JP5036532B2 - 血液凝固疾患治療のための物質およびその方法 - Google Patents

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Description

ワルファリン(クマリン)は、ビタミンK依存性凝固因子を阻害することにより作用する抗凝固物質である。ワルファリン系化合物は、基本的に3−(α−アセトニルベンジル)−4−ヒドロキシクマリン(クマジン)のような4−ヒドロキシクマリンの誘導体である。クマジンおよび他のクマリン抗凝固剤は、因子II、VII、IXおよびXを含むビタミンK依存性凝固因子の合成を阻害する。抗凝固剤タンパク質CおよびSも、ワルファリン抗凝固剤により阻害される。ワルファリンは、ビタミンKエポキシド還元酵素を阻害することにより凝固因子合成を妨げると考えられるため、ビタミンK再生を阻害する。
抗凝固作用は、一般的にワルファリンの単回投与後、約24時間でみられ、2乃至5日間効果がある。抗凝固剤は、発生した血栓に対して直接的な作用はなく、虚血組織の損傷は回復しないが、抗凝固剤治療は、形成された血栓の拡大を妨げることおよび/または二次的血栓塞栓症合併症を妨げることを意図する。これらの合併症は、重大および致命的な後遺症の可能性をもたらしうる。
FDAは、以下の適応症に対してワルファリンを認可した。1)静脈血栓および肺塞栓の治療または予防、2)心房細動および/または心臓弁置換に関連する血栓塞栓症合併症、および3)死の危険、心筋梗塞再発および心筋梗塞後の発作または全身塞栓。
多くの有害作用が、ワルファリンの投与と関連する。これらは、組織または臓器からの致命的または非致命的出血、および麻痺などの出血性合併を含む。他の有害な作用は、寒さおよび悪寒を含む感覚異常;頭痛;胸、腹部、関節、筋肉またはその他の痛み;目眩、息切れ;呼吸困難またはえん下困難;原因不明の腫れ、脱力感、低血圧、または原因不明のショックを含む。他に報告された有害作用は、過敏性/アレルギー反応、全身コレステロール微小塞栓、紫趾症候群、肝炎、胆汁うっ滞性肝損傷、黄疸、肝酵素の増加、脈管炎、浮腫、発熱、発疹、水疱性皮疹を含む皮膚炎、じん麻疹、激しい腹痛を含む腹部の痛み、鼓脹/膨満、疲労、不活発、倦怠感、無力症、吐気、嘔吐、下痢、痛み、頭痛、目眩、味覚倒錯、そう痒、脱毛および寒冷不耐を含む。
薬物中毒は、ヒトおよび動物の治療において重要な留意点である。薬物投与による有害な副作用は、低度の発熱から死に至るまで、多様な状況を含む。薬物治療は、治療プロトコルによる効果が治療に関連する潜在的な危険に勝る時のみ、正当化される。実施者により調整される要素は、使用される薬物の質的および定量的な影響だけでなく、薬物が個人に提供されなかった時の結果も含む。他の考慮される要素は、患者の健康状態、病期段階および進行歴、および薬物のいかなる既知の有害作用を含む。
薬物排泄は、薬物に対する代謝活性およびその後に続く体からの薬物の排出の結果である。代謝活性は、血液供給内および/または細胞区画または臓器内で行われる。肝臓は、薬物代謝の主要な部位である。代謝プロセスは、一次的および二次的代謝に分けられ、第1相および第2相代謝とも呼ばれる。第1相代謝において、薬物は、酸化、還元、加水分解、または前述したプロセスのいかなる組み合わせにより化学的に変化され、一般的に親薬物より、より極性な生成物が得られる。第2相代謝において、第1相での反応生成物は、内部基質、例えば、グルクロン酸と結合し、第1相の生成物以上に吸水性であり、また胆液または尿において容易に排出される付加物または抱合生成物を生成する。場合によって、薬物は第2相(結合)代謝のみを経て、また他の場合には、変化せずに排出される。そのような合成反応における最初の工程は、しばしばシトクロームP450(CYP450)システムにより実行される酸抱合である。第2相反応で形成された代謝物は、基本的に転移酵素により実行された抱合反応の生成物である。これらの反応は、グルクロン酸化、アミノ酸抱合、アセチル化、スルホ抱合およびメチル化を含む。
ヒトCYP450を含む哺乳類シトクロームP450酵素(CYP450)は、元はラットの肝臓マイクロソームで発見された膜結合性ヘム含有タンパク質である。作用するために、CYP450は、電子源が必要である。CYP450には、電子移動連鎖の二つの異なる種類がある。これらは、細胞中の酵素の場所による。あるP450群は、ミトコンドリア内皮膜でみられ、またあるP450群は、小胞体(ER)でみられる。ER中でCYP450に電子を提供するタンパク質は、NADPHシトクロームP450還元酵素と呼ばれる。フェレドキシンは、ミトコンドリア中のCYP450群(CYP11A1、CYP11B1、CYP11B2、CYP24、CYP27A1、CYP27B1、CYP27C1)への電子の直接の供与体である。NADPHは、フェレドキシン還元酵素からフェレドキシン、そしてCYP450に流れる電子源である。少数のP450群もシトクロームb5から電子を受け入れることができる。
遺伝子多型(集団の1%またはそれ以上でみられるDNA配列における違い)は、薬物代謝において差異につながる可能性があるので、これらはヒトのCYP450遺伝子の重要な特質である。CYP2C19は、メフェニトイン(マーカー薬物)を代謝する酵素の能力を変化させる遺伝子多型を持つ。白人においては、低代謝者表現型の遺伝子多型は、集団の3%にしかみられない。しかし、これは、アジア人集団の20%でみられる。この差異があるため、異なった集団により異なった代謝経過を持つ薬物を投与する場合に、患者の人種を認知していることが重要である。有害になる前の効果的な用量の範囲が狭い薬物が、低代謝者においては過剰用量となる可能性がある。
CYP2D6は、たぶん薬物代謝遺伝子多型において最もよく研究されたP450であろう。この酵素は、70以上の異なる薬物の酸化の原因である。これらの薬物をシステムから除去する他の方法がないため、低代謝者は、有害な薬物反応の重度の危険に晒されている可能性がある。CYP2D6基質は、抗不整脈剤(フレカイニド、メキシレチン、プロパフェノン)、抗うつ剤(アミトリプチリン、パロキセチン、ベンラファキシン、フルオキセチン、トラゾドン*1)、抗精神病剤(クロルプロマジン*2、ハロペリドール、ソリダジン*3)、β遮断剤(レベタロール、チモロール、プロパノロール、ピンドロール、メトプロロール)、鎮痛剤(コデイン、フェンタニル、メペリジン、オキシコドン、プロポキシフェン)およびその他の多くの薬物を含む。CYP2E1は、アルコールに含まれる。中国人によくみられる本遺伝子に関連した遺伝子多型がある。
CYP3Aの亜族は、ヒトにおいて最も重要な薬物代謝群の一つである。CYP3A4は、「ヒト肝臓において豊富に発現したCYP450である」(Arch.Biochem.Biophs.369、11乃至23、1999)。CYP3A4は、120以上の異なる薬物、例えば、アセトアミノフェン、コデイン、シクロスポリンA、ジアゼパム、エリスロマイシン、リドカイン、ロバスタチン、タキソール、シサプリド、テルフェナジンおよびワルファリンを代謝することで知られている。
米国での薬物有害反応(ADRs)の数は、近年、著しく増加し、今では重大な国内健康問題となっている。世界保険機構(WHO)は、薬物有害反応を「薬物反応は、有害および意図されない反応であり、通常、予防、診断、または疾患治療、または生理学的機能の調整のために、ヒトにおいて使用される用量で起こる」と定義している。薬物有害反応発生のエラーの重要性およびほとんど(30乃至80%)の薬物有害反応は、予防可能であるという事実を強調するため、最近の薬物有害反応の定義によれば、「薬物有害反応とは、医薬品使用に関する介入の結果によるかなり有害または不快な反応であり、それにより、今後の投与による危険が予測され、予防または特殊な治療、または投与量処方計画の変更、または製品の中止が必要となる。」
薬物有害反応は、我々の健康管理システムにおいて、罹病率および死亡率の主な原因のため、薬物有害反応の発生率の減少は、国の優先事項(FDAの医薬品評価研究センター)となった。公式推定によると、250万件以上の薬物有害反応が、毎年、病院、通院現場および養護施設で発生し、その結果、10万6千人以上が死亡し、薬物に関連した罹病および死亡のため米国経済に年間136億ドルの費用がかかっている。この費用は、循環器疾患および糖尿病にかかる年間コストを超える。加えて、薬物有害反応に関連する推定死亡率は、本国で第4位の死亡原因である。
医薬品製造業者により開発されたほとんどの薬物は、CYPシステムの成分を代謝するためにCYPシステムの成分に依存することによるか、および/または多様なCYP画分を阻害または誘発することによるかのどちらかにより、著しくCYPシステムの成分と相互作用するという事実から、多くの薬物有害反応が生じた。言い換えれば、多数の重要な薬剤クラス(例えば、抗圧薬、抗ヒスタミン剤、抗うつ剤、免疫抑制剤、スタチン剤)が、CYPシステムと相互作用するため、安全な代謝およびこれらの薬剤の消失に関し「ボトルネック」として作用し、有毒作用につながる。薬物代謝に関して、CYPシステムの二画分、すなわち、CYP3A4およびCYP2D6は、特筆に価する。おおよそ、全薬物の半分は、CYP3A4と相互作用する。同様に、その活性が非常に遺伝(遺伝的多型)に依存している酵素分画であるCYP2D6は、臨床に使用される薬物の3分の1を代謝する。これら双方の酵素は、ワルファリン系化合物の代謝に関与する。
薬物有害反応の圧倒的多数(70乃至90%)が、期待された薬理学的効果(誇張された薬理学)の延長として生じる。ワルファリンの薬理学的作用の延長が出血であるため、これは特にワルファリンの使用に関連している。多数の異なる原因が、薬物有害反応の発現の一因となっているが、酵素レベルでの薬物相互作用、酵素活性での遺伝子異常、および/または臓器障害(肝臓、腎臓)のいずれかが原因で起こる薬物レベルの上昇につながる修正された薬物代謝は、薬物有害反応の発生において、特に重要な役割を果たす。
ワルファリンを使用した薬物治療は、ワルファリンの代謝が複雑で、多くの他の薬物(通常、心房細動を患う患者に処方される薬、例えばアミオダロン、を含む)との相互作用を受けやすいため、特に難しい。ワルファリンは、ビタミンKエポキシド還元(VKER)酵素において異なる内因性の作用を持つエナンチオマーの混合物である。これらのエナンチオマーは、異なるCYP450アイソザイムを使用する異なる代謝経路を持つ。CYP450代謝システムは、食物および他の処方などの多くの外的要因によって、誘導性または抑制性が高くなる。また、CYP450システムは、多くの遺伝的変異に左右されやすく、容量が低く、容易に可飽和となる。これらの理由により、ワルファリンの代謝は、予測不能な変異に左右されやすく、各エナンチオマーは、VKER酵素において、異なる代謝運命および異なる力価を有する。
さらに、VKER酵素でのワルファリン活性は、数時間(因子VII)から数日(因子X)に渡るそれぞれ異なる半減期をもつ凝固因子II、VII、IXおよびXの阻害を引き起こす。この複雑な状況のため、ワルファリンの薬理学的作用(凝固時間の増加)は、投与後5乃至10日経過した後初めて明らかになる。従って、なぜワルファリン治療は予想するのが非常に難しいか、またなぜ患者が死亡を含む出血合併症の危険に高度に晒されているかを理解しやすい。ワルファリン治療の現状において、ワルファリン治療を受けている患者は、監視を受けるためまた出血合併症の初期の危険を探知するため、1週間に1回、血液凝固研究所に来院しなければならない。この厳重な監視システムにも関わらず、ワルファリン治療を受けている多くの患者が、毎年、出血合併症で死亡する。
P450代謝の「試験」を通過しなければならないため、薬物の開発に伴う潜在的な臨床問題およびビジネスリスクは、以下の二つの事実により、米国で著しく増加している。1)本国の処方件数は、年間約30億件または個人では10件増加した。2)患者、特に、長生きしてさらに複雑な健康上の問題をもつ者は、複数の医薬品を服用している傾向がある。薬物有害反応の発生率は対象者が4種以上の薬物を服用している場合に指数関数的に増加するため、後者の問題は重要である。多剤併用を避けるのはよい習慣だが、複雑な医学的状況を効果的に治療するため患者は異なる薬物クラスを必要とするため、多くの場合多剤併用を避けることは不可能である。
薬物研究開発分野は、CYP代謝に関する致命的な薬物有害反応を引き起こしたため、FDAにより撤回された不成功な薬物で満たされた。これらの薬物は、臨床的に効果があり、多くの場合市場で成功を収めた。CYP450代謝に関する薬物有害反応に関連した死亡のために撤回された注目すべき薬物には、テルフェナジン(1998年2月)、アステミゾール(1999年7月)、シサプリド(2000年1月)がある。これらの各ケースにおいて、CYP3A4に関する薬物相互作用は、製薬用薬剤の濃度上昇を引き起こし、IKrと呼ばれる心臓のある特定のカリウムチャンネルを阻害し、そしてそれに伴いQT間隔を延長し、トルサード・ド・ポワンツと呼ばれる潜在的に致命的な形態の心室頻拍を引き起こした。
制御可能で予想可能な代謝運命をもち、CYP450に依存しないワルファリン類似体は、従って非常に望ましく、心房細動治療に役立つ薬物の医療品への重要な追加であろう。あるワルファリン類似体は、以前に報告されている。例えば、WO02/085882を参照せよ。これは、参考文献として本明細書に組み入れられている。
本発明は、抗凝固剤として役に立つ、または抗凝固治療に役に立つ化合物および医薬的成分を提供する。
幅広い側面において、本発明は、化学式Iの化合物群、
Figure 0005036532

または、その医薬上許容される塩、またはその異性体を提供する。
式中、Rは、水素または−(C−Cアルキル)−CO
式中、Rは、水素またはC−Cアルキル、
は、各発生で、独立してハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコシキ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシ
nは、0、1、2、3または4、
pは、0、1、または2および
Arは、−COR、−(C−Cアルキル)−COR、−(C−Cアルキル)−O−R、ハロゲン、OH、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである少なくとも一基と任意に置換されたアリール基であり、式中、Rは、独立してOH、C−Cアルコキシ、ヘテロシクロアルキル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニル、OH、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、または任意に1OHと置換されたC−Cハロアルコキシである一つまたは二つの基と任意に置換されたC−Cアルコキシであり、
式中、上述の環状部分は、置換え可能な位置で、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノまたはジアルキルアミノである基と任意に置換えられる。
さらに、Rは、C−Cアルカノイル、アリール C−Cアルカノイル、アリールC−Cアルキル、(C−Cアルキル)−O−アリール、またはアリールであり、
式中、アルカノイル基のアルキル部は、任意に一つまたはそれ以上のハロゲンと置換えられ、式中、アリール基は、各置換え可能な位置で、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノまたはジアルキルアミノである基と任意に置換えられる。
化学式Iの化合物群は、VKERと相互作用し、および/または抗凝固剤として、および/または抗凝固治療に効果的である。本発明は、化学式Iの化合物群を含有する医薬的成分、および血液凝固疾患治療でそのような化合物群または成分群を使用する方法も含む。
本発明は、血液凝固疾患または血液凝固疾患を来す危険にあり、治療的効果のある用量の化学式Iのある化合物の投与から成るこのような治療を必要とする患者の治療法も提供する。
さらに他の側面では、本発明は、目的の化合物群の調製方法とともに、目的の化合物群の調製に効果的な中間体も提供する。
ある側面では、本発明は、化学式Iの化合物群、すなわち、式中、nが、0、1、2または3である化学式Iの化合物群を提供する。
他の側面では、本発明は、化学式I−bの化合物群、すなわち、式中、RがHまたは−(C−Cアルキル)−CO、式中、Rが水素である化学式I−aの化合物群を提供する。
さらに他の側面では、本発明は、化学式I−cの化合物群、すなわち、式中、nが1およびRがハロゲンである化学式I−bの化合物群を提供する。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式I−dの化合物群、すなわち、式中、nが0である化学式I−bの化合物群を提供する。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式I−eの化合物群、すなわち、式中、pが1である化学式I−cまたは化学式I−dのいずれかの化合物群を提供する。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式IIの化合物群および塩、すなわち、以下の化学式をもつ化学式Iの化合物群を提供する。
Figure 0005036532
式中、nは、0、1、または2、
は、HまたはCHCOOH、
は、各発生で独立してハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシ、および
20、R30およびR40は、独立してH、−(C−Cアルキル)−COR
−(C−Cアルキル)−COR、−(C−Cアルキル)−O−R、ハロゲン、OH、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシ、式中、
は、C−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニル、OH、アミノ、モノまたジアルキルアミノ、または1OHと任意に置換えされたC−Cハロアルコキシである1または2基と任意に置換えられ、式中、
上の環状部分は、置換え位置で、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノまたはジアルキルアミノである基と任意に置換えられ、
は、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルカノイル、(C−Cアルキル)−O−フェニル、フェニルC−Cアルキル、またはフェニル、式中、アルカノイル基のアルキル部が一つまたはそれ以上のハロゲンと任意に置換えられ、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノまたはジアルキルアミノである1、2、3、4または5基と任意に置換えられる。
さらに他の側面では、本発明は、化学式II−aの化合物群、すなわち、式中、RがHである化学式IIの化合物群を提供する。
さらに他の側面では、本発明は、化学式II−bの化合物群、すなわち、式中、R20が−(C−Cアルキル)−CORである化学式II−aの化合物群を提供する。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式II−cの化合物群、すなわち、化学式II−bの化合物群を提供する。
式中、Rは、C−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1または2基と任意に置換えられ、式中、
上の環状部分は、置換え位置で、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノまたはジアルキルアミノである基と任意に置換えられる。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式II−dの化合物群、すなわち、化学式II−cの化合物群を提供する。
式中、Rは、C−Cアルコキシであり、独立してピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニルまたはピペラジニルである1基と任意に置換えられ、式中、上述の環状部分は、置換え位置で、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノまたはジアルキルアミノである基と任意に置換えられる。
また他の側面では、本発明は、化学式II−eの化合物群、すなわち、化学式II−cの化合物群を提供する。式中、Rは、C−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1基と任意に置換えられ、式中、上の環状部分は、置換え位置で、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノまたはジアルキルアミノである基と任意に置換えられる。
他の側面では、本発明は、化学式II−fの化合物群、すなわち、化学式II−cの化合物群を提供する。式中、Rは、C−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)と任意に置換えられ、式中、上の環状部分は、置換え位置で、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノまたはジアルキルアミノである基と任意に置換えられる。
また他の側面では、本発明は、化学式II−gの化合物群、すなわち、化学式II−bの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノまたはジアルキルアミノまたはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は、化学式II−hの化合物群、すなわち、化学式II−gの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノまたはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式II−iの化合物群、すなわち、化学式II−bの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHと任意に置換されたC−Cハロアルコキシである。
また他の側面では、本発明は、化学式II−jの化合物群、すなわち、化学式II−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は、化学式II−kの化合物群、すなわち、化学式II−jの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は、化学式II−lの化合物群、すなわち、化学式II−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)2、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は、化学式II−llの化合物群、すなわち、化学式II−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF2、または−CH(OH)CFである。
さらに他の側面では、本発明は、化学式II−mの化合物群、すなわち、化学式II−lの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンは、Fである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式II−nの化合物群、すなわち、化学式II−lの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。あるケースでは、Rの立体中心は、S−絶対配置をもつ。別のケースでは、Rの立体中心は、R−絶対配置をもつ。
他の側面では、本発明は、化学式II−oの化合物群、すなわち、化学式II−a、II−b、II−c、II−d、II−e、II−f、II−g、II−h、II−i、II−j、II−k、II−l、II−ll、II−m、II−nのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも一つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式II−pの化合物群、すなわち、化学式II−oの化合物群を提供する。式中、R30およびR40の一つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCI)OH、アミノ、モノまたはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式II−qの化合物群、すなわち、化学式II−oの化合物群を提供する。式中、R30およびR40の双方は、Hである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q1の化合物群、すなわち、化学式II−o、II−p、またはII−qのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−q2の化合物群、すなわち、化学式II−q1の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−q3の化合物群、すなわち、化学式II−q2の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである
また他の側面では、本発明は化学式II−q4の化合物群、すなわち、化学式II−q3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q5の化合物群、すなわち、化学式II−q3の化合物群を提供する。式中、RはOH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−q6の化合物群、すなわち、化学式II−q3の化合物群を提供する。式中、RはCF、またはOCFである
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q7の化合物群、すなわち、化学式II−o、II−p、またはII−qのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式II−q8の化合物群、すなわち、化学式II−aの化合物群を提供する。式中、R20は−(C−Cアルキル)−O−Rである
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−q9の化合物群、すなわち、化学式II−q8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、式中アルカイル基のアルキル部分は一つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくは、FもしくはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであり、式中、フェニル基は任意に、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−q10の化合物群、すなわち、化学式II−q9の化合物群を提供する。式中、R20は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−q11の化合物群、すなわち、化学式II−q10の化合物群を提供する。式中、R20は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式II−q12の化合物群、すなわち、化学式II−q8、II−q9、II−q10、またはII−q11のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q13の化合物群、すなわち、化学式II−q12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つはハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CFまたはOCFである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q14の化合物群、すなわち、化学式II−q12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q15の化合物群、すなわち、化学式II−q8、II−q9、II−q10、II−q11、II−q12、II−q13もしくはII−q14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q16の化合物群、すなわち、化学式II−q15の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、もしくはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q17の化合物群、すなわち、化学式II−q16化合物群を提供する。式中、Rはハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CFまたはOCFである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q18の化合物群、すなわち、化学式II−q17の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q19の化合物群、すなわち、化学式II−q17の化合物群を提供する。式中、RはOH、C−CアルキルもしくはC−Cアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q20の化合物群、すなわち、化学式II−q17の化合物群を提供する。式中、RはCFもしくはOCFである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−q21の化合物群、すなわち、化学式II−q8、II−q9、II−q10、II−q11、II−q12、II−q13もしくはII−q14、のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式II−rの化合物群、すなわち、化学式IIの化合物群を提供する。式中、RはCHCOOHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−sの化合物群、すなわち、化学式II−rの化合物群を提供する。式中、R20は−(C−Cアルキル)−CORである。
他の側面では、本発明は化学式II−tの化合物群、すなわち、化学式II−sの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1もしくは2つの基と任意に置換されている。またここで上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−uの化合物群、すなわち、化学式II−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニルまたはピペラジニルである1つの基と任意に置換されている。またここで上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−vの化合物群、すなわち、化学式II−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)または−SO−フェニルである1つの基と任意に置換されている。またここで上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式II−wの化合物群、すなわち、化学式II−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。ここで上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−xの化合物群、すなわち、化学式II−sの化合物群を提供する。式中、RはOH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−yの化合物群、すなわち、化学式II−xの化合物群を提供する。式中、Rはアミノ、モノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zの化合物、すなわち化学式II−sの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHに任意に置換されるC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−aaの化合物群、すなわち、化学式II−zの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−bbの化合物群、すなわち、化学式II−aaの化合物群を提供する。式中、Rは−CHCFCF、−CHCHCFである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−ccの化合物群、すなわち、化学式II−zの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−CH(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−ddの化合物群、すなわち、化学式II−ccの化合物群を提供する。式中、Rは−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CFまたは−CH(OH)CFである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−eeの化合物群、すなわち、化学式II−ccの化合物群を提供する。式中、Rが−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−ffの化合物群、すなわち、化学式II−ccの化合物群を提供する。式中、Rは−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式II−ggの化合物群、すなわち、化学式II−r、II−s、II−t、II−u、II−v、II−w、II−x、II−y、II−z、II−aa、II−bb、II−cc、II−dd、II−ee、またはII−ffのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHである。
その他の側面では、本発明は化学式II−hhの化合物群、すなわち、化学式II−ggの化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CFまたはOCFである。
他の側面では、本発明は化学式II−iiの化合物群、すなわち、化学式II−ggの化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
他の側面では、本発明は化学式II−ii1の化合物群、化学式II−gg、II−hhまたはII−iiのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii2の化合物群、すなわち化学式II−ii1の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CハロアルキルまたはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii3の化合物群、すなわち化学式II−ii2の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii4の化合物群、すなわち化学式II−ii3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
また他の側面では、本発明は化学式II−ii5の化合物群、すなわち化学式II−ii2の化合物群を提供する。式中、RはOH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii6の化合物群、すなわち化学式II−ii2の化合物群を提供する。式中、RはCFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii7の化合物群、すなわち化学式II−gg、II−hhまたはII−iiのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式II−ii8の化合物群、すなわち化学式II−rの化合物群を提供する。式中、R20は(C−Cアルキル)−ORである。
他の側面では、本発明は化学式II−ii9の化合物群、すなわち、化学式II−ii8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、式中、アルカノイル基のアルキル部分は1つもしくはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであってもよく、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii10の化合物群、すなわち化学式II−ii9の化合物群を提供する。式中、R20は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii11の化合物群、すなわち化学式II−ii10の化合物群を提供する。式中、R20は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii12の化合物群、すなわち、化学式II−ii8、II−ii9、II−ii10またはII−ii11のいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも一つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii13の化合物群、すなわち化学式II−ii12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FもしくはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CFもしくはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii14の化合物群、すなわち化学式II−ii12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii15の化合物群、すなわち化学式II−ii8、II−ii9、II−ii10、II−ii11、II−ii12、II−ii13またはII−ii14のいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii16の化合物群、すなわち化学式II−ii15の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CハロアルキルまたはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii17の化合物群、すなわち化学式II−ii16の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii18の化合物群、すなわち化学式II−ii17の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−ii19の化合物群、すなわち化学式II−ii17の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−ii20の化合物群、すなわち化学式II−ii17の化合物群を提供する。式中、RはCFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式II−ii21の化合物群、すなわち化学式II−ii18、II−ii19、II−ii10、II−ii11、II−ii12、II−ii13、またはII−ii14の化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式II−jjの化合物群、すなわち化学式IIの化合物群を提供する。式中、RはHかつR30が−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−kkの化合物群、すなわち、化学式II−jjの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基と任意に置換されている。式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−llの化合物群、すなわち化学式II−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニルまたはピペラジニルである1つの基と任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式II−mmの化合物群、すなわち化学式II−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基と任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式II−nnの化合物群、すなわち化学式II−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくは、シクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノまたはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式II−ooの化合物群、すなわち化学式II−jjの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−ppの化合物群、すなわち化学式II−ooの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−qqの化合物群、すなわち化学式II−jjの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHに任意に置換されるC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−rrの化合物群、すなわち化学式II−qqの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、ハロゲンはそれぞれ独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は化学式II−ssの化合物群、すなわち化学式II−rrの化合物群を提供する。式中、Rは−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式II−ttの化合物群、すなわち化学式II−qqの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、ハロゲンはそれぞれ独立してFまたはClである。
さらにまた他の側面では、本発明は化学式II−uuの化合物群、すなわち化学式II−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH3)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CFまたは−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式II−vvの化合物群、すなわち化学式II−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−wwの化合物群、すなわち、化学式II−ttの化合物群を提供する。式中、Rは−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式II−xxの化合物群、すなわち、化学式II−jj、II−kk、II−ll、II−mm、II−nn、II−oo、II−pp、II−qq、II−rr、II−ss、II−tt、II−uu、II−vv、またはII−wwのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20またはR40の少なくとも1つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−yyの化合物群、すなわち、化学式II−xxの化合物群を提供する。式中、R20またはR40の一つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zzの化合物群、すなわち、化学式II−xxの化合物群を提供する。式中、R20とR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−zz1の化合物群、すなわち、化学式II−xx、II−yyまたはII−zzのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz2の化合物群、すなわち、化学式II−zz1の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CハロアルキルまたはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz3の化合物群、すなわち、化学式II−zz2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz4の化合物群、すなわち、化学式II−zz3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−zz5の化合物群、すなわち、化学式II−zz3の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−CアルキルまたはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz6の化合物群、すなわち、化学式II−zz3の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz7の化合物群、すなわち、化学式II−xx、II−yy、またはII−zzのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式II−zz8の化合物群、すなわち、化学式IIの化合物群を提供する。式中、RはHであり、かつR30は(C−Cアルキル)−ORである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz9の化合物群、すなわち、化学式II−zz8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、式中、アルカノイル基のアルキル部分は、1つもしくはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)に置換されている。、またはRは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであってもよく、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz10の化合物群、すなわち、化学式II−zz9の化合物群を提供する。式中、R30は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz11の化合物群、すなわち、化学式II−zz10の化合物群を提供する。式中、R30は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式II−zz12の化合物群、すなわち、化学式II−zz8、II−zz9、II−zz10、またはII−zz11のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz13の化合物群、すなわち、化学式II−zz12の化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz14の化合物群、すなわち、化学式II−xx12の化合物群を提供する。式中、R20とR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−zz15の化合物群、すなわち、化学式II−zz8、II−zz9、II−zz10、II−zz11、II−zz12、II−zz13、またはII−zz14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz16の化合物群、すなわち、化学式II−zz15の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz17の化合物群、すなわち、化学式II−zz16の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式II−zz18の化合物群、すなわち、化学式II−zz17の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−zz19の化合物群、すなわち、化学式II−zz17の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−zz20の化合物群、すなわち、化学式II−zz17の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式II−zz21の化合物群、すなわち、化学式II−zz8、II−zz9、II−zz10、II−zz11、II−zz12、II−zz13、またはII−zz14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式II−aaaの化合物群、すなわち、化学式IIの化合物群を提供する。式中、RはCHCOOHであり、かつR30が−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−bbbの化合物群、すなわち化学式II−aaaの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基と任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノあるいはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−cccの化合物群、すなわち化学式II−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニルまたはピペラジニルである1つの基と任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノあるいはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−dddの化合物群、すなわち化学式II−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、またはSO−フェニルである1つの基と任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノあるいはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−eeeの化合物群、すなわち化学式II−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキルより好ましくはC−Cシクロアルキル、さらに好ましくは、シクロプロピル)と任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノあるいはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−fffの化合物群、すなわち、化学式II−aaaの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−gggの化合物群、すなわち、化学式II−fffの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−hhhの化合物群、すなわち、化学式II−aaaの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHと任意に置換されたC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−iiiの化合物群、すなわち、化学式II−hhhの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は化学式II−jjjの化合物群、すなわち、化学式II−iiiの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、または−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式II−kkkの化合物群、すなわち、化学式II−hhhの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−lllの化合物群、すなわち、化学式II−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式II−mmmの化合物群、すなわち、化学式II−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−nnnの化合物群、すなわち、化学式II−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式II−oooの化合物群、すなわち、化学式II−aaa、II−bbb、II−ccc、II−ddd、II−eee、II−fff、II−ggg、II−hhh、II−iii、II−jjj、II−kkk、II−lll、II−mmm、またはII−nnnのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−pppの化合物群、すなわち、化学式II−oooの化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくは(C−C)アルキルアミノ、ハイドロキシ(C−C)アルキル、CFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−qqqの化合物群、すなわち、化学式II−oooの化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−rrrの化合物群、すなわち、化学式II−ooo、II−ppp、またはII−qqqのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−sssの化合物群、すなわち、化学式II−rrrの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−CハロアルキルまたはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−tttの化合物群、すなわち、化学式II−sssの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式II−uuuの化合物群、すなわち、化学式II−tttの化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−vvvの化合物群、すなわち、化学式II−tttの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−wwwの化合物群、すなわち、化学式II−tttの化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式II−xxxの化合物、すなわち、化学式II−ooo、II−ppp、またはII−qqqのうちのいずれかによる化合物を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式II−xxx1の化合物群、すなわち、化学式IIの化合物群を提供する。式中、Rは、CHCOHであり、かつR30は(C−Cアルキル)−ORである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−xxx2の化合物群、すなわち、化学式II−xxx1の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、また式中、アルカノイル基のアルキル部分が1つもしくはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)で置換されている。またはRは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであってもよい。また式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−xxx3の化合物群、すなわち化学式II−xxx2の化合物群を提供する。式中、R30は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−xxx4の化合物群、すなわち、化学式II−xxx3の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式II−xxx5の化合物群、すなわち、化学式II−xxx1、II−xxx2、II−xxx3、またはII−xxx4のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHである。
また他の側面では、本発明は化学式II−xxx6の化合物群、すなわち、化学式II−xxx5の化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−xxx7の化合物群、すなわち、化学式II−xxx5の化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−xxx8の化合物群、すなわち、化学式II−xxx1、II−xxx2、II−xxx3、II−xxx11、II−xxx4、II−xxx5、またはII−xxx6のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−xxx9の化合物群、すなわち、式II−xxx8の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−xxx10の化合物群、すなわち、化学式II−xxx9の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式II−xxx11の化合物群、すなわち、化学式II−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式II−xxx12の化合物群、すなわち、化学式II−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cでアルコキシある。
またさらに他の側面では、本発明は化学式II−xxx13の化合物群、すなわち、化学式II−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式II−xxxx14の化合物群、すなわち、化学式II−xxx1、II−xxx2、II−xxx3、II−xxx4、II−xxx5、II−xxx6、またはII−xxx7のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式IIIの化合物群、すなわち化学式Iの化合物群を提供する。式中、Arは、化学式のナフチル基に任意に置換されている。
Figure 0005036532
式中、
nは0、1、または2であり;
R1はHまたはCHCOOHであり;
それぞれの発生でRは独立してハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシであり;
またR20、R30、40、およびR80は独立してH、−(C−Cアルキル)−COR、(C−Cアルキル)−O−R、ハロゲン、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシであり、式中、Rは、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニル、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノである1つもしくは2つの基と任意に置換されたC−Cアルコキシ、または1つのOHと任意に置換されたC−Cハロアルコキシである。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノまたはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されており;
またRは、C−Cアルキル、フェニルC−Cアルカノイル、(C−Cアルキル)−O−フェニル、またはフェニルであり、また式中フェニル基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式III−aの化合物群、すなわち、化学式IIIの化合物群を提供する。式中、RはHである。
また他の側面では、本発明は化学式III−bの化合物群、すなわち、化学式III−aの化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−cの化合物群、すなわち、化学式III−bの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−dの化合物群、すなわち、化学式III−cの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式III−eの化合物群、すなわち、化学式III−cの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式III−fの化合物群、すなわち、化学式III−cの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくは、C−Cシクロアルキル、さらにより好ましくは、シクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式III−gの化合物群、すなわち、化学式III−bの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−hの化合物群、すなわち、化学式III−gの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−iの化合物群、すなわち、化学式III−bの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHと任意に置換されたC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−jの化合物群、すなわち、化学式III−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は化学式III−kの化合物群、すなわち、化学式III−jの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式III−lの化合物群、すなわち、化学式III−i化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−llの化合物群、すなわち、化学式III−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−mの化合物群、すなわち、化学式III−lの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)で、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−nの化合物群、すなわち、化学式III−lの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式III−oの化合物群、すなわち、化学式III−a、III−b、III−c、III−d、III−e、III−f、III−g、III−h、III−i、III−j、III−k、III−l、III−m、またはIII−nのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−pの化合物群、すなわち、化学式III−oの化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−qの化合物群、すなわち、化学式III−oの化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−q1の化合物群、すなわち、化学式III−o、III−p、またはIII−qのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q2の化合物群、すなわち、化学式III−q1の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q3の化合物群、すなわち、化学式III−q2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−q4の化合物群、すなわち、化学式III−q3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
また他の側面では、本発明は化学式III−q5の化合物群、すなわち、化学式III−q3の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q6の化合物群、すなわち、化学式III−q3の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである
また他の側面では、本発明は化学式III−q7の化合物群、すなわち、化学式III−o、III−p、またはIII−qのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式III−q8の化合物群、すなわち、化学式III−aの化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q9の化合物群、すなわち、化学式III−q8の化合物群を提供する。式中、Rは、C−Cアルカノイルであり、式中、アルカイル基のアルキル部分は、一つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであってもよく、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は式III−q10の化合物群、すなわち、式III−q9の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q11の化合物群、すなわち、化学式III−q10の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式III−q12の化合物群、すなわち、化学式III−q8、III−q9、III−q10、またはIII−q11のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q13の化合物群、すなわち、化学式III−q12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q14の化合物群、すなわち、化学式III−q12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方とも。Hである
さらに他の側面では、本発明は化学式III−q15の化合物群、すなわち、化学式III−q8、III−q9、III−q10、III−q11、III−q12、III−q13、またはIII−q14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q16の化合物群、すなわち、化学式III−q15の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q17の化合物群、すなわち、化学式III−q16の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−q18の化合物群、すなわち、化学式III−q17の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−q19の化合物群、すなわち、化学式III−q17の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−q20の化合物群、すなわち、化学式III−q17の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−q21の化合物群、すなわち、化学式III−q8、III−q9、III−q10、III−q11、III−q12、III−q13、またはIII−q14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式III−rの化合物群、すなわち、化学式IIIの化合物群を提供する。式中、RはCHCOOHである。
また他の側面では、本発明は化学式III−sの化合物群、すなわち、化学式III−rの化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−tの化合物群、すなわち、化学式III−sの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式III−uの化合物群、すなわち、化学式III−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式III−vの化合物群、すなわち、化学式III−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式III−wの化合物群、すなわち、化学式III−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、またさらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式III−xの化合物群、すなわち、化学式III−sの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−yの化合物群、すなわち、化学式III−xの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zの化合物群、すなわち、化学式III−sの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHと任意に置換されたC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−aaの化合物群、すなわち、化学式III−zの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−bbの化合物群、すなわち、化学式III−aaの化合物を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式III−ccの化合物群、すなわち、化学式III−zの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−ddの化合物群、すなわち、化学式III−ccの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−eeの化合物群、すなわち、化学式III−ccの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ffの化合物群、すなわち、化学式III−ccの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式III−ggの化合物群、すなわち、化学式III−r、III−s、III−t、III−u、III−v、III−w、III−x、III−y、III−z、III−aa、III−bb、III−cc、III−dd、III−ee、またはIII−ffのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−hhの化合物群、すなわち、化学式III−ggの化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つがハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−iiの化合物群、すなわち、化学式III−ggの化合物群を提供する。式中、R30またはR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−ii1の化合物群、すなわち、化学式III−gg、III−hh、またはIII−iiのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii2の化合物群、すなわち、化学式III−ii1の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii3の化合物群、すなわち、化学式III−ii2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii4の化合物群、すなわち、化学式III−ii3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−ii5の化合物群、すなわち、化学式III−ii2の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii6の化合物群、すなわち、化学式III−ii2の化合物群を提供する。式中、RはCFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−ii7の化合物群、すなわち、化学式III−gg、III−hh、またはIII−iiのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式III−ii8の化合物群、すなわち、化学式IIIの化合物群を提供する。式中、RはCHCOHであり、かつR20は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii9の化合物群、すなわち、化学式III−ii8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、式中、アルカイル基のアルキル部分は一つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFもしくはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、式中フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii10の化合物群、すなわち、化学式III−ii9の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii11の化合物群、すなわち、化学式III−ii10の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式III−ii12の化合物群、すなわち、化学式III−ii8、III−ii9、III−ii10、またはIII−ii11のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii13の化合物群、すなわち、化学式III−ii12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つはハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii14の化合物群、すなわち、化学式III−ii12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−ii15の化合物群、すなわち、化学式III−ii8、III−ii9、III−ii10、III−ii11、III−ii12、III−ii13、またはIII−ii14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii16の化合物群、すなわち、化学式III−ii15の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii17の化合物群、すなわち、化学式III−ii16の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−ii18の化合物群、すなわち、化学式III−ii17の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに側面では、本発明は化学式III−ii19の化合物群、すなわち、化学式III−ii17の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−ii20の化合物群、すなわち、化学式III−ii17の化合物群を提供する。式中、RはCFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−ii21の化合物群、すなわち、化学式III−ii8、III−ii9、III−ii10、III−ii11、III−ii12、III−ii13またはIII−ii14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式III−jjの化合物群、すなわち、化学式IIIの化合物群を提供する。式中、RはHであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−kkの化合物群、すなわち、化学式III−jjの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式III−llの化合物群、すなわち、化学式III−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式III−mmの化合物群、すなわち、化学式III−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式III−nnの化合物群、すなわち、化学式III−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、またさらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−ooの化合物群、すなわち、化学式III−jjの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−ppの化合物群、すなわち、化学式III−ooの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−qqの化合物群、すなわち、化学式III−jjの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHと任意に置換されたC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−rrの化合物群、すなわち、化学式III−qqの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は化学式III−ssの化合物群、すなわち、化学式III−rrの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式III−ttの化合物群、すなわち、化学式III−qqの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−uuの化合物群、すなわち、化学式III−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−vvの化合物群、すなわち、化学式III−ttの化合物群を提供する。式中、Rは−C(CH)(C(ハロゲン)であり、で好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−wwの化合物群、すなわち、化学式III−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式III−xxの化合物群、すなわち、化学式III−jj、III−kk、III−ll、III−mm、III−nn、III−oo、III−pp、III−qq、III−rr、III−ss、III−tt、III−uu、III−vv、またはIII−wwのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−yyの化合物群、すなわち、化学式III−xxの化合物群を提供する。式中、R20およびR40の一つはハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH,アミノ,モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zzの化合物群、すなわち、化学式III−xxの化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−zz1の化合物群、すなわち、化学式III−xx、III−yy、またはIII−zzのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz2の化合物群、すなわち、化学式III−zz1の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz3の化合物群、すなわち、化学式III−zz2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−zz4の化合物群、すなわち、化学式III−zz3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−zz5の化合物群、すなわち、化学式III−zz3の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz6の化合物群、すなわち、化学式III−zz3の化合物群を提供する。式中、RはCFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz7の化合物群、すなわち、化学式III−xx、III−yy、またはIII−zzのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式III−zz8の化合物群、すなわち、化学式IIIの化合物群を提供する。式中、RはHであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz9の化合物物、すなわち、化学式III−zz8の化合物物を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、式中アルカイル基のアルキル部分は一つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFもしくはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、式中フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz10の化合物群、すなわち、化学式III−zz9の化合物群を提供する。式中、R30は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz11の化合物群、すなわち、化学式III−zz10の化合物群を提供する。式中、R30は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式III−zz12の化合物群、すなわち、化学式III−zz8、III−zz9、III−zz10、またはIII−zz11のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−zz13の化合物群、すなわち、化学式III−zz12の化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz14の化合物群、すなわち、化学式III−zz12の化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−zz15の化合物群、すなわち、化学式III−zz8、III−zz9、III−z10、III−zz11、III−zz12、III−zz13、またはIII−zz14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz16の化合物群、すなわち、化学式III−zz15の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz17の化合物群、すなわち、化学式III−zz16の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−zz18の化合物群、すなわち、化学式III−zz17の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−zz19の化合物群、すなわち、化学式III−zz17の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−zz20の化合物群、すなわち、化学式III−zz17の化合物群を提供する。式中、Rは、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−zz21の化合物群、すなわち、化学式III−zz8、III−zz9、III−zz10、III−zz11、III−zz12、III−zz13、またはIII−zz14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式III−aaaの化合物群、すなわち、化学式IIIの化合物群を提供する。式中、RはCHCOOHであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−bbbの化合物群、すなわち、化学式III−aaaの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−cccの化合物群、すなわち、化学式III−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式III−dddの化合物群、すなわち、化学式III−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。またここで上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式III−eeeの化合物群、すなわち、化学式III−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式III−fffの化合物群、すなわち、化学式III−aaaの化合物群を提供する。式中、Rは、OH,アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−gggの化合物群、すなわち、化学式III−fffの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノまたはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−hhhの化合物群、すなわち、化学式III−aaaの化合物群を提供する。式中、Rは任意に1OHに置換されたC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−iiiの化合物群、すなわち、化学式III−hhhの化合物群を提供する。式中、Rは−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は化学式III−jjjの化合物群、すなわち、化学式III−iiiの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式III−kkkの化合物群、すなわち、化学式III−hhhの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−lllの化合物群、すなわち、化学式III−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−mmmの化合物群、すなわち、化学式III−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−nnnの化合物群、すなわち、化学式III−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式III−oooの化合物、すなわち、化学式III−aaa、III−bbb、III−ccc、III−ddd、III−eee、III−fff、III−ggg、III−hhh、III−iii、III−jjj、III−kkk、III−lll、III−mmm、またはIII−nnnのうちのいずれかによる化合物を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−pppの化合物群、すなわち、化学式III−oooの化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つはハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH,アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−qqqの化合物群、すなわち、化学式III−oooの化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−rrrの化合物群、すなわち、化学式III−ooo、III−ppp、またはIII−qqqのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nが1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−sssの化合物群、すなわち、化学式III−rrrの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−tttの化合物群、すなわち、化学式III−sssの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−uuuの化合物群、すなわち、化学式III−tttの化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−vvvの化合物群、すなわち、化学式III−tttの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−wwwの化合物群、すなわち、化学式III−tttの化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−xxxの化合物群、すなわち、化学式III−ooo、III−ppp、またはIII−qqqのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式III−xxx1の化合物群、すなわち、化学式IIIの化合物群を提供する。式中、RはCHC0Hであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx2の化合物群、すなわち、化学式III−xxx1の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、式中、アルカイル基のアルキル部分は一つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFもしくはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、フェニルであっても良く、、式中フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx3の化合物群、すなわち、化学式III−xxx2の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx4の化合物群、すなわち、化学式III−xxx3の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式III−xxx5の化合物群、すなわち、化学式III−xxx1、III−xxx2、III−xxx3、またはIII−xxx4のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHであり、R80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx6の化合物群、すなわち、化学式III−xxx5の化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つはハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx7の化合物群、すなわち、化学式III−xxx5の化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx8の化合物群、すなわち、化学式III−xxx1、III−xxx2、III−xxx3、III−xxx4、III−xxx5、III−xxx6、またはIII−xxx7のうちのいずれかの化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx9の化合物群、すなわち、化学式III−xxx8の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx10の化合物群、すなわち、化学式III−xxx9の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−xxx11の化合物群、すなわち、化学式III−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx12の化合物群、すなわち、化学式III−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式III−xxx13の化合物群、すなわち、化学式III−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rは、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式III−xxx10の化合物群、すなわち、化学式III−xxx1、III−xxx2、III−xxx3、III−xxx4、III−xxx5、III−xxx6、またはIII−xxx7のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は式IVの化合物、すなわち、以下の化学式を有する式Iの化合物群を提供する。
Figure 0005036532
式中、nは0、1、または2であり、pは1または2であり、RはHまたはCHCOOHであり、
それぞれの発生におけるRは、それぞれ独立してハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシであり、
さらに、R20、R30、およびR40は、独立してH、−(C−Cアルキル)−COR、−(C−Cアルキル)−COR、(C−Cアルキル)−O−R、ハロゲン、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシであり、
また式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニル、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で置換されている。
さらに、RはC−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルカノイル、(C−Cアルキル)−O−フェニル、フェニルC−Cアルキル、またはフェニルであり、式中、アルニル基のアルキル部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式IV−aの化合物群、すなわち、化学式IVの化合物群を提供する。式中、RはHである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−bの化合物群、すなわち、化学式IV−aの化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−cの化合物群、すなわち、化学式IV−bの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−dの化合物群、すなわち、化学式IV−cの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式IV−eの化合物群、すなわち、化学式IV−cの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式IV−fの化合物群、すなわち、化学式IV−cの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式IV−gの化合物群、すなわち、化学式IV−bの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−hの化合物群、すなわち、化学式IV−gの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−iの化合物群、すなわち、化学式IV−bの化合物群を提供する。式中、Rは任意にOHと置換されたC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−jの化合物群、すなわち、化学式IV−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)3、−CHCHC(CHハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−kの化合物群、すなわち、化学式IV−jの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF3、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式IV−lの化合物群、すなわち、化学式IV−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−llの化合物群、すなわち、化学式IV−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−mの化合物群、すなわち、化学式IV−lの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−nの化合物群、すなわち、化学式IV−lの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式IV−oの化合物群、すなわち、化学式IV−a、IV−b、IV−c、IV−d、IV−e、IV−f、IV−g、IV−h、IV−i、IV−j、IV−k、IV−l、IV−ll、IV−m、またはIV−nのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−pの化合物群、すなわち、化学式IV−oの化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つはハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−qの化合物群、すなわち、化学式IV−oの化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−q1の化合物群、すなわち、化学式IV−o、IV−p、またはIV−qのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q2の化合物群、すなわち、化学式IV−q1の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cヒドロキシ、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q3の化合物群、すなわち、化学式IV−q2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−q4の化合物群、すなわち、化学式IV−q3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−q5の化合物群、すなわち、化学式IV−q3の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q6の化合物群、すなわち、化学式IV−q3の化合物群を提供する。式中、RはCF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−q7の化合物群、すなわち、化学式IV−o、IV−p、またはIV−qのうちのいずれかによる化合物を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式IV−q8の化合物群、すなわち、化学式IV−aの化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−ORである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q9の化合物群、すなわち、化学式IV−q8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、式中、アルカイル基のアルキル部分は一つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFもしくはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、式中フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q10の化合物群、すなわち、化学式IV−q9の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q11の化合物群、すなわち、化学式IV−q10の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式IV−q12の化合物群、すなわち、化学式IV−q8、IV−q9、IV−q10、またはIV−q11のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも一つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q13の化合物群、すなわち、化学式IV−q12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q14の化合物群、すなわち、化学式IV−q12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−q15の化合物群、すなわち、化学式IV−q8、IV−q9、IV−q10、IV−q11、IV−q12、IV−q13、またはIV−q14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q16の化合物群、すなわち、化学式IV−q15の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q17の化合物群、すなわち、化学式IV−q16の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−q18の化合物群、すなわち、化学式IV−q17の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−q19の化合物群、すなわち、化学式IV−q17の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−q20の化合物群、すなわち、化学式IV−q17の化合物群を提供する。式中、Rは、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−q21の化合物群、すなわち、化学式IV−q8、IV−q9、IV−q10、IV−q11、IV−q12、IV−q13、またはIV−q14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式IV−rの化合物群、すなわち、化学式IVの化合物群を提供する。式中、Rは、CHCOOHである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−sの化合物群、すなわち、化学式IV−rの化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−CORである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−tの化合物群、すなわち、化学式IV−sの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−uの化合物群、すなわち、化学式IV−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式IV−vの化合物群、すなわち、化学式IV−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−S0−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−S0−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式IV−wの化合物群、すなわち、化学式IV−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式IV−xの化合物群、すなわち、化学式IV−sの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−yの化合物群、すなわち、化学式IV−xの化合物群を提供する。式中、Rがアミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zの化合物群、すなわち、化学式IV−sの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHと任意に置換されたC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−aaの化合物群、すなわち、化学式IV−zにの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−bbの化合物群、すなわち、化学式IV−aaの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式IV−ccの化合物群、すなわち、化学式IV−zの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−ddの化合物群、すなわち、化学式IV−ccの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−eeの化合物群、すなわち、化学式IV−ccの化合物群を提供する。式中、Rは、C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ffの化合物群、すなわち、化学式IV−ccの化合物群を提供する。式中、RはCH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式IV−ggの化合物群、すなわち、化学式IV−r、IV−s、IV−t、IV−u、IV−v、IV−w、IV−x、IV−y、IV−z、IV−aa、IV−bb、IV−cc、IV−dd、IV−ee、またはIV−ffのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも一つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−hhの化合物群、すなわち、化学式IV−ggの化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−iiの化合物群、すなわち、化学式IV−ggの化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii1の化合物、すなわち、化学式IV−gg、IV−hh、またはIV−iiのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii2の化合物群、すなわち、化学式IV−ii1の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii3の化合物群、すなわち、化学式IV−ii2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii4の化合物群、すなわち、化学式IV−ii3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii5の化合物群、すなわち、化学式IV−ii2の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii6の化合物群、すなわち、化学式IV−ii2の化合物群を提供する。式中、Rは、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−ii7の化合物群、すなわち、化学式IV−gg、IV−hh、またはIV−iiのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式IV−ii8の化合物群、すなわち、化学式IVの化合物群を提供する。式中、RはCHCOHであり、かつR20は−(C−Cアルキル)−ORである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii9の化合物群、すなわち、化学式IV−ii8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、式中、アルカイル基のアルキル部分は一つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFもしくはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、式中フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式IV−ii10の化合物群、すなわち、化学式IV−ii9の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−C−Rである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−ii11の化合物群、すなわち、化学式IV−ii10の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−C−Rである。
他の側面では、本発明は化学式IV−ii12の化合物群、すなわち、化学式IV−ii8、IV−ii9、IV−ii10、またはIV−ii11のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも一つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii13の化合物群、すなわち、化学式IV−ii12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii14の化合物群、すなわち、化学式IV−ii12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii15の化合物群、すなわち、化学式IV−ii8、IV−ii9、IV−ii10、IV−ii11、IV−ii12、IV−ii13、またはIV−ii14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii16の化合物群、すなわち、化学式IV−ii15の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii17の化合物群、すなわち、化学式IV−ii16の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii18の化合物群、すなわち、化学式IV−ii17の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii19の化合物群、すなわち、化学式IV−ii17の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−ii20の化合物群、すなわち、化学式IV−ii17の化合物群を提供する。式中、Rは、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−ii21の化合物群、すなわち、化学式IV−ii8、IV−ii9、IV−ii10、IV−ii11、IV−ii12、IV−ii13、またはIV−ii14のうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式IV−jjの化合物群、すなわち、化学式IVの化合物群を提供する。式中、RはHであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−kkの化合物、すなわち、化学式IV−jjの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−llの化合物群、すなわち、化学式IV−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式IV−mmの化合物群、すなわち、化学式IV−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に任意に置換可能な位置で置換されている。
他の側面では、本発明は化学式IV−nnの化合物群、すなわち、化学式IV−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式IV−ooの化合物群、すなわち、化学式IV−jjの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−ppの化合物群、すなわち、化学式IV−ooの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−qqの化合物群、すなわち、化学式IV−jjの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHと任意に置換されたC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−rrの化合物群、すなわち、化学式IV−qqの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−ssの化合物群、すなわち、化学式IV−rrの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式IV−ttの化合物群、すなわち、化学式IV−qqの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−uuの化合物群、すなわち、化学式IV−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−vvの化合物群、すなわち、化学式IV−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−wwの化合物群、すなわち、化学式IV−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式IV−xxの化合物群、すなわち、化学式IV−jj、IV−kk、IV−ll、IV−mm、IV−nn、IV−oo、IV−pp、IV−qq、IV−rr、IV−ss、IV−tt、IV−uu、IV−vv、またはIV−wwのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも一つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−yyの化合物群、すなわち、化学式IV−xxの化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つはハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zzの化合物群、すなわち、化学式IV−xxの化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−zz1の化合物群、すなわち、化学式IV−xx、IV−yy、またはIV−zzのうちのいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zz2の化合物群、すなわち、化学式IV−zz1の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zz3の化合物群、すなわち、化学式IV−zz2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−zz4の化合物群、すなわち、化学式IV−zz3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−zz5の化合物群、すなわち、化学式IV−zz3の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zz6の化合物群、すなわち、化学式IV−zz3の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−zz7の化合物群、すなわち、化学式IV−xx、IV−yy、またはIV−zzのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式IV−zz8の化合物群、すなわち、化学式IVの化合物群を提供する。式中、RはHであり、かつR30は(C−Cアルキル)−ORである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zz9の化合物群、すなわち、化学式IV−zz8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、また式中、アルカノイル基のアルキル部分が1つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zzl0の化合物群、すなわち、化学式IV−zz9の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zz11の化合物群、すなわち、化学式V−zz10の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式IV−zzl2の化合物群、すなわち、化学式IV−zz8、IV−zz9、IV−zz10、またはIV−zzllのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zzl3の化合物群、すなわち、化学式IV−zzl2の化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zzl4の化合物群、すなわち、化学式IV−zzl2の化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zzl5の化合物群、すなわち、化学式IV−zz8、IV−zz9、IV−z10、IV−zzll、IV−zzl2、IV−zzl3、またはIV−zzl4のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zzl6の化合物群、すなわち、化学式IV−zzl5の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH,C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zzl7の化合物群、すなわち、化学式IV−zzl6の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−zzl8の化合物群、すなわち、化学式IV−zzl7の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−zzl9の化合物群、すなわち、化学式IV−zzl7の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−zz20の化合物群、すなわち、化学式IV−zzl7の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCF3である。
また他の側面では、本発明は化学式V−zz21の化合物群、すなわち、化学式IV−zz8、IV−zz9、IV−zz10、IV−zz11、IV−zzl2、IV−zzl3、またはIV−zzl4のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式IV−aaaの化合物群、すなわち、化学式IVの化合物群を提供する。式中、RはCHCOOHであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−bbbの化合物群、すなわち、化学式IV−aaaの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−cccの化合物群、すなわち、化学式IV−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式IV−dddの化合物群、すなわち、化学式IV−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換される。
他の側面では、本発明は化学式IV−eeeの化合物群、すなわち、化学式IV−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式IV−fffの化合物群、すなわち、化学式IV−aaaの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−gggの化合物群、すなわち、化学式IV−fffの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−hhhの化合物群、すなわち、化学式IV−aaaの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHに任意に置換されるC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−iiiの化合物群、すなわち、化学式V−hhhの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはC1である。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−jjjの化合物群、すなわち、化学式IV−iiiの化合物群を提供する。式中、Rは−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式IV−kkkの化合物群、すなわち、化学式IV−hhhの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン),−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−lllの化合物群、すなわち、化学式IV−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−mmmの化合物群、すなわち、化学式IV−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンがFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−nnnの化合物群、すなわち、化学式IV−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式IV−oooの化合物群、すなわち、化学式IV−aaa、IV−bbb、IV−ccc、IV−ddd、IV−eee、IV−fff、IV−ggg、IV−hhh、IV−iii、IV−jjj、IV−kkk、IV−111、IV−mmm、またはIV−nnnのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−pppの化合物群、すなわち、化学式IV−oooの化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−qqqの化合物群、すなわち、化学式IV−oooの化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−rrrの化合物群、すなわち、化学式IV−ooo、IV−ppp、またはIV−qqqのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−sssの化合物群、すなわち、化学式IV−rrrの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−tttの化合物群、すなわち、化学式IV−sssの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−uuuの化合物群、すなわち、化学式IV−tttの化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−vvvの化合物群、すなわち、化学式IV−tttの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−wwwの化合物群、すなわち、化学式IV−tttの化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−xxxの化合物群、すなわち、化学式IV−ooo、IV−ppp、またはIV−qqqのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式IV−xxx1の化合物群、すなわち、化学式IVの化合物群を提供する。式中、Rは、CHCOHであり、かつR30は(C−Cアルキル)−ORである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxx2の化合物群、すなわち、化学式IV−xxx1の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、またここでアルカノイル基のアルキル部分が1つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意で置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxx3の化合物群、すなわち、化学式IV−xxx2の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxx4の化合物群、すなわち、化学式IV−xxx3の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式IV−xxx5の化合物群、すなわち、化学式IV−xxxl、IV−xxx2、IV−xxx3、またはIV−xxx4のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxx6の化合物群、すなわち、化学式IV−xxx5の化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つは、ハロゲン(ある側面では,FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxx7の化合物群、すなわち、化学式IV−xxx5の化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxx8の化合物群、すなわち、化学式IV−xxxl、IV−xxx2、IV−xxx3、IV−xxx11、IV−xxx4、IV−xxx5、またはIV−xxx6のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxx9の化合物群、すなわち、化学式IV−xxx8の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxxl0の化合物群、すなわち、化学式IV−xxx9の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−xxxllの化合物群、すなわち、化学式IV−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxxl2の化合物群、すなわち、化学式IV−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式IV−xxxl3の化合物群、すなわち、化学式IV−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式IV−xxxl4の化合物群、すなわち、化学式IV−xxxl、IV−xxx2、IV−xxx3、IV−xxx4、IV−xxx5、IV−xxx6、またはIV−xxx7のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は式Vの化合物群、すなわち、式Iの化合物群を提供する。式中、Arは、以下の化学式中の任意に置換されたナフチル基であり、
Figure 0005036532
nは、0、1、または2であり、
pは、1または2であり、
は、HまたはCHCOOHであり、
それぞれの発生のRは、独立してハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシであり、さらに、R20、R30、R40およびR80は、独立してH、−(C−Cアルキル)−COR、−(C−Cアルキル)−COR、(C−Cアルキル)−O−R、ハロゲン、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、ヒドロキシアルキル、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシであり、
また、式中、Rは、C−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニル、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、または任意で1OHに置換されるC−Cハロアルコキシである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに、Rは、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルカノイル、(C−Cアルキル)−O−フェニル、またはフェニルであり、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式V−aの化合物群、すなわち、化学式Vの化合物群を提供する。式中、RはHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−bの化合物群、すなわち、化学式V−aの化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−cの化合物群、すなわち、化学式V−bの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−dの化合物群、すなわち、化学式V−cの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式V−eの化合物群、すなわち、化学式V−cの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式V−fの化合物群、すなわち、化学式V−cの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式V−gの化合物群、すなわち、化学式V−bの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−hの化合物群、すなわち、化学式V−gの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノまたはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−iの化合物群、すなわち、化学式V−bの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHに任意に置換されたC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−jの化合物群、すなわち、化学式V−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはC1である。
また他の側面では、本発明は化学式V−kの化合物群、すなわち、化学式V−jの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式V−lの化合物群、すなわち、化学式V−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−llの化合物群、すなわち、化学式V−iの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−mの化合物群、すなわち、化学式V−1の化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンがFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−nの化合物群、すなわち、化学式V−1の化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式V−oの化合物群、すなわち、化学式V−a、V−b、V−c、V−d、V−e、V−f、V−g、V−h、V−I、V−j、V−k、V−l、V−ll、V−m、またはV−nのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−pの化合物群、すなわち、化学式V−oの化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つは、ハロゲン(ある側面において、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−qの化合物群、すなわち、化学式V−oの化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−qlの化合物群、すなわち、化学式V−o、V−p、またはV−qのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q2の化合物群、すなわち、化学式V−qlの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q3の化合物群、すなわち、化学式V−q2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−q4の化合物群、すなわち、化学式V−q3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−q5の化合物群、すなわち、化学式V−q3の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q6の化合物群、すなわち、化学式V−q3の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−q7の化合物群、すなわち、化学式V−o、V−p、またはV−qのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式V−q8の化合物群、すなわち、化学式V−aの化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q9の化合物群、すなわち、化学式V−q8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、また式中、アルカノイル基のアルキル部分が1つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、ここでフェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q10の化合物群、すなわち、化学式V−q9の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q11の化合物群、すなわち、化学式V−q10の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式V−q12の化合物群、すなわち、化学式V−q8、V−q9、V−q10、またはV−q11のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中R30およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q13の化合物群、すなわち、化学式V−q12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q14の化合物群、すなわち、化学式V−q12の化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである
さらに他の側面では、本発明は化学式V−ql5の化合物群、すなわち、化学式V−q8、V−q9、V−ql0、V−ql1、V−q12、V−q13、またはV−q14のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q16の化合物群、すなわち、化学式V−ql5の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ql7の化合物群、すなわち、化学式V−q16の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−q18の化合物群、すなわち、化学式V−q17の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−q19の化合物群、すなわち、化学式V−ql7の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−q20の化合物群、すなわち、化学式V−q17の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−q21の化合物群、すなわち、化学式V−q8、V−q9、V−q10、V−qll、V−q12、V−q13、またはV−q14のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式V−rの化合物群、すなわち、化学式Vの化合物群を提供する。式中、Rは、CHCOOHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−sの化合物群、すなわち、化学式V−rの化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−tの化合物群、すなわち、化学式V−sの化合物群を提供する。式中Rは、C−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意で置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−uの化合物群、すなわち、化学式V−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、またはピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−vの化合物群、すなわち、化学式V−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に任意に置換可能な位置で置換されている。
他の側面では、本発明は化学式V−wの化合物群、すなわち、化学式V−tの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−xの化合物群、すなわち、化学式V−sの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−yの化合物群、すなわち、化学式V−xの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zの化合物群、すなわち、化学式V−sの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHに任意に置換されているC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−aaの化合物群、すなわち、化学式V−zの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはC1である。
また他の側面では、本発明は化学式V−bbの化合物群、すなわち、化学式V−aaの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式V−ccの化合物群、すなわち、化学式V−zの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはC1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ddの化合物群、すなわち、化学式V−ccの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−eeの化合物群、すなわち、化学式V−ccの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ffの化合物群、すなわち、化学式V−ccの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式V−ggの化合物群、すなわち、化学式V−r、V−s、V−t、V−u、V−v、V−w、V−x、V−y、V−z、V−aa、V−bb、V−cc、V−dd、V−ee、またはV−ffのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−hhの化合物群、すなわち、化学式V−ggの化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−iiの化合物群、すなわち、化学式V−ggの化合物群を提供する。式中R30およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−iilの化合物群、すなわち、化学式V−gg、V−hh、またはV−iiのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ii2の化合物群、すなわち、化学式V−iilの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ii3の化合物群、すなわち、化学式V−ii2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ii4の化合物群、すなわち、化学式V−ii3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−ii5の化合物群、すなわち、化学式V−ii2の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ii6の化合物群、すなわち、化学式V−ii2の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−ii7の化合物群、すなわち、化学式V−gg、V−hh、またはV−iiのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式V−ii8の化合物群、すなわち、化学式Vの化合物群を提供する。式中、RはCHCOHであり、かつR20は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ii9の化合物群、すなわち、化学式V−ii8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、また式中、アルカノイル基のアルキル部分が1つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換されている。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ii10の化合物群、すなわち、化学式V−ii9の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ii11の化合物群、すなわち、化学式V−ii10の化合物群を提供する。式中、R20は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式V−iil2の化合物群、すなわち、化学式V−ii8、V−ii9、V−ii10、またはV−ii11のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R30およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−iil3の化合物群、すなわち、化学式V−iil2の化合物群を提供する。式中、R30およびR40の1つはハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−iil4の化合物群、すなわち、化学式V−iil2の化合物群を提供する。式中、R30およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−iil5の化合物群、すなわち、化学式V−ii8、V−ii9、V−ii10、V−iill、V−iil2、V−iil3、またはV−iil4のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−iil6の化合物群、すなわち、化学式V−iil5の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−iil7の化合物群、すなわち、化学式V−iil6の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−iil8の化合物群、すなわち、化学式V−iil7の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−iil9の化合物群、すなわち、化学式V−iil7の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ii20の化合物群、すなわち、化学式V−iil7の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−ii2lの化合物群、すなわち、化学式V−ii8、V−ii9、V−ii10、V−ii11、V−iil2、V−ii13、またはV−ii14のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式V−jjの化合物群、すなわち、化学式Vの化合物群を提供する。式中、RはHであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−kkの化合物群、すなわち、化学式V−jjの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意で置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−llの化合物群、すなわち、化学式V−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−mmの化合物群、すなわち、化学式V−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式V−nnの化合物群、すなわち、化学式V−kkの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルキルであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式V−ooの化合物群、すなわち、化学式V−jjの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−ppの化合物群、すなわち、化学式V−ooの化合物群を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−qqの化合物群、すなわち、化学式V−jjの化合物群を提供する。式中、Rは、1OHに任意に置換されているC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−rrの化合物群、すなわち、化学式V−qqの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
また他の側面では、本発明は化学式V−ssの化合物群、すなわち、化学式V−rrの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式V−ttの化合物群、すなわち、化学式V−qqの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはClである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−uuの化合物群、すなわち、化学式V−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−vvの化合物群、すなわち、化学式V−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−wwの化合物群、すなわち、化学式V−ttの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式V−xxの化合物群、すなわち、化学式V−jj、V−kk、V−ll、V−mm、V−nn、V−oo、V−pp、V−qq、V−rr、V−ss、V−tt、V−uu、V−vv、またはV−wwのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−yyの化合物群、すなわち、化学式V−xxの化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zzの化合物群、すなわち、化学式V−xxの化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz1の化合物群、すなわち、化学式V−xx、V−yy、またはV−zzのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz2の化合物群、すなわち、化学式V−zzlの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz3の化合物群、すなわち、化学式V−zz2の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz4の化合物群、すなわち、化学式V−zz3の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−zz5の化合物群、すなわち、化学式V−zz3の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz6の化合物群、すなわち、化学式V−zz3の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−zz7の化合物群、すなわち、化学式V−xx、V−yy、またはV−zzのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式V−zz8の化合物群、すなわち、化学式Vの化合物群を提供する。式中、Rは、Hであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz9の化合物群、すなわち、化学式V−zz8の化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、また式中、アルカノイル基のアルキル部分が1つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換される。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz10の化合物群、すなわち、化学式V−zz9の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz11の化合物群、すなわち、化学式V−zz10の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式V−zz12の化合物群、すなわち、化学式V−zz8、V−zz9、V−zz10またはV−zzllのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zzl3の化合物群、すなわち、化学式V−zzl2の化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つがハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zzl4の化合物群、すなわち、化学式V−zzl2の化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−zzl5の化合物群、すなわち、化学式V−zz8、V−zz9、V−z10、V−zz11、V−zzl2、V−zzl3、およびV−zzl4のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zzl6の化合物群、すなわち、化学式V−zzl5の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zzl7の化合物群、すなわち、化学式V−zzl6の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zzl8の化合物群、すなわち、化学式V−zzl7の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−zzl9の化合物群、すなわち、化学式V−zzl7の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz20の化合物群、すなわち、化学式V−zzl7の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−zz2lの化合物群、すなわち、化学式V−zz8、V−zz9、V−zz10、V−zz11、V−zzl2、V−zzl3またはV−zzl4のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式V−aaaの化合物群、すなわち、化学式Vの化合物群を提供する。式中、RはCHCOOHであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−CORである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−bbbの化合物群、すなわち、化学式V−aaaの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、独立してOH、C−Cアルコキシ、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、C−Cシクロアルキル、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つもしくは2つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−cccの化合物群、すなわち、化学式V−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、ピペラジニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−dddの化合物群、すなわち、化学式V−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルコキシであり、−SO−(C−Cアルキル)、−SO−(C−Cハロアルキル)、または−SO−フェニルである1つの基に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
他の側面では、本発明は化学式V−eeeの化合物群、すなわち、化学式V−bbbの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルキルであり、C−Cシクロアルキル(好ましくはC−Cシクロアルキル、より好ましくはC−Cシクロアルキル、さらにより好ましくはシクロプロピル)に任意に置換されている。また式中、上記の環状部分は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、アミノ、またはモノもしくはジアルキルアミノである基に置換可能な位置で任意に置換されている。
また他の側面では、本発明は化学式V−fffの化合物群、すなわち、化学式V−aaaの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、アミノ、モノもしくはジアルキルアミノ、またはC−Cハロアルコキシである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−gggの化合物、すなわち、化学式V−fffの化合物を提供する。式中、Rは、アミノ、またはモノもしくはジ(C−Cアルキル)アミノである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−hhhの化合物、すなわち、化学式V−aaaの化合物を提供する。式中、Rは、1OHに任意に置換されているC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−iiiの化合物、すなわち、化学式V−hhhの化合物を提供する。式中、Rは、−CHC(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CHCHC(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはC1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−jjjの化合物群、すなわち、化学式V−iiiの化合物群を提供する。式中、Rは、−CHCFCF、−CHCHCFである。
他の側面では、本発明は化学式V−kkkの化合物群、すなわち、化学式V−hhhの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)C(ハロゲン)C(ハロゲン)、−CH(CHハロゲン)、−CH(CH)C(ハロゲン)、−CH(C(ハロゲン)、−C(CH)(C(ハロゲン)、または−CH(OH)C(ハロゲン)であり、式中、それぞれのハロゲンは独立してFまたはC1である。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−lllの化合物群、すなわち、化学式V−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは、−CH(CH)CFCF、−CH(CHF)、−CH(CH)CF、−CH(CF、−C(CH)(CF、または−CH(OH)CFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−mmmの化合物群、すなわち、化学式V−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは−C(CH)(C(ハロゲン)であり、好ましくはそれぞれのハロゲンはFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−nnnの化合物群、すなわち、化学式V−kkkの化合物群を提供する。式中、Rは−CH(OH)C(ハロゲン)である。ある場合には、Rの立体中心はS−絶対配置を持つ。別の場合には、Rの立体中心はR−絶対配置を持つ。
他の側面では、本発明は化学式V−oooの化合物群、すなわち、化学式V−aaa、V−bbb、V−ccc、V−ddd、V−eee、V−fff、V−ggg、V−hhh、V−iii、V−jjj、V−kkk、V−lll、V−mmm、またはV−nnnのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80がH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−pppの化合物群、すなわち、化学式V−oooの化合物群を提供する。式中、R20およびR40の1つは、ハロゲン(ある側面では、FまたはCl)、OH、アミノ、モノもしくはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−qqqの化合物群、すなわち、化学式V−oooの化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−rrrの化合物群、すなわち、化学式V−ooo、V−ppp、またはV−qqqのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−sssの化合物群、すなわち、化学式V−rrrの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−tttの化合物群、すなわち、化学式V−sssの化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−uuuの化合物群、すなわち、化学式V−tttの化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は化学式V−vvvの化合物群、すなわち、化学式V−tttの化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−wwwの化合物群、すなわち、化学式V−tttの化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
また他の側面では、本発明は化学式V−xxxの化合物群、すなわち、化学式V−ooo、V−ppp、またはV−qqqのうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
他の側面では、本発明は化学式V−xxxlの化合物群、すなわち、化学式Vの化合物群を提供する。式中、RはCHCOHであり、かつR30は−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−xxx2の化合物群、すなわち、化学式V−xxxlの化合物群を提供する。式中、RはC−Cアルカノイルであり、また式中、アルカノイル基のアルキル部分が1つまたはそれ以上のハロゲン(好ましくはFまたはCl、より好ましくはF)に置換されている。または、Rは、−(C−Cアルキル)−フェニル、−(C−Cアルカノイル)−フェニル、またはフェニルであっても良く、式中、フェニル基は、独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、OH、C−Cハロアルキル(CFなど)、C−Cハロアルコキシ(OCFなど)、アミノ、またはモノもしくはジC−Cアルキルアミノである1つ、2つ、3つ、4つ、または5つの基に任意に置換される。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−xxx3の化合物群、すなわち、化学式V−xxx2の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
またさらに他の側面では、本発明は化学式V−xxx4の化合物群、すなわち、化学式V−xxx3の化合物群を提供する。式中、R30は、−(C−Cアルキル)−O−Rである。
他の側面では、本発明は化学式V−xxx5の化合物群、すなわち、化学式V−xxxl、V−xxx2、V−xxx3、またはV−xxx4のうちいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20およびR40の少なくとも1つはHであり、かつR80はH、Cl、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式V−xxx6の化合物群、すなわち、化学式V−xxx5の化合物群を提供する。式中、R20およびR40の一つは、ハロゲン(一つの側面では、FまたはC1)、OH、アミノ、モノ、またはジ(C−C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C−C)アルキル、CFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式V−xxx7の化合物群、すなわち、化学式V−xxx5の化合物群を提供する。式中、R20およびR40は双方ともHである。
さらに他の側面では、本発明は、化学式V−xxx8の化合物群、すなわち、化学式V−xxx1、V−xxx2、V−xxx3、V−xxx4、V−xxx5、V−xxx6、またはV−xxx7のいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは1である。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式V−xxx9の化合物群、すなわち、化学式V−xxx8の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、またはC−Cハロアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式V−xxx10の化合物群、すなわち、化学式V−xxx9の化合物群を提供する。式中、Rは、ハロゲン、OH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、またはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式V−xxx11の化合物群、すなわち、化学式V−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rはハロゲンである。
さらに他の側面では、本発明は、化学式V−xxx12の化合物群、すなわち、化学式V−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rは、OH、C−Cアルキル、またはC−Cアルコキシである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式V−xxx13の化合物群、すなわち、化学式V−xxx10の化合物群を提供する。式中、Rは、CFまたはOCFである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式V−xxx10の化合物群、すなわち、化学式V−xxx1、V−xxx2、V−xxx3、V−xxx4、V−xxx5、V−xxx6、またはV−xxx7のいずれかによる化合物群を提供する。式中、nは0である。
さらに他の側面では、本発明は、化学式I、II、III、IVまたはVの前述された側面のいずれかによる化合物群を提供する。式中、R20が−(C−Cアルキル)−CORのとき、好ましくは−(C−Cアルキル)−COR、さらに好ましくは−(C−Cアルキル)−COR、およびさらに好ましくは−CORであり、Rは、前述に定義されている。
さらに他の側面では、本発明は、化学式I、II、III、IVまたはVの前述された側面のいずれかによる1個の化合物を提供する。式中、R30が−(C−Cアルキル)−CORの場合、R30は好ましくは−(C−Cアルキル)−COR、より好ましくは−(C−Cアルキル)−COR、さらにより好ましくは−CORであり、式中、Rは、前述に定義されている。
さらに他の側面では、本発明は、化学式VIの化合物群、すなわち、以下の構造をもつ化学式Iの化合物群、
Figure 0005036532

および、その医薬上許容される塩を提供する。式中、Rは、少なくとも1つのハロゲンにより置換されたC−Cアルキルである。
さらに他の側面では、本発明は、化学式VI−aの化合物群、すなわち、化学式VIの化合物群を提供する。式中、Rは、少なくとも1つのハロゲンにより置換されたC−Cアルキルである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式VI−bの化合物群、すなわち、化学式VI−aの化合物群を提供する。式中、Rは、少なくとも1つのハロゲンにより置換されたC−Cアルキルである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式VI−cの化合物群、すなわち、化学式VI−bの化合物群を提供する。式中、Rは、少なくとも1つのハロゲンにより置換されたC−Cである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式VI−dの化合物群、すなわち、化学式VI−cの化合物群を提供する。式中、Rは、少なくとも1つのフルオロ基により置換されたC−Cである。
さらに他の側面では、本発明は、化学式VI−eの化合物群、すなわち、化学式VI−dの化合物群を提供する。式中、Rは、少なくとも二つのフルオロ基により置換されたC−Cである。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式VI−fの化合物群、すなわち、化学式VI−eの化合物群を提供する。式中、Rは、六つのフルオロ基により置換されたt−ブチル基である。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式VI−gの化合物群、すなわち、化学式VI−fの化合物群を提供する。式中、Rは、以下である。
Figure 0005036532
またさらに他の側面では、本発明は、化学式VI−hの1個の化合物、すなわち、化学式VIの1個の化合物、1,1,1,3,3,3−ヘクサフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエート、またはその医薬上許容される塩を提供する。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式VI−iの1個の化合物、すなわち、化学式VIの1個の化合物、1,1,1,3,3,3−ヘクサフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートを提供する。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式VI−jの1個の化合物、すなわち、化学式VI−hの1個の化合物、1,1,1,3,3,3−ヘクサフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートのナトリウムまたはカリウム塩を提供する。
またさらに他の側面では、本発明は、化学式VI−kの1個の化合物、すなわち、化学式VI−jの1個の化合物、ナトリウム塩を提供する。
がHである化合物群は、化学式I、II、III、IV、Vおよび/またはVIの化合物群がヒトを含む哺乳類に投与された場合の第一次代謝物である。これらは、基本的にVKER酵素における活性を欠いているが、患者の薬物レベルを監視するのに役立つ。
本明細書で公開されている4−[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル]安息香酸およびその他の酸(すなわち、Rが、Hである化合物群)は、本発明の望ましいハロゲン化エステルを生成する際に、非常に役立つ。
本発明の具体的な実施形態は、以下の化合物群を含む。
Figure 0005036532
「アルキル」という用語は、酸素橋を介して親分子部分に結合したアルキル基を示す。アルキル基の例には、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ペントキシ、t−ブチルオキシ、ヘキシオキシが挙げられる。
「アルキル」とは、直鎖状または分枝状、非環状、炭化水素を意味する。アルキル基の例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、3−メチルペンチル、ヘプチルおよびオクチルが挙げられる。「C−Cアルキル」は、1乃至6の炭素原子を持つ直鎖状または分枝状、非環状、アルキル基を意味する。同様に、「C−Cアルキル」は、1乃至4の炭素原子を持つ直鎖状または分枝状、非環状、アルキル基を意味する。
「アリール」という用語は、少なくとも1個の芳香族環を含有する芳香族炭化水素環系を意味する。芳香族環は、他の芳香族炭化水素または非芳香族炭化水素環に任意に融合または結合してよい。アリール基の例には、例えば、フェニル、ナフチル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンおよびビフェニルが挙げられる。アリール基の好ましい例には、フェニル、ナフチルおよびアントラセニルが挙げられる。より好ましいアリール基は、フェニルおよびナフチルである。最も好ましいのは、フェニルである。
「シクロアルキル」という用語は、C−C環状炭化水素を意味する。シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロへプチルおよびシクロオクチルが挙げられる。
「ハロゲン」または「ハロ」という用語は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を示す。
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、窒素、酸素および硫黄から選択された少なくとも1つのヘテロ原子を含む環または環状系を意味し、前記ヘテロ原子は非芳香族環内に存在するものである。ヘテロシクロアルキル環は、他のヘテロシクロアルキル環および/または非芳香族炭化水素環および/またはフェニル環と、任意に融合または結合する。好ましいヘテロシクロアルキル基は3乃至7の構成要素(members)を有している。ヘテロシクロアルキル基の例には、例えば、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリニル、ピペラジニル、モルホリニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピリジノニルおよびピラゾリジニルが挙げられる。好ましいヘテロシクロアルキル基の例には、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、ピロリジニル、ピリジノニル、ジヒドロピロリジニルおよびピロリジノニルが挙げられる。より好ましいヘテロシクロアルキル基の例には、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニルおよびピペラジニルが挙げられる。
本発明は、抗凝固剤治療の物質およびその方法を提供する。有利なことに、本発明の治療化合物群は、保管する場合に安定しているが、抗凝固剤治療に使用される他の薬物に比べ生理学的環境において半減期がより短い。従って、本発明の化合物群は、副作用および毒性の発生率を低く抑えて、使用することができる。ある好ましい実施形態において、本発明は、治療抗凝固剤化合物群を提供している。本発明の化合物群は、リスクのある患者を治療するために使用することができ、それによって、症状緩和をもたらし、生活の質を向上させ、急性および長期合併症を防止し、死亡率の低下および付随する疾患を治療することができる。
有利なことに、本発明は、生理学的な薬物解毒代謝システム群によって、容易に代謝される化合物群を提供する。具体的には、ある好ましい実施形態において、本発明の治療化合物群は、ハロゲン化エステル基を含む。これは、治療上の利点を提供する化合物の効力を損なわずに、加水分解酵素、特に血清および/または細胞質エステラーゼによりこれらの化合物をより分解しやすくする。有利なことに、本化合物群は、ビタミンKエポキシド還元酵素(VKER)酵素を阻害することが発見された。
VKER酵素での活性に加えて、エステル部内に少なくとも1つのハロゲン原子が存在することにより、これらの化合物群は、ある有利な特性を得ている。具体的には、これらの化合物群にハロゲンを付加することにより、CYP450による代謝を大幅に減少または削除させるが、同時にエストラーゼ媒介加水分解を大幅に増加させる。従って、ハロゲン化により、予想外にエストラーゼ代謝が特別に好まれ、このようなハロゲン化がない場合は、CYP450代謝が特別に好まれる。この特性のために、非ハロゲン化類似体に比べ、ハロゲン化エステル化合物群は、重要な治療上の利点を享受することができる。
本発明のハロゲン化化合物群は、代謝の際にCYP450酵素に依存しないため、CYP450部位において他の薬物と相互作用する可能性が低い。従って、非ハロゲン化類似体と異なり、他の薬物を既に服用している患者へ使用する際に安全である。本発明は、さらに、抗凝固剤治療を必要とする個体にこれらの化合物を投与することから成る治療法を提供する。
さらなる実施形態において、本発明は、本発明の治療化合物群がエストラーゼにより分解される場合に形成される分解生成物に関連する。これらの分解生成物は、例えば、本明細で述べているように、治療化合物を患者の体内より除去することを監視するために使用することができる。
またさらなる実施形態において、本発明は、本発明の化合物群の合成方法を提供する。
本発明は、血液凝固疾患治療の物質およびその方法を提供する。具体的には、本発明は、加水分解に基づく薬物解毒システム、選択的には酸化反応に基づく薬物解毒システムにより容易に代謝される化合物群を提供する。具体的には、本発明は、加水分解酵素、特に血清および/または細胞質エステラーゼにより分解されやすい化合物群を提供する。本発明は血液凝固疾患の治療法にも適している*4
本発明は、加水分解に基づく薬物解毒システムにより、より容易に代謝される化合物群に適している*4。本発明は、血液凝固疾患の治療法にも適している*4。具体的には、本発明は、加水分解酵素、特に血清および/または細胞質エステラーゼにより、より分解されやすいよう考案された薬物群の類似体群、および個体へのこれらの類似体群の投与から成る治療法を提供する。
有利なことには、本発明の化合物群を使用すれば、CYPシステム(特にCYP3A4画分)に関連する臨床的に関連性のある代謝相互作用の減少を引き起こし、薬物有害反応の回避を助ける。これらの化合物群は、CYP450酵素に依存せず、その代わりに、広く分布しているエストラーゼを利用して実質的には薬理的に不活性である代謝物を代謝し生成する。このアプローチにより、効果を維持しながら抗凝固剤をの安全性を高めさらに、薬物開発の財務的リスクも大幅に減少することができる。
本発明の好ましい一実施形態において、治療化合物群が提供されている。これらの治療化合物群は、抗凝固剤治療を提供する際に有用であり、加水分解酵素により分解されるハロゲン化エステル基を含む。それによって、化合物を実質的に不活性および水溶性の代謝物に分解し、治療を受けた個体から効果的に化合物を除去する過程を促進することができる。本明細で述べているように、「実質的に不活性」な代謝物は、例えば、親化合物の活性の約10%未満またはそれと同等(およびより好ましくは約5%未満またはそれと同等、さらにより好ましくは約2%未満またはそれと同等、最も好ましくは約1%未満またはそれと同等)の活性を示す。当該の好ましい実施形態においては、治療化合物群は、血漿エストラーゼ、組織エストラーゼおよび/または酸化反応に基づかない/加水分解に基づくミクロソームエストラーゼにより代謝される。
本発明のさらなる側面は、本発明の治療的化合物群がエストラーゼにより分解された場合に生成される分解生成物群に関連する。尿または血清中のこれらの分解生成物群の存在を利用して、患者の体内からの治療化合物の除去率を監視することができる。
本発明は、さらに、本発明の独特かつ利点のある治療化合物群の合成方法を提供する。特に、エステル基を治療薬(目標薬物)に導入することから成る低有害治療薬の生成方法が教示されている。エステル結合は、目標薬物の生産過程において都合のよい場で化合物に導入してよい。さらに、エステル結合の感受性は、エステルの座で薬物の分解を担う加水分解酵素またはエストラーゼの加水分解活性を阻害または促進する側基を添加することにより操作してもよい。側基自体と同様に、このような側基添加の方法も、当業者には既知であり、本明細書で提供されている指導を利用して容易に実行することができる。
本発明は、さらに、治療の必要な個体への治療的に効果のある量のハロゲン化エステル化合物群の投与から成る抗凝固剤治療を提供する。従って、本発明は、ハロゲン化エステルおよびこれらのエステル化合物群の医薬成分を提供する。好ましい一実施形態において、患者は、ヒトである。しかし、ヒト以外の動物も治療することができる。
有害な薬物−薬物相互作用(DDI)、肝機能検査(LFT)値の上昇、およびトルサード・ド・ポアンツ(TDP)を引き起こすQT延長は、薬物候補にFDA認可が得られない三大原因である。これら全ての原因は、ある程度、代謝に関係がある。その構造に組み込まれた二つの代謝経路(一つは酸化反応に基づき、もう一つは酸化反応に基づかない)をもつ薬物は、製薬産業においてきわめて望ましい。代替である酸化反応に基づかない代謝経路は、酸化反応に基づく代謝経路が飽和状態または機能しなくなった場合に、治療患者に代替の薬物解毒経路(逃げ経路)を提供する。二重代謝経路は、主要経路が遮断された場合に、逃げの代謝経路を提供するために望ましくまた必要であるが、本発明に開示されている化合物群のようなVKER阻害剤の場合には、主要代謝経路が酸化反応に基づいていないことが非常に重要である。その理由は、酸化代謝が、特に薬物−薬物相互作用に対し感受性が高いからである。本発明のハロゲン化エステルは、主として、これに限らないが、エストラーゼ、すなわち非酸化酵素システムにより代謝されるため、他の薬品を服用している患者を治療するのに非常に有用である。
本明細書で開示されている化合物の付加的群修正は、当業者により容易に実行することができる。従って、例示化合物群の類似体および塩は、本発明の範囲内である。本発明の化合物群の知識があれば、熟練の化学者は、既知の手段を用いて、入手可能な基質からこれらの化合物群を合成することができる。本申請で使用されるように、「類似体」という用語は、実質的に他の化合物と同様だが、例えば、さらなる側基群をs添加することにより修正されているかもしれない化合物群を意味する。本申請で使用される「類似体」という用語は、実質的に他の化合物と同様だが、化合物のある位置に原子置換または分子置換を有する化合物群を意味する。
例示化合物群の類似体は、既知の標準反応を利用して容易に調製することができる。これらの標準反応には、水素化、メチル化、アシル化、ハロゲン化および酸性化反応を含むが、これらに限られるものではない。例えば、本発明の範囲内の新しい塩は、適切な量の鉱物性塩基、例えばNaOH等、または強有機塩基、例えばトリエタノールアミン等を添加して親化合物または派生物の塩を形成することにより生成できる。また、合成型の反応は、既知の手順に従って、例示化合物群中の多様な基を添加または修正して本発明の範囲内の他の化合物群を生成するために使用することができる。
非有害で医薬的に許容可能な塩には、塩化水素、硫酸、リン酸、2リン酸、塩化臭素酸および硝酸などの無機酸類の塩類;またはギ酸、クエン酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、コハク酸、酢酸、乳酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、2−ヒドロキシエチルスルホン酸、サリチル酸およびステアリン酸などの有機酸類の塩類が挙げられるが、これらに限られるものではない。同様に、医薬的に許容可能なカチオン類には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウム、リチウムおよびアンモニアが挙げられるが、これらに限られるものではない。当業者は、非有害で医薬的に許容可能な新たな塩を多数認識するだろう。本発明は、化学式Iの化合物群のプロドラッグをも包含する。
好ましい一実施形態において、本発明は、化学式IIをもつ化合物群を提供する:
有利なことに、ハロゲン化化合物群は、その非ハロゲン化類似体群と比べて、シトクロームCYP450のための基質としては、好適度が低い。従って、これらは、エストラーゼにより代謝される可能性が高く、これは本発明によれば、薬物−薬物相互作用を除去する上で望ましい。
本発明は、新規化合物群の製造するためのプロセスをも提供する。これらの化合物の合成は、スキーム1および2に示すように、達成することができる。
Figure 0005036532

スキーム1において、任意に置換された4−ヒドロキシクマリン、および任意に置換された芳香族アルデヒドを、トリエチルアミンおよびギ酸の混合物(2:5モル比)中で加熱し、対応して置換された3−ベンジル−4−ヒドロキシクマリンを得る。式中、Rは水素であり、かつn、R、R20、R30およびR40は、上記のように定義される。
Figure 0005036532

スキーム2は、化合物群を調製するための合成経路を説明している。式中、RはCHCOOHである。スキーム2において、任意に置換された2,4−ヒドロキシクマリン、任意に置換された芳香族アルデヒド、およびメルドラム酸を酢酸アンモニウムの存在下のエタノール中で加熱し、対応して置換されたクロメン−3−イル−ピロピオネートを得る。得られたクロメン−3−イル−ピロピオネートを次に、NaOHなどの塩基を使用して加水分解し、次にクロメン−3−イル−プロピオン酸を得るために酸性化する。ここで、n、R、R20、R30およびR40は、上記のように定義される。
Figure 0005036532

スキーム3は、C−3置換4−ヒドロキシクマリンの代替合成を表している。任意に置換された4−ヒドロキシクマリンおよび芳香族アルデヒドを、トリエチルアミンおよびギ酸の混合物(2:5モル比)中で加熱し、任意に置換された3−ベンジル−ヒドロキシクマリンを得る。得られた3−ベンジル−ヒドロキシクマリンを次に、BuLiなどの2.2eqの強塩基で処理し、二酸化炭素でクエンチし、任意に置換されたクマリン置換フェニル−酢酸を得る。対応するエステルは、濃縮硫酸などの酸の存在下で、多様なアルコールで酸を処理することにより得られる。n、R、R、R20、R30およびR40は、上記のように定義される。
Figure 0005036532

スキーム4は、本発明の化合物群を調製するための代替方法を示す。任意に置換された4−ヒドロキシクマリンに、ナトリウムエトキシドのような塩基の存在下で、エタノールのような無水アルコール中で任意に置換されたメチルトランス−桂皮酸を用いて、約16時間、還流温度で、マイケル付加反応を施す。当業者は、他の桂皮酸エステル類を使用することができ、n、R、R20、R30およびR40は、上記のように定義されることを理解している。
本発明は、さらに、血液凝固疾患治療のためのエナンチオマー的に濃縮された化合物群および当該化合物から成る成分に関連する。
本発明の化合物群の単離されたエナンチオマー型は、実質的には相互に独立している(すなわち、エナンチオマー過剰率において)。すなわち、「R」型の化合物群は、実質的に「S」型の化合物群から独立しており、従って、「S」型のエナンチオマー過剰率に相当する。
逆に、「S」型の化合物は、実質的に「R」型の化合物群から独立しており、従って、「R」型のエナンチオマー過剰率に相当する。本発明の一実施形態において、単離されたエナンチオマー化合物群は、少なくとも約80%のエナンチオマー過剰率に相当する。好ましい一実施形態においては、化合物群は、少なくとも約90%のエナンチオマー過剰率に相当する。より好ましい一実施形態においては、化合物群は、少なくとも95%のエナンチオマー過剰率に相当する。さらにより好ましい一実施形態においては、化合物群は、少なくとも97.5%のエナンチオマー過剰率に相当する。最も好ましい一実施形態においては、化合物群は、少なくとも99%のエナンチオマー過剰率に相当する。
本発明は、治療を必要とする個体への治療的に効果的な量のハロゲン化エステルの投与から成る血液凝固疾患治療法をも提供する。本発明の治療化合物群は、獣医学文脈およびヒトの臨床文脈の双方において適用可能である。さらに、本発明の化合物群は、未修正の親化合物(クマジン)のそれと類似した治療効果をもつ。従って、本書に開示されている化合物群の投与量および投与経路は、当該分野ですでに使用された投与量および投与経路と類似しており、当業者には既知である(例えば、本明細書にそのまま参考文献として記載されているPysician’s Desk Reference、54版、Medical Economics Company、Montvale、NJ、2000または米国特許第5,856,525号を参照せよ)。
一般化学式Iの化合物群は、従来の毒性のない医薬上許容される担体、補助剤および賦形剤を含む投与量単位製剤の形態で、経口的、局部的、非経口的に、吸入またはスプレーにより、または直腸から、投与することができる。本明細中に使用されている用語「非経口投与経路」の例には、経皮、皮下、脈管内(例:静脈内)、筋肉内投与経路、または髄腔内注射および注入技術等が挙げられる。さらに、一般化学式Iの1個の化合物および1個の医薬上許容される担体から成る製剤が提供されている。一般化学式Iの一つまたはそれ以上の化合物は、一つまたはそれ以上の毒性のない医薬上許容される担体および/または希釈剤および/または補助剤、また必要であれば、その他の活性成分を伴って存在し得る。
一般化学式Iの化合物群を含む医薬的成分は、例えば、錠剤、トローチ剤、ロゼンジ剤、水性または油性懸濁液、分散性粉末または顆粒、乳剤、硬質または軟質カプセルまたはシロップまたはエリキシル剤の経口投与に適する形態であり得る。
調整法は、当業者には既知であり容易に入手できる数多くの原典に詳細に記述されている。例えば、E.W.Martinによる「Remington’s Pharmaceutical Science」は、本発明に関連して使用できる調製法を説明している。一般的に、本発明の成分は、効果的な量の生物活性化合物(群)が、成分の効果的な投与を促進するために、少なくとも1つの適切な担体、溶媒、賦形剤および/または補助剤と組み合わされるように配合されている。
本発明によると、医薬的成分は、1個の活性成分として、一つまたはそれ以上の本発明の化合物群および効果的な量、および一つまたはそれ以上の毒性のない医薬上許容される担体(群)および/または希釈剤(群)から成る。本発明に使用されるこのような担体の例には、エタノール、ジメチルスルホキシド、グリセリン、シリカ、アルミナ、澱粉および同等の担体群および希釈剤群が挙げられる。
さらに、許容される担体群は、固体または液体のどちらかである。固形製剤には、粉末、錠剤、丸剤、カプセル、カシェ剤、座剤および分散顆粒剤がある。固形の担体は、希釈剤、芳香剤、可溶化剤、潤滑剤、懸濁剤、結合剤、保存剤、錠剤崩壊剤またはカプセルに包むための物質として作用しうる一つまたはそれ以上の物質でありえる。
開示されている医薬的成分は、適切な量の活性成分を含む単位投与量に細分されうる。単位投与量の剤形は、薬包紙またはプラスチック容器または瓶またはアンプルで包装された錠剤、カプセル、および粉末などの包装された製剤でありえる。また、単位投与量は、液状製剤であってもよく、または固体食品、チューイングガム、またはロゼンジ剤に混ぜて処方してよい。
「個体(群)」という用語は、本発明の1個の化合物を投与する1個の哺乳動物として定義する。哺乳動物は、例えばネズミまたはラットのようなげっ歯類、または例えばブタ、ウマ、ウサギ、ヤギ、ウシ、ネコ、イヌのような非げっ歯類、またはヒトでありうる。好ましい一実施形態において、個体はヒトである。
以下は、本発明の実施手順を示した例である。これらの例は、本発明を制限するものと解釈してはならない。百分率は全て重量により、乾燥溶媒中、溶媒混合比率は、特に注釈がない限り、量による。反応は、特に注釈がない限り、窒素環境下で行われ、続いて薄膜クロマトグラフィー(TLC)をAnaltech(0.25mm)ガラス充填のシリカゲルプレコーティングプレート上で行った。プレートは、短波紫外線またはヨウ素チェンバー内で可視化した。「標準検証」という用語は、反応混合物への水の添加、EtOAcを用いた抽出(3回)、水および塩水を用いた混合有機層の連続的な洗浄、無水NaSOを用いた乾燥、Buchi R−114回転蒸発器を用いた濾過および濃縮を意味する。クロマトグラフィー分離は、複数のシリカゲルカラム(アルドリッチ社シリカゲル70−230メッシュ、60A)または1個のギルソン社リキッドハンドラーを用いて、逆相ポラリスC18カラム(5μ、100x212)を使用して、行われた。HNMRスペクトルは、Nicolet/GENT300分光計で記録された。
4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−1−トリフルオロメチル−エチルエステルの調製
Figure 0005036532
トリエチルアンモニウムホルメート(TEAF)は、氷で冷やしながら、ギ酸(16.5mL)にTEA(20.0mL)を添加することにより調製した。TEAFに、4−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−1−トリフルオロメチル−エトキシカルボニル)ベンゾアルデヒド(3.78mL)および4−ヒドロキシ−クロメン−2−オン(6.0g)を添加し、その結果得られた混合物を130乃至140℃に3時間加熱し、室温に冷まし、水で希釈し、EtOAcで抽出した。
有機層は、塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮し、薄黄色の固体を得る。粗製固体は、EtOHから再結晶化させ、4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−1−トリフルオロメチル−エチルエステル(1.95g)を得る。
4−ヒドロキシ−3−(3−オキソ−1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−1−イル)−クロメン2−オンの調製
Figure 0005036532
EtOH中の4−ヒドロキシ−クロメン−2−オン(650mg)および2−カルボキシベンゾアルデヒド(300mg)の溶液を、4時間還流して加熱し、室温に冷ましてから、真空中で濃縮し、粗製の油状物を得、水で希釈する。
沈殿した4−ヒドロキシ−クロメン−2−オンを濾過して回収する(490mg)。固体の第二次収量は、母液から収集され、高温EtOAcで粉砕し、濾過して、白色固体として4−ヒドロキシ−3−(3−オキソ−1,3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−1−イル)−クロメン−2−オンを得る。
2−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸クロロメチルエステルの調製
Figure 0005036532
エタノール中の4−ヒドロキシ−3−(3−オキソ−1、3−ジヒドロ−イソベンゾフラン−1−イル)−クロメン−2−オン(60mg)の溶液に、10%Pd/C(10mg)を加えてから12時間、水素バルーン下で撹拌する。反応混合物は、セリートパッドを通して濾過し、濾過液を真空中で濃縮し、白色固体として、2−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸を得る(50mg)。MS:295[M−H].
5%の重炭酸ナトリウム溶液中の2−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)安息香酸を、塩化メチレン中の1.5当量のクロロメチルクロロ硫酸塩の溶液に添加する。硫酸水素テトラブチルアンモニウム(触媒量)を添加し、混合物を勢いよく5時間撹拌した。有機層をMgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮し、白色固体として2−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸クロロメチルエステルを得る。
1,1,1,3,3,3−ヘクサフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル 4((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートの調製
〔ステップ1〕1,1,1,3,3,3−ヘクサフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル 4−ホルミルベンゾエートの調製
Figure 0005036532
700mLのDCM中の41.1g(274mmol)4−カルボキシベンゾアルデヒド、50g(274mmol)1,1,1,3,3,3−ヘクサフルオロ−2−メチル−2−プロパノール、および33.4g(274mmol)4−(ジメチルアミノ)ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)の混合物を均一になるまで撹拌(約0.5時間)した。溶液をAr下で氷浴で冷却し、52.3g(274mmol)エチレンジクロリド[あるいは1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩](EDC)Iを少量づつ添加した。反応物を室温で48時間撹拌し、回転エバポレータにより油状に濃縮した。油状物をEAで回収し、水、希クエン酸で2回、希重炭酸ナトリウムで2回、および塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、25.5gの淡黄色固体に濃縮した。
〔ステップ2〕標題の化合物の調製
Figure 0005036532
22g(70mmol)のベンズアルデヒド、11.3g(70mmol)の4−ヒドロキシクマリン、および70mLの1.2:1(v/v)TEA/ギ酸を、2時間、窒素下で140℃に加熱した(3時間加熱のほうが良かったであろう)。反応の進行を薄層クロマトグラフィーの手段を用い、1:1(1%HOAc/EA)/ヘキサンを使用して監視した。混合物を少し冷まし、50mLのTHF(結晶化を阻止するため)で処理し、500mLのEAに注いだ。EA層を水で3回、塩水で1回洗浄してから、硫酸ナトリウムで乾燥させた。濾過および濃縮により白色固体を得た。これは、EAまたはアセトンから再結晶することができる。
必要であれば、標題の化合物は、ナトリウム塩のような医薬上許容される塩に変換することができる。
3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートの調製
〔ステップ1〕3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル4−ホルミルベンゾエート(3)の調製
Figure 0005036532
4−カルボキシベンズアルデヒド(21.9g、145.9mmol)、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブタノール(24.1g、146.9mmol)、EDC(33.5g、174.8mmol)、およびDMAP(18.1g、148.1mmol)の混合物を、室温でジメチルホルムアミド(DMF)(60mL)に溶解した。室温で36時間撹拌した。ヘキサンを添加し、1NHCl、飽和NaHCO、および塩水で洗浄した。水層をヘキサンで3回抽出した。NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン、1:10)で精製し、黄色の油状物(67%)として所望のアルデヒドを得た。
〔ステップ2〕標題の化合物の調製
Figure 0005036532
ギ酸(35.8ml)を4−ヒドロキシクマリン(15.8g、97.5mmol)およびアルデヒド3(28.9g,97.6mmol)に添加した。トリエチルアミン(43ml)を0℃で添加(発熱性)した。これを140℃に温め、この温度で4時間撹拌した。黄色の溶液を室温に冷まし、エチルアセテートを添加し、1NHCIおよび塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、溶媒を除去した。わずかに黄色の固体をエチルアセテートで再結晶化し、98%の純度(60%収率)の白色固体として標題の化合物を得た。
ナトリウム塩は、以下のように作成される。遊離酸(21.39g、48.35mmol)およびNaHCO(4.06g、48.30mmol)をアセトニトリル(400ml)、水(100ml)に溶解し、凍結乾燥して白色固体としてナトリウム塩を得た。
(S)−((R)−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル)2−(6−メトキシナフタレン−2−イル)プロパノエートの調製
〔ステップ1〕(2S)−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル)2−(6−メトキシナフタレン−2−イル)プロパノエート(複数のジアステレオマーの混合)(6)
Figure 0005036532
(S)−ナプロキセン(9.23g、40.1mmol)、ラセミ3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブタノール(6.58g、40.1mmol)、EDC(9.20g、48.0mmol)、およびDMAP(4.89g、40.0mmol)の混合物を室温で、CHCl(40mL)に溶解した。室温で8時間撹拌した後、混合物をCHClで希釈してから、1NHCl、飽和NaHCOおよび塩水で連続して洗浄した。NaSOで乾燥させ、濃縮し、ジアステレオマーナプロキセンエステルの混合物を白色固体として得た。
〔ステップ2〕当該の複数のジアステレオマー少量を逆相HPLC(50%乃至70%CHCN/水を伴い、C18カラム)を介して分離した。
(S,S)−ナプロキセンエステル(単一ジアステレオマー)HNMR(CDCl,400MHz)δ7.70(d,J=8.8Hz,2H),7.65(d,J=1.2Hz,1H),7.37(ddJ=1.8,8.6Hz,1H),7.15(dd,J=2.8,8.8Hz,1H),7.12(d,J=2.4Hz,1H),5.35−5.42(m,1H),3.92(s,3H),3.90(q,J=7.2Hz,1H),1.60(d,J=7.2Hz,3H),1.39(d,J=6.0Hz,3H);19FNMR(CDCl,376MHz)δ−82.0(s,3F),−122.7(dd,J=7.0,278.2Hz,1F),−128.6(dd,J=16.0,278.9Hz,1F).
(S,R)−ナプロキセンエステル(単一ジアステレオマー)HNMR(CDC1,400MHz)δ7.71(d,J=8.4Hz,2H),7.66(d,J=1.2Hz,1H),7.38(dd,J=1.8,8.6Hz,1H),7.15(dd,J=2.4,8.8Hz,1H),7.12(d,J=2.4Hz,1H),5.39−5.47(m,1H),3.92(s,3H),3.90(q,J=7.2Hz,1H),1.59(d,J=7.2Hz,3H),1.27(d,J=6.4Hz,3H);19FNMR(CDCl,376MHz)δ−82.0(s,3F),−122.7(dd,J=7.0,278.2Hz,1F),−128.6(dd,J=16.0,279.1Hz,1F).
〔ステップ3〕ナプロキセン分解剤を加水分解で除去した。
Figure 0005036532
ステップ2の(S、S)−ナプロキセンエステル(3.83g,10.18mmol)を室温で、1NKOH(19ml)およびTHF(19.5mL)で処理した。乳濁液を室温で撹拌し、3時間後に透明な溶液になった。さらに1時間撹拌した後、CHCI(50mL)を添加し、溶液を飽和NaHCO(4回)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、アルコールのS−異性体の溶液を得る。本溶液は、精製せずに直接次のステップに使用した。
〔ステップ4〕エステルの形成
Figure 0005036532
ステップ3で得られたアルコールのS−異性体の溶液に、4−カルボキシベンズアルデヒド(3.35g,22.3mmol)、EDC(5.14g,26.8mmol)、およびDMAP(2.70g、22.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。エチルアセテートを添加し、有機層を飽和NaHCO(aq)および塩水で連続して洗浄した。NaSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した後、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(エチルアセテート:ヘキサン、1:10)で精製し、黄色の油状物(82%)として(S)−4−ホルミル−安息香酸−2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−メチル−プロピルエステルを得た。
〔ステップ5〕最終カップリング−(S)−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル−4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートの調製
Figure 0005036532
4−ヒドロキシクマリン(1.367g、8.44mmol)および(S)−4−ホルミル−安息香酸2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−l−メチル−プロピルエステル(2.505g、8.46mmol)を0℃で、ギ酸(3.0mL)およびEtN(3.6mL)に溶解した。140℃で4時間撹拌した後、黄色の溶液を室温まで冷却し、EtOAcを添加し、有機層を1NHClおよび塩水で連続して洗浄した。NaSOで乾燥させ、濃縮し、淡黄色固体をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM:MeOH100:6およびDCM:MeOH100:5)で2回精製し、キラルHPLCで測定したところによると92.5%eeの標題の化合物を得た。
ナトリウム塩は、以下のように作られる。遊離酸(1.60g、3.62mmol)およびNaHCO(303mg、3.62mmol)をアセトニトリル(25mL)および水(5mL)に溶解してから、凍結乾燥させ、白色固体として所望のナトリウム塩を得た。MSm/e465(MNa),441(M−H);HNMR(DMSO−d)δ7.76−7.80(m,3H),7.43(d,J=8.3Hz,2H),7.31(dt,1H),7.02−7.08(m,2H),5.71−5.79(m,1H),3.70(s,2H),1.48(d,J=6.9Hz,3H);19FNMR(DMSO−d)δ−81.3(s,3F),−121.2(dd,J=7.0,276.7Hz,1F),−128.2(d,J=17.1,276.7Hz,1F)。
(R)−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートの調製
実質的に実施例6に類似した方法および手順を使用して、実施例6のステップ2で得られた(S,R)ジアステレオマーを加水分解して、所望のアルコールの(R)異性体を得、それを4−カルボキシベンズアルデヒドと結合し、(R)−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル 4−ホルミルベンゾエートを得、それを4−ヒドロキシクマリンと結合し、標題の化合物を得た。
ナトリウム塩は、以下のように作られる。遊離酸(1.605g、3.63mmol)およびNaHCO(303mg、3.62mmol)をアセトニトリル(20mL)および水(5mL)に溶解してから、凍結乾燥させ、白色固体として所望のナトリウム塩を得た。MSm/e465(MNa),441(M−H);‘HNMR(DMSO−d)δ 7.81(dd,J=1.1,7.9Hz,1H),7.77−7.80(m,2H),7.43(d,J=8.3Hz,2H),7.32−7.36(m,1H),7.05−7.11(m,2H),5.71−5.80(m,1H),3.72(s,2H),1.49(d,J=6.1Hz,3H);19FNMR(DMSO−d)δ−81.3(s,3F),−121.2(dd,J=6.0,265.6Hz,IF),−128.2(dd,J=16.2,265.8Hz,1F)
以下の化合物は、基本的に、本明細書で説明されている方法およびスキームにより生成された。
Figure 0005036532

Figure 0005036532

Figure 0005036532

Figure 0005036532

Figure 0005036532
ビタミンKエポキシド還元酵素活性に対する化合物群の効果
本発明の化合物群をビタミンKエポキシド還元酵素に対して試験した。
要約:化合物群の濃度上昇を、ビタミンKエポキシドの存在下およびビタミンKエポキシド還元酵素を含有するウシミクロソーム製剤の存在下でインキュベートした。インキュベート期間終了後のビタミンKエポキシド残留量は、酵素に対する試験化合物の阻害活性に正比例した。
試験は以下のように行われた。
マイクロソームは、「Purification of gamma−glutamy carboxylase from bovine liver(WuSM,Mutucumarana VPおよびStaffor DW。 Methods in Enzymology(1997)282:346−57)」に記載されているように、新鮮なウシの肝臓から調製された。
試験化合物群の連続希釈液は次のように調製された。試験化合物を、最終希釈10mMになるように、水またはDMSO(試験化合物群が水溶性でない場合)のいずれかで溶解する。この母液から、当該母液を水で希釈することにより、さらに二つの希釈液(一つは200μMの溶液、もう一つは5mMの溶液)を調製する。以下のように一連のチューブを用意する。
Figure 0005036532
チューブ4から15μLを取り出し、チューブ5に加え、ボルテックスミキサーにかけ、チューブ5から15μLを取り出し、チューブ6に加え、ボルテックスミキサーにかける。これを15μLがチューブ9に加えられるまで繰り返す。ボルテックスミキサーにかけ、チューブ9から15μLを取り出す。
他に4つのチューブを準備し、30μLの水を添加する。
600μL緩衝液(2.5M NaCl、0.125M MOPS、pH7.5)、520μLの水、および150μLの10%CHAPSからなる反応混合物を調製した。チューブを、5分間氷の上に放置した後、50μLのミクロソーム製剤を添加した。この混合液を、十分な可溶化のため、ボルテックスミキサーにかけ混ぜ、氷の上に10分間放置し、十分に可溶化させた。これに、150μLのビタミンKエポキシド溶液(イソプロパノール中1.5mg/mL)を添加してから、さらにボルテックスミキサーにかけ、氷の上に5分間放置した。本反応混合液のアリコート(70μL)を、一連のチューブのそれぞれに、加えた。これらのチューブは、上述のように準備されたもので、それぞれ30μLの水に溶解した試験化合物群の連続希釈液を含んでいた。さらに、これらのチューブをボルテックスミキサーにかけた後、氷の上に5分間放置した。水を含んだ2本のチューブに、5容量の50mM AgNOおよび5容量のイソプロパノールを含む500μLの停止試薬を添加した。これら2本のチューブは、ゼロ値の測定に使用された。
チューブを30Cミキサーに3分間かけ、5μLの100mMDTT水溶液を添加した。その後、チューブを、ボルテックスミキサーにかけ、さらに20分間振らずに暗所に放置し、その後、500μLの停止試薬を添加した。
そして、各チューブに、ヘキサン中の600μLの100μg/mlビタミンE溶液を添加し、チューブに蓋をして、1分間ボルテックスミキサーにかけた。そして、チューブを5,000gで5分間遠心分離にかけ、上層(ヘキサン層)を一連の新しいチューブに移動した。スピードバックを使用して暗所で室温でヘキサンを蒸発させ、得られたペレットは100μLのメタノールに再懸濁した。
各サンプル中のビタミンKエポキシドの量を、HPLC測定方法を使用して測定した。残留ビタミンKエポキシドを、次に試験化合物濃度に対してプロットした。その結果を、図1から図9に示す。
プールドヒトミクロソームにおける代謝
プールドヒト肝臓ミクロソームは、薬物代謝のin−vitroモデルとして使用された。これらのミクロソームは、エストラーゼおよびCYP450薬物代謝酵素の双方を含む。プールドヒトミクロソームを、ミクロソームタンパク質の最終濃度1mg/mLで、トリス緩衝液(50mM、pH7.4)により懸濁した。アセトニトリル:DMSO(1:99)に溶解された試験化合物群は、最終濃度2μMに添加された。インキュベーションを37℃で行い、検体(50μL)は、5、15、30、60、および90分後に回収して、内部標準物質を含む100μLのアセトニトリルを添加して沈殿させ、4℃で15分間、14,000rpmで遠心分離した。検体は、LC/MS/MSで親薬物含有量を分析した。
代謝におけるCYP450の役割を特定するため、インキュベーションをNADPH再生システムを使用または使用せずに行った。NADPHは、CYP450酵素において絶対補助因子である。NADPH補助因子を含むインキュベーションは、CYP450+エストラーゼによる全代謝を表す。NADPHを全く含まないインキュベーションは、エストラーゼ代謝のみを表す。従って、観察される親薬物の相対的な減少がNADPHの存在下で著しい場合、その代謝はCYP450媒介性である。相対的な減少が、補助因子の存在下および不在下で同等の場合、代謝はエストラーゼ媒介性である。
さらなる一連のインキュベーションを、対照として行った。これらのインキュベーションは、マイクロソームを含まず、試験システムで化合物の安定性を確立した。全ての化合物は、安定していた。
試験化合物は、以下の一般化学式をもつ。
Figure 0005036532

式中、Rは、エステル部位の形成能力をもつ基を表す。唯一の相違がエステル基中のハロゲン原子の存在または不在にある類似した構造が試験された。結果は、図12乃至図14に示す。
同様に、Rが、CH、CH−CH、(CHCH、CH−CH−OH、CH−C(CH、CH−CH−O−CH、1−ピロリジニルエチル、CH−CH−SO−CH、ベンジル、CH−CH−O−フェニル、CH−CH−SO−フェニル、CH−シクロプロピル、フェニル、置換フェニルである、化合物群を試験した。全ての場合において、CYP450が唯一の代謝作用薬であるか、あるいはエストラーゼが存在した場合には、CYP450が主な経路であるかのいずれかであった。他のハロゲン化エステル類(例えば、Rが、CH(CHF)、C(CH)(CF、ポリフッ素化シクロヘキシルである化合物群)を試験した。全ての場合において、代謝は主にエストラーゼによるものだった。
別の一連のインキュベーションにおいて、エストラーゼ阻害薬として知られるパラオキソンの作用を、観察された代謝がエストラーゼによるものであることを確認するために、試験した。最終濃度320μg/mLで、パラオキソンは、図15に示すように、効果的にハロゲン化エステルの代謝を阻害し、エストラーゼがハロゲン化化合物群の代謝に関わる主要な酵素であることが確認された。
上述の定量プロトコルを基本的に使用して得た更なるデータを以下に示す。
Figure 0005036532
上記の結果により、エステル結合を組み入れると、CYP媒介分解からカルボキシルエストラーゼ媒介経路へと、代謝を変更することが可能であるということが分かる。
HEK−293細胞研究
安定的に形質移入されたHEK−293細胞中のIKrの電気生理学的記録が、Axopatch 200B増幅装置(AXON Instruments,Foster City,CA)を使用して、パッチクランプ法(Hamillら、1981)の全細胞構成で作成された。パッチマイクロ電極を、二段式垂直ピペットプーラーを使用して、1.5mmほうけい酸ガラス管から取り出した(Narishige、East Meadow、NY)。記録溶液で充填すると、パッチマイクロ電極は、3乃至5MΩの耐性があった。HEK−293細胞を、2乃至3日間、35mmのプラスチック製のセルおよび組織培養皿にプレートした。細胞に薬物含有溶液を適用するため、SF−77Bシステム(Warner Instrument Corp、Hamden、CT)が使用された。溶液交換は、20分以内に完了した。現在のデータは、アナログからデジタルボードに出力するDigiData1200A(Axon Instruments)を使用してオンラインでデジタル化され、IBMで使用できるペンティアム(登録商標)コンピュータ(GP7−600MHz、Getaway Computer、Sioux City、ND)のハードディスクに保存された。電圧クランプ試験プロトコルおよびオフラインデータ分析は、ソフトウェアプログラム、pCLAMP7(Axon Instruments)を使用して施行された。試験は、室温(22乃至23℃)で行われた。
細胞外の対照溶液の成分は、以下の表に記載されている。成分のpHは、NaOHを使用して7.4に調整した。
パッチ電極を充填する溶液は、以下の表に記載されている。溶液のpHは、KOHを使用して7.4に調整した。
Figure 0005036532
Krに対する、ワルファリン、2、2、2−トリフルオロ−1−メチル−1−(トリフルオロメチル)エチル4−[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル]ベンゾエートおよびその対応する酸代謝物、4−[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル]安息香酸の効果を、2−パルスのプロトコルを使用して安定的に形質移入したHEK−293細胞株で調べた。細胞は、−80mVの保持電位で固定され、IKrを活性させるため20秒間+10mVに減極され、次に−50mVへの再分極ステップが5秒間、外向きの不活性化テール電流(テールIKr)を誘発するために施された。2−パルスプロトコルは、45秒毎に施された。定常状態ブロックが得られたとき、テールIKr振幅を、プロトコル中およびATI化合物の存在下で、対照において−50mVの値で、ピーク電流およびベースライン電流間の相違として測定した。
上記の実験は、2、2、2−トリフルオロ−1−メチル−1−(トリフルオロメチル)エチル4−[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル]ベンゾエートおよびその対応する酸代謝物、4−[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル]安息香酸は、ヒトIKr(それぞれIC50>100および>1000μM)に阻害作用がないことを示した。また、どの化合物も、最大10μMの濃度で、広範囲の細胞および生化学的スクリーニング定量において著しい活性を示さなかった。
本明細書で開示した化合物の修正は、当業者により、容易に行うことができる。従って、例示化合物群の類似体、誘導体、エナンチオマー、および塩は、本発明の範囲である。本発明の化合物およびその構成についての知識により、熟練した化学者は、利用可能な基質からこれらの化合物を合成するための既知の手順を使用することができる。
本明細書に引用または記載された全特許、特許申請、仮出願、および出版物は、全ての図および表を含むその全体において、本明細の明示的な教示に一致しないことがない限りは、参考文献として本明細書の記載の一部とする。
本明細書に記載された実施例および実施形態は説明目的のみであること、さらに、その観点から多様な修正および変更は、当業者に対し示唆され、本申請の精神および範囲内に含まれることが理解されるべきである。
本発明、またそれを作製し使用する様態および過程は、本発明の属する分野の当業者に、同様に作製および使用できるように、完全、明確、簡潔および正確な用語で記載されている。前述の文は、本発明の好ましい実施形態を説明していること、さらに、変更は、よって、請求項に記載されている本発明の精神および範囲から逸脱することなく当該実施形態において行ってよいことが理解されるべきである。
発明とみなされる主題を特に指摘し明確に主張する目的を以って、以下の請求項を本明細書の結論とする。
図1は、3−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)−3−(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−プロピオン酸のVKER阻害活性を示す。 図2は、4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸2、2、3、3、3−ペンタフルオロ−プロピルエステルのVKER阻害活性を示す。 図3は、4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸3、3、3−トリフルオロ−プロピルエステルのVKER阻害活性を示す。 図4は、4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸2、2、3、3、3−ペンタフルオロ−1−メチル−プロピルエステルのVKER阻害活性を示す。 図5は、4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸4−フルオロ−ベンジルエステルのVKER阻害活性を示す。 図6は、4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸2−(4−フルオロ−フェノキシ)−エチルエステルのVKER阻害活性を示す。 図7は、4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸2、2、2−トリフルオロ−1−メチル−エチルエステルのVKER阻害活性を示す。 図8は、4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸2、2、2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチル−エチルエステルのVKER阻害活性を示す。 図9は、4−(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イルメチル)−安息香酸2、2、2−トリフルオロ−1−メチル−1−トリフルオロメチル−エチルエステルのVKER阻害活性を示す。 図10は、ワルファリンのVKER阻害活性を示す。 図11は、4−[(4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル]安息香酸のVKER阻害活性を示す。 図12は、プールドヒトミクロソーム中のシトクロームP450およびエストラーゼによる代謝におけるフッ素化の効果を示す。ピーク面積比は、NADPHの存在下(黒の棒線)または不在下(白の棒線)でのミクロソーム培養を示す。黒の棒線は、CYP450+エストラーゼを示し、白の棒線は、エストラーゼのみを示す。 図13は、プールドヒトミクロソーム中のシトクロームP450およびエストラーゼによる代謝におけるフッ素化の効果を示す。ピーク面積比は、NADPHの存在下(黒の棒線)または不在下(白の棒線)でのミクロソーム培養を示す。黒の棒線は、CYP450+エストラーゼを示し、白の棒線は、エストラーゼのみを示す。 図14は、エストラーゼ阻害因子として知られるパラオキソンの不在下(黒の棒線)または存在下(白の棒線)でのNADPHを含むプールドヒトミクロソーム中の親化合物の消失を示す。

Claims (30)

  1. Rが、少なくとも1つのハロゲンで置換されたC−Cアルキルである、
    以下の化学式
    Figure 0005036532
    で表される化合物、又はその医薬的に許容可能な塩。
  2. Rが少なくとも1つのハロゲンで置換されたC−Cアルキルである、請求項1に記載の化合物。
  3. Rが少なくとも1つのハロゲンで置換されたC−Cアルキルである、請求項2に記載の化合物。
  4. Rが少なくとも1つのハロゲンで置換されたC−C アルキルである、請求項3に記載の化合物。
  5. Rが少なくとも1つのフルオロ基で置換されたC−C アルキルである、請求項4に記載の化合物。
  6. Rが少なくとも2つのフルオロ基で置換されたC−C アルキルである、請求項5に記載の化合物。
  7. Rが6つのフルオロ基で置換されたt−ブチル基である、請求項6に記載の化合物。
  8. Rが
    Figure 0005036532
    である、請求項7に記載の化合物。
  9. 1,1,1,3,3,3−ヘクサフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートである、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩類。
  10. 1,1,1,3,3,3−へクサフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートである、請求項1に記載の化合物。
  11. 1,1,1,3,3,3−へクサフルオロ−2−メチルプロパン−2−イル4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートのナトリウムまたはカリウム塩である、請求項1に記載の医薬的に許容可能な塩。
  12. ナトリウム塩である、請求項11に記載の医薬的に許容可能な塩。
  13. 請求項1から12の何れか1項に記載の化合物または塩と、少なくとも1つの医薬的に許容可能な流動促進剤、溶媒、補助剤、稀釈剤、潤滑剤、賦形剤、またはそれらの組み合わせとを含む医薬組成物。
  14. Rが、少なくとも1つのクロロ基で置換されたC−Cアルキルである、
    以下の化学式
    Figure 0005036532
    で表される化合物、又はその医薬的に許容可能な塩。
  15. Rが少なくとも1つのクロロ基で置換されたC−Cアルキルである、請求項14に記載の化合物。
  16. Rが少なくとも1つのクロロ基で置換されたC−Cアルキルである、請求項15に記載の化合物。
  17. Rが少なくとも1つのクロロ基で置換されたC−C アルキルである、請求項16に記載の化合物。
  18. Rが少なくとも2つのクロロ基で置換されたC−C アルキルである、請求項17に記載の化合物。
  19. Rが6つのクロロ基で置換されたt−ブチル基である、請求項18に記載の化合物。
  20. Rが
    Figure 0005036532
    である、請求項19に記載の化合物。
  21. 1,1,1,3,3,3−ヘクサクロロ−2−メチルプロパン−2−イル4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートである、請求項14に記載の化合物、またはその医薬的に許容可能な塩類。
  22. 1,1,1,3,3,3−へクサクロロ−2−メチルプロパン−2−イル4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートである、請求項14に記載の化合物。
  23. 1,1,1,3,3,3−へクサクロロ−2−メチルプロパン−2−イル4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートのナトリウムまたはカリウム塩である、請求項14に記載の医薬的に許容可能な塩。
  24. ナトリウム塩である、請求項23に記載の医薬的に許容可能な塩。
  25. 請求項14から24の何れか1項に記載の化合物又は塩と、少なくとも1つの医薬的に許容可能な流動促進剤、溶媒、補助剤、稀釈剤、潤滑剤、賦形剤又はそれらの組み合わせとを含む、医薬組成物。
  26. (R)−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエート;
    (S)−3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエート;
    2,2,2−トリクロロエチル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエート;
    (R)−1,1,1−トリクロロプロパン−2−イル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル);又は
    (S)−1,1,1−トリクロロプロパン−2−イル 4−((4−ヒドロキシ−2−オキソ−2H−クロメン−3−イル)メチル)ベンゾエートである化合物、又はそれらの医薬的に許容可能な塩。
  27. 請求項26に記載の化合物。
  28. 請求項26に記載の医薬的に許容可能な塩。
  29. 以下の化学式
    Figure 0005036532
    で表される化合物。
  30. 請求項26に記載の化合物又は塩と、少なくとも1つの医薬的に許容可能な流動促進剤、溶媒、補助剤、稀釈剤、潤滑剤、賦形剤又はそれらの組み合わせとを含む、医薬組成物。
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