JP5027681B2 - レーザ光照射ユニット及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。したがって、現像器23、感光体ドラム21、帯電器22、クリーナユニット24は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれK,C,M,Yに設定されている。
帯電器22は、感光体ドラム21の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。
このように、各感光体ドラム21上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト25aで積層される。積層された画像情報は、中間転写ベルト25aの回転によって、用紙と中間転写ベルト25aの接触位置に配置される転写ローラ26によって用紙上に転写される。このとき、中間転写ベルト25aと転写ローラ26は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ26にはトナーを用紙に転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。
また、レジストローラ32は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム21上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写ローラ26に搬送する機能を有している。
次に、露光ユニット20の構成について詳細に説明する。
露光ユニット20は、感光体ドラム21を露光するためのレーザ光露光装置であって、それぞれユニット化された1次光学系(入射光学系)と、2次光学系(出射光学系)とから構成される。1次光学系ユニットは、本発明に係るレーザ光照射ユニットであり、LD等のレーザ光を出射するレーザ出射手段)、LDが出力したレーザ光をコリメートするコリメータレンズ、当該コリメータレンズを透過したレーザ光の断面形状を整形(規定)するアパーチャ部材、これらを支持する支持基板等から構成される。また、2次光学系ユニットは、1次光学系ユニットが出射したレーザ光を感光体ドラムに走査するポリゴンミラーやレーザ光を検出するBDセンサ等から構成されている。
図2は、図1の露光ユニット20の2次光学系ユニットの構成例を示す図で、2次光学系ユニットを側面から見た筐体内部を感光体とともに概略的に示すものである。
2次光学系ユニット250は、ポリゴンミラー251の他、fθレンズ252、シリンドリカルレンズ255k,255c,255m,255y等を有する。
1次光学系ユニット210のK,C,M,Y用の各LD211は、レーザ光を出力する光出力手段である。各LD211は、1次光学系ユニット210の各構成部品を支持する支持基板221に形成されたレーザホルダ部222に支持され、副走査方向(基板面に垂直な方向)について、互いに異なる高さに配置されている。
本例の露光ユニット20(レーザ光露光装置)では、YMCK用の4本のレーザ光を2次光学系ユニット250の1つのポリゴンミラー251(図2参照)で偏向させる。この場合、ポリゴンミラー251を経た後に4本のレーザ光を分離できるようにし、かつ、各色用のレーザ光に主走査方向のずれが生じないようにする必要がある。このために、1次光学系ユニットのシリンドリカルレンズ216から出射した4本のレーザ光が、ポリゴンミラー251に対して、主走査方向については同一方向から同一位置に入射し、副走査方向については角度差のある方向から略同一位置に入射するようになっている。これにより、走査光学系によって、各色用の光ビームを分離することができるようになっている。
次に、本発明の特徴に係るアパーチャ部材213及びアパーチャ取付け部の一例について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、アパーチャ部材213をアパーチャ取付け部に取付けたときの様子を示す図で、図4(A)は、上側面図であり、図4(B)は、LD211(コリメータレンズ212)から第1ミラー214方向を見たときの正面図であり、図4(C)は、図4(B)のA−A断面図である。図5は、アパーチャ部材213におけるレーザ光の様子を示す図である。
また、この例のアパーチャ取付け部では、アパーチャ部材213の後面213bに接する中央リブ232の前面232aが、アパーチャ部材213の前面213cに接する端部リブ231の後面231aよりも後方に位置する。そして、中央リブ232は、その前面232aから端部リブ231の後面231aまでの距離R1がアパーチャ部材213の厚みR2よりも小さくなる位置に設けられている。これによって、中央リブ232は、LD211から中央リブ232の前面232aまでの距離が、LD211から端部リブ231の後面231aまでの距離にアパーチャ部材の厚みR2を加えたものより大きくなる位置に位置している。
このように位置決め部231cの高さが中央リブ232の高さより大きくなっているので、アパーチャ部材213の導入の際に、両端の位置決め部231cの傾斜部231dにアパーチャを導入してから中央リブ232に導入することになるので、アパーチャ部材213の嵌め込み作業が容易になる。
また、この例のアパーチャ取付け部では、図8(A)に示すように、アパーチャ部材213の前面213cに接する中央リブ232´の後面232cが、アパーチャ部材213の後面213bに接する端部リブ231´の前面231eよりも前方に位置する。そして、中央リブ232´は、その後面232cから端部リブ231´の前面231eまでの距離R3がアパーチャ部材213の厚みR2よりも小さくなる位置に設けられている。これによって、中央リブ232´は、LD211から中央リブ232´の後面232cまでの距離が、LD211から端部リブ231´の前面231eまでの距離からアパーチャ部材の厚みR2を減じたものより大きくなる位置に位置している。
また、本例のアパーチャ取付け部においても、図6のものと同様に、アパーチャ前面支持部としての中央リブ232´を複数設けるようにしてもよい。
(1)アパーチャ部材が着脱自在に装着されるように構成されること。
(2)LD方向またはLD方向とは反対方向へのアパーチャ部材の動きを抑制する一対の第1の動き抑制部(端部リブ231または端部リブ231’)と、その一対の第1の動き抑制部の間に位置すると共に、第1の動き抑制部がアパーチャ部材の動きを抑制する方向と反対方向へのアパーチャ部材の動きを抑制する一又は複数の第2の動き抑制部(中央リブ231または中央リブ231’)と、を有すること。
(3)一対の第1の動き抑制部と第2の動き抑制部の位置関係が、アパーチャ取付け部への取付け前において平板形状を有するアパーチャ部材がアパーチャ取付け部に取付けられたときにLDに関して凸又は凹形状となる位置関係であること。
そのため、安価なアパーチャ部材をアパーチャ取付け部に容易な方法で取付けるだけで弓状にすることができる。
Claims (6)
- レーザ光を出射する出射手段と、該出射手段から出射されたレーザ光の断面形状を規定する開口が形成されたアパーチャ部材とを有する、感光体ドラムを走査して静電潜像を形成するためのレーザ光露光装置のレーザ光照射ユニットであって、
前記アパーチャ部材が取付けられるアパーチャ取付け部は、前記アパーチャ部材が着脱自在に装着されるもので、前記出射手段方向または該出射手段方向とは反対方向への前記アパーチャ部材の動きを抑制する一対の第1の動き抑制部と、該一対の第1の動き抑制部の間に位置すると共に、当該第1の動き抑制部が前記アパーチャ部材の動きを抑制する方向と反対方向への前記アパーチャ部材の動きを抑制する一又は複数の第2の動き抑制部と、を有し、
前記一対の第1の動き抑制部と前記第2の動き抑制部の位置関係は、前記アパーチャ取付け部への取付け前において平板形状を有する前記アパーチャ部材が前記アパーチャ取付け部に取付けられたときに前記出射手段に関して凸又は凹形状となる位置関係であり、
前記アパーチャ取付け部は、さらに、前記アパーチャ部材の側端部と接して前記アパーチャ部材の装着方向と直交する方向の装着位置を規定する位置決め部を有し、
前記アパーチャ取付け部の位置決め部の高さは、前記第2の動き抑制部の高さより高いことを特徴とするレーザ光照射ユニット。 - 前記アパーチャ取付け部は、上部が開放しており、該上部開放部より前記アパーチャ部材が着脱自在に装着されることを特徴とする請求項1に記載のレーザ光照射ユニット。
- 前記アパーチャ取付け部は、前記アパーチャ部材の装着時に該アパーチャ部材の導入を案内する傾斜部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ光照射ユニット。
- 前記第1の動き抑制部は、前記アパーチャ部材の前記出射手段側の面である前面と接するアパーチャ前面支持部であり、前記第2の動き抑制部は、前記アパーチャ部材の後面と接するアパーチャ後面支持部であり、一対の前記アパーチャ前面支持部と前記アパーチャ後面支持部の位置関係は、前記アパーチャ部材が前記アパーチャ取付け部に取付けられたときに前記出射手段に関して凸形状となる位置関係であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ光照射ユニット。
- 前記第2の動き抑制部は、前記アパーチャ部材の前記出射手段側の面である前面と接するアパーチャ前面支持部であり、前記第1の動き抑制部は、前記アパーチャ部材の後面と接するアパーチャ後面支持部であり、一対の前記アパーチャ後面支持部と前記アパーチャ前面支持部の位置関係は、前記アパーチャ部材が前記アパーチャ取付け部に取付けられたときに前記出射手段に関して凹形状となる位置関係であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレーザ光照射ユニット。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のレーザ光照射ユニットを備える画像形成装置。
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