JP5030238B2 - 薄畳用畳床 - Google Patents

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本発明は、洋間等のフロアに部分的或いは全面的に敷いたり、部屋に敷設域枠を形成してこの枠の中に敷く薄畳用畳床に関するものである。
最近は生活様式が西洋風になっており、床も板間等のフロアになっているものが多い。このような床でも、畳敷きの和風にできるようにフロア(敷床)の上に直接敷く置敷き畳が出回っている。この種の置敷き畳は厚みが40mm程度以下の薄畳にして敷床との段差があまり生じないようにしている。また、敷床に枠を形成してこの枠の中に敷く和室用の畳であっても薄畳にしていることが多い。
ところが、畳は畳表を畳床の表面側に張っていることから、これが縮んで薄畳であることと相まって上面側が椀形に凹む、所謂、逆反りになっていることが多い。畳が逆反りであると、隣の畳との間に段差ができたり、敷床との段差が大きくなって上に乗る場合につまずいたり、乗った場合に傾いて踏触感が悪いし、違和感もある。また、美観も悪いものになる。
このため、下記特許文献1では、畳床を予め上面が椀形に盛り上がる順反りに成形し、畳表を張ったときに平坦になるようにしているものが提案されている。しかし、この先行例では、畳床を順反りにするために、成形や加工に手間がかかるものになっている。また、畳床に畳表を張ったときに畳全体が平坦になるようにするには張り方も難しい。さらに、畳床を強度的に弱いポリオレフィン系樹脂の発泡体としているため、畳表の張り方次第では割れたりすることもある。加えて、敷床に不陸があると、畳の上を歩くとゴトゴトした状態になる。
特開平10−252248号公報
本発明が解決しようとする課題は、畳表の張りも従来どおりでよく、敷床に不陸がある場合でも、踏触感や違和感を生じさせないようにしたものである。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、ボード又はフォームからなる厚さ15mm以下の芯材の下面に熱収縮性の裏当てシートを接着剤で貼った薄畳用畳床であり、裏当てシートとしてクラフト紙にポリオレフィン系樹脂材のフラットヤーンを経緯条とするクロスを使用し、裏当てシートを熱プレスしてこのときの熱で接着剤を延ばすとともに、経糸と緯条をそれぞれの方向に収縮させ、熱プレスを解除したときにその際の接着力で中央が一番低い椀形に凹ませ、裏返したときに順反りになるようにしたことを特徴とする薄畳用畳床を提供したものである。
請求項1の発明によれば、畳床(畳)の順反りは畳床の構成部材で成形でき、順反り状態に特別の成形、加工をする必要はないし、畳表も通常の貼り方でよい。また、裏当てシートはクラフト紙とクロスとからなるものであり、クロスは熱収縮性の経緯条を織成したものであるから、収縮も経糸方向と緯条方向に進み、真ん中が一番凹む椀形になる(裏返して床に置いたときには真ん中が盛り上がる順反りになる)。
本発明に係る薄畳の断面図である。 裏当てシートの一部平面図である。 裏当てシートの一部断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る薄畳の断面図であるが、この薄畳(以下、畳)は、芯材1aからなる畳床1を畳表2で覆ったものであり(畳縁は通常使用しない)、本例の畳床1は、芯材1aの上面にクッション材3を接着剤で貼り、下面に裏当てシート4を接着剤で貼ったものである。なお、図1において、畳は上面が椀形に盛り上がった順反りになっているが、これは誇張したためであり、実際は、こうまで順反りにはなっていない。なお、ここでいう薄畳とは、一般的に厚さが40mm程度以下の畳のことである。
この場合の芯材1aとしては、インシュレーションボード(ボード)やポリスチレンフォーム(フォーム)を使用したものであり、両方を用いる場合は、必要に応じてこれらを接着したり、畳糸で縫い合わせたりして積層する。仮に、厚さ20mmの畳であれば、芯材1aの厚さは一般的には15mm以下になる。クッション材3は緩衝性を発揮させて踏触感を高めるものであるとともに、後述する芯材1aの順反りを一様に、かつ、緩和するものであり、厚さ1〜5mm程度のポリオレフィリン系の発泡体が多く使用されるが、不織布や紙等も使用されることがある。畳表2は天然い草、和紙、ポリプロピレン(PP)、麻及びレザー等が使用される。
芯材1aの下面には熱収縮性の裏当てシート4をホットメルト糊貼る。図2は裏当てシート4の一部平面図、図2は一部断面図であるが、本例の裏当てシート4は、ボリエチレン、ポリプロビレン、ボリスチレンといったポリオレフィン系樹脂の850デニール程度のフラットヤーンを経緯条としてクロス4aに織成して樹脂を用いてラミネート加工をしたものである。この場合、フラットヤーンは3〜8倍程度に延伸させて強度を高めており、経緯条の密度は1インチ四方に縦横5本程度にしたものが適する。なお、経緯条は隙間なく織られるものと、そうでないものとがあるが、そのいずれてあってもよい。この他、クロス4aの強度を高めるために、クロス4aを100g/m2 程度のクラフト紙4bで貼ったものを使用することもある。
以上の芯材1aの上面及び下面の全体にクッション材3及び裏当てシート4を接着剤で貼った畳床1を畳表2で覆う。この場合の畳表2はクッション材3の上面全体を覆うが、下面はその周縁に留めている。次に、裏当てシート4を80〜150°C、10〜30sec程度の条件の下で熱プレスする。これにより、裏当てシート4は経糸と緯条が同じように収縮し、畳床は中央が湾形に凹み、畳にしたときには、上面が椀形に盛り上がった順反りの状態になる。順反りの程度は、クロス4aの経緯条のデニールや延伸の程度或いは熱プレス条件によって異なるが、置いたときに裏面の中央にわずかな隙間ができる程度にしておくのが適する。具体的には、900×900mmのサイズのもので、中央が5mm程度浮き上がるのが適する。さらに、順反りにすると、畳表2の緩みや皺が取れる利点もある。
この後、滑り難く加工したポリオレフィン系樹脂シートや不織布シート等の滑り止め材5を裏当てシート4の裏面に(畳表2を含んで)接着剤で貼るが、この貼着は熱プレスと同時に行ってもよい。この場合、クッション材3や裏当てシート4は芯材1aに接着剤による接着が好ましいが、場合によっては、畳表2で包んだだけにしてもよい。こうすると、接着の工程が省け、コストを安くすることができる。
以上で畳が製作できたのであるが、これをフロア等の敷床の上に敷くと、畳は順反りの状態になる。そして、この順反りの状態は何時までも維持される。したがって、周縁は接地していることになり、畳の上に乗った場合、傾いたりして踏触感が悪くなことはないし、違和感も薄れる。なお、順反りの程度如何では、上記したように中央にわずかな隙間ができることもあるが、この上に乗ったとしても、多少沈み込むだけで、踏触感が悪くなることはない。さらに、敷床に不陸があったとしても、ゴトゴト感は解消される。
1 畳床
1a 畳床の芯材
2 畳表
3 クッション材
4 裏当てシート
4a 〃 のクロス
4b 〃 のクラフト紙
5 滑り止め材

Claims (1)

  1. 手続補正書の請求項1に記載された「ボード又はフォームからなる厚さ15mm以下の芯材の下面に熱収縮性の裏当てシートを接着剤で貼った薄畳用畳床であり、裏当てシートとしてクラフト紙にポリオレフィン系樹脂材のフラットヤーンを経緯条とするクロスを使用し、裏当てシートを熱プレスしてこのときの熱で接着剤を延ばすとともに、経糸と緯条をそれぞれの方向に収縮させ、熱プレスを解除したときにその際の接着力で中央が一番低い椀形に凹ませ、裏返したときに順反りになるようにしたことを特徴とする薄畳用畳床。」
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