JP5027843B2 - バイアス回路、マイク回路 - Google Patents

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本発明は、バイアス回路、マイク回路に関する。
エレクトレットコンデンサマイク等のデジタルマイク、あるいはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)マイク等のシリコンマイクの回路には、マイク素子と呼ばれる回路素子が用いられる。マイク素子は、一般的に有効静電容量が小さいために、信号を増幅する必要がある。この増幅には、インピーダンス変換回路が用いられる。また、マイク素子とアンプ回路としてのインピーダンス変換回路を接続する信号線を高いインピーダンスでバイアスするバイアス回路が必要である。
図12は、従来技術のバイアス回路を説明するための図である。図12に示したバイアス回路では、マイクロ素子であるマイクロカプセル1とインピーダンス変換回路5とを接続する信号線が、抵抗素子3によってバイアスされている。しかし、このような抵抗素子を使ってバイアスする場合、抵抗素子3に特殊で大型の抵抗素子を用いる必要がある。このため、図12に示したバイアス回路を半導体基板上に集積した場合、数十ギガオームの抵抗を得るためシリコン面積が大きくなって、しかも寄生容量のためにゲインの低下や周波数応答の劣化が発生する。
上記した従来技術の欠点を解消するため、図13に示した回路では、PN接合素子11a、11bをその極性を逆にして並列に接続した並列回路10を使ってマイクロカプセル1とインピーダンス変換回路5とを接続する信号線をバイアスする。図13に示した回路は、図12に示した回路よりも、コストや回路のスペースの点で好ましい。
特開平8−182092号公報
しかしながら、図13に示したPN接合素子11a、11bのインピーダンス(以下本明細書では素子インピーダンス)は、置かれた環境の環境温度(以下、単に温度とも記す)の変化によって大きく変化する。ダイオードの端子間電圧と素子インピーダンスの関係を、図14にグラフとして示す。図14に示したグラフの縦軸は素子インピーダンスを対数で示し、横軸はダイオードの端子間電圧を示している。図14のグラフによれば、温度が低温であるほど素子インピーダンスは高く、高温であるほど素子インピーダンスは低くなる。
図14のように、PN接合素子11a、11bを、極性を逆にして並列に接続した並列回路10をバイアス電源2に接続した場合、インピーダンス変換回路5の入力端子のインピーダンス(本明細書では入力インピーダンスと記す)は、図15のように、温度によって大きく変化すると共に、温度によらず所定の電圧を中心にして図のように左右対称になる。
より具体的には、例えば、環境温度が室温(25℃)から高温(85℃)にまで変化した場合、入力インピーダンスは1/10倍〜1/100倍小さくなる。素子インピーダンスの変化により、入力インピーダンスが変化する。このため、従来技術では、マイク素子の有効静電容量とインピーダンス変換回路5の入力インピーダンスで作られる信号通過特性が著しく変化する。
すなわち、例えば室温で10Hz以上の信号を通過できるよう入力インピーダンスを設定したにも関わらず、高温では1/100倍の1000Hz以上の信号しか通過させることができなくなる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであって、入力インピーダンスの温度による変化を低減することができるバイアス回路、及びこのようなバイアス回路を使用して通過信号周波数の温度変化を抑えるマイク回路を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載のバイアス回路は、信号線をバイアスするバイアス回路であって、電圧源と、前記電圧源の第1出力端子にアノードが接続され、前記信号線にカソードが接続される第1半導体素子と、前記電圧源の第2出力端子にカソードが接続され、前記信号線にアノードが接続される第2半導体素子と、を備え、前記第1出力端子から出力される第1電圧から、前記第2出力端子から出力される第2電圧を引いた差の電圧は、前記電圧源が置かれる環境温度の上昇に対応して低下することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載のバイアス回路は、請求項1の発明において、前記第1電圧が環境温度に応じて変化する割合と、前記第2電圧が環境温度に応じて変化する割合との差が環境温度によらず一定の値を有することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載のバイアス回路は、請求項2において、前記第1電圧が環境温度に応じて変化する割合と、前記第2電圧が環境温度に応じて変化する割合との差が、前記信号線をバイアスする前記第1半導体素子、前記第2半導体素子のインピーダンスの環境温度による変化を抑えるように設定されることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載のバイアス回路は、請求項1から3のいずれか1項において、前記第1半導体素子、前記第2半導体素子が、P型半導体とN型半導体とを接合して構成される素子であることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載のバイアス回路は、請求項1から3のいずれか1項において、前記第1半導体素子、前記第2半導体素子が、ゲートとドレインとが接続された電界効果型トランジスタであることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載のマイク回路は、マイク素子から増幅器へ信号を入力する信号線と、当該信号線をバイアスするバイアス回路と、を含むマイク回路であって、前記バイアス回路が、電圧源と、前記電圧源の第1出力端子にアノードが接続され、前記信号線にカソードが接続される第1半導体素子と、前記電圧源の第2出力端子にカソードが接続され、前記信号線にアノードが接続される第2半導体素子と、を備え、前記第1出力端子から出力される第1電圧から、前記第2出力端子から出力される第2電圧を引いた差の電圧は、前記電圧源が置かれる環境温度の上昇に対応して低下することを特徴とする。
請求項1に記載の発明は、第1電圧と第2の差の電圧が環境温度の変化に対して負の値になっているため、第1半導体素子、第2半導体素子のインピーダンスの環境温度の変化による変化、ひいては信号線がバイアスされるインピーダンスの環境温度による変化を緩和するバイアス回路を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、第1電圧が環境温度に応じて変化する割合と、第2電圧が環境温度に応じて変化する割合との差が環境温度によらず一定の値を有するため、環境温度の上昇に対応して一定の割合で低下する電圧を信号線に印加することができる。このため、広い環境温度範囲において信号線が第1半導体素子、第2半導体素子によりバイアスされるインピーダンスが環境温度の変化によって変化することを緩和することができる。
請求項3に記載の発明は、信号線が第1半導体素子、第2半導体素子によりバイアスされるインピーダンスが環境温度の変化によって変化することをより効率的に緩和することができる。
請求項4に記載の発明は、PNジャンクションを使った接合型素子を使って本発明のバイアス回路を実現することができる。
請求項5に記載の発明は、ゲートとドレインとが接続された電界効果型トランジスタを使って本発明のバイアス回路を実現することができる。
請求項6に記載のマイク回路は、第1半導体素子、第2半導体素子のインピーダンスの環境温度の変化による変化、ひいては信号線がバイアスされるインピーダンスの温度による変化を緩和するバイアス回路を用いたマイク回路を提供することができる。このため、通過信号周波数の環境温度による変化を抑えるマイク回路を提供することができる。
本発明の実施形態1のバイアス回路が適用されるマイク回路を示した図である。 図1に示した電圧発生回路の構成を例示した図である。 図1に示した実施形態1の電圧V1、V2、V3と温度との関係を示した図である。 本発明の実施形態1の効果を説明するための図である。 本発明の図1に示したアンプ回路の具体的な構成を例示した図である。 本発明の実施形態2の電圧発生回路を説明するための図である。 図1に示した実施形態2の電圧V1、V2、V3と温度との関係を示した図である。 本発明の実施形態2の効果を説明するための図である。 本発明の実施形態の他のオペアンプ回路を例示した図である。 本発明の実施形態の他のオペアンプ回路を例示した図である。 本発明の実施形態の半導体素子の他の例を示した図である。 従来技術のバイアス回路を説明するための図である。 従来技術のバイアス回路を説明するための図である。 ダイオードの端子間電圧と素子インピーダンスの関係を説明するための図である。 従来技術の入力インピーダンスを説明するための図である。
以下、本発明の実施形態1、実施形態2を説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1のバイアス回路が適用されるマイク回路を示している。図1のマイク回路は、MEMSマイク等のシリコンマイクの回路であって、マイク素子100と、アンプ回路103とを接続する信号線をバイアスするバイアス回路105を備えている。実施形態1では、バイアス回路105によってバイアスされる信号線を、アンプ回路103の入力端子101、あるいは単に入力端子101と記す。
アンプ回路103は、入力端子101から高い入力インピーダンスを有する入力信号を受けて、出力端子104に低いインピーダンスの出力信号を出力する。
バイアス回路105は、電圧発生回路102と、ダイオード素子105a、ダイオード素子105bを備えている。ダイオード素子105aのマイナス側電極(陰極、カソード)はアンプ回路103の入力端子101に接続される。また、プラス側電極(陽極、アノード)が電圧発生回路102の電圧V1の出力端子102aに接続される。ダイオード素子105bのプラス側電極(陽極、アノード)はアンプ回路103の入力端子101に接続される。マイナス側電極(陰極、カソード)は電圧発生回路102の電圧V2の出力端子102bに接続される。
電圧発生回路102では、電圧V1と電圧V2の差(V1−V2)が、環境温度(以下、単に温度とも記す)の上昇に応じて低下する特性(以下負の温度特性とも記す)を有する電圧となるように電圧V1、V2が設定される。動的なAC電圧が印加されていない状態の入力端子101の電圧はV3となる。電圧V3は、電圧V1、V2とマイク素子100のコンデンサとのバランスによって保たれる平衡状態における入力端子101の電圧である(ダイオード素子105a、105bが同形状であれば、電圧V3はV1とV2との平均値となる)。以降、実施形態1では、電圧V3を平衡電圧とも記すものとする。
前記したように、ダイオード素子105a、105bの端子間にかかる素子インピーダンスは、低温で高くなり、高温で低くなる。このため、図1のように、バイアス回路105にダイオード素子105a、105bを用いた場合、ダイオード素子105a、105bの素子インピーダンスが温度によって変化し、結果的にアンプ回路103の入力インピーダンスが変化してマイク回路の信号通過特性が変化してしまう。
実施形態1は、入力インピーダンスの温度による変化は素子インピーダンスの温度による変化に依存するから、入力端子101に接続されるダイオード素子の端子間電圧を素子インピーダンスの温度依存に合わせて変化させることにより、入力インピーダンスの温度による変化を抑える、あるいは打ち消すものとする。
なお、実施形態1では、ダイオード素子105a、105bの端子間にかかる電圧を−2mV/℃に制御することにより、素子インピーダンスの温度依存性を完全に打ち消すことができるものとして以下の説明を行う。
図2は、図1に示した電圧発生回路102の構成を例示した図である。図2に示した電圧発生回路は、ダイオード素子201に対して順方向に一定の値の電流I1を注入することによって電圧V1を発生する。また、電圧発生回路は、抵抗素子202に対して一定の値の電流I2を注入することによって電圧V2を発生している。
ダイオード素子201は、N型半導体基板領域(Nウェル領域)にP+タイプのイオン拡散を行って形成されたPNジャンクション(面積100μm2)のダイオード素子である。実施形態1では、電圧V1の値は室温(25℃)で0.6Vであり、−2mV/℃という負の傾きを持っている。抵抗素子202は、60kΩの抵抗値を持ったポリシリコンで形成されている。V2の値は室温(25℃)で0.6Vであり、温度に無関係に一定である。
図3は、電圧V1、V2、V3と温度との関係を示した図である。実施形態1では、電圧V3は常に電圧V1、電圧V2の中間の値になる。また、電圧V1が−2mV/℃という傾きを持っていて、電圧V2が温度によらず一定であることから、電圧V3を基準にすれば、電圧V1はダイオード素子の順方向に−1mV/℃の傾きを持ち、電圧V2もダイオード素子の順方向に−1mV/℃の傾きを持つことになる。
このような実施形態1によれば、入力端子101に印加される電圧を−1mV/℃に制御することができる。このため、入力端子101に印加される電圧を正確に−2mV/℃に制御することはできないものの、入力インピーダンスの温度依存性を低減することが可能になる。
なお、ダイオード素子は、低温時に正方向の端子間電圧がかかりやすくなり、高温時に負方向の端子間電圧がかかりやすくなる。実施形態1では、回路が通常使用される室温近くで両者が交差する2つの電圧値を、各々電圧V1、電圧V2に設定する。
図4は、このような実施形態1の効果を説明するための図であって、縦軸に平衡電圧V3を基準にした場合の入力端子101の電圧を、縦軸にアンプ回路の入力インピーダンスを示している。3つのインピーダンスを示す曲線は、各々環境温度が低温、室温、高温の条件についての値を示している。図4によれば、低温時、室温時、高温時の入力インピーダンスの差が図15の場合(すなわち2つのダイオード素子に印加される電圧の差を0mVに保つ場合)よりも小さくなっていることが明らかである。
図5は、図1に示したアンプ回路103の具体的な構成を例示した図である。図5に示したアンプ回路は、P型MOSトランジスタ素子501によるソースフォロアとしてバッファリングするものであることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。
実施形態2は、図1に示した電圧発生回路102の構成が実施形態1と相違する。このため、実施形態1と同一の構成については図示及び説明を省くものとする。
図6は、実施形態2の電圧発生回路を説明するための図である。図6に示した電圧発生回路は、直列に接続されたダイオード素子601、602に対して一定の値(0.1μA)の電流I3を注入することによって電圧V1を発生する。また、電圧発生回路は、ダイオード素子603に対して一定の値(10μA)の電流I4を注入することによって電圧V2を発生している。
ダイオード素子601、602は、それぞれ独立した基板に形成されたN型半導体基板領域(Nウェル領域)にP+タイプのイオン拡散を行って形成されたPNジャンクション(面積60000μm2)のダイオード素子である。ダイオード素子601、602で発生する電圧は、それぞれが室温(25℃)で0.3V、−3mV/℃の負の傾きを持っている。ダイオード素子601、602は直列に接続されているから、電圧V1は室温(25℃)で0.6V、−6mV/℃の負の傾きを持っている。
ダイオード素子603は、100μm2の素子面積を有している。電圧V2は室温(25℃)で0.6V、−2mV/℃の負の傾きを持っている。このような負の温度特性を有する電圧V1、V2でダイオード素子105a、105bを介して図1に示した入力端子101をバイアスすると、105aと105bが同形状のダイオード素子であれば、動的なAC電圧が印加されていない状態の入力端子101の電圧は電圧V1、V2の中間の電圧V3となる。
図7は、実施形態2の電圧V1、V2、V3と温度との関係を示した図である。電圧V3は常に電圧V1、電圧V2の中間の値になる。また、電圧V1が−6mV/℃という傾きを持っていて、電圧V2が−2mV/℃という傾きを持っていることから、電圧V3を基準にすれば、電圧V1はダイオード素子の順方向に−2mV/℃の傾きを持ち、電圧V2もダイオード素子の順方向に−2mV/℃の傾きを持つことになる。
このような実施形態2によれば、ダイオード素子105a、105bの端子間にかかる電圧を正確に−2mV/℃に制御することができる。
図8は、このような実施形態2の効果を説明するための図であって、横軸に平衡電圧V3を基準にした場合の入力端子101の電圧を、縦軸に入力インピーダンスを示している。図8によれば、低温時、室温時、高温時の入力インピーダンスが温度によらず一致していることが分かる。
(変形例)
なお、以上述べた本発明の実施形態1、実施形態2は、いずれも以上述べた構成に限定されるものではない。例えば、電圧発生回路は、定電流源を使ってダイオード素子に電流を供給する構成に限定されるものではない。例えば、電源と抵抗素子を使っても同様に電流を供給することができる。
また、実施形態1、実施形態2のバイアス回路は、図2、図6に示したV1とV2の電位差の温度に対応する変化が負の傾きを持つように変化するものであればよい。そして、このような構成を実現するにあたり、バイアス回路を構成するダイオード素子の段数は任意の数とする。また、図2に示したダイオード素子201、図6に示したダイオード素子601〜603間の任意の位置に抵抗素子を挿入してもよい。さらに、挿入された抵抗素子の任意の位置からのV1、V2を出力するものであってもよい。
また、図1に示したアンプ回路103は、図5に示した構成に限定されるものでなく、例えば、図9に示すオペアンプを用いて構成されるボルテージフォロア回路であってもよい。さらに、図10に示すようオペアンプと抵抗素子を用いて出力信号に電圧ゲインを加える回路であってもよい。
また、図1に示したダイオード素子105a、105bは、PN接合型のダイオード素子に限定されるものでなく、図11に示す電界効果型トランジスタであってもよい。なお、電界効果型トランジスタを使用する場合、ゲート端子とドレイン端子とが接続された構成とする。
また、実施形態1、実施形態2では、本発明のバイアス回路をマイク素子から増幅器(アンプ回路)へ信号を入力する入力端子をバイアスするものとしたが、本発明の実施形態はこのような例に限定されるものではない。つまり、本発明の実施形態のバイアス回路は、どのような信号線をバイアスするものであってもよい。
他の信号線の例としては、例えば、半導体素子の内部の信号線であってもよく、半導体の内外を接続するための入力端子や出力端子や入出力端子であってもよい。あるいは、半導体集積回路外の任意の信号線であってもよい。また、本発明の実施形態は、バイアスされる信号線に後続されるアンプ回路の後段に、増幅回路やリミッタ回路、さらにはA/Dコンバータを配置することも可能である。
さらに、本発明のバイアス回路およびマイク回路は半導体集積回路上に形成することが望ましい。さらにマイク素子等と同一の半導体基板上に形成することも可能であるし、異なる半導体基板に形成した上で同一のパッケージ内に封入し、パッケージ内で接続することも可能である。
本発明のバイアス回路は、エレクトレットコンデンサマイク素子やMEMSマイク素子の出力端子に接続されるデジタルマイクあるいはシリコンマイク等のマイク回路を形成することが可能である。また、高インピーダンスでバイアスされるインピーダンス変換回路の入力部をバイアスすることもできる。
100 マイク素子
101 入力端子
102 電圧発生回路
102a、102b、104 出力端子
103 アンプ回路
105 バイアス回路
105a、105b ダイオード素子
201、601、602、603 ダイオード素子
202 抵抗素子
501 トランジスタ素子

Claims (6)

  1. 信号線をバイアスするバイアス回路であって、
    電圧源と、
    前記電圧源の第1出力端子にアノードが接続され、前記信号線にカソードが接続される第1半導体素子と、前記電圧源の第2出力端子にカソードが接続され、前記信号線にアノードが接続される第2半導体素子と、を備え、
    前記第1出力端子から出力される第1電圧から、前記第2出力端子から出力される第2電圧を引いた差の電圧は、
    前記電圧源が置かれる環境温度の上昇に対応して低下することを特徴とするバイアス回路。
  2. 前記第1電圧が環境温度に応じて変化する割合と、前記第2電圧が環境温度に応じて変化する割合との差が環境温度によらず一定の値を有することを特徴とする請求項1に記載のバイアス回路。
  3. 前記第1電圧が環境温度に応じて変化する割合と、前記第2電圧が環境温度に応じて変化する割合との差は、前記信号線をバイアスする前記第1半導体素子、前記第2半導体素子のインピーダンスの環境温度による変化を抑えるように設定されることを特徴とする請求項2に記載のバイアス回路。
  4. 前記第1半導体素子、前記第2半導体素子が、P型半導体とN型半導体とを接合して構成される素子であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のバイアス回路。
  5. 前記第1半導体素子、前記第2半導体素子が、ゲートとドレインとが接続された電界効果型トランジスタであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のバイアス回路。
  6. マイク素子から増幅器へ信号を入力する信号線と、当該信号線をバイアスするバイアス回路と、を含むマイク回路であって、
    前記バイアス回路は、
    電圧源と、
    前記電圧源の第1出力端子にアノードが接続され、前記信号線にカソードが接続される第1半導体素子と、前記電圧源の第2出力端子にカソードが接続され、前記信号線にアノードが接続される第2半導体素子と、を備え、
    前記第1出力端子から出力される第1電圧から、前記第2出力端子から出力される第2電圧を引いた差の電圧は、
    前記電圧源が置かれる環境温度の上昇に対応して低下することを特徴とするマイク回路。
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