JP5032218B2 - 医療装置 - Google Patents

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本発明は、外圧と内圧とが異なる環境下におかれる医療装置であって、装置本体の内部と外部とを気密封止するように設けられている押圧部を押圧することにより入力される、電源から作動部への電力供給状態を切り換えるためのスイッチを有する医療装置に関する。
特許文献1には、携帯型内視鏡装置が開示されている。通常の内視鏡システムでは、内視鏡本体に照明光を供給する光源装置、内視鏡本体からの画像信号を処理して画像を表示する画像表示装置、画像を記録、再生するための画像記録装置等の様々な周辺装置が用いられるが、携帯型内視鏡装置では、周辺装置及び周辺装置を駆動するためのバッテリーを内視鏡本体に搭載して、内視鏡装置の全体を携帯可能としている。このような携帯型内視鏡装置では、バッテリー、メモリカード等、内視鏡装置に対して着脱自在な様々な付属機器が用いられ、また、電源スイッチ、画像スイッチ等、様々なスイッチが用いられる。
ここで、内視鏡装置では、使用毎に外表面が清浄な状態である必要がある。このため、通常、内視鏡装置の使用後に、内視鏡装置を洗浄し、続いて、内視鏡装置を滅菌装置に投入して外表面を滅菌する。滅菌手段として、エチレンオキサイドガス等の滅菌ガスを用いるガス滅菌、高温高圧水蒸気を用いるオートクレーブ滅菌が用いられる。また、滅菌装置内に充分に滅菌ガス、高温高圧水蒸気が行渡るように、滅菌工程の前に滅菌装置内を陰圧とする陰圧工程が行われる。滅菌の際に、滅菌ガス、高温高圧蒸気が内視鏡の内部に侵入してしまうと、携帯型内視鏡装置の内部の各種回路等に悪影響を及ぼすおそれがあるため、この種の内視鏡装置では全体にわたって外部からの滅菌ガス、高温高圧水蒸気の浸入を防ぐ必要がある。但し、内視鏡装置が完全に外部に対して気密に保持されていると、陰圧工程において、湾曲部の湾曲ゴム等、内視鏡装置の外表面をなす部材が膨張して、破裂してしまうおそれがある。このため、この種の内視鏡装置には、外部からの滅菌ガス、高温高圧水蒸気の浸入を規制する一方で内部からの空気の放出を許容する逆止弁が用いられている。
ここで、バッテリーやメモリカードは単体では滅菌することができず、滅菌済みの内視鏡装置に未滅菌状態のバッテリーやメモリカードを装填する場合には、内視鏡装置を確実に滅菌状態に保持することが難しい。従って、内視鏡装置は、バッテリーやメモリカードが装填され、直に使用できる状態で滅菌されることになる。
特開2005−211204号公報
滅菌前の陰圧工程では、逆止弁の作用により内視鏡の内部から空気が放出されるため、内視鏡の内部も陰圧状態となる。この後、滅菌時には、滅菌装置内に滅菌ガス、高温高圧水蒸気が注入されて内視鏡の外部の圧力が上昇され、滅菌の終了時には、内視鏡の外部の圧力が大気圧に戻されることになるが、この間、内視鏡の内部は逆止弁の作用により陰圧状態に保持されたままであり、内視鏡の外圧と内圧とに差が生じることになる。特に、高温高圧水蒸気を用いるオートクレーブ滅菌では、滅菌時に大きな圧力差が生じることになる。
上述したように、内視鏡装置は外部に対して気密に保持されている必要があるため、押圧により入力されるスイッチを用いる場合には、押圧される押圧部が内視鏡装置の外部と内部とを気密封止するように配設されることになる。このため、内視鏡装置の外圧と内圧とに差がある場合には、圧力差によって押圧部が作動されて、スイッチが誤入力されるおそれがある。特に、内視鏡装置はバッテリーやメモリカードが装填されて直に使用できる状態で滅菌されるため、電源スイッチが誤入力され、バッテリーが消耗してしまったり、さらに操作スイッチが誤入力されて、意図しない画像が記録されてしまったりといった誤作動が生じるおそれがある。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、外圧と内圧とが異なる環境下におかれても誤作動が防止される医療装置を提供することである。
本発明の第1実施態様では、医療装置は、装置本体と、前記装置本体の外表面において前記装置本体の内部と外部とを気密封止するように設けられている押圧部を有し、前記押圧部への押圧に応じて入力信号を出力する電源スイッチと、前記装置本体の内部に設けられている電源と、前記装置本体の内部に設けられ前記電源から電力が供給される作動部と、前記電源スイッチから入力された入力信号に応じて前記電源から前記作動部への電力供給状態を切り換える切換部と、前記装置本体の外表面に作用される外圧と前記装置本体の内部の内圧との差に応じて作動する圧力差作動部を有する圧力差作動スイッチと、前記圧力差作動スイッチの作動圧力を前記電源スイッチの作動圧力よりも小さい圧力で作動するように設定し、前記電源スイッチの作動前に前記圧力差作動スイッチが作動した場合に前記押圧部への押圧に伴う前記切換部による電力供給状態の切換を規制する電力供給規制部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第2実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチは、前記押圧部が所定の押圧力量で押圧され変形されることで入力され、前記圧力差作動スイッチは、前記装置本体の外表面において前記装置本体の外部と内部とを気密封止するように設けられ、前記外圧と前記内圧との差に応じて変形されると共に、変形に必要な変形力量が前記所定の押圧力量よりも小さく設定されている変形部材を有し、前記電力供給規制部は、前記変形部材の変形に応じて、前記押圧部への押圧に伴う前記切換部による電力供給状態の切換を規制する、ことを特徴とする。
本発明の第3実施態様では、医療装置は、前記電力供給規制部は、前記変形部材が変形されている場合に前記電源スイッチからの入力信号を無効にする、ことを特徴とする。
本発明の第4実施態様では、医療装置は、前記電力供給規制部は、前記変形部材が変形されている場合に前記押圧部の作動を規制する、ことを特徴とする。
本発明の第5実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチは、前記押圧部が押圧されて所定のストロークだけ移動されることで入力され、前記圧力差作動スイッチは、前記装置本体の外表面において前記装置本体の外部と内部とを気密封止するように設けられ、前記外圧と前記内圧との差に応じて移動されると共に、最大移動量が前記所定のストロークよりも小さく設定されている移動部材を有し、前記電力供給規制部は、前記移動部材の移動に応じて、前記押圧部への押圧に伴う前記切換部による電力供給状態の切換を規制する、ことを特徴とする。
本発明の第6実施態様では、医療装置は、前記電力供給規制部は、前記移動部材が最大移動量だけ移動されている場合に前記電源スイッチからの入力信号を無効にする、ことを特徴とする。
本発明の第7実施態様では、医療装置は、前記電力供給規制部は、前記移動部材が最大移動量だけ移動されている場合に前記押圧部の作動を規制する、ことを特徴とする。
本発明の第8実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチは、前記切換部により前記電源から前記作動部への電力供給状態を供給状態と停止状態との間で切り換えるスイッチであり、前記圧力差作動スイッチは、前記装置本体の外表面において前記装置本体の内部と外部とを気密封止するように設けられている押圧部を備え前記作動部を操作するための操作スイッチを有する、ことを特徴とする。
本発明の第9実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチ及び前記操作スイッチは、前記押圧部と、前記装置本体の内部に設けられ前記押圧部への押圧に応じて操作されるスイッチ本体と、を有し、前記押圧部は、前記装置本体の外表面と内部とを連通する開口部を覆う弾性変形可能な円盤状の変形部と、前記変形部と前記スイッチ本体との間に設けられ前記変形部の弾性変形に応じて移動されて前記スイッチ本体を操作する移動部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の第10実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチを入力するための押圧力量は、前記操作スイッチを入力するための押圧力量よりも大きい、ことを特徴とする。
本発明の第11実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチの変形部の外径は、前記操作スイッチの変形部の外径よりも小さい、ことを特徴とする。
本発明の第12実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチの変形部の厚さは、前記操作スイッチの変形部の厚さよりも厚い、ことを特徴とする。
本発明の第13実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチの変形部の硬度は、前記操作スイッチの変形部の硬度よりも高い、ことを特徴とする。
本発明の第14実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチのスイッチ本体を操作するのに必要な前記電源スイッチの移動部のストロークは、前記操作スイッチのスイッチ本体を操作するのに必要な前記操作スイッチの移動部のストロークよりも長い、ことを特徴とする。
本発明の第15実施態様では、医療装置は、前記電源スイッチのスイッチ本体を操作するための作動力量は、前記操作スイッチのスイッチ本体を操作するための作動力量よりも大きい、ことを特徴とする。
本発明の第16実施態様では、医療装置は、前記圧力差作動スイッチは、前記外圧と前記内圧との差を検出するためのみに用いられる圧力センサを有する、ことを特徴とする。
本発明の第17実施態様では、医療装置は、前記圧力差作動スイッチは、前記押圧部への押圧状態を検出するスイッチ状態検出部であり、前記電力供給規制部は、前記スイッチ状態検出部により前記押圧部が所定の時間以上押圧されたことが検出された場合に、前記押圧部への押圧に伴う前記切換部による電力供給状態の切換を規制する、ことを特徴とする。
本発明の第18実施態様では、医療装置は、前記医療装置は内視鏡装置であり、前記電源は蓄電池を有する、ことを特徴とする。
本発明の第19実施態様では、医療装置は、前記内視鏡装置は、前記装置本体の外部の外圧が前記装置本体の内部の内圧以上である場合に前記装置本体の外部に対して内部を気密封止する一方で、前記装置本体の外部の外圧が前記装置本体の内部の内圧よりも低い場合には前記装置本体の外部へと内部の圧力を逃がす逆止弁を有する、ことを特徴とする。
本発明の第1実施態様の医療装置では、外圧が内圧よりも大きい環境下におかれ、外圧と内圧との差により押圧部が押圧されてスイッチが誤入力された場合であっても、電源から作動部への電源供給状態の切換が規制されるようになっており、医療装置の誤作動を防止することが可能となっている。
本発明の第2実施態様の医療装置では、外圧と内圧との差により押圧部が押圧され変形されてスイッチが誤入力される前に変形部材が変形されることになるため、変形部材の変形に基づいて電源から作動部への電源供給状態の切換を規制することで、医療装置の誤作動を防止することが可能となっている。
本発明の第3実施態様の医療装置では、外圧と内圧との差によりスイッチが誤入力される前に変形部材が変形されることになるため、変形部材が変形されている場合にスイッチの入力信号を無効にすることで、医療装置の誤作動を防止することが可能となっている。
本発明の第4実施態様の医療装置では、外圧と内圧との差によりスイッチが誤入力される前に変形部材が変形されることになるため、変形部材が変形された場合に押圧部の作動を規制することで、スイッチの誤入力を防止して、医療装置の誤作動を防止することが可能となっている。
本発明の第5実施態様の医療装置では、外圧と内圧との差により押圧部が押圧され移動されてスイッチが誤入力される前に移動部材が最大移動量だけ移動されることになるため、移動部材の移動に基づいて電源から作動部への電源供給状態の切換を規制することで、医療装置の誤作動を防止することが可能となっている。
本発明の第6実施態様の医療装置では、外圧と内圧との差によりスイッチが誤入力される前に移動部材が最大移動量だけ移動されるため、移動部材が最大移動量だけ移動された場合にスイッチの入力信号を無効にすることで、医療装置の誤作動を防止することが可能となっている。
本発明の第7実施態様の医療装置では、外圧と内圧との差によりスイッチが誤入力される前に移動部材が最大移動量だけ移動されるため、移動部材が最大移動量だけ移動された場合に押圧部の作動を規制することで、スイッチの誤入力を防止して、医療装置の誤作動を防止することが可能となっている。
本発明の第8実施態様の医療装置では、操作スイッチを利用して圧力状態検出を行うことで、電源スイッチの誤入力により電力供給状態が停止状態から供給状態へと切り換えられることを防止しており、作動部の誤作動と電源の消耗とが防止されている。
本発明の第9実施態様の医療装置では、装置本体の外表面と内部とを連通する開口部を覆う変形部の弾性変形により移動部が移動され、スイッチ本体が操作されるようになっているため、外圧と内圧との差により操作スイッチを入力することが可能となっている。
本発明の第10実施態様の医療装置では、電源スイッチを入力するための押圧力量を操作スイッチを入力するための押圧力量をよりも大きくしているため、外圧と内圧との差により電源スイッチが入力される前に操作スイッチが入力されるようになっている。
本発明の第11実施態様の医療装置では、電源スイッチの変形部の外径を操作スイッチの変形部の外径よりも小さくして、電源スイッチの変形部を変形させるのに必要な変形力量を操作スイッチの変形部を変形させるのに必要な変形力量よりも大きくすることで、電源スイッチを入力するための押圧力量を操作スイッチを入力するための押圧力量よりも大きくしている。
本発明の第12実施態様の医療装置では、電源スイッチの変形部の厚さを操作スイッチの変形部の厚さよりも厚くして、電源スイッチの変形部を変形させるのに必要な変形力量を操作スイッチの変形部を変形させるのに必要な変形力量よりも大きくすることで、電源スイッチを入力するための押圧力量を操作スイッチを入力するための押圧力量よりも大きくしている。
本発明の第13実施態様の医療装置では、電源スイッチの変形部の硬度を操作スイッチの変形部の硬度よりも高くし、電源スイッチの変形部を変形させるのに必要な変形力量を操作スイッチの変形部を変形させるのに必要な変形力量よりも大きくすることで、電源スイッチを入力するための押圧力量を操作スイッチを入力するための押圧力量よりも大きくしている。
本発明の第14実施態様の医療装置では、電源スイッチの移動部のストロークを操作スイッチの移動部のストロークよりも長くしているため、外圧と内圧との差により電源スイッチが入力される前に操作スイッチが入力されるようになっている。
本発明の第15実施態様の医療装置では、電源スイッチのスイッチ本体を操作するための作動力量を操作スイッチのスイッチ本体を操作するための作動力量よりも大きくしているため、外圧と内圧との差により電源スイッチが入力される前に操作スイッチが入力されるようになっている。
本発明の第16実施態様の医療装置では、圧力状態検出部として独立した圧力センサを用いているため、医療装置の別の構成要素を圧力状態検出部として利用する場合と比較して、別の構成要素の設計の自由度が増大されている。
本発明の第17実施態様の医療装置では、圧力状態検出のためにスイッチ自体をそのまま利用することで、医療装置の構成を簡単化することが可能となっている。
本発明の第18実施態様の医療装置では、内視鏡装置において誤作動が防止され、バッテリーが消耗することが防止されている。
本発明の第19実施態様の医療装置では、外圧が内圧以上である場合には、装置本体の外部の気体が内部に流入するのを規制して、内視鏡装置の内部の機器が損傷されるのを防止すると共に、外圧が内圧よりも低い場合には、装置本体の外部へと内部の圧力を逃がすことで、装置本体の外表面をなす部材が膨張されて破裂するのを防止している。
以下、本発明の各実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明の第1実施形態を示す。
図1及び図2を参照し、内視鏡装置の内視鏡21は体腔内に挿入される細長い挿入部23を有する。挿入部23は、先端硬性部24、湾曲作動される湾曲部25、長尺で可撓性を有する可撓管部26を先端側から順に連結することにより形成されている。湾曲部25では、湾曲部25の骨格構造をなす湾曲管に、湾曲作動を妨げないように充分に柔軟なチューブ状の湾曲ゴムが被覆されている。挿入部23の基端部には操作部27が連結されている。操作部27の先端側部分により操作者に把持される把持部28が形成されている。操作部27の基端側部分により操作者に操作される操作部本体29が形成されており、操作部本体29には湾曲部25を湾曲作動させるための湾曲レバー31が配設されている。
内視鏡装置では全体にわたって外部に対して内部が液密かつ気密に保持されている。但し、操作部本体29には通気口金32が突設されており、通気口金32には開放キャップが装着される。通気口金32は、開放キャップが装着されていない場合には水密状態となり、開放キャップが装着されている場合には、開放キャップの装着状態に応じて、逆止弁状態と開放状態との間で切り換えられる。水密状態は術中に用いられ、通気口金32の外部に対して内部が水密に保持される。逆止弁状態はガス滅菌、オートクレーブ滅菌等の滅菌時に用いられ、通気口金32の外部から内部への滅菌ガス、高温高圧水蒸気の侵入が規制される一方で、通気口金32の外部へと内部の圧力が逃がされる。開放状態は滅菌後に用いられ、通気口金32の内部が大気と連通される。なお、開放状態は内視鏡21の水漏検査時にも用いられる。
操作部27の基端部に表示装置22が配設されている。表示装置22の操作部27に対向する表側には、内視鏡21で得られた観察画像を表示するための表示部33が配設されている。また、表示装置22には開閉蓋30が配設されている。開閉蓋30を開放することにより、内視鏡装置の電源となるバッテリー、画像情報を記録するためのメモリカードを表示装置22に装填することが可能であり、開閉蓋30を閉塞することで、表示装置22の外部に対して内部を液密かつ気密に保持することが可能である。さらに、表示装置22には、内視鏡装置を起動するための電源スイッチ34が配設されている。なお、表示装置22には、内視鏡装置が起動されているか否かを表示する表示灯35が配設されている。加えて、表示装置22を操作するために各種操作スイッチが用いられている。各種操作スイッチとして、静止画記録選択スイッチ36a及び動画記録選択スイッチ36bが表示装置22に配設されており、画像記録スイッチ36c及び画像再生スイッチ36dが操作部27に配設されている。以下では、静止画記録選択スイッチ36a、動画記録選択スイッチ36b、画像記録スイッチ36c、画像再生スイッチ36dを操作スイッチ36と総称する。
図3A及び図3Bを参照し、電源スイッチ34と操作スイッチ36とを詳細に説明する。
電源スイッチ34及び操作スイッチ36は、変形部材及び移動部材としての押圧部37と、スイッチ本体38とから形成されている。即ち、内視鏡装置のハウジングには、外部と内部とを連通する開口部としてのスイッチ孔39が形成されている。スイッチ孔39には、押圧部37のスイッチカバー41が外部と内部とを液密かつ気密に封止するように覆設されている。スイッチカバー41は、ゴム等の弾性材料によって形成され、スイッチ孔39を覆って内向きに弾性変形可能な円盤状の変形部42を有する。変形部42の内表面には、変形部42に共軸な円柱状をなし内向きに突出している連結部43が一体的に形成されている。連結部43の内端部には、硬性材料によって形成されている移動部としてのロッド44が内向きに突設されており、ロッド44の内端部はスイッチ本体38に対面している。変形部42が内向きに変形されてロッド44が所定のストロークだけ移動されることで、ロッド44の内端部によってスイッチ本体38が操作される。ここで、ロッド44の内端部と操作スイッチ36との間には、一定のあそびが設けられている。
電源スイッチ34を入力するのに必要な操作力量は、操作スイッチ36を入力するのに必要な操作力量よりも大きく設定されている。
即ち、円柱状の連結部43について、電源スイッチ34の連結部43の外径ΦV1が操作スイッチ36の連結部43の外径ΦV2と等しくなっているのに対して、円盤状の変形部42については、電源スイッチ34の変形部42の外径ΦW1が操作スイッチ36の変形部42の外径ΦW2よりも小さくなっている。加えて、電源スイッチ34の変形部42の厚さt1は、操作スイッチ36の変形部42の厚さt2よりも厚くなっている。このため、電源スイッチ34の変形部42を変形させるのに必要な変形力量は、操作スイッチ36の変形部42を変形させるのに必要な変形力量よりも大きくなっており、電源スイッチ34を入力するのに必要な押圧部37への押圧力量は、操作スイッチ36を入力するのに必要な押圧部37への押圧力量よりも大きくなっている。
また、電源スイッチ34のロッド44の内端部とスイッチ本体38との間の遊び量l1は、操作スイッチ36のロッド44の内端部とスイッチ本体38との間の遊び量よりも大きくなっている。なお、操作スイッチ36では遊び量はほとんどない。従って、電源スイッチ34を操作するのに必要なロッド44のストローク即ち最大移動量は、操作スイッチ36を操作するのに必要なロッド44のストロークよりも大きくなっており、電源スイッチ34を入力するのに必要な押圧部37のストロークは、操作スイッチ36を入力するのに必要な押圧部37のストロークよりも大きくなっている。
さらに、スイッチ本体38の感度について、電源スイッチ34における感度は操作スイッチ36における感度よりも低くなっている。例えば、歪ゲージを用いるスイッチ本体では、入力がなされたと判断されるゲージ電圧の閾値について、電源スイッチ34における閾値を操作スイッチ38における閾値よりも大きなものとする。また、プッシュ型のスイッチ本体では、スイッチ本体を入力するのに必要な作動力量について、電源スイッチ34における作動力量を操作スイッチ38における作動力量よりも大きなものとする。
図4を参照し、電源スイッチ34が押圧操作されると、入力信号としての起動信号が切換部としての給電切換回路45へと出力される。給電切換回路45は、起動信号を電力供給規制部としての給電規制回路46へと出力し、給電規制回路46から規制信号が入力されなければ、バッテリー47から作動部としての各種素子、回路への電力供給状態を停止状態から供給状態へと切り換える。
操作部27に内蔵されている発光ダイオード(以下LEDと称する)48に電力が供給されると、LED48によって照明光が生成される。生成された照明光は、挿入部23を挿通されているライトガイドを介して伝達され、先端硬性部24の照明窓を介して観察対象に照射される。観察対象の観察像は、先端硬性部24の観察窓を介して対物レンズに入射されて結像され、挿入部23を挿通されているイメージガイドを介して伝達され、操作部27に内蔵されている結像レンズを介して撮像素子としての電荷結合素子(以下CCDと称する)49へと結像される。CCD49では光電変換により画像信号が生成され、電荷結合素子制御回路(以下CCD制御回路と称する)50へと出力される。一方、CCD制御回路50からCCD49を駆動するための駆動信号がCCD49へと出力される。画像信号は、CCD制御回路50から液晶表示器制御回路(以下LCD制御回路と称する)52へと出力され、LCD制御回路52において表示に適した表示用画像信号へと処理される。表示用画像信号はLCD制御回路52から表示部33の液晶表示器(以下LCDと称する)53へと出力されて、表示部33に観察画像が表示される。
画像信号はCCD制御回路50から記録制御回路54へも出力される。画像記録スイッチ36cが押下操作されると、画像記録指示信号が記録制御回路54へと出力されて、記録制御回路54が記録モードへと移行され、画像信号がメモリカード55へと記録される。一方、画像再生スイッチ36dが押下操作されると、画像再生指示信号が記録制御回路54へと出力されて、記録制御回路54が再生モードへと移行され、メモリカード55から画像信号が読み出されてLCD制御回路52へと出力され、表示部33で観察画像が再生される。さらに、静止画記録選択スイッチ36aが押下操作されると、静止画記録選択指示信号が記録制御回路54へと出力され、記録制御回路54が静止画記録モードに移行され、静止画が記録、再生されることになる。一方、動画記録選択スイッチ36bが押下操作されると、動画記録選択指示信号が記録制御回路54へと出力され、記録制御回路54が動画記録モードに移行され、動画が記録、再生されることになる。
記録制御回路54には給電規制回路46が接続されている。給電規制回路46は、画像記録指示信号等の操作信号が記録制御回路54に入力されているか否かを検出する。給電規制回路46は、操作信号が入力されていると検出している場合には、給電切換回路45から起動信号が入力されると、給電切換回路45による電力供給状態の停止状態から供給状態への切換を規制するための規制信号を給電切換回路45へと出力する。一方、給電規制回路46は、操作信号が入力されていないと検出している場合には、給電切換回路45から起動信号が入力されても、規制信号を給電切換回路45へと出力することはない。
次に、本実施形態の内視鏡装置における誤作動の防止について説明する。
内視鏡装置の使用後は、洗浄装置内に内視鏡21を投入して、内視鏡21を洗浄液に浸漬して外表面の汚れを除去する。続いて、バッテリー47及びメモリカード55を内視鏡装置に装填した状態で、開放キャップを装着して通気口金32を逆止弁状態にした後に、滅菌装置に内視鏡装置を投入して、内視鏡21を滅菌する。
滅菌装置内に滅菌ガス、高温高圧水蒸気を注入する前に、滅菌装置内を真空引きして陰圧状態とする。通気口金32が逆止弁状態にあるため、内視鏡装置の外部へと内部の圧力が逃がされ、内視鏡装置の内部が滅菌装置内の圧力と略同圧の陰圧状態となり、湾曲部25の湾曲ゴム等が膨張して破裂することが防止される。
この後、ガス滅菌では滅菌ガス、オートクレーブ滅菌では高温高圧水蒸気が滅菌装置内へと投入される。この結果、滅菌装置内の圧力が上昇していくが、内視鏡装置の内部については、通気口金32が逆止弁状態にあるため、内視鏡装置の外部から内部へと滅菌ガス、高温高圧水蒸気が侵入することはなく、内視鏡装置の内部は陰圧状態に保持される。即ち、内視鏡装置の外部の外圧が内部の内圧よりも充分に大きくなる。
内視鏡装置の外圧と内圧との差により、電源スイッチ34及び操作スイッチ36の押圧部37が押圧作動される。ここで、電源スイッチ34を入力するのに必要な操作力量は操作スイッチ36を入力するのに必要な操作力量よりも大きく設定されているため、圧力差により電源スイッチ34が入力される場合には、電源スイッチ34の入力の前に操作スイッチ36が入力されて、記録制御回路54に操作信号が入力されていることになる。このため、電源スイッチ34の入力によって駆動信号が給電切換回路45を介して給電規制回路46に入力された場合には、給電規制回路46は、操作信号が入力されていることを検出しているため、給電切換回路45からの駆動信号に対して規制信号を戻すことになり、給電切換回路45による電力供給状態の停止状態から供給状態への切換が規制される。従って、バッテリー47から各種回路、素子へと電力が供給されることはなく、バッテリー47の消耗が防止され、また、さらに操作スイッチ36が入力されて、意図しない画像が記録されたり再生されたりすることが防止されている。
滅菌が終了されると、滅菌装置内から滅菌ガス、高温高圧水蒸気が排出され、滅菌装置内が大気と連通されて、大気圧に戻される。滅菌装置内は大気圧となるが、内視鏡装置の内部については、通気口金32が逆止弁状態にあるため、依然として陰圧状態に保持されている。従って、滅菌の終了時に、内視鏡装置の外圧と内圧とに差が生じることになる。この状態においても、上述したのと同様に、内視鏡装置の誤作動が防止される。
内視鏡装置を使用する際には、開放キャップを操作して通気口金32を開放状態に切り換えて、内視鏡装置の内部を大気開放する。この結果、内視鏡装置の外圧と内圧との差がなくなり、電源スイッチ34及び操作スイッチ36の押圧部37は元の状態に復帰する。続いて、開放キャップを取り外して通気口金32を水密状態に切り換える。
従って、本実施形態の内視鏡装置は次の効果を奏する。
本実施形態の内視鏡装置では、電源スイッチ34を入力するのに必要な操作力量を操作スイッチ36を入力するのに必要な操作力量よりも大きく設定すると共に、操作スイッチ36が入力されている場合に電源スイッチ34が入力された場合には、電源供給状態の停止状態から供給状態への切換を規制するようにしている。このため、滅菌において、外圧と内圧との差により押圧部37が押圧されて電源スイッチ34が誤入力された場合であっても、バッテリー47から各種回路、素子へと電力が供給されることがなく、内視鏡装置の誤作動が防止され、バッテリー47の消耗が防止されている。
なお、電源スイッチ34が術中に誤入力されると内視鏡装置の電源が落ちてしまい、他の操作スイッチ36が誤入力された場合と比較して影響が大きいため、電源スイッチ34については操作スイッチ36に比べて特に誤入力されないように注意する必要がある。本実施形態では、電源スイッチ34の操作力量が操作スイッチ36の操作力量よりも大きく設定されているため、意図せず電源スイッチ34に触れて誤入力してしまうことが防止でき、内視鏡装置の使用中に誤って電源を落としてしまうことが防止されている。
図5及び図6は、本発明の第2実施形態を示す。
図5を参照し、表示装置22の裏側には、圧力状態検出部としての圧力センサ56が設けられている。即ち、表示装置22のハウジングには、表示装置22の外部と内部とを連通する開口部としての連通孔57が形成されている。ハウジングの内側において、連通孔57には、変形部材及び移動部材としてのカバー部材58が内部と外部とを液密かつ気密に封止するように覆設されている。カバー部材58は、ゴム等の弾性材料によって形成され、連通孔57を覆い内外方向に弾性変形可能な円盤状の変形部42を有する。変形部42の内表面にはロッド部59が一体的に形成されており、ロッド部59は、変形部42に共軸な切頭円錐状をなし、内向きに突出している。ロッド44の内端部に対面してスイッチ本体38が配設されている。変形部42が内向きに変形されてロッド部59が所定のストロークだけ移動されることで、ロッド部59の末端部によってスイッチ本体38が操作される。
図3A及び図5を参照し、圧力センサ56の検出作動に必要な駆動力量は、電源スイッチ34を入力するのに必要な操作力量よりも小さくなっている。即ち、圧力センサ56の変形部42を変形するのに必要な変形力量は、電源スイッチ34の変形部42を変形するのに必要な変形力量よりも小さくなっている。また、圧力センサ56のスイッチ本体38を操作するのに必要なロッド部59のストローク即ち最大移動量は、電源スイッチ34のスイッチ本体38を操作するのに必要なロッド44のストロークよりも小さくなっている。
なお、本実施形態の内視鏡装置では、第1実施形態の内視鏡装置と同様に、通気口金32を逆止弁状態とすることで内視鏡装置の内部の圧力を外部に逃がすことができ、陰圧工程において、湾曲ゴムに加えて、カバー部材58が膨張して破裂してしまうことが防止される。
図6を参照し、圧力センサ56のスイッチ本体38が操作されている場合には、圧力センサ56から給電規制回路46へと検出信号が出力される。給電規制回路46は、検出信号が入力されている場合には、給電切換回路45から起動信号が入力されると、規制信号を給電切換回路45へと出力する。一方、給電規制回路46は、検出信号が入力されていない場合には、給電切換回路45から起動信号が入力されても、規制信号を給電切換回路45へと出力することはない。なお、第1実施形態と異なり、給電規制回路46は記録制御回路54には接続されていない。
次に、本実施形態の内視鏡装置における誤作動の防止について説明する。
内視鏡装置の外圧と内圧との差により、圧力センサ56が駆動されると共に、電源スイッチ34の押圧部37が押圧作動される。ここで、圧力センサ56の検出作動に必要な駆動力量は電源スイッチ34を入力するのに必要な操作力量よりも小さく設定されているため、圧力差により電源スイッチ34が入力される場合には、圧力センサ56のスイッチ本体38は既に入力位置にあることになる。このため、電源スイッチ34の入力によって、駆動信号が給電切換回路45を介して給電規制回路46に入力されると共に、給電規制回路46には圧力センサ56から検出信号が入力されるため、給電規制回路46は給電切換回路45からの駆動信号に対して規制信号を戻すことになり、給電切換回路45による電力供給状態の停止状態から供給状態への切換が規制される。
従って、本実施形態の内視鏡装置は次の効果を奏する。
本実施形態の内視鏡装置では、圧力状態検出部として独立した圧力センサ56を用いており、第1実施形態のように圧力状態検出部として操作スイッチ36を用いているわけではないため、圧力センサ56の駆動力量を適宜調節することにより、電源スイッチ34及び操作スイッチ36の操作力量を最適に設定することが可能となっている。
また、圧力センサ56は、表示装置22の裏側に配設され、内視鏡装置の使用時には目に付くことがないため、操作スイッチ36と間違えられて操作されてしまうことが防止されている。
図7は、本発明の第3実施形態を示す。
図7を参照し、給電規制回路46には、給電切換回路45からの起動信号の入力の継続時間を計測するスイッチ状態検出部としての計測回路60が接続されている。給電規制回路46は、継続時間が所定の閾値を越える場合には、規制信号を給電切換回路45へと出力する。一方、給電規制回路46は、継続時間が所定の閾値以下の場合には、規制信号を給電切換回路45へと出力することはない。なお、閾値は、内視鏡装置の電源を入れるために電源スイッチ34を操作する場合に通常想定される押圧部37の押圧時間よりも長く設定される。
滅菌時や滅菌後に、内視鏡装置の外圧と内圧との差により電源スイッチ34の押圧部37が押圧作動されて、電源スイッチ34が入力される場合には、電源スイッチ34は比較的長時間入力されたままに維持される。この結果、給電規制回路46に入力される起動信号の継続時間は閾値を越えることになるため、給電規制回路46は給電切換回路45からの駆動信号に対して規制信号を戻すことになり、給電切換回路45による電力供給状態の停止状態から供給状態への切換が規制される。
なお、内視鏡装置の電源を入れるために電源スイッチ34を操作する場合には、給電規制回路46に入力される起動信号の継続時間は閾値を越えることはなく、給電規制回路46から給電切換回路45に規制信号が戻されることはなく、給電切換回路45による電力供給状態の停止状態から供給状態への切換が行われる。
従って、本実施形態の内視鏡装置は次の効果を奏する。
本実施形態の内視鏡装置では、圧力状態検出のために電源スイッチ34自体をそのまま利用しているため、内視鏡装置の構成を簡単化することが可能となっている。また、第1実施形態のように圧力状態検出部として操作スイッチ36を用いているわけではないため、電源スイッチ34及び操作スイッチ36の操作力量を最適に設定することが可能となっている。
なお、第3実施形態の誤動作防止機構を第1実施形態あるいは第2実施形態の誤動作防止機構と組み合わせて用いることも可能であり、この場合には誤作動を二重に防止することが可能となる。
図8乃至図10は、本発明の第4実施形態を示す。
図8を参照し、カプセル内視鏡のカプセル筐体61は両端部が半球状壁をなす円筒状を有する。カプセル筐体61では、カプセル本体62に透明カバー63が液密かつ気密に連結されている。カプセル筐体61には円筒状の筒状部材64が内嵌されている。カプセル筐体61内では、透明カバー63側に、照明光学系としてのLED48、並びに、観察光学系としてのレンズ枠65及び対物レンズ66が並設されている。これら照明光学系及び観察光学系の後方には、CCD49、CCD制御部67、通信制御部68、給電制御部69、ボタン型電池71が順に筒状部材64内で並設されている。電池71の後方には、アンテナ72及び電源スイッチ34が並設されている。
電源スイッチ34では、スイッチ本体38から棒状の押圧部37が後方へと延出されている。押圧部37はカプセル本体62の開口部としてのスイッチ孔39に摺動自在に挿通されている。押圧部37とカプセル本体62との間にはOリング73が介設されており、Oリング73は、押圧部37の摺動にかかわらず、カプセル内視鏡の内部を外部に対して液密かつ気密に保持する。押圧部37は、その突出端部の端面がカプセル本体62の外周面と同一面となりスイッチ本体38を操作する起動位置と、突出端部が外部に突出されている停止位置との間で切換作動可能であり、スイッチ本体38によって停止位置へと一定の反力で常時付勢されている。スイッチ本体38は、押圧部37が起動位置にある場合に、押圧部37を保持するロック状態と押圧部37を解放するリリース状態との間で切換作動可能である。
図9を参照し、給電制御部69の側方には、圧力センサ56が配設されている。即ち、給電制御部69の側方において、筒状部材64及びカプセル本体62には、夫々、収納孔74及び開口部としての連通孔57が互いに共軸に径方向に延びている。筒状部材64の収納孔74には第2実施形態と同様なカバー部材58が収容されており、カバー部材58はカプセル本体62の連通孔57に内部と外部とを液密かつ気密に封止するように覆設されている。カバー部材58のロッド部59は、変形部42とは別体な硬質部材によって形成されている。変形部42が内向きに変形されてロッド部59が所定のストロークだけ移動されることで、ロッド部59の末端部によって、給電制御部69に配設されているスイッチ本体38が操作される。
圧力センサ56の検出作動に必要な駆動力量は、電源スイッチ34を入力するのに必要な操作力量よりも小さくなっている。即ち、圧力センサ56の変形部42を内側に向けて変形するのに必要な変形力量は、電源スイッチ34の押圧部37をスイッチ本体38からの反力に抗して押し込むのに必要な押圧力量よりも小さくなっている。また、圧力センサ56のスイッチ本体38を操作するのに必要なロッド部59のストローク即ち最大移動量は、電源スイッチ34の押圧部37の停止位置から起動位置までのストロークよりも小さくなっている。
ここで、カプセル本体62の連通孔57では、外側部分が外圧を導入するための圧力導入部57aをなしており、圧力導入部57aは外部から変形部42を押圧操作できないように細径となっている。また、連通孔57では、内側部分がカバー部材58の変形部42に外圧を作用させるための圧力作用部57bをなしており、圧力作用部57bは変形部42の外表面のほぼ全面に外圧を作用させるように太径となっている。そして、圧力作用部57bの軸方向長さは充分に短くなっており、圧力導入部57aと圧力作用部57bとの間の段差によって、変形部42が外向きに変形するのを規制する変形規制部75が形成されている。さらに、筒状部材64の収納孔74では、外端部分が変形部42を配置するための変形部配置部74aをなしており、変形部配置部74aは、収納孔74を規定する外壁に周回溝を延設して、圧力作用部57bよりも僅かに太径とすることにより形成されており、周回溝には変形部42の周縁部分が嵌入されている。また、収納孔74では、内側部分が変形部42の内向きの変形を許容する変形許容部74bをなしており、変形許容部74bは変形部42の変形を妨げないように太径となっている。
図10を参照し、電源スイッチ34が押圧操作されると、起動信号が給電切換回路45へと出力される。給電切換回路45は起動信号を給電規制回路46へと出力する。給電規制回路46は、圧力センサ56から検出信号が入力されていない場合には、規制信号を給電切換回路45へと出力することはない。一方、給電規制回路46は、圧力センサ56から検出信号が入力されている場合には、規制信号を給電切換回路45へと出力する。給電切換回路45は、規制信号が入力されない場合には、電池71から各種素子、回路への電力供給状態を停止状態から供給状態へと切り換えると共に、電源スイッチ34へとロック指示信号を出力する。ロック指示信号を入力された電源スイッチ34のスイッチ本体38は、リリース状態からロック状態へと移行して、押圧部37をロックする。一方、給電切換回路45は、規制信号が入力された場合には、電力供給状態を切り換えることはなく、電源スイッチ34へとロック指示信号を出力することはなく、スイッチ本体38はリリース状態に保持される。
給電切換回路45により電力供給状態が停止状態から供給状態へと切り換えられると、電力を供給されたLED48によって照明光が生成され、カプセル筐体61の透明カバー63を介して、観察対象に照明光が照射される。観察対象の観察像は、カバーを介して対物レンズ66に入射され、CCD49へと結像される。第1実施形態と同様に、CCD49とCCD制御回路50とは、画像信号と駆動信号とを入出力する。CCD制御回路50から通信制御回路76へと画像信号が出力され、通信制御回路76は、画像信号を通信に適した通信用画像信号へと処理し、アンテナ72から伝送する。アンテナ72から伝送された通信用画像信号は、外部機器によって受信される。外部機器は、画像信号の処理、画像の表示等を行う。
次に、本実施形態のカプセル内視鏡における誤作動防止について説明する。
カプセル内視鏡の使用方法は電源スイッチ34を入れた後に患者に嚥下させるというものであり、カプセル内視鏡は直ぐに使用できる状態で滅菌されることになる。
カプセル内視鏡では外部に対して内部が気密に保持されているため、カプセル内視鏡の内圧は一定に保持されることになる。このため、滅菌装置内を陰圧状態とする場合には、カプセル内視鏡の内圧に対して外圧が低くなる。この結果、圧力センサ56の変形部42が膨張して外向きに変形することになるが、圧力センサ56の外向きの変形は変形規制部75によって規制される。また、カプセル内視鏡を滅菌する際には、滅菌ガス、高温高圧蒸気が滅菌装置内へと投入されて滅菌装置内の圧力が上昇し、カプセル内視鏡の内圧に対して外圧が高くなる。この結果、圧力センサ56が駆動されると共に、電源スイッチ34の押圧部37が押圧作動される。第2実施形態と同様に、圧力差により電源スイッチ34が入力される場合には、電源スイッチ34の入力と共に圧力センサ56の検出作動がなされることになり、電源スイッチ34の入力によって駆動信号が給電切換回路45に入力された場合であっても、給電規制回路46からの規制信号により、給電切換回路45による電力供給状態の停止状態から供給状態への切換が規制される。従って、電池71から各種回路、素子へと電力が供給されることはなく、誤作動が防止され、電池71の消耗が防止される。また、給電切換回路45は、電源スイッチ34へとロック指示信号を出力することはなく、スイッチ本体38はリリース状態に保持される。オートクレーブ滅菌の終了後、滅菌装置内が大気圧に戻ると、電源スイッチ34の押圧部37もカプセル本体62から突出された停止状態へと復帰する。
従って、本実施形態のカプセル内視鏡は次の効果を奏する。
本実施形態のカプセル内視鏡では、滅菌において、外圧と内圧との差により押圧部37が押圧されて電源スイッチ34が誤入力された場合であっても、電源供給状態の停止状態から供給状態への切換が規制されるようになっており、カプセル内視鏡の誤作動を防止し、電池71の消耗を防止することが可能となっている。また、電池71の消耗が防止されているため、カプセル内視鏡の使用中に電池71が切れて、必要な観察ができなくなることが防止されている。
さらに、筒状部材64の収納孔74の変形許容部74bの径を大きくして、カバー部材58の変形部42が内向きに変形されやすいようにしており、また、ロッド部59として硬質部材を用いることで、変形部42の変形をスイッチ本体38に確実に伝達するようにしている。このため、圧力センサ56の感度が向上されている。また、カプセル本体62の連通孔57に変形部42の外向きの変形を規制する規制部を形成しているため、滅菌における陰圧工程において変形部42が膨張して破裂することが防止されている。
上述した実施形態では、操作スイッチや圧力センサのスイッチ本体が入力されている場合に、電源スイッチのスイッチ本体が入力されると、給電規制回路により電力供給状態の切換を規制するようにしているが、操作スイッチや圧力センサのスイッチ本体が入力されている場合に、電源スイッチの押圧部の押圧を機械的に規制して、電源スイッチのスイッチ本体への入力がなされないようにしてもよい。
本発明の第1実施形態の内視鏡装置を背面側から示す斜視図。 本発明の第1実施形態の内視鏡装置を正面側から示す斜視図。 本発明の第1実施形態の電源スイッチを示す縦断面図。 本発明の第1実施形態の操作スイッチを示す縦断面図。 本発明の第1実施形態の内視鏡装置を示すブロック図。 本発明の第2実施形態の圧力センサを示す縦断面図。 本発明の第2実施形態の内視鏡装置を示すブロック図。 本発明の第3実施形態の内視鏡装置を示すブロック図。 本発明の第4実施形態のカプセル内視鏡を示す縦断面図。 本発明の第4実施形態の圧力センサを示す縦断面図。 本発明の第4実施形態のカプセル内視鏡を示すブロック図。
符号の説明
34…スイッチ(電源スイッチ)、36;56;60…圧力状態検出部(36…操作スイッチ、56…圧力センサ、60…スイッチ状態検出部(計測回路))、37…押圧部、37…変形部材(押圧部)、37…移動部材(押圧部)、38…スイッチ本体、42…変形部、44…移動部(ロッド)、45…切換部(給電切換回路)、46…電力供給規制部(給電規制部)、47;71…電源(蓄電池)(47…バッテリー、71…電池)、48,49,50,52,53,54,76…作動部(48…LED、49…CCD、50…CCD制御回路、52…LCD制御回路、53…LCD、54…記録制御回路、76…通信制御回路)。

Claims (19)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体の外表面において前記装置本体の内部と外部とを気密封止するように設けられている押圧部を有し、前記押圧部への押圧に応じて入力信号を出力する電源スイッチと、
    前記装置本体の内部に設けられている電源と、
    前記装置本体の内部に設けられ前記電源から電力が供給される作動部と、
    前記電源スイッチから入力された入力信号に応じて前記電源から前記作動部への電力供給状態を切り換える切換部と、
    前記装置本体の外表面に作用される外圧と前記装置本体の内部の内圧との差に応じて作動する圧力差作動部を有する圧力差作動スイッチと、
    前記圧力差作動スイッチの作動圧力を前記電源スイッチの作動圧力よりも小さい圧力で作動するように設定し、前記電源スイッチの作動前に前記圧力差作動スイッチが作動した場合に前記押圧部への押圧に伴う前記切換部による電力供給状態の切換を規制する電力供給規制部と、
    を具備することを特徴とする医療装置。
  2. 前記電源スイッチは、前記押圧部が所定の押圧力量で押圧され変形されることで入力され、
    前記圧力差作動スイッチは、前記装置本体の外表面において前記装置本体の外部と内部とを気密封止するように設けられ、前記外圧と前記内圧との差に応じて変形されると共に、変形に必要な変形力量が前記所定の押圧力量よりも小さく設定されている変形部材を有し、
    前記電力供給規制部は、前記変形部材の変形に応じて、前記押圧部への押圧に伴う前記切換部による電力供給状態の切換を規制する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  3. 前記電力供給規制部は、前記変形部材が変形されている場合に前記電源スイッチからの入力信号を無効にする、
    ことを特徴とする請求項2に記載の医療装置。
  4. 前記電力供給規制部は、前記変形部材が変形されている場合に前記押圧部の作動を規制する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の医療装置。
  5. 前記電源スイッチは、前記押圧部が押圧されて所定のストロークだけ移動されることで入力され、
    前記圧力差作動スイッチは、前記装置本体の外表面において前記装置本体の外部と内部とを気密封止するように設けられ、前記外圧と前記内圧との差に応じて移動されると共に、最大移動量が前記所定のストロークよりも小さく設定されている移動部材を有し、
    前記電力供給規制部は、前記移動部材の移動に応じて、前記押圧部への押圧に伴う前記切換部による電力供給状態の切換を規制する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  6. 前記電力供給規制部は、前記移動部材が最大移動量だけ移動されている場合に前記電源スイッチからの入力信号を無効にする、
    ことを特徴とする請求項5に記載の医療装置。
  7. 前記電力供給規制部は、前記移動部材が最大移動量だけ移動されている場合に前記押圧部の作動を規制する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の医療装置。
  8. 前記電源スイッチは、前記切換部により前記電源から前記作動部への電力供給状態を供給状態と停止状態との間で切り換えるスイッチであり、
    前記圧力差作動スイッチは、前記装置本体の外表面において前記装置本体の内部と外部とを気密封止するように設けられている押圧部を備え前記作動部を操作するための操作スイッチを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  9. 前記電源スイッチ及び前記操作スイッチは、前記押圧部と、前記装置本体の内部に設けられ前記押圧部への押圧に応じて操作されるスイッチ本体と、を有し、
    前記押圧部は、前記装置本体の外表面と内部とを連通する開口部を覆う弾性変形可能な円盤状の変形部と、前記変形部と前記スイッチ本体との間に設けられ前記変形部の弾性変形に応じて移動されて前記スイッチ本体を操作する移動部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の医療装置。
  10. 前記電源スイッチを入力するための押圧力量は、前記操作スイッチを入力するための押圧力量よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項9に記載の医療装置。
  11. 前記電源スイッチの変形部の外径は、前記操作スイッチの変形部の外径よりも小さい、 ことを特徴とする請求項10に記載の医療装置。
  12. 前記電源スイッチの変形部の厚さは、前記操作スイッチの変形部の厚さよりも厚い、
    ことを特徴とする請求項10に記載の医療装置。
  13. 前記電源スイッチの変形部の硬度は、前記操作スイッチの変形部の硬度よりも高い、
    ことを特徴とする請求項10に記載の医療装置。
  14. 前記電源スイッチのスイッチ本体を操作するのに必要な前記電源スイッチの移動部のストロークは、前記操作スイッチのスイッチ本体を操作するのに必要な前記操作スイッチの移動部のストロークよりも長い、
    ことを特徴とする請求項9に記載の医療装置。
  15. 前記電源スイッチのスイッチ本体を操作するための作動力量は、前記操作スイッチのスイッチ本体を操作するための作動力量よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項9に記載の医療装置。
  16. 前記圧力差作動スイッチは、前記外圧と前記内圧との差を検出するためのみに用いられる圧力センサを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  17. 前記圧力差作動スイッチは、前記押圧部への押圧状態を検出するスイッチ状態検出部であり、
    前記電力供給規制部は、前記スイッチ状態検出部により前記押圧部が所定の時間以上押圧されたことが検出された場合に、前記押圧部への押圧に伴う前記切換部による電力供給状態の切換を規制する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療装置。
  18. 前記医療装置は内視鏡装置であり、
    前記電源は蓄電池を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の医療装置。
  19. 前記内視鏡装置は、前記装置本体の外部の外圧が前記装置本体の内部の内圧以上である場合に前記装置本体の外部に対して内部を気密封止する一方で、前記装置本体の外部の外圧が前記装置本体の内部の内圧よりも低い場合には前記装置本体の外部へと内部の圧力を逃がす逆止弁を有する、
    ことを特徴とする請求項18に記載の医療装置。
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