JP5029201B2 - 受信装置、電波時計および受信方法 - Google Patents

受信装置、電波時計および受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5029201B2
JP5029201B2 JP2007206208A JP2007206208A JP5029201B2 JP 5029201 B2 JP5029201 B2 JP 5029201B2 JP 2007206208 A JP2007206208 A JP 2007206208A JP 2007206208 A JP2007206208 A JP 2007206208A JP 5029201 B2 JP5029201 B2 JP 5029201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
gain characteristic
unit
time information
communication signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007206208A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009042023A (ja
Inventor
三千夫 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007206208A priority Critical patent/JP5029201B2/ja
Priority to US12/182,042 priority patent/US7609590B2/en
Priority to EP20080252626 priority patent/EP2023219A3/en
Priority to CN2008101449192A priority patent/CN101364812B/zh
Publication of JP2009042023A publication Critical patent/JP2009042023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5029201B2 publication Critical patent/JP5029201B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G21/00Input or output devices integrated in time-pieces
    • G04G21/04Input or output devices integrated in time-pieces using radio waves
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R20/00Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal
    • G04R20/14Setting the time according to the time information carried or implied by the radio signal the radio signal being a telecommunication standard signal, e.g. GSM
    • G04R20/16Tuning or receiving; Circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04RRADIO-CONTROLLED TIME-PIECES
    • G04R60/00Constructional details
    • G04R60/06Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies
    • G04R60/10Antennas attached to or integrated in clock or watch bodies inside cases

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Description

本発明は、時刻情報を含む通信信号を受信する受信装置、電波時計および受信方法に関する。
電波により送信される時刻信号を受信して、正確な時刻情報を表示する電波時計は、地上基地局から送信される長波帯域の標準電波や、GPS(Global Positioning System)衛星から送信される極超短波帯域の時刻信号を受信する方法に加え、近年では、下記特許文献1に記載されているように、移動通信を目的として、CDMA(Code Division Multiple Access)変調されて送信される極超短波帯域の電波に含まれる時刻信号を受信して、正確な時刻を取得する時計装置が提案されている。このような極超短波帯域の電波は、種々の基地局により遍く中継されるため複数の電波が同時に送信され、長波帯域の標準電波やGPS衛星からの電波と比較して、建物の中や地下のような様々な移動先においても、良好に受信できることが知られている。他方で、時刻信号を含む電波を基地局の直近で受信する場合、基地局から送信される電波の電界強度が大きいことから、電波時計が含む増幅器の飽和により受信信号に歪みが生じた。このような歪みを回避して受信性能を向上させるべく、下記特許文献2に記載のように、移動通信装置のアンテナと増幅器の間に減衰器と切り替えスイッチを設け、電波の電界強度が大きい場合には減衰器を有効にし、電波の電界強度が小さい場合には減衰器を無効にして、基地局からの電波を受信した。
特開2000−321383号公報 特開平5−37409号公報
しかしながら、上記した移動通信装置には、減衰器や切り替えスイッチが、移動通信装置の前段部分、即ち、入力された信号の経路上に配置されるため、切り替えスイッチの挿入損失が生じると共に、減衰器や切り替えスイッチの配置や配線の長さに依り、インピーダンス整合の悪化やノイズの混入を招き、受信品質が低下した。更に、高周波に対応する減衰器を移動通信装置の内部に実装することにより、移動通信装置の製造コストやサイズの増大を招いた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる受信装置は、時刻情報を含む通信信号が入力されるアンテナと、前記アンテナを機能させるグランドと、導電部と、前記グランドと前記導電部との導通を断続することにより前記アンテナの利得特性を変更する利得特性変更部と、前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得する受信部と、前記利得特性変更部に対する前記導通の断続および前記受信部に対する前記時刻情報の取得を指示する制御部とを備え、前記制御部は、1つの利得特性を有する前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得できない場合、前記利得特性変更部に対して前記導通の断続を指示すると共に、前記受信部に対して、前記利得特性が変更された前記アンテナに入力される前記通信信号から前記時刻情報の取得を指示することを特徴とする受信装置。
このような構成によれば、1つの利得特性を有するアンテナに入力された通信信号から時刻情報を取得できない場合、利得特性変更部に対して、グランドと導電部との導通の断続が指示されることで、アンテナの利得特性が変更されると共に、受信部に対して、変更された利得特性を有するアンテナに入力される通信信号から時刻情報の取得が指示される。従って、利得特性を変更するための減衰器や切り替えスイッチ等の電子部品を入力信号の経路上に配置することなく、グランドと導電部との導通を断続することによりアンテナの利得特性を変更することから、切り替えスイッチの挿入損失や、減衰器や切り替えスイッチの配置や配線の長さに依るインピーダンス整合の悪化や、ノイズの混入を回避できるため、受信品質を低下させることなく、受信性能の向上が図れる。更に、減衰器の実装が不要になるため、受信装置の小型化や製造コストの低減を図れる。
[適用例2]
上記適用例にかかる受信装置において、前記利得特性変更部は、前記グランドと前記導電部との導通を断続するスイッチを備え、前記アンテナは、前記スイッチが導通である場合よりも非導通である場合の方が、高い利得特性を有することが好ましい。
このような構成によれば、アンテナは、スイッチが非導通である場合に高い利得特性が得られるため、スイッチの挿入損失の影響を更に低減できる。
[適用例3]
上記適用例にかかる受信装置において、前記通信信号の電界強度を測定する電界強度測定部を更に備え、前記制御部は、更に、前記測定された電界強度を参照し、前記利得特性変更部に対して前記導通の断続を指示することが好ましい。
このような構成によれば、測定された電界強度に応じて利得特性を変更できる。
[適用例4]
上記適用例にかかる受信装置において、前記制御部は、1つの利得特性を有する前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得できない場合であって、かつ前記測定された電界強度が所定の基準値よりも大きい場合、前記アンテナの利得特性を低減すべく前記導通の断続を指示することが好ましい。
このような構成によれば、測定された電界強度が所定の基準値よりも大きい場合、アンテナの利得特性が低減されるため、増幅器の飽和による受信信号の歪みを除去できる。
[適用例5]
上記適用例にかかる受信装置において、前記利得特性変更部は、スイッチングダイオードにより前記導通を断続しても良い。
[適用例6]
上記適用例にかかる受信装置において、前記利得特性変更部は、更に、前記導電部と導通する位置を切り替えることにより前記アンテナの利得特性を変更しても良い。
[適用例7]
上記適用例にかかる受信装置を電波時計に適用することにより、構成が簡略化されることによる小型化、低消費電力化および製造コストの低減された電波時計を提供できる。
[適用例8]
上記適用例にかかる電波時計において、前記導電部は、金属ケースを含む外装部品であっても良い。
このような構成によれば、電波時計の金属ケースを含む外装部品を、アンテナの利得を変化させる導電部として利用することにより、利得特性を効率良く変更できることに加え、電波時計の外装部品を用いることから、導電部として機能する部品の追加が不要になるため、電波時計の製造コストと製造の手間が低減できる。
[適用例9]
本適用例にかかる受信方法は、アンテナに時刻情報を含む通信信号が入力される第1工程と、前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得する第2工程と、前記第2工程において、1つの利得特性を有する前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得できない場合、前記アンテナを機能させるグランドと導電部との導通を断続することにより、前記アンテナの前記利得特性を変更し、前記利得特性が変更された前記アンテナに入力される前記通信信号から前記時刻情報を取得する第3工程とを備える。
このような方法によれば、1つの利得特性を有するアンテナに入力された通信信号から時刻情報を取得できない場合、利得特性変更部に対して、グランドと導電部との導通の断続が指示されることで、アンテナの利得特性が変更されると共に、受信部に対して、変更された利得特性を有するアンテナに入力される通信信号から時刻情報の取得が指示される。従って、利得特性を変更するための減衰器や切り替えスイッチ等の電子部品を入力信号の経路上に配置することなく、グランドと導電部との導通を断続することによりアンテナの利得特性を変更することから、切り替えスイッチの挿入損失や、減衰器や切り替えスイッチの配置や配線の長さに依るインピーダンス整合の悪化や、ノイズの混入を回避できるため、受信品質を低下させることなく、受信性能の向上が図れる。更に、減衰器の実装が不要になるため、受信装置の小型化や製造コストの低減を図れる。
以下、受信装置の一形態として、電波時計の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1における電波時計1の構成を示すブロック図である。また、図2は、電波時計1の内部の一部を示す平面図である。電波時計1は、CDMA変調されて送信される極超短波帯域の電波に含まれる標準時刻の時刻情報を取得する受信装置を備え、標準時刻に基づいて修正された正確な時刻を表示する。即ち、この電波時計1は、空中線部10と、利得特性変更部12と、制御部14と、受信部20と、時刻情報出力部16と、ムーブメント17と金属筐体18とを備える。この中で、空中線部10、利得特性変更部12、制御部14、受信部20および時刻情報出力部16は、受信装置を構成する。本実施形態1では、電波時計1は、図2に示すような腕時計の様態を想定し、金属筐体18は腕時計の外装金属ケースを想定するが、金属筐体18は外装金属ケースに限定されるものでは無く、腕時計を構成する金属部材であれば、何れの部品であっても良い。
空中線部10は、アンテナ11と、このアンテナ11を機能させるグランドGNDを有し、標準時刻を示す時刻情報がCDMA変調されて基地局から電波により送信された通信信号を受ける。本実施形態1では、アンテナ11の形状は、図2に示すようにチップアンテナを採用し、通常状態においては、このアンテナ11が実装された基板のGND部分のような金属部材を、擬似的なアースとして使用している。尚、アンテナ11の形状は、チップアンテナに限定されるものでは無く、どのような形状であっても良い。
利得特性変更部12は、制御部14からの指示に応じて、空中線部10のグランドGNDと導電部との導通を断続することにより、アンテナ11の利得特性を変更する。本実施形態1では、利得特性変更部12は、空中線部10のグランドGNDと金属筐体18との導通を断続させる1接点の機械的なスイッチ13により、両者間の導通を断続する。ここで、図3は、アンテナ11の利得特性を示す図である。図3(a)は、空中線部10のGNDと金属筐体18とが非導通の状態、即ち、空中線部10のGNDが基板のGND部分である場合における利得特性を示し、図3(b)は、空中線部10のGNDと金属筐体18とが導通した状態、即ち、空中線部10のGNDが基板のGND部分と金属筐体18とである場合における利得特性を示す。これら2つの図が示すように、アンテナ11近傍の金属物の影響によりアンテナ11の特性が阻害される。従って、空中線部10のGNDと金属筐体18が導通された状態におけるアンテナ11の利得特性は、これらが非導通の場合と比較して、10dB程度低減される。また、利得特性変更部12がアクティブ素子で構成されている場合でも、アンテナ直下に配置されないため、静電破壊の可能性が大きく低下する。
尚、本実施形態1では、空中線部10のGNDと金属筐体18との導通を断続することで、2つの利得特性を切り替えるが、金属筐体18のような1つの金属部に対して導通位置が異なる複数のスイッチを切り替えたり、複数の金属部のそれぞれに対応するスイッチを切り替えたりすることで、3つ以上の利得特性を切り替えても良い。更に、図示を略したコイルやコンデンサ等の電子部品との断続により、アンテナ11のインピーダンスを変更することで利得特性を変更しても良い。また、電界強度に応じて増幅器の利得を可変する周知の自動利得制御(AGC)と組み合わせても良い。
図1に戻り、受信部20は、RF(Radio Frequency)処理部40、ベースバンド処理部24、時刻情報抽出部26およびデータ取得判定部27を備え、制御部14からの指示に応じて、空中線部10が受ける通信信号から時刻情報を取得する。RF処理部40は、ローノイズアンプ42、周波数変換手段44、IF(Intermediate Frequency:中間周波)バンドパスフィルタ48および局部発振信号生成手段46を備える。空中線部10に入力された通信信号は、ローノイズアンプ42で増幅され、局部発振信号生成手段46で生成された局部発振信号と周波数変換手段44で混合されることにより、この通信信号に含まれる時刻信号は、局部発振信号の周波数(局発周波数)との差分を周波数とするIF信号に変換された後、IFバンドパスフィルタ48でフィルタリングされて出力される。
ベースバンド処理部24は、同期部28とデータ取得部30とを備え、IF信号をA/D変換してデジタル信号に変換した後、位相が直交する2つのデジタル信号(I信号、Q信号)に対してCDMAの復調処理を施し、時刻情報を含むデータを復号する。ここで、ベースバンド処理部24の機能について詳述する。同期部28は、高周波信号に含まれるパイロットチャンネル信号から、基地局と同期を取るための同期タイミングを取得する。また、データ取得部30は、取得された同期タイミングに基づき、前記デジタル信号からシンクチャンネル信号を復調し、復調したシンクチャンネル信号を復号することで、シンクチャンネル信号のデータを取得する機能を有し、逆拡散部32と、変調判定部34と、復号部36とを備える。
本実施形態1では、I信号およびQ信号は、それぞれ同期部28と逆拡散部32に入力され、同期部28は、ベースバンド信号と、基地局を識別するために短周期PNコードとの相関演算を行い、相関ピークのタイミングを逆拡散部32に通知する。逆拡散部32は、通知されたタイミング同期に基づいて、I信号とQ信号に短周期PNコードを乗算すると共に、チャネライゼーション符号であるWalshコードの0番を乗算して積分することでパイロットチャンネル信号を復調し、Walshコードの32番を乗算して積分することでシンクチャンネル信号を復調する。尚、パイロットチャンネル信号は、基地局と受信機の同期を取るために用いられ、シンクチャンネル信号は、基地局から時刻情報やシステム設定情報等を通知するために用いられる。
変調判定部34は、パイロットチャンネル信号により位相回転を除外し、シンクチャンネル信号の二位相偏移変調(BPSK)データを判定する。復号部36は、基地局からのデータ送信時にリピータおよびインターリーバにより施されたデータの順序の並び換えを、デインターリーバおよびデリピータにより元の順序に戻す。更に、復号部36は、送信時に施された畳み込み符号化処理と逆の処理を、図示を略した誤り訂正処理部で処理することにより、128ビット単位で送信されたデータを32ビット単位に復元する。このデータ取得部30で復号されたデータのうち、シンクチャンネル信号は、時刻情報抽出部26に送られる。
データ取得判定部27は、データ取得部30でシンクチャネル信号を正常に復号できない場合、データ取得に失敗した旨の情報を制御部14に送る。他方で、シンクチャネル信号が正常に復号された場合、時刻情報抽出部26は、復号されたシンクチャンネル信号のデータから時刻に関する情報を抽出し、抽出された時刻に関する情報は、時刻情報出力部16に送られる。
時刻情報出力部16は、時刻に関する情報が表示や印刷されるべく、他の機器に対して出力する。尚、本実施形態1における電波時計1では、時刻に関する情報はムーブメント17に送られ、表示時刻は標準時刻に基づき修正される。尚、ムーブメント17は、時計の駆動部であり、デジタル時計およびアナログ時計の何れの様態でも良い。また、取得された時刻情報に基づいて、ムーブメント17の表示時刻を修正する具体的な内容は、本発明の要旨ではないため、省略する(かかる方式については、例えば、特開2004−301712号公報を参照)。
制御部14は、利得特性変更部12に対して、空中線部10のグランドGNDと金属筐体18との導通の断続や、受信部20に対して、時刻情報の取得を指示する。また、データ取得判定部27から、シンクチャネル信号の復号に失敗した旨の情報が送られた場合、利得特性変更部12に対して、グランドGNDと金属筐体18との導通の断続を指示すると共に、この断続により利得特性が変更されたアンテナ11に入力される通信信号から、時刻情報を取得すべく受信部20に対して指示する。
上記したこれらの各機能部は、図示は略すが、電気回路で実現させても良く、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびメモリカード等で構成され、これらのハードウェアとソフトウェアとを協働させて実現しても良い。また、これらの機能部の少なくとも一部は、集積回路上に実装された様態であっても良い。
次に、電波時計1が通信信号を受信して、時刻情報を抽出し、表示時刻を修正する処理の流れを、図4に基づき説明する。この処理が開始されると、最初に、空中線部10のグランドGNDと金属筐体18とが非導通の状態(高利得状態)で、アンテナ11を介して通信信号が入力される(ステップS50)。次に、受信部20は、アンテナ11で受けた通信信号から時刻情報を抽出する(ステップS52)。
続いて、受信部20が通信信号から時刻情報を抽出できたか否かを判定し(ステップS54)、通信信号から時刻情報を抽出できた場合(ステップS54でYes)、抽出した時刻情報をムーブメント17に出力し(ステップS60)、ムーブメント17は、時刻情報に基づき表示時刻を修正し(ステップS62)、一連の処理を終了する。
他方で、通信信号から時刻情報を抽出できない場合(ステップS54でNo)、利得特性変更部12は、空中線部10のグランドGNDと金属筐体18との導通状態を変更する(ステップS64)。この結果、グランドGNDと金属筐体18とが導通の状態を変更されることにより、アンテナ11の利得特性は低い状態(低利得状態)に遷移する。続いて、前回とは異なる利得特性を有するアンテナ11で通信信号を受けるべく、最初の工程(ステップS50)に戻る。
周知のように、時刻信号を含む電波が送信される基地局の近くでは、電波の電界強度が極めて大きいため、ローノイズアンプ42等の増幅器の飽和による歪みが発生し、受信性能が低下する。このような場合、アンテナ11の利得特性を低下させることにより、増幅器の飽和が回避され、受信性能の向上を図ることができる。尚、本実施形態1では、1回の受信に要する時間は300ミリ秒程度であるため、再度通信信号を受信して時刻情報を取得しても電波時計1の使用者に違和感を与えることはない。また、3つ以上の利得特性が選択可能である場合は、利得特性を順次切り替え、最初の工程(ステップS50)に戻っても良い。
更に、処理の開始時、即ち初期状態において、アンテナ11の利得を低利得状態とし、通信信号から時刻情報を抽出できない場合、高利得状態に遷移させても良い。この場合、電波の電界強度が弱く、増幅器が飽和しないような環境下において好適であり、アンテナ11の利得を高利得状態とすることで、受信感度の向上を図ることができる。
以上述べた実施形態1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)受信した通信信号から時刻情報を取得できない場合、アンテナ11の利得特性を変更した後、再度通信信号を受信して時刻情報の取得を試みるため、再度受信した通信信号から時刻情報を取得できる可能性が向上する。
(2)アンテナ11の利得特性を変更した後、再度通信信号を受信して時刻情報を取得するのに要する時間は300ミリ秒程度であるため、電波時計1の使用者に違和感を与えることなく時刻情報を取得できる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について、図5を参照して説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同じ部分については、同一符号を付してその説明を省略する。前記した実施形態1では、制御部14は、通信信号から時刻情報を抽出できない場合、空中線部10のグランドGNDと金属筐体18との導通の断続を指示した。本実施形態2では、図5のブロック図に示すように、電界強度を測定する電界強度測定部50をRF処理部40の後段に配置する。この電界強度測定部50は、制御部14からの指示に応じて電界強度を測定し、測定された電界強度に関する情報は制御部14に送られる。制御部14は、アンテナ11に入力された通信信号から時刻情報を抽出できない場合、電界強度測定部50に対して電界強度の測定を指示する。この結果、測定された電界強度が所定の基準値よりも大きい場合、電波の電界強度が過大であるため増幅器が飽和していると判断する。この結果、利得特性変更部12に対して、アンテナ11の利得特性の低減を図るべく、空中線部10のグランドGNDと金属筐体18との導通の断続を指示すると共に、通信信号から時刻情報を取得するべく受信部20に対して受信を指示する。
以上述べた実施形態2によれば、実施形態1で述べた(1)および(2)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(3)電界強度測定部50により測定された電界強度が所定の基準値よりも大きい場合、アンテナ11の利得特性が低減されるため、増幅器の飽和状態が緩和され、受信信号の歪みが除去されることから、受信性能の向上を図れる。
(実施形態3)
次に、実施形態3について、図6を参照して説明する。この図6は、実施形態3における電波時計1の構成を示すブロック図である。前記した実施形態1および実施形態2では、利得特性変更部12は、空中線部10のグランドGNDと金属筐体18との導通を機械的な1接点のスイッチ13で断続することにより、利得特性を切り替えたが、本実施形態3では、電気的なスイッチにより断続する。即ち、利得特性変更部12は、ダイオード121、コンデンサ122および抵抗123を備え、空中線部10のグランドGNDと金属筐体18との導通を、直流の制御電圧とダイオード121により制御する。また、ダイオード121に代えて、リレーにより断続しても良い。
以上述べた実施形態3によれば、実施形態1および実施形態2で述べた(1)、(2)および(3)の効果に加え、以下のような効果を奏する。
(4)空中線部10のグランドGNDと金属筐体18の導通を、電気的なスイッチにより断続するため、外部からの制御が容易となる。
上述した実施形態1〜3について、図面を参照して説明したが、具体的な構成は、この実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、受信装置は、電波時計1の様態に限定されるものでは無く、電波により時刻を修正する時計機能を組み込んだ情報処理端末等に適用しても良い。
実施形態1に係る電波時計の構成を示すブロック図。 電波時計の内部の一部を示す平面図。 (a)は、空中線部のグランドと金属筐体が接続されない場合の利得特性を示し、(b)は、空中線部のグランドと金属筐体が接続された場合の利得特性を示す図。 実施形態1において、電波時計が通信信号を受信して、時刻情報を抽出し、表示時刻を修正する処理の流れを示すフローチャート。 実施形態2に係る電波時計の構成を示すブロック図。 実施形態3に係る電波時計の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…電波時計、10…空中線部、11…アンテナ、12…利得特性変更部、13…スイッチ、14…制御部、16…時刻情報出力部、17…ムーブメント、18…金属筐体、20…受信部、24…ベースバンド処理部、26…時刻情報抽出部、27…データ取得判定部、28…同期部、30…データ取得部、32…逆拡散部、34…変調判定部、36…復号部、40…RF処理部、42…ローノイズアンプ、44…周波数変換手段、46…局部発振信号生成手段、48…IFバンドパスフィルタ、50…電界強度測定部、121…ダイオード、122…コンデンサ、123…抵抗。

Claims (9)

  1. 時刻情報を含む通信信号が入力されるアンテナと、
    前記アンテナを機能させるグランドと、
    導電部と、
    前記グランドと前記導電部との導通を断続することにより前記アンテナの利得特性を変更する利得特性変更部と、
    前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得する受信部と、
    前記利得特性変更部に対する前記導通の断続および前記受信部に対する前記時刻情報の取得を指示する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    1つの利得特性を有する前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得できない場合、
    前記利得特性変更部に対して前記導通の断続を指示すると共に、前記受信部に対して、前記利得特性が変更された前記アンテナに入力される前記通信信号から前記時刻情報の取得を指示することを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記利得特性変更部は、前記グランドと前記導電部との導通を断続するスイッチを備え、
    前記アンテナは、前記スイッチが導通である場合よりも非導通である場合の方が、高い利得特性を有することを特徴とする受信装置。
  3. 請求項1乃至2のいずれかに記載の受信装置において、
    前記通信信号の電界強度を測定する電界強度測定部を更に備え、
    前記制御部は、更に、前記測定された電界強度を参照し、前記利得特性変更部に対して前記導通の断続を指示することを特徴とする受信装置。
  4. 請求項3に記載の受信装置において、
    前記制御部は、
    1つの利得特性を有する前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得できない場合であって、かつ前記測定された電界強度が所定の基準値よりも大きい場合、
    前記アンテナの利得特性を低減すべく前記導通の断続を指示することを特徴とする受信装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記利得特性変更部は、スイッチングダイオードにより前記導通を断続することを特徴とする受信装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の受信装置において、
    前記利得特性変更部は、更に、前記導電部と導通する位置を切り替えることにより前記アンテナの利得特性を変更することを特徴とする受信装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の受信装置を適用した電波時計。
  8. 請求項7に記載の電波時計において、
    前記導電部は、金属ケースを含む外装部品であることを特徴とする電波時計。
  9. アンテナに時刻情報を含む通信信号が入力される第1工程と、
    前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得する第2工程と、
    前記第2工程において、1つの利得特性を有する前記アンテナに入力された前記通信信号から前記時刻情報を取得できない場合、前記アンテナを機能させるグランドと導電部との導通を断続することにより、前記アンテナの前記利得特性を変更し、前記利得特性が変更された前記アンテナに入力される前記通信信号から前記時刻情報を取得する第3工程とを備えることを特徴とする受信方法。
JP2007206208A 2007-08-08 2007-08-08 受信装置、電波時計および受信方法 Expired - Fee Related JP5029201B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007206208A JP5029201B2 (ja) 2007-08-08 2007-08-08 受信装置、電波時計および受信方法
US12/182,042 US7609590B2 (en) 2007-08-08 2008-07-29 Receiving device, radio clock, and receiving method
EP20080252626 EP2023219A3 (en) 2007-08-08 2008-08-01 Receiving device, radio clock, and receiving method
CN2008101449192A CN101364812B (zh) 2007-08-08 2008-08-07 接收装置、电波表以及接收方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007206208A JP5029201B2 (ja) 2007-08-08 2007-08-08 受信装置、電波時計および受信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009042023A JP2009042023A (ja) 2009-02-26
JP5029201B2 true JP5029201B2 (ja) 2012-09-19

Family

ID=40053908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007206208A Expired - Fee Related JP5029201B2 (ja) 2007-08-08 2007-08-08 受信装置、電波時計および受信方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7609590B2 (ja)
EP (1) EP2023219A3 (ja)
JP (1) JP5029201B2 (ja)
CN (1) CN101364812B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6311447B2 (ja) * 2014-05-20 2018-04-18 セイコーエプソン株式会社 電子時計、および衛星信号受信方法
KR102177285B1 (ko) * 2014-09-01 2020-11-10 삼성전자주식회사 안테나 장치 및 그것을 포함하는 전자 장치
CN108631859B (zh) * 2018-07-20 2020-11-20 中国空间技术研究院 一种通信卫星星表设备场强预估方法及系统
CN112740067B (zh) * 2019-12-23 2022-05-17 华为技术有限公司 用于雷达测距的方法、设备、雷达和车载系统

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9000899U1 (de) * 1990-01-27 1991-05-23 Junghans Uhren Gmbh, 78713 Schramberg Autonome Funkuhr
JPH0537409A (ja) 1991-08-02 1993-02-12 Sony Corp 移動通信装置
DE9111096U1 (de) * 1991-09-07 1993-01-07 Junghans Uhren GmbH, 7230 Schramberg Funkuhr-Werk
JPH05300043A (ja) * 1992-04-22 1993-11-12 Pioneer Electron Corp アッテネータ回路
FI110645B (fi) * 1995-06-30 2003-02-28 Nokia Corp Vastaanottomenetelmä ja tukiasemavastaanotin
JP3357790B2 (ja) * 1996-07-08 2002-12-16 三洋電機株式会社 ラジオ受信機の電界強度検出回路
DE29714185U1 (de) * 1997-08-08 1998-12-03 Gebrüder Junghans GmbH, 78713 Schramberg Funkarmbanduhr
JPH11308136A (ja) * 1998-04-17 1999-11-05 Casio Comput Co Ltd 受信装置
JP2000321383A (ja) * 1999-05-10 2000-11-24 Hitachi Ltd 時計装置
JP2002118483A (ja) * 2000-10-11 2002-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 無線回路装置及び無線回路装置の制御方法
JP4785259B2 (ja) * 2001-03-09 2011-10-05 セイコークロック株式会社 時刻情報受信装置および電波修正時計
EP1274150A1 (fr) * 2001-07-05 2003-01-08 Eta SA Fabriques d'Ebauches Montre-bracelet avec antenne
CN100369399C (zh) * 2001-12-19 2008-02-13 中兴通讯股份有限公司 基于智能天线的cdma系统时空分集发射的方法及装置
JP2004301712A (ja) 2003-03-31 2004-10-28 Seiko Epson Corp 電波修正時計、電波修正時計の制御方法および電子機器
EP1630960A4 (en) * 2003-05-20 2006-07-26 Citizen Watch Co Ltd TUNING DEVICE AND TIME COUNTER CORRECTED BY RADIO WAVES
JP2005062161A (ja) * 2003-07-25 2005-03-10 Seiko Epson Corp アンテナ内蔵式電子時計
JP4297909B2 (ja) 2003-12-12 2009-07-15 シチズンホールディングス株式会社 アンテナ構造体及び電波修正時計
JP2006140659A (ja) 2004-11-11 2006-06-01 Seiko Instruments Inc アンテナ付き電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US7609590B2 (en) 2009-10-27
CN101364812B (zh) 2012-05-30
EP2023219A3 (en) 2010-02-24
US20090040876A1 (en) 2009-02-12
JP2009042023A (ja) 2009-02-26
EP2023219A2 (en) 2009-02-11
CN101364812A (zh) 2009-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9338664B2 (en) Wireless communication unit, integrated circuit and method therefor
US6373907B1 (en) Wireless terminal device
JP5029201B2 (ja) 受信装置、電波時計および受信方法
US20060170828A1 (en) Integrated circuit for a mobile television receiver
KR20060065566A (ko) 측위 신호 수신 장치 및 측위 신호 수신 장치의 제어 방법
KR101145478B1 (ko) 수신 장치, 수신 장치의 안테나 절환 회로, 및 수신 장치의 튜너 모듈
JP4785259B2 (ja) 時刻情報受信装置および電波修正時計
JP2008298663A (ja) 受信装置、電波時計および受信方法
US6970497B2 (en) Intermittent calibration apparatus
US20110028169A1 (en) Method for operating a communication terminal
JP2011142384A (ja) アンテナ整合回路及びそれを備えた高周波受信装置
JP2001339455A (ja) 受信装置及び無線通信装置
JP2000321383A (ja) 時計装置
JP4600593B2 (ja) 移動体通信端末用放送受信機
JP2008116230A (ja) 受信装置および電波時計
JP2009121863A (ja) 電波時計および電波時計の受信方法
JP2013153242A (ja) 基地局
EP1215823A3 (en) CDMA receiver terminal with reduced power consumption in diversity mode
JP4289425B2 (ja) 受信装置、電波時計、受信モジュールおよび受信方法
JP2008157651A (ja) 受信装置および受信方法
US20030129954A1 (en) Radio communication terminal and demodulating method
JP4587820B2 (ja) 電波時計
KR101099837B1 (ko) 다중 경로 수신기에서 자동 주파수 제어 장치
KR20040003409A (ko) 지상파 및 케이블 방송의 수신이 가능한 복조칩 내장형 디지털 튜너
KR101314610B1 (ko) 다이버시티를 위한 무선신호 처리장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5029201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees