JP5037899B2 - モータ駆動電気錠の駆動回路 - Google Patents

モータ駆動電気錠の駆動回路 Download PDF

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Description

本発明は、モータ駆動によって錠前を施解錠するモータ駆動電気錠の駆動回路に関するものである。
従来、モータの駆動によって錠前を施解錠するモータ駆動電気錠には、例えば図12に示すような駆動回路が使用されてきた。
図12に示すモータ駆動電気錠の駆動回路51は、端子T1,T2に電圧を加えることで直流モータMを回転駆動し、この直流モータMの回転駆動により電気錠のデッドボルトが出し入れされるようになっている。
図12の駆動回路51では、マイクロスイッチMSW1の可動接片が常開接点NO側にあり、マイクロスイッチMSW2の可動接片が常閉接点NC側にあるときを解錠状態としている。そして、解錠状態で端子T1に正電圧を加えると、電流がダイオードD1、直流モータMを通ってマイクロスイッチMSW2のコモン端子COMから常閉接点NCと流れ、直流モータMが正回転(仮に)する。この直流モータMの正回転により電気錠のデッドボルトが移動し始め、マイクロスイッチMSW1の可動接片が切り換わり、常閉接点NC側につながる。これにより、端子T1に加えられた正電圧により、電流がマイクロスイッチMSW1の常閉接点NC、コモン端子COMを通り、直流モータMを回転し続ける。
この直流モータMの回転運動によって、電気錠のデッドボルトが押し出されて施錠状態になったとき、マイクロスイッチMSW2の可動接片が常閉接点NC側から常開接点NO側に切り換わる。この切り換わりによって、直流モータMに加えられていた電圧は遮断される。しかし、直流モータMは逆起電圧で回り続けようとするが、直流モータMからマイクロスイッチMSW1のコモン端子COMから常閉接点NCを通り、ダイオードD4、マイクロスイッチMSW2の常開接点NOおよびコモン端子COMを通って直流モータMにつながる閉回路により、逆起電圧を短絡(ショート)させる。これにより、直流モータMは急峻に止まり、施錠になる。
また、施錠状態から解錠への動作は、端子T2に正電圧を加えると、上記と同様の原理によって直流モータMが上述した施錠動作とは逆回転し、マイクロスイッチMSW2とマイクロスイッチMSW1の接点が切り換わり、解錠状態になる。
尚、本件出願人は、下記特許文献1に開示されるように、図12の回路構成において、直流モータMをソフトスタートし、或いはソフトストップする駆動回路を既に出願している。
ところで、近年、上述したモータ駆動電気錠には、施解錠動作の耐用回数を大幅に大きくする要望が強くなっている。また、デッドボルトに加わる側圧が大きい時にも施解錠が可能となるようなモータ駆動電気錠が要求されている。
実開平6−58075号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるものを含め、従来のマイクロスイッチにより直流モータを直接駆動する構成では、直流モータを流れる電流によってマイクロスイッチの接点が破損するなど、マイクロスイッチの接点の耐用に問題が生じ、電気錠の耐用回数を大きくすることができなかった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、電気錠の耐用回数を大きくできるモータ駆動電気錠の駆動回路を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載されたモータ駆動電気錠の駆動回路は、電気錠の錠止機構の施解錠時に何れか一方を正電圧とする電圧が加えられる二つの出力端子と、
二つの入力端子を有し、前記電気錠の錠止機構を施錠又は解錠状態に切り換え駆動する直流モータと、
前記直流モータの一方の入力端子側にカソードを向けて第1ダイオードを並列接続した状態で、前記出力端子の一方と前記直流モータの一方の入力端子との間に接続された第1トランジスタと、
前記直流モータの他方の入力端子側にアノードを向けて第2ダイオードを並列接続した状態で、前記第1トランジスタと前記直流モータの他方の入力端子との間に接続された第2トランジスタと、
前記第1トランジスタ側にアノードを向けて前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間に接続された第3ダイオードと、
前記直流モータの他方の入力端子側にカソードを向けて第4ダイオードを並列接続した状態で、前記出力端子の他方と前記直流モータの他方の入力端子との間に接続された第3トランジスタと、
前記直流モータの一方の入力端子側にアノードを向けて第5ダイオードを並設接続した状態で、前記第3トランジスタと前記直流モータの一方の入力端子との間に接続された第4トランジスタと、
前記第3トランジスタ側にアノードを向けて前記第トランジスタと前記第4トランジスタとの間に接続された第6ダイオードとを備え、
施錠又は解錠作動の初期において、前記二つの出力端子の何れか一方を正電圧として前記二つの出力端子に電圧を加え、前記第2及び第3トランジスタの端子又は前記第1及び第4トランジスタの端子に前記正電圧を加えた出力端子と同電圧を加えて、前記第2トランジスタをOFFして前記第3トランジスタをONするか、又は前記第4トランジスタをOFFして前記第1トランジスタをONすることにより前記直流モータを回転又は逆回転させ、
施錠又は解錠作動の終期において、前記第2及び第3トランジスタの端子又は前記第1及び第4トランジスタの端子を前記正電圧を加えていない出力端子と同電位にして、前記第3トランジスタをOFFして前記第2トランジスタをONするか、又は前記第1トランジスタをOFFして前記第4トランジスタをONすることにより前記直流モータの回転を停止することを特徴とする。
請求項2に記載されたモータ駆動電気錠の駆動回路は、請求項1のモータ駆動電気錠の駆動回路において、
コモン端子が前記二つの出力端子に接続され、接点が前記第1トランジスタと前記第4トランジスタとの間で切り換わる第1切り換えスイッチと、
コモン端子が前記二つの出力端子に接続され、接点が前記第2トランジスタと前記第3トランジスタとの間で切り換わる第2切り換えスイッチと、
前記錠止機構の施解錠状態に応じて前記第1及び第2切り換えスイッチの接点を切り換え駆動するスイッチ駆動部材とを備えたことを特徴とする。
請求項3に記載されたモータ駆動電気錠の駆動回路は、請求項2のモータ駆動電気錠の駆動回路において、
前記二つの出力端子の一方を正電圧として該二つの出力端子に電圧を加えたときに、時間とともにパルス幅が大きくなるパルスを発生して前記第3トランジスタの端子に入力する第1パルス発生手段と、
前記二つの出力端子の他方を正電圧として該二つの出力端子に電圧を加えたときに、時間とともにパルス幅が大きくなるパルスを発生して前記第1トランジスタの端子に入力する第2パルス発生手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載されたモータ駆動電気錠の駆動回路は、請求項2のモータ駆動電気錠の駆動回路において、
前記直流モータの他方の入力端子に接続される第5トランジスタと、
一方の出力端子が前記第5トランジスタに接続され、他方の出力端子が前記第3トランジスタに接続され、前記他方の出力端子から前記第3トランジスタに入力する電圧を前記一方の出力端子から前記第5トランジスタに入力する電圧よりも所定時間遅延させる第3パルス発生手段と、
前記直流モータの一方の入力端子に接続される第6トランジスタと、
一方の出力端子が前記第6トランジスタに接続され、他方の出力端子が前記第1トランジスタに接続され、前記他方の出力端子から前記第1トランジスタに入力する電圧を前記一方の出力端子から前記第6トランジスタに入力する電圧よりも所定時間遅延させる第4パルス発生手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のモータ駆動電気錠の駆動回路によれば、従来のようなマイクロスイッチにより直流モータを直接駆動する構成ではなく、トランジスタを用いたON,OFFにより直流モータを駆動することができ、電気錠の耐用回数を大きくすることができる。また、マイクロスイッチを切り換えスイッチとして用いた場合でも、マイクロスイッチの接点を流れる電流値を極めて小さくすることが可能になる。さらに、直流モータの回転速度を徐々に増加させて直流モータをソフトスタートすることができる。また、直流モータの回転開始時の突入電流をある程度軽減することができる。
以下、本発明の最良の形態について、添付した図面を参照しながらそれぞれ詳細に説明する。図1は本発明に係るモータ駆動電気錠の駆動回路の第1形態を示す回路図、図2は本発明に係る駆動回路の第2形態を示す回路図、図3は第1及び第2切り換えスイッチとスイッチ駆動部材との係合の状態を示す線図であって、電気錠が解錠状態にある場合を示す図、図4は第1及び第2切り換えスイッチとスイッチ駆動部材との係合の状態を示す線図であって、電気錠が解錠と施錠の中間にある場合を示す図、図5は第1及び第2切り換えスイッチとスイッチ駆動部材との係合の状態を示す線図であって、電気錠が施錠状態にある場合を示す図、図6は本発明に係る駆動回路の第3形態を示す回路図、図7(a)は図6の駆動回路においてパルス発生器が発生するパルス波形を示す図、図7(b)は図6の駆動回路において直流モータにかかる電圧の変化を示す図、図8は第3形態の駆動回路の具体的な回路図、図9は本発明に係る駆動回路の第4形態を示す回路図、図10は図9の駆動回路においてパルス発生器が発生する電圧とモータ電圧との関係を示す図、図11は第4形態の駆動回路の具体的な回路図である。
まず、本発明に係る駆動回路の第1形態について図1を参照しながら説明する。図1において、端子T1,T2は、それぞれ不図示の直流電流の第1及び第2出力端子を示している。これら第1及び第2出力端子T1,T2は、施錠時及び解錠時において、その正負が切り替わる。例えば施錠作動時には第1出力端子T1が正電圧になり、解錠作動時には第2出力端子T2が正電圧になるように第1及び第2出力端子T1,T2に電圧が加えられるものである。
図1に示すように、第1出力端子T1と直流モータMの一方の入力端子m1とは、第1トランジスタとしてのnpn型トランジスタTR1を介して接続される。トランジスタTR1は、ベースが抵抗Raを介して入力端子T10に接続され、ベースとエミッタとの間に抵抗Rbが接続される。また、トランジスタTR1のコレクタとエミッタとの間には、直流モータMの入力端子m1側にカソードを向けてダイオードD1が並列接続される。
さらに、トランジスタTR1のコレクタと直流モータMの他方の入力端子m2との間には、第2トランジスタとしてのpnp型トランジスタTR2が接続される。トランジスタTR2は、ベースが抵抗Rcを介して入力端子T20に接続され、ベースとエミッタとの間に抵抗Rdが接続される。また、トランジスタTR2のコレクタとエミッタとの間には、第1出力端子T1側にカソードを向けてダイオードD2が並列接続される。さらに、トランジスタTR2のエミッタとトランジスタTR1のコレクタとの間には、トランジスタTR1側にアノードを向けてダイオードD3が接続される。
同様に、第2出力端子T2と直流モータMの他方の入力端子m2とは、第3トランジスタとしてのnpn型トランジスタTR3を介して接続される。トランジスタTR3は、ベースが抵抗Reを介して入力端子T30に接続され、ベースとエミッタとの間に抵抗Rfが接続される。また、トランジスタTR3のコレクタとエミッタとの間には、直流モータMの入力端子m2側にカソードを向けてダイオードD4が並列接続される。
さらに、トランジスタTR3のコレクタと直流モータMの一方の入力端子m1との間には、第4トランジスタとしてのpnp型トランジスタTR4が接続される。トランジスタTR4は、ベースが抵抗Rgを介して入力端子T40に接続され、ベースとエミッタとの間に抵抗Rhが接続される。また、トランジスタTR4のコレクタとエミッタとの間には、第2出力端子T2側にカソードを向けてダイオードD5が並列接続される。さらに、トランジスタTR4のエミッタとトランジスタTR3のコレクタとの間には、トランジスタTR3側にアノードを向けてダイオードD6が接続される。
そして、ここでの駆動回路1Aは、例えば施錠作動時に直流モータMを回転(正転)させる場合、第1及び第2出力端子T1,T2に出力端子T1を正電圧とする電圧を加え、入力端子T20と入力端子T30に出力端子T1と同電圧が加えられる。この直流モータMの回転を停止させる場合には、入力端子T20を出力端子T2と同電位にする。これに対し、解錠作動時に直流モータMを上記とは反対方向に回転(逆回転)させる場合には、第1及び第2出力端子T1,T2に出力端子T2を正電圧とする電圧を加え、入力端子T10と入力端子T40に出力端子T2と同電圧が加えられる。この直流モータMの逆回転を停止させる場合には、入力端子T10を出力端子T1と同電位にする。そして、これら直流モータMの回転駆動により電気錠のデッドボルトが出し入れされるようになっている。
尚、上記駆動回路1Aにおいて、トランジスタTR1,TR3は、直流モータMのON,OFFを制御するために機能する。また、トランジスタTR2,TR4は、直流モータMの逆起電圧を短絡させて急停止させるために機能する。さらに、ダイオードD1,D2,D3,D4,D5,D6は、トランジスタの逆耐圧の破壊を避けるための目的としても機能する。
次に、上述した接続構成による第1形態の駆動回路1Aの動作について説明する。まず、解錠状態から施錠作動させる場合には、施錠作動の初期において、第1及び第2出力端子T1,T2に対し、出力端子T1を正電圧とする電圧を加えると同時に、入力端子T20と入力端子T30に出力端子T1と同電圧を加える。この状態で、トランジスタTR2はOFF、トランジスタTR3はONとなる。これにより、電流が出力端子T1からダイオードD1を通って直流モータM内を流れ、ON状態のトランジスタTR3のコレクタとエミッタとの間を流れて出力端子T2に達し、直流モータMが回転する。
この直流モータMの回転により錠止機構の施錠方向の作動が終了し、施錠作動の終期において、入力端子T30を出力端子T2と同電位にすると、トランジスタTR3がONからOFFに切り替わる。また、入力端子T20を出力端子T2と同電位にすると、トランジスタTR2がOFFからONに切り替わる。これにより、直流モータMの逆起電圧は、ダイオードD3を通り、トランジスタTR2を通る電流により短絡され、直流モータMが急停止する。
同様に、施錠状態から解錠作動させる場合には、解錠作動の初期において、第1及び第2出力端子T1,T2に対し、出力端子T2を正電圧とする電圧を加えると同時に、入力端子T10と入力端子T40に出力端子T2と同電圧を加える。この状態で、トランジスタTR1はON、トランジスタTR4はOFFとなる。これにより、電流が出力端子T2からダイオードD4を通って直流モータM内を流れ、ON状態のトランジスタTR1のコレクタとエミッタとの間を流れて出力端子T1に達し、直流モータMが上述した施錠作動時とは逆に回転する。
この直流モータMの逆回転により錠止機構の解錠方向の作動が終了し、解錠作動の終期において、入力端子T10を出力端子T1と同電位にすると、トランジスタTR1がONからOFFに切り替わる。また、入力端子T40を出力端子T1と同電位にすると、トランジスタTR4がOFFからONに切り替わる。これにより、直流モータMの逆起電圧は、ダイオードD6を通り、トランジスタTR4を通る電流により短絡され、直流モータMが急停止する。
次に、本発明に係る駆動回路の第2形態について図2乃至図5を参照しながら説明する。図2に示すように、第2形態の駆動回路1(1B)は、上述した第1形態の駆動回路1Aを基本構成とした上で第1及び第2の切り換えスイッチ11,12を配置し、第1形態の駆動回路1Aと同じ動作を可能としたものである。尚、第1形態の駆動回路1Aと同一の構成要素には同一番号を付し、その説明を省略する。
第1及び第2切り換えスイッチ11,12は、例えば単極双投のマイクロスイッチMSW1,MSW2からなる。その接続構成について説明すると、図2に示すように、マイクロスイッチMSW1は、コモン端子COMが抵抗R1を介して出力端子T1(トランジスタTR1のエミッタ)に接続されるとともに、抵抗R2、ダイオードD7を介して出力端子T2(トランジスタTR3のエミッタ)に接続される。ダイオードD7は、カソードをコモン端子COM側に向けて接続される。また、マイクロスイッチMSW1は、常閉接点NCがトランジスタTR1のベースに接続され、常開接点NOがトランジスタTR4のベースに接続される。
同様に、図2に示すように、マイクロスイッチMSW2は、コモン端子COMが抵抗R3、ダイオードD8を介して出力端子T1(トランジスタTR1のエミッタ)に接続されるとともに、抵抗R4を介して出力端子T2(トランジスタTR1のエミッタ)に接続される。ダイオードD8は、カソードをコモン端子COM側に向けて接続される。また、マイクロスイッチMSW2は、常閉接点NCがトランジスタTR3のベースに接続され、常開接点NOがトランジスタTR2のベースに接続される。
そして、これらマイクロスイッチMSW1,MSW2は、図3乃至図5に示すように、スイッチ駆動部材13により制御、駆動される。
このスイッチ駆動部材13は、電気錠のデッドボルトをストライク側に押出し、或いは錠箱内に引込めるデッドカム、或いはこれに一体に結合したアーム状の部材などで構成される。
ここで、図3は電気錠の錠止機構が解錠状態にある場合を示している。この解錠状態において、マイクロスイッチMSW1(第1切り換えスイッチ11)の可動接片は、コモン端子COMが常開接点NOに接触する方向に押動される。これに対し、マイクロスイッチMSW2(第2切り換えスイッチ12)の可動接片は、スイッチ駆動部材13から解放され、コモン端子COMが常閉接点NCと接触している。
図4は電気錠の錠止機構が解錠状態から施錠状態に移行しつつあるか、或いは施錠状態から解錠状態に移行中の状態を示している。この状態では、マイクロスイッチMSW1,MSW2(第1及び第2切り換えスイッチ11,12)が共にスイッチ駆動部材13から解放され、それぞれのコモン端子COMが常閉接点NCと接触している。
図5は電気錠の錠止機構が施錠状態にある場合を示している。この施錠状態において、マイクロスイッチMSW1(第1切り換えスイッチ11)は自由である。これに対し、マイクロスイッチMSW2(第2切り換えスイッチ12)は、スイッチ駆動部材13により、コモン端子COMが常開接点NOと接触する方向に押動されている。
次に、上述した接続構成による第2形態の駆動回路1Bの動作について説明する。図2において、マイクロスイッチMSW1(第1切り換えスイッチ11)可動接片がNO側に接触し、マイクロスイッチMSW2(第2切り換えスイッチ12)の可動接片がNC側に接触しており、この状態を解錠状態とする。
解錠状態から施錠作動させる場合には、施錠作動の初期において、出力端子T1,T2に出力端子T1を正電圧とする電圧を加えると、マイクロスイッチMSW2の可動接片がNC側にあるので、出力端子T1の正電圧により電流がダイオードD8を通り、マイクロスイッチMSW2のコモン端子COMから常閉接点NCを通り、トランジスタTR3のベース−エミッタ間を流れ、トランジスタTR3がOFFからONに切り替わる。
一方、出力端子T1の正電圧による電流は、ダイオードD1を通り、直流モータM内を流れてON状態にあるトランジスタTR3のコレクタ−エミッタ間を流れる。このとき、直流モータMの回転によりマイクロスイッチMSW1の可動接片が常開接点NOから常閉接点NCへと切り換わる。
その後、直流モータMが回転し続けて施錠状態になると、マイクロスイッチMSW2の可動接片が常閉接点NC側から常開接点NO側に切り換わる。このマイクロスイッチMSW2の切り換わりによって、トランジスタTR3のベース電流が流れなくなり、直流モータMに加えられていた電圧が遮断される。このとき、マイクロスイッチMSW2の可動接片が常開接点NO側に接続されたことにより、出力端子T1の正電圧による電流がダイオードD1,D3を通り、トランジスタTR2のエミッタ−ベース間を流れ、マイクロスイッチMSW2の常開接点NO、コモン端子COM間および抵抗R4を流れることにより、トランジスタTR2がOFFからONに切り替わる。
そして、トランジスタTR2がON状態となると、直流モータMの逆起電圧による電流は、ダイオードD3、トランジスタTR2のエミッタ−コレクタ間を流れる閉回路によって短絡に近い状態になり、直流モータMが急峻に止まる。これにより施錠状態となる。この施錠状態になったときには、マイクロスイッチMSW2の可動接片が常開接点NO側、マイクロスイッチMSW1の可動接片が常閉接点NC側になっている。
そして、この施錠状態から解錠作動させる場合の動作は、上記とは逆の極性電圧、すなわち出力端子T1,T2に出力端子T2を正電圧とする電圧を加える。これにより、トランジスタTR1がON状態で、トランジスタTR4がOFF状態となり、出力端子T2の電圧による電流は、ダイオードD4を通り、トランジスタTR1を流れることにより、直流モータMが先程とは逆回転となり、解錠動作をする。
そして、解錠動作が完了したとき、マイクロスイッチMSW1の可動接片が常開接点NO側となり、直流モータMに加えられていた電圧が遮断され、トランジスタTR4がOFFからONに切り替わる。これにより、直流モータMの逆起電圧がダイオードD6、トランジスタTR4のエミッタ−コレクタ間を通る閉回路となり、直流モータMが急峻に止まる。
このように、第2形態の駆動回路1Bでは、図2のように、マイクロスイッチMSW1,MSW2の接点の状態に応じてON,OFFするトランジスタで直流モータMを駆動することにより、マイクロスイッチMSW1,MSW2の接点を流れる電流値を極めて小さくすることが可能になる。
また、トランジスタTR1,TR2,TR3,TR4をダーリントントランジスタにすれば、マイクロスイッチMSW1,MSW2を流れる電流を数mAとすることが可能となる。加えて、マイクロスイッチMSW1,MSW2の接点を金メッキ品にすれば、その寿命を飛躍的に向上することが可能になる。
実際に実験及び検証を行った結果、従来の駆動回路で直流モータを流れる電流が2A程度の場合、数十万回程度の施解錠でマイクロスイッチの耐用を越えてしまうが、本例の駆動回路1Bの場合、100万回以上の耐用数が確認できた。
尚、図2のマイクロスイッチMSW1,MSW2を、ホトトランジスタやホール素子等を使った無接点の近接スイッチで構成することもできる。
次に、本発明に係る駆動回路の第3形態について図6乃至図8を参照しながら説明する。尚、第1及び第2形態の駆動回路1A,1Bと同一の構成要素には同一番号を付し、その説明を省略する。
本例の駆動回路に使用される直流モータMは、モータ駆動電圧を加えたとき、最大トルクを発生すると同時に大きな突入電流が流れる。このとき、直流モータ自身およびギヤードモータの場合、そのギアやシャフトまた、電気錠内部の機械的部品に大きな力が衝撃的にかかり、これが数百万回生じると機械的部品の磨耗や破損のおそれが大きくなる。また、このときの突入電流によって直流モータ内のブラシの磨耗も大きくなると考えられる。
そこで、図6及び図8に示す第3形態の駆動回路1(1C)では、図2に示す第2形態の駆動回路1Bを発展させ、直流モータMをソフトスタートさせるために第1パルス発生器14と第2パルス発生器15とを備えた回路構成となっている。
図6に示すように、第1パルス発生器14は、入力端子がマイクロスイッチMSW2の常閉接点NCに接続され、出力端子B1がトランジスタTR3のベースに接続される。この第1パルス発生器14は、出力端子T1が正電圧で出力端子T1,T2に電圧を加えたときに、図7(a)に示すようなt1,t2,t3,…tnと時間とともにパルス幅(ワイド)が大きくなるパルスが発生する。このパルスをトランジスタTR3のベースに与えることにより、トランジスタTR3はON,OFFを繰り返しながら時間とともにONになる時間が長くなり、やがてtnで完全にONする。
この動作時に直流モータMにかかっている電圧は、図7(b)に示すように、緩やかにtnに向かって増加する。また、電流値も大きな突入電流が流れることなく、直流モータMは緩やかに回転速度が上がっていき、解錠から施錠に向う動作が実行される。
同様に、第2パルス発生器15は、入力端子がマイクロスイッチMSW1の常閉接点NCに接続され、出力端子B1がトランジスタTR1のベースに接続される。この第2パルス発生器15は、出力端子T2が正電圧で出力端子T1,T2に電圧を加えたときに、上述したような時間とともにパルス幅(ワイド)が大きくなるパルスが発生する。そして、このパルスをトランジスタTR1のベースに与えることにより、トランジスタTR1はON,OFFを繰り返しながら時間とともにONになる時間が長くなり、やがてtnで完全にONする。
この動作時に直流モータMにかかっている電圧は、図7(b)に示すように、緩やかにtnに向かって増加する。また、電流値も大きな突入電流が流れることなく、直流モータMは緩やかに回転速度が上がっていき、施錠から解錠に向う動作が実行される。
ここで、図8は第3形態の駆動回路1Cの具体的構成を示している。図8において、出力端子T1に正電圧を加えると、抵抗RAとコンデンサCAの時定数でコンパレータIC1は鋸歯状波の電圧を発生する。
一方、トランジスタTRAはOFF状態なので、抵抗RBとコンデンサCBの時定数でコンデンサCBの電圧がゆっくり増加する。このコンデンサCBの電圧とコンデンサCAに発生している鋸歯状波の電圧とがコンパレータIC2で比較され、コンパレータIC2からは、図7(a)に示すような時間とともにパルスが大きくなるパルスを発生する。このパルスは、トランジスタTR3のベースに与えられ、直流モータMがパルス駆動される。そして、マイクロスイッチMSW2の可動接片が常閉接点NCから常開接点NOに切り替わると、トランジスタTRAがOFFからONに切り替わり、コンデンサCBの電圧がデスチャージされる。これにより、コンパレータIC2の出力電圧が0Vになり、直流モータMが駆動されなくなる。同時に、トランジスタTR2がOFFからONに切り替わり、直流モータMの逆起電圧が短絡状態となり、直流モータMの回転が止まる。
次に、本発明に係る駆動回路の第4形態について図9乃至図11を参照しながら説明する。尚、第1乃至第3形態の駆動回路1A〜1Cと同一の構成要素には同一番号を付し、その説明を省略する。
図9に示す第4形態の駆動回路1(1D)は、上述した第3形態の駆動回路1Cのようなパルス駆動による滑らかな駆動は必要ないが、直流モータMのスタート時の突入電流をある程度軽減させたいときには有効な回路であり、第3パルス発生器16、第4パルス発生器17、トランジスタTR5、トランジスタTR6を備えている。
図9に示すように、第3パルス発生器16は、入力端子がマイクロスイッチMSW2の常閉接点NCに接続され、二つの出力端子B1,B2を有している。出力端子B1には、npn型トランジスタTR5のベースが接続される。トランジスタTR5は、コレクタが抵抗R5を介して直流モータMの他方の入力端子m2に接続され、エミッタが出力端子T2に接続される。また、トランジスタTR5には、ベースとエミッタとの間に抵抗R6が接続される。
第3パルス発生器16は、例えば施錠作動の初期時に出力端子T1に正電圧を加えると、図10に示すような電圧(B1電圧)を発生して出力端子B1からトランジスタTR5のベースに入力する。これにより、トランジスタTR5がOFFからONに切り替わる。そして、トランジスタTR5がONになると、出力端子T1からの電流がダイオードD1を通り直流モータMを流れて抵抗R5、トランジスタTR5を流れて直流モータMが回転する。
このとき、直流モータMを流れる電流は、抵抗R5による電圧降下により、図10のモータ駆動電流波形(実線)に示すように突入電流が軽減され、直流モータMがゆっくり回転し始める。そして、第3パルス発生器16は、出力端子T1に電圧が加わってからt1秒後に、図10に示すような電圧(B2電圧)を発生して出力端子B2からトランジスタTR3のベースに入力する。これにより、トランジスタTR3がOFFからONに切り替わる。そして、トランジスタTR3がONになると、出力端子T1からの電流がダイオードD1を通り直流モータMを流れてトランジスタTR3を流れる。この時の直流モータMを流れる電流は、図10のモータ駆動電流波形に示すように、2番目のピーク値に達する。
図9に示すように、第4パルス発生器17は、入力端子がマイクロスイッチMSW1の常閉接点NCに接続され、二つの出力端子B1,B2を有している。出力端子B1には、npn型トランジスタTR6のベースが接続される。トランジスタTR6は、コレクタが抵抗R7を介して直流モータMの一方の入力端子m1に接続され、エミッタが出力端子T1に接続される。また、トランジスタTR6には、ベースとエミッタとの間に抵抗R8が接続される。
第4パルス発生器17は、例えば解錠作動の初期時に出力端子T2に正電圧を加えると、第3パルス発生器16と同様に、図10に示すような電圧(B1電圧)を発生して出力端子B1からトランジスタTR6のベースに入力する。これにより、トランジスタTR6がOFFからONに切り替わる。そして、トランジスタTR6がONになると、出力端子T2からの電流がダイオードD4を通り直流モータMを流れて抵抗R7、トランジスタTR6を流れ、第3パルス発生器16の時とは反対に直流モータMが逆回転する。
このとき、直流モータMを流れる電流は、抵抗R7による電圧降下により、図10のモータ駆動電流波形(実線)に示すように突入電流が軽減され、直流モータMがゆっくり回転し始める。そして、第4パルス発生器17は、出力端子T2に電圧が加わってからt1秒後に、図10に示すような電圧(B2電圧)を発生して出力端子B2からトランジスタTR1のベースに入力する。これにより、トランジスタTR1がOFFからONに切り替わる。そして、トランジスタTR1がONになると、出力端子T2からの電流がダイオードD4を通り直流モータMを流れてトランジスタTR1を流れる。この時のモータを流れる電流は、図10のモータ駆動電流波形に示すように、2番目のピーク値に達する。
このように、第4形態の駆動回路1Dでは、2段階に時間をずらして、直流モータMを駆動することにより、突入電流を軽減できる。単に直流モータMに電圧を加えた場合、モータ駆動電流は、図10に破線で示すような大きな突入電流が流れる。このモータ駆動電流波形からも判るように、第4形態の駆動回路1Dによれば、簡単な制御で比較的大きな効果が得られる。尚、図10から判るように、B2電圧は、B1電圧を遅延したものである。
ここで、図11は第4形態の駆動回路1Dの具体的構成を示している。図11において、トランジスタTR14のコレクタ信号が図9のB1電圧に対応し、トランジスタTR11のコレクタ信号が図9のB2信号に対応しており、コンデンサC11で遅延される。
尚、図8や図11において、直流モータMの入力端子m1,m2には、誘導負荷のサージ吸収用コンデンサが並列接続されているが、他の図に示す駆動回路にも同様のコンデンサが接続されている。
このように、本例のモータ駆動電気錠の駆動回路1(1A,1B,1C,1D)によれば、従来のようなマイクロスイッチにより直流モータを直接駆動する構成ではなく、トランジスタを用いたON,OFFにより直流モータを駆動することができ、電気錠の耐用回数を大きくすることができる。
また、第2乃至第4形態の駆動回路1B,1C,1Dのように、切り換えスイッチとしてマイクロスイッチMSW1,MSW2を用いた構成でも、マイクロスイッチMSW1,MSW2の接点の状態に応じてON,OFFするトランジスタを用いることにより、マイクロスイッチMSW1,MSW2の接点を流れる電流値を極めて小さくすることが可能になる。
さらに、第3形態の駆動回路1Cによれば、直流モータMの回転速度を徐々に増加させて直流モータMをソフトスタートすることができる。
また、第4形態の駆動回路1Dによれば、直流モータMの回転開始時の突入電流をある程度軽減することができる。
ところで、上述した実施形態において、第1及び第2切り換えスイッチ11,12としてマイクロスイッチMSW1,MSW2を用いた構成では、マイクロスイッチMSW1の可動接片が常開接点NO、マイクロスイッチMSW2の可動接片が常閉接点NCのときを解錠状態として説明したが、マイクロスイッチMSW1の可動接片が常閉接点NC、マイクロスイッチMSW2の可動接片が常開接点NOのときを解錠状態としても同様の動作原理によって直流モータを駆動することができる。
また、本例の各駆動回路1A〜1D(図1、図2、図6、図8、図9、図11を参照)に用いられるトランジスタとして、バイポーラ・トランジスタを図示して説明したが、同じ設計手法により、バイポーラ・トランジスタに代えてユニポーラ・トランジスタ(FET:電界効果トランジスタ)でも同様の設計を容易にできる。
また、本例の駆動回路1として、温度が一定以上になると急激に抵抗値が増大する半導体素子(正特性の温度抵抗素子)を直流モータMに直列に挿設する構成としても良い。図8や図11の例では、第1出力端子T1とダイオードD1との間に上記半導体素子Rpを直列モータMに直列に接続している。この半導体素子Rpは、例えば錠止機構によりストライク側に突出されるデッドボルトが解錠作動時に過大な側圧を受けてストライクから引き抜けなくなる等の原因で直流モータMがロックされたときに、駆動回路に過大な電流が流れることで抵抗値が急増し、これにより直流モータMに流れる電流が急減して、抵抗及び直流モータMを保護する。
尚、この状態を復帰させる場合には、一旦回路の電源を切り、直流モータMのロックの原因を除去するとともに、半導体素子Rpが冷める間(例えば数秒〜10秒程度)待ってから再び電源を投入する。
本発明に係るモータ駆動電気錠の駆動回路の第1形態を示す回路図である。 本発明に係る駆動回路の第2形態を示す回路図である。 第1及び第2切り換えスイッチとスイッチ駆動部材との係合の状態を示す線図であって、電気錠が解錠状態にある場合を示す図である。 第1及び第2切り換えスイッチとスイッチ駆動部材との係合の状態を示す線図であって、電気錠が解錠と施錠の中間にある場合を示す図である。 第1及び第2切り換えスイッチとスイッチ駆動部材との係合の状態を示す線図であって、電気錠が施錠状態にある場合を示す図である。 本発明に係る駆動回路の第3形態を示す回路図である。 (a)図6の駆動回路においてパルス発生器が発生するパルス波形を示す図である。 (b)図6の駆動回路において直流モータにかかる電圧の変化を示す図である。 第3形態の駆動回路の具体的な回路図である。 本発明に係る駆動回路の第4形態を示す回路図である。 図9の駆動回路においてパルス発生器が発生する電圧とモータ電圧との関係を示す図である。 第4形態の駆動回路の具体的な回路図である。 従来のモータ駆動電気錠の駆動回路の一例を示す回路図である。
符号の説明
1(1A,1B,1C,1D) モータ駆動電気錠の駆動回路
11(MSW1) 第1切り換えスイッチ
12(MSW2) 第2切り換えスイッチ
13 第1パルス発生器
14 第2パルス発生器
15 第3パルス発生器
16 第4パルス発生器
TR1 第1トランジスタ
TR2 第2トランジスタ
TR3 第3トランジスタ
TR4 第4トランジスタ
TR5 第5トランジスタ
TR6 第6トランジスタ
D1 第1ダイオード
D2 第2ダイオード
D3 第3ダイオード
D4 第4ダイオード
D5 第5ダイオード
D6 第6ダイオード
M 直流モータ
m1,m2 入力端子
T1 第1出力端子
T2 第2出力端子
T10,T20,T30,T40 入力端子

Claims (4)

  1. 電気錠の錠止機構の施解錠時に何れか一方を正電圧とする電圧が加えられる二つの出力端子と、
    二つの入力端子を有し、前記電気錠の錠止機構を施錠又は解錠状態に切り換え駆動する直流モータと、
    前記直流モータの一方の入力端子側にカソードを向けて第1ダイオードを並列接続した状態で、前記出力端子の一方と前記直流モータの一方の入力端子との間に接続された第1トランジスタと、
    前記直流モータの他方の入力端子側にアノードを向けて第2ダイオードを並列接続した状態で、前記第1トランジスタと前記直流モータの他方の入力端子との間に接続された第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタ側にアノードを向けて前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの間に接続された第3ダイオードと、
    前記直流モータの他方の入力端子側にカソードを向けて第4ダイオードを並列接続した状態で、前記出力端子の他方と前記直流モータの他方の入力端子との間に接続された第3トランジスタと、
    前記直流モータの一方の入力端子側にアノードを向けて第5ダイオードを並設接続した状態で、前記第3トランジスタと前記直流モータの一方の入力端子との間に接続された第4トランジスタと、
    前記第3トランジスタ側にアノードを向けて前記第トランジスタと前記第4トランジスタとの間に接続された第6ダイオードとを備え、
    施錠又は解錠作動の初期において、前記二つの出力端子の何れか一方を正電圧として前記二つの出力端子に電圧を加え、前記第2及び第3トランジスタの端子又は前記第1及び第4トランジスタの端子に前記正電圧を加えた出力端子と同電圧を加えて、前記第2トランジスタをOFFして前記第3トランジスタをONするか、又は前記第4トランジスタをOFFして前記第1トランジスタをONすることにより前記直流モータを回転又は逆回転させ、
    施錠又は解錠作動の終期において、前記第2及び第3トランジスタの端子又は前記第1及び第4トランジスタの端子を前記正電圧を加えていない出力端子と同電位にして、前記第3トランジスタをOFFして前記第2トランジスタをONするか、又は前記第1トランジスタをOFFして前記第4トランジスタをONすることにより前記直流モータの回転を停止することを特徴とするモータ駆動電気錠の駆動回路。
  2. コモン端子が前記二つの出力端子に接続され、接点が前記第1トランジスタと前記第4トランジスタとの間で切り換わる第1切り換えスイッチと、
    コモン端子が前記二つの出力端子に接続され、接点が前記第2トランジスタと前記第3トランジスタとの間で切り換わる第2切り換えスイッチと、
    前記錠止機構の施解錠状態に応じて前記第1及び第2切り換えスイッチの接点を切り換え駆動するスイッチ駆動部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載のモータ駆動電気錠の駆動回路。
  3. 前記二つの出力端子の一方を正電圧として該二つの出力端子に電圧を加えたときに、時間とともにパルス幅が大きくなるパルスを発生して前記第3トランジスタの端子に入力する第1パルス発生手段と、
    前記二つの出力端子の他方を正電圧として該二つの出力端子に電圧を加えたときに、時間とともにパルス幅が大きくなるパルスを発生して前記第1トランジスタの端子に入力する第2パルス発生手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載のモータ駆動電気錠の駆動回路。
  4. 前記直流モータの他方の入力端子に接続される第5トランジスタと、
    一方の出力端子が前記第5トランジスタに接続され、他方の出力端子が前記第3トランジスタに接続され、前記他方の出力端子から前記第3トランジスタに入力する電圧を前記一方の出力端子から前記第5トランジスタに入力する電圧よりも所定時間遅延させる第3パルス発生手段と、
    前記直流モータの一方の入力端子に接続される第6トランジスタと、
    一方の出力端子が前記第6トランジスタに接続され、他方の出力端子が前記第1トランジスタに接続され、前記他方の出力端子から前記第1トランジスタに入力する電圧を前記一方の出力端子から前記第6トランジスタに入力する電圧よりも所定時間遅延させる第4パルス発生手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載のモータ駆動電気錠の駆動回路。
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