、補正種類を画面に一覧表示することでオペレ−タからの入力により、どの画像補正を行うかを決定することができる。また、予め所定の画像補正をプリセットしておくことで、ステップ21による撮像画像の取り込み後、ステップ24に進み自動的に画像補正をすることとしてもよい。画像補正を行わない場合は終了し、画像補正を行う場合はステップ24に進む。
(ステップ24)ステップ23で決定した画像補正を実行する。ステップ21での撮像画像の取り込み後、このステップでの画像補正を実行するまでの間、撮像画像は内蔵バッファ等に一次保存されるように構成してもよい。
(ステップ25)サブ外部記憶媒体が装着されているかどうかを確認する。サブ記憶媒体が装着されていなければ、画像補正後の画像はメイン記憶媒体に記憶することとなりステップ28へと進む。また、サブ記憶媒体が装着されていれば、ステップ26へと進む。
(ステップ26)記録先がサブ外部記憶媒体でよいか否かを確認する。よければステップ27へ進み、違う場合はステップ28へ進む。この確認は、カメラの画像表示部に記録先一覧を表示して、その中から任意の記録先を選択決定させることで行ってもよく、また、サブ外部記憶媒体への記録可否を、Yes−No方式で問いかけるものであってもよい。また、ステップ25とステップ26は、省略することもできる。ステップ25では、サブ外部記憶媒体が装着されていない場合のみ、その旨の警告を表示する構成としてもよい。また、ステップ26は、サブ外部記憶媒体が装着されている場合には自動的にサブ外部記憶媒体へ記録することとしてもよい。
(ステップ27)画像処理にかかる画像デ−タをサブ記憶媒体の最後尾領域に記録する。ここで、ステップ21での撮像画像の取り込みにかかる画像デ−タは、ステップ22にてメイン外部記録媒体に撮像画像デ−タとして保存している。このステップでは、画像処理にかかる画像デ−タをサブ外部記憶媒体に記録するので、メイン外部記録媒体とサブ外部記録媒体とで、それぞれ同一の原画像デ−タに対して、前者に未処理画像、後者に処理画像を保存することとなる。すなわち、一の原画像から派生する画像処理画像デ−タと未処理画像デ−タを別の記憶媒体に保存する。これにより、サブ外部記録媒体を取り出して出力すれば、この画像処理にかかる画像デ−タのみ読み出して表示させることとなるので、その後の画像デ−タの整理やファイリング、さらには追加の画像処理がスム−スに行える。
(ステップ28)画像処理にかかる画像デ−タをメイン記憶媒体の最後尾領域に記録する。このステップでは、撮像画像も処理画像も同じくメイン外部記憶媒体に保存することとなる。このメイン外部記憶媒体を取り出し、画像デ−タを読み出して表示させると、保存時系列に撮像画像と処理画像が混在して表示される。これは、一の原画像にかかる複数の画像が保存時系列に表示されることを意味し、画像の分別が煩雑となる。従って、例えばメイン外部記憶媒体のなかに二以上のフォルダを設けることで、一のフォルダには撮像画像デ−タを保存し、他のフォルダには画像処理にかかる画像デ−タを保存することで分別対応してもよい。フォルダを三つ以上設けた場合には、画像処理の種類ごとに保存フォルダを決めてもよいし、画像処理の処理回数ごとに保存フォルダを決めてもよい。
このフロ−において、メイン外部記憶媒体とサブ外部記憶媒体が装着され、ステップ26で記録先をサブ外部記憶媒体と指定すれば、メイン外部記憶媒体にはステップ22で画像処理のされない画像のみが保存され、サブ外部記憶媒体には画像処理のされた画像のみが保存されることとなる。従って、メイン外部記憶媒体に保存される画像デ−タを一括して、他の画像処理を施したり、サブ外部記憶媒体に保存される画像デ−タのみ一括して印画紙出力したりしてもよい。すなわち、画像の処理ステ−ジが同じ画像のみを、一の記憶媒体や一のフォルダにまとめて保存することが可能となる。また、図1の動作フロ−とは異なり、図2の動作フロ−においては、撮像画像が全てメイン外部記憶媒体に保存される。
したがって、メイン外部記憶媒体に保存される画像をオリジナルの原画像として、撮影後、別途画像処理装置等にて加工処理できるので、画像処理の自由度が向上して好ましい。なお、この説明では、外部記憶媒体を前提として説明したが、内部記憶媒体を用いることも可能である。
次に、図4に示す本発明の実施例にかかる動作フロ−概念図を用いて、撮像装置に所定の画像補正が予めプリセットされている場合の動作について説明する。この説明では、撮像装置は、複数の画像処理機能を備え、また撮像画像に対して一律に処理する所定の画像補正がプリセットされている場合の動作フロ−を示している。
(ステップ41)撮像画像の取り込みを行う。撮像画像の取り込みは、レリ−ズ開始に基づきレンズを介してCMOSイメ−ジセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメ−ジセンサ等による撮像素子にて行われる。画像の取り込みに際し、予め測光センサによる測光動作や焦点合わせ動作を行い、フラッシュの有無やレリ−ズ時間の決定、焦点調整等を行っておくことが好ましい。
(ステップ42)プリセットされている画像補正を自動で行う。この画像補正は、ホワイトバランス調整や輝度補正、色調補正、階調補正、視感度補正等であってもよく、他の補正であってもよい。また、複数の補正を組み合わせた補正であってもよい。撮影環境等によって、どの撮像画像に対しても一律に補正する必要が生じる画像処理である。従って、画像取得毎の選択や設定の必要もなく、撮像素子による画像取得にともない、自動的に取得画像に対し施される補正となる。なお、このステップでの処理画像は、後の工程においては原画像となり、オリジナル画像となる。
(ステップ43)プリセット補正画像をメイン外部記憶媒体の最後部領域へ保存する。従って、メイン外部記憶媒体には、撮像素子によって取得されプリセット補正された画像デ−タが、撮影順に時系列で記録される。なお、この場合のメイン記憶媒体は、内部記憶媒体であって外部からUSB等による接続で読み出し可能として構成することもできる。
(ステップ44)画像処理を選択する。どの種類の画像補正を行うかどうかを決定する。画像補正とは、ホワイトバランスや赤目軽減や輝度補正や色調補正、ノイズ低減処理、D−ライティング等の画像処理全般をいい、画像全体に施すものであってもよく、画像の一部又は特定の画素にのみ施す処理であってもよい。画像補正の選択有無は、補正種類を画面に一覧表示することでオペレ−タからの入力により、どの画像補正を行うかどうかを決定することができる。予め所定の画像補正をプリセットしておくことで、ステップ41による撮像画像の取り込み後、ステップ42に進み自動的にプリセット画像補正をする。この場合、プリセット画像補正と同じ画像補正を再度画像処理できるよう、選択できる補正一覧表示に加えておいてもよい。これにより、重畳的に同じ補正を同一画像にかけることが可能となる。画像処理の選択が行われない場合は選択が行われるまで待機し、画像処理の選択が行われた場合はステップ45に進む。
(ステップ45)ステップ44で選択した画像補正を実行する。ステップ42での撮像画像のプリセット補正後、このステップでの画像補正を実行するまでの間、プリセット補正画像は内蔵バッファ等に一次保存されるように構成してもよい。
(ステップ46)画像処理にかかる画像デ−タをサブ記憶媒体の最後尾領域に記録する。ここで、ステップ42でのプリセット補正画像にかかる画像デ−タは、ステップ43にてメイン外部記録媒体にオリジナル原画像デ−タとして保存している。このステップでは、選択した画像処理にかかる画像デ−タをサブ外部記憶媒体に記録するので、メイン外部記録媒体とサブ外部記録媒体とで、それぞれ同一のオリジナル原画像デ−タに対して、選択画像処理について前者に未処理画像、後者に処理画像を保存することとなる。すなわち、一の撮像画像から派生する複数の画像処理画像デ−タを画像処理のステ−ジごとに別の記憶媒体に保存する。これにより、サブ外部記録媒体を取り出して出力すれば、選択した画像処理にかかる画像デ−タのみ読み出して表示させることとなるので、その後の画像デ−タの整理やファイリング、さらには追加の画像処理がスム−スに行える。
次に、上述のように説明した動作フロ−を行う撮像装置について、図5に示す実施例にかかる撮像装置構成概念図を用いて説明する。この図において、撮像装置51は、撮像素子52と、記憶媒体から画像デ−タを読み出す読み出し部53と、画像の画像補正を行う画像処理部54と、複数の記憶媒体への記録を制御する記録制御部55を備える。
また、撮像装置51は、第一の記憶媒体57を格納する第一スロット(図示せず)と、第二の記憶媒体58を格納する第二スロット(図示せず)を備える。なお、図1においては、両記憶媒体がそれぞれスロットに格納され、撮像装置51全体として一体的に使用されている状態を示している。
第一の記憶媒体57は、撮像装置51から着脱(又はリム−バブル)可能なだけでなく、他の画像処理装置56や他の撮像装置(図示せず)に対しても着脱可能に構成され、各装置においてそれぞれ読み出し書き込みが可能な構成とする。また、第二の記憶媒体58に記録された画像デ−タは、USB等を経由して外部機器(図示せず)から読み出し可能に構成する。また、読み出し部53は、第一の記憶媒体57、第二の記憶媒体58に記録された画像デ−タを、適宜読み出すことができる。
撮像素子52は、CMOSイメ−ジセンサ等で構成され撮像画像を電気信号として取得することができる。撮像素子52により取得された画像デ−タは、画像処理部54と記録制御部55とに送られる。画像処理部54に送られた撮像画像デ−タは、所定の画像処理を施される。ここで、画像処理部54は、複数の画像処理機能を選択可能に備える。また、撮像画像毎に画像処理を逐一設定するものでも、複数の撮像画像グル−プごとに一又は複数の画像処理を設定するものでもよい。画像処理の選択は、選択可能な補正一覧を表示画面に表示させ、その中から適宜選択することとしてもよい。
記録制御部55に送られた画像デ−タは、第一の記憶媒体57か第二の記憶媒体58かに分別して記録される。ここで、分別は記録する画像のカテゴリ−によって決められる。すなわち、記録する画像がオリジナル画像や読み出し部53から読み出されたままの画像の場合と、画像処理部54にて処理された画像の場合とで、記録先を別異なものとする。
すなわち、記録にかかる画像デ−タがル−ト59から入力された場合は、第一の記憶媒体57に記録することとする。また、記録にかかる画像デ−タがル−ト510から入力された場合は、第二の記憶媒体58に記録することとする。また、記録にかかる画像デ−タが、ル−ト59から入力された場合は、第二の記憶媒体58に記録することとし、記録にかかる画像デ−タがル−ト59から入力された場合は、第一の記憶媒体57に記録することとしてもよい。また、記録先は表示画面等で撮影者に確認をとって決定させることとしてもよい。
これにより、当該画像処理にかかる画像デ−タと、当該画像処理に関して未処理の画像デ−タとを分別して記録し、保管し、また読み出して別個にファイリング処理等することが可能となる。従って、ファイリング処理やさらなる追加画像処理時において、自ら画像デ−タを分別する労力を削減し、コストダウンになる。また、分別ミスを低減することができ、多量の画像デ−タの処理であっても短時間で、効率よく所望の処理をすることが可能となる。
<実施例2>
本発明を画像処理装置に適用する場合の例を図3及び図6に示す。図3は、画像処理装置の動作フロ−を示し、図6は、画像処理装置の構成概念図を示す。図3においては、ステップ31で、当初の画像をメイン外部記憶媒体から読み出してその後の処理を行うこととする。それ以外のフロ−は、実施例1で既に説明した内容と重複するので省略する。
(ステップ31)メイン外部記憶媒体から、画像デ−タを読み出しする。読み出し先は、サブ外部記憶媒体であってもよく、撮像装置の記憶媒体とインタ−フェ−スを介してUSBコネクト等によって接続し、撮像装置の記憶媒体から読み出してもよい。また、既に画像処理装置により画像補正し記録した画像処理装置の記憶媒体や、他の記憶媒体から読み出すこととしてもよい。また、読み出す画像は全画像デ−タでなくとも、その一部でもよく画素単位であってもよい。例えば、特定の色情報をもつ赤色情報の画像デ−タのみ抽出し、後のステップで補正することとしてもよい。
また、これらのステップの途中で、画像処理前の画像読み出し先にかかる記憶媒体と画像処理後の画像保存先にかかる記憶媒体とを、入れ替えることも可能である。すなわち、画像処理後の画像を画像処理前の画像読み出し先にかかる記憶媒体に保存すると同時に、画像読み出し先にかかる記憶媒体の画像処理前の画像を他の記憶媒体に異動させることとしてもよい。
次に、図6に示す画像処理装置61について説明する。画像処理装置61は、着脱可能な第一の記憶媒体65と着脱可能な第二の記憶媒体66とを、それぞれ装着し読み書き可能な図示しない複数のスロットを備える。スロットは、可能な限り多くの種類の記憶媒体に対応できるよう、構成することが好ましい。また、第一の記憶媒体65と第二の記憶媒体66とは、同種類の記憶媒体であっても異なる種類の記憶媒体であってもよい。また、これ以外の他の外部記憶媒体を備えるものであってもよい。また、他の内部記憶媒体を備える構成としてもよい。
ここで、第一の記憶媒体65には、撮像装置で撮像され記録された画像デ−タが格納されているものとする。画像処理装置61は、読み出し部63によって第一の記憶媒体65から画像デ−タを読み出す。読み出された画像デ−タは、画像処理部64に入力され、所定の画像処理が施される。この画像処理は、任意に選択され決定された一又は複数の画像処理であってもよい。
画像処理部64により加工された画像デ−タは、記録制御部62に入力される。記録制御部は、加工された画像デ−タを第二の記憶媒体66に記録し保存する。これにより、この画像処理にかかる加工を受けた画像と、加工を受けていない画像が、それぞれ異なる記憶媒体に記録されることとなり、その後の画像デ−タの取り扱いと処理が効率的に行える。記憶媒体は、多数設けておくことで画像処理部64での画像処理内容に応じて、個々別々に保存することとしてもよい。すなわち、赤目軽減補正用の記憶媒体を設けてもよく、階調補正用の記憶媒体を設けてもよい。また、赤目軽減補正と階調補正との両方で処理された画像デ−タを記録する記憶媒体を設けてもよい。
また、画像処理装置は、専用装置として構成してもよく、処理プログラムをパソコンにインスト−ルすることでパソコンにて所定の演算処理を行えるようにするように構成してもよい。パソコンにて処理できるプログラムとすると、無体物たるプログラムを流通させることで、本発明にかかる機能処理を各パソコンに実行させ得るので、販売・物流・保管コストも低減できることとなり、好ましい。ただ、この場合においても各記憶媒体とパソコンとで画像デ−タを受け渡しが可能な、インタ−フェ−スは必要となる。例えば、インタ−ネット回線、電話回線、USBケ−ブル等、記憶媒体用スロット、異なる画像デ−タ間の変換処理機能等を用いることとしてもよい。
次に、図7に示すコンパクトディジタルカメラ70の前面図と、図8に示すコンパクトディジタルカメラ70の背面図を用いて撮像装置について説明する。図7において、71はズ−ム機能付き撮像光学レンズ、72はファインダ−窓、73はレリ−ズボタン、74はフラッシュ発光部、75は調光用センサ窓、76はカメラストラップ取り付け突起、77はUSB外部入出力端子、78はレンズカバ−である。不使用時にはズ−ム機能付き撮像光学レンズ71は、カメラ本体内に沈縮し、レンズカバ−78は、ズ−ム機能付き撮像光学レンズ71を保護するように中央部へスライドして被覆する構造となる。
レリ−ズボタン73は、その第一段階の軽い押し込みによりカメラの撮影準備動作が開始される。撮影準備動作とは、焦点合わせ動作や測光動作のことである。また、第二段階の押し込みによってカメラの撮像露光動作が成され、撮像素子での画像取り込みが実行される。
図8において、81はファインダ接眼部、82は赤色と緑色の表示ランプである。表示ランプ82は、オ−トフォ−カス(AF)や自動露出(AE)に関する情報を、点灯や点滅することで撮影者に表示する。83はズ−ムボタンであり、ズ−ムアップやズ−ムダウンを行うことができる。なお、ズ−ム機能付き撮像光学レンズ71は、ズ−ムボタン83の押し込みに従って伸縮することで、ズ−ム機能が調整される。
84は、メニュ−セットボタンであり、85は、選択ボタンであり四方向スイッチである。89は、画像表示部であり液晶やエレクトロルミネッセンス(EL)を利用して、画像やその他の文字情報を表示することができる。メニュ−セットボタン84で、画像表示部89上に各種のメニュ−を表示させ、選択ボタン85で選択し、メニュ−セットボタン84で選択内容を確定させる機能を有する。画像表示部89に表示させるメニュ−には、フラッシュ発光部74の使用有無等の撮影環境を決定するものの他、撮像画像に施す画像処理や画像補正の一覧リストや、補正後の処理画像の保存先について保存先一覧リスト等とすることができる。従って、特定の画像処理にかかる画像は、対応する特定の保存先に保存するよう指定しておくことで、その保存先に記録された画像は該特定の画像処理にかかる画像のみとすることができる。
86は、再生ボタンで撮影した画像を記憶媒体から読み出して画像表示部89に表示させることができる87は、ディスプレイボタンであり、画像表示部89に表示された画像やその他文字情報の表示や消去を選択できる。88は、消去ボタンであり、撮像し記録した画像の消去を行うボタンである。810は、三脚用のネジ穴であり、811は、電池/メモリ−カ−ド用蓋である。電池/メモリ−カ−ド用蓋811の内部には、このカメラへ電源を供給する電池用の電池ホルダ−と、撮影した撮像画像や処理画像を記録する記録用メモリ−カ−ドのスロットとが複数個備えられている。なお、電池とメモリ−カ−ドはカメラから着脱可能となっている。電池は、消耗すれば交換又は充電器による充電のためカメラから取り出すことができる。また、メモリ−カ−ドは、ニコンキャプチャ−等の画像処理装置において撮像画像を加工したり、別途保存したり、印画紙に出力するため、画像処理装置等においても着脱可能か又は外部入出力端子(USB等)77等により接続し読み取り可能となっている。
このコンパクトディジタルカメラ70は、撮像素子により撮像した画像と、記録用メモリ−カ−ドに記録された画像とを加工する機能を備えている。このため、上述の各種操作部が、画像加工時にはそれぞれ上述と異なる機能を有する操作部となるように構成されている。加工した画像は、加工前の画像が保存されているメモリ−カ−ドとは異なるメモリ−カ−ドに保存されることで、画像ファイルの混在を低減できることとなる。
これらの実施例にかかる撮像装置は、撮像素子により撮像した画像を画像処理する画像処理部と、第一と第二の記憶媒体への記録を制御する記録制御部と、を備え、記録制御部は、撮像素子により撮像した第一の画像デ−タを第一の記憶媒体に記録させるとともに、第一の画像デ−タを画像処理した第二の画像デ−タを第二の記憶媒体に記録させるものである。
これにより、撮像素子により撮像された画像と、それを画像処理した画像とを各々異なる記憶媒体に記録することが可能な撮像装置となる。従って、画像処理済みの画像と未処理の画像が渾然一体となって、同一の記憶媒体内に記録されることがなくなる。よって、画像デ−タのファイリングや整理時に、作業効率が向上するだけでなく、再度、画像処理を重複して行うような処理ミスを低減できる。また、同一類似の画像処理にかかわる画像のみを同一の記憶媒体に保存するようにすれば、さらに有効なファイリングが可能となる。また、画像処理済みのメモリに記録されている画像は、新たな補正処理をしなくてもすぐに用いることとできる。
画像処理済みと未処理の画像を同一記憶媒体に保存すれば、同じような構図の画像が複数枚一覧表示される結果となる。一覧表示の画像は小さく、一目で画像処理済みと未処理の画像を一覧表示の中から判別することが困難であるが、この撮像装置においては、かかる事態を回避できる。
また、撮像素子は、CCDイメ−ジセンサやCMOSイメ−ジセンサやCID、CMD等その他の撮像素子を使用することができる。また、記憶制御部は、二以上の記憶媒体のなかから選択的に記録先を選定させるもの、又は選定するものであってもよい。選定するものである場合には、予めプリセットされた条件に基づいて選定することができる。例えば、画像処理の種類ごとに記録先を分別してプリセットしておけば、ある記憶媒体には特定の画像処理にかかる画像のみが記録されることとなるので、ファイリングとその後の画像デ−タの処理効率が飛躍的に向上することとなり好ましい。
また、記録媒体は、半導体メモリ−カ−ドやDVD等の取り外し可能な外部記憶媒体であってもよい。また、不揮発性メモリ、揮発性メモリ、ハ−ドディスク等の内部記憶媒体であってもよい。内部記憶媒体とした場合には、画像処理装置等との有線結線又は無線通信により、記憶した画像を読み出し可能とできることが好ましい。また、第一の記憶媒体と第二の記憶媒体は、それぞれ単一の又は複数の記憶媒体群から構成される記憶媒体であってもよい。また、外部記憶媒体や内部記憶媒体を組み合わせることで、第一の記憶媒体と第二の記憶媒体を構成してもよい。
また、画像処理とは、典型的には赤目軽減補正やD−ライティングに代表される階調補正等の画像処理であってよい。赤目軽減補正は、フラッシュとの組み合わせで画像処理することで、人物の目が赤く写るのを軽減する処理あってもよい。また、D−ライティングは、暗く写った部分のみを明るく補正する画像処理であってよい。また、ホワイトバランスや輝度補正や色調補正、階調補正等の各種画像処理であってもよい。
また、これらの実施例にかかる撮像装置は、好ましくは第一の記憶媒体又は/及び第二の記憶媒体が、撮像装置から取り外し可能な外部記憶媒体である。
これにより、第一の記憶媒体と第二の記憶媒体のうち少なくとも一方の記憶媒体は、撮像装置から着脱可能となる。したがって、未処理の画像のみを着脱可能記憶媒体に記憶しておき、別途、画像処理装置等でその着脱可能記憶媒体から未処理画像のみを抽出して、適宜、所望の画像処理等を行うことができる。また、特定の処理にかかる画像のみを着脱可能記憶媒体に記憶しておき、別途、画像処理装置等でその着脱可能記憶媒体から特定の処理にかかる画像のみを抽出して、さらに所望の画像処理等を行うこととしてもよい。
また、これらの実施例にかかる撮像装置は、さらに好ましくは画像処理部が、複数の画像処理機能を備え、第一の画像デ−タの画像処理は、複数の画像処理機能から選択された一の画像処理である。
これにより、撮像装置において撮像にかかる画像への画像処理を、所望の画像処理として選択することが可能となる。撮像された画像は、撮像環境や撮像対象によって様々に変化に富むことから、撮像された画像に適する画像処理は、個々別々に異なる。従って、複数の画像処理機能を有する画像処理部を備えた撮像装置により、より適した画像処理を選択的に、又は重畳的に画像に処理が行えることで、より適する画像とすることが可能となる。
また、これらの実施例にかかる撮像装置は、さらに好ましくは撮像装置が、さらに第一の記憶媒体から第一の画像デ−タを読出す読出し部を備え、画像処理部は、読出した第一の画像デ−タを画像処理して第二の画像デ−タを作成し、記録制御部は、作成した第二の画像デ−タを前記第二の記憶媒体に記録させるものである。
これにより、撮像素子で一旦撮像した画像を第一の記憶媒体に記録して保存したのち、後日、その画像を読み出して所望の画像処理を施すことが可能となる。さらに、画像処理した画像は、読み出しにかかる元の第一の記憶媒体とは異なる第二の記憶媒体に記録され保持されるので、処理前と処理後の画像が混在することはなく好ましい。第一の記憶媒体と第二の記憶媒体はそれぞれ、内部固定型記憶媒体でもよいし着脱可能な外部取り出し型記憶媒体であってもよい。内部固定型記憶媒体とする場合には、撮像装置外部から読み出し可能にしておくことが、画像処理の幅を広げ、またユ−ティリティの面からも好ましい。
また、これらの実施例にかかる撮像装置は、さらに好ましくは画像処理が階調補正又は/及び赤目補正である。
ここでいう、階調補正とは、典型的には逆光やフラッシュ撮影などで暗く写った部分のみを明るくする補正のことをいう。撮像画像において光量不足の箇所は、暗く写り見ずらい画像となるが、階調補正により画像再生時には明るく見えるように補正することができる。これにより、画像全体のなかで明るい部分はそのままで明るく再生し、暗い部分のみ明るく補正して見やすい画像として再生できる画像処理となる。
このため、明るい部分はそのままで画像全体として画質等の劣化が低減され、自然なままの画像としての処理や、その後のファイリングや、さらなる追加の画像処理が効率的に行える。
また、これらの実施例にかかる画像処理方法は、画像デ−タを記録するための第一と第二の記憶媒体と、複数の画像処理機能とを選択可能に備える撮像装置において、第一の記憶媒体に記録された第一の画像デ−タを読み出す工程と、複数の画像処理機能から一の画像処理を選択させる工程と、読み出した第一の画像デ−タを選択された画像処理により処理して第二の画像デ−タを作成する工程と、作成した第二の画像デ−タを第二の記憶媒体に記録する工程とを備えるものである。
これにより、画像処理にかかる画像と未処理画像とについて、分別した記録を行う画像処理となる。画像処理の種類によっては、処理画像は、一見して未処理画像と分別をすることが困難なものもある。また、画像を分別する際の再生画面は、小型であったり一画面に複数枚サムネ−ルウィンドウ式に表示するものであったりする場合もあって、画像処理の有無を短時間で分別することがさらに困難となっている。さらに、複数種類の画像処理を行った一の原画像にかかる複数の処理画像がある場合であっても、画像処理の処理内容と対応する画像との関係が不明確となることで、その後の処理やファイリングに不効率と無駄を生じることも回避できる。
すなわち、一の原画像にかかる複数の処理画像が同一媒体中に保存されること回避し、処理ごとに処理に対応する複数の記憶媒体を設け、その処理と記憶媒体との関係で一対一に対応させて記録することも可能であり、これは画像の分別上好ましい。また、類似の画像処理にかかる画像をまとめて一の記憶媒体に記憶することとしてもよい。
なお、画像への処理は、時間をおいて別個の複数の処理を行う場合もある。例えば、処理A、処理B、処理Cにかかる画像処理がある場合には、原画像を第一の記憶媒体に記録し、その後、原画像を第一の記憶媒体から読み出し、処理Aを施して後、処理画像を第二の記憶媒体に記録することができる。また、その後、処理Aにかかる画像を第二の記憶媒体から読み出し、処理Bを施して後、処理画像を第一の記憶媒体や他の記憶媒体に記録することができる。また、その後、処理Bにかかる画像を第一の記憶媒体や他の記憶媒体から読み出し、処理Cを施して後、処理画像を第二の記憶媒体に記録することができる。
すなわち、処理ごとに第一の記憶媒体と第二の記憶媒体が決定されるのであって、絶対的な意味において、撮像装置の第一の記憶媒体と第二の記憶媒体が決められるわけではない。読み出した画像を画像処理し、その処理画像を、当該読み出しにかかる記憶媒体と異なる記憶媒体に記録することが好ましい。さらに、その画像処理は撮像装置が備える複数の画像処理機能のなかから、所望の画像処理を選択し実行できることで、画像個々毎に適切な画像処理が行えるので好ましい。
また、これらの実施例にかかる他の画像処理方法は、画像デ−タを記録するための第一と第二の記憶媒体と、複数の画像処理機能を選択可能に備える撮像装置において、撮像素子による撮像により第一の画像デ−タを取得する工程と、第一の画像デ−タを第一の記憶媒体に記録する工程と、複数の画像処理機能から一の画像処理を選択させる工程と、第一の画像デ−タを選択された画像処理により処理して第二の画像デ−タを作成する工程と、作成した第二の画像デ−タを第二の記憶媒体に記録する工程とを備えるものである。
これにより、撮像素子により撮像した画像を、例えば原画像として第一の記憶媒体に記録する一方で、任意の画像処理をその原画像に施し画像処理した画像を、第一の記憶媒体とは異なる第二の記憶媒体に記録できるので、画像デ−タの混在を回避でき好ましい。これにより、原画像をもとに新たに画像処理を実行したい場合には、第一の記憶媒体から画像デ−タを読み出し、又は第一の記憶媒体を着脱可能としておき外部機器にて読み出すことにより、原画像のみへの処理対応が可能となる。
また、一次の画像処理にかかる画像デ−タのみを第二の記憶媒体に保存しておき、さらに第二次の画像処理を施すこともできる。例えば、ある目的のために撮像画像に一律に画像処理Aを実行した処理画像を、第二の記憶媒体に記憶しておくことができる。また、別の目的のために他の画像処理Bを原画像に施す必要が生じた場合には、第一の記憶媒体から原画像を読み出し、処理Bを施すことができる。この場合、処理Aにかかる画像に画像処理Aインバ−ス(処理A画像を原画像に戻す補正)を施して改めて原画像を作成する必要もなく、原画像のみを選択抽出する必要もない。このように、所定の画像処理を施した画像と施していない画像とを分別して保存することで、その後の処理効率を大幅に改善することが可能となる。
また、これらの実施例にかかる他の画像処理方法は、画像デ−タを記録するための第一と第二の記憶媒体と、複数の画像処理機能を選択可能に備える画像処理装置において、第一の記憶媒体に記録された第一の画像デ−タを読み出す工程と、複数の画像処理機能から一の画像処理を選択させる工程と、読み出した第一の画像デ−タを選択された画像処理により処理して第二の画像デ−タを作成する工程と、作成した第二の画像デ−タを第二の記憶媒体に記録する工程とを備えるものである。
これにより、例えば微妙な細部にかかる画像処理等であって、小さな画面や表示装置では一見して画像処理の有無や種類が判別困難な画像であっても、処理にかかる画像タイトルを確認するまでもなく、画像処理の有無等が判別可能となる。記録される記憶媒体からして、すなわち画像デ−タが記録される記録先が、画像処理の有無によって異なるので、その分別が明確となる。また、複数の記憶媒体を設けることで、異なる画像処理毎に記憶先を異なるものとし、すなわち、画像処理とその処理にかかる画像の記録先を個別対応させることで、記憶媒体ごとに画像処理の種類と内容を対応させることが好ましい。
また、これらの実施例にかかるプログラムは、複数の画像処理機能を選択可能に備え、かつ画像デ−タを記録するための第一と第二の記憶媒体、を備えるコンピュ−タに実行させるプログラムであって、第一の記憶媒体に記録された第一の画像デ−タを読み出す工程と、複数の画像処理機能から一の画像処理を選択させる工程と、読み出した第一の画像デ−タを選択された画像処理により処理して第二の画像デ−タを作成する工程と、作成した第二の画像デ−タを第二の記憶媒体に記録する工程とをコンピュ−タで実行させるものである。
これにより、コンピュ−タを上述の実施例のような画像処理装置として機能させることが可能となる。コンピュ−タはUSB等を介して多種多様な記憶媒体にアクセスし、読み出しや記録することができることがユ−ザフレンドリ−の意味からも好ましい。また、これらの実施例においては、第一の記憶媒体と第二の記憶媒体とを別個独立の記憶媒体として説明した。しかし、処理前と処理後の画像が混在しないという意味においては、同一の記憶媒体に、例えばフォルダを別途独立に設ける等により各々記録するようにしてもよい。
これらの実施例によって、最近の高機能カメラの画像処理にも対応できる撮像装置とすることができる。高機能カメラにより、様々な処理を施した画像を作成し加工することができる撮像装置となってきた。そこで撮像装置により、一のシ−ンに対する複数の画像が作成されても、異なる記憶媒体に自動的に分別記録し、画像デ−タの混在を防止できる。
本発明は、撮像装置や画像処理装置をはじめとして、イメ−ジ画像を取り扱い処理する様々な画像デバイスに利用することができる。
本発明の実施例にかかる動作フロ−概念図 本発明の実施例にかかる動作フロ−概念図 画像処理装置の動作フロ− 本発明の実施例にかかる動作フロ−概念図 実施例にかかる撮像装置構成概念図 画像処理装置の構成概念図 コンパクトディジタルカメラの前面図 コンパクトディジタルカメラの背面図
符号の説明
51・・撮像装置、52・・撮像素子、53・・読み出し部、54・・画像処理部、55・・記録制御部、56・・画像処理装置、57・・第一の記憶媒体、58・・第二の記憶媒体、

Claims (5)

  1. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、
    前記画像データに画像処理を施して画像処理済み画像データを生成する画像処理部と、
    第1記録媒体の第1フォルダに前記画像データを記録し、前記第1記録媒体とは異なる第2記録媒体に前記画像処理済み画像データを記録するよう制御する記録制御部とを備え、
    前記画像処理部は、前記画像データに第1画像処理を施して第1画像処理済み画像データを生成し、前記画像データに前記第1画像処理とは異なる第2画像処理を施して第2画像処理済み画像データを生成し、
    前記第1記録媒体に前記第1画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御部は、前記第1記録媒体の第2フォルダに前記第1画像処理済み画像データを記録するよう制御し、
    前記第1記録媒体に前記第2画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御部は、前記第1フォルダ及び前記第2フォルダとは異なる前記第1記録媒体の第3フォルダに前記第2画像処理済み画像データを記録するよう制御すること
    を特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記第2記録媒体を装着可能な装着部を更に備え、
    前記装着部に前記第2記録媒体が装着されていないとき、前記記録制御部は、前記第1記録媒体に前記画像処理済み画像データを記録するよう制御すること
    を特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第1記録媒体から前記画像データを読み出す読出部を更に備え、
    前記画像処理部は、前記読出部により読み出された前記画像データに前記画像処理を施して前記画像処理済み画像データを生成し、
    前記記録制御部は、前記画像処理済み画像データを前記第2記録媒体に記録するよう制御すること
    を特徴とする撮像装置。
  4. 被写体を撮像して生成された画像データに画像処理を施して画像処理済み画像データを生成する画像処理工程と、
    第1記録媒体の第1フォルダに前記画像データを記録し、前記第1記録媒体とは異なる第2記録媒体に前記画像処理済み画像データを記録するよう制御する記録制御工程とを備え、
    前記画像処理工程は、前記画像データに第1画像処理を施して第1画像処理済み画像データを生成し、前記画像データに前記第1画像処理とは異なる第2画像処理を施して第2画像処理済み画像データを生成し、
    前記第1記録媒体に前記第1画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御工程は、前記第1記録媒体の第2フォルダに前記第1画像処理済み画像データを記録するよう制御し、
    前記第1記録媒体に前記第2画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御工程は、前記第1フォルダ及び前記第2フォルダとは異なる前記第1記録媒体の第3フォルダに前記第2画像処理済み画像データを記録するよう制御すること
    を特徴とする画像データ記録方法。
  5. 被写体を撮像して生成された画像データに画像処理を施して画像処理済み画像データを生成する画像処理工程と、
    第1記録媒体の第1フォルダに前記画像データを記録し、前記第1記録媒体とは異なる第2記録媒体に前記画像処理済み画像データを記録するよう制御する記録制御工程とをコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記画像処理工程は、前記画像データに第1画像処理を施して第1画像処理済み画像データを生成し、前記画像データに前記第1画像処理とは異なる第2画像処理を施して第2画像処理済み画像データを生成し、
    前記第1記録媒体に前記第1画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御工程は、前記第1記録媒体の第2フォルダに前記第1画像処理済み画像データを記録するよう制御し、
    前記第1記録媒体に前記第2画像処理済み画像データを記録するとき、前記記録制御工程は、前記第1フォルダ及び前記第2フォルダとは異なる前記第1記録媒体の第3フォルダに前記第2画像処理済み画像データを記録するよう制御すること
    を特徴とするプログラム。
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