JP5034388B2 - 画像処理装置および画像処理のプログラム - Google Patents
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Description
また、アルファブレンディングの演算処理を行う他の文献として、ある提案によれば、アルファブレンディングと画像の拡大縮小とを行ったときに、画像境界で発生する色化けを防止するようにした画像合成装置および方法を提供する。この提案においては、一方の画像データにα値を乗算する乗算器と、他方の画像データに(1−α)値を乗算する乗算器と、これら2系統の乗算器の出力を合成する加算器とからなるアルファブレンディング合成回路を備え、各画素に対してアルファブレンディングの演算処理を行う構成になっている。(特許文献3参照)
また、各画素に対するα係数を格納するバッファを用いる文献として、ある提案の地図画像処理装置およびプログラムにおいては、鳥瞰図をリアルタイムに生成するために、あらかじめ所定のα値を画面単位で構成したα面を用意しておき、それを用いて2枚の画像を合成する処理が記載されている。(特許文献5参照)
一方、特許文献1、特許文献4、および特許文献5の場合には、1つ前のフレームの画像データと現在のフレームの画像データとの差分データ以外の画像データとして、表示すべき画像の色データとは別のデータ、例えば、特許文献1のようにモノクロのデータをあらかじめ用意する必要があるので、1フレームの画素数が多くなるほど、そのデータ量が多くなるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、1つ前のフレーム又はフィールドからなる所定単位の画像データと現在のフレーム又はフィールドからなる所定単位の画像データとの差分データ以外の画像データについて、各画素に対してリアルタイムでαブレンディングの演算処理を行う必要がなく、表示すべき画像の色データとは別のデータをあらかじめ用意する必要がない画像処理装置および画像処理のプログラムを提供することを目的とする。
図1は、各実施形態に共通する画像処理装置の機能をシステム的に表したブロック図である。各実施形態における実際の画像処理装置は、後述するように、ハードウェアの回路で構成されているが、画像処理装置の動作を説明するために、フローチャートを用いる。図1は、このフローチャートを実行するシステムである。
図2は、第1実施形態における画像処理装置の機能ブロック図である。ピクセル読出回路101は、1つ前のフレーム画像である前画像からピクセルデータを読み出す。ピクセル読出回路102は、現在のフレーム画像である更新画像からピクセルデータ読み出す。引算回路103は、前画像のピクセルデータから更新画像のピクセルデータを引き算して、その引算出力結果である差分データを出力する。前画像のピクセルデータと更新画像のピクセルデータとが一致する場合には、差分データは「0」になるが、前画像のピクセルデータと更新画像のピクセルデータとが不一致の場合には、差分データは「0」にならない。引算回路103の引算出力結果は、透過色検出回路104およびバッファメモリ5の中の引算出力結果バッファ105に入力される。
したがって、1つ前のフレームの前画像データと現在のフレームの更新画像データとの差分データ以外の画像データについて、各画素に対してリアルタイムでαブレンディングの演算処理を行う必要がなく、表示すべき画像の色データとは別のデータをあらかじめ用意する必要がない。
この変形例によれば、透過色検出回路の規模を小さくして装置の小型化・軽量化を図るとともに、画像処理を高速化することができる。
図7は、第2実施形態における画像処理装置の機能ブロック図である。ピクセル読出回路301は、1つ前のフレーム画像である前画像からピクセルデータを読み出す。ピクセル読出回路302は、現在のフレーム画像である更新画像からピクセルデータ読み出す。引算回路303は、前画像のピクセルデータから更新画像のピクセルデータを引き算して、その引算出力結果である差分データを出力する。前画像のピクセルデータと更新画像のピクセルデータとが一致する場合には、差分データは「0」になるが、前画像のピクセルデータと更新画像のピクセルデータとが不一致の場合には、差分データは「0」にならない。引算回路303の引算出力結果は、透過色検出回路304に入力される。
したがって、第1実施形態と同様に、1つ前のフレームの前画像データと現在のフレームの更新画像データとの差分データ以外の画像データについて、各画素に対してリアルタイムでαブレンディングの演算処理を行う必要がなく、表示すべき画像の色データとは別のデータをあらかじめ用意する必要がない。
図10は、第3実施形態における画像処理装置の機能ブロック図である。ピクセル読出回路501は、1つ前のフレーム画像である前画像からピクセルデータを読み出す。ピクセル読出回路502は、現在のフレーム画像である更新画像からピクセルデータ読み出す。引算回路503は、前画像のピクセルデータから更新画像のピクセルデータを引き算して、その引算出力結果である差分データを出力する。前画像のピクセルデータと更新画像のピクセルデータとが一致する場合には、差分データは「0」になるが、前画像のピクセルデータと更新画像のピクセルデータとが不一致の場合には、差分データは「0」にならない。引算回路503の引算出力結果は、透過色検出回路504に入力される。
なお、更新画像色と比較する透過色の候補を透過色1および透過色2としたが、3種類以上の透過色の候補を用意して、更新画像と透過色とが一致するたびに、透過色を変更する構成にしてもよい。
したがって、第1実施形態と同様に、1つ前のフレームの前画像データと現在のフレームの更新画像データとの差分データ以外の画像データについて、各画素に対してリアルタイムでαブレンディングの演算処理を行う必要がなく、表示すべき画像の色データとは別のデータをあらかじめ用意する必要がない。
1つ前の所定単位の第1の画像データを現在の所定単位の第2の画像データによって順次更新する際に、当該第2の画像データの各画素の中から当該第1の画像データの色成分とは異なる色成分の画素を差分画素として抽出する第1のステップと、前記差分画素に含まれていない色成分を透過色として検出する第2のステップと、前記第2の画像データの各画素の中から前記第1の画像データの色成分と同一の色成分の画素に前記第2のステップによって検出された透過色を割り当てる第3のステップと、をコンピュータに実行させる。
あらかじめ特定の色成分を透過色として設定する第1のステップと、1つ前の所定単位の第1の画像データを現在の所定単位の第2の画像データによって順次更新する際に、当該第2の画像データの各画素の中から当該第1の画像データの色成分とは異なる色成分の画素を差分画素として抽出する第2のステップと、前記第2の画像データの各画素の中から前記第1の画像データの色成分と同一の色成分の画素に前記第1のステップによって設定された透過色を割り当てる第3のステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする楽音発生処理のプログラム。
あらかじめ複数種類の特定の色成分を透過色の複数の候補として設定する第1のステップと、1つ前の所定単位の第1の画像データを現在の所定単位の第2の画像データによって順次更新する際に、当該第2の画像データの各画素の中から当該第1の画像データの色成分とは異なる色成分の画素を差分画素として抽出する第2のステップと、前記第2の画像データの各画素の中から前記第1の画像データの色成分と同一の色成分の画素に前記第1のステップによって設定された複数の候補の中の1つの透過色を割り当てる第3のステップと、前記第3のステップによって割り当てられた現在の透過色の色成分が前記差分画素の色成分と一致する場合には、当該一致した差分画素以降の前記第2の画像データについては当該現在の透過色を他の候補の透過色に変更する第4のステップと、をコンピュータに実行させる。
3 プログラムメモリ
4 ワークメモリ
5 バッファメモリ
6 表示部
Claims (6)
- 1つ前の所定単位の第1の画像データを現在の所定単位の第2の画像データによって順次更新する際に、当該第2の画像データの各画素の中から当該第1の画像データの色成分とは異なる色成分の画素を差分画素として抽出するデータ抽出手段と、
前記差分画素に含まれていない色成分を透過色として検出する色検出手段と、
前記第2の画像データの各画素の中から前記第1の画像データの色成分と同一の色成分の画素に前記色検出手段によって検出された透過色を割り当てる色割当手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - あらかじめ特定の色成分を透過色として設定する色設定手段と、
1つ前の所定単位の第1の画像データを現在の所定単位の第2の画像データによって順次更新する際に、当該第2の画像データの各画素の中から当該第1の画像データの色成分とは異なる色成分の画素を差分画素として抽出するデータ抽出手段と、
前記第2の画像データの各画素の中から前記第1の画像データの色成分と同一の色成分の画素に前記色設定手段によって設定された透過色を割り当てる色割当手段と、
を備え、
前記色割当手段は、前記透過色の色成分が前記差分画素の色成分と一致する場合には、当該差分画素の色成分に対して前記透過色の色成分と異なるような最小限の変更を行う
ことを特徴とする画像処理装置。 - あらかじめ複数種類の特定の色成分を透過色の複数の候補として設定する色設定手段と、
1つ前の所定単位の第1の画像データを現在の所定単位の第2の画像データによって順次更新する際に、当該第2の画像データの各画素の中から当該第1の画像データの色成分とは異なる色成分の画素を差分画素として抽出するデータ抽出手段と、
前記第2の画像データの各画素の中から前記第1の画像データの色成分と同一の色成分の画素に前記色設定手段によって設定された複数の候補の中の1つの透過色を割り当てる色割当手段と、
前記色割当手段によって割り当てられた現在の透過色の色成分が前記差分画素の色成分と一致する場合には、当該一致した差分画素以降の前記第2の画像データについては当該現在の透過色を他の候補の透過色に変更する色変更手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 1つ前の所定単位の第1の画像データを現在の所定単位の第2の画像データによって順次更新する際に、当該第2の画像データの各画素の中から当該第1の画像データの色成分とは異なる色成分の画素を差分画素として抽出する第1のステップと、
前記差分画素に含まれていない色成分を透過色として検出する第2のステップと、
前記第2の画像データの各画素の中から前記第1の画像データの色成分と同一の色成分の画素に前記第2のステップによって検出された透過色を割り当てる第3のステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理のプログラム。 - あらかじめ特定の色成分を透過色として設定する第1のステップと、
1つ前の所定単位の第1の画像データを現在の所定単位の第2の画像データによって順次更新する際に、当該第2の画像データの各画素の中から当該第1の画像データの色成分とは異なる色成分の画素を差分画素として抽出する第2のステップと、
前記第2の画像データの各画素の中から前記第1の画像データの色成分と同一の色成分の画素に前記第1のステップによって設定された透過色を割り当てる第3のステップと、
前記透過色の色成分が前記差分画素の色成分と一致する場合には、当該差分画素の色成分に対して前記透過色の色成分と異なるような最小限の変更を行う第4のステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理のプログラム。 - あらかじめ複数種類の特定の色成分を透過色の複数の候補として設定する第1のステップと、
1つ前の所定単位の第1の画像データを現在の所定単位の第2の画像データによって順次更新する際に、当該第2の画像データの各画素の中から当該第1の画像データの色成分とは異なる色成分の画素を差分画素として抽出する第2のステップと、
前記第2の画像データの各画素の中から前記第1の画像データの色成分と同一の色成分の画素に前記第1のステップによって設定された複数の候補の中の1つの透過色を割り当てる第3のステップと、
前記第3のステップによって割り当てられた現在の透過色の色成分が前記差分画素の色成分と一致する場合には、当該一致した差分画素以降の前記第2の画像データについては当該現在の透過色を他の候補の透過色に変更する第4のステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理のプログラム。
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JP2006243727A JP5034388B2 (ja) | 2006-09-08 | 2006-09-08 | 画像処理装置および画像処理のプログラム |
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JP2006243727A JP5034388B2 (ja) | 2006-09-08 | 2006-09-08 | 画像処理装置および画像処理のプログラム |
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