JP5031859B2 - 無線クライアント装置、その制御プログラム、および無線通信システム - Google Patents

無線クライアント装置、その制御プログラム、および無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、基地局に接続されたLCX(Leaky Coaxial Cable:漏洩同軸ケーブル)で構成される情報伝送路と無線通信する無線クライアント装置に係り、特に、無線クライアント装置側のアンテナをLCXとした無線クライアント装置、その制御プログラム、および前記無線クライアント装置を有する無線通信システムに関する。
近年、工場内に敷設されたレール上を移動するクレーンや線路上を走行する列車のように、予め定められた走行路上を長距離に亘って移動する無線クライアント装置と基地局との無線通信に、LCXで構成される情報伝送路が用いられることがある。
LCXは、同軸ケーブルの外部導体部分にスロットと呼ばれる多数の小孔が設けられたものであり、前記スロットが送受信用のアンテナとして機能するため、ケーブル全体がある放射方向を持つ一つのアンテナとなる。また、LCXは、同軸ケーブルからの漏洩電力によって通信するため長距離配線が可能であるし、電波を不必要に広範なエリアに放射しないとの特徴がある。
このような特性を持つLCXを基地局側のアクセスポイントに接続し、移動体である無線クライアント装置の走行路に沿って設置すれば、一つのアクセスポイントで数百メートルの範囲を通信領域に納めることができる。なお、無線通信システムの中には、基地局側に接続された情報伝送路だけでなく、クライアント側のアンテナ素子をもLCXで構成したものもある(例えば特許文献1を参照)。
通常、無線クライアント装置側のアンテナ素子としては、指向性を有する平面アンテナが用いられている。しかし、指向性を有する平面アンテナを用いると、基地局側のLCXと無線通信するのに必要な範囲を大幅に超過した範囲にも無線クライアント装置側の電波が到達してしまう。この場合には、当該無線クライアント装置の周辺で使用される無線機器の通信に干渉し、悪影響を与えかねない。また、広範囲を通信エリアに含むことによって、悪意のある者に電波が解析されかねないし、当該無線クライアント装置を含むネットワークに侵入される虞もある。
このような問題に対処する方法としては、無線クライアント装置側のアンテナ素子としてLCXを採用することが考えられる。このようにすれば、無線クライアント装置側から放射される電波の到達範囲が平面アンテナを用いる場合よりも限定的になるので、前記した周囲の無線機器への干渉や、セキュリティ上の問題がほぼ解決される。
しかしながら、LCXの特性上、LCX同士を無線通信させる際には双方のLCXを略平行に配置しなければ通信性能が大幅に劣化してしまうとの問題がある。特に、無線LANでは使用する周波数が高域であるため、LCX間に数度のズレが生じるだけも大幅に通信性能が劣化する。
本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、2つのLCX間で電波を送受信するに際して双方のLCXを略平行に保ち、通信状態を良好に保つことである。
上記目的を達成するため、本発明は、次のような手段を講じている。
本発明の第1の視点は、装置本体と、前記装置本体の走行路に沿って設けられた漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子と、前記装置本体に設けられた吊下げ部材と、前記吊下げ部材に対して前記アンテナ素子を吊下げる一対の線状体と、前記線状体のいずれか一方の当該他方に対する相対長さを変化させることで、前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整手段と、前記アンテナ素子と前記情報伝送路とが略平行になるように前記調整手段を制御する制御手段とを備えた無線クライアント装置である。
本発明の第2の視点は、装置本体の走行路に沿って設けられた漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子と、前記装置本体に設けられた支持部材と、前記支持部材に対して前記アンテナ素子を取り付ける一対の線状体とを備えた無線クライアント装置の制御プログラムであって、前記無線クライアント装置に、前記アンテナ素子が前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値を測定する電波強度測定部から電波強度値を取得する機能と、前記アンテナ素子が前記情報伝送路と略平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値と、非平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値とを隔てる閾値を記憶した記憶部から前記閾値を読み出す機能と、前記線状体のいずれか一方の当該他方に対する相対長さを変化させることで前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整部を、前記電波強度測定部から取得される電波強度値が前記記憶部から読み出された前記閾値を超えるように制御する機能とを実現させるための制御プログラムである。
本発明の第3の視点は、漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路が平行して設けられた走行路に沿って移動する無線クライアント装置を備えた無線通信システムであって、前記情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子と、前記無線クライアント装置の装置本体に設けられた支持部材と、前記支持部材に対して前記アンテナ素子を取り付ける一対の線状体と、前記線状体のいずれか一方の当該他方に対する相対長さを変化させることで、前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整手段と、前記アンテナ素子と前記情報伝送路とが略平行になるように前記調整手段を制御する制御手段とを備えた無線通信システムである。
上記のような手段を講じた本発明によれば、2つのLCX間で電波を送受信するに際して双方のLCXを略平行に保ち、通信状態を良好に保つことができる。
本発明の一実施形態における無線通信システムの全体構成を示す模式図。 図1に示した無線クライアント装置のアンテナユニットを拡大して示す図。 同実施形態における無線クライアント装置の制御回路を示すブロック図。 同実施形態におけるクライアント装置のCPUが実行する処理のフローチャート。 同実施形態における作用を説明するための模式図。 同実施形態における作用を説明するための模式図。 同実施形態における作用を説明するための模式図。 同実施形態における作用を説明するための模式図。 同実施形態における作用を説明するための模式図。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本実施形態は、大型の物品を搬送するためのクレーンを備えた無線クライアント装置および該装置を有する無線通信システムに本発明を適用した一例である。
[システム構成]
先ず、本実施形態における無線通信システムの全体構成について図1を用いて説明する。当該無線通信システムが設置された建物内には、レール1a,1bが上面に設置された長尺の台座2a,2bが設けられている。この台座2a,2bは、レール1a,1bが略平行になるようにして、建物内の床面に固定されている。レール1aの近傍には、当該システム全体を制御するサーバ装置(不図示)に接続されたアクセスポイント3(基地局)に分配器4を介して接続されたLCX5a,5bが設けられている。LCX5a,5bは、本実施形態における情報伝送路として機能するものであり、レール1a,1bと略平行になり、かつ台座2aの上面から一定の距離だけ上方に位置するようにして建物の壁面,柱,あるいは台座2a等に固定されている。
走行路であるレール1a,1b上には、無線クライアント装置10が載置されている。無線クライアント装置10の本体11の下面側には、クレーンユニット12と、走行ユニット13(図1には不図示)とが設けられている。クレーンユニット12は、一対のフック120a,120bと、このフック120a,120bをそれぞれ本体11に吊下げるワイヤ121a,121bと、このワイヤを巻取り/線出しして前記フックを上下運動させる正逆回転可能なモータ(不図示)とで構成されている。走行ユニット13は、レール1a,1b上を走行するための複数の車輪と、この車輪にシャフトを介して連結された正逆回転可能なモータとで構成されている。物品を搬送する際にはフック120a,120bを下降させて物品を係止させ、フック120a,120bを所定高さまで上昇させた後に前記走行ユニット13を駆動して本体11をレール1a,1bに沿って移動させる。そして、所望の位置で走行ユニット13を停止させ、フック120a,120bを下降させて物品の係止を解除する。このようにクレーンユニット12と走行ユニット13を駆動することで、走行路に沿って容易に物品を搬送することができる。
本体11のLCX5a,5b側には、LCX5a,5bと無線通信するためのアンテナユニット14が設けられている。図1に示したアンテナユニット14の拡大図を図2に示している。アンテナユニット14は、LCX5a,5bの設置方向に突出するようにして本体11に設けられた長尺状の支持部材140a,140bと、この支持部材140a,140bの先端に取り付けられた吊下げ部材141と、LCX5a,5bとデータを授受するアンテナ素子である短尺のLCX142と、吊下げ部材141にLCX142を吊下げる一対のワイヤ143a,143b(線状体)と、吊下げ部材141に取り付けられ、ワイヤ143aを巻取り/線出しする巻取りモータ144(調整手段)とで構成されている。
LCX142は、本体11に内蔵された無線クライアント15と電気的に有線接続されており、巻取りモータ144は、本体11に内蔵された制御ユニット16と電気的に有線接続されている。
なお、アンテナユニット14を構成する各部は、LCX142と基地局側のLCX5a,5bとが互いに通信範囲に属するように、その形状や本体11への設置位置等が調整されている。
[制御回路]
次に、無線クライアント装置10の制御回路について説明する。
図3は、無線クライアント装置10の制御回路を示すブロック図である。無線クライアント装置10の制御ユニット16は、制御の中枢として機能するCPU(Central Processing Unit)100を備えている。このCPU100には、ROM(Read Only Memory)101と、RAM(Random Access Memory)102と、PIO(Parallel Input/Output)103と、通信インタフェース(I/F)104と、クレーンコントローラ105と、走行コントローラ106とが、アドレスバスやデータバスで構成されたバスライン107を介して接続されている。
ROM101は、本実施形態における記憶部として機能するものであり、無線クライアント装置10の各部を駆動する動作プログラムや、後述のアンテナ姿勢調整処理において使用する閾値Rtが格納された閾値ファイル108などを記憶している。RAM102は、各種の作業用記憶エリアを形成する。
PIO103には巻取りモータ144が接続されている。PIO103は、CPU100からの指令に応じて巻取りモータ144を正逆いずれかの方向に回転させる信号を出力する。
通信インタフェース104には無線クライアント15が接続されている。通信インタフェース104は、無線クライアント15を介して行われる基地局との通信を制御する。基地局と通信される情報には、無線クライアント装置10を駆動するためのコマンドや周囲のカメラで撮影した制御用の映像が含まれる。
クレーンコントローラ105にはクレーンユニット12が接続されている。クレーンコントローラ105は、CPU100からの指令に応じてクレーンユニット12を駆動し、フック120a,120bを昇降させる。
走行コントローラ106には走行ユニット13が接続されている。走行コントローラ106は、CPU100からの指令に応じて走行ユニット13を駆動し、本体11をレール1a,1bに沿って移動させる。
無線クライアント15は、送受信部150と、電波強度測定部151とを備えている。送受信部150は、通信インタフェース104から出力される送信データを変調した信号をLCX142に供給するとともに、LCX142がLCX5a,5bから受信した電波に応じて出力する信号を復調して受信データを生成する。電波強度測定部151は、LCX142が受信した電波のRSSI(Receive Signal Strength Indicator)値を測定する。電波強度測定部151で測定されるRSSI値は、LCX142とLCX5a,5bとが平行になっているときに最大となり、LCX142がLCX5a,5bに対して傾くにつれて減少する。
LCXアンテナ同士で行う無線通信では、LCXの特性により、両アンテナが平行となる場合に最も効率良くデータが送受信される。したがって、アンテナユニット14は、LCX142とLCX5a,5bとが略平行になるように設計されている。しかしながら、レール1a,1bが蛇行して設置された場合、LCX5a,5bとレール1a,1bとの設置間隔にズレが生じている場合、無線クライアント装置10が僅かに傾いた状態でレール1a,1b上に載置された場合などにおいては、LCX142がLCX5a,5bに対して傾いてしまう場合がある。このような事態を想定し、LCX142の姿勢を調整する機能を備えている。
[アンテナ姿勢調整処理]
LCX142とLCX5a,5bとが略平行となるようにLCX142の姿勢を調整するアンテナ姿勢調整処理について説明する。この処理では、ROM101の閾値ファイル108に格納された閾値Rtが使用される。ここに閾値Rtは、無線クライアント15の電波強度測定部151で測定されるRSSI値と対比するものであり、LCX142がLCX5a,5bと略平行とみなせる状態においてLCX5a,5bから受信する電波のRSSI値と、非平行である状態においてLCX5a,5bから受信する電波のRSSI値とを隔てる値に設定されている。閾値Rtの値は、無線クライアント装置10とアクセスポイント3との通信が円滑に行える程度の値を実験的あるいは理論的に定め、設定しておけばよい。
図4は、アンテナ姿勢調整処理においてCPU100が実行する処理のフローチャートである。この処理は、当該無線通信システムが稼動し始めたときにCPU100がROM101に記憶された動作プログラムを実行することで実現される。
当該処理の開始当初には巻取りモータ144は停止しており、吊下げ部材141とLCX142とが略平行になっている。このデフォルト状態において、CPU100は、通信インタフェース104を介して無線クライアント15にアクセスし、電波強度測定部151が測定するRSSI値を取得する(ステップS1)。このとき取得したRSSI値は、RS1としてRAM102に記憶する。
次に、CPU100は、閾値ファイル108から閾値Rtを読み出して、RSSI値RS1が閾値Rt以上であるか否かを判定する(ステップS2)。RSSI値RS1が閾値Rt以上である場合(ステップS2のYes)、CPU100は、所定の待機時間を待った後に再度ステップS1,S2の処理を繰り返す。このように、無線クライアント15から取得されるRSSI値が閾値Rt以上である場合には、一定間隔でステップS1,S2の処理を繰り返す待機状態となる。
一方、ステップS1の処理において無線クライアント15から取得したRSSI値RS1が閾値Rt未満である場合(ステップS2のNo)、CPU100は、巻取りモータ144を線出し方向に回転させる駆動信号をPIO103に出力させる(ステップS3)。この信号を受けた巻取りモータ144は線出し方向に回転を開始するので、ワイヤ143aのワイヤ143bに対する相対長さが徐々に長くなる。かくして巻取りモータ144を線出し方向に回転させた後、CPU100は、再び無線クライアント15にアクセスし、電波強度測定部151が測定するRSSI値を取得する(ステップS4)。このとき取得したRSSI値は、RS4としてRAM102に記憶する。
次に、CPU100は、RSSI値RS4がステップS1の処理にて取得したRSSI値RS1から上昇しているか否かを判定する(ステップS5)。RSSI値RS4がRSSI値RS1から上昇しているならば(ステップS5のYes)、LCX142とLCX5a,5bとが平行に近づいていることになる。この場合、CPU100は、巻取りモータ144の線出し方向への回転を継続する。
一方、ステップS5の処理において、RSSI値RS4がRSSI値RS1から上昇していないならば(ステップS5のNo)、LCX142とLCX5a,5bとが平行から遠のいていることになる。この場合、CPU100は、巻取りモータ144を巻取り方向に回転させる駆動信号をPIO103に出力させる(ステップS6)。この信号を受けた巻取りモータ144は巻取り方向に回転を開始するのでワイヤ143aのワイヤ143bに対する相対長さが徐々に短くなる。
ステップS5の処理において、RSSI値RS4がRSSI値RS1から上昇していると判定される場合(ステップS5のYes)、またはステップS6の処理において巻取りモータ144を逆回転させた後、CPU100は、再び無線クライアント15にアクセスし、電波強度測定部151が測定するRSSI値を取得する(ステップS7)。このとき取得したRSSI値は、RS7としてRAM102に記憶する。しかる後、CPU100は、RSSI値RS7が閾値Rt以上であるか否かを判定する(ステップS8)。RSSI値RS7が閾値Rt未満である場合(ステップS8のNo)、CPU100は、現在の巻取りモータ144の回転を維持し、再びステップS7,S8の処理を実行する。
やがてRSSI値RS7が閾値Rt以上になると(ステップS8のYes)、CPU100は、PIO103に巻取りモータ144への駆動信号の供給を停止させる(ステップS9)。PIO103からの駆動信号の供給が停止されたことによって、巻取りモータ144は回転を停止する。以上で、一連のアンテナ姿勢の調整が終了する。巻取りモータ144の回転を停止した後、CPU100は、再びステップS1,S2の処理を実行して、次の調整の機会を待つ。
前記アンテナ姿勢調整処理の作用について、図5〜図9に示したアンテナユニット14およびLCX5aの模式図を用いて説明する。
図5に示したように、LCX142とLCX5aとが略平行である場合には、LCX142の姿勢を調整する必要がない。この場合、前記ステップS2の処理においてRSSI値RS1が閾値Rt以上であると判定されるので、巻取りモータ144は回転しない。
一方、図6に示したように、LCX142に対してLCX5aがワイヤ143a側に低くなるように傾いており、ステップS2の処理においてRSSI値RS1が閾値Rt未満であると判定されたならば(ステップS2のNo)、巻取りモータ144が線出し方向に回転し始める(ステップS3)。この場合、LCX142はワイヤ143a側が低くなるように傾いていくため、LCX142とLCX5aとが徐序に平行に近づくことになる。したがって、ステップS5の処理においてRSSI値RS4がRSSI値RS1から上昇したと判定され(ステップS5のYes)、巻取りモータ144を線出し方向に回転させたままステップS7,S8の処理が繰り返される。やがて図7に示したようにLCX142とLCX5aとが略平行になると、RSSI値RS7が閾値Rt以上になって(ステップS8のYes)、巻取りモータ144が停止する(ステップS9)。
一方、図8に示したように、LCX142に対してLCX5aがワイヤ143b側に低くなるように傾いており、ステップS2の処理においてRSSI値RS1が閾値Rt未満であると判定された場合であっても(ステップS2のNo)、巻取りモータ144が線出し方向に回転し始める(ステップS3)。この場合、LCX142はワイヤ143a側が低くなるように傾いていくため、LCX142とLCX5aとが徐序に平行から遠のくことになる。したがって、ステップS5の処理においてRSSI値RS4がRSSI値RS1から上昇していないと判定され(ステップS5のNo)、巻取りモータ144を巻取り方向に逆回転させてから(ステップS6)、ステップS7,S8の処理が繰り返される。やがて図9に示したようにLCX142とLCX5aとが略平行になると、RSSI値RS7が閾値Rt以上になって(ステップS8のYes)、巻取りモータ144が停止する(ステップS9)。
このように、LCX142がLCX5a,5bに対してどのように傾いていたとしても、アンテナ姿勢調整処理によってLCX142とLCX5a,5bとを平行にすることができる。
なお、図5〜図9を用いた上記の説明では、吊下げ部材141とLCX142とが略平行である状態からLCX142の姿勢を調整する場合を例示したが、図7,図9に示したように吊下げ部材141とLCX142とが平行でない状態からであっても前記アンテナ姿勢調整処理によってLCX142とLCX5a,5bとが略平行になるようにLCX142の姿勢を調整できることはいうまでもない。
以上説明したように、本実施形態における無線クライアント装置10は、無線クライアント装置10のアンテナ素子にLCX142を採用しているので、指向性のアンテナを使用した場合のように不必要な範囲まで電波が到達することはない。したがって、当該無線通信システムの周辺で稼動する他の無線通信システムに悪影響を及ぼす虞が大幅に軽減されるし、無線クライアント装置10から送信される情報の盗聴やネットワークへの侵入等を阻止するセキュリティ性の高いシステムを構築することができる。
さらに、無線クライアント装置10は、LCX142が基地局側のLCX5a,5bと略平行になるように、自動的にLCX142の姿勢を調整する。したがって、無線クライアント装置10がレール1a,1b上を移動する際などにLCX142がLCX5a,5bに対して傾いてしまった場合であってもユーザが手を加えることなく当該傾きが解消されるので、無線クライアント15とアクセスポイント3との通信状態を常に良好に保つことができる。
また、LCX142の姿勢を調整する具体的な方法として、吊下げ部材141に一対のワイヤ143a,143bを介してLCX142を吊下げ、ワイヤ143aを巻取りモータ144で巻取り/線出しする構成を採用した。この構成であれば、巻取りモータ144の回転を制御するだけでLCX142の姿勢を調整することができるので、制御機構が簡便になる。
また、LCX142とLCX5a,5bとが略平行になっているか否かを判定するためのパラメータとして、LCX142がLCX5a,5bから受信する電波のRSSI値を用いる構成とした。RSSI値を測定する手段は一般的な無線クライアントが備えているものであるため、上記構成を用いることでLCX142の姿勢を調整するためのパラメータを取得する手段を低コストで実現することができる。
なお、本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。具体的な変形例としては、例えば次のようなものがある。
(1)前記実施形態では、大型の物品を搬送するためのクレーンを備えた無線クライアント装置に本発明を適用した一例について説明した。しかしながら、工場や倉庫で使用される搬送台車システムや、列車などの長距離の線路上を移動する移動体を備える輸送システムに本発明を適用してもよい。
(2)また、前記実施形態では、ワイヤ143aを巻取り/線出しする巻取りモータ144を用いてLCX142の姿勢を調整する場合について説明した。しかしながら、巻取りモータ144をワイヤ143b側に設けてもよいし、ワイヤ143a,143bの双方に巻取りモータ144を設けてLCX142の姿勢を調整するようにしてもよい。
(3)また、前記実施形態では、無線クライアント15の電波強度測定部151が測定するRSSI値に基づいてLCX142がLCX5a,5bと略平行になるようにLCX142の姿勢を調整するとして説明した。しかしながら、RSSI値を用いない他の方法でLCX142の姿勢を調整してもよい。例えば、本体11にLCX142とLCX5a,5bとを同時に撮像するカメラを設け、このカメラによって撮像される画像中のLCX142とLCX5a,5bとが略平行になるように巻取りモータ144等の調整手段を駆動することでも、本発明を具体化することができる。
(4)また、前記実施形態では、LCX142の姿勢を二次元で調整する場合について説明した。しかしながら、LCX142の姿勢を三次元で調整するようにしてもよい。例えば、LCX142をLCX5a,5bと接離する方向に移動させる手段をさらに設け、LCX142とLCX5a,5bとが離れすぎている場合にLCX142をLCX5a,5bに近づけるように制御する。また他の例として、前記実施形態においてLCX142の姿勢を巻取りモータ144で調整した平面と略垂直をなす平面内でLCX142の姿勢を調整する手段を設け、LCX142とLCX5a,5bとがこれら2平面において平行となるように制御する。このようにLCX142の姿勢を三次元で調整すれば、二次元で調整する場合よりもさらに通信状態を良好に保つことができる。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、前記実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を以下に付記する。
[1]装置本体と、前記装置本体の走行路に沿って設けられた漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子と、前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整手段と、前記アンテナ素子と前記情報伝送路とが略平行になるように前記調整手段を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする無線クライアント装置。
[2]前記装置本体に設けられた吊下げ部材と、前記吊下げ部材に対して前記アンテナ素子を吊下げる一対の線状体とをさらに備え、前記調整手段は、前記線状体のいずれか一方の当該他方に対する相対長さを変化させることで、前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整することを特徴とする上記[1]に記載の無線クライアント装置。
[3]前記調整手段は、前記一対の線状体のいずれか一方を巻き取り及び線出しする正逆回転可能なモータであることを特徴とする上記[2]に記載の無線クライアント装置。
[4]前記アンテナ素子が前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値を測定する電波強度測定手段と、前記アンテナ素子が前記情報伝送路と略平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値と、非平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値とを隔てる閾値を記憶した記憶手段とをさらに備え、前記制御手段は、前記電波強度測定手段によって測定される電波強度値が前記記憶手段に記憶された閾値を超えるように前記調整手段を制御することを特徴とする上記[1]乃至3のうちいずれか1に記載の無線クライアント装置。
[5]装置本体の走行路に沿って設けられた漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子を備えた無線クライアント装置の制御プログラムであって、前記無線クライアント装置に、前記アンテナ素子が前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値を測定する電波強度測定部から電波強度値を取得する機能と、前記アンテナ素子が前記情報伝送路と略平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値と、非平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値とを隔てる閾値を記憶した記憶部から前記閾値を読み出す機能と、前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整部を、前記電波強度測定部から取得される電波強度値が前記記憶部から読み出された前記閾値を超えるように制御する機能と、を実現させるための制御プログラム。
[6]漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路が平行して設けられた走行路に沿って移動する無線クライアント装置を備えた無線通信システムであって、前記無線クライアント装置に設けられ、前記情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子と、前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整手段と、前記アンテナ素子と前記情報伝送路とが略平行になるように前記調整手段を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする無線通信システム。
3…アクセスポイント、5a,5b…LCX、12…クレーンユニット、13…走行ユニット、15…無線クライアント、16…制御ユニット、100…CPU、101…ROM、102…RAM、103…PIO、108…閾値ファイル、141…吊下げ部材、142…LCX、143a,143b…ワイヤ、144…巻取りモータ、150…送受信部、151…電波強度測定部
特開2006−33290号公報

Claims (6)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体の走行路に沿って設けられた漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子と、
    前記装置本体に設けられた吊下げ部材と、
    前記吊下げ部材に対して前記アンテナ素子を吊下げる一対の線状体と、
    前記線状体のいずれか一方の当該他方に対する相対長さを変化させることで、前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整手段と、
    前記アンテナ素子と前記情報伝送路とが略平行になるように前記調整手段を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする無線クライアント装置。
  2. 前記調整手段は、前記一対の線状体のいずれか一方を巻き取り及び線出しする正逆回転可能なモータであることを特徴とする請求項に記載の無線クライアント装置。
  3. 前記アンテナ素子が前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値を測定する電波強度測定手段と、
    前記アンテナ素子が前記情報伝送路と略平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値と、非平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値とを隔てる閾値を記憶した記憶手段とをさらに備え、
    前記制御手段は、前記電波強度測定手段によって測定される電波強度値が前記記憶手段に記憶された閾値を超えるように前記調整手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線クライアント装置。
  4. 装置本体と、
    前記装置本体の走行路に沿って設けられた漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子と、
    前記装置本体に設けられた支持部材と、
    前記支持部材に対して前記アンテナ素子を取り付ける一対の線状体と、
    前記線状体のいずれか一方の当該他方に対する相対長さを変化させることで、前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整手段と、
    前記アンテナ素子と前記情報伝送路とが略平行になるように前記調整手段を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする無線クライアント装置。
  5. 装置本体の走行路に沿って設けられた漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子と、前記装置本体に設けられた支持部材と、前記支持部材に対して前記アンテナ素子を取り付ける一対の線状体とを備えた無線クライアント装置の制御プログラムであって、
    前記無線クライアント装置に、
    前記アンテナ素子が前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値を測定する電波強度測定部から電波強度値を取得する機能と、
    前記アンテナ素子が前記情報伝送路と略平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値と、非平行である状態において前記情報伝送路から受信する電波の電波強度値とを隔てる閾値を記憶した記憶部から前記閾値を読み出す機能と、
    前記線状体のいずれか一方の当該他方に対する相対長さを変化させることで前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整部を、前記電波強度測定部から取得される電波強度値が前記記憶部から読み出された前記閾値を超えるように制御する機能と、
    を実現させるための制御プログラム。
  6. 漏洩同軸ケーブルで構成される情報伝送路が平行して設けられた走行路に沿って移動する無線クライアント装置を備えた無線通信システムであって、
    記情報伝送路との間で電波を送受信する漏洩同軸ケーブルで構成されたアンテナ素子と、
    前記無線クライアント装置の装置本体に設けられた支持部材と、
    前記支持部材に対して前記アンテナ素子を取り付ける一対の線状体と、
    前記線状体のいずれか一方の当該他方に対する相対長さを変化させることで、前記情報伝送路に対する前記アンテナ素子の傾きを調整する調整手段と、
    前記アンテナ素子と前記情報伝送路とが略平行になるように前記調整手段を制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする無線通信システム。
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