JP5038337B2 - スピロインドリノン誘導体 - Google Patents

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JP5038337B2 JP2008558774A JP2008558774A JP5038337B2 JP 5038337 B2 JP5038337 B2 JP 5038337B2 JP 2008558774 A JP2008558774 A JP 2008558774A JP 2008558774 A JP2008558774 A JP 2008558774A JP 5038337 B2 JP5038337 B2 JP 5038337B2
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Description

本発明は、下記式のスピロインドリノン誘導体
Figure 0005038337
及び、医薬的に許容し得るその塩及びエステルに関する。式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及びR8は、本明細書に記載の通りである。
本化合物は抗増殖剤として、特に抗癌剤として有用である。
p53は、癌発症からの防御において中心的な役割を担う腫瘍抑制タンパク質である。本タンパク質は細胞の完全性を監視し、回復不能な損傷を受けた細胞クローンに成長停止やアポトーシスを誘導することで、その伝播を防いでいる。分子レベルでは、p53は、細胞周期やアポトーシスの制御に関与する遺伝子パネルを活性化し得る転写因子である。細胞レベルでは、p53は強力な細胞周期阻害物質であり、MDM2によって緊密に調節されている。MDM2とp53とは、フィードバック制御ループを形成している。MDM2はp53に結合して、p53によるp53調節遺伝子の転写活性化能を阻害し得る。加えて、MDM2はp53のユビキチン依存的分解を媒介する。p53はMDM2遺伝子の発現を活性化することにより、MDM2タンパク質の細胞レベルを上昇させ得る。このフィードバック制御ループによって、正常な増殖細胞では、MDM2及びp53の双方が低いレベルに抑えられている。また、MDM2は、細胞周期調節において中心的な役割を担っているE2Fの補因子でもある。
多くの癌では、p53(E2F)に対するMDM2の比率の調節不全が見られる。例えば、p16INK4/p19ARF座位に頻繁に生じる分子欠損が、MDM2タンパク質の分解に影響を及ぼすことが示されている。野生型のp53を有する腫瘍細胞においてMDM2−p53相互作用を阻害すれば、p53の蓄積、細胞周期停止及び/又はアポトーシスが生じるはずである。従って、MDM2アンタゴニストは単剤として、或いは他の広範なスペクトルの抗腫瘍治療との組み合わせで、癌治療に対する新たなアプローチを提供する。この方策が実現可能であることは、種々の高分子ツールを用いたMDM2−p53相互作用の阻害(例えば抗体、アンチセンスオリゴヌクレオチド、ペプチド等)によって示されている。また、MDM2は、p53から保存された結合領域を介してE2Fに結合し、サイクリンAのE2F依存性転写を活性化することから、MDM2アンタゴニストがp53変異細胞に影響を及ぼし得ることが示唆される。
従来、J. Am Chem. Soc., 2005, 127, 10130に、一群のスピロインドリノンが、MDM2のアンタゴニストとして開示されている。
本発明はMDM2−p53相互作用の小分子阻害物質であるスピロインドリノン誘導体を提供する。本発明の化合物は、無細胞及び有細胞アッセイにより、MDM2タンパク質のp53様ペプチドとの相互作用を阻害することが示されている。有細胞アッセイは、これらの化合物の作用機序を立証している。野生型p53を有する癌細胞と培養したところ、p53タンパク質の蓄積、p53調節p21遺伝子の誘導、及び、細胞周期のG1及びG2相での停止が生じ、結果として、野生型p53細胞に対するインビトロでの強力な抗増殖作用が見られた。対して、変異p53を有する癌細胞では、同様の化合物濃度でも、これらの活性は観察されなかった。従って、MDM2アンタゴニスト活性はその作用機序と結びついている可能性が高い。これらの化合物は強力且つ選択的な抗癌剤となり得る。
本発明は、下記式の3,3’−スピロインドリノン
Figure 0005038337
(式中、
Xは、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、エチニル、シクロプロピル、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ及びビニルからなる群より選択され;
Yは、水素又はフッ素であり;
4及びR5は、水素又は低級アルキルであり;
1及びR8のうち一方は、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され、他方は水素であり;
6及びR7の一方は、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され、他方は水素、シアノ又は低級アルキルであり;
2は、水素、低級アルキル及び置換低級アルキルからなる群より選択され;
3は、酸素、硫黄及びNNH(C=O)OR9からなる群より選択され;
9は、低級アルキル又は置換低級アルキルである)、
並びに、医薬的に許容し得るその塩及びエステルに関する。
好ましい式Iの化合物としては、式IIに示す立体化学構造
Figure 0005038337
(式中、
Xは、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、エチニル、シクロプロピル、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、及びビニルであり;
Yは、水素又はフッ素であり;
1は、水素であり;
2は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
4及びR5は、水素又は低級アルキルであり;
6は、水素、シアノ、又は低級アルキルであり;
3は、O、S又はNNH(C=O)OR9であり;
7/R8は独立に、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され;
9は、低級アルキル又は置換低級アルキルである)
を有するものが挙げられる。
更に好ましいものとしては、式IIの化合物において、
Xは、Cl又はBrであり;
Yは、水素であり;
1は、水素であり;
4及びR5は、何れも水素であり;
6は、水素であり;
3は、Oであり;
7は、置換フェニル又は置換ヘテロアリールであり、前記の置換フェニル又は置換ヘテロアリールは、
Figure 0005038337
からなる群より選択され;
8は独立に、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され;
2は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
但し、R2が低級アルキル又は置換低級アルキルである場合、R8は、から選択される低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル又は置換シクロアルケニルことを条件とするものが挙げられる。
また、更に好ましいものとして、式IIの化合物において、
Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、水素であり;
1は、水素であり;
4及びR5は、何れも水素であり;
6は、水素であり;
3は、Oであり;
7は、置換フェニル又は置換ヘテロアリールであり、前記の置換フェニル又は置換ヘテロアリールは、
Figure 0005038337
からなる群より選択され;
8は、
Figure 0005038337
(式中、
1’は、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、−CF3、−F、−CHF2、又は−CH2Fであり;
2’は、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、−CF3、−F、−CHF2、又は−CH2Fであり;
3’は、水素、−F、−CF3、−CH2F、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、tert−ブチル又はsec−ブチルであり;
4’は、水素、−F、−Cl, −Br、−I、メチル、エチル、シクロプロピル、シアノ、メトキシ、又はエチニルであり;
5’は、水素、−F又はメチルであり;
6’は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ 低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルコキシ、置換低級アルコキシ、低級アルキニル、置換低級アルキニルからなる群より選択され;
7’は、水素、−F又はメチルであり;
8’は、水素、−F、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル又はsec−ブチルであり;
9’は、水素、ヒドロキシル、又は−Fであり;
10’は、水素又は−Fであり;
11’は、水素又はメチルであり;
12’は、水素又はメチルである)
からなる群より選択され;
2は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
但し、R2が低級アルキル又は置換低級アルキルである場合、R8は、
Figure 0005038337
から選択されることを条件とするものも挙げられる。
また、好ましい式Iの化合物としては、以下の構造IIIに示す立体化学構造
Figure 0005038337
(式中、
Xは、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、エチニル、シクロプロピル、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、及びビニルからなる群より選択され;
Yは、水素又はフッ素であり;
1は、水素であり;
2は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
4及びR5は、水素又は低級アルキルであり;
6は、水素、シアノ又は低級アルキルであり;
3は、O、S又はNNH(C=O)OR9であり;
7/R8は独立に、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され;
9は、低級アルキル又は置換低級アルキルである)
を有するものも挙げられる。
更に好ましいものとしては、式IIIの化合物において、
Xは、−Cl又は−Brであり;
Yは、水素であり;
1は、水素であり;
2は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
4及びR5は、何れも水素であり;
6は、水素であり;
3は、Oであり;
8は、置換フェニルであり、前記置換フェニルは、
Figure 0005038337
からなる群より選択され;
7は、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル及び置換シクロアルケニルからなる群より選択されるものが挙げられる。
また、更に好ましいものとしては、式I、II又はIIIの化合物において、
Xは、−Clであり;
Y;R1;R2;R4;R5及びR6は、水素であり;
3は、酸素であり;
7及びR8は、フェニル基であり、これらは各々独立に、無置換でもよく、或いは、1、2、又は3箇所を、
低級アルキル、低級−アルケニル、低級−アルキニル、ジオキソ−低級−アルキレン(例えばベンゾジオキシル基を形成)、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−CF3、−NH2、−N(H、低級−アルキル)、N(低級−アルキル)2、アミノカルボニル、カルボキシ、−NO2、低級−アルコキシ、チオ−低級−アルコキシ、低級−アルキルスルホニル、アミノスルホニル、低級−アルキルカルボニル、低級−アルキルカルボニルオキシ、低級−アルコキシカルボニル、低級−アルキル−カルボニル−NH、フルオロ−低級−アルキル、フルオロ−低級−アルコキシ、低級−アルコキシ−カルボニル−低級−アルコキシ、カルボキシ−低級−アルコキシ、カルバモイル−低級−アルコキシ、ヒドロキシ−低級−アルコキシ、−NH2−低級−アルコキシ、−N(H、低級−アルキル)−低級−アルコキシ、−N(低級−アルキル)2−低級−アルコキシ、ベンジルオキシ−低級−アルコキシ、モノ−又はジ−低級アルキル置換アミノ−スルホニル、及び、ハロゲン、ヒドロキシ、−NH2、−N(H、低級−アルキル)又は−N(低級−アルキル)2で置換されていてもよい低級−アルキル
で置換されていてもよい化合物が挙げられる。
特に好ましいものとしては、式I、II又はIIIの化合物において、
Xは、−Clであり;
Y;R1;R2;R4;R5及びR6は、水素であり;
3は、酸素であり;
7及びR8は、フェニル基であり、これらは各々独立に、無置換でもよく、或いは、1、2、又は3箇所を、
ハロゲン、C2-4−アルキニル又は−O−(C1-4アルキル)
(前記のC2-4−アルキニル又は−O−(C1-4アルキル)基は、無置換であるか、或いは一箇所を、ヒドロキシル又は−N(C1-4アルキル)−S(O)2−CH3で置換されてなる)
から独立に選択された置換基で置換されていてもよい化合物が挙げられる。
特に好ましい化合物は、以下の式の化合物である。
(2’S,3S,4’S)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(2,2−ジメチルプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
(2’SR,3S,4’R)−4’−(tert−ブチル)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(4−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R,5’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−5’−メチル−4’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S,5’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−5’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S,5’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)−5’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−シアノフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,6−ジメチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジメチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(メトキシカルボニル)メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−イソプロピル−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(ヒドロキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−6’−チオキソ−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−カルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−カルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(シクロプロピルアミノ)− カルボニル−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−[[2−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6−ジオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−1−イル]−1−オキソエチル]−アミノ]−ピペリジンカルボン酸tert−ブチルエステル。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−[2−(トリフルオロメチル)フェニル)]−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]−ヒドラジンカルボン酸エチルエステル,
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,4−ジフルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−ナフタレニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−ピリジニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−シクロヘキセニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステル,
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(1,3−ベンゾジオキソル−4−イル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステル,
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−5−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−4−メチル−ペンタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メトキシカルボニル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[3−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2, 5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2, 5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチル−ブタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチリデン−ペンチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステル,
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(シクロペンタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチル−1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,2−ジメチル−1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−モルホリン−4−イル−エチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−メトキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−ヒドロキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−フルオロカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[3−クロロ−5−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2'−sec−ブチル−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2'−(1−ヒドロキシメチル−ビニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メトキシメチル−ビニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1,2−ジメチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−プロピオニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−シクロプロピル−ビニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−(アミノカルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−(アミノカルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−2−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−ヒドロキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−1−ヒドロキシ−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−3−メチル−オキシラニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−フルオロ−2−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’− イソブチリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル −1’−ヒドロキシカルボニルメチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−(アミノカルボニル−メチル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−(シクロプロピルアミノカルボニル−メチル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1’−[(1−メチルスルホニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−エチル)アミノカルボニル−メチル]−2’−イソプロペニル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)アミノカルボニル−メチル]−2’−イソプロペニル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−4’−シアノ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[3−(4−アセチルアミノ−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロ−フェニル)−6’−シアノ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロ−フェニル)−6−シアノ−2’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1'−[3−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル− 1'−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[2−(2−アセトキシ−エトキシ)−5−メチル−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−3−メチル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−シクロプロピル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−[5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−[3−クロロ−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−シアノ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−ブロモ−フェニル)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−メトキシ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−フルオロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−m−トリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−o−トリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−チオフェン−3−イルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3,5−ジクロロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(5−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−ブロモ−フェニル)−6−クロロ−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1’−(メチルアミノ−カルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)− 1’−(ジメチルアミノ−カルボニル−メチル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−[(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)カルボニル−メチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル) スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−[(3−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)カルボニル−メチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−(アミノカルボニル−メチル)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ (2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−1’−(ジメチルアミノ−プロピル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)カルボニルアミノ−エチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[2−(4−クロロ−チオフェニル)]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[2−(5−クロロ−チオフェニル)]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(2,2−ジメチルプロピル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,5−ジクロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−クロロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−シクロプロピル−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)2’−[2−(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)メチル−5−フルオロ−フェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−フルオロ−2−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル)メチル−フェニル]−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−{5−フルオロ−2−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)カルボニルアミノ−メチル]−フェニル}−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−6−メトキシスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)− 5−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−エチニル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチルスルホニル−4−ピペリジニル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−{[4−(1,1−ジオキシド−2−イソチアゾリジニル)エチル]ピペラジニル−カルボニル−メチル}スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]ピペラジニル−カルボニル−メチル}スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル) 6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−(2−エチニル−5−フルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−{5−フルオロ−2−[3−(メタンスルホニル−メチル−アミノ)−プロパ−1−イニル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[5−ブロモ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチニル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチニル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[3−ブロモ−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−3−トリメチルシラニルエチニル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[3−エチニル−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン。
本明細書で指定がある場合、種々の基は1〜5の置換基で、好ましくは1〜3の置換基で置換されていてもよい。かかる置換基は独立に、低級アルキル、低級−アルケニル、低級−アルキニル、ジオキソ−低級−アルキレン(例えばベンゾジオキシル基を形成する)、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−CF3、−NH2、−N(H、低級−アルキル)、N(低級−アルキル)2、アミノカルボニル、カルボキシ、−NO2、低級−アルコキシ、チオ−低級−アルコキシ、低級−アルキルスルホニル、アミノスルホニル、低級−アルキルカルボニル、低級−アルキルカルボニルオキシ、低級−アルコキシカルボニル、低級−アルキル−カルボニル−NH、フルオロ−低級−アルキル、フルオロ−低級−アルコキシ、低級−アルコキシ−カルボニル−低級−アルコキシ、カルボキシ−低級−アルコキシ、カルバモイル−低級−アルコキシ、ヒドロキシ−低級−アルコキシ、−NH2−低級−アルコキシ、−N(H、低級−アルキル)−低級−アルコキシ、−N(低級−アルキル)2−低級−アルコキシ、ベンジルオキシ−低級−アルコキシ、モノ−又はジ−低級アルキル置換アミノ−スルホニル、並びに、ハロゲン、ヒドロキシ、−NH2、−N(H、低級−アルキル)又は−N(低級−アルキル)2で置換されていてもよい低級−アルキルからなる群より選択される。
アリール、ヘテロアリール及び複素環において好ましい置換基としては、ハロゲン、低級アルコキシ、低級アルキル、及びアミノが挙げられる。
アルキル、アルケニル、アルキニル又は同様の基が、同一の部分の両端に結合すると、環状構造が形成される。この場合、前記部分の2つの水素が、アルキル、アルケニル、アルキニル又は同様の基の2端によって置換される結果、テトラリン、大員環、又はスピロ化合物等の環状構造が生じることになる。
「アルキル」という語は、1から約20の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖状の飽和炭化水素基を指す。ある実施形態によれば、アルキル置換基は低級アルキル置換基である。「低級アルキル」という語は、1から8の炭素原子、ある実施形態によれば、1から4の炭素原子を有するアルキル基を指す。「低級アルキル」という語は、C1〜4アルキルを指すことが好ましい。アルキル基の例としては、これらに制限されるものではないが、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、及びs−ペンチルが挙げられる。
本明細書で使用される「シクロアルキル」は、炭素原子のみからなる任意の安定な単環又は多環系であって、その各環が飽和されてなるものを指す意であり、「シクロアルケニル」という語は、炭素原子のみからなる任意の安定な単環又は多環系であって、その少なくとも1の環が部分的に不飽和であるものを指す意である。シクロアルキルの例s of s としては、これらに制限されるものではないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、アダマンチル、シクロオクチル、ビシクロアルキル(例えばビシクロオクタン、例えば[2.2.2]ビシクロオクタン又は[3.3.0]ビシクロオクタン等、ビシクロノナン、例えば[4.3.0]ビシクロノナン等、及び、ビシクロデカン、例えば[4.4.0]ビシクロデカン(デカリン)等)、或いはスピロ化合物等が挙げられる。シクロアルケニルの例としては、これらに制限されるものではないが、シクロペンテニル又はシクロヘキセニルが挙げられる。
本明細書で使用される「アルケニル」という語は、不飽和の直鎖又は分岐鎖状の脂肪族炭化水素基であって、二重結合を1つ含み、且つ、2から8、好ましくは2から6の炭素原子を有するものを意味する。かかる「アルケニル基」の例としては、ビニル(エテニル)、アリル、イソプロペニル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル及び5−ヘキセニルが挙げられる。
本明細書で使用される「アルキニル」と言う語は、不飽和の直鎖又は分岐鎖状の脂肪族炭化水素基であって、三重結合を1つ含み、且つ、2から6、好ましくは2から4の炭素原子を有するものを意味する。かかる「アルキニル基」の例としては、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル及び5−ヘキシニルが挙げられる。
本明細書で使用される「ハロゲン」という語の定義は、フッ素、塩素、ヨウ素又は臭素、好ましくはフッ素及び塩素を意味する。
「アリール」は一価の単環又は二環の芳香族炭素環状炭化水素基、好ましくは6〜10員の芳香環系を意味する。好ましいアリール基としては、これらに制限されるものではないが、フェニル、ナフチル、トリル、及びキシリルが挙げられる。
「ヘテロアリール」は、最大2つの環を有する芳香族複素環系を指す。好ましいヘテロアリール基としては、これらに制限されるものではないが、チエニル、フリル、インドリル、ピロリル、ピリジニル、ピラジニル、オキサゾリル、チアキソリル、キノリニル、ピリミジニル、イミダゾール及びテトラゾリルが挙げられる。
二環のアリール又はヘテロアリールの場合には、一方の環がアリール、他方がヘテロアリールでもよく、何れも置換されていてもされていなくてもよい。
「複素環」は、置換又は無置換の、5から8員の、単環又は二環の、芳香族又は非芳香族炭化水素において、1から3の炭素原子が窒素、酸素、又は硫黄原子から選択されるヘテロ原子で置き換えられたものを意味する。例としては、ピロリジン−2−イル;ピロリジン−3−イル;ピペリジニル;モルホリン−4−イル等。
「ヘテロ原子」とはN、O、及びSから選択される原子を意味する。
「アルコキシ、アルコキシル、又は低級アルコキシ」とは、上記の低級アルキル基の何れかが酸素原子に結合したものを指す。典型的な低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ又はプロポキシ、ブチロキシ等が挙げられる。アルコキシの意味に含まれる更なる例としては、複アルコキシ側鎖、例えばエトキシエトキシ、メトキシエトキシ、メトキシエトキシエトキシ等、及び置換アルコキシ側鎖、例えばジメチルアミノエトキシ、ジエチルアミノエトキシ、ジメトキシホスホリルメトキシ等が挙げられる。
「医薬的に許容し得る」(例えば、医薬的に許容し得る担体、賦形剤等)は、具体的な化合物が、その投与対象にとって薬学的に許容し得るとともに、かかる対象に対して実質的に毒性のないことを意味する。
「医薬的に許容し得る塩」とは、本発明の化合物の生物学的効果及び特性を保持する従来の酸付加塩又は塩基付加塩であって、適切な非毒性の有機若しくは無機の酸、又は、有機若しくは無機の塩基から形成される塩を指す。酸付加塩の例としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、及び硝酸等の無機酸から得られるものと、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸から得られるものとが挙げられる。塩基付加塩の例としては、アンモニウム、カリウム、ナトリウム、四級水酸化アンモニウム、例えばテトラメチル水酸化アンモニウムが挙げられる。医薬化合物(即ち薬剤)の塩への化学修飾は、化合物の物理及び化学安定性、吸湿性、流動性、及び溶解性を改善する技法として薬化学者に周知の技法である。例えば、Ansel et al., Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems (6th Ed. 1995) at pp. 196 and 1456-1457 を参照。
式I又はII又はIIIの化合物、並びにそれらの塩は、少なくとも1の不斉炭素原子を有する。従って、ラセミ混合物であってもよく、異なる立体異性体であってもよい。種々の異性体は、既知の分離法(例えばクロマトグラフィー)によって単離することができる。本発明は全ての立体異性体を含む。
本発明の化合物は、細胞増殖性疾患(特に腫瘍学的疾患)の処置及び制御に有用である。これらの化合物、及び前記化合物を含有する製剤は、充実性腫瘍(例えば乳房、結腸、肺、及び前立腺腫瘍等)の処置又は制御に有用である可能性がある。
本発明に係る化合物の治療有効量とは、病気の症状を予防し、軽減し、又は寛解させ、或いは処置対象を延命するのに有効な化合物量を意味する。治療有効量の決定は当業者の技術範囲内である。
本発明に係る化合物の治療有効量又は用量は、広範な値から選択され、本技術分野で公知の手法に従って決定することができる。かかる用量は、各具体的事例における個々の要請に応じて調整される。かかる要請としては、投与される具体的な化合物、投与経路、治療対象の状態、及び、治療される患者が挙げられる。一般に、体重70Kgの成人に対する経口又は非経口投与の場合には、一日用量としては約10mgから約10,000mg、好ましくは約200mgから約1,000mgが適切であるが、適用がある場合には上限を超えてもよい。一日用量は単回で投与しても分割して投与してもよく、非経口投与の場合には、持続注入で投与してもよい。
本発明の製剤としては、経口、鼻腔内、局所(頬内及び舌下を含む)、直腸内、膣内、及び/又は非経口投与に適したものが挙げられる。製剤は便宜上、単位用量形態として供することが好ましく、また、調剤分野で周知の任意の調製法を用いて調製することができる。担体材料と混合して単回用量形態とすることが可能な活性成分の量は、処置される対象に応じて、並びに具体的な投与に応じて異なる。担体材料と混合して単回用量形態とすることが可能な活性成分の量は、通常は式I又はII又はIIIの化合物が治療効果を生じる量とすることができる。一般に、100パーセントに対する活性成分の量は、約1パーセントから約99パーセント、好ましくは約5パーセントから約70パーセント、最も好ましくは約10パーセントから約30パーセントの範囲内である。
これらの製剤又は組成物を調製する方法は、本発明の化合物と、担体と、任意により1又は2以上の補助成分とを混ぜ合わせる工程を有する。製剤の調製は通常、本発明の化合物を、液体担体、微粉化した固体担体、或いはその両方と、均一になるようよく混ぜ合わせ、続いて必要により、生成物を成形することによって行なわれる。
経口投与に適した本発明の製剤は、カプセル、カシェ(cachets)、サシェ(sachets)、丸剤、錠剤、ドロップ(香味基材、通常はスクロース及びアカシア又はトラガカントを使用)、粉末、顆粒の形態でもよく、水系又は非水系液体中の溶液又は懸濁液でもよく、油中水又は水中油のエマルジョン液でもよく、エリキシール又はシロップでもよく、トローチ(不活性基材、例えばゼラチン及びグリセリン、又はスクロース及びアカシアを使用)でもよく、及び/又は、口洗液等でもよい。何れも、所定量の本発明の化合物を活性成分として含有すればよい。また、本発明の化合物は、ボーラス、舐剤、又はペーストとして投与してもよい。
「有効量」とは、病気の症状を予防し、軽減し、又は寛解させ、或いは処置対象を延命するのに有効な量を意味する。
「IC50」とは、具体的に測定される活性の50%を阻害するのに必要な、個々の化合物の濃度を意味する。IC50は特に、以下に記載する手順で測定することができる。
「医薬的に許容し得るエステル」は、カルボキシル基又はヒドロキシ基を有する式I又はII又はIIIの化合物を常法によりエステル化したものであって、式Iの化合物の生物学的効果及び特性を保持するとともに、インビボ(in vivo:生体内)で開裂して、対応するカルボン酸又はアルコールを各々生成するエステルを指す。
本発明の式I又はII又はIIIの化合物は、以下の一般スキームに従って合成することができる。以下の一般的な合成経路において、試薬や薬剤を置き換えることにより、式I〜IIIの化合物を調製し得ることは、当業者であれば容易に認識するであろう。出発物質は市販のものでもよいが、当業者に公知の既定の文献法により合成してもよい。変換において特に重要なのは、アザ・ディールズ・アルダー(aza Diels−Alder)反応を用いた収束的(convergent)[4+2]付加環化によって、式Iのスピロインドリノン化合物のラセミ混合物を立体選択的且つ効率的に得るステップである。キラルクロマトグラフィーによる精製を用いれば、式II又は式IIIの化合物を、光学的に純粋な、或いは濃縮された鏡像異性体の形態で得ることができる。
Figure 0005038337
一般に、適切に選択されたアルデヒドIを、リチウムヘキサメチルジシラミド、クロロトリアルキルシラン、及び、選択的に置換された塩化アシルと、ワンポット(one-pot)多工程法で反応させることにより、2−アザ−1,3−ブタジエンII(スキームI)を得ることができ、これを粗製物として使用することができる。Ghosez, L.等は、2−アザ−1,3−ブタジエンの調製法と、それを用いたアザ・ディールズ・アルダー反応による複素環の形成について報告している(Tetrahedron 1995, 11021;J. Am. Chem. Soc. 1999, 2617;及びこれらに引用された文献)。適切に選択される上記のアルデヒドIは、市販されているか、或いは既定の複数の文献法で合成することができる。
Figure 0005038337
オキシインドールIIIを、適切に置換されたアルデヒド又はケトンと、塩基の存在下、加熱条件下、メタノール、エタノール等のプロトン性溶媒、又は、トルエン、o−キシレン等の非プロトン性溶媒の何れかの中で反応させることにより、中間体IVを得る。一般に使用される塩基はピロリジン又はピペリジンの何れかである。続いて、中間体IVを2−アザ−1,3−ブタジエンIIと、トルエン又はo−キシレン中、約110℃から160℃の加熱下、並びに無水条件下で反応させることにより、スピロインドリノンV及びV’のラセミ混合物を主生成物として、他の微少な立体異性体とともに得る。出発物質である6−置換又は5,6−二置換オキシインドールIIIは、市販のものでもよく、文献法に従って合成されるものでもよい。例えば、5−フルオロ−6−クロロオキシインドール等の場合、Kraynack, E. A.; Dalgard, J. E.; Gaeta, F. C. A. Tetrahedron Letters, 1998, 39, 7679-7682、EP153818。
Figure 0005038337
試薬VIIにおいて、R6が強い電子求引基である場合、イサチンVI及び試薬VIIから代わりに中間体IVを調製することもできる。例えば、R6がシアノであり、R7が置換アリール、ヘテロアリールである場合、イサチンVIを種々のR7置換シアニドVIIと、DBU等の塩基の存在下、メタノール中、加熱条件下で反応させ、IVを形成することができる(スキーム3)。出発物質である6−置換又は5,6−二置換イサチンVIは、市販のものでもよく、文献法に従って合成されるものでもよい。
Figure 0005038337
中間体IVを保護して中間体VIIIとしてもよい。保護基の付加は、クロロギ酸エチル、二炭酸ジ−tert−ブチル、SEM−Cl、臭化ベンジル、及び、4−(ジメチルアミン)ピリジン(DMAP)、トリエチルアミン、NaH、又はLiH等の塩基を用いて、既定の文献法に従って行なうことができる。保護基の形成及びそれらの脱保護の例については、Greene, T.W.等による総括的な説明及び概論が、「Protective Groups Inorganic Synthesis, 2nd Edition」(John Wiley & Sons Inc.)に記載されている。同様にして、中間体VIIIを、スキーム1により調製された選択的な2−アザ−ブタジエンIIと、トルエン又はo−キシレン中、110℃から160℃の加熱下、且つ無水条件下で反応させることにより、中間体IX及びIX’を主生成物として、二つの鏡像異性体のラセミ混合物の形態で、他の微少な立体異性体とともに得ることができる(スキーム4)。中間体IXを脱保護反応(スキーム5)によりVへと変換することができる。有用なPgとしては、カルバミン酸エチル、カルバミン酸tert−ブチル(BOC)、又はトリメチルシリルエトキシメチル(SEM)が挙げられる。カルバミン酸エチルは、IXを室温において、メタノール又はエタノール中、NaOH等の塩基で処理することにより、容易に除去することができる。カルバミン酸tert−ブチル(BOC)は、IXを室温において、トリフルオロ酢酸で処理することにより、容易に除去することができる。トリメチルシリルエトキシメチル(SEM)の脱保護は、まず室温で、ジクロロメタン中、トリフルオロ酢酸によって処理し、次いでメタノール中、ジイソプロピルエチルアミンで処理することにより、達成することができる。
Figure 0005038337
8が低級アルキル、置換低級アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル等の特定の基から選択される場合、別の合成法を用いて化合物V又は中間体IXを得ることもできる。通常、関連する低級アルケニル、又は置換アルケニル、又はシクロアルケニル、又は置換シクロアルケニルから選択されるR8を有する化合物V又は中間体IXの調製は、まずスキーム2又はスキーム4の方法に従い、続いて触媒的水素化反応によって、R8として対応する低級アルキル、又は置換低級アルキル、又はシクロアルキル、又は置換シクロアルキルを有するV又はIXを得ることにより行なわれる。関連する低級アルケニル、又は置換アルケニル、又はシクロアルケニル、又は置換シクロアルケニルから選択されるR8を有する化合物V又は中間体IXを、シモンズ−スミス(Simmons−Smith)試薬(CH22−Et2Zn)で処理することにより、R8として対応する置換シクロプロピル基を有するV又はIXに変換することができる。
制御条件下でVを選択的に保護することにより、IXを得ることができる。この場合の有用な保護基Pgとしては、カルバミン酸エチル又はカルバミン酸tert−ブチル(BOC)が挙げられる(スキーム6)。保護基の付与は、クロロギ酸エチル又は二炭酸ジ−tert−ブチルと、4−(ジメチルアミン)ピリジン(DMAP)等の塩基を用いて、ジクロロメタン中、室温又は低温下で、スキーム4のIVからVIIIへの変換と同様に行なうことができる。
Figure 0005038337
ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基、又はCs2CO3、LiH又はNaH等の無機塩基のいずれかを用い、更に適切に選択されたアルキル化試薬を用いて、N−アルキル化中間体XをIXから調製することができる。続いて保護基(Pg)を除去する反応により、種々のR2誘導体化化合物XIを得ることができる(スキーム7)。
Pgがトリメチルシロキシエトキシメチル(SEM)基であり、R2が−(CH2nClである場合、R2を他の置換基で官能化してもよい。例えば、−(CH2nClを有する中間体XをHNR1011と無溶媒で、又はイソプロパノール等の溶媒中、加熱条件下で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸及びジイソプロピルアミンで処理することにより、R2として−(CH2nNR1011を有する化合物XIを得ることができる。
2基が−(CH2mC(=O)OR’(R’は水素又は低級アルキル基)である場合、周知のカルボキシアミド形成法を用いて化合物XIを変換することにより、R2として(CH2mC(=O)NR1011を有する化合物XIを得ることができる。
10又はR11は、独立に、水素、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルコキシ、置換低級アルコキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、複素環、置換複素環からなる群より選択される。或いは、R10及びR11が結合して、複素環、置換複素環、ヘテロアリール、又は置換ヘテロアリールを形成していてもよい。
n=2,3,4
m=1,2,3
Figure 0005038337
ローソン(Lawesson)試薬又は他の同様の関連試薬を用いることにより、化合物XIを一段階で、チオアミド類似体XIIへと選択的に変換することができる(スキーム8)
Figure 0005038337
2が水素である場合、チオアミド化合物XIIIは、種々のR3誘導体化類似体を調整するための有用な中間体でもある。例えば、化合物XIIIを、活性求核剤、適切に置換されたヒドラジドR9−O(O=C)NHNH2、及びHgCl2又はHg(OAc)2等の第二水銀試薬と反応させることにより、類似体XIVが得られる(スキーム9)。R9は低級アルキル又は置換低級アルキルである。
Figure 0005038337
化合物V及びV’は、キラル超流体クロマトグラフィー(SFC)、又はキラルHPLC、又はキラルカラムクロマトグラフィーを用いて分離することにより、光学的に純粋な、或いは濃縮されたキラル鏡像異性体へと、容易に分離することができる(スキーム10)。上記反応スキームの方法と同様に、中間体X及び化合物XI、XII、XIII、XIVのキラル鏡像異性体は、Vをその鏡像異性体V’で置換し、又はIXをIX’で置換することにより、調製することができる。最初に化合物V及びV’、中間体IX及びIX’が、ラセミ混合物として得られ、続いてこれをキラル分離することなく反応させることにより、対応するX、XI、XII、XIII、又はXIVとその鏡像異性体とのラセミ混合物を得ることができる。上記反応スキームにおけるこれらのX、XI、XII、XIII、又はXIVとその鏡像異性体とのラセミ混合物は、スキーム10と同様にして、光学的に純粋な、或いは濃縮されたキラル鏡像異性体対に、容易に分離することができる。
Figure 0005038337
以下の実施例及び参照文献は、本発明の理解の助けとして提供するものであり、本発明の真の範囲は添付の特許請求の範囲の通りである。
実施例1a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3,3−ジメチル−ブチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
6−クロロオキシインドール(0.26g、1.49mmol)(Crescent)及び3,3−ジメチル−ブチルアルデヒド(0.21g、2.09mmol)(Aldrich)のメタノール(20mL)中混合物に、ピロリジン(0.15g、2.09mmol)(Aldrich)を滴下により加えた。次いで、この混合物を100℃で1時間加熱した。この混合物を濃縮し、残存物を酢酸エチル及び水で分画した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥し、濃縮し、真空乾燥することにより、粗E/Z−6−クロロ−3−(3,3−ジメチル−ブチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを白色固体として得た(収量0.37g、100%)。
実施例1b
中間体1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)(Aldrich)に窒素下、室温でn−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)(Aldrich)を加えた。反応混合物を室温で10分間攪拌した。続いて、乾燥テトラヒドロフラン(30mL)を加え、次に3−クロロ−ベンズアルデヒド(1.19mL、10.5mmol)(Aldrich)を加えた。混合物を室温で0.5時間攪拌した後、トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol)(Aldrich)を滴下により加えた。続いて、冷却用氷浴を用いて混合物の温度を0℃まで低下させた。この混合物にトリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)を一度に加え、続いて塩化アセチル(0.97mL、13.6mmol)のジエチルエーテル(50mL)中溶液を滴下により加えた。冷浴を取り除き、混合物を室温で1時間攪拌した。混合物を窒素下でセライトにより迅速に濾過し、濾液を減圧下で濃縮することにより、粗1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを、黄色の粘性物質として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
同様の変換が、Ghosez, L., Bayard, Ph., Nshimyumukiza, P., Gouverneur, V., Sainte, F., Beaudegnies, R., Rivers, M., Frique-Hesbain, A.-M. and Wynants, C. in Tetrahedron 1995, 11021-11042 に報告されている。
実施例1c
ラセミ(2’S,3S,4’S)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(2,2−ジメチルプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1bで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(0.25g、1mmol)と、トルエン(4mL)との混合物に、実施例1aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3,3−ジメチル−ブチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.25g、1mmol)を加えた。反応混合物を密閉管中、窒素下、110℃で18時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、メタノール(10mL)を加えた。混合物を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc/ヘキサン=2:1)で精製して、ラセミ(2’S,3S,4’S)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(2,2−ジメチルプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを茶色固体として得た(収量0.15g、35%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H24Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 431.1288. Found: 431.1285
同様の変換が、Ghosez, L. and Jnoff, E. in J. Am. Chem. Soc 1999, 2617-2618に報告されている。
実施例2a
中間体E−6−クロロ−3−(2,2−ジメチル−プロピリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロオキシインドール(0.88g、5mmol)を、2,2−ジメチル−プロピオンアルデヒド(0.43g、5mmol)(Aldrich)、ピロリジン(0.36g、5mmol)と、メタノール中で反応させることにより、E−及びZ−6−クロロ−3−(2,2−ジメチル−プロピリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を得た。クロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:2)で精製することにより、E−6−クロロ−3−(2,2−ジメチル−プロピリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを、灰白色泡状物として得た(収量0.82g、70%)。
実施例2b
ラセミ(2’SR,3S,4’R)−4’−(tert−ブチル)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cに記載の方法と同様にして、E−6−クロロ−3−(2,2−ジメチル−プロピリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.23g、1mmol)を、実施例1bで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(0.63g、2.5mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’SR,3S,4’R)−4’−(tert−ブチル)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを、二組のジアステレオ異性体の混合物として得た(収量0.21g、50%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 417.1131. Found: 417.1129
実施例3a
中間体E/Z−6−クロロ−3−イソブチリデン−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロオキシインドール(0.85g、4.8mmol)を、2−メチル−プロピオンアルデヒド(0.42g、5.8mmol)(Aldrich)、ピロリジン(0.41g、5.8mmol)と、メタノール(40mL)中で反応させることにより、E/Z−6−クロロ−3−イソブチリデン−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を茶色泡状物として得た(収量1.0g、100%)。
実施例3b
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cに記載の方法と同様にして、E/Z−6−クロロ−3−イソブチリデン−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.25g、1.1mmol)を、実施例1bで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(1.2g、4.7mmol)とトルエン中で反応させ、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.25g、56%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C21H20Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 403.0975. Found: 403.0975.
実施例4a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
6−クロロオキシインドール(16.2g、92mmol)(Crescent)及び3−クロロ−ベンズアルデヒド(12.9g、92mmol)(Aldrich)の混合物に、メタノール(109mL)中、ピロリジン(6.55g、92mmol)(Aldrich)を滴下により加えた。次いで、この混合物を70℃で3時間加熱した。4℃に冷却後、混合物を濾過し、得られた沈殿物を集め、乾燥することにより、E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を明黄色固体として得た(収量25.2g、95%)。
実施例4b
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(1.33g、4.6mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液に対して、0℃でクロロギ酸エチル(0.66mL、6.9mmol)(Aldrich)を加え、次にトリエチルアミン(0.93g、9.2mmol)を加えた。反応混合物を0℃で30分攪拌した。次に、混合物をHCl水溶液(1N)に注いだ。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥し、濃縮することにより、E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルを黄色固体として得た。これは更なる精製を加えることなく次段で使用した(収量1.7g、100%)。
実施例4c
中間体ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例1bで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンのトルエン(20mL)溶液に対して、実施例6bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.3g、0.83mmol)を加えた。反応混合物を密閉管中、窒素下で135℃で1時間攪拌した。溶液を室温まで冷却した後、メタノール(50mL)を加え、混合物を濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:3)で精製し、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを黄色油状物として得た(収量0.45g、100%)。
実施例4d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.45g、0.92mmol)のメタノール(30mL)溶液に対して、NaOH(66mg、1.65mmol)加えた。混合物を室温で0.5時間攪拌した。溶媒を除去し、残存物を酢酸エチル及びHCl水溶液(1N)で分画した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集めて濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:3)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’−ジオンを白色固体として得た(収量0.2g、51%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H17Cl3N2O2 + H [(M+H)+]: 471.0429. Found: 471.0431.0.
実施例4e
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(84mg)から、キラルSFCによって二つの鏡像異性体を分離し、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量10mg、12%)。HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H17Cl3N2O2 + H [(M+H)+]: 471.0429. Found: 471.0431。また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量17mg、20%)。HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H17Cl3N2O2 + H [(M+H)+]: 471.0429. Found: 471.0428。
実施例5a
中間体E/Z−6−クロロ−3−シクロペンチルメチレン−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロオキシインドール(1.16g、6.59mmol)を、シクロペンタンカルバルデヒド(0.77g、7.85mmol)(Wiley)及びピペリジン(0.67g、7.85mmol)と、メタノール中で反応させることにより、E−及びZ−6−クロロ−3−シクロペンチルメチレン−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を茶色油状物として得た(収量0.8g、49%)。
実施例5b
中間体E/Z−6−クロロ−3−シクロペンチルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4bに記載の方法と同様にして、E/Z−6−クロロ−3−シクロペンチルメチレン−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.8g、3.2mmol)を、クロロギ酸エチル(0.46mL、4.9mmol)及びトリエチルアミン(0.9mL、6.4mmol)と、ジクロロメタン中で反応させることにより、E/Z−6−クロロ−3−シクロペンチルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルを茶色油状物として得た(収量0.6g、58%)。
実施例5c
ラセミ中間体(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロペンチル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、E/Z−6−クロロ−3−シクロペンチルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.32g、1.00mmol)を、実施例1bで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロペンチル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを灰白色泡状物として得た(収量0.26g、52%)。
実施例5d
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロペンチル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.26g、0.52mmol)を、NaOH(37mg、0.93mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.13g、59%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 429.1131. Found: 429.1121.
実施例6a
中間体E/Z−6−クロロ−3−シクロヘキシルメチレン−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロオキシインドール(2g、11.4mmol)を、シクロヘキサンカルバルデヒド(1.53g、13.6mmol)(Aldrich)及びピペリジン(1.35mL、13.6mmol)と、メタノール中で反応させることにより、E−及びZ−6−クロロ−3−シクロヘキシルメチレン−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を茶色固体として得た(収量2.71g、91%)。
実施例6b
中間体E/Z−6−クロロ−3−シクロヘキシルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4bに記載の方法と同様にして、E/Z−6−クロロ−3−シクロヘキシルメチレン−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(2.71g、10.4mmol)を、クロロギ酸エチル(1.47mL、15.6mmol)及びトリエチルアミン(2.89mL、20.7mmol)と、ジクロロメタン中で反応させることにより、E/Z−6−クロロ−3−シクロヘキシルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルを茶色固体として得た(収量3.3g、95%)。
実施例6c
中間体ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル の調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、E/Z−6−クロロ−3−シクロヘキシルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.40g、1.20mmol)を、実施例1bで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ((2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを黄色油状物として得た(収量0.2g、32%)。
実施例6d
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.2g、0.39mmol)を、NaOH(28mg、0.70mmol)と、メタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.05g、29%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H24Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 443.1288. Found: 443.1288.
実施例7a
中間体1−(4−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、4−クロロ−ベンズアルデヒド(1.48g、10.5mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、と反応させ 1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol), n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol), トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol), トリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)及び塩化アセチル(0.97mL、13.6mmol)to give 1−(4−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色の粘性物質として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例7b
ラセミ中間体(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例6bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−シクロヘキシルメチレン−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.40g、1.20mmol)を、実施例7aで調製された1−(4−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを白色固体として得た(収量0.45g、72%)。
実施例7c
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.4g、0.78mmol)を、NaOH(56mg、1.4mmol)と、メタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.15g、44%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H24Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 443.1288. Found: 443.1287.
実施例8a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.3g、0.83mmol)を、実施例7aで調製された1−(4−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを黄色固体として得た(収量0.45g、72%)。
実施例8b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.45g、0.83mmol)を、NaOH(60mg、1.49mmol)と、メタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.2g、51%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H17Cl3N2O2 + H [(M+H)+]: 471.0429. Found: 471.0427.
実施例9a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(4−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロオキシインドール(2g、11.4mmol)を、4−クロロ−ベンズアルデヒド(1.91g、13.6mmol)(1.53g、13.6mmol)(Aldrich)及びピペリジン(1.34mL、13.6mmol)と、メタノール中で反応させることにより、E−及びZ−6−クロロ−3−(4−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を黄色固体として得た(収量:3.3g、100%)。
実施例9b
中間体E/Z−6−クロロ−3−(4−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4bに記載の方法と同様にして、E/Z−6−クロロ−3−(4−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(3.3g、11.3mmol)を、クロロギ酸エチル(1.62mL、17.0mmol)及びトリエチルアミン(3.16mL、22.6mmol)とジクロロメタン中で反応させることにより、E/Z−6−クロロ−3−(4−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルを黄色固体として得た(収量3.0g、73%)。
実施例9c
ラセミ中間体(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(4−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例9bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(4−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.35g、0.97mmol)を、実施例1bで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(4−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを黄色固体として得た(収量0.5g、95%)。
実施例9d
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(4−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(4−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.5g、0.92mmol)を、NaOH(67mg、1.67mmol)と、メタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(4−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.08g、18%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H17Cl3N2O2 + H [(M+H)+]: 471.0429. Found: 471.0427.
実施例10a
中間体1−(3−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、3−メチル−ベンズアルデヒド(1.30g、10.5mmol)(Matrix)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)及び塩化アセチル(0.97mL、13.6mmol)と反応させることにより、1−(3−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色の粘性物質として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例10b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(3−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.4g、1.10mmol)を、実施例10aで調製された1−(3−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(3−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを黄色油状物として得た(収量0.5g、86%)。
実施例10c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(3−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.5g、0.96mmol)を、NaOH(69mg、1.72mmol)と、メタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.15g、35%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H20Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 451.0975. Found: 451.0976.
実施例11a
中間体1−(3−フルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、3−フルオロ−ベンズアルデヒド(1.11mL、10.5mmol)(Fluka)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)及び塩化アセチル(0.97mL、13.6mmol)と反応させることにより、1−(3−フルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色の粘性物質として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例11b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.25g、0.69mmol)を、実施例11aで調製された1−(3−フルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを黄色油状物として得た(収量0.35g、97%)。
実施例11c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.35g、0.66mmol)を、NaOH(48mg、1.19mmol)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.15g、50%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H17Cl2FN2O2 + H [(M+H)+]: 451.0975. Found: 451.0976.
実施例12a
中間体E/Z−3−ベンジリデン−6−クロロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロオキシインドール(1.0g、5.7mmol)を、ベンズアルデヒド(0.6g、5.7mmol)(Aldrich)及びピロリジン(0.4g、5.7mmol)と、メタノール中で反応させることにより、E−及びZ−3−ベンジリデン−6−クロロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を黄色固体として得た(収量1.5g、100%)。
実施例12b
中間体E/Z−3−ベンジリデン−6−クロロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4bに記載の方法と同様にして、E/Z−3−ベンジリデン−6−クロロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(1.5g、5.87mmol)を、クロロギ酸エチル(0.83mL、8.8mmol)及びトリエチルアミン(1.64mL、12mmol)と、ジクロロメタン中で反応させることにより、E/Z−3−ベンジリデン−6−クロロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルを黄色固体として得た(収量2.0g、100%)。
実施例12c
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンのトルエン(30mL)溶液に対して、実施例12bで調製されたE/Z−3−ベンジリデン−6−クロロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.4g、1.22mmol)を加えた。反応混合物を窒素下、密閉管中で140℃で1時間攪拌した。溶液を室温まで冷却した後、メタノール(40mL)を加えた。反応混合物をセライトゲルの短小パッドを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮した。残留物をメタノール(30mL)中に溶解させ、1NのNaOH溶液(5mL、5mmol)を加えた。反応混合物を室温で0.5時間攪拌し、次いで混合物を濃縮した。残留物をで精製した クロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:4)と反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色油状物として得た(収量0.5g、100%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H18Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 437.0818. Found: 437.0817.
実施例13a
中間体1−(3−クロロフェニル)−4−メチル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、塩化プロピオニル(1.2g、13.mmol)(Aldrich)を塩化アセチルの代わりに出発原料として使用し、1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.61g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、3−クロロ−ベンズアルデヒド(1.4g、10mmol)(Aldrich)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)及びトリエチルアミン(1.36g、13mmol)と反応させることにより、1−(3−クロロフェニル)−4−メチル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色の粘性物質として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例13b
ラセミ(2’S,3S,4’R,5’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−5’−メチル−4’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例12cに記載の方法と同様にして、実施例12bで調製されたE/Z−3−ベンジリデン−6−クロロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.32g、0.98mmol)を、実施例13aで調製された1−(3−クロロフェニル)−4−メチル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(1.5g、5.6mmol)とトルエン中で反応させた後、2NのNaOH溶液(4mL、8mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R,5’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−5’−メチル−4’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色泡状物として得た(収量0.21g、48%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H20Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 451.0975. Found: 451.0972.
実施例14a
中間体1−フェニル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、ベンズアルデヒド(1.06g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6mL、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.08mL、10mmol)、トリエチルアミン(1.31mL、13mmol)及び塩化アセチル(1.02g、13mmol)と反応させることにより、1−フェニル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色の粘性物質として得た。これは更なる精製を加えることなく次段で使用した。
実施例14b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14aで調製された1−フェニル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(1.5g、6.8mmol)のトルエン(30mL)溶液に対して、実施例4bで調製されたE/Z−3−ベンジリデン−6−クロロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.22g、0.61mmol)を加えた。反応混合物を密閉管中、窒素下、150℃で1.5時間攪拌した。溶液を室温まで冷却した後、メタノール(40mL)を加えた。反応混合物をセライトゲルの短小パッドを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮した。残留物をエタノール(20mL)に溶解させ、NaOH(0.2g、5mmol)を加え、次に数滴の水を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した後、混合物を濃縮した。残留物を酢酸エチル及び1NのHCl溶液で分画した。有機層を分離し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=2:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(収量0.14g、52%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H18Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 437.0818. Found: 437.0816.
実施例14c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として(25mg)、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(27mg)。
実施例15a
中間体1−(3−メトキシフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、3−メトキシ−ベンズアルデヒド(1.3g、9.5mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.53g、9.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、3.8mL、9.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.2mL、9.5mmol)、トリエチルアミン(1.72mL、12.4mmol)及び塩化アセチル(0.88mL、12.4mmol)と反応させることにより、1−(3−メトキシフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色の粘性物質として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例15b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.23g、0.63mmol)を、実施例15aで調製された1−(3−メトキシフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−4−メチル−2−アザ−1,3−ブタジエン(2g、8.0mmol)とトルエン中で反応させ、次いで2NのNaOH溶液(4mL、8mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量0.2g、69%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H20Cl2N2O3 + H [(M+H)+]: 467.0924. Found: 467.0925.
実施例16a
中間体1−(2−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−クロロ−ベンズアルデヒド(1.3g、9.25mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.49g、9.25mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、3.7mL、9.25mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.2mL、9.25mmol)、トリエチルアミン(1.7mL、12.0mmol)及び塩化アセチル(0.85mL、12.0mmol)と反応させることにより、1−(2−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色の粘性物質として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例16b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.31g、0.85mmol)を、実施例16aで調製された1−(2−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、8.27mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを黄色粘性物として得た(収量0.31g、67%)。
実施例16c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.3g、0.55mmol)を、NaOH(2N、5mL、10mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:0.21g、81%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H17Cl3N2O2 + H [(M+H)+]: 471.0429. Found: 471.0430.
実施例16d
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例16cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(53mg)、また、(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(51mg)。
実施例17a
中間体1−(2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−メチル−ベンズアルデヒド(1.2g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.62g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.3g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例17b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.32g、0.88mmol)を、実施例17aで調製された1−(2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.4g、1.71mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを得た(収量0.4g、87%)。
実施例17c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.4g、0.76mmol)を、2NのNaOH溶液(10mL、20mmol)と、メタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量0.24g、70%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H20Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 451.0975. Found: 451.0972.
実施例17d
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例23cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離し、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(52mg)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(52mg)。
実施例18a
中間体1−(2−エチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−エチル−ベンズアルデヒド(1.6g、11.8mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.96g、11.8mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.7mL、11.8mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.50mL、11.8mmol)、トリエチルアミン(2.13mL、15.3mmol)及び塩化アセチル(1.09mL、15.3mmol)と反応させることにより、1−(2−エチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例18b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.4g、1.1mmol)を、実施例18aで調製された1−(2−エチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−4−メチル−2−アザ−1,3−ブタジエン(3.2g、12.9mmol)とトルエン中で反応させ、次いで2NのNaOH溶液(5mL、10mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量0.085g、17%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 465.1131. Found: 465.1132.
実施例18c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例17bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として(25mg)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(27mg)。
実施例19a
中間体4−メチル−1−(2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例13aに記載の方法と同様にして、2−メチル−ベンズアルデヒド(1.2g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.61g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化プロピオニル(1.2g、13mmol)と反応させることにより、4−メチル−1−(2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更なる精製を加えることなく次段で使用した。
実施例19b
ラセミ(2’R,3R,4’S,5’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−5’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.36g、0.99mmol)を、実施例19aで調製された4−メチル−1−(2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン)とトルエン中で反応させ、次いで2NのNaOH溶液(4mL、8mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S,5’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−5’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.26g、56%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 465.1131. Found: 465.1132.
実施例20
ラセミ(2’R,3R,4’S,5’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)−5’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.36g、0.99mmol)を、実施例13aで調製された1−(3−クロロフェニル)−4−メチル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.2g、8.9mmol)とトルエン中で反応させ、次いで2NのNaOH溶液(4mL、8mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S,5’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)−5’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量0.26g、57%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H19Cl3N2O2+ H [(M+H)+]: 485.0585. Found: 485.0583
実施例21a
中間体1−(2−イソプロピルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−イソプロピル−ベンズアルデヒド(1.5g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.61g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.3g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2−イソプロピルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例21b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.38g、1.05mmol)を、実施例21aで調製された1−(2−イソプロピルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.7g、10.3mmol)とトルエン中で反応させ、次いで2NのNaOH溶液(5mL、10mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.26g、52%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H24Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 479.1288. Found: 479.1289.
実施例21c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例21bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(61mg)、また、(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(66mg)。
実施例22a
中間体1−(2−ブロモフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−ブロモ−ベンズアルデヒド(1.85g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.62g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.3g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2−ブロモフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例22b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.4g、1.1mmol)を、実施例22aで調製された1−(2−ブロモフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(3.0g、10mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを得た(0.45g、69%)。
実施例22c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.45g、0.76mmol)を、メタノール中NaOH(2N、5mL、10mmol)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.25g、64%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H17BrCl2N2O2 + H [(M+H)+]: 514.9923. Found: 514.9926.
実施例22d
キラル(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例22cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(2−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(86mg)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(76mg)。
実施例23a
中間体1−(3−シアノフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、3−シアノ−ベンズアルデヒド(1.2g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.62g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.3g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(3−シアノフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例23b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−シアノフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.42g、1.2mmol)を、実施例23aで調製された1−(3−シアノフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.0g、8.18mmol)とトルエン中で反応させ、次いで2NのNaOH溶液(5mL、10mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−シアノフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色泡状物として得た(収量0.11g、20%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H17Cl2N3O2 + H [(M+H)+]: 462.0771. Found: 462.0771.
実施例24a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(1g、3.4mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液に対して、室温でジ−tert−ブチル−ジカーボネート(1.5g、6.9mmol)(Aldrich)を加え、次に4−ジメチルアミノピリジン(1g、8.2mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した。次に混合物を濃縮し、残存物をクロマトグラフィーで精製することにより、E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを橙色固体として得た(収量1.3g、96%)。
実施例24b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1g、2.6mmol)を、実施例17aで調製された1−(2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(3.3g、14.1mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色泡状物として得た(収量:0.92g、65%)。
実施例24c
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.25g、0.45mmol)のN,N−ジメチル−ホルムアミド(20mL)溶液に対して、0℃でLiH(90mg、11.2mmol)(Aldrich)を加え、次にヨードメタン(0.39g、2.74mmol)を加えた。反応混合物を加温して室温とし、室温で3時間攪拌した。混合物を酢酸エチルで希釈した、次いで飽和NH4Cl溶液で洗浄した。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を集めてMgSO4で乾燥した。溶媒を除去し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:2)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た(収量0.20g、77%)。
実施例24d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
トリフルオロ酢酸(5mL)を、実施例24cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.20g、0.35mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に加えた。混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を真空下で蒸発させた。この残存物に対して飽和NaHCO3溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を集めて水及び食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥した。溶媒を除去し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:4)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:0.075g、46%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 465.1131. Found: 465.1132.
実施例24e
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例24dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、分離キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(24mg)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(23mg)。
実施例25a
中間体1−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、3−フルオロ−2−メチル−ベンズアルデヒド(1.4g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.62g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例25b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.39g、1.08mmol)を、実施例31aで調製された1−(3−フルオロ−フェニル−2−メチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.6g、10.3mmol)と、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを得た(収量0.35g、60%)。
実施例25c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.35g、0.65mmol)を、NaOH(2N、5mL、10mmol)と、メタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.25g、83%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H19Cl2FN2O2 + H [(M+H)+]: 469.0881. Found: 469.0885.
実施例25d
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例25cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(71mg)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(74mg)。
実施例26a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例24cに記載の方法と同様にして、実施例24bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.3g、0.54mmol)を、LiH(86mg、10.9mmol)(Aldrich)及びヨードエタン(2mL、25mmol)と、N,N−ジメチル−ホルムアミド中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色泡状物として得た(収量:0.2g、63%)。
実施例26b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例24dに記載の方法と同様にして、実施例26aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.2g、0.34mmol)を、トリフルオロ酢酸とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色泡状物として得た(収量:0.11g、69%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H24Cl2N2O2 + H [(M+H)+]: 479.1288. Found: 479.1284.
実施例26c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例26bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(29mg)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(27mg)。
実施例27a
中間体1−(2,6−ジメチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2,6−ジメチル−ベンズアルデヒド(1.3g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.61g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2,6−ジメチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを橙色油状物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例27b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例4cに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.4g、1.08mmol)を、実施例27aで調製された1−(2,6−ジメチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.9g、11.7mmol)と、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを得た(収量0.41g、71%)。
実施例27c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,6−ジメチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例4dに記載の方法と同様にして、(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,6−ジメチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.41g、0.76mmol)を、NaOH(0.4g、10mmol)と、メタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,6−ジメチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量0.25g、71%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:465.1131. Found:465.1131.
実施例28a
中間体1−(2,3−ジメチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2,3−ジメチル−ベンズアルデヒド(1.34g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.61g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2,3−ジメチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例28b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジメチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.3g、0.83mmol)を、実施例28aで調製された1−(2,3−ジメチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.4g、9.72mmol)とトルエン中で反応させ、次いでNaOH(0.2g、5mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジメチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量0.20g、53%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:465.1131. Found:465.1131.
実施例29a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(メトキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例24cに記載の方法と同様にして、実施例24bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.02g、1.86mmol)を、LiH(86mg、10.9mmol)(Aldrich)及びブロモ酢酸メチル(0.57g、3.72mmol)(Aldrich)と反応させることにより、ラセミ2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(メトキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体として得た(収量:0.37g、32%)。
実施例29b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(メトキシカルボニル)メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例24dに記載の方法と同様にして、実施例29aで調製されたラセミ2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(メトキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.37g、0.59mmol)を、トリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(メトキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:0.21g、67%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C28H24Cl2N2O4 + H [(M+H)+]:523.1186. Found:523.1183.
実施例30
ラセミ(2’S,3R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−イソプロピル−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンの調製
Figure 0005038337
実施例3bで調製されたラセミ(2’S,3R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’,4’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(60mg、0.15mmol)と、2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスホエタン2,4−ジスルフィド(100mg、0.25mmol)(Aldrich)とのトルエン中(20mL)混合物を120℃で0.5時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、次いで濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:1)で精製することにより、ラセミ(2’S,3R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−イソプロピル−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンを白色固体として得た(収量60mg、92%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C21H20Cl2N2OS + H [(M+H)+]: 419.0746. Found: 419.0744.
実施例31
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(ヒドロキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例29bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(メトキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.21g、0.4mmol)の、メタノール(10mL)及びテトラヒドロフラン(20mL)の混合液中溶液に対して、NaOH水溶液(1N、10mL、10mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌し、次いで濃縮した。残留物を「pH」〜7に中性化し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、H2O、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濃縮することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(ヒドロキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色泡状物として得た。を得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H22Cl2N2O4 + H [(M+H)+]: 509.1030. Found: 509.1028.
実施例32a
中間体1−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−(トリフルオロメチル)−ベンズアルデヒド(1.75g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例32b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.5g、1.38mmol)を、実施例32aで調製された1−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(3.2g、11.1mmol)とトルエン中で反応させ、次いでNaOH(0.2g、5mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量0.45g、64%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H17Cl2F3N2O2 + H [(M+H)+]:505.0692. Found:505.0688.
実施例33
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−6’−チオキソ−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンの調製
Figure 0005038337
実施例30に記載の方法と同様にして、実施例32bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.4g、0.79mmol)を、2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスホエタン2,4−ジスルフィド(0.4g、0.99mmol)と、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−6’−チオキソ−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンを得た(収量0.15g、36%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H17Cl2F3N2OS+H [(M+H)+]:521.0464. Found:521.0458.
実施例34a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(フルオロカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例31で調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(ヒドロキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.12g、0.24mmol)のジクロロメタン(40mL)溶液に対して、0℃で、フッ化シアヌル(48mg、0.35mmol)(Alfa)及びピリジン(37mg、0.48mmol)を加えた。混合物を0℃で2時間攪拌した後、混合物を水及びジクロロメタンで分画した。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を集めてMgSO4で乾燥し、濃縮することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(フルオロカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色粘性物として得た。これは更なる精製を加えることなく次段で使用した(収量:0.12g、98%)。
実施例34b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−カルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(フルオロカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.12g、0.23mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に対して、密閉管中、モルホリン(41mg、0.47mmol)、N−メチルモルホリン(47mg、0.47mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(3mg、0.025mmol)を加えた。混合物にマイクロ波を照射して100℃で10分間加熱した後、混合物を酢酸エチルで希釈し、1NのHCl水溶液及び水で洗浄した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(MeOH:EtOAc=1:19)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−カルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:0.11g、85%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C31H29Cl2N3O4+ H [(M+H)+]:578.1608. Found:578.1600.
実施例34c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−カルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−2−オキソエチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(51mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−2−オキソエチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:15mg、29%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−カルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:14mg、27%)。
実施例35a
中間体1−[5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)− ベンズアルデヒド(1.9g、10mmol)(Matrix)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.61g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−[5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例35b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.41g、1.13mmol)を、実施例35aで調製された1−[5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.9g、9.5mmol)とトルエン中で反応させ、次いでNaOH(0.2g、5mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量0.31g、52%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H16Cl2F4N2O2 + H [(M+H)+]:523.0598. Found:523.0593.
実施例36a
中間体1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、5−フルオロ−2−メチル−ベンズアルデヒド(1.38g、10mmol)(Platte)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.61g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例36b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例14bに記載の方法と同様にして、実施例4bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.25g、0.69mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.5g、9.9mmol)とトルエン中で反応させ、次いでNaOH(1N、5mL、5mmol)とメタノール中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(収量0.13g、41%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H19Cl2FN2O2 + H [(M+H)+]:469.0881. Found:469.0881.
実施例36c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例36bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(35mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:10.7mg、30%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:11mg、31%)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6):δ=2.33(s,3H)、2.72(dd,J=6.6,18.2Hz,1H)、3.03(dd,J=12.3,18.2Hz,1H)、4.02(dd,J=6.6,12.3Hz,1H)、5.44(d,J=1.5Hz,1H)、6.36(dd,J=3,11.4Hz,1H)、6.47(d,J=2Hz,1H)、6.81−6.89(m,2H)、7.11(dd,J=8.1,15Hz,1H)、7.15(brt,J=7Hz,1H)、7.20(dd,J=2,8.1Hz,1H)、7.62(d,J=8.1Hz,1H)、8.09(s,1H)、10.23(s,1H)ppm。
実施例37
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(シクロプロピルアミノ)− カルボニル−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例34aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(フルオロカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.12g、0.23mmol)を、シクロプロピルアミン(0.1g、1.8mmol)(Aldrich)、N−メチルモルホリン(48mg、0.47mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg、0.017mmol)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(シクロプロピルアミノ)−カルボニル−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量0.039g、30%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C30H27Cl2N3O3 [(M+H)+]:548.1502。Found:548.1501.
実施例38
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−[[2−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6−ジオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−1−イル]−1−オキソエチル]−アミノ]−ピペリジンカルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例34aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(フルオロカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.12g、0.23mmol)を、4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.1g、0.5mmol)(Aldrich)、N−メチルモルホリン(48mg、0.47mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg、0.017mmol)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−[[2−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6−ジオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−1−イル]−1−オキソエチル]−アミノ]−ピペリジンカルボン酸tert−ブチルエステルを灰白色固体として得た(収量0.036g、22%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C37H40Cl2N4O5 [(M+H)+]:691.2449. Found:691.2441.
実施例39
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンの調製
Figure 0005038337
実施例30に記載の方法と同様にして、実施例36bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.21mmol)を、2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスホエタン2,4−ジスルフィド(0.2g、0.49mmol)と、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンを白色固体として得た(収量0.095g、92%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H19Cl2FN2OS +H [(M+H)+]:485.0652. Found:485.0648.
実施例40
ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−[2−(トリフルオロメチル)フェニル)]−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]−ヒドラジンカルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例33で調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−6’−チオキソ−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン(0.035g、0.067mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に対して、カルバジン酸エチル(0.019g、0.134mmol)(Aldrich)及び酢酸第二水銀(0.042g、0.134mmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した後、反応混合物をセライトの短小パッドを通じて濾過した。濾液を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル)]−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]−ヒドラジンカルボン酸エチルエステルを白色固体として得た(収量:0.036g、91%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C28H23Cl2F3N4O3 + H [(M+H)+]:591.1172. Found:591.1168
実施例41a
中間体1−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2,4−ジフルオロ−ベンズアルデヒド(1.4g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例41b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,4−ジフルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41aで調製された1−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.4g、9.40mmol)の溶液に対して、トルエン(30mL)中、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.3g、0.77mmol)を加えた。反応混合物を密閉管中、窒素下、140℃で0.5時間攪拌した。溶液を室温まで冷却した後、メタノール(10mL)を加えた。反応混合物をセライトゲルの短小パッドを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮した。残留物を溶解させた ジクロロメタン中(20mL)及びトリフルオロ酢酸(15mL)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した後、混合物を濃縮した。残留物を飽和NaHCO3溶液及び酢酸エチルで分画した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥し、濃縮した。残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=2:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,4−ジフルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量0.23g、63.9%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H16Cl2F2N2O2 + H [(M+H)+]:473.0630. Found:473.0630.
実施例42a
中間体1−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、5−フルオロ−2−メトキシ−ベンズアルデヒド(1.5g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例42b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.3g、0.77mmol)を、実施例42aで調製された1−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.4g、9.0mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(15mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量0.18g、49%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H19Cl2FN2O3 + H [(M+H)+]:485.0830. Found:485.0827.
実施例43a
中間体1−(1−ナフタレニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、ナフタレン−1−カルバルデヒド(1.6g、10mmol)(Lancaster)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(1−ナフタレニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例43b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−ナフタレニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.3g、0.77mmol)を、実施例43aで調製された1−(1−ナフタレニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.7g、10.0mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(15mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−ナフタレニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量0.21g、57%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C28H10Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:487.0975. Found:487.0975.
実施例44a
中間体1−(3−ピリジニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、ピリジン−3−カルバルデヒド(1.1g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(3−ピリジニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例44b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−ピリジニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.3g、0.77mmol)を、実施例44aで調製された1−(3−ピリジニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、9.5mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−ピリジニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(0.21g、62%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H17Cl2N3O2 + H [(M+H)+]:438.0771. Found:438.0771.
実施例45a
中間体1−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2,3−ジフルオロ−6−メトキシ−ベンズアルデヒド(1.8g、10mmol)(Apollo)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを橙色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例45b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.3g、0.77mmol)を、実施例45aで調製された1−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.5g、8.8mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(15mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(0.22g、56%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H18Cl2F2N2O3 + H [(M+H)+]:503.0736. Found:503.0735.
実施例46a
中間体1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、3,4−ジフルオロ−ベンズアルデヒド(1.4g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを橙色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例46b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.3g、0.77mmol)を、実施例46aで調製された1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、8.2mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(0.4g、100%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H16Cl2F2N2O2 + H [(M+H)+]:473.0630. Found:473.0631.
実施例47a
中間体1−(1−シクロヘキセニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、1−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド(1.1g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(1−シクロヘキセニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを灰白色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例47b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−シクロヘキセニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.26g、0.67mmol)を、実施例47aで調製された1−(1−シクロヘキセニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、9.42mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−シクロヘキセニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(0.14g、48%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:441.1131. Found:441.1131.
実施例48
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンの調製
Figure 0005038337
実施例30に記載の方法と同様にして、実施例46bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.3g、0.63mmol)を、2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスホエタン2,4−ジスルフィド(0.32g、0.77mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンを得た(収量0.29g、94%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H16Cl2F2N2OS +H [(M+H)+]:489.0401. Found:489.0402.
実施例49
ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例40に記載の方法と同様にして、実施例48で調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン(0.24g、0.49mmol)を、カルバジン酸エチル(0.1g、0.99mmol)、酢酸第二水銀(0.24g、0.76mmol)及びトリエチルアミン(0.1g、0.99mmol)テトラヒドロフラン(20mL)中と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステルを白色固体として得た(収量0.21g、77.8%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H22Cl2F2N4O3 + H [(M+H)+]:559.1110. Found:559.1109.
実施例50a
中間体1−(1,3−ベンゾジオキソル−4−イル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2,3−(メチレンジオキシ)−ベンズアルデヒド(1.5g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(1,3−ベンゾジオキソル−4−イル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色油状物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例50b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(1,3−ベンゾジオキソル−4−イル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.25g、0.67mmol)を、実施例50aで調製された1−(1,3−ベンゾジオキソル−4−イル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、7.98mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(1,3−ベンゾジオキソル−4−イル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(0.20g、62%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H18Cl2N2O4 + H [(M+H)+]:481.0717。Found:481.0717.
実施例51
ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例40に記載の方法と同様にして、実施例39で調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン(0.17g、0.35mmol)を、カルバジン酸エチル(0.15g、1.49mmol)、酢酸第二水銀(0.26g、0.82mmol)及びトリエチルアミン(0.17g、1.69mmol)とテトラヒドロフラン(20mL)中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステルを白色固体として得た(収量0.14g、73.7%)。
実施例52a
中間体2,3−ジフルオロ−6−メチル−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
1,2−ジフルオロ−4−メチル−ベンゼン(5.0g、39mmol)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液に対して、−78℃でリチウムジイソプロピルアミン(24mL、THF中1.8M、43mmol)を、滴下により15分間かけて加えた。混合物を−78℃で更に20分間攪拌した。続いて、N,N−ジメチル−ホルムアミド(3.6mL、47mmol)を一度に加えた。混合物を−78℃で10分間攪拌し、次いで酢酸(9.4g、1.56mmol)でクエンチした後、水(37.6mL)を加えた。混合物を酢酸エチル及び水で分画した。有機層を分離し、濃縮した。残留物をでクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:1)精製することにより、2,3−ジフルオロ−6−メチル−ベンズアルデヒドを無色油状物として得た(収量:3.5g、57.5%)。
実施例52b
中間体1−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例52aで調製された2,3−ジフルオロ−6−メチル−ベンズアルデヒド(1.56g、10mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを橙色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例52c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.03mmol)を、実施例52bで調製された1−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.7g、10.0mmol)とトルエン中で反応させ、次にトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量:0.41g、83.7%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H18Cl2F2N2O2 + H [(M+H)+]:487.0786 Found:487.0780.
実施例53a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロ−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.25g、1.35mmol、EP153818記載の手順で調製)を、3−クロロ−ベンズアルデヒド(0.34g、2.44mmol)及びピロリジン(0.19g、2.68mmol)と、メタノール中で反応させることにより、の混合物 E−及びZ−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを黄色固体として得た。
実施例53b
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例24aに記載の方法と同様にして、E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.45g、1.46mmol)を、ジ−tert−ブチル−ジカーボネート(0.4g、1.83mmol)(Aldrich)、トリエチルアミン(0.5g、4.95mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)と、ジクロロメタン中(30mL)で反応させることにより、E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固体として得た(収量:0.6g、100%)。
実施例53c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−5−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例53bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−5−フルオロ−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、0.98mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、8.37mmol)とトルエン中で反応させ、次にトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−5−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量:0.35g、72.9%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H18Cl2F2N2O2 + H [(M+H)+]:487.0786. Found:487.0779.
実施例54
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンの調製
Figure 0005038337
実施例30に記載の方法と同様にして、実施例52cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.18g、0.37mmol)を、2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスホエタン2,4−ジスルフィド(0.32g、0.96mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンを得た(収量0.13g、69.8%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H18Cl2F2N2OS +H [(M+H)+]:503.0558. Found:503.0554.
実施例55a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例4aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(2.3g、7.9mmol)のN,N−ジメチル−ホルムアミド(20mL)溶液に対して、0℃で、NaH(鉱油中60%)(0.32g、7.9mmol)(Aldrich)を加え、続いてテトラヒドロフラン(20mL)中の塩化2−(トリメチルシリル)エトキシメチル(1.32g、7.9mmol)を滴下により加えた。反応混合物を0℃で0.5時間攪拌し、次に氷水により冷却した。粗製物を酢酸エチルで2度抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥した。溶媒を除去し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:5)で精製することにより、E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを黄色油状物として得た(収量3.0g、90%)。
実施例55b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンのトルエン中(50mL)の溶液に対して、実施例55aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(3.0g、7.14mmol)を加えた。反応混合物を密閉管中、窒素下、148℃で40分間攪拌し、溶液を室温まで冷却した後、メタノール(50mL)を加え、次いで混合物を濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=2:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを灰白色固体として得た(収量2.1g、49%)。
実施例55c
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例55bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(1.0g、1.67mmol)のN,N−ジメチル−ホルムアミド(20mL)溶液に対して、室温でブロモ酢酸tert−ブチルエステル(0.8g、4.1mmol)及び炭酸セシウム(3.0g、9.20mmol)を加えた。反応混合物を窒素下で4時間攪拌した後、飽和NH4Cl水溶液に注ぎ入れた。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。残留物をで精製した クロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:4)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシランを白色泡状物として得た(収量0.58g、48.7%)。
実施例55d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例55cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.54g、0.76mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に対して、トリフルオロ酢酸(20mL)を加えた。反応混合物を室温で18時間攪拌した。反応混合物を濃縮した。残留物をメタノール(10mL)に再溶解させた。得られた溶液に対してN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(1mL、5.53mmol)を加え、粗製物を1時間還流した。反応混合物を濃縮し、残存物を酢酸エチル及びHCl水溶液(1N)で分画した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥し、濃縮した。残留物を酢酸エチル及びヘキサンと練和することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.3g、75%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H21Cl2FN2O4 +H [(M+H)+]:527.0935 Found:527.0926.
実施例56a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−メチル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例24cに記載の方法と同様にして、実施例55bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.3g、0.5mmol)を、LiH(0.17g、21.4mmol)(Aldrich)及びヨードメタン(4g、28.2mmol)と、N,N−ジメチル−ホルムアミド(40mL)中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−メチル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色固体として得た(収量:0.16g、51.6%)。
実施例56b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−メチル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−エタノールの調製
Figure 0005038337
実施例56aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−メチル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.16g、0.26mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に対して、トリフルオロ酢酸(20mL)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した。反応混合物を濃縮した。残留物を飽和NaHCO3 水溶液で中性化し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−メチル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−エタノールを得た(収量90mg、67.7%)。
実施例56c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例56bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−メチル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−エタノール(0.09g、0.175mmol)のメタノール(10mL)溶液に対して、N,N’−ジイソプロピルエチルアミン(2mL、11.1mmol)を加え、粗製物を1時間還流した。反応混合物を濃縮し、残存物を酢酸エチル及び水で分画した。有機層を分離し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:2)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.06g、70.6%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H21Cl2FN2O2 +H [(M+H)+]:483.1037. Found:483.1042.
実施例56d
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例56cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(50mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:20mg、40%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:20mg、40%)。
実施例57a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34aに記載の方法と同様にして、実施例55dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(ヒドロキシカルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.19mmol)を、フッ化シアヌル(51mg、0.38mmol)(Alfa)及びピリジン(45mg、0.57mmol)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量:0.1g、100%)。
実施例57b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例57aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(フルオロカルボニル)−メチル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.18mmol)を、1−メチル−ピペリジン−4−イルアミン(0.1g、0.88mmol)、N−メチルモルホリン(0.1g、0.99mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(1mg、0.008mmol)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量0.041g、36.7%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C33H33Cl2FN4O3 +H [(M+H)+]:623.1987. Found:623.1989.
実施例57c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例57bで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(30mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:10mg、17%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:10mg、17%)。
実施例58
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例57aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.18mmol)を、4−アミノ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.1g、0.50mmol)、N−メチルモルホリン(0.1g、0.99mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg、0.017mmol)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.075g、58.6%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C37H39Cl2FN4O5 +H [(M+H)+]:709.2355. Found:709.2354.
実施例59a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例58で調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.07g、0.099mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に対して、トリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで濃縮した。残留物を飽和NaHCO3溶液で中性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥し、濃縮することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.06g、99%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C32H31Cl2FN4O3 +H [(M+H)+]:609.1830 Found:609.1820.
実施例59b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例59aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(40mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:12mg、30%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:12mg、30%)。
実施例60a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例24cに記載の方法と同様にして、実施例55bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.8g、1.33mmol)を、LiH(0.5g、62.5mmol)及び1−クロロ−3−ヨード−プロパン(3.9g、19.1mmol)と、N,N−ジメチル−ホルムアミド(20mL)中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色体として得た(収量:0.43g、47.8%)。
実施例60b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−(3−クロロ−プロピル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.24g、0.36mmol)と、モルホリン(10mL)との混合物を120℃で1時間加熱した。混合物を濃縮し、乾固させた。得られた残留物に、ジクロロメタン(20mL)、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)を加えた。反応混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残存物を酢酸エチル及び飽和NaHCO3溶液で分画した。有機層を分離し、濃縮した。残留物をメタノール(10mL)に再溶解させた。得られた溶液に対して、N,N’−ジイソプロピルエチルアミン(2mL、11.0mmol)を加え、この粗製物を100℃で1時間加熱した。反応混合物を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(MeOH:EtOAc=1:9)で精製するることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.08g、37.9%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C32H32Cl2FN3O3 +H [(M+H)+]:596.1878 Found:596.1877.
実施例60c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(100mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:34mg、34%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:35mg、35%)。
実施例61a
中間体1−(1−イソプロピル−4−メチル−1−ペンテニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−イソプロピル−5−メチル−2−hexenal(1.54g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(1−イソプロピル−4−メチル−1−ペンテニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例61b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−4−メチル−ペンタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.3g、0.77mmol)を、実施例61aで調製された1−(1−イソプロピル−4−メチル−1−ペンテニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、8.2mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−4−メチル−ペンタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(0.18g、48.7%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H30Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:485.1757. Found:485.1755.
実施例62a
中間体1,2−ジフルオロ−4−イソプロポキシ−ベンゼンの調製
Figure 0005038337
3,4−ジフルオロ−フェノール(5g、38.4mmol)のアセトン(50mL)溶液に対して、炭酸カリウム(54g、38.4mmol)及び2−ヨード−プロパンを加えた。反応混合物を還流温度に24時間加熱した。粗製物を冷却し、セライトの短小パッドを通じて濾過した。濾液を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:9)で精製することにより、1,2−ジフルオロ−4−イソプロポキシ−ベンゼンを無色油状物として得た(収量6.12g、92.3%)。
実施例62b
中間体2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例52aに記載の方法と同様にして、実施例62aで調製された1,2−ジフルオロ−4−イソプロポキシ−ベンゼン(5.77g、33.5mmol)を、リチウムジイソプロピルアミン(20.5mL、THF中1.8M、36.9mmol)、N,N−ジメチル−ホルムアミド(3.11mL、40.2mmol)と反応させ、テトラヒドロフラン中酢酸(8.0g、134mmol)でクエンチすることにより、2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−ベンズアルデヒドを白色結晶として得た(収量:6.02g、89.9%)。
実施例62c
中間体1−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例62bで調製された2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−ベンズアルデヒド(2.0g、10mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色油状物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例62d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例62cで調製された1−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.5g、7.98mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.41g、75.9%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H22Cl2F2N2O3 + H [(M+H)+]:531.1049. Found:531.1049.
実施例62e
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例62dで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た。
実施例63
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60bに記載の方法と同様にして、実施例60aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(91mg、0.134mmol)を、ピロロジン(2mL)、トリフルオロ酢酸(10mL)、次いでN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(2mL)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(21mg、26.9%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C32H32Cl2FN3O2 + H [(M+H)+]:580.1929. Found:580.1926.
実施例64a
中間体1−(3−メトキシカルボキシl−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−安息香酸メチルエステル(1.5g、10mmol)(Acros)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(3−メトキシカルボキシル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例64b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メトキシカルボニル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例64aで調製された1−(3−メトキシカルボニル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.4g、8.65mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メトキシカルボニル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.28g、56%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H20Cl2N2O4 + H [(M+H)+]:495.0873 Found:495.0872.
実施例65
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[3−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60bに記載の方法と同様にして、実施例60aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(88mg、0.134mmol)を、ピロロジン(0.4g、3.1mmol)、トリフルオロ酢酸(10mL)、次いでN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(2mL)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[3−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(33mg、38.8%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C34H35Cl2FN4O3 + H [(M+H)+]:637.2143 Found:637.2139.
実施例66a
中間体1−(1−エチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−エチル−ブタ−2−エナル(1.54g、10mmol)(TCI-US)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(1−エチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例66b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例66aで調製された1−(1−エチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、9.93mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.24g、54.5%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:429.1131. Found:429.1129.
実施例66c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例66bで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た。
実施例67a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60bに記載の方法と同様にして、実施例60aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.21mg、0.31mmol)を、チオモルホリン1,1−ジオキシド(0.47g、3.48mmol)、トリフルオロ酢酸(10mL)、次いでN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(2mL)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(72mg、36.2%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C32H32Cl2FN3O4S + H [(M+H)+]:644.1548. Found:644.1542.
実施例67b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例67aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た。
実施例68a
中間体1−(2,5−ジメチル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2,5−ジメチル−ベンズアルデヒド(1.34g、10mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2, 5−ジメチル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例68b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2, 5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例68aで調製された1−(2, 5−ジメチル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.3g、9.31mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2, 5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:465.1131 Found:465.1128.
実施例68c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例68bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2, 5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンから、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2, 5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として、また、キラル((2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た。
実施例69a
中間体1−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−カルバルデヒド(1.24g、10mmol)(ASDI-INTER)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例69b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例69aで調製された1−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.5g、10.5mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(15mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.14g、30.4%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H20Cl2N4O2 + H [(M+H)+]:455.1036 Found: 455.1035.
実施例70a
中間体1−(1−メチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−メチル−ブタ−2−エナル(0.84g、10mmol)(EASTMAN)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(1−メチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例70b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.35g、0.89mmol)を、実施例70aで調製された1−(1−メチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、9.93mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.19g、51.4%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H20Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:415.0975. Found:415.0975.
実施例71a
中間体1−(1−メチル−ブタ−1−エニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−メチル−ペンタ−2−エナル(2.0g、20mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(3.2g、20mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、8mL、20mmol)、トリメチルシリルクロリド(2.2g、20mmol)、トリエチルアミン(2.7g、26mmol)及び塩化アセチル(2.0g、26mmol)と反応させることにより、1−(1−メチル−ブタ−1−エニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例71b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチル−ブタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例71aで調製された1−(1−メチル−ブタ−1−エニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(3.2g、15.2mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチル−ブタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.24g、54.5%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:429.1131. Found:429.1127.
実施例72a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例66bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.3g、0.70mmol)の酢酸エチル(30mL)溶液に対して、酸化白金(0.35g、1.54mmol)を加えた。得られた懸濁液を水素(50psi)下で6時間激しく攪拌した。混合物をセライトの短小パッドを通じて濾過した。濾液を濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.11g、37.7%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H24Cl2N2O2 +H [(M+H)+]:431.1288 Found:431.1285.
実施例72b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(60mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:24mg、40%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量:24mg、40%)。
実施例73a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例55bに記載の方法と同様にして、実施例55aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(3.4g、8.10mmol)を、実施例62cで調製された1−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(16g、51.1mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを灰白色固体として得た。
実施例73b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例24cに記載の方法と同様にして、実施例73aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(1.8g、2.72mmol)を、LiH(1.0g、125mmol)及び1−クロロ−3−ヨード−プロパン(5.0g、24.5mmol)とN,N−ジメチル−ホルムアミド(40mL)中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色体として得た(収量:0.67g、33.5%)。
実施例73c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60bに記載の方法と同様にして、実施例73bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(0.3g、0.41mmol)を、モルホリン(10mL)、トリフルオロ酢酸(10mL)、次いでN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(1mL)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.15g、55.6%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C34H35Cl2F2N3O4 + H [(M+H)+]:658.2046, Found:658.2038.
実施例73d
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例73cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(120mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:55mg、46%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:54mg、45%)。
実施例74a
中間体1−(1−エチリデン−ペンチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−エチリデン−ヘキサナル(1.1g、8.68mmol)(Aldrich)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(2.7g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、26mmol)と反応させることにより、1−(1−エチリデン−ペンチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更なる精製を加えることなく次段で使用した。
実施例74b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチリデン−ペンチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例74aで調製された1−(1−エチリデン−ペンチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、8.77mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(15mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチリデン−ペンチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(0.13g、27.7%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H26Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:457.1444 Found:457.1443.
実施例75
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンの調製
Figure 0005038337
実施例30に記載の方法と同様にして、実施例62dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.45g、0.85mmol)を、2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスホエタン2,4−ジスルフィド(0.6g、1.8mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンを得た(収量0.36g、78.3%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H22Cl2F2N2O2S +H [(M+H)+]:547.0820, Found:547.0821.
実施例76
ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例40に記載の方法と同様にして、実施例75で調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン(0.30g、0.55mmol)を、カルバジン酸エチル(0.3g、2.97mmol)、酢酸第二水銀(0.30g、0.95mmol)及びトリエチルアミン(0.1g、0.99mmol)と、テトラヒドロフラン(40mL)中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステルを白色固体として得た(収量0.25g、73.5%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C30H28Cl2F2N4O4 + H [(M+H)+]:617.1529, Found:617.1523.
実施例77a
中間体シクロペンタ−1−エンカルバルデヒドの調製
Figure 0005038337
過ヨウ素酸ナトリウム(28.3g、0.13mol)(Aldrich)の酸性の水(250mL)溶液に対して、1,2−シクロヘキサンジオール(12g、0.10mol)(Acros)のエチルエーテル(150mL)溶液を加えた。混合物を室温で0.5時間激しく攪拌した。KOH水溶液(20%、38.4mL)を加えた後、反応混合物を更に1時間攪拌した。混合物をエチルエーテルで抽出した。有機層を集めて乾燥させた。溶媒を除去することにより、シクロペンタ−1−エンカルバルデヒドを黄色油状物として得た(収量:7.2g、75%)。
実施例77b
中間体1−(シクロペンタ−1−エニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例77aで調製された2シクロペンタ−1−エンカルバルデヒド(1.4g、14.6mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(2.7g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、26mmol)と反応させることにより、1−(シクロペンタ−1−エニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例77c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(シクロペンタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例77bで調製された1−(シクロペンタ−1−エニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.0g、9.55mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(シクロペンタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.12g、27.3%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H20Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:427.0975 Found:427.0972.
実施例78a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例72に記載の方法と同様にして、実施例77cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(シクロペンタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.23mmol)を、水素(50psi)下、酢酸エチル中、酸化白金で処理することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.031g、31%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:429.1131 Found:429.1131.
実施例78b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例78aで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(30mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(6mg、20%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(6mg、20%)。
実施例79a
中間体E−2−イソプロピル−ブタ−2−エン−1−オールの調製
Figure 0005038337
2−ブチン−1−オール(14g、0.2mol)(Aldrich)及びCuI(32g、0.2mol)(Aldrich)のエーテル溶液に対して、0℃で、イソプロピル塩化マグネシウム(2M、300mL、0.6mol)のテトラヒドロフラン溶液を滴下により加えた。反応混合物を室温で24時間攪拌した。反応混合物を飽和NH4Cl水溶液でクエンチし、エーテルで2度抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン = 1:8)で精製することにより、E−2−イソプロピル−ブタ−2−エン−1−オールを淡黄色油状物として得た(収量5.3g、23%)。
同じ変換が、Duboudin, J. G.; Jousseaume, B. in J. Organometallic Chem, (1979), 168(1), 1-11 and J. Organometallic Chem, (1975), 91(1), C1-C3に報告されている。
実施例79b
中間体E−2−イソプロピル−ブタ−2−エナルの調製
Figure 0005038337
塩化オキサリル(6.49g、51mmol)(Aldrich)のジクロロメタン(50mL)溶液に対して、−78℃で、ジメチルスルホキシド(7.25mL、102mmol)のジクロロメタン(40mL)溶液を滴下によりを加えた。5分後、実施例79aで調製されたE−2−イソプロピル−ブタ−2−エン−1−オール(5.3g、46mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液を滴下により加えた。反応混合物を−78℃で15分間攪拌した。トリエチルアミン(22mL、0.19mol)を加え、反応混合物を徐々に室温まで暖め、室温で45分間攪拌した。水を加え、有機層を分離した。水層をエーテルで抽出した。有機層を集めて10%のHCl、飽和NaHCO3、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濃縮することにより、粗E−2−イソプロピル−ブタ−2−エナルを黄色油状物として得た(収量5.3g、98%)。
実施例79c
中間体1−(1−イソプロピル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例79bで調製されたE−2−イソプロピル−ブタ−2−エナル(2.2g、20mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(3.2g、20mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、20mmol)、トリメチルシリルクロリド(2.2g、20mmol)、トリエチルアミン(2.72g、26mmol)及び塩化アセチル(2g、26mmol)と反応させることにより、1−(1−イソプロピル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例79d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.5g、1.3mmol)を、実施例79cで調製された1−(1−エチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(3.7g、16.4mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.28g、50%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H24Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:443.1288, Found:443.1284
実施例79e
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例79dで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(40mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(12mg、30%)及びキラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(12mg、30%)。
実施例80a
中間体1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、エチルアクロレイン(2.1g、22mmol)(TCI-US)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(3.2g、20mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、8mL、20mmol)、トリメチルシリルクロリド(2.2g、20mmol)、トリエチルアミン(2.9g、27mmol)及び塩化アセチル(2g、27mmol)と反応させることにより、1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例80b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.42g、1.1mmol)を、実施例80aで調製された1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(3.2g、16.2mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.31g、67%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H20Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:415.0975, Found:415.0975
実施例80c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例80bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(150mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(63mg、42%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(60mg、40%)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6):δ=0.68(t,J=7.5Hz,3H)、1.35−1.51(m,1H)、1.72−1.85(m,1H)、2.56(dd,J=6.0,18.3Hz,1H)、2.90(dd,J=12.3,18.3Hz,1H)、3.77(dd,J=6.0,12.3Hz,1H)、4.53(s,1H)、4.70(s,1H)、4.78(s,1H)、6.61(d,J=1.8Hz,1H)、6.62(d,J=6Hz,1H)、6.74(s,1H)、7.04−7.13(m,2H)、7.18(brd,J=8.6Hz,1H)、7.35(d,J=8.6Hz,1H)、7.93(s,1H)、10.45(s,1H)ppm.
実施例81a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例55bに記載の方法と同様にして、実施例55aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(5.4g、12.8mmol)を、実施例66aで調製された1−(1−エチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(20g、95mmol)と、トルエン中(200mL)で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色粘性物として得た(収量6.1g、85%)。
実施例81b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例55cに記載の方法と同様にして、実施例81aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(1.6g、2.8mmol)を、ブロモ−酢酸 tert−ブチルエステル及び炭酸セシウムと、N,N−ジメチルホルムアミド中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色泡状物として得た(収量0.7g、37%)。
実施例81c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例55dに記載の方法と同様にして、実施例81bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.6g、0.89mmol)を反応させて、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.35g、80%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H24Cl2N2O4 +H [(M+H)+]:487.1186, Found:487.1186 .
実施例82a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−フルオロカルボニルメチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34aに記載の方法と同様にして、実施例81cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1−ヒドロキシカルボニル−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.16g、0.33mmol)を、フッ化シアヌル(0.044mL、1.64mmol)(Alfa)及びピリジン(0.13g、1.64mmol)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量:0.12g、75%)。
実施例82b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例82aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.12g、0.24mmol)を、2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オール(73mg、0.82mmol)、N−メチルモルホリン(0.2g、1.98mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg、0.016mmol)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量92mg、67%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C29H33Cl2N3O4 +H [(M+H)+]:558.1921, Found:558.1921
実施例82c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例82bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(50mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:21mg、42%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:19mg、38%)。
実施例83a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例24cに記載の方法と同様にして、実施例81aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(2.4g、4.3mmol)を、LiH(1g、125mmol)及び1−クロロ−3−ヨード−プロパン(8g、39mmol)と、N,N−ジメチル−ホルムアミド(40mL)中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色体として得た(収量:0.61g、22%)。
実施例83b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60bに記載の方法と同様にして、実施例83aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.3g、0.47mmol)を、モルホリン(12mL)、トリフルオロ酢酸(5mL)、次いでN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2mL)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.15g、57%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C30H35Cl2N3O3 + H [(M+H)+]:556.2128。Found:556.2123.
実施例83c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例83bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(150mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:61mg、41%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:63mg、42%)。
実施例84a
中間体3−メチル−2−メチレン−ブタン−1−オールの調製
Figure 0005038337
実施例79aに記載の方法と同様にして、イソプロピル塩化マグネシウム(エーテル中2M、300mL、0.6mol)を、プロパルギルアルコール(11.2g、0.2 mol、Aldrich)及びCuI(32g、0.2mol)と反応させることにより、3−メチル−2−メチレン−ブタン−1−オールを無色油状物として得た(収量:2.4g、12%)。
実施例84b
中間体3−メチル−2−メチレン−ブチルアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例79bに記載の方法と同様にして、実施例84aで調製された3−メチル−2−メチレン−ブタン−1−オール(2.4g、24mmol)を酸化することにより、3−メチル−2−メチレン−ブチルアルデヒドを黄色油状物として得た(収量:1.6g、68%)。
実施例84c
中間体1−(2−メチル−1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、3−メチル−2−メチレン−ブチルアルデヒド で調製された 実施例84b(1.3g、13mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.36g、13mmol)及び塩化アセチル(1.02g、13mmol)と反応させることにより、1−(2−メチル−1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例84d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチル−1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.41g、1.1mmol)を、実施例84cで調製された1−(2−メチル−1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.1g、10mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチル−1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(0.13g、28%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:429.1131, Found:429.1133
実施例85a
中間体3,3−ジメチル−2−メチレン−ブタン−1−オールの調製
Figure 0005038337
実施例79aに記載の方法と同様にして、tert−ブチル塩化マグネシウム(エーテル中2M、300mL、0.6mol)を、プロパルギルアルコール(11.2g、0.2mol、Aldrich)及びCuI(32g、0.2mol)と反応させることにより、3,3−ジメチル−2−メチレン−ブタン−1−オールを淡黄色油状物として得た(収量:12.3g、54%)。
実施例85b
中間体3,3−ジメチル−2−メチレン−ブチルアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例79bに記載の方法と同様にして、実施例85aで調製された3,3−ジメチル−2−メチレン−ブタン−1−オール(12.3g、0.11mol)を酸化することにより、3,3−ジメチル−2−メチレン−ブチルアルデヒドを黄色油状物として得た(収量:8.3g、67%)。
実施例85c
中間体1−(2,2−ジメチル−1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例85bで調製された3,3−ジメチル−2−メチレン−ブチルアルデヒド(2.2g、20mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(3.2g、20mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、8mL、20mmol)、トリメチルシリルクロリド(2.2g、20mmol)、トリエチルアミン(2.7g、27mmol)及び塩化アセチル(2g、27mmol)と反応させることにより、1−(2, 2−ジメチル−1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例85d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,2−ジメチル−1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.41g、1.1mmol)を、実施例85cで調製された1−(2,2−ジメチル−1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(3.4g、15mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,2−ジメチル−1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(0.27g、55%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H24Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:443.1288。Found:443.1288
実施例86
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−モルホリン−4−イル−エチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例83aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.12g、0.24mmol)を、4−(2−アミノエチル)モルホリン(85mg、0.66mmol)(Aldrich)、N−メチルモルホリン(0.1g、0.98mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(2mg、0.015mmol)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−モルホリン−4−イル−エチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量31mg、22%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C31H36Cl2N4O4 + H [(M+H)+]:599.2187, Found:599.2185
実施例87a
中間体1−イソプロペニル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−メタクロレイン(2g、20mmol)(Acros)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(3.2g、20mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、8mL、20mmol)、トリメチルシリルクロリド(2.2g、20mmol)、トリエチルアミン(2.7g、27mmol)及び塩化アセチル(2.0g、27mmol)と反応させることにより、1−イソプロペニル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例87b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.41g、1.1mmol)を、実施例87aで調製された1−イソプロペニル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(3.4g、18mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.27g、61%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C21H18Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:401.0818. Found:401.0818
実施例87c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例87bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(80mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(28mg、35%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(26mg、33%)。
1HNMR(300MHz,DMSO−d6):δ=1.24(s,3H)、2.55(dd,J=6.0,18.0Hz,1H)、2.89(dd,J=13.2,18.0Hz,1H)、3.75(dd,J=6.0,13.2Hz,1H)、4.49(s,1H)、4.71(s,1H)、4.77(s,1H)、6.60−6.63(m,2H)、6.74(t,J=1.8Hz,1H)、7.04−7.12(m,2H)、7.17(brd,J=8.1Hz,1H)、7.34(d,J=8.1Hz,1H)、8.00(s,1H)、10.44(s,1H)ppm.
実施例88a
中間体2−メチレン−ペンタン−1−オールの調製
Figure 0005038337
実施例79aに記載の方法と同様にして、プロピル塩化マグネシウム(エーテル中2M、375mL、0.75mol)を、プロパルギルアルコール(14g、0.25mol)及びCuI(40g、0.25mol)と反応させることにより、2−メチレン−ペンタン−1−オールを無色油状物として得た(収量:16.9g、67%)。
実施例88b
中間体2−メチレン−ペンタナールの調製
Figure 0005038337
実施例79bに記載の方法と同様にして、実施例88aで調製された2−メチレン−ペンタン−1−オール(16.5g、0.165mol)を酸化することにより、2−メチレン−ペンタナールを黄色油状物として得た(収量:6.7g、41%)。
実施例88c
中間体1−(1−メチレン−ブチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例88bで調製された2−メチレン−ペンタナール(2.1g、21mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(3.2g、20mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、8mL、20mmol)、トリメチルシリルクロリド(2.2g、20mmol)、トリエチルアミン(2.7g、27mmol)及び塩化アセチル(2g、27mmol)と反応させることにより、1−(1−メチレン−ブチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例88d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.45g、xx mmol)を、実施例88cで調製された1−(1−メチレン−ブチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(0.45g、1.1mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(0.34g、72%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:429.1131. Found:429.1131
実施例88e
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例88dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(90mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(32mg、36%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(30mg、33%)。
実施例89a
中間体4−メチル−2−メチレン−ペンタン−1−オールの調製
Figure 0005038337
実施例79aに記載の方法と同様にして、イソブチル塩化マグネシウム(エーテル中2M、375mL、0.75mol)を、プロパルギルアルコール(14g、0.25mol)及びCuI(40g、0.25mol)と反応させることにより、4−メチル−2−メチレン−ペンタン−1−オールを無色油状物として得た(収量:27g、95%)。
実施例89b
中間体4−メチル−2−メチレン−ペンタナールの調製
Figure 0005038337
実施例79bに記載の方法と同様にして、実施例89aで調製された4−メチル−2−メチレン−ペンタン−1−オールを酸化することにより、4−メチル−2−メチレン−ペンタナールを黄色油状物として得た(収量:21g、77%)。
実施例89c
中間体1−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例89bで調製された4−メチル−2−メチレン−ペンタナール(11g、100mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(16g、100mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、40mL、100mmol)、トリメチルシリルクロリド(11g、100mmol)、トリエチルアミン(13.6g、14mmol)及び塩化アセチル(10.2g、14mmol)と反応させることにより、1−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例89d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2g、5mmol)を、実施例89cで調製された1−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(21g、93mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(1.3g、59%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H24Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:443.1288. Found:443.1285
実施例89e
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例89dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(300mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(130mg、43%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(130mg、43%)。
実施例90
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンの調製
Figure 0005038337
実施例30に記載の方法と同様にして、実施例89dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(1.4g、3.1mmol)を、2,4−ビス−(4−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジホスホエタン2,4−ジスルフィド(1.7g、4.25mmol)とトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オンを灰白色固体として得た(収量1.2g、84%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H24Cl2N2OS +H [(M+H)+]:459.1059. Found:459.1055.
実施例91a
中間体4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−ベンゼンの調製
Figure 0005038337
3,4−ジフルオロ−フェノール(10g、77mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(50mL)溶液に対して、炭酸カリウム(20g、145mmol)及びヨードエタン(50g、320mmol、Aldrich)を加えた。反応混合物を還流温度に48時間加熱した。粗製物を室温に冷却し、セライトの短小パッドを通じて濾過した。濾液を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:8)で精製することにより、4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−ベンゼンを無色油状物として得た(収量11g、90%)。
実施例91b
中間体6−エトキシ−2,3−ジフルオロ−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例52aに記載の方法と同様にして、実施例91aで調製された4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−ベンゼン(10g、63mmol)を、リチウムジイソプロピルアミン(39mL、THF中1.8M、70mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド(5.88mL、76mmol)と反応させ、テトラヒドロフラン中酢酸(15.2g、253mmol)でクエンチすることにより、6−エトキシ−2,3−ジフルオロ−ベンズアルデヒドを灰白色固体として得た(収量:8.9g、76%)。
実施例91c
中間体1−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例91bで調製された6−エトキシ−2,3−ジフルオロ−ベンズアルデヒド(1.9g、11mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色油状物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例91d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.6g、1.5mmol)を、実施例91cで調製された1−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.3g、7.6mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.39g、50%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H20Cl2F2N2O3 + H [(M+H)+]:517.0892. Found:517.0889.
実施例91e
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例91dで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(98mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(36mg、36%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(33mg、33%)。
実施例92a
中間体E/Z−3−クロロ−5−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−安息香酸メチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロオキシインドール(3.2g、18mmol)を、3−クロロ−5−ホルミル−安息香酸メチルエステル(3.92g、18mmol)及びピロリジン(1.3g、18mmol)と、メタノール中で反応させることにより、E−及びZ−3−クロロ−5−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−安息香酸メチルエステルの混合物を黄色固体として得た(収量:6.1g、97%)。
3−クロロ−5−ホルミル−安息香酸メチルエステルは、ジメチル 5−クロロイソフタレート(Matrix.)を出発物質として用い、Mitchelotti等のUS5254584に記載の手順に従って調製した。
実施例92b
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−5−メトキシカルボニル−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例24aに記載の方法と同様にして、E/Z−3−クロロ−5−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−安息香酸メチルエステル(3g、8.6mmoll)を、ジ−tert−ブチル−ジカーボネート(1.9g、8.6mmol)(Aldrich)、トリエチルアミン(0.87g、8.6mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)と、ジクロロメタン(100mL)中で反応させることによりE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−5−メトキシカルボニル−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固体として得た(収量:3.7g、96%)。
実施例92c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−メトキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例92bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−5−メトキシカルボニル−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.4g、5.3mmol)を、実施例80aで調製された1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(13g、66mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−メトキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(1.6g、64%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H22Cl2N2O4 + H [(M+H)+]:473.1030. Found:473.1031.
実施例93
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−ヒドロキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例92cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−−5−メトキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(1.6g、33mmol)の、テトラヒドロフラン(60mL)及びメタノール(30mL)の混合液中溶液に対して、水酸化ナトリウム溶液(1N、30mL)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌した後、粗製物を濃縮した。残留物を希塩酸溶液で「pH」〜4に中性化し、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥し、濃縮することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−ヒドロキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量1.5g、99%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H20Cl2N2O4+ H [(M+H)+]:459.0873. Found:459.0873.
実施例94a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−フルオロカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例93で調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−ヒドロキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.2g、0.43mmol)のジクロロメタン(20mL)溶液に対して、0℃で、フッ化シアヌル(48mg、0.35mmol)(Alfa)及びピリジン(37mg、0.48mmol)を加えた。混合物を0℃で2時間攪拌した後、混合物を水及びジクロロメタンで分画した。有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を集めてMgSO4で乾燥し、濃縮することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−フルオロカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色粘性物として得た。これは更なる精製を加えることなく次段で使用した(収量:0.2g、100%)。
実施例94b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[3−クロロ−5−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例94aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−フルオロカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.16g、36mmol)を、N−メチルスルホニルピペラジン(59mg、36mmol)、N−メチルモルホリン(0.1g、0.99mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(1mg、0.008mmol)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[3−クロロ−5−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量0.2g、92%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C28H30Cl2 N4O5S + H [(M+H)+]:619.1543. Found:619.1544.
実施例95a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例56a、56b、56cに記載の方法と同様にして、実施例81aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(1g、1.8mmol)を反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:0.50g、65%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H24Cl2N2O2 +H [(M+H)+]:443.1288. Found:443.1288.
実施例95b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(85mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:33mg、39%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量:26mg、31%)。
実施例96a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例72aに記載の方法と同様にして、実施例87bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.25mmol)を水素化することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量61mg、60%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C21H20Cl2N2O2+H [(M+H)+]:403.0975 Found:403.0976.
実施例96b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(50mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:15mg、30%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(収量:14mg、28%)。
実施例97a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例55bに記載の方法と同様にして、実施例55aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(3g、7.1mmol)を、実施例80aで調製された1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(19g、96mmol)と、トルエン(200mL)中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色泡状物として得た(収量3.5g、90%)。
実施例97b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例56a、56b、56cに記載の方法と同様にして、実施例97aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(0.6g、1.1mmol)を反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:0.16g、35%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22Cl2N2O2 +H [(M+H)+]:429.1131. Found:429.1131.
実施例97c
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(160mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:80mg、50%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量:80mg、50%)。
実施例98
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2'−sec−ブチル−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例72aに記載の方法と同様にして、実施例80bで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.38g、0.91mmol)を水素化することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−2'−sec−ブチル−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.25g、66%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H22Cl2N2O2+H [(M+H)+]:417.1131 Found:417.1134
実施例99a
中間体2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−プロパ−2−エン−1−オールの調製
Figure 0005038337
2−メチレン−プロパン−1,3−ジオール(5.3g、60.15mmol)(Aldrich)のテトラヒドロフラン(100mL)溶液に対して、水素化ナトリウム(3.61g、90.3mmol)を加えた。反応混合物を室温で20分間攪拌した後、tert−ブチルジメチルクロロシラン(10.89g、72.2mmol)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、次いで水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮することにより、2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−プロパ−2−エン−1−オールを無色油状物として得た(収量12.0g、99%)。
実施例99b
中間体2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−プロペナールの調製
Figure 0005038337
実施例99aで調製された2−(Tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−プロパ−2−エン−1−オール(6g、29.7mmol)を、分子篩(4A)(Aldrich)及びN−メチル モルホリン オキシド(5.2g、44.47mmol)の双方を含有するジクロロメタン(296mL)に、溶解させた。混合物を1時間攪拌後、(過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウム)(0.47g、1.48mmol)(Aldrich)を加え、反応混合物を室温で1時間攪拌した。続いて、別バッチの(過ルテニウム酸テトラプロピルアンモニウム)(0.23g、0.74mmol)を加え、混合物を室温で更に1時間攪拌した。反応混合物をジクロロメタンで希釈した。有機層をNa223溶液、食塩水及び飽和硫酸銅(II)溶液で洗浄した後、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製することにより、2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−プロペナールを無色油状物として得た(収量1.3g、22%)。
実施例99c
中間体1−[1−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ビニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例99bで調製された2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−プロペナール(1.05g、5.25mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.09mL、5.25mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、2.1mL、5.25mmol)、トリメチルシリルクロリド(0.67mL、5.25mmol)、トリエチルアミン(0.95mL、6.8mmol)及び塩化アセチル(0.48mL、6.8mmol)と反応させることにより、1−[1−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ビニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例99d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2'−(1−ヒドロキシメチル−ビニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.2g、0.51mmol)を、実施例99cで調製された1−[1−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−ビニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2'−(1−ヒドロキシメチル−ビニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C21H18Cl2N2O3 + H [(M+H)+]:417.0767 Found:417.0767.
実施例100a
中間体2−メトキシメチル−プロペナールの調製
Figure 0005038337
アクロレイン(22.4g、0.4mol)(Aldrich)、メタノール(62g、1.82mol)、トリエタノールアミン(1.5g、0.01mol)及び85%リン酸(1.14g、0.0098mol)の水中攪拌混合物を、還流温度に一晩加熱した後、室温に冷却し、濾過した。濾液を水で希釈し、次いで37%ホルムアルデヒド溶液(32.4g、0.4mol)(Aldrich)、濃硫酸(2.32g、0.02mol)及びジブチルアミン(5.4g、0.04mol)(Aldrich)で処理した。粗混合物を還流温度に4時間加熱し、室温に冷却し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を集めて食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製することにより、2−メトキシメチル−プロペナールを無色油状物として得た(収量2.8g、7.0%)。
実施例100b
中間体1−(1−メトキシメチル−ビニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例100aで調製された2−メトキシメチル−プロペナール(1.35mL、10.5mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)及び塩化アセチル(0.97mL、13.6mmol)と反応させることにより、1−(1−メトキシメチル−ビニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例100c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メトキシメチル−ビニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例158bで調製された1−(1−メトキシメチル−ビニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メトキシメチル−ビニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:0.12g、27.2%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H20Cl2N2O3 + H [(M+H)+]:431.0924 Found:431.0928.
実施例101a
中間体1,2−ジフルオロ−4−(2−メトキシ−エトキシ)−ベンゼンの調製
Figure 0005038337
3,4−ジフルオロ−フェノール(10g、76.9mmol)(Aldrich)のN,N−ジメチルホルムアミド(100mL)溶液に対して、水素化ナトリウム(4.6g、115mmol)及び1−ブロモ−2−メトキシ−エタン(12.8g、92.2mmol)(Aldrich)を加えた。反応混合物を室温で2時間攪拌し、80℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:10)で精製することにより、1,2−ジフルオロ−4−(2−メトキシ−エトキシ)−ベンゼンを無色油状物として得た(収量6.3g、44%)。
実施例101b
中間体2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例52aに記載の方法と同様にして、実施例101aで調製された1,2−ジフルオロ−4−(2−メトキシ−エトキシ)−ベンゼン(6.3g、33.4mmol)を、リチウムジイソプロピルアミン(20.1mL、THF中2.0M、40.1mmol)、N,N−ジメチル−ホルムアミド(3.11mL、40.1mmol)とテトラヒドロフラン中で反応させ、酢酸(8.1g、134mmol)及び水(41.2mL)でクエンチすることにより、2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ベンズアルデヒドを黄色油状物として得た(収量:5.8g、80.6%)。
実施例101c
中間体1−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例101bで調製された2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−ベンズアルデヒド(2.23g、10.5mmol)を、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.7g、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33g、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13mmol)及び塩化アセチル(0.97, 13mmol)と反応させることにより、1−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例101d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例101cで調製された1−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(8mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.12g、21.4%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H22Cl2F2N2O4 + H [(M+H)+]:547.0998 Found:547.0997.
実施例101e
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例101dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(80mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:35mg、43.7%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:33mg、41.2%)。
実施例102a
中間体2,3−ジメチル−ブタ−2−エン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
トリエチル ホスホノプロピオネート(23.8g、0.1mol)(Aldrich)を、攪拌中の水素化ナトリウム(2.64g、0.11mol)のジメトキシエタン(100mL)溶液に、0℃で滴下により加えた。室温で20分間攪拌後、アセトン(5.8g、0.1mol)を加え、反応混合物を一晩還流した。この二相混合物を冷却し、水で希釈し、エーテルで抽出した。有機層を集めてMgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製することにより、2,3−ジメチル−ブタ−2−エン酸エチルエステルを無色油状物として得た(収量9.6g、67.7%)。
実施例102b
中間体2,3−ジメチル−ブタ−2−エン−1−オールの調製
Figure 0005038337
2,3−ジメチル−ブタ−2−エン酸エチルエステル(9.6g、67.7mmol)のエーテル(100mL)溶液を、LAH(エーテル中1M、67mL、67.7mmol)の攪拌溶液に、滴下により加えた。室温で30分間攪拌し、反応混合物を飽和NH4Cl溶液でクエンチし、エーテルで抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過した。溶媒を除去することにより、2,3−ジメチル−ブタ−2−エン−1−オールを無色油状物として得た(収量4.4g、66%)。
実施例102c
中間体2,3−ジメチル−ブタ−2−エナルの調製
Figure 0005038337
塩化オキサリル(6.13g、48.3mmol)(Aldrich)のジクロロメタン(50mL)溶液に対して、−78℃で、ジメチルスルホキシドのジクロロメタン溶液(6.85mL、96.6mmol)を滴下により加えた。5分後、実施例160bで調製された2,3−ジメチル−ブタ−2−エン−1−オール(4.4g、43.9mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液を滴下により加えた。反応混合物を−78℃で15分間攪拌した。トリエチルアミン(22mL、0.19mol)を加え、反応混合物を徐々に室温に回復させ、室温で45分間攪拌した。水を加えた。有機層を分離して集め、10%のHCl、飽和NaHCO3、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮することにより、2,3−ジメチル−ブタ−2−エナルを黄色液体として得た(収量4.0g、93%)。
実施例102d
中間体1−(1,2−ジメチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例102cで調製された2,3−ジメチル−ブタ−2−エナル(1.03g、10.5mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)及び塩化アセチル(0.97mL、13.6mmol)と反応させることにより、1−(1,2−ジメチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例102e
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1,2−ジメチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例102dで調製された1−(1,2−ジメチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1,2−ジメチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:429.1131 Found:429.1132.
実施例103
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−プロピオニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例80bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(300mg、0.72mmol)のメタノール及びジクロロメタン(1:1、50mL)溶液に対して、−78℃で、溶液の色が青に変化するまでオゾン流を通過させた。反応混合物を窒素で脱気し、次いでメチルジスルフィド(5mL)を加えた。反応系を徐々に室温まで暖め、一晩攪拌した。この混合物を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−プロピオニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量160mg、50%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C21H18Cl2N2O3+H [(M+H)+]:417.0767. Found:417.0770.
実施例104a
中間体1,2−ジフルオロ−4−プロポキシ−ベンゼンの調製
Figure 0005038337
3,4−ジフルオロ−フェノール(20g、154mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(70mL)溶液に対して、炭酸カリウム(30g、217mmol)及びヨードプロパン(50g、293mmol、Aldrich)を加えた。反応混合物を還流温度に48時間加熱した。粗製物を室温に冷却し、セライトの短小パッドを通じて濾過した。濾液を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:8)で精製することにより、1,2−ジフルオロ−4−プロポキシ−ベンゼンを無色油状物として得た(収量17g、100%)。
実施例104b
中間体2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例52aに記載の方法と同様にして、実施例104aで調製された1,2−ジフルオロ−4−プロポキシ−ベンゼン(17g、98.8mmol)を、リチウム ジイソプロピルアミン(59.2mL、THF中2.0M、0.118mmol)、N,N−ジメチル−ホルムアミド(9.17mL、0.118mol)と、テトラヒドロフラン中で反応させ、酢酸(23.7g、0.395mol)及び水(41.2mL)でクエンチすることにより、2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−ベンズアルデヒドを黄色固体として得た(収量:8.2g、42%)。
実施例104c
中間体1−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例104bで調製された2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−ベンズアルデヒド(2.1g、10.5mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.7g、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33g、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13mmol)及び塩化アセチル(0.97, 13mmol)と反応させることにより、1−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例104d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.02mmol)を、実施例104cで調製された1−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(8mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色油状物として得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H22Cl2F2N2O3 + H [(M+H)+]:531.1049 Found:531.1049.
実施例104e
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例104dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.67g)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:135mg、20.1%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:150mg、22.3%)。
実施例105a
中間体2−シクロプロピル−プロパ−2−エン−1−オールの調製
Figure 0005038337
プロパルギルアルコール(4.2g、74.9mmol)(Aldrich)及びCuI(14.28g、74.9mmol)(Aldrich)のエーテル溶液に対して、0℃で、シクロプロピル塩化マグネシウム(0.5M、0.45L、0.225mol)のテトラヒドロフラン溶液を滴下により加えた。反応混合物を室温で48時間攪拌した。反応混合物を飽和NH4Cl溶液でクエンチし、エーテルで抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン = 1:8)で精製することにより、2−シクロプロピル−プロパ−2−エン−1−オールを黄色油状物として得た(収量5.9g、80.9%)。
実施例105b
中間体2−シクロプロピル−プロペナールの調製
Figure 0005038337
実施例102cに記載の方法と同様にして、実施例105aで調製された2−シクロプロピル−プロパ−2−エン−1−オール(5.95g、60.7mmol)を、塩化オキサリル(8.48g、60.7mmol)、ジメチルスルホキシド(9.47mL、133.5mmol)及びトリエチルアミン(30.4mL、218mmol)とジクロロメタン中で反応させることにより、2−シクロプロピル−プロペナールを黄色油状物として得た(収量:4.8g、34.5%)。
実施例105c
中間体1−(1−シクロプロピル−ビニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例105bで調製された2−シクロプロピル−プロペナール(1.0g、10.5mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)及び塩化アセチル(0.97mL、13.6mmol)と反応させることにより、1−(1−シクロプロピル−ビニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例105d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−シクロプロピル−ビニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.35g、0.90mmol)を、実施例105cで調製された1−(1−シクロプロピル−ビニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−シクロプロピル−ビニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H20Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:427.0975 Found:427.0973.
実施例106
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例81b、81cに記載の方法と同様にして、実施例97aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(7g、12.8mmol)を反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(3.6g、59%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H22Cl2N2O4 +H [(M+H)+]:473.1030 Found:473.1032.
実施例107a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例82aに記載の方法と同様にして、実施例166で調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(1.2g、2.5mmol)を反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量:1.1g、92%)。
実施例107b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例107aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.21mmol)を、1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イルアミン トリフルオロ酢酸塩(0.2g、0.34mmol)、N−メチルモルホリン(0.2g、2mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(1mg)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量58mg、44%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C30H34Cl2N4O5S +H [(M+H)+]:633.1700. Found:633.1701.
実施例108a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−(アミノカルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例107aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.21mmol)を、アンモニアのメタノール溶液(7N、10mL)中、室温で18時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:MeOH=10:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−[アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(収量41mg、40%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H23Cl2N3O3 +Na [(M+Na)+]:494.1008 Found:494.1008
実施例108b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−(アミノカルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−[アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(32mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−(アミノカルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:9mg、28%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−(アミノカルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(収量:9mg、28%)。
実施例109a
中間体2−エチル−3−メチル−ブタ−2−エン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例102aに記載の方法と同様にして、トリエチル 2−ホスホノブチレート(25.2g、0.1mol)を、NaH(2.64g、0.11mol)、次いでアセトン(5.8g、0.1mol)と、ジメトキシエタン中で反応させることにより、2−エチル−3−メチル−ブタ−2−エン酸エチルエステルを無色油状物として得た(収量:11.4g、73%)。
実施例109b
中間体2−エチル−3−メチル−ブタ−2−エン−1−オールの調製
Figure 0005038337
実施例102bに記載の方法と同様にして、実施例109aで調製された2−エチル−3−メチル−ブタ−2−エン酸エチルエステル(11.4g、73mmol)を、LAH(エーテル中1M、73mL、73mmol)と、ジエチルエーテル中で反応させることにより、−エチル−3−メチル−ブタ−2−エン−1−オールを無色油状物として得た(収量:7.62g、91.5%)。
実施例109c
中間体2−エチル−3−メチル−ブタ−2−エナルの調製
Figure 0005038337
実施例102cに記載の方法と同様にして、実施例109bで調製された2−エチル−3−メチル−ブタ−2−エン−1−オール(7.62g、66.8mmol)を、塩化オキサリル(9.3g、73.5mmol)、ジメチルスルホキシド(10.44mL、146.9mmol)及びトリエチルアミン(33.4mL、240mmol)とジクロロメタン中で反応させることにより、2−エチル−3−メチル−ブタ−2−エナルを黄色油状物として得た(収量:7.5g、99%)。
実施例109d
中間体1−(1−エチル−2−メチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例109cで調製された2−エチル−3−メチル−ブタ−2−エナル(1.18g、10.5mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)及び塩化アセチル(0.97mL、13.6mmol)と反応させることにより、1−(1−エチル−2−メチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例109e
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−2−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.35g、0.89mmol)を、実施例109dで調製された1−(1−エチル−2−メチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−2−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H24Cl2N2O2 + H [(M+H)+]:443.1288 Found:443.1287.
実施例110a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例101dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.12g、0.22mmol)のジクロロメタン(5mL)中懸濁液に対して、−78℃で、三臭化ホウ素(1M、2.19ml、2.19mmol)を滴下により加えた。反応系を徐々に室温まで回復させ、室温で2時間攪拌した。続いて、粗製物をジクロロメタンで希釈した。有機層を水、食塩水洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:46mg、39.3%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H20Cl2F2N2O4 + H [(M+H)+]:533.0841. Found:533.0842.
実施例110b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(70mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:30mg、42.8%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:20mg、28.5%)。
実施例111
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−ヒドロキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例110aにおけるラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製において、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−ヒドロキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを副生物として得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C24H16Cl2F2N2O4 + H [(M+H)+]:489.0579. Found:489.0580.
実施例112
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−1−ヒドロキシ−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例103で調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−プロピオニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(100mg、0.24mmol)のテトラヒドロフラン(3mL)溶液に対して、−78℃で、エチル塩化マグネシウムのテトラヒドロフラン溶液(2M、6mL、12mmol)を加えた。反応混合物を−78℃で0.5時間攪拌した後、徐々に室温に復帰させ、2時間攪拌した。混合物を飽和NH4Cl水溶液に注ぎ入れ、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:MeOH=10:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−1−ヒドロキシ−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量100mg、93%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H24Cl2N2O3+H [(M+H)+]:447.1237. Found:447.1237 .
実施例113a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−3−メチル−オキシラニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例81aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(1.2g、2.1mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液に対して、m−クロロペルオキシ安息香酸(77%、8.9g)及びNaHCO3(2g)を加えた。反応混合物を室温で18時間攪拌し、Na2SO3水溶液に注ぎ入れ、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−3−メチル−オキシラニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色泡状物として得た(収量, 1.0g、82%)。
実施例113b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−3−メチル−オキシラニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例56b及び56cに記載の方法と同様にして、実施例113aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−3−メチル−オキシラニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(0.19g、0.33mmol)を反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−3−メチル−オキシラニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:0.42g、29%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22Cl2N2O3+H [(M+H)+]:445.1080. Found:445.1081.
実施例114a
中間体2−フルオロ−3−メチル−ブタ−2−エン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
2−フルオロ−2−ホスホノ酢酸トリエチル(20g、82.6mmol)(Aldrich)を、水素化ナトリウム(3.6g、90.8mmol)のジメトキシエタン(100mL)中攪拌溶液に、0℃で滴下により加えた。室温で20分間攪拌した後、アセトン(4.78g、82.6mmol)を加え、反応混合物を一晩還流した。二相混合物を冷却し、水で希釈し、エーテルで抽出した。有機層を集めてMgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製することにより、2−フルオロ−3−メチル−ブタ−2−エン酸エチルエステルを無色油状物として得た(収量:9.0g、61.6%)。
実施例114b
中間体2−フルオロ−3−メチル−ブタ−2−エン−1−オールの調製
Figure 0005038337
2−フルオロ−3−メチル−ブタ−2−エン酸エチルエステル(9.0g、61.6mmol)のエーテル(100mL)溶液を、LAH(エーテル中1M、61.6mL、67.7mmol)の攪拌溶液に滴下により加えた。室温で30分間攪拌後、反応混合物を飽和NH4Cl溶液でクエンチし、エーテルで抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過した。溶媒を除去することにより、2−フルオロ−3−メチル−ブタ−2−エン−1−オールを無色油状物として得た(収量:5.21g、81.3%)。
実施例114c
中間体2−フルオロ−3−メチル−ブタ−2−エナルの調製
Figure 0005038337
塩化オキサリル(6.98g、50mmol)(Aldrich)のジクロロメタン(50mL)溶液に対して、−78℃で、ジメチルスルホキシドのジクロロメタン溶液(7.80mL、110mmol)を滴下によりを加えた。5分後、実施例114bで調製された2−フルオロ−3−メチル−ブタ−2−エン−1−オール(5.21g、50mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液を滴下により加えた。反応混合物を−78℃で15分間攪拌した。トリエチルアミン(25mL、0.18mol)を加え、反応混合物を徐々に室温まで加温し、室温で45分間攪拌した。水を加えた。有機層を分離して集め、10%のHCl、飽和NaHCO3、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮することにより、2−フルオロ−3−メチル−ブタ−2−エナルを黄色液体として得た(収量:4.02g、82.4%)。
実施例114d
中間体1−(1−フルオロ−2−メチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例114cで調製された2−フルオロ−3−メチル−ブタ−2−エナル(2.14g、21mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(4.36mL、21mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、8.4mL、21mmol)、トリメチルシリルクロリド(2.66mL、21mmol)、トリエチルアミン(3.8mL、27.2mmol)及び塩化アセチル(1.94mL、27.2mmol)と反応させることにより、1−(1−フルオロ−2−メチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例114e
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−フルオロ−2−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.0g、2.56mmol)を、実施例114eで調製された1−(1−フルオロ−2−メチル−プロペニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−フルオロ−2−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H19Cl2FN2O2 + H [(M+H)+]:433.0881 Found:433.0879.
実施例115
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソブチリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例103に記載の方法と同様にして、実施例139dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチル−1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.2g、0.47mmol)を反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’− イソブチリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:0.13g、66%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H20Cl2N2O3+H [(M+H)+]:431.0924. Found:431.0925.
実施例116a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例55bに記載の方法と同様にして、実施例55aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(8g、20mmol)を、実施例87aで調製された1−イソプロペニル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(21g、99mmol)とトルエン中(200mL)で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色粘性物として得た(3.5g、33%)。
実施例116b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例55cに記載の方法と同様にして、実施例116aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(3g、5.64mmol)を、ブロモ−酢酸tert−ブチルエステル及び炭酸セシウムと、N,N−ジメチル−ホルムアミド中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシランを白色泡状物として得た(収量:2.98g、79%)。
実施例116c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル −1’−ヒドロキシカルボニルメチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例55dに記載の方法と同様にして、実施例116bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(2.88g、4.46mmol)を、トリフルオロ酢酸、次いでエチル−ジイソプロピル−アミンと反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1’−ヒドロキシカルボニルメチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色油状物として得た(収量1.7g、85.8%)。
実施例116d
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34aに記載の方法と同様にして、実施例116cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1−[ヒドロキシカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.42g、0.91mmol)を、フッ化シアヌル(0.31mL、2.01mmol)(Alfa)及びピリジン(0.14g、1.82mmol)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(収量:0.38g、90%)。
実施例116e
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−(アミノカルボニル−メチル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
アンモニア(2M、10mL)のメタノール溶液に対して、実施例116dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.18g、0.39mmol)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を除去し、残存物を酢酸エチル及び水で分画した。有機層を分離して集め、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(MeOH:EtOAc = 5:95)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−(アミノカルボニル−メチル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:70mg、38.9%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H21Cl2N3O3 + H [(M+H)+]:458.1033. Found:458.1033.
実施例117
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−(シクロプロピルアミノカルボニル−メチル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例116dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.2g、0.433mmol)を、2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オール(49mg、0.86mmol)、N−メチルモルホリン(90mg、0.86mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−(シクロプロピルアミノカルボニル−メチル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量:80mg、38%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H25Cl2N3O3 +H [(M+H)+]:498.1346 Found:498.1345.
実施例118
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例116dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.2g、0.433mmol)を、1−メチル−ピペリジン−4−イルアミン(0.134mg、0.95mmol)、N−メチルモルホリン(99mg、0.95mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量:75mg、31.2%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C29H32Cl2N4O3 +H [(M+H)+]:555.1924 Found:555.1925.
実施例119
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1’−[(1−メチルスルホニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例116dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.2g、0.433mmol)を、1−メチルスルホニル−ピペリジン−4−イル−アミン(0.15g、0.86mmol)、N−メチルモルホリン(90mg、0.86mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1’−[(1−メチルスルホニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量:92mg、38.3%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C29H32Cl2N4O5S +H [(M+H)+]:619.1543 Found:619.1541.
実施例120
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−エチル)アミノカルボニル−メチル]−2’−イソプロペニル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例116dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.2g、0.433mmol)を、2−アミノ−エタノール(61mg、0.86mmol)、N−メチルモルホリン(90mg、0.86mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−エチル)アミノカルボニル−メチル]−2’−イソプロペニル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量:80mg、36.8%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C25H25Cl2N3O4 +H [(M+H)+]:502.1295 Found:502.1296.
実施例121
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)アミノカルボニル−メチル]−2’−イソプロペニル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例34bに記載の方法と同様にして、実施例116dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.18g、0.39mmol)を、2−アミノ−2−メチル−プロパン−1−オール(69mg、0.78mmol)、N−メチルモルホリン(81mg、0.78mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)と、テトラヒドロフラン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)アミノカルボニル−メチル]−2’−イソプロペニル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(収量:74mg、35.9%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H29Cl2N3O4 +H [(M+H)+]:502.1295 Found:502.1296.
実施例122a
中間体Z−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデン)−(3−クロロ−フェニル)−アセトニトリルの調製
Figure 0005038337
3−クロロベンジル シアニド(1.8g、12mmol)(Aldrich)及び6−クロロイソチン(1.81g、10mmol)(TCI-US)のエタノール(40mL)中混合物に、DBU(1.9g、12.5mmol)(Aldrich)を加えた。反応混合物を100℃で1時間加熱した。TCL分析により、所望生成物のE−及びZ−異性体混合物が形成され、出発物質はほぼ完全に消費されていることが示された。混合物を室温まで冷却し、少量になるまで濃縮し、次いでエチルエーテルで希釈し、希釈HCl水溶液で洗浄した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥し、濃縮し、クロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:2)で精製することにより、所望のZ−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデン)−(3−クロロ−フェニル)−アセトニトリルを橙色固体として得た(0.9g、29%)。もう一方の異性体であるE−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデン)−(3−クロロ−フェニル)−アセトニトリルも、橙色固体として得た(0.9g、29%)。
実施例122b
中間体Z−6−クロロ−3−[(3−クロロ−フェニル)−シアノ−メチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例24aに記載の方法と同様にして、Z−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデン)−(3−クロロ−フェニル)−アセトニトリル(0.4g、1.3mmoll)を、ジ−tert−ブチル−ジカーボネート(1.9g、8.6mmol)(Aldrich)、トリエチルアミン(0.87g、8.6mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(5mg)ジクロロメタン中(100mL)と反応させることにより、Z−6−クロロ−3−[(3−クロロ−フェニル)−シアノ−メチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固体として得た(収量:0.3g、56%)。
実施例122c
ラセミ(2’R,3R,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−4’−シアノ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例122bで調製されたZ−6−クロロ−3−[(3−クロロ−フェニル)−シアノ−メチレン]−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.3g、0.72mmol)を、実施例80aで調製された1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2g、10mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−4’−シアノ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを灰白色固体として得た(0.1g、31%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H19Cl2N3O2 + H [(M+H)+]:440.0927. Found:440.0927.
実施例123a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例24cに記載の方法と同様にして、実施例116aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(1.57g、2.95mmol)を、LiH(2.3g、29.5mmol)及び1−クロロ−3−ヨード−プロパン(6.04g、29.5mmol)と、N,N−ジメチル−ホルムアミド(100mL)中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを白色体として得た(収量:0.6g、33.5%)。
実施例123b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[3−(4−アセチルアミノ−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60bに記載の方法と同様にして、実施例123aで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(0.12g、0.20mmol)を、N−ピペリジン−4−イル−アセトアミド(0.56g、4mmol)、トリフルオロ酢酸(2mL)、次いでN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(2mL)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[3−(4−アセチルアミノ−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを茶色固体として得た(収量:47mg、40.8%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C31H36Cl2N4O3 + H [(M+H)+]:583.2237 Found:583.2239.
実施例124a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−シアノオキシインドール(1g、6.44mmol)(Combi−blocks)を、3−クロロ−ベンズアルデヒド(0.73mL、6.44mmol)(Aldrich)及びピペリジン(0.635mL、6.44mmol)と、メタノール中で反応させることにより、E−及びZ−6−シアノ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を茶色固体として得た(収量:1.34g、74.4%)。
実施例124b
中間体E/Z−6−シアノ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例24aに記載の方法と同様にして、E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(1.34g、4.77mmol)を、ジ−tert−ブチル−ジカーボネート(1.91g、8.73mmol)(Aldrich)、トリエチルアミン(3.29mL、23.6mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(25mg)ジクロロメタン中(100mL)と反応させることにより、E/Z−6−シアノ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固体として得た(収量:1.7g、93.4%)。
実施例124c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロ−フェニル)−6’−シアノ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例124bで調製されたE/Z−6−シアノ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.05mmol)を、実施例80aで調製された1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロ−フェニル)−6’−シアノ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(収量:90mg、21.1%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H20ClFN3O2 + H [(M+H)+]:406.1317 Found:406.1316.
実施例125
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロ−フェニル)−6−シアノ−2’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例124bで調製されたE/Z−6−シアノ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.4g、1.05mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロ−フェニル)−6’−シアノ−2’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(収量:0.12g、16.9%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H19ClFN3O2+ H [(M+H)+]:460.1223. Found:460.1223.
実施例126
ラセミ(2’R,3R,4’S)−1'−[3−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’− ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60bに記載の方法と同様にして、実施例123aで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(0.2g、0.20mmol)を、1−ピペラジン−1−イル−エタノン(0.51g、4mmol)、トリフルオロ酢酸(2mL)、次いでN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(2mL)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−1'−[3−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(収量:95mg、50.8%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C30H34Cl2N4O3 + H [(M+H)+]:569.2081 Found:569.2079.
実施例127
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル− 1'−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例60bに記載の方法と同様にして、実施例123aで調製された(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−イソプロペニル−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.12g、0.20mmol)を、ピペリジン(2mL)、トリフルオロ酢酸(1mL)、次いでN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(1.5mL)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1'−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(収量:40mg、23.1%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C29H33Cl2N3O2 + H [(M+H)+]:526.2023 Found:526.2020.
実施例128a
中間体酢酸2−(2−ホルミル−4−メチル−フェノキシ)−エチルエステルの調製
Figure 0005038337
2−ヒドロキシ−5−メチル−ベンズアルデヒド(2.4g、18mmol)(Aldrich)のN,N−ジメチルホルムアミド(30mL)溶液に対して、炭酸セシウム(6g、18mmol)、ヨウ化カリウム(3g、18mmol)及び2−ブロモ酢酸エチル(7g、42mmol)(Aldrich)を加えた。反応混合物を100℃で3時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、エチルエーテルで希釈し、水、食塩水で洗浄し、分離し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:6)で精製することにより、酢酸2−(2−ホルミル−4−メチル−フェノキシ)−エチルエステルを黄色油状物として得た(収量4g、100%)。
実施例128b
中間体1−[2−(2−Acetオキシ−エトキシ)−5−メチル−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例128aで調製された酢酸2−(2−ホルミル−4−メチル−フェノキシ)−エチルエステル(2.5g、11mmol)を、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−[2−(2−アセトキシ−エトキシ)−5−メチル−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色油状物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例128c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[2−(2−アセトキシ−エトキシ)−5−メチル−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.5g、1.28mmol)を、実施例128bで調製された1−[2−(2−アセトキシ−エトキシ)−5−メチル−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2g、6mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[2−(2−アセトキシ−エトキシ)−5−メチル−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.2g、28%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C29H26Cl2N2O5+ H [(M+H)+]:553.1292. Found:553.1291.
実施例129
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−3−メチル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例128cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[2−(2−アセトキシ−エトキシ)−5−メチル−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.16g、0.29mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)及びメタノール(10mL)中溶液に対して、水酸化ナトリウム水溶液(1N、10mL)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、続いて希HClで「pH」7に中性化した。その後、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、濃縮し、クロマトグラフィー(EtOAc:MeOH=19:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−5−メチル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(70mg、47%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C27H24Cl2N2O4+ H [(M+H)+]:511.1186. Found:511.1185.
実施例130a
中間体5−ブロモ−2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
5−ブロモ−2−ヒドロキシ−ベンズアルデヒド(14g、69.6mmol)(Aldrich)のN、N−ジメチルホルムアミド(300mL)溶液に対して、K2CO3(29g、208.9mmol)及び(2−ブロモ−エトキシ)−tert−ブチル−ジメチル−シラン(20g、83.5mmol)(Aldrich)を加えた。反応混合物を60℃で16時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮することにより、5−ブロモ−2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−ベンズアルデヒドを茶色油状物として得た(収量:25g、100%)。
実施例130b
中間体2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−シクロプロピル−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例130aで調製された5−ブロモ−2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−ベンズアルデヒド(5g、13.9mmol)のトルエン中(75mL)及び水(7.5mL)中溶液に対して、シクロプロピルボロン酸(1.7g、19.8mmol)(Aldrich)及びリン酸カリウム(14.6g、68.9mmol)を加えた。反応混合物を5分間脱気した後、ジクロロ−ビス−(トリシクロヘキシル−ホスフィン)(1.03g、1.39mmol)(Strem)を加え、反応混合物を窒素下、100℃で4時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製することにより、2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−シクロプロピル−ベンズアルデヒドを黄色油状物として得た(収量:3.2g、76.2%)。
実施例130c
中間体1−{2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−シクロプロピル−フェニル}−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例130bで調製された2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−シクロプロピル−ベンズアルデヒド(3.36g、10.5mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13.6mmol)及び塩化アセチル(0.97mL、13.6mmol)と反応させることにより、1−{2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−シクロプロピル−フェニル}−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例130d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−シクロプロピル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.5g、1.28mmol)を、実施例130cで調製された1−{2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−シクロプロピル−フェニル}−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−シクロプロピル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.14g、20.3%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C29H26Cl2N2O4 + H [(M+H)+]:537.1343 Found:537.1343.
実施例131a
中間体2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−クロロ−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
5−クロロサリチルアルデヒド(5g、32mmol)(Aldrich)のN,N−ジメチルホルムアミド(40mL)溶液に対して、炭酸カリウム(20g、145mmol)及び(2−ブロモ−エトキシ)−tert−ブチル−ジメチル−シラン(10g、42mmol、Aldrich)を加えた。反応混合物を60℃で18時間加熱した。粗製物を室温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、水、食塩水で洗浄した。有機層を分離し、濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:8、次いで1:4)で精製することにより、2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−クロロ−ベンズアルデヒドを白色固体として得た(収量10g、99%)。
実施例131b
中間体1−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−クロロ−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例131aで調製された2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−クロロ−ベンズアルデヒド(5.2g、17mmol)を、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.4g、15mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、6mL、15mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.6g、15mmol)、トリエチルアミン(1.6g、20mmol)及び塩化アセチル(1.5g、20mmol)と反応させることにより、1−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−クロロ−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色油状物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例131c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−[5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.6g、1.5mmol)を、実施例131bで調製された1−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−クロロ−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(5.2g、12mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−[5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.25g、31%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H21Cl3N2O4+ H [(M+H)+]:531.0640. Found:531.0640.
実施例132a
中間体tert−ブチル−[2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシ)−エトキシ]−ジメチル−シランの調製
Figure 0005038337
4−クロロ−3−フルオロ−フェノール(10g、68mmol)のN、N−ジメチルホルムアミド(50mL)溶液に対して、炭酸カリウム(19g、136mmol)、ヨウ化カリウム(11g、68mmol)及び(2−ブロモ−エトキシ)−tert−ブチル−ジメチル−シラン(18g、75mmol、Aldrich)を加えた。反応混合物を100℃で24時間加熱した。粗製物を冷却し、エチルエーテルで希釈し、水、NaHCO3溶液、及び食塩水で洗浄した。有機層を分離し、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。濾液を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:20)で精製することにより、tert−ブチル−[2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシ)−エトキシ]−ジメチル−シランを無色油状物として得た(収量14g、69%)。
実施例132b
中間体6−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−3−クロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例52aに記載の方法と同様にして、実施例132aで調製されたtert−ブチル−[2−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシ)−エトキシ]−ジメチル−シラン(14.3g、47mmol)を、リチウムジイソプロピルアミン(34mL、1.8M THF中、 61mmol)、N,N−ジメチル−ホルムアミド(4.7mL、61mmol)と、テトラヒドロフラン中で反応させ、酢酸(14g、234mmol)でクエンチすることにより、6−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−3−クロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒドを白色固体として得た(収量:6.4g、41%)。
実施例132c
中間体1−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ−3−クロロ−2−フルオロ−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例132bで調製された6−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−3−クロロ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド(3.3g、10mmol)を、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(1.6g、10mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ−3−クロロ−2−フルオロ−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを橙色油状物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例132d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−[3−クロロ−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.5g、1.28mmol)を、実施例132cで調製された1−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(3g、6.7mmol)とトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(10mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−[3−クロロ−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.28g、40%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H20Cl3FN2O4 + H [(M+H)+]:549.0546 Found:549.0545.
実施例133a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(3,5−ジフルオロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例4a、55aに記載の方法と同様にして、3−クロロベンズアルデヒドの代わりに3,5−ジフルオロ−ベンズアルデヒド(0.89g、6.27mmol)を二段階で反応させることにより、E/Z−6−クロロ−3−(3,5−ジフルオロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを黄色油状物として得た(二段階通じて1.25g、50%)。
実施例133b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例97a、55dに記載の方法と同様にして、実施例133aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3,5−ジフルオロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.21g、0.5mmol)を、実施例80aで調製された1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(1g、5.25mmol)と、トルエン中で反応させ、次いでジクロロメタン中トリフルオロ酢酸(5ml)で処理し、続いてメタノール中ジイソプロピルエチルアミン(1mL)で処理することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(二段階通じて35mg、18%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H19ClN2O2F2+H[(M+H)]:417.1176; Found:417.1177
実施例134a
中間体E/Z−3−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−ベンゾニトリルの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、3−クロロベンズアルデヒドの代わりに3−ホルミル−ベンゾニトリルを用いることにより、E/Z−3−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−ベンゾニトリルを黄色固体として得た。
実施例134b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−シアノ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134aで調製されたE/Z−3−(6−クロロ−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−インドール−3−イリデンメチル)−ベンゾニトリル(280mg、1mmol)を、実施例80aで新たに調製された1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(2.06g、10.5mmol)とともに、密閉管内で、トルエン中(20mL)、135℃で1時間加熱し、その後室温に冷却した。メタノール(80mL)を加え、混合物をセライトの短小パッドを通じて濾過した。濾液を濃縮し、残存物をクロマトグラフィー(EtOAc)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−シアノ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを固体として得た(180mg、35%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H20ClN3O2+H [(M+H)]:406.1317; Found:406.1315
実施例135
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−ブロモ−フェニル)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134a、134bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−ベンゾニトリルの代わりに3−ブロモ−ベンズアルデヒドを用い、2段階でラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−ブロモ−フェニル)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを固体として得た(142mg)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H20BrClN2O2+H [(M+H)]:459.0470; Found:459.0469
実施例136
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−メトキシ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134a、134bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−ベンゾニトリルの代わりに3−メトキシ−ベンズアルデヒドを用いることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−メトキシ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを固体として得た(20mg)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H23ClN2O3+H[(M+H)]:433.1289; Found; 433.1288
実施例137
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134a、134bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−ベンゾニトリルの代わりに5−フルオロ−2−メチル−ベンズアルデヒドを用いることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量100mg、15%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H22ClFN2O2+Na[(M+Na)]:435.1246; Found:435.1243
実施例138
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−フルオロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134a、134bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−ベンゾニトリルの代わりに3−フルオロ−ベンズアルデヒドを用いることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−フルオロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量100mg、17%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H20ClFN2O2+H [(M+H)]:399.1270; Found:399.1267
実施例139
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−m−トリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134a、134bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−ベンゾニトリルの代わりに3−メチル−ベンズアルデヒドを用いることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−m−トリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量130mg、33%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H23ClFN2O2+H [(M+H)]:395.1521; Found:395.1521
実施例140
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−o−トリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134a、134bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−ベンゾニトリルの代わりに2−メチル−ベンズアルデヒドを用いることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−o−トリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量55mg、14%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H23ClFN2O2+H[(M+H)]:395.1521; Found:395.1521
実施例141
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−チオフェン−3−イルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134a、134bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−ベンゾニトリルの代わりにチオフェン−3−カルバルデヒドを用いることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−チオフェン−3−イルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量74mg、19%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C20H19ClN2O2S +H[(M+H)]:387.0929; Found:387.0929
実施例142
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3,5−ジクロロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134a、134bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−ベンゾニトリルの代わりに3,5−ジクロロ−ベンズアルデヒドを用いることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3,5−ジクロロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量50mg、11%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H19Cl3N2O2+H [(M+H)]:449.0585; Found:449.0585
実施例143
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(5−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例134a、134bに記載の方法と同様にして、3−ホルミル−ベンゾニトリルの代わりに5−クロロ−2−トリフルオロメチル−ベンズアルデヒドを用いることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(5−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量50mg、10%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C23H19Cl2F3N2O2+H[(M+H)]:483.0849; Found:483.0848
実施例144
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−ブロモ−フェニル)−6−クロロ−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例197に記載の方法と同様にして、実施例135aで調製された1−(1−メチレン−プロピル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの代わりに、実施例142aで新たに調製された1−イソプロペニル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを用いることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−ブロモ−フェニル)−6−クロロ−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量21mg)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C21H18BrClN2O2+H [(M+H)]:445.0313; Found:445.0313
実施例145a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(5−フルオロ−2−メチル−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
6−クロロオキシインドール(3.6g、21.6mmol)及び5−フルオロ−2−メチル−ベンズアルデヒド(3.0g、21.6mmol)のメタノール(25mL)中混合物に、ピロリジン(1.53g、21.6mmol)を滴下によりを加えた。次いで、この混合物を70℃で3時間加熱した。4℃に冷却後、混合物を濾過し、得られた沈殿物を集めて乾燥させることにより、E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを明黄色固体として得た(収量5.3g、85%)。
実施例145b
中間体E/Z−6−クロロ−3−(5−フルオロ−2−メチル−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例145aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(5−フルオロ−2−メチル−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンで(0.20g、0.71mmol)のジクロロメタン(3mL)溶液に対して、0℃で、クロロギ酸エチル(0.10mL、1.1mmol)を加え、次にトリエチルアミン(0.14g、1.4mmol)を加えた。反応混合物を0℃で30分攪拌した。次に、混合物をHCl水溶液(1N)に注いだ。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥し、濃縮することにより、E/Z−6−クロロ−3−(5−フルオロ−2−メチル−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステルを黄色固体として得た。粗製物をクロマトグラフィーで精製することにより、75mgの黄色固体を得た(収量1.7g、30%)。
実施例145c
ラセミ中間体(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例1bで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンのトルエン(15ml)溶液に対して、トルエン(30ml)中、実施例145bで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(5−フルオロ−2−メチル−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸エチルエステル(0.16g、0.45mmol)を加えた。反応管を密封し、マイクロ波照射により135℃で35分間加熱した。溶液を室温まで冷却した後、メタノール(25mL)を加え、次いで混合物を濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:3)で精製することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステルを黄色油状物として得た(収量200mg、82%)。
実施例145d
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例145cで調製されたラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸エチルエステル(0.20g、0.31mmol)のメタノール(12mL)溶液に対して、NaOH(22mg、0.56mmol)を加えた。混合物を室温で0.5時間攪拌した。溶媒を除去し、残存物を酢酸エチル及びHCl水溶液(1N)で分画した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集めて濃縮した。残留物をPrep−HPLCで精製することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(9mg)。
MS m/z(M+H)+:469
実施例146a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(5−フルオロ−2−メチル−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例145aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(5.0g、17.4mmol)のN,N−ジメチル−ホルムアミド(40mL)溶液に対して、0℃で、NaH(鉱油中60%)(0.70g、17.4mmol)を加え、続いてテトラヒドロフラン(40mL)中2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(2.9g、17.4mmol)を滴下により加えた。反応混合物を0℃で0.5時間攪拌し、続いて氷水に注ぎ入れた。粗製物を酢酸エチルで2度抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥した。溶媒を除去し、残存物をクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製することにより、E/Z−6−クロロ−3−(5−フルオロ−2−メチル−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを黄色油状物として得た(収量5.7g、78%)。
実施例146b
ラセミ中間体(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例1bで調製された1−(3−クロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンのトルエン(12ml)溶液に対して、トルエン中(50mL)、実施例146aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(5−フルオロ−2−メチル−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.30g、0.72mmol)を加えた。続いて、反応管を共焦点型単一モードマイクロ波反応器の室内に設置し、フラスコの内容物に135℃で35分間の照射を行った。溶液を室温まで冷却した後、メタノール(25mL)を加えた。反応溶液を濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:3)で精製することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1− メトキシエチル トリメチルシランを黄色固体として得た(0.45 g)。
実施例146c
ラセミ中間体(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例146bで調製されたラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1− メトキシエチル トリメチルシラン(2.5g、4.18mmol)のN,N−ジメチル−ホルムアミド(20mL)溶液に対して、室温で、ブロモ−酢酸tert−ブチルエステル(2.0g、10.4mmol)及び炭酸セシウム(7.5g、23.0mmol)を加えた。反応混合物を窒素下で4時間攪拌し、次いで飽和NH4Cl水溶液に注ぎ入れた。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン=1:4)で精製することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを黄色固体として得た(収量0.85g)。
実施例146d
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例146dで調製されたラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルボニル)メチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(0.85g、1.19mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に対して、トリフルオロ酢酸(20mL)を加えた。反応混合物を室温で18時間攪拌した。反応混合物を濃縮した。残留物をメタノール(10mL)に再溶解させた。得られた溶液に対してN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(1.57mL、8.70mmol)を加え、粗製物を1時間還流した。反応混合物を濃縮し、残存物を酢酸エチル及びHCl水溶液(1N)で分画した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥し、濃縮した。残留物を酢酸エチル及びヘキサンと練和することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(収量440mg、70%)。
MS m/z(M+H)+:527
実施例147
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1’−(メチルアミノ−カルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例146dで調製されたラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(70mg、0.13mmol)、塩酸メチルアミン(11mg、0.16mmol)、EDC.HCl(31mg、0.16mmol)、HOBt(22mg、0.16mmol)及びDIPEA(69mg、0.533mmol)のDMF(2mL)中混合物を、室温で一晩攪拌した。次いで、粗製物をPrep−HPLCで精製することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1’−(メチルアミノ−カルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(29mg)。
MS m/z [M+H]+ :540.
実施例148
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)− 1’−(ジメチルアミノ−カルボニル−メチル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例147に記載の方法と同様にして、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−1’−(ジメチルアミノ−カルボニル−メチル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを調製した。
MS m/z(M+H)+:554
実施例149
ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−[(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)カルボニル−メチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例147の記載と同様にして、ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−[(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)カルボニル−メチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを調製した。
MS m/z(M+H)+:637
実施例150
ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−[(3−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)カルボニル−メチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例147の記載と同様にして、ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−[(3−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)カルボニル−メチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを調製した。
MS m/z(M+H)+:637
実施例151
ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−(アミノカルボニル−メチル)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例146d及び146eに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(50mg、0.08mmol)を、2−ブロモ−アセトアミド(35mg、0.25mmol)及び炭酸セシウム(163mg、0.50mmol)とDMF(2ml)中で反応させた。得られた残留物をトリフルオロ酢酸(5mL)及びジクロロメタン(5mL)の混合溶液に溶解させた。反応混合物を室温で18時間攪拌した。反応混合物を濃縮した。残留物をメタノール(10mL)に再溶解させた。得られた溶液に対してN,N’−ジイソプロピルエチルアミンを加え、粗製物を1時間還流した。反応混合物を濃縮し、残存物を酢酸エチル及びHCl水溶液(1N)で分画した。有機層を分離し、MgSO4で乾燥し、濃縮した。残留物を練和し、Prep−HPLCで精製することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−(アミノカルボニル−メチル)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(8mg)。
MS m/z(M+H)+:526
実施例152a
ラセミ中間体(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1− メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例146aで調製されたラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.40g、0.67mmol)を、LiH(0.13g、16.70mmol)及び1−クロロ−3−ブロモ−プロパン(0.63g、4.01mmol)と、N,N−ジメチル−ホルムアミド(3mL)中、触媒量のKIの存在下で反応させた。溶液を一晩攪拌した後、溶液を水に注ぎ入れた。水層を酢酸エチルで抽出し、有機層を集めて乾燥させ、濃縮することにより、粗製物を得た。粗製物をクロマトグラフィーで精製することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを黄色固体として得た(収量:0.11g、24%)。
実施例152b
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−1’−(ジメチルアミノ−プロピル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例152aで調製されたラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−1’−(3−クロロ−プロピル)−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(0.11g、0.16mmol)のN,N−ジメチル−ホルムアミド(3mL)溶液に対して、室温で、塩酸ジメチルアミン(0.53g、6.53mmol)及び炭酸セシウム(2.66g、8.16mmol)、並びに触媒量のKIを加えた。反応混合物を一晩攪拌し、次いで溶液を飽和NH4Cl水溶液に注ぎ入れた。混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥し、濃縮することにより、110mgの黄色固体を得た。この黄色固体に対してジクロロメタン(10mL)及びトリフルオロ酢酸(10mL)を加えた。反応混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残存物を酢酸エチル及び飽和NaHCO3溶液で分画した。有機層を分離し、濃縮した。残留物をメタノール(10mL)に再溶解させた。得られた溶液に対してN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(2mL)を加え、粗製物を100℃で1時間加熱した。反応混合物を濃縮し、残存物をPrep−HPLCで精製することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−1’−(ジメチルアミノ−プロピル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(10mg)。
MS m/z(M+H)+:554
実施例153a
ラセミ中間体(2’S,3S,4’R)−1’−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1− メトキシエチルトリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例152aに記載の方法と同様にして、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1− メトキシエチルトリメチルシラン(0.45g、0.75mmol)を、LiH(0.15g、18.8mmol)及び(2−ブロモ−エチル)−カルバミン酸tert−ブチルエステル(1.0g、4.52mmol)と、N,N−ジメチル−ホルムアミド(3mL)中、触媒量のKIの存在下で反応させることにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−[(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1− メトキシエチル トリメチルシランを黄色固体として得た(80mg)。
実施例153b
ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)カルボニルアミノ−エチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例153aで調製されたラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−1’−[(tert−ブトキシカルバモイル)エチル]−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシラン(80mg)に、ジクロロメタン(5mL)、次いでトリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。反応混合物を室温で4時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残存物を酢酸エチル及び飽和NaHCO3溶液で分画した。有機層を分離し、濃縮した。残留物をメタノール(5mL)に再溶解させた。得られた溶液に対してN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(2mL)を加え、粗製物を100℃で1時間加熱した。反応混合物を濃縮した。残存物、1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−カルボン酸(60mg、0.29mmol)、EDC.HCl(56mg、0.29mmol)、HOBt(39mg、0.29mmol)及びDIPEA(101mg、0.78mmol)のDMF(2mL)中混合物を、室温で一晩攪拌した。次いで、粗製物をPrep−HPLCで精製することにより、ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)カルボニルアミノ−エチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(14mg)。
MS m/z(M+H)+:701
実施例154a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(4−クロロ−チオフェン−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロオキシインドール(1.2g、7.2mmol)を、4−クロロ−チオフェン−2−カルバルデヒド(1.05g、7.2mmol)及びピロリジン(0.7g、9.9mmol)と反応させることにより、E/Z−6−クロロ−3−(4−クロロ−チオフェン−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを黄色固体として得た(収量1.3g、62%)。
実施例154b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[2−(4−クロロ−チオフェニル)]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cに記載の方法と同様にして、実施例154aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(4−クロロ−チオフェン−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.2g、0.68mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[2−(4−クロロ−チオフェニル)]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(7mg)。
MS m/z(M+H)+:475
実施例155a
中間体E/Z−6−クロロ−3−(5−クロロ−チオフェン−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例1aに記載の方法と同様にして、6−クロロオキシインドール(1.2g、7.2mmol)を、5−クロロ−チオフェン−2−カルバルデヒド(1.05g、7.2mmol)及びピロリジン(0.7g、9.9mmol)と反応させることにより、E/Z−6−クロロ−3−(5−クロロ−チオフェン−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを黄色固体として得た(収量1.5g、71%)。
実施例155b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[2−(5−クロロ−チオフェニル)]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cに記載の方法と同様にして、実施例155aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(5−クロロ−チオフェン−2−イルメチレン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.2g、0.68mmol)を、実施例6bで調製された1−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[2−(5−クロロ−チオフェニル)]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(6mg)。
MS m/z(M+H)+:475
実施例156
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(2,2−ジメチルプロピル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cに記載の方法と同様にして、実施例1aで調製されたE/Z− 6−クロロ−3−(3,3−ジメチル−ブチリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(0.2g、0.80mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(2,2−ジメチルプロピル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(7mg)。
MS m/z(M+H)+:429
実施例157a
中間体E/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
6−ブロモオキシインドール(16.2g、92mmol)(Combi−block)及び3−クロロ−ベンズアルデヒド(12.9g、92mmol)のメタノール(109mL)中混合物に、ピロリジン(6.55g、92mmol)を滴下により加えた。次いで、この混合物を65℃で3時間加熱した。4℃に冷却後、混合物を濾過し、得られた沈殿物を集め、乾燥することにより、E/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を明黄色固体として得た(収量16.2g、63%)。
実施例157b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例17aで調製された1−(2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンのトルエン(20mL)溶液に対して、実施例157aで調製されたE/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール(0.3g、0.83mmol)を加えた。反応混合物を攪拌し、密閉管中、マイクロ波照射により135℃で0.5時間加熱した。溶液を室温まで冷却した後、メタノール(50mL)を加え、次いで混合物を濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:CH2Cl2=1:3)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た。(収量0.22g、53%)。
MS m/z [(M+H)+]:495
実施例158a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例157bに記載の方法と同様にして、実施例157aで調製されたE/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール(0.4g、1.10mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.3g、54%)。
MS m/z [(M+H)+]:513
実施例158b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例158aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(35mg)から、キラルカラムクロマトグラフィーを用いて二種の光学異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:11mg、31%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:11mg、31%)。
MS m/z [(M+H)+]:513
実施例159a
中間体1−(2,5−ジクロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、3−クロロベンズアルデヒドの代わりに2,5−ジクロロ−ベンズアルデヒド(1.75g、10mmol)を出発原料として使用し、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M溶液、10mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(2,5−ジクロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例159b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,5−ジクロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例157bに記載の方法と同様にして、実施例157aで調製されたE/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール(0.4g、1.10mmol)を、実施例159aで調製された1−(2,5−ジクロロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2,5−ジクロロフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジンを白色固体として得た。(収量0.4g、67%)。
MS m/z [(M+H)+]:549
実施例160a
中間体1−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−メチルベンズアルデヒドの代わりに5−クロロ−2−メチル−ベンズアルデヒド(1.54g、10mmol)を出発原料として使用し、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1M溶液、10mL、10mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例160b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−クロロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例157bに記載の方法と同様にして、実施例157aで調製されたE/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール(0.4g、1.10mmol)を、実施例160aで調製された1−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]を白色固体として得た(収量0.3g、51%)。
MS m/z [(M+H)+]:529
実施例161a
中間体E/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例157aで調製されたE/Z 6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(5.3g、16mmol)のN,N−ジメチル−ホルムアミド(50mL)溶液に対して、0℃で、NaH(鉱油中60%)(0.64g、16mmol)を加え、続いてテトラヒドロフラン(40mL)中2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(2.65g、16mmol)を滴下により加えた。反応混合物を0℃で0.5時間攪拌し、次いで氷水に注ぎ入れた。粗製物を酢酸エチルで2度抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥した。溶媒を除去し、残存物をクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製することにより、E/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを黄色油状物として得た(収量4.5g、60%)。
実施例161b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1− メトキシエチル トリメチルシランの調製
Figure 0005038337
実施例80aで調製された1−(1−エチル−エテニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(42mmol)のトルエン(50mL)溶液に対して、実施例161aで調製されたE/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(2g、4.3mmol)を加えた。反応混合物を密閉管中、窒素下、135℃で1時間攪拌した。室温に冷却した後、メタノール(100mL)を加え、次いで混合物を濃縮した。残留物をクロマトグラフィー(EtOAc:ヘキサン =2:1)で精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシランを固体として得た(収量350mg)。
実施例161c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例161bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(50mg、0.08mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に対して、トリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。反応混合物を室温で0.5時間攪拌した。溶媒を除去した後、残存物をメタノール(2mL)に溶解させた。得られた溶液に対してN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(1mL)を加えた。次いで反応管を135℃で20分間加熱した。反応混合物を濃縮し、残存物をPrep−HPLCで精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを固体として得た(30mg)。
実施例161d
キラル(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(30mg)をキラルカラムクロマトグラフィーで分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(7mg白色固体)、及び、キラル(2’S,3S,4’R)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(7mg)。
MS m/z [(M+H)+]:459
実施例162a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチルトリメチルシランの調製
Figure 0005038337
CH22(1.2g、4.6mmol)を乾燥トルエン(5mL)に0℃で溶解させた。アルゴン下で10分間攪拌した後、Et2Zn(THF中1M、3.3mL、3.67mmol)を加えた。15分間攪拌した後、実施例161bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1− メトキシエチル トリメチルシラン(270mg、0.46mmol)の乾燥トルエン(10mL)溶液を加えた。室温で3時間攪拌後、飽和NH4Cl(20mL)で反応をクエンチした。水層をEtOAcで抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥し、濃縮した。残存物を更なる精製を加えることなく次段で使用した。
実施例162b
キラル(2R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例162aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−メトキシエチル トリメチルシラン(48mg、0.079mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に対してトリフルオロ酢酸(5mL)を加えた。混合物を室温で5時間攪拌した。続いて、溶媒を真空下で除去した。残留物をメタノール(2mL)に溶解させた。得られた溶液にN,N’−ジイソプロピルエチルアミン(1mL)を加えた。混合物を135℃で20分間加熱した。反応混合物を濃縮し、残存物をPrep−HPLCで精製することにより、ラセミ(2R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た。ラセミ化合物をキラルカラムクロマトグラフィーで分離することにより、キラル(2R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(4.5mg)及びキラル(2S,3S,4’R)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(4.5mg)。
MS m/z [(M+H)+]:473
実施例163a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例162bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(220mg、0.47mmol)、(Boc)2O(121.9mg、0.56mmol)及びDMAP(73.9mg、0.61mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)中で混合した。0.5時間攪拌した後、溶液を濃縮し、残存物をEtOAcに溶解させた。有機層を0.5N HCl水溶液で数回洗浄した。その後、有機層を乾燥させて濃縮することにより、黄色固体を得た(240mg)。
実施例163b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−シクロプロピル−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
アルゴン雰囲気下、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(28mg、0.049mmol)、シクロプロピルボロン酸(4.5mg、0.0524mmol)、Pd(PPh34(5mg)、K3PO4(50mg)及び数滴の水をトルエン(3mL)中で混合した。混合物をマイクロ波照射により130℃で20分間加熱した。続いて、溶液を水に注ぎ入れ、水層をEtOAcで抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残留物をPrep−TLCで精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−シクロプロピル−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ [インドール− 3,3’−ピペリジン]− 1−カルボン酸tert−ブチルエステルを得た(10mg)。
実施例163c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−シクロプロピル−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−シクロプロピル−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(10mg、0.019mmol)を、HClのメタノール溶液(6M、10mL)に溶解させた。10分後、溶液を濃縮することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−シクロプロピル−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た。(収量:5.9mg、72%)。
MS m/z [(M+H)+]:435
実施例164a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例36cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(300mg、0.64mmol)の混合物に対して、ジクロロメタン(30mL)中、4−ジメチルアミノピリジン(94mg、0.77mmol)及びジ−tert−ブチル−ジカーボネート(153mg、0.71mmol)を加えた。混合物を室温で30分間攪拌し、次いでカラムクロマトグラフィーで精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを個体として得た(350mg、96%)。
実施例164b
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−(2−ブロモメチル−5−フルオロ−フェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(900mg、1.58mmol)の四塩化炭素(20mL)溶液に対して、過酸化ベンゾイル(380mg、1.58mmol)及びNBS(280mg、1.58mmol)を加えた。混合物をマイクロ波照射により100℃で30分間加熱し、次いでカラムクロマトグラフィーで精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−(2−ブロモメチル−5−フルオロ−フェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを個体として得た(170mg、16%)。出発物質であるラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(550mg、0.96mmol)が回収された。
実施例164c
ラセミ(2’R,3R,4’S)2’−[2−(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)メチル−5−フルオロ−フェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例164bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−(2−ブロモメチル−5−フルオロ−フェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(30mg、0.046mmol)のアセトニトリル(5mL)溶液に対して、K2CO3(13mg、0.094mmol)及びピペリジン−4−カルボン酸アミド(12mg、0.094mmol)を加えた。混合物を2時間還流し、次いで濃縮した。残留物をprep−HPLCで精製することにより、ラセミ(2’R,3R, 4’S)2’−[2−(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)メチル−5−フルオロ−フェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを個体として得た(2.6mg)。
MS m/z [(M+H)+]:595
実施例165
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−フルオロ−2−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル)メチル−フェニル]−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例164bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモメチル−5−フルオロ−フェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(30mg、0.046mmol)のアセトニトリル(5mL)溶液に対して、K2CO3(13mg、0.094mmol)及び1−メタンスルホニル−ピペラジン(15mg、0.094mmol)を加えた。混合物を2時間還流し、濃縮した。残留物をトリフルオロ酢酸に溶解させ、室温で30分間攪拌し、次いで濃縮し、prep−HPLCで精製することにより、(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−フルオロ−2−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル)メチル−フェニル]−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを個体として得た(5mg、17%)。
実施例166
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−{5−フルオロ−2−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)カルボニルアミノ−メチル]−フェニル}−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
アンモニア水溶液(17%、2mL、~20mmol)に対して、実施例164bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−(2−ブロモメチル−5−フルオロ−フェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−2,3−ジヒドロ−2,6’−ジオキソ−スピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(40mg、0.06mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液を加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、続いてEtOAc(20mL)を加えた。有機相を分離し、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、溶媒を真空下で除去し、残存物をジクロロメタンに溶解させた。次いで、1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−カルボン酸(20mg)ジメチルアミンピペリジン(25mg)及びEDCI(40mg)を溶液に加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、次いでジクロロメタンで希釈し、HCl水溶液(1N、10mL)、水(10mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、有機層を分離し、濃縮し、残存物を調製HPLCで精製することにより、表題化合物を個体として得た(12mg)。
MS m/z [(M+H)+]:673
実施例167a
中間体6−フルオロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
NaH(60%, 7g、0.16mol)のジメチルスルホキシド(150mL)中混合物に対して、マロン酸ジメチル(20mL、0.16mol)を滴下により加えた。混合物を100℃に10分間加熱し、次いで室温に冷却し、次に2,5−ジフルオロニトロベンゼン(14g、0.08mol)を加えた。90℃で2時間攪拌後、混合物を冷却し、5%HCl水溶液に氷冷しながら注ぎ入れた。EtOAc(50mL)を加え、有機相を分離し、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥した。溶媒を真空下で除去することにより、2−(4−フルオロ−2−ニトロ−フェニル)−マロン酸ジメチルエステルを得た(19.4g)。2−(4−フルオロ−2−ニトロ−フェニル)−マロン酸ジメチルエステル(6g、22mmol)を氷酢酸(30mL)に溶解させ、HCl水溶液(6N、30mL)を加え、反応混合物を加熱して4時間還流させた。鉄粉(5g、88mmol)を混合物に少量ずつ加え、更に2時間還流させた。溶媒を真空下で除去し、残留物をEtOAcで抽出した。有機相をHCl水溶液(1N)、食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮することにより、表題化合物を黄色固体として得た(3g、89%)。
MS m/z(M+H)+:152
実施例167b
中間体E/Z−6−フルオロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
6−フルオロオキシインドール(13.9g、92mmol)及び3−クロロ−ベンズアルデヒド(12.9g、92mmol)のメタノール(109mL)中混合物に、ピロリジン(6.55g、92mmol)を滴下により加えた。次いで、この混合物を65℃で3時間加熱した。4℃に冷却後、混合物を濾過し、得られた沈殿物を集め、乾燥することにより、E/Z−6−フルオロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を明黄色固体として得た(収量17.5g、64%)。
MS m/z(M+H)+:274
実施例167c
キラル(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cに記載の方法と同様にして、実施例167bで調製されたE/Z−6−フルオロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール(0.4g、1.10mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.1g)。ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンをキラルカラムクロマトグラフィーで分離することにより、表題化合物を白色固体として得た。
MS m/z(M+H)+:453
実施例168a
中間体6−メトキシ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
実施例167aに記載の方法と同様にして、1−クロロ−4−メトキシ−2−ニトロ−ベンゼン(19g、0.1mol)を、マロン酸ジメチル(16g、0.2mol)、NaH及び鉄粉と反応させることにより、6−メトキシ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンを得た(3g、18%)。
MS m/z(M+H)+:164
実施例168b
中間体E/Z−6−メトキシ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
6−メトキシオキシインドール(1.60g、10mmol)及び3−クロロ−ベンズアルデヒド(1.4g、10mmol)のメタノール(10mL)中混合物に、ピロリジン(0.82mL、10mmol)を滴下により加えた。次いで、この混合物を65℃で3時間加熱した。4℃に冷却後、混合物を濾過し、得られた沈殿物を集め、乾燥することにより、E/Z−6−メトキシ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を明黄色固体として得た(収量1.7g、60%)。
MS m/z(M+H)+:286
実施例168c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−6−メトキシスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cに記載の方法と同様にして、実施例168bで調製されたE/Z−6−メトキシ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール(0.4g、1.10mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−6−メトキシスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.05g、10%)。
MS m/z(M+H)+:465
実施例169a
中間体E/Z−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
オキシインドール(2.66g、20mmol)及び3−クロロ−ベンズアルデヒド(2.81g、20mmol)のメタノール(20mL)中混合物に、ピロリジン(1.65mL、20mmol)を滴下により加えた。次いで、この混合物を65℃で3時間加熱した。4℃に冷却後、混合物を濾過し、得られた沈殿物を集め、乾燥することにより、E/Z−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を明黄色固体として得た(収量4g、78%)。
MS m/z(M+H)+:256
実施例169b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cに記載の方法と同様にして、実施例169aで調製されたE/Z−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール(0.4g、1.10mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量0.08g、15%)。
MS m/z(M+H)+:435
実施例170a
中間体5−フルオロ−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
3−フルオロフェニル酢酸(1.23 g,8mmol)の濃H2SO4(2.0mL、40mmol)溶液に対して、0℃で、HNO3(0.374mL、8mmol)を徐々に加えた。得られた反応混合物をアルゴン下、0℃で2時間攪拌し、氷水に注ぎ入れた。白色固体が沈殿物した。水系相を酢酸エチルで抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮した。この粗(5−フルオロ−2−ニトロ−フェニル)−酢酸を酢酸に溶解させた。この溶液に対して鉄粉(1.79g、32mmol)を加えた。 反応混合物を攪拌し、還流温度に2時間加熱した。次いで、混合物を真空下で濃縮した。残留物を酢酸エチルで抽出し、有機層を分離し、HCl水溶液(1N)、食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、真空下で濃縮することにより、所望の生成物を得た(1g、82%)。
MS m/z(M+H)+:152
実施例170b
中間体E/Z−5−フルオロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの調製
Figure 0005038337
5−フルオロオキシインドール(3.00g、20mmol)及び3−クロロ−ベンズアルデヒド(2.8g、20mmol)のメタノール(20mL)中混合物に、ピロリジン(1.72mL、10mmol)を滴下によりを加えた。次いで、この混合物を65℃で3時間加熱した。4℃に冷却後、混合物を濾過し、得られた沈殿物を集め、乾燥することにより、E/Z−5−フルオロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オンの混合物を明黄色固体として得た(収量1.7g、30%)。
MS m/z(M+H)+:274
実施例170c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)− 5−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例1cに記載の方法と同様にして、実施例170bで調製されたE/Z−5−フルオロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール(0.4g、1.10mmol)を、実施例36aで調製された1−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−5−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量2g、41%)。
MS m/z(M+H)+:453
実施例171a
ラセミ中間体(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例87cで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.4g、1mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に対して、0℃で、ジ−tert−ブチル−ジカーボネート(0.47g、2mmol)を加え、次に4−ジメチルアミノピリジン(0.29g、2.4mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌し、次いで氷水に注ぎ入れた。有機層を分離し、HCl水溶液(0.5N)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濃縮することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを白色固体として得た(収量0.47g、95%)。
MS m/z(M+H)+:501
実施例171b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
CH22(1.2g、4.6mmol)の無水トルエン(5mL)溶液に対して、アルゴン下、0℃で、Et2Znのトルエン溶液(1.1M、3.3ml、3.67mmol)を加えた。混合物を15分間攪拌し、次いで実施例171aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(230mg、0.46mmol)のトルエン溶液(10mL)を加えた。反応混合物を室温で3時間攪拌し、次いで飽和NH4Cl水溶液(20mL)でクエンチした。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥し、濃縮することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(162mg)。次いで、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンをキラルSFCで分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(50mg)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C22H20Cl2N2O2+H [(M+H)+]:415.0975 Found:415.0975.
1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ=0.10(m,2H)、0.23(s,3H)、0.36(m,1H)、0.55(m,1H)、2.60(dd,J=6.4,18.4Hz,1H)、2.85(dd,J=12.8,18.4Hz,1H)、3.14(s,1H)、3.66(dd,J=6.4Hz,13.2Hz,1H)、6.62(d,J=8Hz,1H)、6.71(d,J=2Hz,1H)、6.74(d,J=1.6Hz,1H)、7.08−7.14(m,2H)、7.18〜7.20(m,1H)、7.36(d,J=8Hz,1H)、8.05(s,1H)、10.56(s,1H)ppm.
実施例172a
中間体E/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例24aに記載の方法と同様にして、実施例157aで調製されたE/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(2.4g、7.2mmol)を、ジ−tert−ブチル−ジカーボネート(1.86 g,10mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(1.46g、12mmol)と反応させることにより、E/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを黄色固体として得た(収量1.5g、48%)。
MS m/z(M+H)+:434
実施例172b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例172aで調製されたE/Z−6−ブロモ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(5g、12.8mmol)を、実施例87bで調製された1−イソプロペニル−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンと、トルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸で処理することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(収量2.2g、40%)。
MS m/z(M+H)+:445
実施例173a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
実施例171aに記載の方法と同様にして、実施例172bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.45g、1mmol)を、ジtert−ブチル−ジカーボネート(0.24g、1mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(0.15g、1.2mmol)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸 tert−ブチルエステルを白色固体として得た(収量0.49g、90%)。
MS m/z(M+H)+:545
実施例173b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例171bに記載の方法と同様にして、実施例173aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(250mg、0.46mmol)を、CH22(1.2g、4.6mmol)及びEt2Zn(3.3ml、3.67mmol)と反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量183mg、87%)。ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンをキラルカラムクロマトグラフィーで分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(15mg)。
MS m/z(M+H)+:459
1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ=0.10(m,2H)、0.25(s,3H)、0.34(m,1H)、0.54(m,1H)、2.59(dd,J=6.4,18.4Hz,1H)、2.85(dd,J=12.8,18.4Hz,1H)、3.13(s,1H)、3.62−3.67(dd,J=6.4,12.8Hz,1H)、6.62(d,J=8Hz,1H)、6.74(s,1H)、6.83(s,1H)、7.10(t,J=7.8Hz,1H)、7.19(d,J=8.4Hz,1H)、7.25−7.32(m,2H)、8.06(s,1H)、10.56(s,1H)ppm.
実施例174
ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−エチニル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例173aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−2,6’−ジオキソスピロ[インドール−3,3’−ピペリジン]−1−カルボン酸tert−ブチルエステル−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(54mg、0.1mmol)、Pd(PPh34(20mg、0.02mmol)、K3PO4(110mg、0.5mmol)、ホウ酸ジメチルトリメチルシリルエチニル(1mL、0.5M、0.5mmol)のトルエン(3mL)中混合物を、マイクロ波照射により 130℃で1時間加熱した。溶媒を真空下で除去し。残存物に対してメタノール(3mL)及びNaOH水溶液(2N、3mL)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌した。溶媒を真空下で除去し、残存物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、食塩水、飽和NH4Cl、食塩水で洗浄し、次いで有機層を分離し、濃縮した。残留物を調製HPLCで精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−エチニル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た(2mg)。
ホウ酸ジメチルトリメチルシリルエチニル溶液は、文献Lutzen, L. et al Synthesis, 2006, No3, 519-527の手順に従って調製した。
実施例175
キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチルスルホニル−4−ピペリジニル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イルアミントリフルオロ酢酸塩(111mg、0.38mmol)を、N−メチルモルホリン(208μL、1.9mmol)及びDMAP(3mg)とともに、DMF(2 ml)中で5分間攪拌することにより、透明な溶液を得た。実施例57aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(フルオロカルボニル)−メチル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.18mmol)のDMF(1mL)溶液を加え、混合物をマイクロ波オーブンにより100℃で15分間加熱した。混合物を水に注ぎ入れ、EtOAcで抽出した(4×)。有機層を水、食塩水洗浄し、乾燥し、濃縮することにより、黄色残留物を得た。これを12gシリカゲルカラムを用い、塩化メチレン中0〜5%MeOHで溶出することにより精製した。白色粉末(74.3mg、60% 収量)を所望のラセミ混合物として得た。これを30%メタノールを用いたキラルSFCで分離して、光学的に純粋な鏡像異性体化合物(各24mg)を得た。
MS m/z(M+H)+:687
実施例176a
中間体4−[2−(1,1−ジオキソ−イソチアゾリジン−2−イル)−エチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの調製
Figure 0005038337
1−Boc−4−(2−アミノエチル)−ピペラジン(1.26g、6.8mmol)及びトリエチルアミン(1mL)のTHF(10ML)中攪拌溶液に対して、3−クロロ−プロピルスルホニルクロリド(Aldrich、0.68mL、6.94mmol)を室温で徐々に加えた。混合物を30分攪拌し、反応を水でクエンチした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、抽出物を集めて乾燥した(Na2SO4)。溶液を濃縮し、残存物をTHF(20mL)及びCs2CO3(500mg)に溶解させ、NaI(80mg)を加え、混合物を還流温度で一晩攪拌した。混合物を室温まで冷却し、水に注ぎ入れた。この混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出し、抽出物を集めて乾燥した(Na2SO4)。溶媒をロータリーエバポレーターで除去することにより、固体2.01gを得た。
MS m/z(M+H)+:334
実施例176b
中間体1−[2−(1,1−ジオキソ−イソチアゾリジン−2−イル)−エチル]−ピペラジン ジ−トリフルオロ酢酸の調製
Figure 0005038337
4−[2−(1,1−ジオキソ−イソチアゾリジン−2−イル)−エチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.01g)を30% TFA/CH2Cl2(10mL)で処理し、混合物を室温で30分間攪拌した。溶媒を減圧下で除去することにより、固体2.46gを得た。
MS m/z(M+H)+:234
実施例176c
キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−{[4−(1,1−ジオキシド−2−イソチアゾリジニル)エチル]ピペラジニル−カルボニル−メチル}スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例175に記載の方法と同様にして、実施例57aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(フルオロカルボニル)−メチル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.18mmol)を、実施例176bで調製された1−[2−(1,1−ジオキソ−イソチアゾリジン−2−イル)−エチル]−ピペラジン ジ−トリフルオロ酢酸と反応させ、キラルSFC分離することにより、キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−{[4−(1,1−ジオキシド−2−イソチアゾリジニル)エチル]ピペラジニル−カルボニル−メチル}スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’91H)−ジオンを得た。
MS m/z(M+H)+:742
実施例177
キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]ピペラジニル−カルボニル−メチル}スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例176に記載の方法と同様にして、実施例57aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(フルオロカルボニル)−メチル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.1g、0.18mmol)を、1−[(3−メチルスルホニル)プロピル]ピペラジンジヒドロクロリド(US23289)と反応させ、キラル分離することにより、キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]ピペラジニル−カルボニル−メチル}スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを得た。
MS m/z(M+H)+:715
実施例178a
中間体1−(2−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、2−ブロモ−2−フルオロ−ベンズアルデヒド(8.1g、40mmol)(Alfa)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(6.4g、40mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、16mL、40mmol)、トリメチルシリルクロリド(4.4g、40mmol)、トリエチルアミン(5.6g、52mmol)及び塩化アセチル(4.1g、52mmol)と反応させることにより、1−(2−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更なる精製を加えることなく次段で使用した。
実施例178b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例55aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1,3−ジヒドロ−インドール−2−オン(3.76g、8.13mmol)のトルエン(40mL)中攪拌溶液に対して、実施例178aで調製された1−(2−ブロモ−2−フルオロフェニル)−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエン(10.25g、32mmol)を加え、混合物を還流温度で2.5時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、メタノール(20mL)を加えた。この混合物を室温で1時間攪拌し、短小シリカゲルパッドを通過させた。カラムを30%(EtOAc/ヘキサン)で濯いだ。溶媒を除去し、残存物をISCO機によるクロマトグラフィー(0〜44%EtOAc/ヘキサン、30分)で精製することにより、淡黄色固体4.22gを得た。
この固体(1.5g、2.12mmol)をTFA/CH2Cl2(30%)で処理し、混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を除去し、残存物をメタノール(20mL)に溶解させた。次いでDIPEA(Aldrich、2mL)を加え、混合物を還流させながら2時間攪拌した。溶媒を除去し、残存物をISCO機によるクロマトグラフィー(25〜48%EtOAc/ヘキサン、30分)で精製することにより、灰白色固体520mgを得た。
MS m/z(M+H)+:534
実施例179
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−(2−エチニル−5−フルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例178bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(120mg、0.23mmol)のDMF(2mL)中攪拌溶液に対して、トリメチルラニル−アセチレン(Aldrich、88mg、0.92mmol)、PdCl2(PPh32(Aldrich、10mg)及びEt3N(Aldrich、0.35mL)を加え、混合物を窒素でパージし、次いで100℃で2時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残存物をメタノール(5mL)に溶解させた。この攪拌溶液にKF(210mg)を加え、この混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を除去し、残存物をISCO機によるクロマトグラフィー(30〜40EtOAc/ヘキサン、30分)で精製することにより、淡黄色固体32mgを得た。
MS m/z(M+H)+:479
実施例180
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−{5−フルオロ−2−[3−(メタンスルホニル−メチル−アミノ)−プロパ−1−イニル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例178bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(63mg、0.12mmol)のDMF(2mL)中攪拌溶液に対して、N−メチル−n−プロパ−2−イニル−メタンスルホンアミド(塩化アミンのトリエチルアミン、メタンスルホニルクロリドによる処理で調製、70mg、0.48mmol)、PdCl2(PPh32(20mg)及びEt3N(0.5mL)を加え、混合物を窒素でパージし、次いで100℃で4時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残存物をISCO機によるクロマトグラフィー(50%EtOAc/ヘキサン、30分)で精製することにより、白色固体20mgを得た。
MS m/z(M+H)+:479
実施例181a
中間体1−[5−ブロモ−2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例130aで調製された5−ブロモ−2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−ベンズアルデヒド(17.25g、48mmol)を、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(8.28g、48mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、19.2mL、48mmol)、トリメチルシリルクロリド(6.07mL、48mmol)、トリエチルアミン(8.7mL、62.5mmol)及び塩化アセチル(4.53mL、62mmol)と反応させることにより、1−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−クロロ−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色油状物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例181b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[5−ブロモ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.5g、6.4mmol)を、実施例181aで調製された1−[5−ブロモ−2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−フェニル]−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[5−ブロモ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを固体として得た(1.52g、41%)。
MS m/z(M+H)+:576
実施例182a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチニル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例181bで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[5−ブロモ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(60mg、0.11mmol)のDMF(2mL)溶液に対して、Et3N(0.3mL)、PdCl2(Ph3P)2(Aldrich、15mg)を加え、混合物を窒素でパージし、密閉した。容器をマイクロ波反応器で25分加熱し、混合物を水に注ぎ入れた。混合物をEtOAcで抽出した。抽出物を集めて硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥させることにより、茶色油状物を得た。これをISCO機によるクロマトグラフィー(30−100% EtOAc/ヘキサン)で精製することにより、泡状物45mgを得た。次いで、この泡状物をメタノール(4mL)に溶解させ、KF(Aldrich、53mg)を加えた。混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を除去し、残存物をEtOAc/水で分画した。有機層を乾燥し、濃縮し、残存物をISCO機器(30〜100%EtOAc/ヘキサン)を用いたクロマトグラフィーで精製することにより、灰白色固体25mgを得た。
MS m/z(M+H)+:521
実施例182b
キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチニル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチニル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(65mg)から、キラルSFCを用いて二つの鏡像異性体を分離することにより、キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチニル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として(収量:26.3mg、40%)、また、キラル(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチニル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(収量:25mg、38%)。
1H NMR(300MHz,DMSO−d6):δ=2.51(m,1H)、2.98(dd,J=13.9,15.6Hz,1H)、3.75−3.96(m,6H)、4.65(brs,1H)、5.58(s,1H)、6.40(d,J=1.8Hz,1H)、6.68(d,J=9Hz,1H)、6.78(d,J=8.5Hz,1H)、6.81(dd,J=9.3Hz,2.4,2H)、7.04−7.1(m,2H)、7.13(dd,J=9.5Hz,2.1Hz,2H)、7.50(d,J=8.2Hz,1H)、8.06(br,1H)、10.27(br,s,1H)ppm.
実施例183a
中間体[2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェノキシ)−エトキシ]−tert−ブチル−ジメチル−シランの調製
Figure 0005038337
実施例132aに記載の方法と同様にして、4−ブロモ−3−フルオロ−フェノール(12g、62.3mmol)を、K2CO3(26g、188mmol)及び(2−ブロモ−エトキシ)−tert−ブチル−ジメチル−シラン(18.0g、75.3mmol)と反応させることにより、[2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェノキシ)−エトキシ]−tert−ブチル−ジメチル−シランを黄色油状物として得た(17.2g、77%)。
実施例183b
中間体3−ブロモ−6−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−フルオロ−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例52aに記載の方法と同様にして、実施例183aで調製された1[2−(4−ブロモ−3−フルオロ−フェノキシ)−エトキシ]−tert−ブチル−ジメチル−シラン(17.2g、49.3mmol)を、リチウムジイソプロピルアミド(32.8mL、2.0M THF中、59.1mmol)、N,N−ジメチル−ホルムアミド(4.57mL、59.1mmol)と反応させ、テトラヒドロフラン中酢酸(12.1g、197.2mmol)及び水(61.8mL)でクエンチすることにより、3−ブロモ−6−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−フルオロ−ベンズアルデヒドを白色固体として得た(収量:12g、67%)。
実施例183c
中間体1−{3−ブロモ−6−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−フルオロ−フェニル}−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例183bで調製された3−ブロモ−6−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−フルオロ−ベンズアルデヒド(3.96g、10.5mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4.2mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.33mL、10.5mmol)、トリエチルアミン(1.9mL、13mmol)及び塩化アセチル(0.97mL、13mmol)と反応させることにより、1−{3−ブロモ−6−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−2−フルオロ−フェニル}−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例183d
ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[3−ブロモ−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例183cで調製された1−{3−ブロモ−2−フルオロ−6−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−フェニル}−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ−1,3−ブタジエンのトルエン(30mL)溶液に対して、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.5g、1.28mmol)を加えた。反応混合物を密閉管中、窒素下、140℃で45分間攪拌した。溶液を室温まで冷却した後、メタノール(10mL)を加えた。反応混合物をセライトゲルの短小パッドを通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮した。残留物をジクロロメタン(20mL)に溶解させ、トリフルオロ酢酸(15mL)を加えた。反応混合物を室温で1時間攪拌した後、混合物を濃縮した。残留物を飽和NaHCO3 溶液及び酢酸エチルで分画した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を集めてNa2SO4で乾燥し、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(10mL)に溶解させ、フッ化テトラブチルアンモニウム溶液(THF中1M、10mL)を加えた。反応混合物を室温で10分間攪拌し、次いで水に注ぎ入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を集めてMgSO4で乾燥し、濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[3−ブロモ−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを黄色固体として得た(収量0.4g、65.6%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C26H20BrCl2FN2O4 + H [(M+H)+]:593.0041. Found:593.0039.
実施例184a
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−3−トリメチルシラニルエチニル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例183dで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[3−ブロモ−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(0.12g、0.202mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に対して、エチニル−トリメチル−シラン(0.28mL、2.0mmol)(Aldrich)及びトリエチルアミン(0.127g、2.0mmol)を加えた。反応混合物を5分間脱気し、ジクロロ−ビス−(トリフェニルホスフィン)(14mg、0.02mmol)(Strem)を加え、反応混合物を窒素下、100℃で一晩加熱した。反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−3−トリメチルシラニルエチニル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを茶色固体として得た(収量:50mg、40.6%)。
実施例184b
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[3−エチニル−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例184aで調製されたラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−3−トリメチルシラニルエチニル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン(50mg、0.08mmol)のメタノール(2mL)溶液に対して、KF(9.5mg、0.16mmol)(Aldrich)を加えた。反応混合物を室温で一晩攪拌した。溶媒を除去し、残存物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を集めて水、食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過及び濃縮した。残留物をクロマトグラフィーで精製することにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[3−エチニル−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを茶色固体として得た。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C28H21Cl2FN2O4 + H [(M+H)+]:539.0935. Found:539.0935.
1H NMR(400MHz,DMSO−d6):δ=2.51(dd,J=4.9,17.6Hz,1H)、3.18(dd,J=14.2,17.6Hz,1H)、3.75−3.96(m,5H)、4.23(s,1H)、4.79(brs,1H)、5.67(s,1H)、6.40(d,J=2Hz,1H)、6.67(d,J=9Hz,1H)、6.71(d,J=7.9Hz,1H)、6.82(s,1H)、6.99(d,J=7.9Hz,1H)、7.09(t,J=7.8Hz,1H)、7.17(d,J=9Hz,1H)、7.26(t,J=8.1Hz,1H)、7.66(m,1H)、8.25(s,1H)、10.43(s,1H)ppm.
実施例185a
中間体2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−エチル−ベンズアルデヒドの調製
Figure 0005038337
実施例130aに記載の方法と同様にして、5−エチル−2−ヒドロキシ−ベンズアルデヒド(4.75g、31.7mmol)を、K2CO3(13.1g、95.1mmol)及び(2−ブロモ−エトキシ)−tert−ブチル−ジメチル−シラン(9.09g、38.0mmol)と反応させることにより、2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−エチル−ベンズアルデヒドを暗茶色油状物として得た(9.0g、92.7%)。
実施例185b
中間体1−{2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−エチル−フェニル}−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ1,3−ブタジエンの調製
Figure 0005038337
実施例1bに記載の方法と同様にして、実施例185aで調製された2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−エチル−ベンズアルデヒド(3.24g、10.5mmol)を3−クロロ−ベンズアルデヒドの代わりに出発原料として使用し、1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン(2.18mL、10.5mmol)、n−ブチルリチウム(2.5M、4mL、10.5mmol)、トリメチルシリルクロリド(1.1g、10mmol)、トリエチルアミン(1.4g、13mmol)及び塩化アセチル(1.0g、13mmol)と反応させることにより、1−{2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−エチル−フェニル}−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ1,3−ブタジエンを黄色粘性物として得た。これは更に精製することなく次段に使用した。
実施例185c
ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンの調製
Figure 0005038337
実施例41bに記載の方法と同様にして、実施例24aで調製されたE/Z−6−クロロ−3−(3−クロロ−ベンジリデン)−2−オキソ−2,3−ジヒドロ−インドール−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.5g、1.28mmol)を、実施例185bで調製された1−{2−[2−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシ)−エトキシ]−5−エチル−フェニル}−3−トリメチルシリルオキシ−2−アザ1,3−ブタジエンとトルエン中で反応させ、次いでトリフルオロ酢酸(20mL)とジクロロメタン中で反応させることにより、ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオンを白色固体として得た(0.20g、29.8%)。
HRMS(ES+)m/z Calcd for C28H26Cl2N2O4+ H [(M+H)+]:525.1343 Found:525.1343.
実施例186
インビトロ活性アッセイ
化合物がp53及びMDM2タンパク質の相互作用を阻害する能力を、HTRF(均一時間分解蛍光:homogeneous time-resolved fluorescence)アッセイで測定した。本アッセイでは、組み換えGST−タグ化MDM2が、p53のMDM2相互作用領域に類似したペプチドに結合する(Lane et al.)。GST−MDM2タンパク質とp53−ペプチド(N末端をビオチニル化したもの)との結合は、ユーロピウム(Eu)標識抗GST抗体とストレプトアビジン結合アロフィコシアニン(Allophycocyanin:APC)との間のFRET(蛍光共鳴エネルギー移動:fluorescence resonance energy transfer)によって記録される。
試験は、黒色の平底384ウェルプレート(Costar)を用い、総量40μLで行なった。その内容は、90nMビオチニル化ペプチド、160ng/mlのGST−MDM2、20nMのストレプトアビジン−APC(PerkinElmerWallac)、2nMのEu標識抗GST抗体(PerkinElmerWallac)、0.2%のウシ血清アルブミン(bovine serum albumin:BSA)、1mMのジチオスレイトール(DTT)及び20mMのトリス−ホウ酸食塩水(TBS)緩衝液である。試験手順は以下の通り。各ウェルに10μLの反応緩衝液中GST−MDM2(640ng/ml標準溶液)を加える。10μLの希釈化合物(反応緩衝液で1:5希釈)を各ウェルに加え、振盪混合。20μLの反応緩衝液中ビオチニル化p53ペプチド(180nM標準溶液)を各ウェルに加え、振盪機で混合。37℃で1時間インキュベート。20μLのTBS緩衝液中ストレプトアビジン−APC及びEu標識抗GST抗体混合物(6nMのEu標識抗GST抗体及び60nMのストレプトアビジン−APC含有標準溶液)に0.2%BSAを含む液を加え、室温で30分振盪し、TRF可能プレートリーダーで665及び615nmで読み取り(Victor 5、Perkin ElmerWallac)。特に別記しない限り、試薬はSigma Chemistry Co.から購入。
本発明の生物活性を示すIC50は、約10μM未満の活性を示していた。
代表的な値の例を挙げる。
Figure 0005038337

Claims (40)

  1. 下記式の化合物
    Figure 0005038337
    Xは、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、エチニル、シクロプロピル、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ及びビニルからなる群より選択され;
    Yは、水素又はフッ素であり;
    及びRは、水素又は低級アルキルであり;
    及びRのうち一方は、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され、他方は水素であり;
    及びRの一方は、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され、他方は水素、シアノ又は低級アルキルであり;
    は、水素、低級アルキル及び置換低級アルキルからなる群より選択され;
    は、酸素、硫黄及びNNH(C=O)ORからなる群より選択され;
    は、低級アルキル又は置換低級アルキルである)、
    並びに、医薬的に許容し得るその塩。
  2. 下記式の化合物
    Figure 0005038337
    (式中、
    Xは、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、エチニル、シクロプロピル、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、及びビニルであり;
    Yは、水素又はフッ素であり;
    は、水素であり;
    は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
    及びRは、水素又は低級アルキルであり;
    は、水素、シアノ、又は低級アルキルであり;
    は、O、S又はNNH(C=O)ORであり;
    /Rは独立に、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され;
    は、低級アルキル又は置換低級アルキルである)、
    並びに、医薬的に許容し得るその塩。
  3. Xは、塩素又は臭素であり;
    Yは、水素であり;
    は、水素であり;
    及びRは、何れも水素であり;
    は、水素であり;
    は、Oであり;
    は、置換フェニル又は置換ヘテロアリールであり、前記の置換フェニル又は置換ヘテロアリールは、
    Figure 0005038337
    からなる群より選択され、
    は独立に、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され;
    は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
    但し、Rが低級アルキル又は置換低級アルキルである場合、Rは、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル又は置換シクロアルケニルから選択されることを条件とする、請求項2記載の化合物。
  4. Xは、−Cl又は−Brであり;
    Yは、水素であり;
    は、水素であり;
    及びRは、何れも水素であり;
    は、水素であり;
    は、Oであり;
    は、置換フェニル又は置換ヘテロアリールであり、前記の置換フェニル又は置換ヘテロアリールは、
    Figure 0005038337
    からなる群より選択され、
    は、
    Figure 0005038337
    からなる群より選択され
    (式中、
    ’は、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、−CF、−F、−CHF、又は−CHFであり;
    ’は、水素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、−CF、−F、−CHF、又は−CHFであり;
    ’は、水素、−F、−CF、−CHF、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、tert−ブチル又はsec−ブチルであり;
    ’は、水素、−F、−Cl、−Br、−I、メチル、エチル、シクロプロピル、シアノ、メトキシ、又はエチニルであり;
    ’は、水素、−F又はメチルであり;
    ’は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルコキシ、置換低級アルコキシ、低級アルキニル、置換低級アルキニルからなる群より選択され;
    ’は、水素、−F又はメチルであり;
    ’は、水素、−F、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル又はsec−ブチルであり;
    R’は、水素、ヒドロキシル、又は−Fであり;
    R10’は、水素又は−Fであり;
    R11’は、水素又はメチルであり;
    R12’は、水素又はメチルである)、
    は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
    但し、Rが低級アルキル又は置換低級アルキルである場合、Rは、
    Figure 0005038337
    からなる群より選択されることを条件とする、請求項3記載の化合物。
  5. 下記式の化合物
    Figure 0005038337
    (式中、
    Xは、水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、エチニル、シクロプロピル、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ、及びビニルからなる群より選択され;
    Yは、水素又はフッ素であり;
    は、水素であり;
    は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
    及びRは、水素又は低級アルキルであり;
    は、水素、シアノ又は低級アルキル;
    は、O、S又はNNH(C=O)OR
    /Rは独立に、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され;
    は、低級アルキル又は置換低級アルキルである)、
    並びに、医薬的に許容し得るその塩。
  6. Xは、−Cl又は−Brであり;
    Yは、水素であり;
    は、水素であり;
    は、水素、低級アルキル又は置換低級アルキルであり;
    及びRは、何れも水素であり;
    は、水素であり;
    は、Oであり;
    は、置換フェニルであり、前記置換フェニルは、
    Figure 0005038337
    からなる群より選択され;
    は、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル及び置換シクロアルケニルからなる群より選択される、請求項5記載の化合物。
  7. Xは、−Clであり;
    Y;R;R;R;R及びRは、水素であり;
    は、酸素であり;
    及びRは、フェニル基であり、これらは各々独立に、無置換でもよく、或いは、1、2、又は3箇所を、
    低級アルキル、低級−アルケニル、低級−アルキニル、ジオキソ−低級−アルキレン(例えばベンゾジオキシル基を形成)、ハロゲン、ヒドロキシ、−CN、−CF、−NH、−N(H、低級−アルキル)、N(低級−アルキル)、アミノカルボニル、カルボキシ、−NO、低級−アルコキシ、チオ−低級−アルコキシ、低級−アルキルスルホニル、アミノスルホニル、低級−アルキルカルボニル、低級−アルキルカルボニルオキシ、低級−アルコキシカルボニル、低級−アルキル−カルボニル−NH、フルオロ−低級−アルキル、フルオロ−低級−アルコキシ、低級−アルコキシ−カルボニル−低級−アルコキシ、カルボキシ−低級−アルコキシ、カルバモイル−低級−アルコキシ、ヒドロキシ−低級−アルコキシ、−NH−低級−アルコキシ、−N(H、低級−アルキル)−低級−アルコキシ、−N(低級−アルキル)−低級−アルコキシ、ベンジルオキシ−低級−アルコキシ、モノ−又はジ−低級アルキル置換アミノ−スルホニル、及び、ハロゲン、ヒドロキシ、−NH、−N(H、低級−アルキル)又は−N(低級−アルキル)で置換されていてもよい低級−アルキル
    で置換されていてもよい、請求項1、2又は5に記載の式I、II又はIIIの化合物。
  8. Xは、−Clであり;
    Y;R;R;R;R及びRは、水素であり;
    は、酸素であり;
    及びRは、フェニル基であり、これらは各々独立に、無置換でもよく、或いは、1、2、又は3箇所を、
    ハロゲン、C2-4−アルキニル又は−O−(C1−4アルキル)
    (前記のC2-4−アルキニル又は−O−(C1−4アルキル)基は、無置換であるか、或いは一箇所を、ヒドロキシル又は−N(C1−4アルキル)−S(O)−CHで置換されてなる)
    から独立に選択された置換基で置換されていてもよい、請求項1、2又は5に記載の式I、II又はIIIの化合物。
  9. (2’S,3S,4’S)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(2,2−ジメチルプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    (2’SR,3S,4’R)−4’−(tert−ブチル)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    (2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−シクロヘキシルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(4−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(4−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  10. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R,5’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−5’−メチル−4’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−フェニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(2−クロロフェニル)−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  11. キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−エチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S,5’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−5’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S,5’S)−6−クロロ−2’,4’−ビス(3−クロロフェニル)−5’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−イソプロピルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモフェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−シアノフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  12. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−メチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−エチル−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,6−ジメチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジメチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(メトキシカルボニル)メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’S,3R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−イソプロピル−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン
    からなる群より選択される、化合物。
  13. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(ヒドロキシカルボニル)−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−6’−チオキソ−2’−[2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−カルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)−1’−[2−(4−ホルホリニル)−カルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−フルオロ−2−(トリフルオロメチル)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(シクロプロピルアミノ)− カルボニル−メチル]−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−[[2−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−(2−メチルフェニル)−2,6−ジオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−1−イル]−1−オキソエチル]−アミノ]−ピペリジンカルボン酸tert−ブチルエステル
    からなる群より選択される、化合物。
  14. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2’−[2−(トリフルオロメチル)フェニル)]−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]−ヒドラジンカルボン酸エチルエステル、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,4−ジフルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−ナフタレニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−ピリジニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メトキシフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−シクロヘキセニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン
    からなる群より選択される、化合物。
  15. ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3,4−ジフルオロフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステル、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(1,3−ベンゾジオキソル−4−イル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステル、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−5−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−メチルフェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−フルオロカルボニルメチル−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  16. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル)−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[1−tert−ブトキシカルボニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−4−メチル−ペンタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  17. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メトキシカルボニル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[3−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[3−(1,1−ジオキソ−チオモルホリン−4−イル)−プロピル]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2, 5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2, 5−ジメチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,5−ジメチル−2H−ピラゾール−3−イル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  18. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチル−ブタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチリデン−ペンチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−[6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−イソプロポキシ−フェニル)−2,3−ジヒドロ−2−オキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−6−イルエン]ヒドラジンカルボン酸エチルエステル、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(シクロペンタ−1−エニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  19. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−シクロペンチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−イソプロピル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  20. キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチル−1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,2−ジメチル−1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−[(2−モルホリン−4−イル−エチル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(3−メチル−1−メチレン−ブチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  21. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−ブチル)−6’−チオキソスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2(1H)−オン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(4−エトキシ−1,2−ジフルオロ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−メトキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−ヒドロキシカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−5−フルオロカルボニル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[3−クロロ−5−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−カルボニル)−フェニル]−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−プロペニル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロピルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン.
    からなる群より選択される、化合物。
  22. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−メチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−sec−ブチル−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−ヒドロキシメチル−ビニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メトキシメチル−ビニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1,2−ジメチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−プロピオニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  23. キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−プロポキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−シクロプロピル−ビニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−(アミノカルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−1’−(アミノカルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−2−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2,3−ジフルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,3−ジフルオロ−6−ヒドロキシ−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  24. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−1−ヒドロキシ−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−3−メチル−オキシラニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−フルオロ−2−メチル−プロペニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソブチリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル −1’−ヒドロキシカルボニルメチルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−(アミノカルボニル−メチル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−(シクロプロピルアミノカルボニル−メチル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1’−[(1−メチル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル−1’−[(1−メチルスルホニル−ピペリジン−4−イル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−エチル)アミノカルボニル−メチル]−2’−イソプロペニル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  25. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−1’−[(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)アミノカルボニル−メチル]−2’−イソプロペニル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−4’−シアノ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[3−(4−アセチルアミノ−ピペリジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロ−フェニル)−6’−シアノ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロ−フェニル)−6−シアノ−2’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−1’−[3−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’− ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニル− 1’−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’ ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[2−(2−アセトキシ−エトキシ)−5−メチル−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−3−メチル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−シクロプロピル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  26. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−[5−クロロ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−[3−クロロ−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3,5−ジフルオロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−シアノ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−ブロモ−フェニル)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−メトキシ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−フルオロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−m−トリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−o−トリルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  27. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−2’−(1−メチレン−プロピル)−4’−チオフェン−3−イルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3,5−ジクロロ−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(5−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−ブロモ−フェニル)−6−クロロ−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1’−ヒドロキシカルボニルメチル−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−1’−(メチルアミノ−カルボニル−メチル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−1’−(ジメチルアミノ−カルボニル−メチル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−[(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)カルボニル−メチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−[(3−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)カルボニル−メチル]−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  28. ラセミ(2’S,3S,4’R)−1’−(アミノカルボニル−メチル)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−2’−(3−クロロフェニル)−1’−(ジメチルアミノ−プロピル)−4’−(5−フルオロ−2−メチル−フェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’S,3S,4’R)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)カルボニルアミノ−エチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[2−(4−クロロ−チオフェニル)]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−[2−(5−クロロ−チオフェニル)]−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(2,2−ジメチルプロピル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(2,5−ジクロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  29. ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−クロロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−メチレン−プロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−シクロプロピル−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(1−エチル−シクロプロピル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)2’−[2−(4−アミノカルボニル−ピペリジン−1−イル)メチル−5−フルオロ−フェニル)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−フルオロ−2−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル)メチル−フェニル]−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−{5−フルオロ−2−[(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)カルボニルアミノ−メチル]−フェニル}−スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−6−メトキシスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  30. ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)− 5−フルオロ−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−ブロモ−4’−(3−クロロ−フェニル)−2’−(1−メチル−シクロプロピル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−4’−(3−クロロフェニル)−6−エチニル−2’−イソプロペニルスピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−[(1−メチルスルホニル−4−ピペリジニル)アミノカルボニル−メチル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−{[4−(1,1−ジオキシド−2−イソチアゾリジニル)エチル]ピペラジニル−カルボニル−メチル}スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3’R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−(5−フルオロ−2−メチルフェニル)−1’−{[3−(メチルスルホニル)プロピル]ピペラジニル−カルボニル−メチル}スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−(2−ブロモ−5−フルオロフェニル)6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  31. ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−(2−エチニル−5−フルオロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−{5−フルオロ−2−[3−(メタンスルホニル−メチル−アミノ)−プロパ−1−イニル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[5−ブロモ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチニル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    キラル(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチニル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−2’−[3−ブロモ−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−3−トリメチルシラニルエチニル−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[3−エチニル−2−フルオロ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン、及び
    ラセミ(2’R,3R,4’S)−6−クロロ−4’−(3−クロロフェニル)−2’−[5−エチル−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェニル]スピロ[3H−インドール−3,3’−ピペリジン]−2,6’(1H)−ジオン
    からなる群より選択される、化合物。
  32. 下記式の化合物
    Figure 0005038337
    (式中、
    Xは、からなる群より選択され 水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、エチニル、シクロプロピル、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ及びビニル;
    Yは、水素又はフッ素であり;
    及びRは、水素又は低級アルキルであり;
    及びRのうち一方は、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され、他方は水素であり;
    及びRの一方は、低級アルキル、置換低級アルキル、低級アルケニル、置換低級アルケニル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、複素環、置換複素環、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、及び置換シクロアルケニルからなる群より選択され、他方は水素、シアノ又は低級アルキルであり;
    、水素、低級アルキル及び置換低級アルキルからなる群より選択され
    、酸素、硫黄及びNNH(C=O)OR からなる群より選択され
    は、低級アルキル又は置換低級アルキルである)、
    又は医薬的に許容し得るその塩を、医薬的に許容し得る担体又は賦形剤とともに含んでなる医薬製剤。
  33. 癌の処置用である、請求項32記載の医薬製剤。
  34. 医薬品として使用される、請求項1から31の何れか一項に記載の化合物。
  35. 癌の処置用の医薬品として使用される、請求項1から31の何れか一項に記載の化合物。
  36. 癌の処置用の医薬品の製造における、請求項1から31の何れか一項に記載の化合物の使用。
  37. 癌が充実性腫瘍である、請求項33記載の医薬製剤。
  38. 充実性腫瘍が乳房、結腸、肺及び前立腺腫瘍から選択される、請求項37記載の医薬製剤。
  39. 癌が充実性腫瘍である、請求項36に記載の使用。
  40. 充実性腫瘍が乳房、結腸、肺及び前立腺腫瘍から選択される、請求項39に記載の使用。
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