JP5033517B2 - 印刷機の運転方法及び運転制御装置並びに印刷胴及び印刷機 - Google Patents

印刷機の運転方法及び運転制御装置並びに印刷胴及び印刷機 Download PDF

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Description

本発明は、複数の印刷胴をそなえ安全カバーで覆われた印刷ユニットを有する印刷機において印刷ユニット内の一部の印刷胴を用いて印刷する際の運転方法及び運転制御装置、並びに印刷ユニット及び印刷機に関するものである。
印刷機の印刷ユニット(印刷部)には、版胴やブランケット胴といった印刷胴がそなえられ、これらの印刷胴は高速で回転しながら印刷用紙にインキを転写して印刷を行う。また、これらの印刷胴の周囲には、多数のインキングローラをそなえたインキング装置や、湿し水装置が装備され、これらのローラも高速で回転する。このためこれらの高速作動する印刷ユニット内の機器に、印刷時に印刷を管理するオペレータ等が接触することのないように、印刷ユニットは安全カバーによって覆われている。
ところで、単色の印刷ユニットを除いて、印刷ユニット内には、印刷色に応じた数の版胴がそなえられ、印刷オーダーに応じてこれらの全ての版胴を使用して印刷を行なう場合と一部の版胴のみを使用して印刷を行なう場合とがある。
後者のように一部の版胴のみを使用して印刷を行なう場合、残りの版胴及びこれに付設されるブランケット胴やインキング装置や湿し水装置は使用しない。
例えば、新聞用オフセット輪転機の場合、図11に示すように、ウェブの走行方向上流側から、複数のタワーユニットT1〜T5と、ウェブパス部4と、入口に三角板を備えた折部5とを順にそなえている。各タワーユニットT1〜T5には、給紙部1,印刷部3がこの順に設けられており、ウェブパス部4におけるウェブパスルートの変更により、種々の組み合わせで印刷用紙(この場合、ウェブ)10を走行させて印刷することができる。
このような輪転機において、図12に示すように、ウェブ10の走行方向上流側に一色目を印刷する印刷胴111A,112A,111B,112Bが配置され、この下流に二色目を印刷する印刷胴121A,122A,121B,122Bが配置された印刷ユニット103Aがある。これらの印刷胴111A,112A,111B,112B,121A,122A,121B,122B及び図示しないインキング装置や湿し水装置は、図示しない安全カバーによって覆われ保護されている。このような印刷ユニット103Aにおいて、印刷オーダーに応じて、例えば2色目を用いずに、1色目の印刷のみを行なう場合がある。
このように使用しない印刷色がある場合、この印刷色にかかる印刷胴を作動させるとその駆動のためのエネルギ消費が無駄なものになるため、省エネルギの観点から、かかる印刷胴やこれに付設されるインキング装置や湿し水装置については停止させる運転方法が一般に用いられている。
しかしながら、印刷時に、使用しない印刷色の印刷胴を停止させると、印刷ユニットが安全カバーによって覆われていることから、印刷ユニット内の湿度が上がり、印刷ユニット内で結露が発生して、この印刷ユニット内で印刷個所に印刷障害が発生することが判明した。
つまり、印刷ユニット内では、印刷中、湿し水装置としての湿しスプレー等から水が噴射されるため、安全カバーによって覆われた印刷ユニット内は多湿状態になり、印刷中に回転しない印刷胴(例えば、図12の二色目の印刷胴122A又は122B)の下面に結露水が付着し、この結露水が下方の印刷胴(例えば、図12の一色目の印刷胴112A又は112B)の表面に落下して、一色目の印刷において白抜け等の印刷障害を起こすことが判明した。
この結露水の発生原因について、さらに詳細に検討すると、印刷機の始動時に結露水がより発生しやすく、また、1/2幅、3/4幅の印刷用紙を用いる場合のように、印刷機の全幅を用いずに、つまり、印刷胴の端部に印刷用紙の通過しない領域が多く発生するような形態で印刷を行なった場合ほど結露水が発生しやすいことが判明した。
前者の現象は、印刷機の始動時には、印刷機自体が低温であり、印刷ユニット内も比較的低温であるため結露しやすいものと考えられる。後者の現象は、湿しスプレー等から印刷胴に水が噴射されると、印刷胴に印刷用紙が接触する領域では、噴射水の多くが印刷用紙に吸収されるが、印刷胴に印刷用紙が接触しない領域では、噴射水の多くが印刷胴の周囲に滞留してしまうため、印刷機の全幅を用いない場合には、噴射水が印刷胴の周囲に滞留しやすく、結露しやすいものと考えられる。
このような現象を回避する為には、印刷ユニット内の湿度を下げることが考えられるが、このためには、換気ファンを設置したり、空調ダクトを機側に配置したりする等の改造が必要になり、大幅な設備コストを要する。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、コスト増を抑えながら安全カバーによって覆われた印刷ユニット内で印刷に用いない印刷胴からの結露水の落下による印刷障害の発生を防ぐことができるようにした、印刷機の運転方法及び運転制御装置並びに印刷胴及び印刷機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の印刷機の運転方法(請求項1)は、印刷用紙の走行方向に沿って印刷するための印刷胴を各インキ色に応じて複数そなえ、安全カバーによって覆われた印刷ユニットを有する印刷機の運転方法であって、前記複数のインキ色のうち一部の特定インキ色を使用して印刷を行う部分運転時に、使用する前記特定インキ色にかかる特定印刷胴を印刷速度で回転させると共に、使用しない他のインキ色にかかる不使用印刷胴を胴脱状態のままで前記印刷速度よりも低速で回転させ前記不使用印刷胴の周面に付着した水分を拡散させ結露を生じにくくさせることを特徴としている。
この場合の不使用印刷胴の回転速度は、停止さえしていなければよい。
例えば、前記印刷機の運転モードとして、印刷を行なう印刷運転モードと、メンテナンス等を行うために設けられ前記印刷運転モードの運転速度よりも低速で運転する緩動運転モード及び寸動運転モードの少なくとも何れかと、が設けられ、前記部分運転時には、前記不使用印刷胴を前記緩動運転モード又は前記寸動運転モードにより回転させることが好ましい(請求項2)。
前記部分運転時には、前記不使用印刷胴に付設されたインキング装置を停止させることが好ましい(請求項3)。
前記不使用印刷胴の端部に、該不使用印刷胴と一体に回転して該不使用印刷胴の周囲に空気流を発生させるフィンが装備され、前記部分運転時には、前記不使用印刷胴を前記印刷速度よりも低速で回転させて、前記フィンによる空気流を発生させることが好ましい(請求項4)。
また、本発明の印刷機の運転制御装置(請求項5)は、印刷用紙の走行方向に沿って印刷するための印刷胴を各インキ色に応じて複数そなえ、安全カバーによって覆われた印刷ユニットを有する印刷機の運転制御装置であって、前記複数のインキ色のうち一部の特定インキ色を使用して印刷を行う際に、使用する前記特定インキ色にかかる特定印刷胴を印刷速度で回転駆動すると共に、使用しない他のインキ色にかかる不使用印刷胴を前記印刷速度よりも低速で回転駆動して前記不使用印刷胴の周面に付着した水分を拡散させ結露を生じにくくさせる制御装置をそなえていることを特徴としている。
この場合の不使用印刷胴の回転速度は、停止さえしていなければよい。
例えば、前記印刷機の運転モードとして、印刷を行なう印刷運転モードと、メンテナンス等を行うために設けられ前記印刷運転モードの運転速度よりも低速で運転する緩動運転モード及び寸動運転モードの少なくとも何れかと、が設けられ、前記制御装置は、前記部分運転時には、前記不使用印刷胴を前記緩動運転モード又は前記寸動運転モードにより回転駆動することが好ましい(請求項6)。
前記制御装置は、前記部分運転時には、前記不使用印刷胴に付設されたインキング装置を停止制御することが好ましい(請求項7)。
また、前記制御装置は、上流装置から印刷条件情報を取得して、該印刷条件情報から前記不使用印刷胴を判別して、前記低速回転駆動の制御を実施することが好ましい(請求項8)。
さらに、前記不使用印刷胴の端部に、該不使用印刷胴と一体に回転して該不使用印刷胴の周囲に空気流を発生させるフィンが装備されていることが好ましい(請求項9)
本発明の印刷機の運転方法及び印刷機の運転制御装置によれば、印刷機の運転時には、安全カバーによって覆われた印刷ユニット内は、湿し水の供給等によって高湿状態となり、特に、複数のインキ色のうち一部の特定インキ色を使用して印刷を行う部分運転時に、使用しない他のインキ色にかかる不使用印刷胴を停止させておくと、不使用印刷胴の周面に結露が生じやすくなるが、このとき、不使用印刷胴を胴脱状態のままで印刷速度よりも低速で回転させるので、不使用印刷胴の周面に付着した水分が拡散し結露が生じにくくなる。また、不使用印刷胴自体の回転による不使用印刷胴の周面に生じる空気流によっても、不使用印刷胴の周面の結露が抑制される。このため、不使用印刷胴に生じた結露水が運転中の印刷胴の表面に付着して白抜け等の印刷障害を起こすといった不具合が回避される。また、不使用印刷胴は印刷速度よりも低速で回転させるので、印刷速度で回転させる場合よりも、消費エネルギを抑えることができる。
また、本発明の印刷機の運転方法及び印刷機の運転制御装置並びに印刷胴及び印刷機によれば、印刷胴の端部に、印刷胴と一体に回転して印刷胴の周囲に空気流を発生させるフィンが装備されているので、かかる印刷胴が回転すれば、この印刷胴の周囲に空気流が形成されて、自身の外周面及び隣接する他の印刷胴の外周面への結露が抑制される。このフィンをそなえた印刷胴が不使用の場合であっても、不使用印刷胴を回転させれば、自身の外周面への結露が抑制される。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図11は本発明の一実施形態に係る印刷ユニット及びこの印刷ユニットをそなえた印刷機の運転方法を説明するものであり、これらの図に基づいて説明する。
[装置構成]
本実施形態にかかる印刷機は、新聞用オフセット輪転機であり、かかる新聞用オフセット輪転機は、図11に示すように、印刷用紙(ウェブ)10の走行方向上流側から、複数のタワーユニットT1〜T5と、ウェブパス部4と、折部5とを順にそなえている。各タワーユニットT1〜T5には、給紙部1,印刷部(印刷ユニット)3がこの順に設けられており、ウェブパス部4におけるウェブパスルートの変更により、種々の組み合わせでウェブ10を走行させて印刷することができる。このような輪転機の複数の印刷ユニット3の中に、例えば図1に示すような構成の印刷ユニット3Aが配備されている。
印刷ユニット3Aは、図1に示すように、ウェブ10の走行方向上流側に一色目として黒を印刷する墨刷用の印刷胴11A,12A,11B,12Bが配置され、この下流(ただし、鉛直方向では上方)に二色目としてスポット色を印刷するスポット刷用の印刷胴21,22A,22Bが配置された印刷ユニット3Aがある。なお、墨刷は印刷用紙10の両面に行ない、スポット刷は印刷用紙10の片面に行なうように構成される。これらの印刷胴11A,12A,11B,12B,21,22A,22Bは、安全カバーによって覆われ保護されている。
さらに詳細には、図2に示すように、印刷胴のうちの版胴11A,11B,21には、それぞれ、インキ壷23等から多数のインキローラを介してインキを供給するインキング装置14a,14b,24と、水噴射ノズル15a,15b,25から湿し水を噴射し湿し水ロールを介して供給する湿し水装置16a,16b,26とが設備されており、版胴11A,11B,21に供給されたインク及び湿し水は、それぞれ接触するブランケット胴12A,12B,22Aに印刷絵柄に応じて転写供給される。なお、インキの供給源としては、インキ壷方式に限らず、デジタルインキポンプ方式等の他の方式を用いてもよい。
安全カバー30は、これらの印刷胴11A,12A,11B,12B,21,22A,22B及びインキング装置14a,14b,24や湿し水装置16a,16b,26を覆うように装備される。なお、図2では、安全カバー30の要所は、開閉式の安全カバー30a〜30mとして構成される。また、安全カバー30で覆われた印刷ユニット3A内の上部には、上方に位置するスポット刷用の印刷胴21,22A,22B等をメンテナンスするための足場32a〜32cがそなえられ、さらに、足場32a〜32c上の作業空間とスポット刷用の印刷胴21,22A,22B等とを区画する開閉式の安全カバー31a,31bがそなえられている。
また、各印刷胴11A,12A,11B,12B,21,22A,22Bの軸端部の外周には、印刷ユニット3A内に空気流を生成するフィンと、フィンにより生成された空気流を各印刷胴の方向に向けるガイドプレートとが装備されている。つまり、版胴21を例に説明すると、図3(a),(b)に示すように、各印刷胴21の軸端部21aの外周には、各印刷胴と一体に回転して、印刷ユニット3A内に空気流を生成するフィン41が、周外方向に複数突設されている。さらに、これらのフィン41の印刷胴軸端側及びこれらのフィン41の外周側を覆うように、印刷胴21を支持する支持フレーム33にブラケット42aを介してガイドプレート42が装備されており、このガイドプレート42がフィン41により生成された空気流を印刷胴21の外周面に向かうように案内する。
なお、ここでは、フィン41とガイドプレート42とが協働して印刷胴21の外周面に向かう気流を生成させるようにするため、フィン41のファンとしての機能は少なくとも周囲の空気に流れを与えるものであればよいが、フィン41自体を印刷胴21の外周面に向かう気流を生成させる例えば軸流ファンのように構成すれば、ガイドプレート42を省略することも可能である。
そして、このような印刷ユニット3A内の各要素、つまり、各印刷胴11A,12A,11B,12B,21,22A,22Bやインキング装置14a,14b,24,湿し水装置16a,16b,26等は、他の印刷ユニット3とともに、制御装置(PLC:Programmable Logic Controller、運転制御システムのコントローラ)52によって制御される。そして、制御装置52では、各印刷胴11A,12A,11B,12B,21,22A,22Bの胴入及び胴脱や回転速度を制御するとともに、インキング装置14a,14b,24や湿し水装置16a,16b,26の作動を制御する。なお、制御装置52へ指令入力する指令装置として、上位制御装置(ここでは、CCS−PC、輪転機の情報制御システムのパソコン)50、及び、折部5に装備したタッチパネル51を使用できるように構成される。
ところで、各印刷胴11A,12A,11B,12B,21,22A,22Bの回転速度は、予め設定された運転モードに応じて設定するようになっている。つまり、印刷機の運転モードとして、印刷を行なう印刷運転モードと、メンテナンス等を行うための緩動運転モードと、同じくメンテナンス等を行うための寸動運転モードと、が設けられる。印刷運転モードには、通常印刷を行なうために高速で運転する高速運転モードと、印刷開始時等に各種設定を行なうために通常印刷時よりも低速で運転する低度運転モードとが設けられ、緩動運転モードでは、これらの印刷運転モードよりも遥かに低速で運転する。また、緩動運転モードは連続運転を行うが、寸動運転モードでは、緩動運転モードの速度程度か或いはこれよりも低速で僅かに回転させる動作を、断続的に行うものとする。不使用印刷胴(非印刷の印刷胴)に対しては、これらの緩動運転モード及び寸動運転モードの何れかを用いて運転することにより不使用印刷胴(非印刷の印刷胴)の水滴落下を防止するようにしている。
つまり、印刷ユニット3Aの場合、スポット刷は印刷オーダーに応じて行なうため、スポット刷が不要な場合がある。なお、このように、印刷ユニット3A内の印刷胴の一部を用いて印刷する運転を、「部分運転」と呼ぶことにする。制御装置52では、このような場合には、使用しないスポット刷にかかる印刷胴21,22A,22Bを脱状態にするとともに、インキング装置24及び湿し水装置26を停止させるが、使用しない印刷胴21,22A,22Bについては、前記緩動運転モード又は寸動運転モードにより回転駆動するよう制御する。
なお、この場合、制御装置52では、上流装置の上位制御装置50から印刷条件情報を取得して、この印刷条件情報から、「部分運転」を行うか否か、「部分運転」を行う場合には、使用しない印刷胴(不使用印刷胴)は何れであるかを自動で判別して、判別した不使用印刷胴に対して、緩動運転モード又は寸動運転モードにより回転駆動するよう制御することが好ましい。
[印刷機の運転制御]
本発明の一実施形態にかかる印刷機,印刷ユニット及び印刷胴は上述のように構成されているので、例えば、図4〜図10のフローチャートに示すような手順で印刷機における印刷ユニット3Aの部分運転時の具体的な運転制御[不使用印刷胴(非印刷の印刷胴)の水滴落下防止制御]を実施することができる。
(モータ設定及びインキプリセット)
まず、モータの連結,非連結の設定及びインキプリセットを実施する。
モータの連結,非連結は、駆動する印刷胴のモータは連結とし、駆動しないき印刷胴のモータは非連結とする設定であり、インキプリセットは、インキキー等のインキ供給系を予め設定された供給状態となるようにセットする操作で、いずれも、印刷開始前に行なう。
・第1の手法
まず、図4〜図6を参照して、モータ設定及びインキプリセットの第1の手法を説明する。
図4に示すように、まず、折機タッチパネル51の「モータ連結設定」画面にて、「オンライン」を手動操作により選択する(ステップA10)。なお、このように「オンライン」を選択すると、制御装置52からのモータ連結信号にて連結変更するモードを選択することになる。
次に、制御装置52を用いて(このとき、制御装置52の画面はモータクラッチ連結プリセット画面とする)、モータ連結を設定する(ステップA20)。つまり、印刷胴の駆動にかかる各モータを連結するか非連結とするかを手動操作により設定する。
なお、この各モータの連結又は非連結の設定は、手動又は自動で行なうことができる。
つまり、図5のステップA22に示すように、印刷ユニットがA,B,C,Dの4段スタックに構成された場合は、(1)A,B,C,Dスタックの各モータについて、連結,連動単独,非連結について手動設定を可能とする、(2)さらに、自動設定も可能とする、(3)印刷スケジュール,インキプリセットデータ及びその他の情報を用いて、連結,連動単独,非連結を自動設定する、のいずれの態様もとることができる。
なお、 (2)自動設定も可能とする場合には、Aスタック,Cスタックを連結選択した場合、自動的にBスタック,Dスタックを連動単独設定することも可能とし、また、この逆、つまり、Bスタック,Dスタックを連結選択した場合、自動的にAスタック,Cスタックを連動単独設定することも可能とする。さらに、Aスタック選択時には、B,C,Dスタックのいずれの連動単独設定も可能(つまり、A,B,C,Dスタック中の1胴を選択すると残りの胴を連動単独に設定することも可能)とし、さらにこの他の条件を設定して、連結,連動単独,非連結を自動設定することも可能とする。
また、インキプリセット情報により、各スタックにて対をなすL胴(表胴),R胴(裏胴)に1頁もインキプリセットがされない場合は、表胴用モータ、裏胴用モータを連動単独として、自動的に連結を変更する。
また、印刷ユニット内胴全てにインキプリセットが実施されない場合は、印刷ユニット内のモータ全てを非連結とする。
また、図5のステップA24に示すように、印刷ユニットがA,Bの2段スタックに構成された場合は、 (1)A,Bスタックの各モータについて、連結、連動単独、非連結について手動設定を可能とする場合、(2)さらに、自動設定も可能とする、(3)印刷スケジュール,インキプリセットデータ及びその他の情報を用いて、自動的に連結、連動単独、非連結を自動設定する、のいずれの態様もとることができる。
なお、(2)自動設定も可能とする場合には、Aスタックを連結選択した場合に、自動的にBスタックを連動単独設定も可能とし、また、この逆、つまり、Bスタック,Dスタックを連結選択した場合、自動的にAスタック,Cスタックを連動単独設定することも可能とする。さらにこの他の条件を設定して、連結,連動単独,非連結を自動設定することも可能とする。
また、インキプリセット情報により、各スタックにて対をなすL胴(表胴),R胴(裏胴)に1頁もインキプリセットがされない場合は、表胴用モータ、裏胴用モータを連動単独として、自動的に連結を変更する。
また、印刷ユニット内胴全てにインキプリセットが実施されない場合は、印刷ユニット内のモータ全てを非連結とする。
そして、図4に示すように、各モータの設定実施後、制御装置52(モータクラッチ連結プリセット画面とする)にて、インキプリセット操作を手動操作により実施する(ステップA30)。
次に、この設定に応じて、各モータの連結又は非連結を実施する(ステップA40)。
さらに、インキクラッチの設定を行なう(ステップA50)。
このインキクラッチの設定を、折機タッチパネル51等の輪転機タッチパネルで実施する場合には、図6のステップA52に示すように、(1)折機タッチパネル(クラッチ連結設定画面)にて、連動単独設定したモータについてインキクラッチ脱を手動にて設定し、プリセットを実施する、(2)さらに、自動設定も可能とする。(3)各印刷ユニットのタッチパネルでの操作も可能とする、各印刷ユニットのタッチパネルでの操作も可能とする、のいずれの態様もとることができる。
なお、(2)自動設定も可能とする場合、連動単独設定されたモータについては、インキクラッチの脱設定を自動で行ない、その後、プリセット操作を実施することができる。また、(3)各印刷ユニットのタッチパネルでの操作も可能とする場合、手動操作画面によりインキクラッチ脱操作を本タッチパネルで行ない、インキクラッチを脱とすることができる。
また、このインキクラッチの設定を、制御装置52で実施する場合には、図6のステップA54に示すように、(1)制御装置52(クラッチ連結設定画面)にて、連動単独設定したモータについてインキクラッチ脱を手動にて設定し、プリセットを実施する、(2)また、自動設定も可能とする、(3)モータ連結設定に連動して、自動的にインキクラッチ脱設定、プリセットすることも可能とする、のいずれの態様もとることができる。
なお、(2)自動設定も可能とする場合、連動単独設定されたモータについては、インキクラッチの脱設定を自動で行ない、その後、プリセット操作を実施することができる。また、インキプリセット情報により、各スタックにて対をなすR胴、L胴に1頁もインキプリセットがされない場合は、表胴用モータ、裏胴用モータを連動単独として、自動的に変更し、プリセットを実施する。
また、(3)モータ連結設定に連動して、自動的にインキクラッチの着脱設定、プリセットすることも可能とする場合、連動単独設定されたモータについては、モータ連結プリセット実施と同時に、インキクラッチの脱設定を自動的に行ない、インキクラッチプリセットも実施することができる。また、インキプリセット情報により、各スタックにて対をなすR胴、L胴に1頁もインキプリセットがされない場合は、表胴用モータ、裏胴用モータを連動単独として、自動的にインキクラッチ脱設定を自動で行ない、プリセットを実施することができる。
その後、プリセットを実施するが、連動単独モータについては、インキクラッチを脱とする(ステップA60)。
・第2の手法
次に、図7,図8を参照して、モータ設定及びインキプリセットの第2の手法を説明する。
この場合、図7に示すように、折機タッチパネル51の「モータ連結設定」画面にて、「オフライン」を選択する(ステップB10)。このオフラインは、制御装置52からのモータ連結信号を受け付けず、輪転機側タッチモニタにて連結変更するモードである。
次に、折機タッチパネル(モータ連結設定画面)51にて、モータ連結設定を実施する(ステップB20)。つまり、印刷胴の駆動にかかる各モータを連結するか非連結とするかを手動操作により設定する。
次に、印刷ユニットの各印刷モータの連結を実施する(ステップB30)。
なお、ステップB20の各モータの連結又は非連結の設定は、手動又は自動で行なうことができる。
つまり、図8のステップB22に示すように、4段スタックの場合、(1)A、B、C、Dスタックの各モータについて、連結、連動単独、非連結について手動設定を可能とする、(2)また、自動設定も可能とする、の何れも設定しうる。
(2)自動設定も可能とする場合には、Aスタック、Cスタックを連結選択した場合、自動的にBスタック、Dスタックを連動単独設定も可能とし、また、この逆、つまり、Bスタック,Dスタックを連結選択した場合、自動的にAスタック,Cスタックを連動単独設定することも可能とする。さらに、Aスタック選択時には、B、C、Dスタックを連動単独設定も可能とすることができる。
また、2段スタックの場合、図8のステップB24に示すように、(1)A、Bスタックの各モータについて、連結、連動単独、非連結について手動設定を可能とする、(2)また、自動設定も可能とする、の何れも設定しうる。
(2)自動設定も可能とする場合には、Aスタック連結選択した場合、自動的にBスタックを連動単独設定も可能とすることができる。
次に、図7に示すように、各モータの設定後、折機タッチパネル(モータ連結設定画面)51にて、モータ連結操作変更を実施する(ステップB40)。
そして、連動、連動単独の設定状況が適切でない場合は、異常検出(仕様によりセット全体の停止も可能)、警告を実施する(ステップB50)。
次に、インキプリセットを操作する(ステップB60)。
つまり、(1)折機タッチパネル(クラッチ連結設定画面)にて、連動単独設定したモータについてインキクラッチ脱を手動にて設定し、プリセットを実施する。(2)なお、自動設定にて設定することも可能とする。この場合、連動単独設定されたモータについては、インキクラッチを脱設定を自動で行い、その後、プリセット操作を実施する。(3)また、各印刷ユニットのタッチパネルでの操作も可能とする。この場合、手動操作画面によりインキクラッチ脱操作を本タッチパネルで行ない、インキクラッチを脱にする。
そして、プリセット実施により、連動単独モータについては、インキクラッチ脱とする(ステップB70)。なお、各印刷ユニットタッチパネルで実施の場合は、操作した時点で、インキクラッチ脱となる。
さらに、連動、連動単独の設定状況が適切でない場合は、異常検出(仕様によりセット全体の停止も可能)、警告を実施する(ステップB80)。
(部分運転)
このようなプリセットが終了したら、図9,図10に示すように、部分運転を実施する。なお、本実施形態の場合の部分運転では、例えば、墨刷で実施した場合、墨刷にかかる印刷胴11A,12A,11B,12Bがモータに対して単独で連動する(連動単独)ことになる。もちろん、このように連動単独させうる胴は、墨刷にかかる印刷胴に限らず、他の全ての印刷胴に実施可能である。
図9に示すように、まず、連動単独に設定されたモータであるかを判定し(ステップC10)、連結モータ(連動単独に設定されたモータ)であれば通常運転を実施し、非連結モータ(連動単独に設定されないモータ)であればモータ停止を設定する(ステップC12)。
次に、プロコンモードであるかを判定し(ステップC20)、プロコンモードでなければ、ローラ洗浄モードであるかを判定し(ステップC30)、ローラ洗浄モードでなければ、空転モードであるかを判定し(ステップC40)、空転モードでなければ、紙通しモードであるかを判定する(ステップC50)。
プロコンモード,ローラ洗浄モード,ローラ空転モードの何れかであれば、連動単独モータは運転しない(ステップC42)で、ステップC50で紙通しモードであると判定されれば、連動単独モードとして、運転しない。紙通しの仕様により、別モードで運転を実施する(ステップC52)。
プロコンモード,ローラ洗浄モード,ローラ空転モード,紙通しモードの何れでもなければ、「用意」操作を実施し(ステップC60)、印刷胴21,22A,22Bの緩動運転(又は寸動運転)を開始し(ステップC70)、後述する運転速度制御を実施する(ステップC80)。
そして、連動単独モータに異常が発生しているかを判定し(ステップC90)、連動単独モータの異常は、不具合の発生したモータのみを停止とする(ステップC100)。但し、セット内全体に影響する異常の場合は、セット全体を停止とする。
さらに、連動単独モータ運転部分の安全カバーが運転中に開いたかを判定し(ステップC110)、安全カバーが開いた場合は、運転停止とする(ステップC120)。
そして、輪転機は、加速、一定速運転、減速等運転を実施し(ステップC130)、輪転機が停止したか判定し(ステップC140)、輪転機が停止したら制御を終了する。
なお、ステップC80の運転速度制御は、図10に示すように、固定速度での運転の場合には、緩動運転開始により、設定された速度にて運転を開始する。なお、設定速度は可変とし、緩動開始から、停止まで一定速度で運転する(ステップC82)。
また、速度追従型の場合には、緩動から設定された速度まで、セット全体の速度に追従して、加速を実施する。この場合、設定速度に達すると、それ以上加速せず、その速度維持する。また、減速時は、セット全体の速度が設定速度まで減速された場合は以後、その速度に追従させる。尚、設定速度は可変とする(ステップC84)。
緩動運転に代えて寸動運転を実施する場合には、所定の角度分だけ低速回転させる運転を、予め設定された周期で繰り返して行う。
[効果]
このように本実施形態にかかる印刷機の運転方法及び印刷機の運転制御装置によれば、印刷機の部分運転時には、不使用印刷胴21,22A,22Bを胴脱状態のままで印刷速度よりも低速で回転させるので、不使用印刷胴の周面に付着した水分が拡散し結露が生じにくくなる。
また、不使用印刷胴は印刷速度よりも極めて低速の緩動運転、又は、低速でインターバルを与えて運転する寸動運転で回転させるので、印刷速度で回転させる場合よりも、消費エネルギを抑えることができる。
また、印刷胴11A,12A,11B,12B,21,22A,22Bの各両軸端に、フィン41及びガイドプレート42が装備されるので、印刷胴11A,12A,11B,12B,21,22A,22Bが回転すれば、この印刷胴11A,12A,11B,12B,21,22A,22Bの周囲に空気流が形成されて、自身の外周面及び隣接する他の印刷胴の外周面への結露が抑制される。したがって、不使用印刷胴21,22A,22Bの外周面への結露が抑制される。
このように、不使用印刷胴の周面の結露が抑制されるため、不使用印刷胴に生じた結露水が運転中の印刷胴の表面に付着して白抜け等の印刷障害を起こすといった不具合が回避される。
〔その他〕
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はかかる構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、かかる構成を適宜変更して実施することができるものである。
例えば、上記の実施の形態では、不使用印刷胴21,22A,22Bの緩動運転と、印刷胴の各軸端へのフィンの装備とを両方実施しているが印刷ユニットの使用環境では一方のみを実施してもよい。つまり、フィンの装備を省略し、不使用印刷胴21,22A,22Bの緩動運転のみを実施したり、不使用印刷胴21,22A,22Bの緩動運転は行なわず、フィンの装備のみを実施したり、或いは、不使用印刷胴21,22A,22Bの緩動運転のみを実施したりすることができる。
また、制御においても、制御条件、つまり、運転モードの変更を自動で行う条件や、インキプリセット条件や、モータ駆動条件を適宜変更することができる(。
代表的な自動選択の例を以下に挙げるが、これらに限定されるものではない。
(1):印刷条件で、AスタックまたはCスタックが印刷,BスタックまたはDスタックが非印刷の場合にのみ、BスタックまたはDスタックを緩動運転モードに自動設定する。
(2):上記(1)に加え、AスタックまたはCスタックの推定湿し水量を画線率ほかの印刷条件から推定し、推定湿し水量が閾値以下である場合には、結露の危険性が少ないので緩動運転モードを寸動運転モードに変更する,または停止させる。
(3):上記(1)に加え、予定印刷部数が少なく結露の危険性が少ない場合には、緩動運転モードを寸動運転モードに変更する,または停止させる。
また、本実施形態では、スポット印刷にかかる印刷胴を例に説明したが、本発明は、例えば、図11に示す各タワーユニットをはじめとして、種々の印刷ユニットに適用しうる。
また、上記実施形態では、運転モードとして緩動運転モード及び寸動運転モードのいずれも選択可能な構成としているが、緩動運転モード及び寸動運転モードのいずれか一方のみに選択可能な構成なら、選択可能な緩動運転モード又は寸動運転モードにより不使用印刷胴の回転駆動を行なえばよい。
また、上記実施形態は、不使用印刷胴の回転速度の制御に緩動運転モード及び寸動運転モードを採用したものであるが、不使用印刷胴の回転速度としては、例えば緩動速〜印刷速度の間のどの速度を用いても良く、少なくとも印刷速度よりも低速であれば消費エネルギを抑えることができる。ただし、不使用印刷胴の結露防止をしながら消費エネルギを最も抑制するには、不使用印刷胴の回転速度は、運転可能な最低速度とすることが好ましい。
本発明の一実施形態にかかる印刷ユニットを示す概略構成図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷ユニットを詳細に示す構成図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷胴を示す図であり、(a)は要部縦断面図、(b)は要部横断面図である。 本発明の一実施形態にかかる印刷機の運転方法を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる印刷機の運転方法を説明するものであり、図4のフローチャートの一工程を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる印刷機の運転方法を説明するものであり、図4のフローチャートの一工程を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる印刷機の運転方法を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる印刷機の運転方法を説明するものであり、図7のフローチャートの一工程を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる印刷機の運転方法を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる印刷機の運転方法を説明するものであり、図9のフローチャートの一工程を説明するフローチャートである。 本発明に適用可能な印刷機の構成図である。 従来の技術にかかる印刷ユニットを示す模式的構成図である。
符号の説明
1 給紙部
3,3A 印刷部(印刷ユニット)
4 ウェブパス部
5 折部
10 印刷用紙(ウェブ)
11A,12A,11B,12B 墨刷用の印刷胴
21,22A,22B スポット刷用の印刷胴
23 インキ壷
14a,14b,24 インキング装置
15a,15b,25 水噴射ノズル
16a,16b,26 湿し水装置
30 安全カバー
30a〜30m,31a,31b 開閉式の安全カバー
32a〜32c 足場
33 支持フレーム
41フィン
42 ガイドプレート
42a ブラケット
50 上位制御装置(CCS−PC)
51 指令装置(タッチパネル)
52 制御装置(PLC)
T1〜T5 タワーユニット

Claims (9)

  1. 印刷用紙の走行方向に沿って印刷するための印刷胴を各インキ色に応じて複数そなえ、安全カバーによって覆われた印刷ユニットを有する印刷機の運転方法であって、
    前記複数のインキ色のうち一部の特定インキ色を使用して印刷を行う部分運転時に、使用する前記特定インキ色にかかる特定印刷胴を印刷速度で回転させると共に、使用しない他のインキ色にかかる不使用印刷胴を胴脱状態のままで前記印刷速度よりも低速で回転させ前記不使用印刷胴の周面に付着した水分を拡散させ結露を生じにくくさせ
    ことを特徴とする、印刷機の運転方法。
  2. 前記印刷機の運転モードとして、印刷を行なう印刷運転モードと、メンテナンス等を行うために設けられ前記印刷運転モードの運転速度よりも低速で運転する緩動運転モード及び寸動運転モードの少なくとも何れかと、が設けられ、
    前記部分運転時には、前記不使用印刷胴を前記緩動運転モード又は前記寸動運転モードにより回転させる
    ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の運転方法。
  3. 前記部分運転時には、前記不使用印刷胴に付設されたインキング装置を停止させる
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の印刷機の運転方法。
  4. 前記不使用印刷胴の端部に、該不使用印刷胴と一体に回転して該不使用印刷胴の周囲に空気流を発生させるフィンが装備され、
    前記部分運転時には、前記不使用印刷胴を前記印刷速度よりも低速で回転させて、前記フィンによる空気流を発生させる
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の印刷機の運転方法。
  5. 印刷用紙の走行方向に沿って印刷するための印刷胴を各インキ色に応じて複数そなえ、安全カバーによって覆われた印刷ユニットを有する印刷機の運転制御装置であって、
    前記複数のインキ色のうち一部の特定インキ色を使用して印刷を行う際に、使用する前記特定インキ色にかかる特定印刷胴を印刷速度で回転駆動すると共に、使用しない他のインキ色にかかる不使用印刷胴を前記印刷速度よりも低速で回転駆動して前記不使用印刷胴の周面に付着した水分を拡散させ結露を生じにくくさせる制御装置をそなえている
    ことを特徴とする、印刷機の運転制御装置。
  6. 前記印刷機の運転モードとして、印刷を行なう印刷運転モードと、メンテナンス等を行うために設けられ前記印刷運転モードの運転速度よりも低速で運転する緩動運転モード及び寸動運転モードの少なくとも何れかと、が設けられ、
    前記制御装置は、前記部分運転時には、前記不使用印刷胴を前記緩動運転モード又は前記寸動運転モードにより回転駆動する
    ことを特徴とする、請求項5記載の印刷機の運転制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記部分運転時には、前記不使用印刷胴に付設されたインキング装置を停止制御する
    ことを特徴とする、請求項5又は6記載の印刷機の運転制御装置。
  8. 前記制御装置は、上流装置から印刷条件情報を取得して、該印刷条件情報から前記不使用印刷胴を判別して、前記低速回転駆動の制御を実施する
    ことを特徴とする、請求項5〜7の何れか1項に記載の印刷機の運転制御装置。
  9. 前記不使用印刷胴の端部に、該不使用印刷胴と一体に回転して該不使用印刷胴の周囲に空気流を発生させるフィンが装備されている
    ことを特徴とする、請求項5〜8の何れか1項に記載の印刷機の運転制御装置
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