JP5032239B2 - インプリント用モールドおよびその製造方法 - Google Patents

インプリント用モールドおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5032239B2
JP5032239B2 JP2007218240A JP2007218240A JP5032239B2 JP 5032239 B2 JP5032239 B2 JP 5032239B2 JP 2007218240 A JP2007218240 A JP 2007218240A JP 2007218240 A JP2007218240 A JP 2007218240A JP 5032239 B2 JP5032239 B2 JP 5032239B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
aluminum
aluminum material
imprint
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007218240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009052066A5 (ja
JP2009052066A (ja
Inventor
秀樹 益田
崇 柳下
奈緒子 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanagawa Academy of Science and Technology
Original Assignee
Kanagawa Academy of Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanagawa Academy of Science and Technology filed Critical Kanagawa Academy of Science and Technology
Priority to JP2007218240A priority Critical patent/JP5032239B2/ja
Publication of JP2009052066A publication Critical patent/JP2009052066A/ja
Publication of JP2009052066A5 publication Critical patent/JP2009052066A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5032239B2 publication Critical patent/JP5032239B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、表面に規則的なホールアレー構造を形成したインプリント用モールドとその製造方法に関し、特に、光インプリントを可能とするためにモールドに光透過性を持たせたインプリント用モールドおよびその製造方法に関する。
ナノインプリント法は、サブミクロンからナノメータースケールの微細な凹凸パターンを基板表面に一括転写することが可能になることから、撥水・撥油性膜や反射防止膜、細胞培養シートなど様々な機能性デバイスを作製するための手法として期待されている。
インプリント法で得られるパターンの形状やサイズは、用いるモールドのサイズに対応したものとなることから、ナノインプリント法を用いて各種デバイスの作製を行う上で、目的の凹凸パターンを作製するためのモールド作製技術の重要性が増している。通常、ナノインプリントに用いられるモールドは、電子ビームリソグラフィーやフォトリソグラフィーをはじめとする各種リソグラフィー技術を用いて作製されているが、これらの手法では、パターンの微細化に限界があり、また大面積の微細パターンを形成することが困難であるという問題点を有していた。加えて、現状のモールド作製技術では曲面に微細なパターン形成を行うことが困難であることから、大面積の微細パターンを高スループットで作製するための手法として期待されている連続インプリントに用いるロール形状モールドの表面に継ぎ目のない凹凸パターンを形成することが困難であるという問題点も有していた。
アルミニウムを酸性浴中で陽極酸化することにより得られる陽極酸化ポーラスアルミナは、均一なサイズの細孔が自己組織化的に規則配列した代表的なナノホールアレー構造材料であるため、ナノインプリント用のモールドとして有望な材料である。陽極酸化ポーラスアルミナは、作製条件を制御することにより、細孔径を数nm〜500nm程度の範囲で制御可能であり、用いるアルミニウム材のサイズを大きくすることで大面積の試料作成を行うこともできる(例えば、特許文献1)。しかしながら、このようなプロセスで形成されたインプリント用モールドは、通常、アルミニウム材の表面にインプリント用モールドとして機能するポーラスアルミナの薄膜が形成されたものであるため、モールド全体は不透明なものとなる。そのため、光硬化性樹脂を用いた光インプリントを行う際には、モールド背面より樹脂の硬化に必要な光照射を行うことが困難であるため、基板側より光照射を行う必要があり、不透明な基板へのインプリントには適用が困難であるという問題点があった。
特開2006−213992号公報
本発明は、幅広い分野への応用展開が期待される陽極酸化ポーラスアルミナに利用したナノインプリント用モールドによる光インプリントプロセスを、不透明な基板に適用する際の上記問題点を解決するために、モールド背面より光照射が可能な光透過性モールドを得る手段について鋭意検討を行った結果完成されたものであり、本発明の目的は、表面に規則的なホールアレー構造を有する平板形状またはロール形状の実質的に透明な光透過性のモールドおよびその製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るインプリント用モールドは、アルミニウム材の陽極酸化により表面に規則的なホールアレー構造が形成されたモールドであって、アルミニウム材の背面からのさらなる陽極酸化により残りの地金アルミニウム部分まで酸化され、地金アルミニウム部分が酸化アルミニウムとされることにより全体が光透過可能に構成されていることを特徴とするものからなる。
この本発明に係るインプリント用モールドは、平板形状のモールドは勿論のこと、ロール形状のモールドとして形成されることもできる。例えば、パイプ形状に形成され、その外周面に前記規則的なホールアレー構造が形成されているインプリント用モールドとして形成されることもできる。
また、このように構成されたインプリント用モールド部分のみでは機械強度が十分でないと考えられる場合には、支持層を付設しておくことも可能である。例えば、光透過可能に構成されたモールドの、上記規則的なホールアレー構造が形成されている表面とは反対側の背面に、ガラス又はポリマーからなるモールドの機械強度向上用の支持層が設けられている構成とすることが可能である。
本発明に係るインプリント用モールドの製造方法は、アルミニウム材の陽極酸化により表面に規則的なホールアレー構造を形成し、アルミニウム材の背面からのさらなる陽極酸化により残りの地金アルミニウム部分まで酸化し、地金アルミニウム部分を酸化アルミニウムとすることにより全体を光透過可能に構成することを特徴とする方法からなる。
地金アルミニウム部分はすべて酸化アルミニウムとすることが好ましいが、上記さらなる陽極酸化では、モールド全体として光インプリントプロセスに必要な光透過性が得られればよい。光透過性モールドに求められる光透過率は、インプリントに用いる光硬化性樹脂の種類や光源の出力によって最適な条件は異なるが、作製されたモールドの光透過率が1%以上であれば所定の性能を発揮することが可能である。
本発明に係るインプリント用モールドの製造方法においては、インプリント用モールドとして機能するポーラスアルミナ層を形成した後、つまり、アルミニウム材の表面に規則的な細孔配列を有する陽極酸化ポーラスアルミナ層を形成した後、その表面をポリマーで被覆しマスキングを行えば、再度陽極酸化を行う際に表面側の皮膜の成長を抑制することが可能であり、背面からの陽極酸化によるモールドの透明化を(つまり、残りの地金アルミニウム部分を酸化アルミニウムとするさらなる陽極酸化を)を、例えば特別な治具を用いることなく容易に行うことができる。
また、本発明に係る方法は、平板形状のアルミニウム材だけでなく、パイプ形状(ロール形状)のアルミニウム材にも適用可能であることから、本発明に係る方法により、連続インプリントを行うためのロール状光透過性モールドの作製を行うこともできる。すなわち、パイプ形状のアルミニウム材の外周面に規則的な細孔配列を有する陽極酸化ポーラスアルミナ層を形成した後、該パイプ形状のアルミニウム材の内周面側より残りの地金アルミニウム部分を陽極酸化する手法である。
また、地金アルミニウム部分を陽極酸化する際の化成電圧を10V〜80Vの条件下で陽極酸化を行えば、光の波長以下のサイズの構造を有するアルミナ支持層が形成されることから、地金アルミニウム部分を光透過率の高い支持層として形成することができる。
また、インプリントプロセスにおいてモールド層として機能する規則的な細孔配列を有する陽極酸化ポーラスアルミナ層は、次のような条件で形成することが好ましい。例えば、シュウ酸を電解液として用い、化成電圧30V〜40Vにおいて作製した陽極酸化ポーラスアルミナをモールド層として使用する方法や、硫酸を電解液として用い、化成電圧10V〜30Vにおいて作製した陽極酸化ポーラスアルミナをモールド層として使用する方法、リン酸を電解液として用い、化成電圧180V〜200Vにおいて作製した陽極酸化ポーラスアルミナをモールド層として使用する方法を適用できる。このような条件で作製した陽極酸化ポーラスアルミナを用いることで、より高い規則性を有するホールアレー構造からなるインプリント用モールド層を有するスタンパを得ることができる。
さらに、定電圧で、長時間陽極酸化を施した後、一旦、酸化皮膜を除去し、再び同一条件で陽極酸化を施すことで、高い細孔配列規則性を有する陽極酸化ポーラスアルミナをインプリント用モールド層として使用可能な光透過性モールドを得ることができる。
本発明によって、光透過性モールドの作製を行うためには、ポーラスアルミナ層の間に残存する可能性のある地金アルミニウム層を、光透過可能な厚さまで、陽極酸化によって減少させる(陽極酸化によって光透過可能な酸化アルミニウムとする)ことが求められる。このため、厚みに傾斜のあるアルミニウム材を用いれば、厚みの薄いアルミニウム材端部部分より陽極酸化にともなう透明化が進行するため、未酸化のアルミニウムに通電し続けることが可能となり、大面積の透明モールドを再現性良く得ることが可能になる。このとき、アルミニウム材の両端部における厚みの差が、100μm〜500μmの範囲内にあることにより、とくに再現性良く大面積の透明化を行うことができるようになる。
また、地金アルミニウム部分のアルミナ支持層の陽極酸化を行う際には、シュウ酸を電解液として用い、化成電圧30V〜60Vにおいて、浴温0℃〜10℃の条件下で処理することにより、長時間陽極酸化する際にも皮膜の溶解を抑制することが可能となり、透明性、機械強度に優れたインプリント用モールドを得ることができる。陽極酸化ポーラスアルミナの皮膜成長速度は、地金アルミニウム部分の結晶方位によって異なることが知られているが、単結晶アルミニウム材を用いることで、再現性良く大面積の透明モールドを得ることが可能である。
また、光透過可能に構成したモールドの、上記規則的なホールアレー構造を形成した表面とは反対側の背面に、ガラス又はポリマーからなるモールドの機械強度向上用の支持層を設けることが可能である。例えば、石英や樹脂に、光透過性ポーラスアルミナモールドを貼り付けることで、機械強度に優れたインプリント用モールドを得ることができる。
本発明に係るインプリント用モールドおよびその製造方法によれば、モールド面に規則的なホールアレー構造を有し、モールド背面より光照射が可能なインプリント用モールドが得られるので、不透明な基板への光インプリントプロセスの適用が可能になり、陽極酸化ポーラスアルミナに利用したナノインプリント技術を、より幅広い分野に展開することが可能になる。
以下に、本発明に係るインプリント用モールドおよびその製造方法の望ましい形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、平板状光透過性モールドの作製法と光インプリントによるポリマー凹凸表面の形成を示したものである。光透過可能なインプリント用モールド1の作製には、平板状のアルミニウム材2を酸性浴中で陽極酸化することにより、自己組織化的に細孔が規則配列した陽極酸化ポーラスアルミナ3(モールド層)を形成し、片面のみ続けて陽極酸化を行い、地金アルミニウム部分4を、例えば残らず酸化させることによりこの地金アルミニウム部分4を酸化アルミニウム(陽極酸化ポーラスアルミナ5〔支持層〕)とする。このような一連の操作により、モールド背面(モールド層とは反対側の面)より光硬化性樹脂の重合に必要な光照射を行うことが可能な光透過性インプリント用モールド1を作製することができる。このインプリント用モールド1を用いれば、例えば不透明基板6上に塗布された光硬化性樹脂7に対するインプリントプロセスにおいて、モールド1の背面側から樹脂硬化用の紫外光(UV)8を透過、照射することが可能になり、従来不可能であったインプリント操作が可能になる。
更に、図2に示すように、アルミニウム材11の表面にインプリント用モールドとして機能する陽極酸化ポーラスアルミナ12の層(モールド層)を形成した後、その表面にポリマーのマスキング層13を被覆し、再度陽極酸化を行うことで、アルミニウム材11の背面側の地金アルミニウム部分14からのみ陽極酸化ポーラスアルミナ15を成長させることが可能である。このような手法により、より精度の高いモールド層を有するインプリント用モールド16を作製することが可能になる。
また、図3に示すように、厚みに傾斜のあるアルミニウム材21を用いることで、大面積の透明モールドを再現性良く作製することが可能である。図示例では、厚みに傾斜のあるアルミニウム材21を電解液22に浸漬し、電源23により対極24との間に所定の電圧を印加して表面側に陽極酸化ポーラスアルミナ25(モールド層)を形成し、続いて、背面側に陽極酸化ポーラスアルミナ26(支持層)を形成することにより、地金アルミニウム部分の透明化を徐々に進行させ、大面積の光透過性モールド27を再現性良く作製できるようになる。
また、図4に示すように、出発構造としてパイプ形状のアルミニウム材31を用い、その外周面にインプリント用モールド層として機能する陽極酸化ポーラスアルミナ32の層を形成した後、パイプ内面より地金アルミニウム部分地金を例えば残らず陽極酸化することで(陽極酸化ポーラスアルミナ33〔支持層〕)、ロール状光透過性モールド34を作製することができる。加えて、ロール内部に補強用の心材35を導入すれば、機械強度に優れたロール状光透過性モールド36を得ることができる。
図5には、上記のようなロール状光透過性モールド34を用いた連続インプリントプロセスの一例を示す。ロール内部に光源41を設置し、モールド34を回転させながら基板42上に供給される光硬化性樹脂43に、遮光板44で照射領域を規制しながら光源41からの紫外光45を照射することにより、不透明な基板42上に連続的にポリマー凹凸構造(光インプリントで形成されたポリマーパターン)の形成を行うことが可能である。図6には、補強用の心材35を取り付けたロール状光透過性モールド36による同様の連続インプリントプロセスの一例を示す。
以下、実施例により更に本発明を詳細に説明するが、本発明はかかる実施例によって限定されるものではない。
実施例1〔平板状光透過性インプリント用モールドの作製〕
純度99.99%のサイズのアルミニウム板(厚さ400μm)を、過塩素酸、エタノール混合溶液中(体積比1:4)で電解研磨処理した。鏡面化を行ったアルミニウム板を、0.3 Mの濃度に調整したシュウ酸水溶液中で、浴温17℃において直流40Vの条件下で15時間陽極酸化を行った後、一旦、酸化物層を溶解除去し、再び同一条件下において60秒間陽極酸化を行うことで孔深さ150nmの陽極酸化ポーラスアルミナを形成した。その後、試料を5重量%リン酸水溶液に20分間浸漬し、孔径拡大処理を施し細孔サイズを50nmに調節した。その後、試料の片面にマニキュアを塗り被覆した後、0.5Mシュウ酸水溶液中で、浴温6℃、化成電圧40Vの条件下で100時間陽極酸化を行い、地金を残らず酸化した。この後、試料表面に形成したポリマーのマスキング層をトルエン中で溶解除去することにより、光透過性モールドを得た。図7に、得られた光透過性モールド51の概観像と、表面および断面の電子顕微鏡で観察した結果を示す。図8には、得られたインプリント用モールド51の透過スペクトル(波長と透過率との関係図)を示す。図7より、測定した波長領域において、光が透過している様子が確認できる(図7における文字を透過観察した図)。図9に、光透過性モールド51を用いた光インプリントにより形成した、シリコン基板表面のポリマー凹凸パターンの電子顕微鏡による観察結果を示す。
実施例2〔ロール状光透過性インプリント用モールドの作製〕
外形26mm、内径25mmのパイプ形状アルミニウム材(純度99.99%)の表面に電解研磨処理を施し、鏡面化を行った。試料を、0.3Mシュウ酸電解浴中、浴温17℃、化成電圧40Vの条件下で、15時間陽極酸化を行った後、一旦、酸化物層を溶解除去し、再び同一条件下において60秒間陽極酸化を行うことで孔深さ100nmの陽極酸化ポーラスアルミナを形成した。この試料のパイプ外側表面に、マニキュアを塗り被覆した後、0.5Mシュウ酸水溶液中で、浴温6℃、化成電圧40Vの条件下で100時間陽極酸化を行い、地金を残らず酸化した。この後、試料表面に形成したポリマーのマスキング層をトルエン中で溶解除去することにより、ロール状光透過性モールド61を得た。図10に、このロール状光透過性モールド61を用いて文字を透過観察した様子を示す。
本発明に係るインプリント用モールドおよびその製造方法は、光インプリントプロセスを用いて基材等の表面に規則的な微細凹凸パターンを形成することが要求されるあらゆる用途に適用できる。
本発明の一実施態様に係る平板状光透過性モールドの作製法と光インプリントによるポリマー凹凸表面の形成の様子を示す概略構成図である。 本発明の別の実施態様に係る平板状光透過性モールドの作製法を示す概略構成図である。 本発明のさらに別の実施態様に係る厚みが傾斜したアルミニウム材を用いる光透過性モールドの作製法を示す概略構成図である。 本発明のさらに別の実施態様に係るロール状光透過性モールドの作製法を示す概略構成図である。 図4のロール状光透過性モールドを用いた光インプリントプロセスの一例を示す概略構成図である。 図4の別のロール状光透過性モールドを用いた光インプリントプロセスの一例を示す概略構成図である。 実施例1で得られた光透過性モールドを観察した結果を示す図である。 実施例1で得られた光透過性モールドの透過スペクトル図である。 実施例1で得られた光透過性モールドを用いたインプリントにより形成したポリマー凹凸パターンを観察した結果を示す図である。 実施例2で得られた光透過性モールドを用いて文字を透過観察した様子を示す図である。
符号の説明
1、16 インプリント用モールド
2、11 平板状のアルミニウム材
3、12 陽極酸化ポーラスアルミナ(モールド層)
4、14 地金アルミニウム部分
5、15 陽極酸化ポーラスアルミナ(支持層)
6 不透明基板
7 光硬化性樹脂
8 紫外光
21 厚みに傾斜のあるアルミニウム材
22 電解液
23 電源
24 対極
25 陽極酸化ポーラスアルミナ(モールド層)
26 陽極酸化ポーラスアルミナ(支持層)
27 光透過性モールド
31 パイプ形状のアルミニウム材
32 陽極酸化ポーラスアルミナ(モールド層)
33 陽極酸化ポーラスアルミナ(支持層)
34、36 ロール状光透過性モールド
35 補強用の心材
41 光源
42 不透明基板
43 光硬化性樹脂
44 遮光板
45 紫外光
46 光インプリントで形成されたポリマーパターン
51 光透過性モールド
61 ロール状光透過性モールド

Claims (10)

  1. アルミニウム材の陽極酸化により表面に規則的なホールアレー構造が形成されたモールドであって、アルミニウム材の背面からのさらなる陽極酸化により残りの地金アルミニウム部分まで酸化され、地金アルミニウム部分が酸化アルミニウムとされることにより全体が光透過可能に構成されていることを特徴とするインプリント用モールド。
  2. パイプ形状に形成され、その外周面に前記規則的なホールアレー構造が形成されている、請求項1に記載のインプリント用モールド。
  3. 光透過可能に構成されたモールドの、前記規則的なホールアレー構造が形成されている表面とは反対側の背面に、ガラス又はポリマーからなるモールドの機械強度向上用の支持層が設けられている、請求項1または2に記載のインプリント用モールド。
  4. アルミニウム材の陽極酸化により表面に規則的なホールアレー構造を形成し、アルミニウム材の背面からのさらなる陽極酸化により残りの地金アルミニウム部分まで酸化し、地金アルミニウム部分を酸化アルミニウムとすることにより全体を光透過可能に構成することを特徴とする、インプリント用モールドの製造方法。
  5. アルミニウム材の表面に規則的な細孔配列を有する陽極酸化ポーラスアルミナ層を形成し、その表面にポリマーを被覆してマスキングを行った後、アルミニウム材の背面より再度陽極酸化を行い、残りの地金アルミニウム部分を酸化アルミニウムとする、請求項4に記載のインプリント用モールドの製造方法。
  6. パイプ形状のアルミニウム材の外周面に規則的な細孔配列を有する陽極酸化ポーラスアルミナ層を形成した後、該パイプ形状のアルミニウム材の内周面側より残りの地金アルミニウム部分を陽極酸化する、請求項4または5に記載のインプリント用モールドの製造方法。
  7. 陽極酸化に用いるアルミニウム材の厚みに傾斜をつける、請求項4〜6のいずれかに記載のインプリント用モールドの製造方法。
  8. 厚みの差がアルミニウム材の両端において100μm〜500μmの範囲内にある、請求項7に記載のインプリント用モールドの製造方法。
  9. 地金アルミニウム部分を、シュウ酸を電解液として用い、化成電圧30V〜60V、浴温0℃〜10℃において陽極酸化する、請求項4〜8のいずれかに記載のインプリント用モールドの製造方法。
  10. 光透過可能に構成したモールドの、前記規則的なホールアレー構造を形成した表面とは反対側の背面に、ガラス又はポリマーからなるモールドの機械強度向上用の支持層を設ける、請求項4〜9のいずれかに記載のインプリント用モールドの製造方法。
JP2007218240A 2007-08-24 2007-08-24 インプリント用モールドおよびその製造方法 Active JP5032239B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007218240A JP5032239B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 インプリント用モールドおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007218240A JP5032239B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 インプリント用モールドおよびその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009052066A JP2009052066A (ja) 2009-03-12
JP2009052066A5 JP2009052066A5 (ja) 2010-09-09
JP5032239B2 true JP5032239B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40503398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007218240A Active JP5032239B2 (ja) 2007-08-24 2007-08-24 インプリント用モールドおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5032239B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107059090A (zh) * 2017-04-10 2017-08-18 福建农林大学 一种用于制备纳米阵列结构材料的装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167924A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 低反射導電性表面を有する材料およびその製造方法
JP2011224850A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 樹脂シート状物およびその製造方法
JP2012048030A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 基板の製造方法
JP2012061832A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Sony Corp 積層体の製造方法、原盤および転写装置
JP5828702B2 (ja) * 2011-07-26 2015-12-09 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドの製造方法
CN103668381B (zh) * 2012-09-04 2016-03-09 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种绝缘基片上原位多孔氧化铝膜的制备方法
CN104087997A (zh) * 2014-06-16 2014-10-08 北京工业大学 异酸异压二次氧化制备规则小孔径阳极氧化铝模板的方法
JP2015146023A (ja) * 2015-03-02 2015-08-13 リコーイメージング株式会社 光学素子

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4595505B2 (ja) * 2004-11-24 2010-12-08 ソニー株式会社 モールド及びその製造方法、パターンの形成方法
JP2006195033A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Seiko Epson Corp 液晶装置、電子機器、および液晶装置の製造方法
JP4330168B2 (ja) * 2005-09-06 2009-09-16 キヤノン株式会社 モールド、インプリント方法、及びチップの製造方法
JP4925651B2 (ja) * 2005-11-29 2012-05-09 京セラ株式会社 光インプリント用スタンパおよびそれを用いた発光装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107059090A (zh) * 2017-04-10 2017-08-18 福建农林大学 一种用于制备纳米阵列结构材料的装置
CN107059090B (zh) * 2017-04-10 2018-09-28 福建农林大学 一种用于制备纳米阵列结构材料的装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009052066A (ja) 2009-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5032239B2 (ja) インプリント用モールドおよびその製造方法
Liang et al. Self‐assembly of colloidal spheres toward fabrication of hierarchical and periodic nanostructures for technological applications
JP5361130B2 (ja) 多孔性高分子膜およびその製造方法
JP5079452B2 (ja) 表面に凹凸パターンを有するガラス材の製造方法
Santos et al. Low-cost fabrication technologies for nanostructures: state-of-the-art and potential
EP2487279B1 (en) Mold and production method for same, and anti-reflection film
US20120213971A1 (en) Method for producing die, and die
US9782917B2 (en) Cylindrical master mold and method of fabrication
JP2005156695A (ja) 反射防止膜及びその製造方法、並びに反射防止膜作製用スタンパ及びその製造方法
KR101064900B1 (ko) 패턴 형성방법
Fang et al. Optical nanoscale patterning through surface-textured polymer films
Lee et al. Vertically aligned nanopillar arrays with hard skins using anodic aluminum oxide for nano imprint lithography
Asoh et al. Electrochemical etching of silicon through anodic porous alumina
JP2009287123A (ja) 陽極酸化ポーラスアルミナからなる鋳型及びその製造方法
KR20140095102A (ko) 임프린트용 몰드 및 그 제조 방법
JP2010047454A (ja) 表面に規則的な凹凸パターンを有する炭素材およびその製造方法
JP2008229869A (ja) 連続インプリント用ロール状モールドおよびその製造方法
CN110095441B (zh) 一种荧光纳米标尺部件及其制备和应用
JP2012048030A (ja) 基板の製造方法
JP5739107B2 (ja) 多孔質構造材料の製造方法
JP2012045841A (ja) 表面に微細凹凸パターンを有する構造体およびその製造方法
JP5173505B2 (ja) 微細表面パターンを有する無機系材料の製造方法
JP2009299190A (ja) 陽極酸化ポーラスアルミナからなる鋳型及びその製造方法
KR101655382B1 (ko) 점진적 식각법 및 나노 임프린트기술을 이용하여 다양한 크기의 나노 패턴을 단일 기판에 제조하는 방법
Xu et al. Preparation of large-area controllable patterned silver nanocrystals for high sensitive and stable surface-enhanced raman spectroscopy

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100728

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5032239

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R314531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250