JP5039537B2 - 画像投写機能付き端末装置 - Google Patents

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本発明は、壁やスクリーン等の被投写面に画像を投写する機能を備えた端末装置に関するものであり、たとえば、携帯電話機等に適用して好適なものである。
従来、携帯端末装置には、文字や画像を表示するための表示部が配されている。ここで、表示部には、通常、液晶パネルが配されており、背面側からの光(バックライト光)を液晶パネルにて変調することにより、表示部上に映像信号に応じて画像が表示されるものとなっている。
以下の特許文献1には、液晶パネルの他に画像投写用の小型プロジェクタを有する携帯電話機が示されている。この構成例では、折り畳み式の携帯電話機の回動部にプロジェクタが内蔵され、回動部の背面にプロジェクタの投写口が設けられている。したがって、映像信号によって変調された光は、携帯電話機の背面からスクリーンに向けて投写されることとなる。
特開2005−292428号公報
携帯電話機等の携帯端末装置は、手に持って使用されることが多く、容易に向きが変えられる。また、机等に置かれた場合にも、小型・軽量であるため、少しの外力によって容易に位置や向きが変化する。さらに、折り畳み式の場合には、軽く触れただけで本体と回動部の角度が変えられる。このような性質から、携帯端末装置にプロジェクタ機能を持たせる場合には、プロジェクタから投写された光が、何らかの要因によって容易に、スクリーン方向とは異なる方向に向かう可能性があることに配慮する必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、携帯端末装置にプロジェクタ機能を持たせる場合にも、プロジェクタから投写された光がスクリーン以外の方向に不所望に向けられる可能性を効果的に抑制し、これにより、プロジェクタ機能使用時の安全性を高めることを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、画像投写機能付き端末装置において、第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体を互いに接近および離間する方向に回動可能に連結する連結部と、前記第1の筐体に配された投写部と、前記第2の筐体に配され、前記第1の筐体との間の回動角が第1の角度範囲にあるときに前記投写部から出射された光を反射する反射部とを有することを特徴とする。
第1の態様によれば、第1の筐体と第2の筐体の間の回動角が第1の角度範囲にあるときに、投写部から出射された光が反射部で反射されてスクリーンに投写される。よって、投写動作時に、たとえば、操作者が誤って触れるなどして、第1の筐体が第2の筐体に接近する方向に不所望に回動したとしても、投写部から出射された光は、第2の筐体の表面へと向かい、外部に出射されることはない(たとえば、図6(b)参照)。
このように、第1の態様によれば、投写動作時に第1の筐体が誤って回動した場合にも、投写部から出射された光がスクリーン以外の方向に不所望に向けられる可能性を抑制することができ、よって、プロジェクタ機能使用時の安全性を高めることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係る画像投写機能付き端末装置において、前記第1の筐体と前記第2の筐体の間の回動角を検知する検知部を備え、前記投写部は、前記検知部によって検知される回動角が前記第1の角度範囲内の第2の角度範囲にあるときに映像信号に基づく光を投写することを特徴とする。
第1の態様によれば、光の出射が可能な範囲が第1の角度範囲に制限されるため、投写動作時に第1の筐体が誤って回動した場合には、光の出射が中止され、よって、光がスクリーン以外の方向に不所望に向けられる可能性をさらに抑制することができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様に係る画像投写機能付き端末装置において、前記投写部から出射される光を遮るシャッターと、前記検知部によって検知される回動角が前記第2の角度範囲以外にあるときに前記シャッターを機能させる遮光制御部とをさらに備えることを特徴とする。
第3の態様によれば、回動角が第2の角度範囲以外にあるときに万一、投写部から光が出射されたとしても、シャッターにて外部への出射が阻止されるため、安全性をさらに高めることができる。
本発明の第4の態様は、第1ないし第3の態様の何れかに係る画像投写機能付き端末装置において、前記反射部の反射面が曲面形状であることを特徴とする。
第4の態様によれば、反射部にて反射された後の光を反射される前よりも広角化することができるため、スクリーン上の投写領域を円滑かつ効果的に広げることができる。
本発明の第5の態様は、第1ないし第4の態様の何れかに係る画像投写機能付き端末装置において、画像投写に関する操作部を、前記第1の筐体と前記第2の筐体の外側面のうち前記投写部と前記反射部が配されていない外側面に配したことを特徴とする。
第5の態様によれば、投写動作時における操作性を向上させることができる。また、操作時に誤って第1の筐体を回動させる可能性が低下するため、安全性を高めることができる。
以上のとおり本発明によれば、投写された光がスクリーン以外の方向に不所望に向けられる可能性を効果的に抑制することができ、プロジェクタ機能使用時の安全性を高めることができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。本実施の形態は、携帯電話機に本発明を適用したものである。
図1は、実施の形態に係る携帯電話機の外観構成を示す図である。図示の如く、携帯電話機は、上部筺体11と、下部筺体12と、上部筺体11を下部筺体12に回動可能に装着するヒンジ部13を備えている。上部筺体11の正面側には、メイン表示部14と、プロジェクタ部15(投写窓)と、プロジェクタ部15(投写窓)を開閉するシャッター16と、通話用スピーカ17が配されている。また、下部筺体12の正面側には、メイン操作ボタン部18と、マイク19と、ミラー部20が配されている。さらに、上部筺体11の背面側には、サブ表示部21および外部スピーカ22が配されており、下部筺体12の背面側には、カメラ23と、バッテリー格納部24と、給電端子25と、給電プラグを接続するプラグ接続部26が配されている。なお、下部筐体12の側面には、サブ操作ボタン部27(図2参照)が配されている。サブ操作ボタン部27には、画像送りボタン等、プロジェクタモード時に行われる操作に必要な操作ボタンが配されている。
図2は、プロジェクタ部15とミラー部20の関係を示す図である。図示の如く、ミラー部20は、下部筐体12に対する上部筐体11の回動角がθ0にあるときに、プロジェクタ部15から出射された投写光が適正に入射される位置に配されている。ここで、プロジェクタ部15からの投写光は、θ0+Δθa≦θ≦θ0−Δθbの範囲(第1の角度範囲)においてミラー部20に入射するが、回動角がθ0にあるときに最も良好に、スクリーンに画像が投写されるよう、ミラー部20の位置と形状が調整されている。
なお、ミラー部20は、ミラー面が、入射前の投写光の広がり角を反射によってさらに広げる(広角化する)形状(曲面形状)となっている。図2(a)は、ミラー部20のミラー面が凹曲面である場合を示し、図2(b)は、ミラー部20のミラー面が凸曲面である場合を示している。
同図(a)では、下部筐体12の上面から隆起した壁部12aが下部筐体12の端縁に沿って形成され、この壁部12aが一部欠如した箇所にミラー部20が設置されている。同図(b)においても、同図(a)と同様に、下部筐体12の上面から隆起した壁部12aが下部筐体12の端縁に沿って形成され、この壁部12aが一部欠如した箇所にミラー部20が設置されている。なお、同図(b)の場合には、物体がミラー面に接触するのを防ぐために、ミラー面上端の高さを壁部12aの高さよりもやや低く設定するのが好ましい。
図3は、プロジェクタ部15の構成を示す図である。プロジェクタ部15は、光源部151と、導光光学系152と、可動ミラー153とを備える。これらは、ケース154内に収容されている。
光源部151には、赤色レーザ部151aと、緑色レーザ部151bと、青色レーザ部151cが備えられている。赤色レーザ部151a、緑色レーザ部151bおよび青色レーザ部151cからは、それぞれ、赤色のレーザ光(以下、「R光」という)、緑色のレーザ光(以下、「G光」という)および青色のレーザ光(以下、「B光」という)が出射される。
導光光学系152は、反射ミラー152aと、2つのダイクロイックキューブ152b、152cとで構成されている。ダイクロイックキューブ152bは、G光を反射するとともに、R光を透過させる。ダイクロイックキューブ152cは、B光を反射するとともに、R光およびG光を透過させる。
赤色レーザ部151aから出射されたR光は、反射ミラー152aにて反射された後、2つのダイクロイックキューブ152b、152cを透過して可動ミラー153へ入射する。また、緑色レーザ部151bから出射されたG光は、ダイクロイックキューブ152bにて反射された後、ダイクロイックキューブ152cを透過して可動ミラー153へ入射する。さらに、青色レーザ部151cから出射されたB光は、ダイクロイックキューブ152cにて反射され、可動ミラー153へ入射する。
可動ミラー153は、MEMS(micro electro mechanical systems)で構成され、ミラー153aと、アクチュエータ153bとを備える。アクチュエータ153bは、2軸型であり、電磁力や圧電素子、静電力などの駆動力によって、ミラー153aを2次元方向に回動させる。
可動ミラー153のミラー153aに入射したR光、G光、B光は、ミラー153aの回動角度に応じた方向に反射される。図2に示す状態において、ミラー153aがアクチュエータ153bにより2次元方向に回動されることによって、R光、G光、B光が被投写面(スクリーン)上において2次元的に走査される。これにより、R光、G光、B光によって合成された画像が被投写面に映し出される。
ケース154は、放熱性をよくするため金属材料からできている。ケース154には、可動ミラー153で反射されたレーザ光を通過させて外部に導くための投写窓154aが形成されている。
図4は、シャッター16の構成を示す図である。同図(a)および(b)は、シャッター16をスライド式にて構成したときの状態を示し、同図(c)および(d)は、シャッター16を液晶シャッターにて構成したときの状態を示している。
同図(a)および(b)を参照して、上部筐体11には、投写窓154aの配置位置に開口16aが形成され、この開口16aと投写窓154aの間に、シャッター板16bがスライド可能に配されている。シャッター板16bは、たとえば、プランジャー等を備える駆動機構によってスライド方向に駆動される。同図(a)は、開口16aがシャッター板16bによって塞がれた状態を示している。この状態から、駆動機構を駆動し、同図(b)に示す如くシャッター板16bをスライドさせると、投写窓154aが外部に開放される。同図(b)の状態にてプロジェクタ部15を駆動すると、投写光が投写窓154aから外部に出射される。
同図(c)および(d)の構成例では、開口16aと投写窓154aの間に、液晶シャッター16cが配されている。同図(c)は、液晶シャッター16cを遮光状態に設定したときの状態を示している。この状態では、開口16aが液晶シャッター16cによって塞がれ、投写窓154からの投写光は液晶シャッター16cによって遮光される。この状態から、液晶シャッター16cを光透過状態に切り替えると、同図(d)に示す如く、投写窓154aが外部に開放される。この状態にてプロジェクタ部15を駆動すると、投写光が液晶シャッター16cを透過して外部に出射される。
図5は、携帯電話機の回路系を示す図である。なお、同図には、便宜上、プロジェクタ部15が重ねて図示されている。
携帯電話機の回路系は、ミラードライバ200と、レーザドライバ201と、シャッタードライバ202と、パネルドライバ203と、画像処理ユニット204と、キーユニット205と、カメラユニット206と、マイク/スピーカユニット207と、通信処理ユニット208と、電源ユニット209と、センサユニット210と、コントローラ211を備えている。
ミラードライバ200は、プロジェクタ機能の動作時に、コントローラ211からの制御に応じてアクチュエータ153bを駆動する。レーザドライバ201は、プロジェクタ機能の動作時に、コントローラ211からの制御に応じて光源部151を駆動する。シャッタードライバ202は、コントローラ211からの制御に応じて、上述のシャッター16を駆動する。パネルドライバ203は、画像処理ユニット204からの駆動信号に応じて、メイン表示部14を構成する液晶パネルおよびサブ表示部21を構成する液晶パネル上に所定の画像を描画する。
画像処理ユニット204は、外部から入力された映像信号や、通信処理ユニット208を介して入力される文字/映像データ(電子メールにて受信したデータ等)、カメラユニット206を介して入力される画像データおよびキーユニット205を介して入力される文字データ等を処理してメイン表示部14上に画像を描画するための駆動信号を生成し、生成した駆動信号をパネルドライバ203に供給する。
また、画像処理ユニット204は、プロジェクタ機能の動作時に、スクリーン上に画像を表示するための画像情報をコントローラ211に供給する。さらに、画像処理ユニット204は、コントローラ211からの指令に応じて、電波受信状態やバッテリー残量、および、所定の定型画面を表示するための駆動信号をパネルドライバ203に供給する。
キーユニット205は、図1および図2に示すメイン操作ボタン部18およびサブ操作ボタン部27を備え、キー操作に応じた信号をコントローラ211および画像処理ユニット204に供給する。カメラユニット206は、図1に示すカメラ23を備え、これによって撮像された画像の信号を画像処理ユニット204に出力する。
マイク/スピーカユニット207は、図1に示すマイク19と通話用スピーカ17および外部スピーカ22を備え、通話時にマイク19から入力された音声信号を、通話先からの音声信号に合成して通話用スピーカ17から出力するとともに、通信処理ユニット208を介して通話先の電話機に送信する。さらに、マイク/スピーカユニット207は、コントローラ211からの指令に応じて、所定の定型音声を通話用スピーカ17および外部スピーカ22から出力する。
通信処理ユニット208は、アンテナと通信処理回路を備え、他の端末装置との通信処理を行う。電源ユニット209は、図1に示すバッテリー格納部24、給電端子25およびプラグ接続部26を備え、電源を各部に供給する。
センサユニット210は、携帯電話機本体の加速度を検出する加速度センサ、水平状態に対する携帯電話機本体の傾斜状態を検出する傾斜センサおよび下部筺体12に対する上部筺体11の回動角(折りたたみ角度)を検出するヒンジセンサを備え、これらセンサによる検出結果をコントローラ211に供給する。
次に、図6を参照して、携帯電話機の表示動作について説明する。
ノーマル表示モードにおいて、電源ON操作がなされると、コントローラ211は、まず、シャッタードライバ202がシャッター作動状態(図4(a)または(c)参照)に設定されているかを判別する(S101)。ここで、シャッター作動状態にあれば(S101:YES)、コントローラ211は、電源ONの制御を行い(S102)、シャッター作動状態になければ(S101:NO)、シャッタードライバ202をシャッター作動状態に設定した後(S103)、電源ONの制御を行う(S102)。
しかる後、コントローラ211は、所定の画像をメイン表示部14またはサブ表示部21に表示させる指令を画像処理ユニット204に出力する。これに応じて、画像処理ユニット204は、パネルドライバ203に駆動信号を出力し、これにより、所定の画像が、メイン表示部14またはサブ表示部21に表示される(S104)。
このとき、同時に、コントローラ211は、光源部151およびアクチュエータ153bを非駆動状態に設定し(S105)、この状態をプロジェクタモードが設定されるまで維持する(S106)。
しかる後、ユーザによりプロジェクタモードが設定されると(S106:YES)コントローラ211は、センサユニット210内の傾斜センサからの信号を参照し、携帯電話機が机や床等に載置された状態にあるかを判別する(S107)。ここで、携帯電話機が載置状態になければ(S107:NO)、コントローラ211は、携帯電話機を机等に載置することを要求する通知を、マイク/スピーカユニット207に出力させる(S108)。
携帯電話機が載置状態にあれば(S107:YES)、コントローラ211は、センサユニット210内のヒンジセンサからの信号を参照し、上部筐体11の回動角度が、スクリーンに投写を行うための角度範囲(第2の角度範囲:θ0+Δθp≦θ≦θ0−Δθq)内にあるかを判別する(S109)。なお、第2の角度範囲は、プロジェクタ部15からの投写光がミラー部20に入射し得る上述の角度範囲(第1の角度範囲:θ0+Δθa≦θ≦θ0−Δθb)よりも狭い範囲に設定され、スクリーンに適正に投写が行われる角度範囲θ0からややずれた角度範囲をカバーするものとなっている。
上部筐体11の回動角度が、第2の角度範囲内になければ(S109:NO)、コントローラ211は、上部筐体11の回動角度を適正角度に調整することを要求する通知を、マイク/スピーカユニット207に出力させる(S110)。
上部筐体11の回動角度が、第2の角度範囲内にあれば(S109:YES)、コントローラ211は、表示モードをノーマル表示モードからプロジェクタモードに切り替える処理を行う。すなわち、コントローラ211は、光源部151およびアクチュエータ153bを駆動状態に設定し(S111)、また、シャッタードライバ202を、シャッター非作動状態(図4(b)または(d)参照)に設定する(S112)。さらに、メイン表示部14に対する表示を中止し(S113)、画像処理ユニット204に対し、スクリーン上に画像を表示するための画像情報を供給させる。コントローラ211は、この画像情報に基づいて、レーザドライバ201とミラードライバ200を同期駆動する。これにより、スクリーン上の表示領域をR光、G光、B光が走査し、所定の画像が投写される。しかして、プロジェクタモードによる表示が開始される(S114)。
次に、図7を参照して、プロジェクタモード時において投写を中止する場合の動作について説明する。
まず、同図(a)を参照して、プロジェクタモードの進行中、コントローラ211は、センサユニット210内のヒンジセンサからの信号を参照し、上部筐体11の回動角度が第2の角度範囲(:θ0+Δθp≦θ≦θ0−Δθq)から外れたかを監視する(S201)。また、これと並行して、コントローラ211は、センサユニット210内の加速度センサからの信号を参照し、携帯電話機が移動したかを監視する(S202)。
かかる監視中に、たとえば、上部筐体11が外力によって開く方向に回動し(S201:YES)、あるいは、携帯電話機が持ち上げられると(S202:YES)、コントローラ211は、シャッタードライバ202を、シャッター作動状態(図4(a)または(c)参照)に設定し(S203)、また、光源部151およびアクチュエータ153bを非駆動状態に設定する(S204)。さらに、メイン表示部14とサブ表示部21を、ノーマル表示モードにおける状態に切り替える(S205)。
図7(a)の処理によれば、上部筐体11が回動し、あるいは、携帯電話機が持ち上げられたような場合に、シャッター16によるシャッター機能がONされ、且つ、プロジェクタ部15からの投写が中止されるため、プロジェクタ部15からの投写光が不所望な方向に出射されるのを防止することができる。よって、プロジェクタ動作時の安全性を高めることができる。
図7(b)は、プロジェクタモードの進行中に、メイン操作ボタン部18への操作入力があり、または、外部から電話またはメールを受信したときの動作フローを示す図である。なお、この動作フローは、同図(a)の動作フローに並行して行われると好ましいものである。
プロジェクタモードの進行中、コントローラ211は、メイン操作ボタン部18への操作入力があったかを監視し(S301)。また、これと並行して、外部から電話またはメールを受信したかを監視する(S302)。
かかる監視中に、メイン操作ボタン部18への操作入力があり(S301:YES)、あるいは、外部から電話またはメールを受信すると(S302:YES)、コントローラ211は、シャッタードライバ202を、シャッター作動状態(図4(a)または(c)参照)に設定し(S303)、また、光源部151およびアクチュエータ153bを非駆動状態に設定する(S304)。さらに、メイン表示部14とサブ表示部21を、ノーマル表示モードにおける状態に切り替える(S305)。
プロジェクタモードの進行中に、メイン操作ボタン部18への操作が行われると、上部筐体11が開く方向に回動し、あるいは、携帯電話機の向きに変化が起こりやすく、これにより、プロジェクタ部15からの投写光が不所望な方向に出射される惧れがある。また、プロジェクタモードの進行中に、電話やメールを受信すると、ユーザは、反射的に携帯電話機を持ち上げる可能性があり、これにより、プロジェクタ部15からの投写光が不所望な方向に出射されることが起こり得る。
図7(b)の処理によれば、このような場合に、シャッター16によるシャッター機能がONされ、且つ、プロジェクタ部15からの投写が中止されるため、プロジェクタ部15からの投写光が不所望な方向に出射されるのを未然に防止することができる。よって、プロジェクタ動作時の安全性を高めることができる。
以上、本実施の形態によれば、図8に示すように上部筐体11の回動角度が適正角度θ0近傍にあるときにのみ、シャッター16が開放され、且つ、プロジェクタ部15が駆動され、図8(b)または(c)に示すように上部筐体11の回動角度が適正角度θ0よりも小さい角度θ1にあり、あるいは、適正角度θ0よりも大きい角度θ2にあるときには、シャッター16が閉じ、且つ、プロジェクタ部15が非駆動状態とされるため、プロジェクタ部15からの投写光が不所望な方向に出射されるのを防止することができ、プロジェクタ動作時の安全性を高めることができる。
また、同図(a)に示す如く、下部筐体12の側面に、画像送りボタン等、プロジェクタモード時に行われる操作に必要な操作ボタンを有するサブ操作ボタン部27が配されているため、プロジェクタ動作時における操作性を高めることができる。
なお、同図(b)の状態においては、万一、シャッター16が機能せず、また、プロジェクタ部15が非作動状態とならないような事態が生じても、プロジェクタ部15からの投写光は、下部筐体12の上面に投写されるため、外部に投写光が直接漏れることはない。この場合、上部筐体11の下面と下部筐体12の上面との間で反射を繰り返すうちに投写光は減衰するため、投写光が万一外部に漏れるとしても、その強度は顕著に低いものとなり、安全性を阻害することはない。
なお、本発明は、上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、本発明の実施形態も上位以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、シャッター16を制御信号によって駆動されるものとしたが、図9に示す如く、シャッター板16dを、上部筐体11の回動にメカ的に連係してスライドさせるようにしても良い。ここでは、2つの回転軸31、32とこれを連結するバー34からなるカム機構30が配され、また、上部筐体11の側面には、回転軸32を案内するガイド孔33が形成されている。さらに、シャッター板16dは、図4に示す開口16aを塞ぐ位置と開口16を開放する位置に変位可能に上部筐体11内に支持され、このシャッター板16dと回転軸32がメカ的に連係されている。
上部筐体11が、同図(a)の回動位置にあるとき、シャッター板16dは、開口16aを塞ぐ位置に位置づけられる。よって、万一、プロジェクタ部15から投写光が出射されても、投写光が外部に出射されることはない。上部筐体11が、同図(a)の回動位置から同図(b)に示すプロジェクタ動作のための回動位置に回動すると、シャッター板16dは、回転軸32の変位に伴って変位し、開口16aから離れた位置に位置づけられる。よって、プロジェクタ部15からの投写光は、開口16aを介してミラー部20に導かれ、スクリーンへと投写される。
この他、バッテリー残量に応じてプロジェクタ動作を制御しても良い。プロジェクタモード動作時には、光源部151における消費電力が高くなり、バッテリー内の蓄電量が減り易い。よって、バッテリー残量をプロジェクタ画面に表示し、あるいは、残量に応じて画面サイズを変更する等の制御を行っても良い。
さらに、上記実施の形態では、投写光をスクリーン上において走査させるタイプのプロジェクタを携帯電話機に配するようにしたが、これ以外のタイプのプロジェクタを配するようにしても良い。たとえば、回折により画像を生成するホログラムパターンを液晶素子上に描画するタイプのプロジェクタを用いることもできる。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係る携帯電話機の外観構成を示す図 実施の形態に係るプロジェクタ部とミラー部の関係を示す図 実施の形態に係るプロジェクタ部の構成を示す図 実施の形態に係るシャッターの構成を示す図 実施の形態に係る携帯電話機の回路構成を示す図 実施の形態に係る携帯電話機の表示動作を示すフローチャート。 実施の形態に係るプロジェクタモードの中止処理示すフローチャート。 実施の形態に係る携帯電話機の投写機能を説明する図 実施の形態に係るシャッターの他の構成例を示す図
符号の説明
11 上部筐体
12 下部筐体
13 ヒンジ部
15 プロジェクタ部
16 シャッター
20 ミラー部
27 サブ操作ボタン部
200 ミラードライバ
201 レーザドライバ
202 シャッタードライバ
204 画像処理ユニット
210 センサユニット
211 コントローラ

Claims (4)

  1. 第1の筐体と、第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体を互いに接近および離間する方向に回動可能に連結する連結部と、前記第1の筐体に配された投写部と、前記第2の筐体に配され、前記第1の筐体との間の回動角が第1の角度範囲にあるときに前記投写部から出射された光を反射する反射部と、を有する画像投写機能付き端末装置において、
    画像投写に関する操作部を、前記第1の筐体と前記第2の筐体の外側面のうち、前記投写部と前記反射部が配されていない外側面に配したことを特徴とする画像投写機能付き端末装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体の間の回動角を検知する検知部を備え、
    前記投写部は、前記検知部によって検知される回動角が前記第1の角度範囲内の第2の角度範囲にあるときに映像信号に基づく光を投写することを特徴とする画像投写機能付き端末装置。
  3. 請求項2において、
    前記投写部から出射される光を遮るシャッターと、
    前記検知部によって検知される回動角が前記第2の角度範囲以外にあるときに前記シャッターを機能させる遮光制御部と、をさらに備えることを特徴とする画像投写機能付き端末装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項において、
    前記反射部の反射面が曲面形状であることを特徴とする画像投写機能付き端末装置。
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